JP3781425B2 - 構造物の施工方法 - Google Patents

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Description

本発明は、多層建築物のコンクリート製スラブのように、表面が平坦な構造物の施工に好適な構造物の施工方法に関する。
従来、多層建築物の床や天井等として機能するコンクリート製スラブを建築現場で施工するためには、既設下層階の床面に多数の支柱を立てて上層階高さにまで届く架台を組み上げると共に、この架台の上に多数の木製合板を水平に敷きつめてコンクリート流し込み用の仮設床面を形成し、この仮設床面上にコンクリートを所定厚さに流し込んで固化させることにより、隣接する梁間を繋ぐコンクリート製スラブを完成すると言ったスラブ施工方法が採用されていた。しかし、この木製合板を使用するスラブ施工方法にあっては、木製合板の現場加工や架台組み上げ等のために多大な手間がかかること、架台解体後に回収される木製合板は再使用不能のため、大量の廃棄物が発生してその焼却費用がかさむこと、等の問題点がある。
木製合板を使用しない従来例としては、デッキプレートと称される断面連続台形状の鋼製薄板をスラブ形成予定領域に敷きつめ、その上にコンクリートを流し込むと言うスラブ施工方法も知られている(例えば、特許文献1参照)。しかし、このデッキプレートを使用するスラブ施工方法にあっては、デッキプレート表面の窪みにコンクリートが満たされることで余分な量のコンクリートが必要となり、コンクリートの使用量が多くなること、デッキプレート表面の凸部が梁高さ内より突出することから階高が必要以上に高くなること、等の問題点がある。
木製合板を使用しないさらに他の従来例としては、ハイデッキと称される表面が平坦で裏面側には長手方向に沿って補強用突条部(リブ)を有する鋼製薄板を使用するスラブ施工方法が知られている。
このハイデッキは、梁間の間隔に合わせて工場にて裁断された状態で現場に搬入される。勿論、ハイデッキは鋼製薄板であるから材質的には何度でも再利用することは可能である。しかし、この種の多層建築物における隣接する梁間の距離は、現場ごと乃至物件ごとに異なることが普通であるから、ある現場で使用後回収されたハイデッキを別の現場で再利用することは現実には極めて困難である。
実開平5−67716号公報(第1頁、第2頁、図1)
上述のハイデッキを使用したスラブ施工方法にあっては、ハイデッキの表面は平坦であるから、デッキプレートを使用したスラブ施工方法に比べて、コンクリートの使用量を軽減できること、デッキプレートを使用した場合のように、表面の凸部が梁高さ内より突出することがないから、階高が必要以上に高くなることもない、等の利点がある。
しかし、このハイデッキを使用したスラブ施工方法にあっては、工事完成後に回収したとしても、梁間隔の相違から他の現場での再利用が困難である、という問題点を有している。
本発明は、上述のような従来の問題点に着目してなされたものであり、その目的とするところは、天井スラブや床スラブを効率よく施工することができ、しかもスラブ施工のための仮設床板の繰り返し再利用が可能となる構造物の施工方法を提供することにある。
この発明のさらに他の目的並びに作用効果については、以下の明細書の記載を参照することにより、当業者であれば容易に理解される筈である。
本発明の構造物の施工方法は、水平方向へ不定距離だけ離間された第1の梁と第2の梁との間に床や天井等に相当するコンクリートスラブを形成するための施工方法において、スラブ成型用の型枠材を繰り返し再利用可能としたことを特徴とするものであって、以下の5つのステップを含んでいる。
すなわち、第1のステップでは、固定長仮設床板と可変長仮設床板とをそれぞれ必要枚数だけ用意する。
ここで言う『固定長仮設床板』とは、所定の長さ及び幅を有する仮設床板のことである。一例としては、固定長仮設床板は鋼製薄板とされ、全ての固定長仮設床板は同じ長さ及び幅を有するものとされている。この固定長仮設床板の材質については、強度上の理由からアルミや鋼板等の金属が好ましいが、将来的には、必要とする強度と価格に合わせてプラスチック等に変更することもできるであろう。
