JP3781345B2 - 樹脂製品成形組立装置および樹脂製品成形組立方法 - Google Patents

樹脂製品成形組立装置および樹脂製品成形組立方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の樹脂製部品より形成される樹脂製品を作製するに際して、一装置内において複数の樹脂製部品を成形すると共に組み立てることができる樹脂製品成形組立装置および樹脂製品成形組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、複数の樹脂製部品より構成される樹脂製品、特に各部品が相対的に動作する例えば歯車等の機能部品を含んだ樹脂製品は、一般に各種部品を成形した後、組立ライン等に搬送し作業者或いはロボットにより組み立てて製作していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の方法では、組立ライン等を構築し、かつライン各所に作業者或いはロボットを配して組立作業を行わなければならず、コスト高を招く最大の要因となっている。また、近年の多種少量生産化および製品の複雑化に伴い、部品点数が増加し、部品管理の煩雑化および困難性が懸案となっている。
【0004】
そこで、本発明の課題は、複数の樹脂製部品から構成される樹脂製品、特に相対的に動作する例えば歯車等機能部品を含んだ樹脂製品であっても、各種部品毎に成形すると共に組み立てることができ、樹脂製品の製作コストを著しく低減できる樹脂製品成形組立装置および樹脂製品成形組立方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するものは、複数の第1成形部を有する第1金型盤と、前記第1金型盤と係合する際に、前記第1金型盤の前記複数の第1成形部との間でそれぞれ部品を成形するための複数の第2成形部を有した第2金型盤とを備え、複数の部品を成形すると共に組み立てる樹脂製品成形組立装置であって、前記第1金型盤は、移動可能に設けられ当該移動により部品を順次組み付け可能とする部品組付部を備え、該部品組付部は、m行n列(m,nは2以上の自然数)に配されると共に、m行n列内には少なくとも1つの空きスペースが設けられて前記部品組付部が行方向または列方向に移動可能に構成された組立部を有し、前記第1金型盤または前記第2金型盤は、前記第1成形部および前記第2成形部にて成形された部品を前記組立部付近に移送するための移送手段を有し、前記第2金型盤は、前記移送手段により前記組立部付近に移送された部品を、前記組立部の前記部品組付部に移動するための移動手段を有していることを特徴とする樹脂製品成形組立装置である。
【0006】
前記組立部の前記部品組付部は、部品組付部駆動手段と該部品組付部駆動手段を制御するための制御部により、行方向または列方向に移動可能に構成されていることが好ましい。前記制御部は、m行n列内における前記部品組付部の移動経路を適宜設定可能に構成されていることが好ましい。前記制御部は、前記複数の第1成形部と第2成形部間への樹脂充填を選択的に行えるように射出装置を制御可能に構成されていてもよい。前記射出装置は、異種の樹脂を射出可能な複数の射出装置からなっていてもよい。前記第1成形部および第2成形部は3対以上設けられ、前記第2金型盤側からの複数回の部品組み付けが可能に構成されていることが好ましい。
【0007】
また、上記課題を解決するものは、複数の第1成形部を有する第1金型盤と、前記第1金型盤と係合する際に、前記第1金型盤の前記複数の第1成形部との間でそれぞれ部品を成形するための複数の第2成形部を有した第2金型盤とを備え、複数の部品を成形すると共に組み立てる樹脂製品成形組立装置による樹脂製品成形組立方法であって、前記第1金型盤は、移動可能に設けられ当該移動により部品を順次組み付け可能とする部品組付部を備え、該部品組付部は、m行n列(m,nは2以上の自然数)に配されると共に、m行n列内には少なくとも1つの空きスペースが設けられて前記部品組付部が行方向または列方向に移動可能に構成された組立部を有し、前記第1金型盤または前記第2金型盤は、前記第1成形部および前記第2成形部にて成形された部品を前記組立部付近に移送するための移送手段を有し、前記第2金型盤は、前記移送手段により前記組立部付近に移送された部品を、前記組立部の前記部品組付部に移動するための移動手段を有しており、前記第1金型盤と前記第2金型盤とを係合させ樹脂を複数の前記第1成形部および第2成形部間に充填し各種部品を成形する工程と、前記移送手段により各種部品を前記組立部付近に移送する工程と、前記移動手段により各種部品を前記組立部の部品組付部に移動させ組み付ける工程と、前記組立部の前記部品組付部を移動させる工程とを繰り返すことにより、樹脂製品が成形および組み立てられることを特徴とする樹脂製品成形組立方法である。
