JP3783743B2 - スライスベース剥離装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はスライスベース剥離装置に係り、特にワイヤソーで切断されたウェーハをスライスベースから剥離するスライスベース剥離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ワイヤソーでは、インゴットの切断に際して、その切り終わり部分の欠損を防止するため、インゴットにスライスベースを接着して切断している。このため、切り出されるウェーハは、全て1本のスライスベースに接着された状態、いわゆるバッチ状態で切り出される。
【0003】
一方、ワイヤソーによる切断後の工程である面取り工程や、ラッピング工程等は、すべてウェーハを1枚ごと処理している。このため、前記ワイヤソーで切断されたバッチ状態のウェーハは、スライスベースから剥離して枚葉化する必要がある。
一般に、ウェーハをスライスベースから剥離する方法としては、ウェーハとスライスベースとの接着部を熱水(約90℃)中に浸浸させることにより、その接着部を熱軟化させ、ウェーハを剥離するようにしている。
【0004】
しかし、この剥離方法では、全てのウェーハがスライスベースから剥離されると、熱水槽内にスライスベースと、そのスライスベースが接着されたワークブロックが残されることとなる。この熱水槽内に残されたスライスベースとワークブロックは、次に行う剥離作業のためにも、槽内から取り出さなければならないが、従来、この取り出し作業は、作業者が手作業で行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したように、スライスベースは熱水中に浸漬されているため、極めて高温となり、その取り出し作業は危険を伴うものであった。また、スライスベースは、ワークブロックに接着された状態にあり比較的重量物となっているため、その取り出し作業は、極めて重労働であった。
【0006】
本発明は、このような事情を鑑みてなされたもので、ウェーハ剥離後に、熱水槽内に残されたスライスベース付ワークブロックを自動で搬出することができるスライスベース剥離装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するために、切断の終了したウェーハのスライスベース部分を熱水槽に貯留された熱水中に浸漬させ、該ウェーハをスライスベースから剥離するスライスベース剥離装置において、前記熱水槽から取り出された直後の加熱状態の前記スライスベースを押圧して前記ワークブロックから分離する分離手段と、前記分離手段で前記スライスベースが分離された前記ワークブロックを前記スライスベース剥離装置外に搬送する搬送手段と、前記ウェーハの剥離後に前記スライスベースが接着された状態の前記ワークブロックを前記熱水槽から取り出して前記分離手段に搬送するとともに、前記スライスベースの分離後に前記ワークブロックを前記分離手段から取り出して前記搬送手段に搬送する取出手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、熱水槽内に浸漬され、高温となったワークブロックは、取出手段によって熱水槽内から取り出される。そして、その取出手段によって取り出されたワークブロックは、搬送手段に受け渡され、該搬送手段によってスライスベース剥離装置外に搬出される。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に従って本発明に係るスライスベース剥離装置の好ましい実施の形態について詳説する。
図1は、本発明に係るスライスベース剥離装置の実施の形態の全体構成を示す平面図である。同図に示すように、前記スライスベース剥離装置10は、ウェーハW、W、…をスライスベースSから剥離する剥離装置本体12と、その剥離装置本体12でウェーハW、W、…が剥離されスライスベースSを装置本体12外に搬出する搬出装置14とから構成されている。
【0010】
まず、剥離装置本体12の構成について説明する。図2は、剥離装置本体12の斜視図である。
図2に示すように、前記剥離装置本体12は、熱水槽16を備えており、該熱水槽16内には熱水が貯留されている。前記バッチ状態のウェーハW、W、…は、この熱水槽16内の所定の位置にセットされ、そのスライスベースS部分が熱水中に浸漬される。
【0011】