また、ここで言う『可変長仮設床板』とは、固定長仮設床板と同じ幅を有する仮設床板であるが、その長さ方向に対して長さ調整が可能とされた仮設床板のことである。一例としては、後に詳細に説明するが、長さ調整のために、2枚の鋼製薄板をスライド可能に結合した構成を有しているが、長さ方向への調整が可能とされれば良いので他の構造も採用可能であることは言うまでもない。
また、『必要枚数』とは、スラブ施工の対象となる現場において、梁と梁との間に生じるスラブ床(天井)の施工予定領域に基づいて計算された固定長仮設床板及び可変長仮設床板の必要枚数のことである。ここで、できる限り固定長仮設床板を使用し、固定長仮設床板のみではどうしても生じてしまう長さ方向への残余間隔に対して、適宜長さ調整された可変長仮設床板を用いるようにする。
第2のステップでは、第1の梁に相当する第1の梁成型用型枠と第2の梁に相当する第2の梁成型用型枠との間に、第1の梁側を基点として、固定長仮設床板の長さに対応する間隔で複数本の枕木を、支保工を介して横架する。
このような多層建築物の床や天井等としてコンクリートスラブの施工を行う際に、梁間のスラブ施工予定領域を、例えば1枚の固定長仮設床板又は可変長仮設床板で掛け渡すことが可能であればこの第2のステップは不要となる。しかし、実際の現場においては、梁間のスラブ施工予定領域は現場毎に異なることや、対象となる建築物自体の規模も大小様々であるため、各現場毎に梁間を一枚物の仮設床板で掛け渡すように仮設床板をカスタマイズすることはコスト面やその手間を考慮しても現実的ではない。そのため、スラブ施工領域の長さ方向並びに幅方向に対して複数枚の仮設床板を連続して敷き詰めるものである。そのため、隣接する仮設床板同士の隣接部を下層階の床面より支保工と称される支柱を複数立てて、その支保工の上に枕木を横架して仮設床板を支持するものである。
第3のステップでは、第1の梁成型用型枠と枕木材、枕木材と枕木材、のそれぞれの間隔に、固定長仮設床板を複数列に掛け渡し、枕木と第2の梁成型用型枠との間に生ずる残余間隔には、この残余間隔に長さ調整して、可変長仮設床板を複数列に掛け渡し、かつ第1及び第2の梁成型用型枠のコンクリート流し込み用の空所内に仮設床板が突出しないように、仮設床板の突出量を調整する。
ここで、『第1及び第2の梁成型用型枠のコンクリート流し込み用の空所内に仮設床板が突出しないように』とあるのは、このステップにおいて仮設床板が第1又は第2の梁成型用型枠のコンクリート流し込み用の空所内に突出してしまうと、コンクリートの流し込みを行った後に仮設床板の端部がコンクリートスラブに食い込むような形となる。そうなると、仮設床板の除去作業に支障を来すことに加え、天井梁や床梁に断面欠損を与えることとなるため、完成したスラブの強度にも悪影響を与えてしまう。そこで、この仮設床板を梁間に掛け渡すステップにおいては、仮設床板が第1又は第2の梁成型用型枠のコンクリート流し込み用の空所内に突出しないように敷設することが重要となる。
第4のステップでは、必要に応じて配筋後、仮設床板面にコンクリートを流し込む。
このような多層建築物のコンクリートスラブを成型する際に、スラブ全体の強度を向上させるために、コンクリートの流し込み作業の前に、スラブ成型予定領域に鉄筋を配置することはよく知られている。そのような配筋作業が適応される場合には、コンクリートの流し込み作業を行う前に、公知の手法にて行われる。
第5のステップでは、コンクリートが固化するのを待って、支保工並びに枕木材の撤去並びに第1、第2の梁成型用型枠の撤去により、固定長仮設床板並びに可変長仮設床板を回収する。
本発明の構造物の施工方法は、以上の構成を有するものであるから、天井梁や床梁に断面欠損を与えることなく、天井スラブや床スラブを施工することができ、しかもスラブ施工のための仮設床板を繰り返し再利用できる、利点がある。
また、このような構成によって、スラブ成型の対象となる梁間の距離は現場により様々であるが、固定長仮設床板を必要枚数敷き詰め、現場の寸法によってどうしても生じてしまう残余間隔については可変長仮設床板の長さを適宜調整することで対応することが可能となる。それによって、安価に製造可能な固定長仮設床板を最大限利用しつつ、長さ調整の必要な箇所にだけ可変長仮設床板を用いることにより、梁間の距離の異なるどのような現場にも対応できる。
また、本発明の施工方法においては、次のような構成を採用してもよい。すなわち、第3のステップにおける仮設床板の掛け渡しにおいては、幅方向へ隣接する仮設床板同士は側縁部を互いに重合されている。
