JP3785413B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は画像形成装置に関し,より詳細には,記憶手段を備えた画像形成装置に関する。
従来のデジタル複写機では,固定された原稿台に原稿を載置し,光学系を移動させて原稿画像を読み取る原稿台固定タイプのものが一般的に使用されている。原稿台固定タイプでは,原稿台のサイズが最大スキャン長となるため,原稿台のサイズによって読み取り可能な最大原稿サイズが決定される。従って,読み取った画像データを記憶するメモリとして,予め最大原稿サイズに応じた容量のフレームメモリ(例えば,A3サイズのフレームメモリ)を搭載することで,読み取り中の原稿長がメモリの容量を越えることはない。
一方,近年,大型のデジタル複写機において,光学系を固定し,原稿を移動させて原稿画像を読み取る原稿移動タイプのものが開発されている。原稿移動タイプでは,原稿台固定タイプと違ってスキャン長の制限がないので,主走査方向の長さを確保することによって,装置自体の大型化を最小限に抑えて,読み取り可能な原稿サイズを大きくすることができる。また,同時にスキャン長の制限がないので,長尺原稿や,変形サイズ原稿を挿入して原稿読み取りを行うこともできる。
ところが,原稿移動タイプでは,原稿台固定タイプと違ってスキャン長の制限がないので,読み取った原稿の画像データが1枚のフレームメモリで収容できない場合が発生する。このため,このような場合には,1つの原稿の画像データを複数枚のフレームメモリに渡って記憶させている。
また,大型のデジタル複写機では,例えば,A4〜A0サイズのように取り扱う原稿のサイズが多いため,予め原稿サイズが決まっている規格サイズの原稿のみを読み込む場合でも,1つの原稿の画像データを1枚のフレームメモリに記憶させる構成とすると,最大原稿サイズのフレームメモリを装備する必要がでてくる。ところが,メモリ容量が大きくなるとフレームメモリが高額になるため経済的でなく,また,例えば,A0サイズ1枚分のフレームメモリでは,A4サイズでも1枚,A0サイズでも1枚しか記憶できないので,メモリの使用効率が悪くなる。
この場合に,A4サイズをA0サイズのフレームメモリの中にぎっしり詰めることも可能であるが,画像データのライト動作と同時にリード動作を行うことができないので,リアルタイムに複写を行うことができなくなり,全ての原稿を読み取った後でないと,画像データのリード動作が行えず,複写機としての利便性が低下する。
一方,複数のフレームメモリを用いる場合でも,1枚のフレームメモリの大きさを小さいサイズの原稿,例えば,A4サイズの原稿に合わせたメモリ容量とすると,フレームメモリ毎にコントローラが必要であるので,コントローラの数が増えてコストアップになる。また,大型のデジタル複写機における原稿サイズの頻度としては,A2サイズが多いと予想できるので,コントローラ数及びメモリ価格を考慮して,A2サイズ横のフレームメモリを用いている。この場合,例えば,A1サイズの場合は,2枚のフレームメモリが直列で働き,長尺の場合にはフレームメモリをローテーションさせて使用している。
このため,原稿移動タイプの大型のデジタル複写機では,前述したように1つの原稿の画像データを複数枚のフレームメモリに渡って記憶させるようにしている。
しかしながら,従来の1つの原稿の画像データを複数枚のフレームメモリに渡って記憶させる構成のデジタル複写機によれば,1つの原稿の画像データを複数のフレームメモリに書き込む場合,読み取り装置であるスキャナーが原稿を停止させることなく,高速読み取りを行っているので,フレームメモリの切り換えを遅延なく行う必要があり,同様にフレームメモリから画像データを読み出す場合にもプリンターの感光体ドラムが連続回転しているので,フレームメモリの切り換えを遅延なく行う必要があるが,フレームメモリの切り換えをソフトを介して行っているので,最短の時間で切り換えても1〜2mS(1/1000〜2/1000秒)かかってしまうため,画像データの欠落や,空白部分が発生するという問題点があった。特に,2枚のフレームメモリにまたがる斜線は連続した線とならずに段違いの線となって出力される。