なお、このセッティングは、スライスベースSが接着されたワークブロックBを熱水槽16内の所定の位置に載置し、図示しないロック手段で前記ワークブロックBを固定することにより行う。
また、前記スライスベースSが接着されたワークブロックBは、ワイヤソーのワークフィードテーブルに装着するための部材であり、スライスベースSは、このワークブロックBに前記ウェーハW、W、…と同様の接着剤を用いて接着される。
【0012】
前記熱水槽16の側部近傍には、長尺状に形成されたベース18が配設されている。ベース18上には一対のガイドレール20、20が敷設されており、該ガイドレール20、20上を一対のスライドベース22A、22Bがスライド移動自在に支持されている。
図中左側に位置するスライドベース22Bは、モータ24Bに駆動されてスライド移動し、その上部には、アーム23を介して押板25が設けられている。運転時、この押板25は、前記熱水槽16内にセットされたウェーハWの端面に当接され、その後倒れを防止する。
【0013】
一方、図中左側に位置するスライドベース22Aは、モータ24Aに駆動されてスライド移動し、その上面には、円弧状に形成されたLMガイド28が敷設されている。このLMガイド28上には、旋回用スライドベース30がスライド移動自在に支持されている。
前記LMガイド28の内側部近傍には、LMガイド28と同じ曲率を有する円弧状のラック32が敷設されている。このラック32にはピニオンギア34が噛合されており、該ピニオンギア34は前記旋回用スライドベース30に設けられた旋回用モータ36に連結されている。したがって、この旋回用モータ36を駆動することにより、前記旋回用スライドベース30は、前記LMガイド28上をスライド移動する。
【0014】
前記旋回用スライドベース30上には、軸受38が設けられている。軸受38にはシャフト40が回動自在に支持されており、該シャフト40の基端部には、従動ギア42が固着されている。この従動ギア42には、タイミングベルト44を介して駆動ギア46が連結されており、該駆動ギア46は、前記旋回用スライドベース30に設けられた揺動用モータ48に連結されている。前記シャフト40は、この揺動用モータ48を駆動することにより回動する。
【0015】
前記シャフト40の先端部には、コラム50が固着されている。コラム50の側面部には、ガイドレール52を介して昇降用スライダ54がスライド移動自在に支持されている。
前記昇降用スライダ54は、モータ56に駆動されて昇降移動し、その側面部には、アーム60が水平に固着されている。このアーム60の先端には、吸着パッド62が配置されており、前記熱水槽16内にセットされたウェーハWは、この吸着パッド62に、その端面中央部を吸着保持される。
【0016】
一方、前記コラム50の正面部には、倒止板64が固着されている。この倒止板64は、運転時、前記熱水槽16内にセットされたウェーハWの正面に位置して、ウェーハWの前倒れを防止する。
また、この倒止板64には、ウェーハWと対向する面に3つのギャップセンサ66A、66B、66Cが設置されている。このギャップセンサ66A〜66Cは、前記ウェーハWの端面までの距離を測定することにより、前記吸着パッド62から前記ウェーハWまでの距離と、ウェーハWの姿勢(傾き状態)を測定する。
【0017】
前記吸着パッド62の上方には、吸着パッド62で剥離したウェーハWを受け取る受取パッド68が配置されている。この受取パッド68は、L字状に形成されたアーム70の先端にスライド移動自在に支持されたスライダ72に設けられている。スライダ72は、受取用モータ74に駆動されることにより、前記アーム70に沿って移動する。
【0018】
前記アーム70は、前記旋回用スライドベース30に軸受78を介して揺動自在に支持されている。そして、軸受78に連結されたアーム揺動用モータ80を駆動するこにより、揺動する。
前記のごとく構成された剥離装置本体12の作用は次の通りである。
まず、作業者又はロボットが、ワイヤソーで切断されたバッチ状態にあるウェーハW、W、…を熱水槽16内にセットする。
【0019】
次に、図中右側に位置するスライドベース22Bが移動し、ウェーハWの端面が、押板25によって押さえられる。
これと同時に、図中左側に位置するスライドベース22Aが、所定の測定位置まで移動し、ギャップセンサ66A〜66CによってウェーハWの姿勢(傾き状態)と、吸着パッド62からウェーハWまでの距離が測定される。