【0008】
本発明の樹脂製品成形組立装置は、複数の第1成形部を有する第1金型盤と、第1金型盤と係合する際に、第1金型盤の複数の第1成形部との間でそれぞれ部品を成形するための複数の第2成形部を有した第2金型盤とを備え、第1金型盤は、移動可能に設けられ当該移動により部品を順次組み付け可能とする部品組付部を備え、該部品組付部は、m行n列(m,nは2以上の自然数)に配されると共に、m行n列内には少なくとも1つの空きスペースが設けられて前記部品組付部が行方向または列方向に移動可能に構成された組立部を有し、また、第1金型盤または第2金型盤は、第1成形部および第2成形部にて成形された部品を組立部付近に移送するための移送手段を有し、さらに、第2金型盤は移送手段により組立部に移送された部品を組立部の部品組付部に移動するための移動手段とを有している。このため、成形された各部品は、移送手段により組立部付近に移送された後、移動手段により組立部の部品組付部に移動され、さらに、部品組付部が設定された1つの移動経路に従って移動して配置替えされる。これらの動作を繰り返すことにより、各部品が順次組付けられ樹脂製品が作製される。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の樹脂製品成形組立装置を図1ないし図9に示した一実施例を用いて説明する。
図1は本発明の一実施例である樹脂製品成形組立装置1の金型盤ユニット付近の正面図であり、図2は図1のA−A線より第1金型盤面を観た拡大図であり、図3は図1のA−A線より第2金型盤面を観た拡大図であり、図4、図5、図8および図9は樹脂製品成形組立装置1の移送手段8の作用を説明するための説明図であり、図6および図7は樹脂製品成形組立装置1の移動手段9の作用を説明するための説明図である。
【0010】
本発明の樹脂製品成形組立装置は、複数の部品、特に3つ以上の部品を金型内において同一方向(第2金型盤5側)から順次組み付けて行くことができる点に一つの特徴を有するものである。例えば、ハウジング内に回転可能に立設された複数の歯車が噛合して共に回転するようなギアボックス等の機能性部品を作製する際に使用して好適であり、ハウジング内に複数の歯車を組み付け、さらにカバーを組み付けるような同一方向からの複数回の組み付けが金型内において可能となる。なお、この実施例では、同一方向(第2金型盤5側)からの組み付けを最大で10回行うことができるように構成されている。
【0011】
具体的には、この実施例の樹脂製品成形組立装置1は、複数の第1成形部2を有する第1金型盤3と、第1金型盤3と係合する際に、第1金型盤3の複数の第1成形部2との間でそれぞれ部品を成形するための複数の第2成形部4を有した第2金型盤5とを備え、複数の部品を成形すると共に組み立てる樹脂製品成形組立装置であって、第1金型盤3は、移動可能に設けられ当該移動により各部品を順次組み付け可能とする部品組付部6を備え、該部品組付部は、m行n列(m,nは2以上の自然数)に配されると共に、m行n列内には少なくとも1つの空きスペースが設けられて前記部品組付部が行方向または列方向に移動可能に構成された組立部7を有し、第2金型盤5は、第1成形部2或いは第2成形部4にて成形された部品を組立部7付近に移送するための移送手段8を有し、さらに第2金型盤5は、第1金型盤3と係合する際に、移送手段8により組立部7付近に移送された部品を、組立部7の部品組付部6に移動するための移動手段9とを有している。さらに、この実施例の樹脂製品成形組立装置1は、第3金型盤10、第4金型盤11、第5金型盤12、射出装置13および制御部を有している。以下、各構成について詳述する。
【0012】
第1金型盤3、第2金型盤5、第3金型盤10、第4金型盤11および第5金型盤12は、図1中上下にそれぞれ設けられたPL開閉シリンダー21により、ガイドポスト22に沿って往復動可能に構成されている。