例えば,図13(a)に示すようなA1サイズの原稿を,同図(b)に示すようにA2サイズの2枚のフレームメモリに書き込む場合,スキャナーがA1サイズの原稿を停止させることなく,高速読み取りを行っているので,フレームメモリの切り換えに1〜2mSの時間がかかるとすると,切り換え時間に相当する部分の画像データがフレームメモリに書き込まれないことになり,プリンター出力を行うと同図(c)に示すように1mSで0.2mmのデータ欠落が発生し,2mSで0.4mmのデータ欠落が発生する。尚,切り換え上問題のない時間は1LSYNC(ライン同期信号)以下の600μS以下である。
また,例えば,図14(a),(b)に示すように書き込み時にデータの欠落なく,A1サイズの原稿をA2サイズの2枚のフレームメモリに書き込んだ場合でも,プリンターの感光体ドラムが連続回転しているので,フレームメモリの切り換えに1〜2mSの時間がかかるとすると,切り換え時間に相当する部分の画像データがプリンター出力にされずに,同図(c)に示すように1mSで0.2mmの空白が発生し,2mSで0.4mmの空白が発生する。
また,従来の原稿移動タイプのデジタル複写機では,読み取った原稿の画像データの大きさに基づいてプリンターの感光体ドラム上に静電潜像を形成し,トナー現像を行って,指定された用紙サイズの記録紙に該トナー像を転写しており,原稿長と記録紙長とが合わない場合(特に,原稿より記録紙が短い場合)に感光体ドラム上に未転写のトナー像が残るため,トナー飛散が発生したり,クリーニングユニットへの負荷が増大するという問題点があった。
本発明は上記に鑑みてなされたものであって,原稿長と記録紙長とが合わない場合に起こるトナー飛散や,クリーニングユニットへの負荷の増大を回避することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために,原稿を読み取り画像データを生成する読み取り手段と,前記読み取り手段に生成された画像データを変倍する変倍手段と,前記変倍手段により変倍された画像データを記憶する記憶手段と,前記記憶手段に記憶された画像データに基づいて記録紙に画像形成を行う画像形成手段と,前記画像形成手段により画像形成を行う際に記録紙の通過タイミングを検知する検知手段と,前記記憶手段に対して前記画像データを読み出す長さ及び読み出しタイミングを制御するための読み出し制御信号を生成する読み出し制御手段とを備えた画像形成装置であって,前記読み出し制御手段は,前記変倍手段における変倍率をm,原稿の長さをL,記録紙の長さをPL とした場合,m×L≧PLのときは,PLの長さに基づいて前記読み出し制御信号を生成することにより前記記憶手段からの画像データの読み出しを制御し,m×L<PLのときは,m×Lの長さに基づいて前記読み出し制御信号を生成することにより前記記憶手段からの画像データの読み出しを制御すると共に,前記検知手段の検知した前記通過タイミングに基づいて前記読み出し制御信号を生成することにより記録紙に対する前記画像形成手段による画像形成位置を調整するために前記記憶手段からの画像データの前記読み出しタイミングを制御することを特徴とする画像形成装置を提供するものである。
本発明の画像形成装置は,前記読出制御手段は,m×L≧P L のときに前記記憶手段からの画像データの読み出しをP L の長さより短くなるように前記読み出し制御信号を生成する。
本発明によれば、読み出し制御手段は,前記変倍手段における変倍率をm,原稿の長さをL,記録紙の長さをP L とした場合,m×L≧P L のときは,P L の長さに基づいて前記読み出し制御信号を生成することにより前記記憶手段からの画像データの読み出し長を制御し,m×L<P L のときは,m×Lの長さに基づいて前記読み出し制御信号を生成することにより前記記憶手段からの画像データの読み出し長を制御すると共に,前記検知手段の検知した前記通過タイミングに基づいて前記読み出し制御信号を生成することにより記録紙に対する前記画像形成手段による画像形成位置を調整するために前記記憶手段からの画像データの前記読み出しタイミングを制御するため,原稿長と記録紙長とが合わない場合に起こるトナー飛散や,クリーニングユニットへの負荷の増大を回避することができる。