【0020】
ウェーハWの姿勢が測定されると、その測定結果に基づき吸着パッド62の傾きが設定される。すなわち、ウェーハWの端面と吸着パッド62とが平行になるように、吸着パッド62の傾きが設定される。
吸着パッド62の傾きが設定されると、次に、スライドベース24Aが、ガイドレール20に沿って所定量送られる。このスライドベース24Aの送り量は、前記ギャップセンサ64A〜64Cで測定された、吸着パッド62からウェーハWの端面までの距離分だけ送られ、この結果、吸着パッド62がウェーハWの端面に接触する。
【0021】
吸着パッド62が、ウェーハWの端面に接触すると、吸着パッド62が駆動され、ウェーハWの端面が吸着パッド62によって吸着保持される。そして、この状態で吸着パッド62が揺動駆動される。すなわち、揺動用モータ48が駆動されてコラム50が揺動し、この結果、吸着パッド62が揺動される。
ここで、前記ウェーハWとスライスベースSの接着部は、熱水中に浸漬されているので、その接着部分は熱軟化している。このため、前記スライスベースSとの接着部に揺動が加えられると、ウェーハWは、スライスベースSから剥離する。
【0022】
前記ウェーハWがスライスベースSから剥離されると、前記吸着パッド62は、剥離したウェーハWを保持した状態で上昇する。
上昇した吸着パッド62は、上方に位置する受取パッド68と互いの軸心が一致する位置まで上昇すると停止し、その吸着保持したウェーハWを受取パッド68に受け渡す。
【0023】
ウェーハWの受け渡しが終了すると、吸着パッド62は、昇降用モータ56に駆動されて下降する。
前記吸着パッド62が下降すると、アーム揺動用モータ80が駆動され、アーム70が前方に向けて90°回転する。この結果、受取パッド68に保持されたウェーハWも前方に90°回転するが、このウェーハWが90°回転した先には、ウェーハWを次工程に搬送する搬送台車(図示せず)が位置しており、この搬送台車にウェーハWは受け渡される。
【0024】
ウェーハWの受け渡しが終了したアーム70は、再びアーム揺動用モータ80が駆動されて、元の直立状態に復帰する。
以上の工程で1枚目のウェーハWの剥離作業が終了し、以下同様の手順で2枚目以降の剥離作業を行う。そして、すべてのウェーハW、W、…がスライスベースSから剥離されたとことで作業は終了する。
【0025】
前記剥離装置本体12による剥離作業が終了すると、熱水槽16内には、スライスベースSと、そのスライスベースSが接着されたワークブロックBが残されることとなる。
一方、この剥離装置本体12では、ワイヤソーで切断されたウェーハを順次処理していかなければならないので、前記熱水槽16内に残されたスライスベース付きワークブロックBは、ウェーハW剥離後、熱水槽16から取り出さなければならない。
【0026】
この熱水槽16内に残されたスライスベース付きワークブロックBを取り出して、スライスベース剥離装置10外に搬出する装置が搬出装置14であり、次のように構成される。
図1に示すように、前記搬出装置14は、前記熱水槽16内からスライスベース付きワークブロックBを取り出す取出装置100と、その取出装置100によって取り出されたスライスベース付きワークブロックBを受け取り、スライスベース剥離装置10外に搬送するローラーコンベヤ130とから構成されている。
【0027】
まず、取出装置100の構成について説明する。図3、図4は、それぞれ取出装置100の正面図と側面図である。
同図に示すように、前記取出装置100は、垂直な支柱102を有しており、該支柱102は、前記熱水槽16とローラコンベヤ130との略中間位置に立設されている。この支柱102の上端部には、断面コ字状に形成された本体フレーム104が固着されており、該本体フレーム104の先端部には、一対の回転駒106A、106Bが、軸受108A、108Bを介して回動自在に支持されている。
【0028】
前記回転駒106A、106Bには、それぞれ水平なアーム110A、110Bが固着されており、該アーム110A、110Bの先端部には、同様に回転駒112A、112Bが固着されている。このアーム110A、110Bの先端部に固着された回転駒112A、112Bは、断面コ字状に形成された揺動フレーム114に軸受116A、116Bを介して回動自在に支持されており、該軸受116A、116Bは、前記本体フレーム104に設けられた軸受108A、108Bと同じ間隔で設置されている。