【0013】
第3金型盤10は、後述する移動手段9の一部を構成し、成形された各種部品を組立部7の部品組付部6に移動させる際に作用する。また、第4金型盤11は、成形後に残る不要なランナー70を離脱させる際に作用する。すなわち、図11に示すように、第5金型盤12より若干離間してランナー70を離脱させ下方に落下させる。
【0014】
第5金型盤12の外方には、図10に示すように射出装置13が設けられており、この射出装置13から第5金型盤12、第4金型盤11、第3金型盤10および第2金型盤5の内部を貫通してスプルーランナー20が形成されている。このスプルーランナー20は、先端側が分岐しており、成形毎に各ゲートより各第1成形部2および第2成形部4との間隙に熔融樹脂を充填するための流路として機能する。
【0015】
第1金型盤3には、第1成形部2を構成する複数のキャビティが設けられており、複数または複数種の部品がこれらの部位でそれぞれ成形される。具体的には、この実施例の第1金型盤3の型盤面には、図2に示すように、第1キャビティ2a,第2キャビティ2b,第3キャビティ2c,第4キャビティ2d,第5キャビティ2e,第6キャビティ2f,第7キャビティ2g,第8キャビティ2h,第9キャビティ2i,第10キャビティ2jおよび第11キャビティ2kの計11のキャビティが設けられている。ただし、第1成形部を構成するキャビティの数は11に限定されるものではなく、作製する樹脂製品の部品点数等に応じて複数のキャビティを備えるものは広く本発明の範疇に包含される。
【0016】
組立部7は、複数の第1成形部2と後述する第2金型盤5の第2成形部4との間隙に樹脂を充填してそれぞれ成形された各種部品を組み立てるための部位であり、図2に示すように第1金型盤3の型盤面の中央部に設けられている。
【0017】
そして、この組立部7には、移動可能に設けられ当該移動により部品を組み付け可能とする部品組付部6a,6b,6c,6d,6e,6f,6g,6h,6i,6j,6kが設けられている。すなわち、部品組付部6a,6b,6c,6d,6e,6f,6g,6h,6i,6j,6kが組立部7内の他の部位に移動することにより、その部位にて次の部品を組み付けることができる。また、この実施例の部品組付部6は、計11個の第1成形部2に対応して11個設けられている。
【0018】
さらに、部品組付部6a,6b,6c,6d,6e,6f,6g,6h,6i,6j,6kは、組立部7内において3行4列に配されている。このように、部品組付部6がm行n列に配列されることにより、組立部のスペースをより有効に活用することができ、より大きな部品または多数の部品からなる樹脂製品の成形および組み立てが可能となる。
【0019】
組立部7は3行4列、すなわち12区分のうちの少なくとも1つが空きスペース(部品組付部が存在しないスペース)となっている。そして、組立部7にこのような空きスペース7aが設けられることにより、部品組付部6a,6b,6c,6d,6e,6f,6g,6h,6i,6j,6kが行方向または列方向に移動可能に構成されている。したがって、空きスペースは、組立部7内の所定部位を示すものではなく、部品組付部6a,6b,6c,6d,6e,6f,6g,6h,6i,6j,6kの移動(組立部7内における各部品組付部の配置替え)に伴って存在する部位が変動する。
【0020】
組立部7の部品組付部6a,6b,6c,6d,6e,6f,6g,6h,6i,6j,6kは、図2に示すように、部品組付部駆動手段(シリンダー)14a,14b,14c,14d,14e,14f,14gとこれらを制御するための制御部により、行方向または列方向に移動可能に構成されている。
【0021】
具体的には、部品組付部駆動手段14aは、そのロッドが第1列に沿って伸縮することにより、第1列に位置する部品組付部6を第1列に沿って移動(往復動)させることができ、部品組付部駆動手段14bは、そのロッドが第2列に沿って伸縮することにより、第2列に位置する部品組付部6を第2列に沿って移動(往復動)させることができ、部品組付部駆動手段14cは、そのロッドが第3列に沿って伸縮することにより、第3列に位置する部品組付部6を第3列に沿って移動(往復動)させることができ、部品組付部駆動手段14dは、そのロッドが第1行に沿って伸縮することにより、第1行に位置する部品組付部6を第1行に沿って移動(往復動)させることができ、部品組付部駆動手段14eは、そのロッドが第2行に沿って伸縮することにより、第2行に位置する部品組付部6を第2行に沿って移動(往復動)させることができ、部品組付部駆動手段14fは、そのロッドが第3行に沿って伸縮することにより、第3行に位置する部品組付部6を第3行に沿って移動(往復動)させることができ、さらに、部品組付部駆動手段14gは、そのロッドが第4行に沿って伸縮することにより、第4行に位置する部品組付部6を第4行に沿って移動(往復動)させることができる。