以下,本発明のデジタル複写機の一実施例について,(1)本実施例のデジタル複写機の概要,(2)スキャナー,(3)プリンター,(4)操作部,(5)システム制御装置,(6)画像メモリ部の構成,(7)画像メモリ部のライト動作及びリード動作の順に図面を参照して構成及び動作を詳細に説明する。
(1)本実施例のデジタル複写機の概要
先ず,図1,図2,図3,及び,図4を参照して,本実施例のデジタル複写機の概要について説明する。図1は本実施例のデジタル複写機の構成を示し,大別して,原稿から画像データを読み込むスキャナー10と,読み込んだ画像データを記録紙に記録するためのプリンター200と,スキャナー10で読み込んだ画像データを記憶する画像メモリ部300と,操作部400と,複写機全体の制御,及び,原稿の画像データの読み取り及び書き込み指示を行うシステム制御装置500とから構成されている。尚,操作部400は,スキャナー10内に組み込まれており,プリンター200,画像メモリ部300,及び,システム制御装置500でデジタル複写機本体20を形成している。
本機ではスキャナー10とプリンター200が独立した別装置となっているので,システム制御装置500は,図1に示すように,スキャナー制御回路100プリンター制御回路201,操作制御装置401とお互いに情報のやりとりを行い,システム制御装置500より各々に指示を送る。また,画像メモリ部300に対しては,画像データを書き込む或いは読み込む指示を出す。
(2)スキャナー
次に,スキャナー10の構成及び動作について説明する。図2において,オペレータが原稿を入口ローラ107に挿入すると,原稿は入口ローラ107の回転に応じてコンタクトガラス108と反射板109との間を副走査方向に搬送される。この搬送中に蛍光灯110からの光により主走査方向に原稿面が走査される。反射光は,レンズ111を介してCCD101に結像され,原稿画像(画像データ)が読み取られる。
CCD101上に結像した原稿画像は,図1に示すように,同期制御回路106の発生するクロックと同期して,CCD101から画像増幅回路102に渡され,画像増幅回路102で増幅され後,A/D変換回路103でアナログ信号からデジタル信号に変換され,シェーディング補正回路104において,画像のノイズ,光量ムラ,コンタクトガラス108の汚れ,CCD101の感度ムラ等によるデジタル信号の歪みが補正される。その後,画像処理回路105でデジタル記録画像情報(画像データ)に変換され,画像メモリ部300へ出力される。
(3)プリンター
次に,図1及び図3を参照して,プリンター200の構成及び動作について説明する。画像メモリ部300から読み出された画像データは,ラインドライバー回路202で受信され,レーザドライバー回路203で増幅される。ここで,画像データは1画素当たり1ビット(記録/非記録)の2値化信号である。レーザドライバー回路203は,読出同期制御回路205の同期信号に同期して,該2値化信号に基づいてLD(レーザダイオード)204を発光付勢する。また,プリンター制御回路201は,駆動装置206を駆動して以下の制御を行う。
LD204が出射したレーザ光は,図3に示す回転多面鏡207で反射され,多面鏡面倒れ補正シリンドリカルレンズ208を経て,f−θレンズ209を通過し,第1ミラー210,第2ミラー211,及び,第3ミラー212で反射され,感光体ドラム213に結像照射される。回転多面鏡207は回転軸によって多面鏡駆動モータ214に固着されている。多面鏡駆動モータ214は一定速度で回転し,回転多面鏡207を一定速度で回転駆動する。回転多面鏡207の回転によって前述したレーザ光は感光体ドラム213の回転方向と垂直な方向,即ち,ドラム軸に沿う方向に走査される。
感光体ドラム213の表面は,負電圧の高圧発生装置に接続された帯電器によって一様に帯電させられている。画像データに基づいて出射されたレーザ光が一様に帯電された感光体ドラム213表面に照射されると,光導電現象で感光体表面の電荷が,感光体ドラム213本体の機器アースに流れて消滅する。ここで原稿濃度の淡い部分(2値化信号が非記録レベル)はLD204を点灯させないようにし,原稿濃度の濃い部分(2値化信号が記録レベル)はLD204を点灯させる。
これにより感光体ドラム213の表面において,原稿濃度の淡い部分に対応する位置の電位は−750Vになり,原稿の濃い部分に対応する位置の電位は−100V程度になる。即ち,原稿の濃淡に対応した静電潜像が形成させる。