【0029】
以上のように配設されたアーム110A、110Bは、平行リンク機構を構成し、この結果、前記揺動フレーム114は、前記アーム110A、110Bを揺動させることにより、その姿勢を一定に維持した状態で揺動する。
なお、前記アーム110A、110Bの揺動は、前記本体フレーム104に設けれた正逆回転可能なモータ118を駆動することにより、次のように行う。
【0030】
図5に示すように、前記本体フレーム104に設けられたモータ118のスピンドル118Aには、駆動ギア120が固着されている。この駆動ギア120は、前記回転駒106Aに固着された従動ギア122に歯合されている。したがって、前記モータ18を駆動することにより、前記回転駒106Aは回転する。
ここで、前記アーム110Aは、前記回転駒106Aに固着されているので、前記回転駒106Aが回転すると、それに伴って回転する。したがって、前記回転駒106Aを回動させれば、前記アーム110Aは揺動する。
【0031】
一方、前記アーム110Aとアーム110Bは、平行リンクを構成しているので、一方のアーム110Aが揺動することにより、他方のアーム106Bも同時に揺動する。この結果、前記揺動フレーム114は、その姿勢を一定に維持した状態で揺動する。
以上のように駆動されて揺動する揺動フレーム114は、図1に示すように、前記アーム110A、110Bを図中下側に振ることにより、熱水槽16の上方(受取位置)に位置し、図中上側に振ることにより、ローラコンベアAAAの上方(受渡位置)に位置する。
【0032】
前記揺動フレーム114の下部には、図3及び図4に示すように、鉛直下向きにシリンダー124が固定されている。このシリンダー124のロッド先端部には、エアチャック126が設けられており、該エアチャック126により前記スライスベース付きワークブロックが把持される。
なお、前記エアチャック126は、図示しない駆動手段に駆動されて開閉する一対の爪128、128を有しており、該爪128、128を開閉することにより、前記スライスベース付きワークブロックBを把持又は解放する。
【0033】
取出装置100は、前記のごとく構成され、次に、ローラコンベア130の構成について説明する。
図1に示すように、前記ローラコンベア130は、前記熱水槽16と平行して配設されている。このローラコンベア130は、チェーン駆動方式のフリーローラコンベアであり、無端状に連結された複数のローラ132、132、…を図示しないチェーンで搬送方向に走行させることにより、該ローラ132、132、…上に載置されたスライスベース付きワークブロックBを搬送する。
【0034】
ところで、前記各ローラ132、132、…は、回動自在に支持されており、このため、スライスベース付きワークブロックBは、前記ローラコンベア130によって、次のように搬送される。
前記ローラコンベア130の搬送方向の終端部には、ストッパー134が設けられている。したがって、前記ローラコンベア130上を搬送されてきたスライスベース付きワークブロックBは、ローラコンベア130の終端部において、前記ストッパー134に当接することとなる。
【0035】
ここで、前記ローラ132、132、…は、回動自在に支持されているので、そのローラ132、132、…の駆動を停止しなくても、ローラ132、132、…がスライスベース付きワークブロックBの下面を滑り、ローラ132、132、…のみが走行しすることになる。この結果、スライスベース付きワークブロックBは、ローラコンベア130の終端位置に停止することとなる。
【0036】
このため、前記ローラコンベア130では、搬送されてきたスライスベース付きワークブロックBを、該ローラーコンベア130上から除去しなくても、次に熱水槽16から取り出されたスライスベース付きワークブロックBを搬送することができる。
すなわち、前記スライスベース付きワークブロックBが、ローラコンベア130上に載置された状態でも、ローラ132、132、…は、走行することができるので、次に取り出されたスライスベース付きワークブロックBの搬送を行うことができる。そして、その次に取り出されたスライスベース付きワークブロックBは、前記ローラコンベア130に載置されることにより搬送され、ローラコンベア130の終端部に位置している最初に取り出されたスライスベース付きワークブロックBに当接し、その位置で停止する。