【0022】
このように、この実施例では、組立部7内に少なくとも1つの空きスペースが設けられ、部品組付部駆動手段14とそれを制御する制御部によって、極めて簡易な構造で、各部品組付部6a,6b,6c,6d,6e,6f,6g,6h,6i,6j,6kが組立部7において自在な位置に(図16中各スペースに示した矢印にように)移動できるように構成されている。そして、制御部によって任意に設定された一つの移動経路に従って各部品組付部6a,6b,6c,6d,6e,6f,6g,6h,6i,6j,6kが順次移動する。
【0023】
また、制御部は、m行n列内における各部品組付部6の移動経路を適宜設定可能に構成されている。これにより、各種部品の組み付け順を変更することで多種類の樹脂製品の作製が可能となる。
【0024】
さらに、組立部7の部品組付部6a,6b,6c,6d,6e,6f,6g,6h,6i,6j,6kには、それぞれ部品保持用ピン15が立設されている。これら部品保持用ピン15は、後述する移動手段9の作用により部品組付部6a,6b,6c,6d,6e,6f,6g,6h,6i,6j,6kに各種部品が移動した後、各種部品が各部品組付部6a,6b,6c,6d,6e,6f,6g,6h,6i,6j,6kから容易に離脱或いは回転等動作しないように保持するためのものである。特に歯車等の相対的動作を行う機能部品を含む場合は、成形組立に際して歯車等を回転等動作不能に保持して組立を可能とする。
【0025】
より具体的には、各種部品は、部品組付部6a,6b,6c,6d,6e,6f,6g,6h,6i,6j,6kにおいてそれぞれこの部品保持用ピン15の先端部に少なくとも1以上刺された状態で保持され、特に歯車等の機能部品にあっては、回転等相対的動作不能状態とするために2以上の部品保持用ピン15にて保持されるように構成されている。
【0026】
なお、部品保持用ピン15が刺される各種部品の孔或いは凹部は、成形時に形成されるものであり、その孔や凹部が部品保持用ピン15より小径に成形されることにより、移動手段9からの移動後に各種部品が部品組付部6a,6b,6c,6d,6e,6f,6g,6h,6i,6j,6kから容易に離脱しないよう保持される。
【0027】
第2金型盤5に設けられた移送手段8は、第1金型盤3の第1成形部2と第2金型盤5の第2成形部4との間で成形された各種部品を組立部7付近(第1金型盤3の組立部7に対向する位置)に移送するためのものである。
【0028】
この実施例の移送手段8は、図3に示すように、第2金型盤5の型盤面に往復動可能にそれぞれ設けられた第1ないし第11スライド部16a,16b,16c,16d,16e,16f,16g,16h,16i,16j,16kと、第1スライド部16aを往復動させるためのスライド用第1シリンダー17aと、第2スライド部16bを往復動させるためのスライド用第2シリンダー17bと、第3スライド部16cを往復動させるためのスライド用第3シリンダー17cと、第4および第5スライド部16d,16eを往復動させるためのスライド用第4シリンダー17dと、第6および第7スライド部16fを往復動させるためのスライド用第5シリンダー17eと、第8スライド部16g,16hを往復動させるためのスライド用第6シリンダー17fと、第9スライド部16iを往復動させるためのスライド用第7シリンダー17gと、第10スライド部16jを往復動させるためのスライド用第8シリンダー17hと、第11スライド部16kを往復動させるためのスライド用第9シリンダー17iとからなっている。
【0029】