この静電潜像を現像ユニット215によって現像し,感光体ドラム213の表面にトナー画像を形成する。尚,現像ユニット215内のトナーは攪拌によって負に帯電されている。また,現像ユニット215は現像バイアス発生器により−550V程度にバイアスされている。従って,感光体ドラム213の表面電位が現像バイアス以上の場所にトナーが付着し,原稿画像に対応したトナー像が形成される。
トナー像が形成された感光体ドラム213表面は,更に回転移動して,転写部220の位置に移動する。続いて,用紙先端部と画像先端部が転写部220の位置で一致するタイミングで給紙トレイ216から送り出されてきた記録紙上にトナー像が転写される。その後,記録紙は定着部221に送られ,熱と圧力によりトナーが融着されて,コピーとして排出トレイ222へ排出される。
一方,記録紙は,3つの給紙トレイ216の中から選択されて,送り出しローラ217の給紙動作により繰り出され,カッター218で適切なサイズに切断された後,レジストローラ219を通過して感光体ドラム213の下部転写位置へ搬送される。
(4)操作部
操作部400は,図1に示すように,操作制御装置401と操作パネル402とを備えている。操作制御装置401は,操作パネル402の制御及びシステム制御装置500との信号のやり取りを行うために,シリアル通信コントローラ,CPU,時計素子,RAM,ROM,DIPスイッチ,VRAM,CGROM,I/Oインタフェース,LCD制御素子等から構成されている。
操作パネル402は,図4に示すように,モードクリアキー415,割込みキー416,ストップキー417,スタートキー418,数値入力キー419等の各種機能キーと,LCD(液晶表示画面)413と,合成・消去等の編集キー414とを備えている。
(5)システム制御装置
デジタル複写機のシステム全体のコントロールは,システム制御装置500が行っている。図5はシステム制御装置500の構成を示し,CPU501を主体として,ROM502,RAM503,クロック信号発生回路504,タイマー505,及び,割込みコントローラ506を備えており,更に,画像メモリ部300(後述するメモリコントローラ303)とのデータ通信を行うためのI/Oインタフェース507と,スキャナー制御回路100,プリンター制御回路201,操作制御装置401とのデータ通信を行うためのシリアル通信コントローラ508,509,510とを備えている。
システム制御装置500のCPU501は,電源が投入されると,I/Oインタフェース507やRAM503をクリアし,初期状態に設定する。次に,I/Oインタフェース507を介して,後述するフレームメモリ301A〜301Dの状態をチェックし,未装着のフレームメモリや,故障したフレームメモリを判別し,該当する使用不可能なフレームメモリをスキップして他のフレームメモリを利用するようにフレームメモリに切り換え順序を決定する。
(6)画像メモリ部の構成
図6は,画像メモリ部300の構成を示し,図示の如く,4つのフレームメモリ301A〜301Dを有している。画像メモリ部300には,スキャナー10から同軸ケーブル700(図2参照)を介して送られてきた画像データが入力される。ここで,各フレームメモリ301A〜301Dへの書き込み指示或いは読み込み指示はシステム制御装置500より送られてくる。また,フレームメモリ301A〜301Dへの画像データの書き込みはスキャナー10からの同期制御信号によって行われ,フレームメモリ301A〜301Dからの画像データの読み出しはプリンター200からの同期制御信号によって行われる。
スキャナー10から送られてくる画像データ(以下,ビデオデータと記載する)は,スキャナー10内の画像処理回路105で伝送時の画素周波数を低減するために,FIFOメモリ(First In First Out)で1ライン分遅延させ,2ラインのビデオデータ(Nライン出力(VD1)とN+1ライン出力(VD2))を2ライン分の時間で伝送する。従って,CCD101の読み取り時の1LSYNCは317.5μSであるが,スキャナー10より出力される時は,635μS(317.5μS×2)のLSYNC信号で出力される。
