JP3781963B2 - 荷受台昇降装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、荷受台昇降装置単体を搬送する際に搬送姿勢を簡単な作業で行うことができるようにするとともに、搬送されてきた荷受台昇降装置を車両に取り付ける際も簡単な作業にて行うことができる荷受台昇降装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に荷受台昇降装置を車両に組み付ける場合には、荷受台昇降装置の製造場所から車両への組み付けを行う架装場所まで荷受台昇降装置を搬送し、組み付けを行う架装場所にて組み付け作業を行い、完成させるようになっている。ところで、従来の荷受台昇降装置の搬送姿勢は、平行リンク側と荷受台とを分離させ、それぞれ別個の搬送パレットにて搬送させるようになっている。その理由は、荷受台は水平状態から起立状態までは回動が可能な構造になっているが、水平状態、起立状態もしくはその中間の状態のいずれの状態においても、平行リンクと荷受台を接続したままで搬送しようとすると、搬送姿勢の幅や高さが非常に大きくなると共に大きなデッドスペースが発生し、搬送時の無駄が生じることから、上記の如く分離した状態での搬送を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記のように平行リンク側と荷受台とを分離して搬送すると、まず搬送前の工程で分離作業が必要となり、搬送後の工程で平行リンク側と荷受台との組み付け作業が必要になるという欠点があった。また、搬送時においても、搬送物が2個になり搬送前の保管や搬送時の収容スペースにおいて余分なスペースが必要になる等の問題があった。そこで、本発明は荷受台昇降装置の搬送前および搬送後の作業を容易にするとともに搬送前の保管や搬送時の余分なスペースの削減を図ることができる荷受台昇降装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明において請求項1、車体に取り付けうる支持フレームの左右端部に取付部材を固定し、前記各取付部材に上リンクと下リンクとからなる平行リンクを上下回動可能に設け、前記平行リンクの端部に連結リンクを軸支し、前記連結リンクもしくは上リンクに荷受台を軸支し、前記連結リンクと荷受台との間に荷受台起立方向の回動を補助する起立補助装置を連結し、前記平行リンクを駆動手段にて上下回動させることにより荷受台を水平状態で昇降させうる荷受台昇降装置において、前記荷受台の基部側に前記平行リンクの一部が入り込める切り欠き溝を形成し、更に下リンクと連結リンクとの連結を解除可能とし 荷受台昇降装置を搬送する際には、前記下リンクに対する連結リンクの連結を解除して、前記連結リンクもしくは上リンクと荷受台との軸支点を中心に荷受台と連結リンクを回動させ、前記切り欠き溝に平行リンクの一部を入り込ませるとともに荷受台を平行リンクの上方に重ね合わせた状態にすることができることができるようにしたことを特徴としたものである。
【0005】
請求項2、車体に取り付けうる支持フレームの左右端部に取付部材を固定し、前記各取付部材に上リンクと下リンクとからなる平行リンクを上下回動可能に設け、前記平行リンクの端部に連結リンクを軸支し、前記連結リンクもしくは上リンクに荷受台を軸支し、前記連結リンクと荷受台との間に荷受台起立方向の回動を補助する起立補助装置を連結し、前記平行リンクを駆動手段にて上下回動させることにより荷受台を水平状態で昇降させうる荷受台昇降装置において、前記荷受台の基部側に前記平行リンクの一部と連結リンクとが入り込める切り欠き溝を形成し、更に起立補助装置と連結リンクとの連結を解除可能とし、荷受台昇降装置を搬送する際には、連結リンクに対する起立補助装置の連結を解除して、前記連結リンクもしくは上リンクと荷受台との軸支点を中心に荷受台を回動させ、前記切り欠き溝に平行リンクの一部と連結リンクを入り込ませるとともに荷受台を平行リンクの上方に重ね合わせた状態にすることができることができるようにしたことを特徴としたものである。
【0006】
請求項1及び請求項2の発明では、平行リンク側と荷受台側とを分離させることなく搬送できるので、搬送前後の作業の容易化を図ることができるとともに保管時および搬送時の余分なスペースが不要となる。
また、前記効果とともに車両に取り付けた状態での荷受台の起立格納作業の容易化を図ることができる。
【0007】
請求項3、車体に取り付けうる支持フレームの左右端部に取付部材を固定し、前記各取付部材に上リンクと下リンクとからなる平行リンクを上下回動可能に設け、前記平行リンクの端部に連結リンクを軸支し、前記連結リンクもしくは上リンクに荷受台を軸支し、前記連結リンクと荷受台との間に荷受台起立方向の回動を補助する起立補助装置を連結し、前記平行リンクを回動させる駆動手段を設け、搬送パレットに搭載できるようにした荷受台昇降装置において、前記荷受台の基部側に前記平行リンクの一部が入り込める切り欠き溝を形成し、更に下リンクと連結リンクとの連結を解除可能し、荷受台昇降装置を搬送する際には、前記下リンクに対する連結リンクの連結解除て、前記連結リンクもしくは上リンクと荷受台との軸支点を中心に荷受台と連結リンクを回動させ、前記切り欠き溝に平行リンクの一部を入り込ませるとともに荷受台を平行リンクの上方に重ね合わせた状態で搬送パレットに支持できるようにしたことを特徴とするものである。
【0008】