このような構成とすることによって、幅方向に隣接する仮設床板は互いに一部重合するため、隣接する仮設床板同士の間に隙間等が生じることはない。また、このように一部重合させて敷き詰めることによって強度面も向上される。
以上説明した通り、本発明に係るスラブ対応の構造物の施工方法によれば、天井スラブや床スラブを効率よく施工することができ、しかも施工に使用した型枠を繰り返し再利用することができる、という利点がある。
以下に、本発明の好適な実施の一形態を添附図面にしたがって詳細に説明する。なお、念のため付言すれば、本発明の要旨は特許請求の範囲によってのみ特定されるものであり、以下の実施の形態は本発明の一例を示すものに過ぎない。
本発明によるスラブ施工方法を、図1〜図5を参照しながら詳細に説明する。図1には型枠の組み上げ状態を示す側面図、図2には図1の部分拡大図(その1)、図3には図1の部分拡大図(その2)、図4には図1の部分拡大図(その3)、そして図5には仮設床板の敷設完了状態を示す平面図が示されている。
本発明のスラブ施工方法は、第1のステップ〜第5のステップからなる5つのステップから構成される。第1のステップでは、成型面となる平坦な表面を有しかつ成型材料の重量に耐えうるように補強された所定の長さ及び幅を有する固定長仮設床板と、成型面となる平坦な表面を有しかつ成型材料の重量に耐えうるように補強された2枚の平板を、一方の平板の後端部と他方の平板の前端部とが重なり合う状態で前後方向へとスライド自在に結合してなる長さ調整可能な可変長仮設床板とをスラブ施工を行う現場に合わせて所要枚数だけ用意する。
続く第2のステップでは、第1の梁に相当する第1の梁成型用型枠301と第2の梁に相当する第2の梁成型用型枠401との間に、第1の梁側を基点として、固定長仮設床板2の長さに対応する間隔で複数本の枕木材6を、支保工5を介して横架する。
図1乃至図4にて示されるように、第1の梁に相当する第1の梁成型用型枠301側から固定長仮設床板2を連続して敷設するため、それらの仮設床板同士の連結部を下方側から支持するような位置に枕木6を支保工5を介して設置する。これらの図においては、第1の梁と第2の梁との間に固定長仮設床板2を2枚、そして可変長仮設床板1を1枚連続して設置する例が示されている。仮設床板同士の境界部を支持する枕木6は支保工5によって支持されており、これにより後の成型材料であるコンクリートを流し込むステップにて、その重量に耐えることが可能となる。また、各支保工5は水平つなぎ9によって互いに、そして後述する上部受け台付き支柱(311,411)に連結され支持されている。
第3のステップにおいては、第1のステップで用意された固定長仮設床板2と可変長仮設床板1を、水平方向へと離間された2つの梁成型用型枠301,401の対向する上縁部(上部桟木133)と上縁部(上部桟木138)との間に、第2のステップにて設けられた支保工5上に設置された枕木6を介して所要枚数だけ隣接して掛け渡すことにより成型材料流し込み用の床面を構築する。
すなわち、図1〜図4(特に部分拡大図である図2及び図4)において、301は左側の梁成型用型枠、401は右側の梁成型用型枠である。左側の梁成型用型枠301、型枠左側板301aと型枠右側板301bと型枠底板301cとを有する。左側の梁成型用型枠301は、梁受け基台310の上に2本の枕木306,306と2本の管材(単管)308,308を介して支持されている。型枠左側板301aは、上部桟木302と下部桟木304とにより垂直な姿勢で支持されている。同様に、型枠右側板301bは、上部桟木303と下部桟木305とにより垂直な姿勢で支持されている。梁受け基台310は、既設下層階の床面上に立設された上部受け台付きの支柱(サポート)311,311により水平に支持されている。
同様にして、右側の梁成型用型枠401は、型枠左側板401aと型枠右側板401bと型枠底板401cとを有する。右側の梁成型用型枠401は、梁受け基台410の上に2本の枕木406,406と2本の管材(単管)408,408を介して支持されている。型枠左側板401aは、上部桟木402と下部桟木404とにより垂直な姿勢で支持されている。型枠右側板401bは、上部桟木403と下部桟木405とにより垂直な姿勢で支持されている。梁受け基台410は、既設下層階の床面上に立設された上部受け台付き支柱(サポート)411,411により水平に支持されている。