【0037】
このように、本実施の形態のローラコンベア130では、取り出したスライスベース付きワークブロックBの搬送と同時に、ストックもすることができる。
前記ローラコンベア130は、前記のごとく構成される。そして、前述した取出装置100と合わせた搬出装置14の作用は、次の通りである。
前述したように、剥離装置装置12によってウェーハW、W、…が剥離されると、熱水層16内には、スライスベース付きワークブロックBのみが残されることとなる。
【0038】
そこで、前記ウェーハW、W、…の剥離作業が終了すると、図1及び図3に二点破線で示すように、取出装置100のアーム110A、110Bが熱水槽16に向かって揺動し(図1では下方向、図3では右方向に揺動)、揺動フレーム114が受取位置、すなわち熱水槽16の上方に位置する。
前記揺動フレーム114が受取位置に位置すると、シリンダー124が駆動され、そのロッドの先端に設けられたチャック126が下降する。これと同時に、前記チャック126の爪128、128も駆動されて、爪128と爪128の間隔が開く。
【0039】
前記シリンダー124は、前記チャック126が所定の位置、すなわち、熱水槽16内のスライスベースSの位置まで下降すると、その駆動が停止される。この結果、前記チャック136の爪128と爪128との間に、前記熱水槽16内に浸漬されたワークブロックBが位置する。前記チャック126の爪128、128は、この状態で駆動され、これにより、熱水槽16内のワークブロックSが爪128、128に把持される。
【0040】
前記ワークブロックBがチャック126の爪128、128に把持されると、前記シリンダー124が再び駆動され、そのロッドが収縮する。この結果、前記チャック126が上昇し、熱水槽16内からスライスベース付きワークブロックBが取り出される。
前記シリンダー124は、前記チャック126が所定量上昇すると、その駆動が停止される。そして、このシリンダー124の駆動が停止されると、前記アーム110A、110Bがローラコンベア130に向かって揺動する(図1では上方向、図3では左方向に揺動する)。この結果、前記揺動フレーム114が受取位置から受渡位置、すなわちローラコンベア130上方に移動する。
【0041】
前記揺動フレーム114が受渡位置に位置すると、シリンダー124が駆動され、そのロッドの先端に設けられたチャック126が下降する。シリンダー124は、前記チャック126が所定の位置、すなわち、前記チャック126で把持したスライスベース付きワークブロックBがローラコンベア130上に位置すると、その駆動が停止される。この結果、前記チャック136に把持されたスライスベース付きワークブロックBがローラコンベア130上に載置される。
【0042】
前記スライスベース付きワークブロックBがローラコンベア130上に載置されると、前記ワークブロックBを把持していたチャック126の爪128、128が駆動され、爪128と爪128の間隔が拡がる。この結果、前記爪128、128に把持されていたワークブロックBは、チャック126から解放される。前記チャック126がワークブロックBを解放すると、これと同時に、前記シリンダー124が駆動され、チャック126が上昇する。そして、そのチャック126が、所定の位置まで上昇すると、前記シリンダー124は、その駆動が停止される。これと同時に、前記アーム110A、110Bが揺動し(図1では下方向、図3では右方向に揺動)、図1及び図3に実線で示す待機位置、すなわち、熱水槽16とローラコンベア130の中間位置に位置する。
【0043】
一方、前記スライスベース付きワークブロックBが載置されたローラコンベア130は、前記チャック126の上昇とともに駆動され、これにより、前記スライスベース付きワークブロックBSは、前記ローラコンベア130上を搬送される。そして、このローラコンベア130に搬送されるスライスベース付きワークブロックBは、前記ローラコンベア130の終端部まで搬送されると、前記ローラコンベア130の終端部に位置したストッパー134に当接し、これにより、その移動が停止する。
【0044】
前記スライスベース付きワークブロックBの移動の停止とともに、前記ローラコンベア130の駆動も停止され、これにより、一連の搬出作業が終了する。