さらに、請求項4は、車体に取り付けうる支持フレームの左右端部に取付部材を固定し、前記各取付部材に上リンクと下リンクとからなる平行リンクを上下回動可能に設け、前記平行リンクの端部に連結リンクを軸支し、前記連結リンクもしくは上リンクに荷受台を軸支し、前記連結リンクと荷受台との間に荷受台起立方向の回動を補助する起立補助装置を連結し、前記平行リンクを回動させる駆動手段を設け、搬送パレットに搭載できるようにした荷受台昇降装置において、前記荷受台の基部側に前記平行リンクの一部と連結リンクとが入り込める切り欠き溝を形成し、更に起立補助装置と連結リンクとの連結を解除可能とし、荷受台昇降装置を搬送する際には、連結リンクに対する起立補助装置の連結を解除して、前記連結リンクもしくは上リンクと荷受台との軸支点を中心に荷受台を回動させ、前記切り欠き溝に平行リンクの一部と連結リンクを入り込ませるとともに荷受台を平行リンクの上方に重ね合わせた状態で搬送パレットに支持できるようにしたことを特徴とするものである。
【0009】
請求項3及び請求項4の発明では、前記効果とともに搬送状態では荷受台を独立して支持することができ、搬送途中にて荷受台ががたつくのを確実に防止することができる。
【0010】
請求項5は、車体に取り付けうる支持フレームの左右端部に取付部材を固定し、前記各取付部材に上リンクと下リンクとからなる平行リンクを上下回動可能に設け、前記平行リンクの端部に連結リンクを軸支し、前記連結リンクもしくは上リンクに荷受台を軸支し、前記連結リンクと荷受台との間に荷受台起立方向の回動を補助する起立補助装置を連結し、前記平行リンクを駆動手段にて上下回動させることにより荷受台を水平状態で昇降させうる荷受台昇降装置において、前記荷受台の基部側に前記平行リンクの一部が入り込める切り欠き溝を形成し、更に下リンクと連結リンクとの連結を解除可能し、荷受台昇降装置を搬送する際には、前記下リンクに対する連結リンクの連結解除て、前記連結リンクもしくは上リンクと荷受台との軸支点を中心に荷受台と連結リンクを回動させ、前記切り欠き溝に平行リンクの一部を入り込ませるとともに荷受台を平行リンクの上方に重ね合わせ、前記荷受台の一部を荷受台昇降装置の任意の部材にて支持するようにしたことを特徴とするものである。
【0011】
請求項6は、車体に取り付けうる支持フレームの左右端部に取付部材を固定し、前記各取付部材に上リンクと下リンクとからなる平行リンクを上下回動可能に設け、前記平行リンクの端部に連結リンクを軸支し、前記連結リンクもしくは上リンクに荷受台を軸支し、前記連結リンクと荷受台との間に荷受台起立方向の回動を補助する起立補助装置を連結し、前記平行リンクを駆動手段にて上下回動させることにより荷受台を水平状態で昇降させうる荷受台昇降装置において、前記荷受台の基部側に前記平行リンクの一部と連結リンクとが入り込める切り欠き溝を形成し、更に起立補助装置と連結リンクとの連結を解除可能とし、荷受台昇降装置を搬送する際には、連結リンクに対する起立補助装置の連結を解除して、前記連結リンクもしくは上リンクと荷受台との軸支点を中心に荷受台を回動させ、前記切り欠き溝に平行リンクの一部と連結リンクを入り込ませるとともに荷受台を平行リンクの上方に重ね合わせ、前記荷受台の一部を荷受台昇降装置の任意の部材にて支持するようにしたことを特徴とするものである。
【0012】
請求項5及び請求項6の発明では、荷受台を平行リンク側に接続した状態で搬送することができるので、搬送前後の作業が容易になる。また、搬送姿勢で荷受台を支持するための余分な部材を不要にすることができる。
【0013】
請求項7は、車体に取り付けうる支持フレームの左右端部に取付部材を固定し、前記各取付部材に上リンクと下リンクとからなる平行リンクを上下回動可能に設け、前記平行リンクの端部に連結リンクを軸支し、前記連結リンクもしくは上リンクに荷受台を軸支し、前記支持フレームの一部に動力装置を収容した動力装置用ボックスを取り付け、前記連結リンクと荷受台との間に荷受台起立方向の回動を補助する起立補助装置を連結し、前記平行リンクを前記動力装置にて駆動される駆動手段にて上下回動させることにより荷受台を水平状態で昇降させうる荷受台昇降装置において、前記荷受台の基部側に前記平行リンクの一部が入り込める切り欠き溝を形成し、更に下リンクと連結リンクとの連結を解除可能し、荷受台昇降装置を搬送する際には、前記下リンクに対する連結リンクの連結を解除して、前記連結リンクもしくは上リンクと荷受台との軸支点を中心に荷受台と連結リンクを回動させ、前記切り欠き溝に平行リンクの一部を入り込ませるとともに荷受台を平行リンクの上方に重ね合わせ、前記荷受台の一部を前記動力装置用ボックスにて支持するようにしたことを特徴とするものである。
【0014】
請求項8は、車体に取り付けうる支持フレームの左右端部に取付部材を固定し、前記各取付部材に上リンクと下リンクとからなる平行リンクを上下回動可能に設け、前記平行リンクの端部に連結リンクを軸支し、前記連結リンクもしくは上リンクに荷受台を軸支し、 前記支持フレームの一部に動力装置を収容した動力装置用ボックスを取り付け、前記連結リンクと荷受台との間に荷受台起立方向の回動を補助する起立補助装置を連結し、前記平行リンクを前記動力装置にて駆動される駆動手段にて上下回動させることにより荷受台を水平状態で昇降させうる荷受台昇降装置において、前記荷受台の基部側に前記平行リンクの一部と連結リンクとが入り込める切り欠き溝を形成し、更に起立補助装置と連結リンクとの連結を解除可能とし、荷受台昇降装置を搬送する際には、連結リンクに対する起立補助装置の連結を解除して、前記連結リンクもしくは上リンクと荷受台との軸支点を中心に荷受台を回動させ、前記切り欠き溝に平行リンクの一部と連結リンクを入り込ませるとともに荷受台を平行リンクの上方に重ね合わせ、前記荷受台の一部を前記動力装置用ボックスにて支持するようにしたことを特徴とするものである。
【0015】
請求項7及び請求項8の発明では、搬送姿勢として荷受台を平行リンク側に連結した状態で平行リンクの上方に重ね合わせることができ、搬送姿勢をコンパクトにできるとともに、搬送前後の作業を簡略化することができる。更に動力装置を一体化したままで搬送することができるので、動力装置と駆動装置との間の配管等の分離・接続等の作業を省略することができる。
【0016】
請求項9は、前記荷受台昇降装置の任意の部材を取付ブラケットとしたことを特徴とするものである。
