JP3783122B2 - 排煙処理装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ボイラ等の燃焼排ガス処理を行う排煙処理装置に係わり、特に蒸気を用いたガス再加熱装置において生じる蒸気ドレンの有効利用方法並びに排ガスの好適な冷却方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ボイラプラントにおける排煙脱硫システムの主流は湿式法である。湿式法では、脱硫装置の吸収塔内において排ガスを吸収液と接触させるため、吸収塔出口における排ガスは水分飽和ガスとなり、SO3ミストによる腐食の原因や煙突出口で紫煙などが生じる原因となる。これを防止するために吸収塔の出口に、ガス再加熱装置を設置して排ガスを温度を高めて煙突から排出するのが一般的である。
【0003】
従来の排煙処理系統の概略を図4および図6に示す。吸収塔出口の排ガスの再加熱方法としては、図4に示すボイラプラント18から供給される蒸気を用いたスチームガスヒータ(SGH)方式および図6に示す排ガスの持つ熱エネルギーを利用したガスガスヒータ(GGH)方式が主流である。
【0004】
図4に示すSGH方式ではボイラプラント18からは蒸気供給ライン3を介して吸収塔21の後流側の排ガス流路内に配置されたSGH22に蒸気が供給され、排ガスを加熱した後、飽和水となり、蒸気ドレンライン4よりボイラプラント18に戻される。
【0005】
図6に示すGGH方式では、連絡管30、31により接続されたGGH熱回収器24とGGH再加熱器25は、それぞれ排ガスの熱を回収するための伝熱管を持ち、吸収塔21前流側に設置されたGGH熱回収器24により排ガスから回収した熱を用いて、吸収塔21後流側に設置されたGGH再加熱器25によって排ガスを昇温させるシステムである。GGH熱回収器24からGGH再加熱器25への熱移動は連絡管30、31内に充填された熱媒体によって行われる。
【0006】
図4と図6に示す熱交換システムにおいて、ボイラプラント18の後流側の排ガス流路には、上流側から順に空気予熱器19、電気集塵器20及び吸収塔21が配置されていて、SGH22またはGGH再加熱器25で加熱されて昇温して排ガスは煙突23から大気中に排出される。
【0007】
次に、従来技術の図4に示すSGH方式のガス再加熱装置の詳細図を図7に示す。図7のSGH方式ではSGHガス再加熱装置は、主に、SGH再加熱器22、SGH伝熱管群2、蒸気供給ライン3、蒸気ドレンライン4、蒸気ドレンタンク5、蒸気ドレンポンプ6等からなる。脱硫装置出口のSGH入口ガスは水分飽和ガスであり、排ガス流路35内に設置されたSGH伝熱管群2と熱交換することにより排ガスは昇温される。ボイラプラント18側からの要求により異なるが、SGH22の出口ガスは通常70〜90℃程度である。ボイラプラント18から供給される蒸気の供給ライン3は、SGH伝熱管群2において脱硫装置出口の入口ガスと熱交換を行うことにより飽和水となり、蒸気ドレンライン4より蒸気ドレンタンク5に回収される。蒸気ドレンタンク5において蒸気ドレンは一旦貯蔵された後、蒸気ドレンポンプ6によってドレン流量調節弁10を経て再びボイラプラント18へ戻される。
【0008】
SGH22へのボイラプラント18からの蒸気供給量はSGH伝熱管群2を通過した後の出口ガスの温度を温度検出器11によって測定し、出口ガスの排ガス温度が設定値以上となるよう蒸気供給ライン3に設けた蒸気流量流調弁9によって調整される。
【0009】