図7は,フレームメモリ301Aの構成を示す。尚,フレームメモリ301B〜301Dの構成も301Aと同様である。フレームメモリ301Aは,大別して,ビデオデータVD1,VD2を記憶するためのメモリユニット302と,メモリユニット302に対するリード・ライト制御を行うメモリコントローラ303とから構成されている。
メモリユニット302は,ビデオデータVD1,VD2(シリアル信号)をパラレル信号に変換するS/P変換器304と,S/P変換後のビデオデータVD1,VD2を記憶するメモリブロック305と,ライト時のフレームゲート信号であるWFGATE信号,主走査の1ライン分のビデオデータ幅を表すWLGATE信号,各WLGATE信号のタイミングを取るためにWLGATE信号より16クロック手前で立ち上がり,8クロックの幅を持つパルス状のWLSYNC信号(ライン同期信号)の各信号を組み合わせ,メモリアドレスカウンタのイニシャルクリア,カウントのインクリメント等の制御信号を生成するタイミングコントローラ306と,メモリブロック305から読み出したパラレル信号をシリアル信号に変換するP/S変換器307等を備えている。尚,メモリブロック305は,1MbitのDRAM(ダイナミックラム)64個で構成され,ビデオデータVD1に対して32個,ビデオデータVD2に対して32個を割り当て,全画素数67108864bit(220×64=1048576×64=67108864)の容量を持っている。また,メモリユニット302は,主走査方向9792bitで読み取り・書き込み密度が400DPIなので621.8mm分記憶でき,副走査方向が435.2mm分記憶できる。
本発明の書込制御手段及び読出制御手段であるメモリコントローラ303は,CPU308,タイミングコントローラ309,アドレスコントローラ310,RAM311〜314等を備えている。メモリユニット302へのリード,ライトの管理はCPU308の制御によって行われる。
(7)画像メモリ部のライト動作及びリード動作
以上の構成において,本発明に係わる画像メモリ部300のライト動作及びリード動作について,図6〜図9を参照して詳細に説明する。画像メモリ部300(フレームメモリ301A〜301D)のメモリユニット302へのライト及びリードの制御は,メモリコントローラ303で行われる。
図8は,ライト時のタイミングチャートを示し,ライト動作の制御において,1枚目のメモリコントローラ303のCPU308は,スキャナー10の同期制御回路106からWFGATE信号を受け取ると,メモリユニット302のタイミングコントローラ306へWFGATE−1信号を送る。タイミングコントローラ306はWLSYNC信号を1/8(副走査方向で約1mm分の長さを表す)にした1/8WLSYNC信号をCPU308へ送る。CPU308は,この1/8WLSYNC信号をカウントすることにより,メモリブロック305への書き込み状態を把握する。例えば,1/8WLSYNC信号を100カウントすると,メモリブロック305へは約100mmライトされたことになる。
1/8WLSYNC信号のカウント値が427になると,次に書き込む2枚目のフレームメモリへ3bitパラレルの信号(NEXT信号)を出す。ここで,次のフレームメモリは,予めシステム制御装置500で決められており,未装着のフレームメモリや,故障したフレームメモリを除いた使用可能なフレームメモリが選択されている。例えば,システム制御装置500によって次に選択されたフレームメモリが3番目(フレームメモリ301C)であれば,NEXT信号は「011」と出力され,1番目(フレームメモリ301A)であれば,NEXT信号は「001」と出力される。
各メモリコントローラ303のCPU308は(フレームメモリ301A〜301DのそれぞれのCPU308),ポーリング動作でNEXT信号を監視しているので,NEXT信号を認識し,該当するCPU308は,すぐにWFGATE−2信号を該当するメモリユニット302へ送る。メモリユニット302は,1枚目と同様にタイミングコントローラ306により制御される。2枚目のフレームメモリのライト動作は,1枚目の1/8WLSYNC信号に対して2個,時間にして1.5mS程度遅れるため,1枚目のライト動作を停止してから2枚目のライト動作を開始すると,図13(b)に示したように,ライトされない部分(欠落部分)が発生してしまう。従って,これを回避するために,図8に示すようにオーバラップさせてライトする。ここで,1枚目のフレームメモリは1/8WLSYNC信号のカウント値が428に達するとライト動作を停止する。