そして、スライド用第1ないし第9シリンダー17a,17b,17c,17d,17e,17f,17g,17h,17iの各ロッドを伸長させると、第1ないし第11スライド部16a,16b,16c,16d,16e,16f,16g,16h,16i,16j,16kが、それぞれ中央部に移動して、第1スライド部16aは第1行第1列に、第2スライド部16bは第1行第2列に、第3スライド部16cは第1行第3列に、第4スライド部16dは第2行第1列に、第5スライド部16eは第2行第2列に,第6スライド部16fは第2行第3列に、第7スライド部16gは第3行第1列に、第8スライド部16hは第3行第2列に、第9スライド部16iは第3行第3列に,第10スライド部16jは第4行第1列に、第11スライド部16kは第4行第3列にそれぞれ移動するように構成されている。
【0030】
なお、この第2金型盤5における第1行第1列から第4行第4列は、第1金型盤3の組立部7の第1行第1列から第4行第4列にそれぞれ対応する位置に設けられており、第1金型盤3と第2金型盤5が係合する際には、各行各列がそれぞれ対向するように構成されている。
【0031】
そして、第1ないし第11スライド部16a,16b,16c,16d,16e,16f,16g,16h,16i,16j,16kには、第2成形部4を構成する第1ないし第11コア4がそれぞれ設けられており、これら第1ないし第11コア4は、第1金型盤3と第2金型盤とが係合する際に、前述した第1金型盤3の第1成形部2である第1ないし第11キャビティ2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g,2h,2i,2j,2kとそれぞれ噛合して、それら間隙に充填される樹脂にて各種部品が成形される。
【0032】
すなわち、スライド用第1ないし第9シリンダー17a,17b,17c,17d,17e,17f,17g,17h,17iの各ロッドが収縮した状態(初期状態)で、それぞれ対となるキヤビティ2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g,2h,2i,2j,2kおよびコア4間にて各種部品が成形可能に構成されている。
【0033】
移動手段9は、移送手段8により組立部7に移送された各種部品を部品組付部6に移動させるためのものであり、この実施例では、図6に示すように、第3金型盤10と、この第3金型盤10内に立設された押圧ピン18と、第2金型盤5の前記各行各列にそれぞれ設けられ押圧ピン18が貫通可能な位置に穿孔された押圧ピン挿入孔5aと、第1ないし第9スライド部16a,16b,16c,16d,16e,16f,16g,16h,16i,16j,16k内にそれぞれ移動可能に設けられ、かつ押圧ピン18により押圧される被押圧ピン19とにより構成されている。
【0034】
具体的には、押圧ピン18は、第3金型盤10と直交する方向に突出して複数設けられており、図6に示すように、第2金型盤5の押圧ピン挿入孔5a内に挿通可能となっている。また、被押圧ピン19は、第1ないし第9スライド部16a,16b,16c,16d,16e,16f,16g,16h,16i,16j,16k内にそれぞれ移動可能に設けられており、押圧ピン18に基端部が押圧されると、図7に示すように、先端側が若干突出するように構成されている。すなわち、第3金型盤10を図7中下方に移動させると、押圧ピン18が被押圧ピン19を押圧して被押圧ピン19が第1ないし第9スライド部16a,16b,16c,16d,16e,16f,16g,16h,16i,16j,16kよりそれぞれ突出する。成形された各種部品40は、成形後の樹脂収縮により第1ないし第11コア4側に付着するように設計されているため、上記作用に伴って第1ないし第11コア4にそれぞれ保持されている各種部品40を各被押圧ピン19が押圧して、各部品組付部6にそれぞれ移動させる。
【0035】
なお、押圧ピン18は、各種部品を確実に各部品組付部に移動させるために、部品に応じた適切な位置に1本ないし複数設けられている。また、被押圧ピン19は、スプリングにより図7中上方に向かって付勢されているため、押圧ピン17による押圧が解除されると、図6に示す初期位置に自動的に戻るよう構成されている。
【0036】
他方、部品組付部6にはそれぞれエジェクタピン(図示しない)を突出させる孔が設けられており、樹脂製品が完成すると、エジェクタピンが部品組付部6から突出して樹脂製品を離型させるように構成されている。
【0037】