このようにして、架台の組み上げ及び左右の梁成型用型枠301,401のくみ上げが完了したならば、次に左側の梁成型用型枠301と右側の梁成型用型枠401との間に、本発明の可変長仮設床板1及び固定長仮設床板2を紙面と直交する方向へ多数隣接して水平に掛け渡す。これにより、コンクリート流し込み用の床面が形成される。可変長仮設床板1は、重合部190の部分を、バタ角(枕木用角材)7を介して、支保工8により下から支持される。第1の型枠部材100及び第2の型枠部材150はそれぞれ補強用突条部102,152を介してその全長にわたり補強されているから、それらが重なり合って存在する重合部190の下面をバタ角6を介して支保工5で支持するだけで、成型材料であるコンクリートの重量に十分に耐えることができる。それ以上の余分なサポートは基本的には不要であるから、架台組み上げ工数を削減することができる。
もっとも、この第3のステップにおいては、固定長仮設床板2の先端が第1の梁成型用型枠301の成型材料充填空所3にはみ出さないように設置し、そして同様に、可変長仮設床板1の先端(第1の型枠部材100の前端105,第2の型枠部材150の後端156)が第2の梁成型用型枠401の成型材料充填空所4にはみ出さないように長さ調整しなければならない。その理由としては、仮設床板が第1又は第2の梁成型用型枠のコンクリート流し込み用の空所内に突出してしまうと、コンクリートの流し込みを行った後に仮設床板の端部がコンクリートスラブに食い込むような形となる。そうなると、仮設床板の除去作業に支障を来すことに加え、天井梁や床梁に断面欠損を与えることとなるため、完成したスラブの強度にも悪影響を与えてしまうことが挙げられる。
図5には、型枠の組み上げ完了状態の上面図が示されている。同図にて示されるように、第1の梁成型用型枠301の成型材料充填空所3と第2の梁成型用型枠401の成型材料充填空所4との間に固定長仮設床板2並びに可変長仮設床板1が敷き詰められている。ここで、第1及び第2の梁間の長さ方向に関しては、隣接する仮設床板が互いに重なることのないように、端縁部をつきあわせて隣接させる。それに対して、幅方向に関しては、隣接する仮設床板同士の側縁部を互いに重合させるように配置する。このように、長さ方向並びに幅方向への仮設床板の敷き詰めが完了したら、それらの仮設床板において、他の仮設床板との隣接部(重合部)をテープ等で止める。これによって、隣接する仮設床板間に隙間が生じてしまい、次の成型材料流入ステップにおいてコンクリートがその隙間に流れ込んでしまうことを未然に防ぐことができる。
既に述べたように、第1の梁に相当する第1の梁成型用型枠301と第2の梁に相当する第2の梁成型用型枠401との間の距離は現場によって異なることが普通である。そのため、第1の梁側から第2の梁側へと固定長仮設床板2を順に敷き詰めていくと生じてしまう残余間隔に対しては、可変長仮設床板1を、後に詳細に説明する長さ調整手段によって適宜長さ調整した上で設置する。これにより、簡易な方法で第1の梁と第2の梁との間のスラブ施工予定領域が隙間なく掛け渡されることとなる。
また、可変長仮設床板2は長さ方向に調整可能とした構造上、固定長仮設床板2よりもコストが高くなってしまう。そこで、第1の梁側から可能な限り固定長仮設床板2を敷き詰め(図5におけるX列及びY列)、長さ調整が必要となる最終列(図5におけるZ列)にのみ可変長仮設床板1を採用する。
上記方法により、第1の梁と第2の梁間に設置する仮設床板の長さ方向への調整は可変長仮設床板1の長さ調整手段を用いて行い、幅方向において生じてしまう残余間隔については、図5にて示されるように、補助プレート20を用いることにより対応する。この補助プレート20は鋼製薄板を適宜裁断することによって梁間の幅方向において生じる残余間隔を覆うように設置される。そして、そのように幅方向の調整が必要な場合においては、比較的安価に手配可能である補助プレート20を適切な幅に裁断することによって調整することができる。固定長仮設床板2及び可変長仮設床板1は材質上何度でも再利用可能であるため、このような施工方法を用いることにより、どのような現場に対しても長さ方向及び幅方向に対して簡易に、そして安価に調整し、対応することが可能となる。