同様に2枚目のフレームメモリも1/8WLSYNC信号のカウント値が428に達するとライト動作を停止するが,この時点でWFGATE信号が継続していれば,次にフレームメモリ(即ち,3枚目のフレームメモリ)に対してNEXT信号を出力してライト動作を継続する。逆に,WFGATE信号が終了していれば,ライト動作を停止する。尚,WFGATE信号の長さは,原稿の読み取り長さと等しい。
図9に示すA2サイズ横(621.8mm×435.2mm)のフレームメモリの構成において,画像メモリ部300にライト可能な原稿の長さは,1枚のフレームメモリでは432.8mmで,2枚のフレームメモリでは432.8×2−(オーバラップ分)=864.2mmとなり,4枚では1727.2mmとなる。また,4枚での長さはA1サイズの2倍の長さか等倍時にライトできる長さである。また,例えば,50%縮小時には,1727.2mm/0.5=3454.4mmまでライト可能となる。換言すれば,変倍率をm,原稿の長さをL,フレームメモリ数をnとすると,m×L=432.8×n−1(mm)までライト可能である。
原稿長が上記の最大長さ(フレームメモリが4枚の場合,1727.2mm)を越えると,1枚目のフレームメモリへライトされ,図10に示すようにリングフレームメモリとして使用される。但し,この場合には,最初の画像データが消されているので,リピート複写を行うことはできず,1枚のみの複写となる。
リピート複写が指定されている場合のライト可能な原稿長は,搭載されたフレームメモリの数で異なり,1枚のフレームメモリでは432.8mmで,2枚のフレームメモリでは864.2mmとなり,枚のフレームメモリでは1297.4mmとなり,4枚では1727.2mmとなる。この場合,オーバラップを行わない制御をすると,最大値はm×L=432.8×nとなる。
搭載されているフレームメモリは,前述したようにシステム制御装置500で装着状態を認識されるので,どの長さまでリピート複写が可能か容易に判断できる。また,システム制御装置500は,図11に示すように,オペレータにリピート複写可能な原稿長を知らせるために操作パネル402のLCD413を介してリピート複写長を表示している。また,リピート可能な原稿長の長さの表示も可能であり,この場合には変倍率の選択に応じて,m×Lの長さ表示を行う。
LCD413には,図示の如く,フレームメモリの枚数も合わせて表示されている。LCD413の下部には,編集用の入力キー414が設けられており,合成キーはフレームメモリ間の画像データの重ね合わせを指定するためのキーである。フレームメモリが4枚の時は,A1サイズの合成が可能であり,フレームメモリが2枚の時には,A2横サイズまでの合成が可能である。合成は消去機能と組み合わせてできるので,例えば,1枚目のフレームメモリに自社の図面枠のみ読み取らせて,2枚目のフレームメモリに外作図面(他社へ作成を依頼した図面)の外枠のみ消去したものを読み取らせて,1枚目と2枚目とを合成し,自社図面として作成する場合等に使用すると有効な機能である。この機能もフレームメモリの枚数によって制限されるので,合成キーを押下した時に合成可能であるか否か,または,合成可能な原稿長を表示する。フレームメモリが3枚の時は,A1サイズとA2サイズの組み合わせとなるので,LCD413上のタッチパネルキーを用いて選択できるようになっている。
次に,リード動作の制御について説明する。リード動作とライト動作は,同時に同一のフレームメモリに対して行うことを禁止しており,ライト優先に設計されているため,ライトが終了したフレームメモリに対してリード動作を行うようにしている。例えば,ライトが2枚目のフレームメモリの中央まで達したときに,1枚目のフレームメモリがリード開始されるタイミングとしている。このため,A1サイズ以上の長尺コピー(最長5mまで)を行うためには最低3枚のフレームメモリが必要となる。