このように、本発明の樹脂製品成形組立装置は、第1成形部2および第2成形部にて成形され各種部品が、移送手段8により組立部付近7にそれぞれ移送され、かつ移動手段9により部品組付部6に移動され、さらに部品組付部6が成形毎に移動する。このため、部品組付部6が移動する毎に順次各種部品が取り付けられて行き、これら一連の動作を繰り返すことにより、複数部品からなる樹脂製品が金型内にて組み立てられる。
【0038】
なお、この実施例の樹脂製品成形組立装置1は、第2金型盤5が、第2成形部4にて成形された部品を組立部7付近に移送するための移送手段8を有しているが、これに限定されるものではなく、第1金型盤が第1成形部にて成形された部品を組立部7付近に移送するための移送手段を有していてもよい。また、この実施例では、第2金型盤5が、移送手段8により組立部7付近に移送された各種部品40を組立部7の部品組付部6に移動させるための移動手段9を有しているが、組立部7、移送手段8および移動手段9すべてを、対向して設けられた金型盤のうち、一方の金型盤(第1金型盤或いは第2金型盤)が有していてもよい。
【0039】
さらに、この実施例の組立部7は、部品組付部6a,6b,6c,6d,6e,6f,6g,6h,6i,6j,6kを配置するために3行4列に区分されたスペースを有しているが、これに限定されるものではなく、部品組付部をm行n列(m,nは2以上の自然数)に配置可能に構成されたものを広く包含する。このように、部品組付部がm行n列に配列されることにより、組立部のスペースをより有効に活用することができ、より大きな部品または多数の部品からなる樹脂製品の成形および組み立てが可能となる。
【0040】
さらに、制御部は、いずれの第1成形部と第2成形部間へ樹脂を充填するかを選択して、選択した第1成形部と第2成形部間のみに樹脂充填するように制御するものであってもよい。これにより、装置の部分的使用が可能となり、より多種類の樹脂製品が作製できる。
【0041】
さらに、この実施例の射出装置は1つの装置からなっているが、異種の樹脂を射出可能な複数の射出装置からなっていてもよい。これにより、多材成形が可能となり、より多種類の樹脂製品が作製できる。
【0042】
さらに、この実施例の組立部7は、第1金型盤3の中央部に設けられているがこれに限定されるものではなく、例えば型盤面の半分を成形部とし他の半分を組立部としたものなども本発明の範疇に包含される。
【0043】
さらに、この実施例の移送手段8は、中央部に向かって各種部品を移送するものとなっているが、これに限定されるものではなく、例えば型盤面の半分に設けられた成形部から、他の半分に設けられた組立部まで各種部品を一度に移送するようなものなども広く本発明の範疇に包含される。
【0044】
さらに、この実施例の移送手段8ではシリンダーを使用しているがこれに限定されるものではなく、各種部品を移送可能な構造であればどのようなものであってもよい。また、この実施例の部品組付部駆動手段14でもシリンダーを使用しているがこれに限定されるものではなく、部品組付部を移動可能な構造であればどのようなものであってもよい。
【0045】
つぎに、本発明の樹脂製品成形組立方法について、樹脂製品成形装置1を例に図面を用いて説明する。
本発明の樹脂製品成形組立方法は、複数の第1成形部2を有する第1金型盤3と、第1金型盤3と係合する際に、第1金型盤3の複数の第1成形部2との間でそれぞれ部品を成形するための複数の第2成形部4を有した第2金型盤5とを備え、複数の部品を成形すると共に組み立てる樹脂製品成形組立装置による樹脂製品成形組立方法であって、第1金型盤3は、移動可能に設けられ当該移動により部品を順次組み付け可能とする部品組付部6を備えた組立部7を有し、第2金型盤5は、第2成形部4にて成形された部品を組立部7付近に移送するための移送手段8と、第1金型盤3と係合する際に、移送手段8により組立部7付近に移送された部品を、組立部7の部品組付部6に移動するための移動手段とを有しており、第1金型盤3と第2金型盤5を係合させ樹脂を複数の第1成形部2および第2成形部4間に充填し各種部品を成形する工程と、移送手段8により各種部品を組立部7付近に移送する工程と、第1金型盤3と第2金型盤5を係合させ移動手段9により各種部品を組立部7の部品組付部6に移動させ組み立てる工程と、組立部7の部品組付部6を移動させる工程とを順次繰り返すことにより、樹脂製品が成形組み立てられるものである。なお、樹脂製品成形組立装置1の各構成については前述した通りであり詳述は省略し、各工程について説明する。