尚、この例では補助プレート20は固定証仮設床板2及び可変長仮設床板1とそれぞれ同じ長さを有するものをもちいて隙間を埋めるようにしているが、補助プレート20は幅方向に生じてしまう残余間隔を埋められれば良いものであるため、例えば、第1の梁から第2の梁まで届く長さに調整された1枚の補助プレートとしても良い。また、この補助プレート20の幅は、実際に生じている残余間隔の幅よりも若干幅広なものとされ、両隣に隣接する仮設床板に側端面がそれぞれ重合するように重ねて敷き詰められる。ここでも、補助プレート20の配置が完了すると、補助プレート20と他の仮設床板との隣接部をテープ等で止める。
続く第4のステップでは、第3のステップで構築された成型材料流し込み用の床面に成型材料であるコンクリートを流し込む。図1に示されるように、可変長仮設床板1及び固定長仮設床板2を複数並列に掛け渡してなる床面上にコンクリートを流し込むと、流し込まれたコンクリートは左側の梁成型用型枠301の空所3及び右側の梁成型用型枠401の空所4のそれぞれに流れ込む。その結果、左右の梁3,4と床(天井)となるべきスラブとを一体的に成型することができる。
続く第5のステップでは、第4のステップで流し込まれた成型材料であるコンクリートが固化するのを待って、支保工5並びに枕木6、及び梁成型用型枠301,401を解体すると共に、可変長仮設床板1並びに固定長仮設床板2を成型体であるスラブから分離回収する。
上記方法によって設置された固定長仮設床板2並びに可変長仮設床板1は、それぞれ第1並びに第2の梁成型用型枠301,401、支保工5及び枕木6、支保工8及びバタ角7によって支持されている。そのため、これらの第1並びに第2の梁成型用型枠301,401、支保工5及び支保工8を撤去することにより、固化されたコンクリートスラブから固定長仮設床板2並びに可変長仮設床板1を容易に分離回収することが可能とされている。
このようにして回収された可変長仮設床板1並びに固定長仮設床板2は共に再利用が可能であり、同様の施工方法を用いることで、梁間の距離が異なる様々な現場においても適応可能である。すなわち、この方法によると、各現場に対して特別に用意されるものは幅方向への調整を行うための補助プレート20のみである。そのため、どのような現場においても、補助プレートを除く全ての仮設床板は再利用可能であるため施工完了後の廃材を最小限とすることが可能となる。また、この例においては、全ての仮設床板(固定長並びに可変長)は同じ幅を有するものとしたが、複数種類の異なる幅を有する固定長仮設床板2並びに可変長仮設床板1を用意し、それらを適宜組み合わせることによって、様々な規模を有する現場において幅方向の長さ調整をより容易に行うことも可能となる。
以下に、本発明によるコンクリートスラブの施工方法を実施するために好適である可変長仮設床板1の一例を、図6〜12を参照して詳細に説明する。
図6には、本発明者により開発された新規な可変長仮設床板1の表面を上に向けた状態の側面図が示されている。同図に示されるように、この可変長仮設床板1は、成型面(コンクリート等の成型材料と接する面)となる平坦な表面101sを全長に亘り有する平板部101と、平板部101の裏面側(図中、下面側)に突出しかつ平板部101の前後方向(図中左右方向)へと直線状に延びる補強用突条部102と、を有する第1の型枠部材100と、成型面となる平坦な表面151sを全長に亘り有する平板部151と、平板部151の裏面側(図中、下面側)に突出しかつ平板部151の前後方向(図中左右方向)へと直線状に延びる補強用突条部152と、を有する第2の型枠部材150と、を含んでいる。
後に詳細に説明するように、第1の型枠部材100と第2の型枠部材150とは、平板部101,151同士を互いに重ね合わせ、かつ補強用突条部同士102,152を嵌合させた状態でスライド自在に結合されており、これにより前後方向へと所定範囲で長さ調整が可能となされている。
図7には、可変長仮設床板1の分離状態を示す底面斜視図が示されている。この実施形態の特徴は、補強用突条部の段付き構造を絞り加工により実現したこと、及び補強用突条部の断面をV字形状としたことにある。