【0017】
これにて、前記効果とともに荷受台を展開した際における荷受台と平行リンク側との連結のための位置合わせが容易になり、更に車両への取り付け作業が取付ブラケットの存在にて迅速に行うことができ、作業の効率化が図れる。
【0018】
請求項10は、前記荷受台昇降装置の任意の部材を取付部材もしくは支持フレームとしたことを特徴とするものである。
【0019】
これにて、搬送時に取付ブラケットを外して行うような場合でも、荷受台を支持するための余分な部材を必要とすることなく搬送姿勢を保持させることができる。また、取付ブラケットの高さが取付部材等より低い場合にも同様の効果を発揮させることが可能となる。
【0020】
請求項11は、前記荷受台昇降装置の任意の部材を平行リンクとしたことを特徴とするものである。
【0021】
これにて、平行リンクの起立角を大きくすることができ、平行リンクの投影長さが短くなるので、平行リンク側を搭載させる搬送パレットの上面積が小さくてすみ、搬送パレットが小さくなることから搬送パレットを安価に製作することができるとともに搬送パレットの保管スペースを小さくすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は荷受台昇降装置1を車両2に装備した全体図を示すものである。図5は荷受台昇降装置1を搬送状態にして搬送パレットに搭載した状態を示すものである。まず荷受台昇降装置1について説明すると、3は車両2の幅と同程度の長さの支持フレームで、該支持フレーム3は断面ボックス状の2本の部材を上下に一体状に重ねた構造になっており、下の部材の中央は図示していないが切り欠き除去され、車両2に設けられるスペアタイヤ(図示せず)の一部が入り込めるようになっている。
【0023】
前記支持フレーム3の両端部にはそれぞれ後方(図2右側)に延びるボックス状の連結部材4と上方に延びる平板状の取付部材5が固定されている。前記連結部材4の上面には前後一対の取付ブラケット6が立設され、この取付ブラケット6を車両2の車体7に固定することにより支持フレーム3を車体7に固定することができるようになっている。前記取付部材5には図3に示すように揺動リンク8の上部が軸支され、この揺動リンク8の中間部に上リンク9の基部を軸支し、揺動リンク8の下部に上リンク9を上下揺動させる駆動手段である昇降シリンダ10の端部を軸支している。また、支持フレーム3の端部には別個の取付部材5を介して下リンク11の基部が上リンク9より下方でかつ外側となるように軸支されており、前記上リンク9と下リンク11とにて平行リンク12を構成するようになっている。前記上リンク9は左右一対のリンク板を一体化させた上リンク本体9Aと上リンク本体9Aの先部の一側面に溶接した1枚板の上リンク補助部材9Bとからなっている。また、前記上リンク本体9Aの先端で左右一対の上リンク本体9A間に丸パイプ状の補強部材12が連結されている。13は揺動リンク8が所定以上時計方向に揺動しないように規制するためのストッパで、取付部材5に設けてある。14は上リンクの上リンク本体9Aに設けた規制部材で、該規制部材14は取付部材5に当接して平行リンク12の所定以上の上方回動を規制するようになっている。
【0024】
前記上・下リンク9,11の先部には、図4に示すように連結リンク15が軸支され、上・下リンク9,11が平行状態を保持できるようになっている。前記上リンク9と連結リンク15上部とを軸支する連結シャフト16は荷受台17の基部に形成された補強部材18にも軸支されており、これにより上リンク9と連結リンク15と荷受台17とが連結された状態になるとともに連結シャフト16を中心にそれぞれが上下方向に回動できるようになっている。前記下リンク11と連結リンク15下部とは、図18および図20に示すように連結ピン19にて軸支され、連結ピン19の端部に形成された孔20に抜け止めピン21を差し込み、その抜け止めピン21をボルト22にて連結リンク15に固定することにより連結ピン19が抜けないようになっている。すなわち、ボルト22を外し、抜け止めピン21を引き抜くことにより、連結ピン19を外して下リンク11を連結リンク15から簡単に外すことができるようになっている。
【0025】
前記荷受台17は上面を平坦にして荷物を載せやすくし、下面には補強のための補強フレーム17Aが左右一対固定されている。前記荷受台17の基部には荷受台17の一部をなす補強桁23が断面逆L字形で幅方向に形成され、上部は平坦部23Aにして荷受面の一部をなし、下部の外側は補強フレーム17Aの取付面23Bを形成し、下部の内側には補強部材18が取り付けられている。また前記補強桁23の下部が連結リンク15下部に当接することにより荷受台17が水平状態を保持できるようになっている。
【0026】
前記補強桁23の上部には、図15のように切り欠き溝24が形成され、荷受台17を水平状態から180度上方回動させた際、すなわち平行リンク12の上方に重ねる方向に回動させた際に上リンク9の一部すなわち上リンク補助部材9Bが前記切り欠き溝24に入り込んで荷受台17の回動を邪魔しないようになっている。ところで、前記切り欠き溝24は荷受台昇降装置1にて積み卸しされる荷物が通過する位置に形成されているが、この切り欠き溝24の幅は上リンク補助部材9Bの厚みより幾分大きい程度のものなので荷物特にコンテナ等のキャスタが入り込むことはない。
【0027】
前記連結リンク15の中間と荷受台17の補強フレーム17Aとの間には起立補助装置である起立シリンダ25が軸支され、起立シリンダ25の伸長にて荷受台17を起立させ、縮小にて荷受台17を水平に戻すようになっている。特に連結リンク15との軸支は図18および図19に示すように、連結ピン26にて軸支され、連結ピン26の端部に形成された孔27に抜け止めピン28を差し込み、その抜け止めピン28をボルト29にて連結リンク15に固定することにより連結ピン26が抜けないようになっている。すなわち、ボルト29を外し、抜け止めピン28を引き抜くことにより、連結ピン26を外して連結シリンダ25を連結リンク15から簡単に外すことができるようになっている。