また、従来技術からなる図6に示すGGH方式のガス再加熱装置の詳細図を図9に示す。GGHガス再加熱装置は、ボイラプラント18からの蒸気供給ライン3、蒸気ドレンライン4、蒸気ドレンタンク5、蒸気ドレンポンプ6、GGH熱回収器24、熱回収器24内のGGH熱回収器伝熱管群27、GGH再加熱器25、再加熱器25内のGGH再加熱伝熱管群16、GGH再加熱伝熱管群16とGGH熱回収器伝熱管群27との熱媒体流路である高温側連絡配管30と低温側連絡配管31、蒸気供給ライン3と蒸気ドレンライン4及び高温側連絡配管30と低温側連絡配管31との間の熱交換を行う熱媒ヒータ17等からなる。
【0010】
図9に示すGGHガス再加熱装置における蒸気供給ライン3からの蒸気の供給量の制御方法は、SGH方式と同様で、排ガス流路35内に設置されたGGH再加熱器25出口に設置された温度検出器11の信号に基づき、流量調整弁9の開度調整で行われるが、GGH方式では蒸気を用いて直接排ガスを加熱するのではなく、排ガス流路35内に設置された熱回収器24から再加熱器25へ熱を移動させる高温側連絡配管30内の熱媒体を熱媒ヒータ17において加熱することで排ガスの再加熱を行う方式である。ボイラプラント18から蒸気供給ライン3を経由して熱媒ヒータ17へ供給された蒸気は、供熱媒体との熱交換に利用された後、蒸気ドレンライン4から蒸気ドレンタンク5に回収され、蒸気ドレンポンプ6によってドレン流量調節弁10を経て再びボイラプラント18へ戻される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術におけるSGH方式およびGGH方式のガス再加熱装置において、飽和水である蒸気ドレンを輸送することが必要となる。飽和水を蒸気ドレンポンプ6で輸送する場合、蒸気ドレンポンプ6内での旋回流による摩擦等で液温度が上昇し、飽和水が再度蒸気化することがあるため、ボイラプラント18側において回収ドレン温度を制限することが多く、蒸気ドレンクーラ等の設置が必須となる。蒸気ドレンクーラを設置した従来システム系統図として、SGH方式に設置した場合を図8に、GGH方式に設置した場合を図10にそれぞれ示す。
【0012】
図8、図10に示す蒸気ドレンライン4の後流側に蒸気ドレンクーラ12を設置する場合に蒸気ドレンを冷却することは可能であるものの、蒸気を冷却するために何らかの冷媒(冷却水)13を蒸気ドレンクーラ12に供給することが必要となる。また、これは冷却水13を新たに用意する必要があるだけでなく、蒸気ドレンの持つ熱エネルギーを廃棄することになり、経済的な蒸気利用方法とは言えない。
【0013】
本発明の課題は、ボイラ等の燃焼排ガス処理を行う排煙処理系において、排ガスの昇温用に用いた蒸気から生じる蒸気ドレンの熱量を利用することで、効率的な蒸気によるガス再加熱システムを確立することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記課題は、排ガスの昇温用に用いた蒸気ドレンを排ガス流路に設けた蒸気ドレン伝熱管群に導入して排ガスを加熱することで達成できる。
本発明はSGH方式のガス再加熱装置、GGH方式のガス再加熱装置、SGH方式とGGH方式を併用したガス再加熱装置を配置した次の3種類の排煙処理装置を含むものである。
【0015】
(1)燃焼装置から排出される排ガスの流路に上流側から順に、排ガス中の硫黄酸化物およびばいじんを除去する脱硫装置、排ガス温度を上昇させるガス再加熱装置、処理済みガスを大気中に排出する煙突を設けた排煙処理装置において、ガス再加熱装置として排ガス流路に配置される、蒸気が供給される伝熱管群を備えたスチームガスヒータと、スチームガスヒータから排出した蒸気ドレンが供給される蒸気ドレン伝熱管群とからなる排煙処理装置(図1参照)。
【0016】
(2)燃焼装置から排出される排ガスの流路に上流側から順に、排ガス中の硫黄酸化物およびばいじんを除去する脱硫装置、排ガス温度を上昇させるガス再加熱装置、処理済みガスを大気中に排出する煙突を設けた排煙処理装置において、ガス再加熱装置として、脱硫装置の前流側の排ガス流路に配置される熱回収器と脱硫装置の後流側の排ガス流路に配置される再加熱器と前記熱回収器と再加熱器間の間を熱媒体の循環流路で接続したガスガスヒータと、前記熱媒体循環流路内の熱媒体を蒸気を用いて加温する排ガス流路外に設けた熱媒ヒータと、排ガス流路内に配置される、前記熱媒ヒータから排出する蒸気ドレンが供給される蒸気ドレン伝熱管群を備えた排煙処理装置(図2参照)。