【0046】
より具体的には、この実施例の樹脂製品成形組立方法は、第1金型盤3、第2金型盤5、第3金型盤10、第4金型盤11および第5金型盤12相互の間隙をそれぞれ閉じて樹脂を複数の第1成形部2および第2成形部4間にそれぞれ充填し各種部品を成形する第1工程と、第1金型盤3、第2金型盤5、第3金型盤10、第4金型盤11および第5金型盤12を相互に開いてそれぞれ離間させる第2工程と、移送手段8により各種部品を組立部7に対向する位置にそれぞれ移送する第3工程と、第1金型盤3および第2金型盤5相互を閉じる第4工程と、第2金型盤5および第3金型盤10相互を閉じて移動手段9により各種部品を組立部7の部品組付部6に移動させ組み立てる第5工程と、第1金型盤8、第2金型盤5および第3金型盤10を相互に開いてそれぞれ離間させる第6工程と、組立部7の部品組付部6を移動させる第7工程と、移送手段8により第2成形部4を初期位置に戻して第1成形部2および第2成形部4を成形可能な位置に対向させる第8工程とを繰り返すことにより、樹脂製品を成形組み立てる方法である。以下、各工程について詳述する。
【0047】
第1工程では、図10に示すように、PL開閉シリンダー21を作動させ、第1金型盤3、第2金型盤5、第3金型盤10、第4金型盤11および第5金型盤12相互をそれぞれ閉じる。そして、射出装置13より熔融樹脂を射出させ、スプルーランナー20を介して第1成形部2および第2成形部4間にそれぞれ充填し各種部品40を成形する。
【0048】
つぎに、第2工程では、図11に示すように、PL開閉シリンダー21を作動させ、第1金型盤3、第2金型盤5、第3金型盤10、第4金型盤11および第5金型盤12を相互に開いてそれぞれ離間させる。そして、この動作と共にエジェクタピン(図示しない)が、設定された部品組付部6にて第1金型盤3において第2金型盤5側に突出し、組み立てられた樹脂製品50を押圧して離型させる。また、第2金型盤11と第5金型盤12との離間によりランナー70も排出される。
【0049】
第3工程では、図12に示すように、移送手段8により各種部品を中央部(第1金型盤3の組立部7に対向する位置)に向かって移送する。具体的には、スライド用第1ないし第9シリンダー17a,17b,17c,17d,17e,17f,17g,17h,17iの各ロッドをそれぞれ図中矢印方向に向かって伸長させ、第1ないし第11スライド部16a,16b,16c,16d,16e,16f,16g,16h,16i,16j,16kをそれぞれ中央部に移動させる。すなわち、第1スライド部16aを第1行第1列に、第2スライド部16bを第1行第2列に、第3スライド部16cを第1行第3列に、第4スライド部16dを第2行第1列に、第5スライド部16eを第2行第2列に,第6スライド部16fを第2行第3列に、第7スライド部16gを第3行第1列に、第8スライド部16hを第3行第2列に、第9スライド部16iを第3行第3列に,第10スライド部16jを第4行第1列に、第11スライド部16kを第4行第3列にそれぞれ移動させる。
【0050】
これらの動作に伴って、第1スライド部16aに設けられた第1コア4は第1行第1列に、第2スライド部16bに設けられた第2コア4は第1行第2列に、第3スライド部16cに設けられた第3コア4は第1行第3列に、第4スライド部16dに設けられた第4コア4は第2行第1列に、第5スライド部16eに設けられた第5コア4は第2行第2列に、第6スライド部16fに設けられた第6コア4は第2行第3列に、第7スライド部16gに設けられた第7コア4は第3行第1列に、第8スライド部16hに設けられた第8コア4は第3行第2列に、第9スライド部16iに設けられた第9コア4は第3行第3列に,第10スライド部16jに設けられた第10コア4は第4行第1列に、第11スライド部16kに設けられた第11コア4は第4行第3列にそれぞれ移動する。
【0051】
なお、この実施例では、第1成形部2および第2成形部4にてそれぞれ成形された各種部品は、成形後の樹脂収縮により第2成形部4(コア)側に付着するように設計されているため、上記動作に伴って各種部品40が図4および図5に示すように移送される。
【0052】