【0028】
次に取付ブラケット6と荷受台17との位置関係について説明すると、前記取付ブラケット6の上端は水平になっており、荷受台17を昇降途中の所定の位置(図12)で停止させ、その状態で約180度上方回動させると図5の如く荷受台が反転した状態で取付ブラケット6の上端に当接し、荷受台17が略水平状態で支持されるようになっている。ところで、荷受台17を昇降途中の所定の位置で停止させるのは、任意の治具にて位置合わせをして決めるようになっている。
【0029】
30は突入防止用のバンパで、該バンパ30は図6の如く左右の平行リンク12が通過できるように3分割されており、中央のバンパ30は前記連結部材4の端部に取り付けられ、左右のバンパ30は支持フレーム3から突出させたバンパ用ステー31に取り付けられている。32は荷受台昇降装置1を搬送するための搬送パレットで、該搬送パレット32は荷受台昇降装置1の製造場所から荷受台昇降装置1を車両2に取り付ける架装場所まで搬送させるものである。前記搬送パレット32は図5および図6に示すように、パレット本体32Aと受け支柱32Bとホーク孔32Cとからなっている。前記パレット本体32Aは平板状で長方形を成し、上面積は支持フレーム3と同程度の横幅で平行リンク12と同程度の縦幅を有し、パレット本体32Aの上面は支持フレーム3側を支持する平坦状の積載面を有している。前記受け支柱32Bはパレット本体32A上の一側方側に近い位置で立設され、受け支柱32Bの上端に断面半円弧状の受け部32Dが形成されており、前記受け部32Dの高さ位置は、荷受台17を約180度回動させて取付ブラケット6に当接させた状態で受け部32Dにて連結部材12を支持したとき支持フレーム3および荷受台17が略水平状態になるような位置になっている。前記フォーク孔32Cはホークリフトのホーク33を差し込んで搬送パレット32を移動させるためのもので、パレット本体32Aの受け支柱32B側の側面に開口され貫通するようになっている。
【0030】
図21乃至図24は他の実施の形態で、支持フレーム3の一端側上部に荷受台昇降装置1の一部である動力装置用ボックス34をボルト35にて固定し、この動力装置用ボックス34には駆動手段である昇降シリンダ10等を作動させるための動力装置(図示せず)が収容されている。前記ボックス34の上面は平坦で、取付ブラケット6の上端より幾分高くなるようになっている。これにより、荷受台17を約180度回動させると荷受台17が前記ボックス34に当接して荷受台17を支持することができるようになっている。かかる構造にすれば、動力装置および動力装置用ボックス34を荷受台昇降装置の一部として一体化したままで搬送することができるので、駆動手段である昇降シリンダ10等との配管34Aの分離・接続の作業を省略することができる。
【0031】
図25は他の実施の形態で、取付部材5の上端を平坦にして、荷受台17を約180度回動させると荷受台17が前記取付部材の上端に当接もしくはゴム等の緩衝部材を介して支持されるようになっている。かかる構造にすれば、取付ブラケット6や動力装置用ボックス34が取り付けられていない状態、例えば取付ブラケット6は先に車体7側に溶接する必要がある場合や動力装置は破損防止の観点から別途手段にて搬送を必要とする場合があり、そのような場合にも、余分な部材を必要とすることなく荷受台17を回動させて取付部材5にて略水平状態にて支持させることができる。
【0032】
図26乃至図28は他の実施の形態で、支持フレーム3の中央にI型の補助部材36を立設して、補助部材36の上支持部36Aで荷受台17を180度回動させたとき荷受台17を支持するようになっている。すなわち、荷受台17を支持フレーム3に間接的に支持できるようになっている。前記補助部材36の下支持部36Bは支持フレーム3の上面に当接させ、支持フレーム3の下面に当接させた当て板37との間にボルト38とナット39にて連結し、ボルト・ナット38,39を締め付けていくことにより支持フレーム3を挟圧して、補助部材36を支持フレーム3に固定するようになっている。かかる構造にすれば、本来的に大きな強度を有する支持フレーム3にて荷受台17を支持することになるので、取付ブラケット6や取付部材5に余分な負荷が作用することが無くなり、取付部材5等に対して荷受台17を支持するためだけに余分な強度アップをする必要が無くなる。
【0033】
図29は他の実施の形態で、上リンク9の一部に支持部9Cを形成し、荷受台17を約180度回動させたとき、上リンク9の支持部9Cにて荷受台17を略水平状態にて支持できるようにしたものである。かかる構造によれば、上リンク9を充分上方に回動させた状態で搬送状態を形成させることができるので、平行リンク12の投影長さが短くなり、搬送パレット32の上面積が小さくて済むようになる。
【0034】
図30および図31は起立補助装置の他の実施例で、起立シリンダ25の替わりにスプリング40を設けたもので、このスプリング40は荷受台起立方向に付勢され、荷受台17をわずかな労力にて起立させることができるようになっている。すなわち、スプリング40の一端は補強フレーム17Aに係合され、他端は連結リンク15の中間に固定突出された連結ピン26に係合されている。かかる構造にて、荷受台17が水平状態ではスプリング40が荷受台17の自重にて圧縮された状態となり荷受台17を起立方向に付勢するようになっているので、荷受台17を起立させる際にはわずかな労力にて起立させることができるようになっている。
【0035】