【0017】
(3)燃焼装置から排出される排ガスの流路に上流側から順に、排ガス中の硫黄酸化物およびばいじんを除去する脱硫装置、排ガス温度を上昇させるガス再加熱装置、処理済みガスを大気中に排出する煙突を設けた排煙処理装置において、ガス再加熱装置として排ガス流路に配置される、蒸気が供給される伝熱管群を備えたスチームガスヒータと、ガス再加熱装置として、脱硫装置の前流側の排ガス流路に配置される熱回収器と脱硫装置の後流側の排ガス流路に配置される再加熱器と前記熱回収器と再加熱器間の間を熱媒体の循環流路で接続したガスガスヒータと、前記熱媒体循環流路内の熱媒体を蒸気を用いて加温する排ガス流路外に設けた熱媒ヒータと、排ガス流路内に配置される、前記熱媒ヒータから排出する蒸気ドレンとスチームガスヒータから排出した蒸気ドレンが供給される蒸気ドレン伝熱管群を備えた排煙処理装置(図3参照)。
【0018】
【作用】
排ガスの加熱用に使用した蒸気のドレンを再度排ガス流路内に設けた蒸気ドレン伝熱管群に通過させることにより、蒸気ドレンは排ガスとの熱交換を行い、排ガスの再加熱と蒸気ドレンの冷却を同時に行うことができる。これにより、ドレンクーラ等の熱交換器が不要となると共に冷却水等の冷媒が不要となる。また、蒸気が持つ熱エネルギーとして、潜熱のみでなく顕熱も利用するため必要蒸気量の低減も可能である。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明による実施の形態の排煙処理システム中に配置される図4に示すSGH方式の排煙処理系統に用いられるSGH方式のガス再加熱装置を図1に示す。
【0020】
図1のSGH方式のガス再加熱装置は、主に、SGH再加熱器22、SGH伝熱管群2、蒸気供給ライン3、蒸気ドレンライン4、蒸気ドレンタンク5、蒸気ドレンポンプ6、ドレン流量調節弁10、蒸気ドレン伝熱管群14等からなる。脱硫装置出口のSGH入口ガスは水分飽和ガスであり、排ガス流路35内に設置されたSGH伝熱管群2と熱交換することにより排ガスは昇温され、SGH22の出口ガスは通常70〜90℃程度となる。ボイラプラント18(図4)から供給される蒸気の供給ライン3は、SGH伝熱管群2において脱硫装置出口の入口ガスと熱交換を行うことにより飽和水となり、蒸気ドレンとなる。また、SGH22へのボイラプラント18からの蒸気供給量はSGH伝熱管群2を通過した後の出口ガスの温度を温度検出器11によって測定し、出口ガスの排ガス温度が設定値以上となるよう蒸気供給ライン3に設けた蒸気流量流調弁9によって調整される。
【0021】
図1に示すガス再加熱装置は、従来のガス再加熱装置と比較して蒸気ドレンの利用方法が異なる。SGH伝熱管群2を通過して飽和水となった蒸気ドレンライン4の蒸気ドレンは、一旦蒸気ドレンタンク5に貯蔵され、蒸気ドレンポンプ6によって排煙脱硫用の吸収塔の後流側の排ガス流路内に設置された蒸気ドレン伝熱管群14に送られる。蒸気ドレン伝熱管群14では蒸気ドレンの顕熱が利用され、ガス温度を上昇させるとともに蒸気ドレンは冷却される。冷却された蒸気ドレンは再びボイラプラント18へ戻される。また、温度検出器11の測定温度により出口ガスの排ガス温度が設定値以上となるよう蒸気流量流節弁9によって、蒸気の供給量が調整される。
【0022】
なお、蒸気ドレン伝熱管群14の設置場所として図1にはSGH伝熱管群2の後流側の排ガス流路35内に設置しているが、蒸気ドレン伝熱管群14の設置場所は、SGH用伝熱管群2の前流側およびSGH伝熱管群2の中の伝熱器の間の排ガス流路35内に設置しても良い。