図7に示されるように、この実施形態の可変長仮設床板1は、成型面となる平坦な表面101s(図9参照)をその全長に亘り有する平板部101と、平板部101の裏面側に突出しかつ平板部101の前後方向へと直線状に延びる補強用突条部102とを有する。補強用突条部102は、小径部分102aと大径部分102bとを有する段付き構造となっている。小径部分102a及び大径部分102bの断面形状は何れもV字形状とされている。第2の型枠部材150は、成型面となる平坦な表面151s(図11参照)を有する平板部151と、平板部151の裏面側に突出しかつ平板部151の前後方向へと直線状に延びる補強用突条部152とを有する。補強用突条部152はその全長にわたり太さないし径が一定とされている(図11参照)。
平板部101,151の材質としては、薄肉鋼板が使用されている。後に詳細に説明するように、補強用突条部102,152の材質としても、同様な薄肉鋼板が使用されている。
図8には、第1の型枠部材の構成図が、図9には第1の型枠部材の破断端面図がそれぞれ示されている。図8(a)に示されるように、第1の型枠部材の補強用突条部102は、結合端側に位置する小径部分102aとその反対側に位置する大径部分102bとを有する段付き構造となっている。また、図9に示されるように、小径部分102a及び大径部分102bの断面は、何れもV字形状となっている。補強用突条部102は、大径部分102bの左右両側縁部に設けられた左右の取付用フランジ102c,102dを介して、平板部101の裏面にスポット溶接により固定される。図9に示されるように、小径部分102a及び大径部分102bの断面形状は何れもV字形状となっている。図8(b)に示されるように、小径部分102aと平板部101の裏面との間には、その全長にわたりほぼ同一の間隔dを有するスライド許容スリット105が形成されている。
図10には、大径部分及び小径部分の構造の説明図が示されている。同図に示されるように、段付き構造を構成する小径部分102aと大径部分102bとは、いわゆる絞り加工により実現されている。小径部分102aにおいては、本来のフランジ部をV字形状の内側に折り畳むことによって、左側内折り片102eと右側内折り片102fとが形成される。これにより、先に図8(b)に示されたように、平板部101と突条部の小径部分102aとの間にスライド許容スリット105が形成される。図8に示されるように、小径部分102aの先端103は、平板部101の結合側端縁104よりも距離L1だけ突出させており、これにより第1の型枠部材100と第2の型枠部材150との結合開始をスムーズに行えるようになっている。
図11には、第2の型枠部材の構成図が示されている。第2の型枠部材150において、補強用突条部152の太さないし径は、その全長にわたりほぼ一定とされている。より具体的には、この第2の型枠部材側の補強用突条部152の断面形状は、先に説明した第1の型枠部材の補強用突条部102の大径部分102bの断面形状と同一なV字形状とされている。この補強用突条部152は、その左右両側縁部に形成された取付用フランジ152a,152bを介して、平板部151の裏面側に溶接により固定される。尚、153は鋼板を裏当てする等により薄肉のままで補強された載架代である。
図12には、第1の型枠部材100と第2の型枠部材150との結合箇所の断面図が示されている。同図から明らかなように、第1の型枠部材100と第2の型枠部材150とを軸心を整合させて接近させると、第1の型枠部材側の小径部分102aが第2の型枠部材側の補強用突条部152の先端に挿入され、続いて、第2の型枠部材側の平板部151が第1の型枠部材側に形成されたスライド許容スリット105内へ挿入され、これにより両者のスライド結合がなされる。すなわち、スライド許容スリット105は、上側に位置する型枠部材の平板部101と補強用突条部小径部分102aとを、その前端側から後方へと上下に分離するようにして、所定長さ直線状に形成されており、このスライド許容スリット102aによって、下側に位置する型枠部材の平板部151が受け入れられる。その結果、図12に示されるように、第1の型枠部材側の補強用突条部の小径部分102aは、第2の型枠部材側の補強用突条部152内に挿入される。図から明らかなように、小径部分102aの断面形状と補強用突条部152の断面形状とは相似関係にあるから、両者はぴったりと整合してはまり合い、その状態でスムーズにスライドすることとなる。
尚、以上説明した実施形態の平坦面成型用型枠材の用途は、スラブに限られるものではなく、適宜建築物の各部分に任意に適用できることは勿論である。また、平板部の材質はアルミや鋼板等の金属が好ましいが、将来的には、必要とする強度と価格に合わせてプラスチック等に変更することもできるであろう。