図32および図33は荷受台17を約180度回動する際に起立補助装置である起立シリンダ25又はスプリング40を連結リンク15から連結解除して荷受台17を回動させた状態を示すものである。図32は起立補助装置として起立シリンダ25を使用したもので、下リンク11と連結リンク15とは連結したままで、図19の如く連結ピン26を外すことにより連結リンク15下部と起立シリンダ25とを分離させることができる。図33は起立補助装置としてスプリング40を使用したもので、下リンク11と連結リンク15とは連結したままで、スプリング40を連結ピン26から外すことにより荷受台17を連結シャフト16を中心に回動させることができる。
【0036】
図34乃至図36は搬送パレットの他の実施例で、パレット本体32の上で一側方には受け部32Dを有する受け支柱32Bを立設し、他側方には平坦な受け部32Fおよびガイド部32Gを有する受け部材32Eを立設し、荷受台昇降装置1を載せるときには、上リンク9に設けた連結部材12を前記受け支柱32Bの受け部32Dにて支持し、荷受台17を受け部材32Eの受け部32Fにて支持するようになっている。また、受け部材32Eは支持フレーム3と平行リンク12とに囲まれた位置に配置されていることから、荷受台昇降装置1を搬送パレット32に載せる際は受け部材32Eのガイド部32Gにて支持フレーム3を搬送パレット32の所定の位置にガイドし、完了後は受け部材32Eが支持フレーム3や平行リンク12等と干渉して荷受台昇降装置1のずれを規制することができるようになっている。図37および図38は他の実施の形態で、起立格納装置をなくしたものである。すなわち、荷受台17は連結シャフト16にて平行リンク12側に連結され、荷受台17の一部が連結リンク41の当接部42に当接することにより荷受台17の水平状態を確保できるようになっている。また、荷受台17を起立格納させる場合は人力にて行うようになっているが、回動中心にトーションバーやコイルスプリングを設けて人力が少なくて済むようにすることも可能である。この構造にて、搬送姿勢にする場合には、図38のように荷受台17をクレーン等にて吊り下げながら回動させて、荷受台17を平行リンク12側に重ね合わせることができるようになっている。その際、荷受台17側の切り欠き溝24に平行リンク12の一部が入り込むようになっている。
【0037】
尚、実施の形態では、昇降シリンダ10を左右の各上リンクに設けた構造になっているが、昇降シリンダ10を1本にして左右の平行リンク12の間に配置して左右に延びた回転軸を介して平行リンク12に回動力を伝えるようにしても同様の作用効果を有することができる。また、実施の形態では起立補助装置として起立シリンダ25を左右の荷受台17側の補強フレーム17Aにそれぞれ設けるようにしているが、左右一対設ける必要はなく、いずれか一方に設ければ足りる。
【0038】
また、実施の形態では荷受台17と上リンクと連結リンク15とを連結シャフト16にて一体状に連結された構造になっているが、荷受台17は単独で上リンクに軸支もしくは連結リンクに軸支させるようにしてもよい。その場合には、連結シャフト16は別個に取り付けることになる。更に、実施の形態では荷受台昇降装置としてバンパ30を支持フレームに設けた内容になっているが、バンパ30は必ずしも支持フレームに取り付ける必要はなく、荷受台昇降装置とは別個に車体から張り出した支持部材に取り付けるようにすることも可能である。
【0039】
本発明は前記の如き構成で、次に作用について説明する。まず荷受台昇降装置1を製造場所にて製造し、荷受台昇降装置1の作動を確認した後搬送パレット32に搭載する。搭載手順はまず荷受台17を所定の位置まで上昇させた位置で停止させ、その状態でクレーン等にて荷受台昇降装置1を吊り下げ、荷受台昇降装置1の下方に搬送パレット32を置く(図12)。この場合、荷受台17を水平状態にしているが、起立シリンダ25を伸張させて荷受台17を起立させた状態で吊り下げるようにしてもよい。
【0040】
前記図12の状態から荷受台昇降装置1を矢印の方向に下降させて、揺動リンク8の下端もしくは昇降シリンダ10の下端をパレット本体32Aの積載面に当接させるとともに上リンク9側の連結部材12を受け支柱32Bの受け部32Dに当接させる(図13)。その後、下リンク11と連結リンク15とを軸支している連結ピン19を抜く。すなわち、図20の如くボルト22を連結リンク15から外し、抜け止めピン21を連結ピン19から引き抜き、連結ピン19を連結リンク15および下リンク11から外し、図13一点鎖線のように下リンク11の端部をパレット本体32Aの積載面まで降ろす。
【0041】
または、前記連結ピン19を抜かずに、起立シリンダ25を連結している連結ピン26を図19の如く外し、起立シリンダ25を連結リンク15から分離させる。その場合には、下リンク11は連結リンク15に結合されたままなので積載面まで降ろす必要はない。一方起立シリンダ25は幾分ふらつくが補強フレーム17A内に格納されているので、移動される際には問題とならない。
【0042】
この状態で、荷受台17を、上リンク9と荷受台17側の補強部材18とを連結する連結シャフト16の軸支点を中心に人力もしくはクレーンにて約180度上方回動させて、荷受台17を平行リンク12側に重ねた状態にて取付ブラケット6の上端に当接させる(図5)。その際、荷受台17基部の補強桁23の一部が上リンク9特に上リンク補助部材9Bに干渉しようとするが、補強桁23の平坦部23Aには切り欠き溝24が形成されているので、その切り欠き溝24に上リンク補助部材9Bが入り込み、荷受台17の回動を阻害することがない。荷受台17の回動が完了した状態では、連結リンク15が荷受台17側に起立シリンダ25を介して連結された状態になっているので、連結リンク15も荷受台17と一体に回動する。一方、起立シリンダ25を連結リンク15から分離させた場合には、図32のように連結リンク15は平行リンク12側に残ることになる。また、起立シリンダ25の替わりにスプリング40を使用した場合には図33のようになる。
【0043】