図12は,リード時のタイミングチャートを示す。画像メモリ部300のリード動作の制御の前に,図3に示したように,プリンター200において,原稿挿入後に所定のタイミングを経た後,操作パネル402を介して選択された給紙トレイ216の記録紙が給紙される。記録紙の先端がレジストローラ219の手前に配設されたレジストセンサ(図示せず)で検知されると,読出同期制御回路205は,内部で生成した1mSのタイミングクロックをカウントし,レジスト合わせに必要な時間分遅延させた後(機械間のバラツキを吸収するために補正用のスイッチが読出同期制御回路205の内部に設けられており,±4mm分補正可能となっている),メモリコントローラ303のCPU308へData Request信号を送出する。CPU308は,Data Request信号を入力すると,RFGATE−1信号を作成してタイミングコントローラ306へ出力する。
ここで,リード動作開始のタイミング調整による先端レジスト合わせについて説明する。一般の複写機では,先端レジストを合わせるために,例えば,原稿移動タイプでは,原稿を一旦停止させて,記録紙とタイミングを取って再送するか,或いは,記録紙を一旦停止させた後に原稿を挿入し,タイミングを取って送り出す方式のいずれかを行っている。一方,原稿台固定タイプでは,送り出した記録紙を一旦レジストローラで停止させた後,光学系が移動開始し,その後,タイミングを取って記録紙を再送する方式が採られている。ところが,上記のように原稿或いは記録紙を停止させて,タイミングを取る方式では,タイミングが複雑になるという不都合や,停止する期間がスループット低下につながるというという不都合,更には原稿読取部と用紙搬送部のレイアウトに制約が出るという不都合がある。本実施例では,これらの不都合がなくすために,フレームメモリをシフトレジスタと同様に働かせ,リードタイミングを適当に取ることで,原稿も記録紙も停止させることなく,レジスト合わせを行うようにしている。このようなレジスト合わせは,特に長尺の複写を行う場合に有利となる。
各フレームメモリには,予めシステム制御装置500によってリード順序が伝えられているため,Data Request信号を入力すると,1枚目のフレームメモリのCPU308が認識し,メモリユニット302にRFGATE−1信号を出力する。メモリユニット302のタイミングコントローラ306はRFGATE−1信号を入力すると,リフレッシュはRASオンリーリフレッシュでWLSYNC信号で行われているため,同期信号のカウントをWLSYNC信号からRLSYNC信号へ切り換える(図12のA点)。従って,この時点よりCPU308において1/8RLSYNC信号のカウントが始まる。CPU308はカウント値が427に達するとライト時と同様にNEXT信号(3bit)を出力する。
各メモリコントローラ303のCPU308は(フレームメモリ301A〜301DのそれぞれのCPU308),ポーリング動作でNEXT信号を監視しているので,NEXT信号を認識し,該当するCPU308は,すぐにRFGATE−2信号を該当するメモリユニット302へ送る。2枚目のメモリユニット302は,1枚目と同様にWLSYNC信号からRLSYNC信号へ切り換える。1枚目のフレームメモリは1/8RLSYNC信号が428に達するとリード動作を停止する。2枚目のフレームメモリは1/8RLSYNC信号が427に達するとリード動作を停止する。ライト時は1/8WLSYNC信号のカウント値が428までライトしていたので,1mm短い所でリードを停止している。
原稿と記録紙のサイズが完全に一致すれば,問題は無いが,往々にして変形組み合わせが生じる。原稿の先端部のみ複写したり,用紙の後端部に余白をつけて複写する場合がある。後者のケースでは,ライト領域全域をリードしても問題無いが,前者のケースでは,記録紙の後端ぎりぎりまで原稿画像があり,原稿と記録紙のレジストのバラツキ等で,感光体ドラム上に未転写のトナー部分が生じ,クリーニングの負荷となり,トナー飛散の原因ともなる場合があるので,変倍率をm,原稿の長さをL,複写する記録紙の長さをPL とした場合,m×LとPL とを比較し,m×L≧PL のときは,PL の長さに基づいて画像メモリ部300から画像データの読み出し,m×L<PL のときは,m×Lの長さに基づいて画像メモリ部300から画像データの読み出す。記録紙の長さが短い場合(m×L≧PL )には,画像データの読み出しをPL の長さより0.5mm〜3mm(本実施例では,1mm)短く制御している。