以上のようにして、熱水槽16内に残されたスライスベース付きワークブロックBの搬出作業は終了するが、この搬出作業が終了次第、次にワイヤソーで切断されたウェーハW、W、…の剥離作業が開始される。そして、その剥離作業が終了次第、前記同様の手順で、熱水槽16内に残されたスライスベース付きワークブロックBの搬出が行われる。
【0045】
このように、順次、ウェーハWの剥離とスライスベース付きワークブロックBの搬出を繰り返すことにより、前記ローラコンベア130上には、取り出されたスライスベース付きワークブロックBが溜まってくる。このため、所定数量のスライスベース付きワークブロックBが、ローラコンベア130上に溜まった段階で、作業者が、そのローラコンベア130上に載置されたスライスベース付きワークブロックBを取り除く必要がある。
【0046】
しかしながら、この作業者がローラコンベア130からスライスベースS付きワークブロックBを取り除く際には、スライスベース付きワークブロックBを熱水槽16から取り出してから十分に時間が経過しているため、スライスベース付きワークブロックBは十分に冷却されている。このため、作業者は、火傷等の危険を伴うことなく除去作業を行うことができる。
【0047】
なお、この作業者による、スライスベース付きワークブロックBの除去作業は、前記搬出装置14でスライスベース付きワークブロックを1本取り出すごとに行ってもよいが、この場合においても、熱水槽16から取り出して、ローラコンベア130上に載置しておくことにより、十分冷却され、取り出しに危険を伴うことはない。
【0048】
このように、本実施の形態のスライスベース剥離装置によれば、ウェーハW、W、…剥離後に熱水槽16内に残されたスライスベース付きワークブロックBを自動的に取り出し、装置外に搬出することができる。これにより、効率的な剥離作業を行うことができる。
また、熱水槽16から取り出したスライスベース付きワークブロックBをローラコンベア130で搬送し、そのローラコンベア130上に取り出したスライスベースを複数本まとめて溜めておくことができるようにしたことにより、作業者によるローラコンベア130上からのスライスベース付きワークブロックBの除去作業をまとめて行うことができる。これにより、より効率的な剥離作業を行うことができる。
【0049】
また、このように複数本まとめて処理することにより、そのスライスベース付きワークブロックBを溜めておく過程で熱水槽16内から取り出されたスライスベース付きワークブロックBが、十分に冷却されるため、除去作業時に作業者が火傷する等の危険もない。なお、本実施の形態では、熱水槽16内から取り出したスライスベース付きワークブロックBをローラコンベア130に移動させる手段としてアーム110A、110Bで構成される平行リンク機構により行っていたが、図6に示すようにしてもよい。
【0050】
すなわち、熱水槽16及びローラコンベア130の上方に水平なフレーム140を配設し、そのフレーム140に沿ってガイドレール142を敷設する。そして、そのガイドレール142上に自走可能なスライダー144を設け、該スライダー144にシリンダー124を設ける。
これにより、チャック126は、前記熱水槽16とローラコンベア130との間を往復走行でき、熱水槽16からローラコンベア130へのスライスベース付きワークブロックBの移送が可能になる。
【0051】
次に、本発明に係るスライスベース剥離装置の第2の実施の形態について説明する。
前述したようにスライスベースSは、ワークブロックBに接着剤を介して取り付けられているが、このワークブロックBは、前記熱水槽16から取り除いたのち、再利用するためにスライスベースSを分離する必要がある。
【0052】
この分離作業は、前記スライスベースSからウェーハW、W、…を剥離した時と同様に、スライスベースSとワークブロックBを熱水中に浸漬させ、その接着部を熱軟化させることにより行っている。
ここで、前記スライスベース付きワークブロックBは、前記熱水槽16から取り出した直後は十分に熱せられているので、この段階で分離作業を行えば、容易にスライスベースSとワークブロックBとを分離することができる。
【0053】
そこで、第2の実施の形態のスライスベース剥離装置では、熱水槽16とローラコンベア130との間に、図7に示すような分離装置150を設け、ここでスライスベースSとワークブロックBとを分離したのち、ワークブロックBだけをローラコンベア130で搬出するようにしている。