図5の状態から任意の手段にて荷受台昇降装置1を搬送パレット32に固縛し、その状態でホークリフトのホーク33を搬送パレット32のホーク孔32Cに差し込み、搬送パレット32を持ち上げて輸送手段である貨物車等に積み込む。その際、荷受台昇降装置1は受け支柱32B側において搬送パレット32からの飛び出し量が小さく、搬送パレット32のホーク孔32Cが受け支柱32B側に開口しているので、ホークリフトのホーク33を搬送パレット32の端部まで近づけることができ、ホーク33をホーク孔32Cに差し込んださいホーク33を荷受台昇降装置1の重心位置を超える位置まで十分に差し込むことができ、安定した状態でホークリフトでの移動が行える。
【0044】
貨物車等への積み込みが完了すると、貨物車等は荷受台昇降装置1の架装場所まで輸送する。架装場所に到着すると、搬送パレット32を降ろした後荷受台昇降装置1を搬送パレット32から昇降可能な台車(図示せず)に乗せ代える。台車に乗せた後クレーン等にて荷受台17を回動させて水平状態もしくは起立状態にし、クレーンにて保持する。その状態で、下リンク11と連結リンク15とを分離した場合には下リンク11の端部を持ち上げ、連結リンク15と位置合わせをして連結ピン19にて結合させ、連結リンク15と起立シリンダ25とを分離した場合には連結リンク15と起立シリンダ25とを連結ピン26にて連結させる。その際、荷受台17は平行リンク12側と連結シャフト16にて連結されているので、下リンク11と連結リンク15との位置合わせもしくは起立シリンダ25と連結リンク15との位置合わせが非常に容易となる。さらに後者では、下リンク11を持ち上げるような作業は不要となり、作業の容易化が図れる。
【0045】
平行リンク12側と荷受台17側との連結が完了したら台車を移動させて、荷受台昇降装置1を車両2の後部取付位置に合わせ、取付ブラケット6を車体7に固定する。これにて荷受台昇降装置1の架装は完了する。荷受台昇降装置1が架装された車両2にて荷物の積み卸しを行う場合は、図2に示す二点鎖線の状態から起立シリンダ25を縮小させて荷受台17を水平状態にし(図1実線)、その後昇降シリンダ10にて平行リンク12を上下動させて荷受台17を昇降させる。特に荷受台17が下降して荷受台17の一部が接地したときは、更に昇降シリンダ10を縮小させると、図3の如く揺動リンク8がストッパ13から離れる方向に揺動して荷受台17を図2の如く傾斜させ、キャスタ付きカート等の荷受台17への積み込み作業が容易になるようになっている。
【0046】
【発明の効果】
以上の如く請求項1及び2の発明では、荷受台の一部に切り欠き溝を設け、荷受台を平行リンク側から分離させることなく回動させて荷受台昇降装置を搬送姿勢にすることができるようにしたので、荷受台を分離させることなく搬送することができ、搬送前後および搬送時の余分なスペースを不要にすることができる。また搬送前後の作業を簡単にすることができる。
【0047】
さらに請求項1及び2の発明では、荷受台の一部に切り欠き溝を設け、かつ下リンクと連結部材との連結を解除可能もしくは起立補助装置と連結部材との連結を解除可能とし、更に荷受台を平行リンク側から分離させることなく平行リンクの上方まで回動させて重ねた状態にすることができるようにしたので、前記効果とともに車両に取り付けた状態での荷受台の起立格納作業の容易化を図ることができる。
【0048】
請求項3及び4の発明では、荷受台の一部に切り欠き溝を設け、かつ下リンクを連結部材から連結解除可能もしくは起立補助装置を連結リンクから連結解除可能とし、更に荷受台を平行リンクの上方まで回動させて重ねた状態にし、荷受台の一部を搬送パレットの受け部材にて支持するようにしたので、前記効果とともに搬送状態では荷受台を独立して支持することができ、搬送途中にて荷受台ががたつくのを確実に防止することができる。
【0049】
請求項5及び6の発明では、荷受台の一部に切り欠き溝を設け、かつ下リンクを連結部材から連結解除可能もしくは起立補助装置を連結リンクから連結解除可能とし、更に荷受台を平行リンクの上方まで回動させて重ねた状態にして荷受台昇降装置の一部にて荷受台を支持させるようにしたので、前記効果とともに搬送姿勢で荷受台を支持するための余分な部材を不要にすることができる。
【0050】
請求項7及び8の発明では、荷受台を回動させて荷受台を動力装置用ボックスに支持させるようにしたので、搬送前後での作業の効率化が図れ、更に動力装置と駆動手段との配管等の接続をしたままで搬送が行えるので、搬送の前後での準備作業を簡略化することができる。
【0051】
請求項9の発明では、荷受台を回動させて荷受台を荷受台昇降装置の一部である取付ブラケットに支持させるようにしたので、前記効果とともに荷受台を展開した際における荷受台と平行リンク側との連結のための位置合わせが容易になる。更に車両への取付作業が取付ブラケットの存在にて迅速に行うことができ、作業の効率化が図れる。
【0052】
請求項10の発明では、荷受台を回動させて荷受台を取付部材もしくは支持フレームに支持させるようにしたので、荷受台を支持するための余分な部材が不要となり、安価な搬送パレットを使用することができる。更に、取付ブラケットを外して搬送する必要がある場合であっても荷受台を支持するための余分な部材を必要とすることなく搬送姿勢を保持することができる。また、取付ブラケットが取付部材等より低い場合にも同様の効果を発揮させることができる。
【0053】
請求項11の発明では、荷受台を回動させて荷受台を平行リンクに支持させるようにしたので、荷受台を支持するための余分な部材が不要となり、安価な搬送パレットを使用することができる。更に、平行リンクの起立角を大きくして荷受台を重ねることができるので、平行リンクの投影長さが短くなり、搬送パレットの長さを短くすることができることから、更に搬送パレットを安価なものにすることができるとともに搬送パレットの保管スペースを小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 車両に荷受台昇降装置を架装した全体図である。