前述したように本実施例では,フレームメモリへのライトとリードをそれぞれ1mmずつオーバラップさせているので,フレームメモリの切り換えにCPUを介して時間がかかっても,画像データの欠落が生じない。また,複数のフレームメモリの順序を任意にできるため,消去したくない画像の確保や,故障したフレームメモリを除去してもフレームメモリの基本機能を発揮できる。
また,原稿の長さと記録紙の長さとが合わない場合,特に原稿より記録紙が短い場合でも,感光体ドラム上に未転写画像を生じない。従って,クリーニングユニットへの負荷の増大,トナー飛散を回避し,ドラム廻りの信頼性を確保できる。
また,前述したように装着されたフレームメモリの限度一杯までのリピート複写が可能となり,フレームメモリが4枚装着されている時は,最長1.7Mまでの変形原稿のリピート複写が可能となる。これは,従来のアナログタイプの複写機では,発揮できなかった機能である。
また,装着されたフレームメモリの数をオペレータに知らせることにより,リピート可能な原稿長を通知するので,オペレータの作業効率が向上し,ミスコピーの発生を低減できる。また,合成機能があるか,或いは,合成できる原稿の長さを表示するため,操作性の向上,ミスコピーの低減を図れる。
また,原稿或いは記録紙を停止させることなく,原稿と記録紙のレジスト合わせを行えるので,何れかを停止させていた方法と比較して,繰り返し時の精度を向上させることができ,原稿読取部と用紙搬送部のレイアウトの自由度を向上させることができる。
本実施例のデジタル複写機の構成を示す説明図である。 スキャナーの概略構成図である。 プリンターの概略構成図である。 操作パネルの平面図である。 システム制御装置の構成を示す説明図である。 画像メモリ部の構成を示す説明図である。 フレームメモリの構成を示す説明図である。 ライト時のタイミングチャートである。 画像メモリ部にライト可能な原稿の長さを示す説明図である。 画像メモリ部にライト可能な原稿の長さを示す説明図である。 LCD画面の表示例を示す説明図である。 リード時のタイミングチャートである。 従来のデジタル複写機における画像データの欠落を示す説明図である。 従来のデジタル複写機における空白部分の発生を示す説明図である。
符号の説明
300 画像メモリ部(記憶手段)
301A〜301D フレームメモリ
302 メモリユニット
303 メモリコントローラ(書込制御手段,読出制御手段)
500 システム制御装置(制御手段)

Claims (2)

  1. 原稿を読み取り画像データを生成する読み取り手段と,前記読み取り手段に生成された画像データを変倍する変倍手段と,前記変倍手段により変倍された画像データを記憶する記憶手段と,前記記憶手段に記憶された画像データに基づいて記録紙に画像形成を行う画像形成手段と,前記画像形成手段により画像形成を行う際に記録紙の通過タイミングを検知する検知手段と,前記記憶手段に対して前記画像データを読み出す長さ及び読み出しタイミングを制御するための読み出し制御信号を生成する読み出し制御手段とを備えた画像形成装置であって,
    前記読み出し制御手段は,前記変倍手段における変倍率をm,原稿の長さをL,記録紙の長さをPL とした場合,m×L≧PLのときは,PLの長さに基づいて前記読み出し制御信号を生成することにより前記記憶手段からの画像データの読み出しを制御し,m×L<PLのときは,m×Lの長さに基づいて前記読み出し制御信号を生成することにより前記記憶手段からの画像データの読み出しを制御すると共に,前記検知手段の検知した前記通過タイミングに基づいて前記読み出し制御信号を生成することにより記録紙に対する前記画像形成手段による画像形成位置を調整するために前記記憶手段からの画像データの前記読み出しタイミングを制御することを特徴とする画像形成装置
  2. 前記読出制御手段は,m×L≧PLのときに前記記憶手段からの画像データの読み出しをPLの長さより短くなるように前記読み出し制御信号を生成する請求項1記載の画像形成装置
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