図7に示すように、前記分離装置150は、スライスベースSの分離を行う分離装置本体152と、その分離装置152でワークブロックBから分離されたスライスベースSを回収するスライスベース回収ケース154とから構成されている。
【0054】
前記分離装置本体152は、前記スライスベース付きワークブロックBが載置されるステージ156を有している。
前記ステージ156上面には、ステージ156の長手方向に沿って凸状の段部156Aが形成されている。そして、この段部156Aと対抗する位置には、段部156Aに向かって進退移動自在なロック部材158が設けられている。
【0055】
前記ロック部材158には、前記ステージ156の下面に設けられたロックシリンダー160が連結されている。したがって、前記ロック部材158は、このロックシリンダー160を駆動することにより、前記段部156Aに向かって進退移動する。
前記取出装置100で搬送されてきたスライスベース付きワークブロックBは、前記ロック部材158と段部156Aとの間に載置される。そして、載置されたスライスベース付きワークブロックBは、前記ロック部材158と段部156Aに挟持され、ステージ156上に固定される。
【0056】
前記ステージ156の右側部には、ステージ156に対して垂直な側壁156Bが形成されている。この側壁156には、押圧シリンダー162が設けられており、該押圧シリンダー162のロッドの先端部には、押圧部材164が設けられている。
前記押圧部材164は、前記押圧シリンダー162を駆動することにより、前記ステージ156の上面に対して平行に移動する。そして、前記押圧シリンダー162を駆動し、そのロッドを伸張させることにより、前記押圧部材164は、前記ステージ156上に固定されたスライスベースSの側面を押圧する。
【0057】
一方、前記押圧部材164に押圧されたスライスベースSは、前記熱水槽16から取り出された直後なので、前記ワークブロックBとの接着部が熱軟化しており、容易にワークブロックBから分離される。
前記ワークブロックBから分離されたスライスベースSは、前記押圧部材164が押圧する方向に向かって移動するが、その移動した先にスライスベース回収ケース154が設けられている。したがって、前記押圧部材164に押圧されて、前記ワークブロックBから剥離されたスライスベースSは、そのまま前記押圧部材164に押圧されて移動し、スライスベース回収ケース154に回収される。
【0058】
また、この剥離されたスライスベースSが前記スライスベース回収ケース154にスムーズに回収されるように、前記ステージ156の左側部には、傾斜面156Cが形成されている。
前記のごとく構成された本発明に係るスライスベース剥離装置の第2の実施の形態の作用は次の通りである。
【0059】
前記第1の実施の形態と同様に、ウェーハW、W、…の剥離が終了すると、取出装置100によってスライスベース付きワークブロックBが熱水槽16から取り出される。この取出装置100によって取り出されたスライスベース付きワークブロックBは、まず、分離装置150に運ばれ、ステージ156上のロック部材158と段部156Aとの間に載置される。
【0060】
次に、前記ステージ156上にスライスベース付きワークブロックBが載置されると、ロックシリンダー160が駆動され、そのロッドの先端部に設けられたロック部材158が、段部156Aに向かって移動する。この結果、ステージ156上に載置されたスライスベース付きワークブロックBは、ロック部材158と段部156Aとに挟持され、ステージ156上に固定される。
【0061】
前記スライスベース付きワークブロックBが固定されると、次に、押圧シリンダー162が駆動され、そのロッドの先端部に設けられた押圧部材164が、前記ステージ156上に固定されたスライドベースSに向かって移動する。この結果、前記スライスベースSは、前記押圧部材164に押圧される。
ここで、前記スライスベース付きワークブロックBは、前記熱水槽16から取り出した直後であるので、加熱された状態にあり、その接着部は熱軟化している。このため、前記スライスベースSは、前記押圧部材164に押圧されることにより、ワークブロックBから分離される。そして、前記ワークブロックBから分離されたスライスベースSは、前記押圧部材164に押圧された方向に移動し、ワークブロックBから落下する。
【0062】
前記ワークブロックBから落下したスライスベースSは、ステージ156の左側部に形成された傾斜面を滑り落ち、スライスベース回収ケース154内に回収される。