【図2】 荷受台を地面に接地させた状態図である。
【図3】 平行リンク基部の拡大図である。
【図4】 平行リンクと荷受台の連結部分の拡大図である。
【図5】 荷受台昇降装置の搬送状態を示す全体図である。
【図6】 図5のA−A図である。
【図7】 図5のB−B図である。
【図8】 図6のC−C図である。
【図9】 図6のD−D図である。
【図10】 図6のE−E図である。
【図11】 図6のF−F図である。
【図12】 荷受台昇降装置を搬送パレットに積載する組付図である。
【図13】 荷受台昇降装置を搬送パレットに積載した状態図である。
【図14】 図13のG−G図である。
【図15】 荷受台の切り欠き溝部分の拡大斜視図である。
【図16】 荷受台水平状態での平行リンクと荷受台との連結部分の拡大断面図である。
【図17】 荷受台を180度回動させたときの平行リンクと荷受台との連結部分の拡大断面図である。
【図18】 連結リンクの拡大図である。
【図19】 図18のH−H断面図である。
【図20】 図18のI−I断面図である。
【図21】 他の実施の形態における荷受台昇降装置の搬送状態図である。
【図22】 図21のJ−J図である。
【図23】 図21にて荷受台を展開した全体図である。
【図24】 図23のK−K図である。
【図25】 他の実施の形態における荷受台昇降装置の搬送状態図である。
【図26】 他の実施の形態における荷受台昇降装置の搬送状態図である。
【図27】 図26にて荷受台を展開した全体図である。
【図28】 図27のL―L拡大断面図である。
【図29】 他の実施の形態における荷受台昇降装置の搬送状態図である。
【図30】 起立補助装置としてスプリングを使用した部分拡大図である。
【図31】 図30の部分拡大図である。
【図32】 連結リンクと起立シリンダとを分離させて荷受台を回動させた部分拡大図である。
【図33】 連結リンクとスプリングとを分離させて荷受台を回動させた部分拡大図である。
【図34】 他の実施の形態における荷受台昇降装置の搬送状態図である。
【図35】 図34の荷受台昇降装置を搬送パレットに積載する際の組付図である。
【図36】 図35のM―M図である。
【図37】 他の実施の形態における荷受台昇降装置の平行リンクと荷受台との連結部分の部分拡大図である。
【図38】 図37で搬送姿勢にした状態図である。
【符号の説明】
1 荷受台昇降装置
3 支持フレーム
5 取付部材
6 取付ブラケット
9 上リンク
10 昇降シリンダ
11 下リンク
12 平行リンク
15 連結リンク
17 荷受台
19 連結ピン
24 切り欠き溝
25 起立シリンダ
32 搬送パレット
34 動力装置用ボックス

Claims (11)

  1. 車体に取り付けうる支持フレームの左右端部に取付部材を固定し、前記各取付部材に上リンクと下リンクとからなる平行リンクを上下回動可能に設け、前記平行リンクの端部に連結リンクを軸支し、前記連結リンクもしくは上リンクに荷受台を軸支し、前記連結リンクと荷受台との間に荷受台起立方向の回動を補助する起立補助装置を連結し、前記平行リンクを駆動手段にて上下回動させることにより荷受台を水平状態で昇降させうる荷受台昇降装置において、前記荷受台の基部側に前記平行リンクの一部が入り込める切り欠き溝を形成し、更に下リンクと連結リンクとの連結を解除可能し、荷受台昇降装置を搬送する際には、前記下リンクに対する連結リンクの連結解除て、前記連結リンクもしくは上リンクと荷受台との軸支点を中心に荷受台を回動させ、前記切り欠き溝に平行リンクの一部を入り込ませるとともに荷受台と連結リンクを平行リンクの上方に重ね合わせた状態にすることができることができるようにしたことを特徴とする荷受台昇降装置。
  2. 車体に取り付けうる支持フレームの左右端部に取付部材を固定し、前記各取付部材に上リンクと下リンクとからなる平行リンクを上下回動可能に設け、前記平行リンクの端部に連結リンクを軸支し、前記連結リンクもしくは上リンクに荷受台を軸支し、前記連結リンクと荷受台との間に荷受台起立方向の回動を補助する起立補助装置を連結し、前記平行リンクを駆動手段にて上下回動させることにより荷受台を水平状態で昇降させうる荷受台昇降装置において、前記荷受台の基部側に前記平行リンクの一部と連結リンクとが入り込める切り欠き溝を形成し、更に起立補助装置と連結リンクとの連結を解除可能とし、荷受台昇降装置を搬送する際には、連結リンクに対する起立補助装置の連結を解除して、前記連結リンクもしくは上リンクと荷受台との軸支点を中心に荷受台を回動させ、前記切り欠き溝に平行リンクの一部と連結リンクを入り込ませるとともに荷受台を平行リンクの上方に重ね合わせた状態にすることができることができるようにしたことを特徴とする荷受台昇降装置。
  3. 車体に取り付けうる支持フレームの左右端部に取付部材を固定し、前記各取付部材に上リンクと下リンクとからなる平行リンクを上下回動可能に設け、前記平行リンクの端部に連結リンクを軸支し、前記連結リンクもしくは上リンクに荷受台を軸支し、前記連結リンクと荷受台との間に荷受台起立方向の回動を補助する起立補助装置を連結し、前記平行リンクを回動させる駆動手段を設け、搬送パレットに搭載できるようにした荷受台昇降装置において、前記荷受台の基部側に前記平行リンクの一部が入り込める切り欠き溝を形成し、更に下リンクと連結リンクとの連結を解除可能し、荷受台昇降装置を搬送する際には、前記下リンクに対する連結リンクの連結解除て、前記連結リンクもしくは上リンクと荷受台との軸支点を中心に荷受台と連結リンクを回動させ、前記切り欠き溝に平行リンクの一部を入り込ませるとともに荷受台を平行リンクの上方に重ね合わせた状態で搬送パレットに支持できるようにしたことを特徴とする荷受台昇降装置。