本発明による型枠の組み上げ状態を示す側面図である。 図1の部分拡大図(その1)である。 図1の部分拡大図(その2)である。 図1の部分拡大図(その3)である。 仮設床板の敷設完了状態を示す平面図である。 可変長仮設床板の表面を上に向けた状態の側面図である。 可変長仮設床板の分離状態を示す底面斜視図である。 第1の型枠部材の構成図である。 第1の型枠部材の破断端面図である。 大径部分及び小径部分の構造説明図である。 第2の型枠部材の構成図である。 第1の型枠部材と第2の型枠部材との結合箇所の断面図である。
符号の説明
1 平坦面可変長仮設床板
2 固定長仮設床板
3 第1の梁成型用型枠(第1の梁)
4 第2の梁成型用型枠(第2の梁)
5 支保工
6 枕木
7 バタ角(枕木用角材)
8 支保工
9 水平つなぎ
100 第1の型枠部材
150 第2の型枠部材
101 第1の型枠部材の平板部
151 第2の型枠部材の平板部
102 第1の型枠部材の補強用突条部
152 第2の型枠部材の補強用突条部
101s 第1の型枠部材の平板部の表面
151s 第2の型枠部材の平板部の表面
103 第1の型枠部材の載架代
153 第2の型枠部材の載架代
105 スライド許容スリット
102a 小径部分
102b 大径部分
301 左側の梁成型用型枠
301a 型枠左側板
301b 型枠右側板
301c 型枠底板
302,303 上部浅木
304,305 下部浅木
306 枕木
308 管材
310 梁受け基台
311 台付き支柱
401 右側の梁成型用型枠
401a 型枠左側板
401b 型枠右側板
401c 型枠底板
402,403 上部浅木
404,405 下部浅木
406 枕木
408 管材
410 梁受け基台
311 台付き支柱

Claims (2)

  1. 水平方向へ不定距離だけ離間された第1の梁と第2の梁との間に床や天井等に相当するコンクリートスラブを形成するための施工方法であって、
    固定長仮設床板と可変長仮設床板とをそれぞれ必要枚数だけ用意する第1のステップと、
    第1の梁に相当する第1の梁成型用型枠と第2の梁に相当する第2の梁成型用型枠との間に、第1の梁側を基点として、固定長仮設床板の長さに対応する間隔で複数本の枕木材を、支保工を介して横架する第2のステップと、
    第1の梁成型用型枠と枕木材、枕木材と枕木材、のそれぞれの間に、固定長仮設床板を複数列に掛け渡し、枕木材と第2の梁成型用型枠との間に生ずる残余間隔には、その残余間隔に長さ調整して、可変長仮設床板を掛け渡し、かつ第1及び第2の梁成型用型枠のコンクリート流し込み用の空所内に仮設床板が突出しないように、仮設床板の突出量を調整する第3のステップと、
    必要に応じて配筋後、仮設床面上にコンクリートを流し込む第4のステップと、
    コンクリートが固化するのを待って、支保工並びに枕木材の撤去、及び第1、第2の梁成型用型枠の撤去により、固定長仮設床板並びに可変長仮設床板を回収する第5のステップと、
    を有し、
    前記可変長仮設床板が、
    成形面となる平坦な表面を有する平板部と、平板部の裏面側に突出しかつ平板部の前後方向へと直線状に延びる補強用突条部と、を有する第1の型枠部材と、
    成形面となる平坦な表面を有する平板部と、平板部の裏面側に突出しかつ平板部の前後方向へと直線状に延びる補強用突条部と、を有する第2の型枠部材と、を含み、
    第1の型枠部材と第2の型枠部材のうち上側に位置する型枠部材の平板部と補強用突条部とを、下側に位置する型枠部材に対向する一端側から上下に分離するようにして、スライド許容スリットが所定長さ形成され、
    両型枠部材を互いの平板部同士が重なり合いかつ補強用突条部同士が嵌合する状態でスライド自在に結合させることができる、
    ことを特徴とするコンクリートスラブの施工方法。
  2. 第1の型枠部材後端側における補強用突条部の所定長さ部分の断面形状と第2の型枠部材前端側における補強用突条部の所定長さ部分の断面形状とはV字形状である、ことを特徴とする請求項1に記載のコンクリートスラブの施工方法。
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