前記スライスベースSが分離されると、前記押圧部材164は、側壁156Bに向かって退避し、これと同時に、ロック部材158によるワークブロックBのロックも解除される。
【0063】
以上の工程でスライスベースSの分離作業は終了し、このスライスベースSが分離されたワークブロックBを、取出装置100が、分離装置150から取り出し、ローラコンベア130に搬送する。ローラコンベア130は、このスライスベースSが分離されたワークブロックBをスライスベース剥離装置10外に搬出する。
【0064】
このように、本実施の形態のスライスベース剥離装置では、ワークブロックの搬出工程で、スライスベースSの分離を行っているため、熱水槽16から取り出した後、別途、分離装置を用いて分離作業を行う必要がないので、極めて効率的である。
また、熱水槽16から取り出した直後の加熱状態で、分離作業を行うため、効率的に分離作業を行うことができる。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ウェーハ剥離後に、熱水槽内に残されたスライスベース付ワークブロックを自動で搬出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスライスベース剥離装置の実施の形態の全体構成を示す平面図
【図2】剥離装置本体の斜視図
【図3】取出装置の正面図
【図4】取出装置の側面図
【図5】図4のA−A断面図
【図6】取出装置の他の実施の形態
【図7】分離装置の側面部分断面図
【符号の説明】
10…スライスベース剥離装置
12…剥離装置本体
14…搬出装置
16…熱水槽
100…取出装置
104…本体フレーム
110A、110B…アーム
114…揺動フレーム
124…シリンダ
125…チャック
130…ローラコンベア
150…分離装置
B…ワークブロック
S…スライスベース
W…ウェーハ
Claims (5)
- 切断の終了したウェーハのスライスベース部分を熱水槽に貯留された熱水中に浸漬させ、該ウェーハをスライスベースから剥離するスライスベース剥離装置において、
前記熱水槽から取り出された直後の加熱状態の前記スライスベースを押圧して前記ワークブロックから分離する分離手段と、
前記分離手段で前記スライスベースが分離された前記ワークブロックを前記スライスベース剥離装置外に搬送する搬送手段と、
前記ウェーハの剥離後に前記スライスベースが接着された状態の前記ワークブロックを前記熱水槽から取り出して前記分離手段に搬送するとともに、前記スライスベースの分離後に前記ワークブロックを前記分離手段から取り出して前記搬送手段に搬送する取出手段と、
を備えたことを特徴とするスライスベース剥離装置。 - 前記分離手段は、
前記ワークブロックが載置されるステージと、
前記ステージに載置されたワークブロックを固定するロック手段と、
前記ワークブロックに接着されたスライスベースを押圧して分離する押圧手段と、
前記ワークブロックから分離されたスライスベースを回収するケースと、
からなることを特徴とする請求項1記載のスライスベース剥離装置。 - 前記搬送手段は、前記熱水槽と平行に設けられるとともに、前記分離手段は、前記搬送手段と前記熱水槽の間に設けられ、前記取出手段は、前記ワークブロックの姿勢を一定に維持した状態で前記ワークブロックを搬送することを特徴とする請求項1又は2に記載のスライスベース剥離装置。
- 前記搬送手段は、ローラーコンベヤであって、搬送と同時にストックできることを特徴とする請求項1、2又は3記載のスライスベース剥離装置。
- 前記取出手段は、
前記ワークブロックを把持する把持手段と、
前記把持手段を昇降させる昇降手段と、
平行リンク機構で構成され、前記昇降手段を揺動させることにより、前記把持手段で把持された前記ワークブロックの姿勢を一定に維持した状態で前記熱水槽から前記分離手段に移動させるとともに、前記分離手段から前記搬送手段に移動させる移動手段と、
からなることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のスライスベース剥離装置。
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-
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