以上のガス再加熱装置において、伝熱管群2内での蒸気の存在状態について詳述する。
【0023】
ここでは一例として、ある過熱蒸気が供給させる場合について、図11に示したT−H線図を用いて考える。過熱蒸気を利用したガスの再加熱、即ち蒸気の冷却過程は図11中の▲1▼〜▲4▼の状態に大別することができる。まず状態▲1▼で供給された過熱蒸気は等圧の下で状態▲2▼である飽和蒸気まで冷却される。続いて状態▲2▼→状態▲3▼の過程で飽和蒸気は潜熱を奪われ飽和水である状態▲3▼となる。ここまでの過程▲1▼→▲3▼は従来のガス再加熱装置に示したSGH伝熱管群2の管内で行われ、使用される熱エネルギーとしては△H(1−3)となる。これに対して、本発明の実施例では、蒸気ドレン伝熱管群14を設置することにより、更に状態▲3▼→▲4▼まで蒸気ドレンの持つ顕熱を利用することが可能になる。つまり、本実施例のガス再加熱装置では蒸気の持つ熱エネルギーとして△H(1−4)利用することができ、従来のガス再加熱装置と比較して△H(3−4)だけ多くの熱量を利用することが可能である。
【0024】
図2に示した実施の形態では、図5に示すGGH方式の排煙処理系統を用いた場合の例である。
GGH方式は吸収塔21の前流側に設置されたGGH熱回収器24により回収した熱を連絡管30内に充填された熱媒体によって、吸収塔21後流側に設置されたGGH再加熱器25に移し、排ガスを昇温させるシステムである。このとき排ガス流路35内に設置された温度検出器11からの信号が設定値温度以下であった場合には蒸気流量流調弁9によって熱媒ヒータ17に蒸気が供給される。熱媒ヒータ17では蒸気との熱交換によってGGH再加熱器25内のGGH伝熱管群16に供給される媒体の温度を上昇させ、当該温度が上昇した媒体によりGGH伝熱管群16が排ガス流路35内のガス温度を設定値まで上昇させる。熱媒ヒータ17において媒体の昇温に利用された蒸気は蒸気ドレンとなり蒸気ドレンライン4から蒸気ドレンタンク5に貯蔵される。その後、蒸気ドレンポンプ6によって蒸気ドレン用伝熱管14に供給され、再度熱交換した後、ボイラプラント側へ送られる。
【0025】
図3に示した実施の形態は、ガス再加熱方式としてSGH22とGGH再加熱器25を共用した場合を示す。それぞれについての蒸気利用方法については上述したため説明は省略するが、排ガス流路35内に配置されるSGH22で利用された蒸気ドレンと熱媒ヒータ17で媒体の昇温に利用された蒸気ドレンは蒸気ドレン4から蒸気ドレンタンク5に送られ、ここで一旦貯蔵され、蒸気ドレンポンプ6によって蒸気ドレン用伝熱管14に供給され、再度熱交換を行った後、ボイラプラント側へ送られる。
【0026】
【発明の効果】
本発明によれば、蒸気ドレンの熱エネルギーを再利用することができ、ガス再加熱装置による蒸気使用量を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の、SGHガス再加熱装置を示す図である。
【図2】 本発明の実施の形態のGGHガス再加熱装置を示す図である。
【図3】 本発明の実施の形態のSGHとGGHを共有したガス再加熱装置を示す図である。
【図4】 SGH方式のガス再加熱装置を備えた排煙処理システムの系統図である。
【図5】 本発明のGGH方式のガス再加熱装置を備えた排煙処理システムの系統図である。
【図6】 従来のGGH方式のガス再加熱装置を備えた排煙処理システムの系統図である。
【図7】 従来技術によるSGH方式のガス再加熱装置を示す図である。
【図8】 従来技術によるSGH方式のガス再加熱装置を示す図である。
【図9】 従来技術によるGGH方式のガス再加熱装置を示す図である。
【図10】 従来技術によるGGH方式のガス再加熱装置を示す図である