  4. 車体に取り付けうる支持フレームの左右端部に取付部材を固定し、前記各取付部材に上リンクと下リンクとからなる平行リンクを上下回動可能に設け、前記平行リンクの端部に連結リンクを軸支し、前記連結リンクもしくは上リンクに荷受台を軸支し、前記連結リンクと荷受台との間に荷受台起立方向の回動を補助する起立補助装置を連結し、前記平行リンクを回動させる駆動手段を設け、搬送パレットに搭載できるようにした荷受台昇降装置において、前記荷受台の基部側に前記平行リンクの一部と連結リンクとが入り込める切り欠き溝を形成し、更に起立補助装置と連結リンクとの連結を解除可能とし、荷受台昇降装置を搬送する際には、連結リンクに対する起立補助装置の連結を解除して、前記連結リンクもしくは上リンクと荷受台との軸支点を中心に荷受台を回動させ、前記切り欠き溝に平 行リンクの一部と連結リンクを入り込ませるとともに荷受台を平行リンクの上方に重ね合わせた状態で搬送パレットに支持できるようにしたことを特徴とする荷受台昇降装置。
  5. 車体に取り付けうる支持フレームの左右端部に取付部材を固定し、前記各取付部材に上リンクと下リンクとからなる平行リンクを上下回動可能に設け、前記平行リンクの端部に連結リンクを軸支し、前記連結リンクもしくは上リンクに荷受台を軸支し、前記連結リンクと荷受台との間に荷受台起立方向の回動を補助する起立補助装置を連結し、前記平行リンクを駆動手段にて上下回動させることにより荷受台を水平状態で昇降させうる荷受台昇降装置において、前記荷受台の基部側に前記平行リンクの一部が入り込める切り欠き溝を形成し、更に下リンクと連結リンクとの連結を解除可能し、荷受台昇降装置を搬送する際には、前記下リンクに対する連結リンクの連結解除て、前記連結リンクもしくは上リンクと荷受台との軸支点を中心に荷受台と連結リンクを回動させ、前記切り欠き溝に平行リンクの一部を入り込ませるとともに荷受台を平行リンクの上方に重ね合わせ、前記荷受台の一部を荷受台昇降装置の任意の部材にて支持するようにしたことを特徴とする荷受台昇降装置。
  6. 車体に取り付けうる支持フレームの左右端部に取付部材を固定し、前記各取付部材に上リンクと下リンクとからなる平行リンクを上下回動可能に設け、前記平行リンクの端部に連結リンクを軸支し、前記連結リンクもしくは上リンクに荷受台を軸支し、前記連結リンクと荷受台との間に荷受台起立方向の回動を補助する起立補助装置を連結し、前記平行リンクを駆動手段にて上下回動させることにより荷受台を水平状態で昇降させうる荷受台昇降装置において、前記荷受台の基部側に前記平行リンクの一部と連結リンクとが入り込める切り欠き溝を形成し、更に起立補助装置と連結リンクとの連結を解除可能とし、荷受台昇降装置を搬送する際には、連結リンクに対する起立補助装置の連結を解除して、前記連結リンクもしくは上リンクと荷受台との軸支点を中心に荷受台を回動させ、前記切り欠き溝に平行リンクの一部と連結リンクを入り込ませるとともに荷受台を平行リンクの上方に重ね合わせ、前記荷受台の一部を荷受台昇降装置の任意の部材にて支持するようにしたことを特徴とする荷受台昇降装置。
  7. 車体に取り付けうる支持フレームの左右端部に取付部材を固定し、前記各取付部材に上リンクと下リンクとからなる平行リンクを上下回動可能に設け、前記平行リンクの端部に連結リンクを軸支し、前記連結リンクもしくは上リンクに荷受台を軸支し、前記支持フレームの一部に動力装置を収容した動力装置用ボックスを取り付け、前記連結リンクと荷受台との間に荷受台起立方向の回動を補助する起立補助装置を連結し、前記平行リンクを前記動力装置にて駆動される駆動手段にて上下回動させることにより荷受台を水平状態で昇降させうる荷受台昇降装置において、前記荷受台の基部側に前記平行リンクの一部が入り込める切り欠き溝を形成し、更に下リンクと連結リンクとの連結を解除可能し、荷受台昇降装置を搬送する際には、前記下リンクに対する連結リンクの連結を解除して、前記連結リンクもしくは上リンクと荷受台との軸支点を中心に荷受台と連結リンクを回動させ、前記切り欠き溝に平行リンクの一部を入り込ませるとともに荷受台を平行リンクの上方に重ね合わせ、前記荷受台の一部を前記動力装置用ボックスにて支持するようにしたことを特徴とする荷受台昇降装置。
  8. 車体に取り付けうる支持フレームの左右端部に取付部材を固定し、前記各取付部材に上リンクと下リンクとからなる平行リンクを上下回動可能に設け、前記平行リンクの端部に連結リンクを軸支し、前記連結リンクもしくは上リンクに荷受台を軸支し、前記支持フレームの一部に動力装置を収容した動力装置用ボックスを取り付け、前記連結リンクと荷受台との間に荷受台起立方向の回動を補助する起立補助装置を連結し、前記平行リンクを前記動力装置にて駆動される駆動手段にて上下回動させることにより荷受台を水平状態で昇降させうる荷受台昇降装置において、前記荷受台の基部側に前記平行リンクの一部と連結 リンクとが入り込める切り欠き溝を形成し、更に起立補助装置と連結リンクとの連結を解除可能とし、荷受台昇降装置を搬送する際には、連結リンクに対する起立補助装置の連結を解除して、前記連結リンクもしくは上リンクと荷受台との軸支点を中心に荷受台を回動させ、前記切り欠き溝に平行リンクの一部と連結リンクを入り込ませるとともに荷受台を平行リンクの上方に重ね合わせ、前記荷受台の一部を前記動力装置用ボックスにて支持するようにしたことを特徴とする荷受台昇降装置。
  9. 前記荷受台昇降装置の任意の部材を取付ブラケットとしたことを特徴とする請求項5又は6に記載の荷受台昇降装置。
  10. 前記荷受台昇降装置の任意の部材を取付部材もしくは支持フレームとしたことを特徴とする請求項5又は6に記載の荷受台昇降装置。
  11. 前記荷受台昇降装置の任意の部材を平行リンクとしたことを特徴とする請求項5又は6に記載の荷受台昇降装置。
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