【図11】 蒸気の状態線図である。
【符号の説明】
2 SGH伝熱管群 3 蒸気供給ライン
4 蒸気ドレンライン 5 蒸気ドレンタンク
6 蒸気ドレンポンプ 9 蒸気流量流調弁
10 ドレン流量調節弁 11 温度検出器
14 蒸気ドレン伝熱管群 16 GGH再加熱伝熱管群
17 熱媒ヒータ 18 ボイラプラント
19 空気予熱器 20 電気集塵器
21 吸収塔 22 SGH
23 煙突 24 GGH熱回収器
25 GGH再加熱器 27 GGH熱回収器伝熱管群
30、31 熱媒体連絡管 35 排ガス流路

Claims (6)

  1. 燃焼装置から排出される排ガスの流路に上流側から順に、排ガス中の硫黄酸化物およびばいじんを除去する脱硫装置、排ガス温度を上昇させるガス再加熱装置、処理済みガスを大気中に排出する煙突を設けた排煙処理装置において、
    ガス再加熱装置として排ガス流路に配置される、蒸気が供給される伝熱管群を備えたスチームガスヒータと、スチームガスヒータから排出した蒸気ドレンが供給される蒸気ドレン伝熱管群とからなることを特徴とする排煙処理装置。
  2. 蒸気ドレン用伝熱管群は、排ガス流路の脱硫装置出口からスチームガスヒータまでの連絡ガス流路間、スチームガスヒータ伝熱管群の中の伝熱管の間、およびスチームガスヒータから煙突までの間の何れかの排ガス流路に配置されることを特徴とする請求項1記載の排煙処理装置。
  3. 燃焼装置から排出される排ガスの流路に上流側から順に、排ガス中の硫黄酸化物およびばいじんを除去する脱硫装置、排ガス温度を上昇させるガス再加熱装置、処理済みガスを大気中に排出する煙突を設けた排煙処理装置において、
    ガス再加熱装置として、脱硫装置の前流側の排ガス流路に配置される熱回収器と脱硫装置の後流側の排ガス流路に配置される再加熱器と前記熱回収器と再加熱器間の間を熱媒体の循環流路で接続したガスガスヒータと、前記熱媒体循環流路内の熱媒体を蒸気を用いて加温する排ガス流路外に設けた熱媒ヒータと、排ガス流路内に配置される、前記熱媒ヒータから排出する蒸気ドレンが供給される蒸気ドレン伝熱管群を備えたことを特徴とする排煙処理装置。
  4. 蒸気ドレン用伝熱管群は、排ガス流路の脱硫装置出口からガスガスヒータ再加熱器の間、ガスガスヒータ再加熱伝熱管群の中の伝熱管の間、ガスガスヒータ再加熱器と煙突の間の何れかの排ガス流路に配置されることを特徴とする請求項3記載の排煙処理装置。
  5. 燃焼装置から排出される排ガスの流路に上流側から順に、排ガス中の硫黄酸化物およびばいじんを除去する脱硫装置、排ガス温度を上昇させるガス再加熱装置、処理済みガスを大気中に排出する煙突を設けた排煙処理装置において、
    ガス再加熱装置として排ガス流路に配置される、蒸気が供給される伝熱管群を備えたスチームガスヒータと、
    ガス再加熱装置として、脱硫装置の前流側の排ガス流路に配置される熱回収器と脱硫装置の後流側の排ガス流路に配置される再加熱器と前記熱回収器と再加熱器間の間を熱媒体の循環流路で接続したガスガスヒータと、
    前記熱媒体循環流路内の熱媒体を蒸気を用いて加温する排ガス流路外に設けた熱媒ヒータと、
    排ガス流路内に配置される、前記熱媒ヒータから排出する蒸気ドレンとスチームガスヒータから排出した蒸気ドレンが供給される蒸気ドレン伝熱管群
    を備えたことを特徴とする排煙処理装置。
  6. 蒸気ドレン用伝熱管群は、排ガス流路の脱硫装置出口とガスガスヒータ再加熱器の間、ガスガスヒータ再加熱伝熱管群の中の伝熱管の間、ガスガスヒータ再加熱器とスチームガスヒータの間、スチームガスヒータ伝熱管群の中の伝熱管の間またはスチームガスヒータと煙突の間の何れかに配置されることを特徴とする請求項5記載の排煙処理装置。
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