第4工程では、図13に示すように、PL開閉シリンダー21を作動させ、第2金型盤5を図中矢印方向に移動させて、第1金型盤3および第2金型盤5相互を閉じる。この動作により各スライド部16が組立部7に接近する。なお、この工程は、第1金型盤3および第2金型盤5を係合させ、後述する第5工程において各種部品40を各部品組付部6にそれぞれ移動させるために行うものであり、第1金型盤3および第2金型盤5が多少離間していても第5工程を行うことができるのであれば必ずしも型閉めまですることに限定されるものではない。
【0053】
さらに、第5工程では、図14に示すように、PL開閉シリンダー21を作動させて第3金型盤10を図中矢印方向に移動させ、第2金型盤5および第3金型盤10相互を閉じて移動手段9により各種部品40を組立部7の部品組付部6にそれぞれ移動させ組み付けを行う。
【0054】
具体的には、図7に示すように、第3金型盤10に設けられた押圧ピン18が、第2金型盤5内に設けられた押圧ピン挿入孔5a内を貫通し、さらに、第1ないし第11スライド部16a,16b,16c,16d,16e,16f,16g,16h,16i,16j,16k内にそれぞれ設けられている被押圧ピン19を押圧し、この被押圧ピン19の先端が第1ないし第11コア4に保持されている部品40をそれぞれ押圧し、組立部7の部品組付部6にそれぞれ移動させる。
【0055】
第6工程では、図15に示すように、PL開閉シリンダー21を作動させ、第2金型盤5および第3金型盤10をそれぞれ図中矢印方向に移動させ、第1金型盤3、第2金型盤5および第3金型盤10を相互に開いてそれぞれ離間させる。
【0056】
さらに、第7工程において、組立部7の部品組付部6をそれぞれ移動させる。具体的には、図16に示すように、部品組付部6a,6b,6c,6d,6e,6f,6g,6h,6i,6j,6kは、部品組付部駆動手段(シリンダー)14a,14b,14c,14d,14e,14f,14gとこれらを制御するための制御部により、図中に示した設定された一つの移動経路に従って、行方向または列方向にそれぞれ移動する。すなわち、部品組付部6a,6b,6c,6d,6e,6f,6g,6h,6i,6j,6kは、次の部品が組付けられる部位に、それぞれ移動する。
【0057】
第8工程では、移送手段8により第1ないし第11コア4を成形可能な位置に戻す。この実施例では、図17に示すように、移送手段8の第1ないし第11スライド部16を、それぞれ第1ないし第9スライド用シリンダー17を作動させることにより外側(それぞれ図中矢印方向)に向かって移動させる。この動作によって第1ないし第11スライド部16は、図8の状態から図9に示した矢印のように移動する。
【0058】
このように、この本発明の樹脂製品成形組立方法では、上記全8工程からなる1サイクル内において、樹脂製品を構成する複数の部品が一度に纏めて成形され、それらの部品は組立部7付近の各所定位置にそれぞれ移送され各部品組付部6に移動される。そして、各部品組付部6は、制御部において任意に設定された一つ移動経路に沿って順次移動して次の部位にて次の部品を受け取るため、同時進行で多数の樹脂製品の組み立てが行われており、一連の工程を繰り返し行うことにより1サイクル毎に目的とする樹脂製品が作製される。
【0059】
【発明の効果】
請求項1に記載した発明によれば、複数種の樹脂製部品から構成される樹脂製品、特に相対的に動作する例えば歯車等機能部品を含んだ樹脂製品であっても、各種部品毎に成形すると共に組み立てることができ、樹脂製品の製作コストを著しく低減できると共に、組立部のスペースを有効に活用することができ、より大きな部品または多数の部品からなる樹脂製品の成形および組み立てが可能となる
請求項に記載した発明によれば、前記請求項1に記載した発明を簡素な構造で実現できる。
請求項に記載した発明によれば、各種部品の組み付け順を変更することで多種類の樹脂製品の作製が可能となる。
請求項に記載した発明によれば、装置の部分的使用が可能となり、より多種類の樹脂製品が作製できる。
請求項に記載した発明によれば、多材成形が可能となり、より多種類の樹脂製品が作製できる。
請求項に記載した発明によれば、同一方向からの複数回の組み付けを必要とする樹脂製品を容易に成形および組み立てることができる。
請求項に記載した発明によれば、複数種の樹脂製部品から構成される樹脂製品、特に相対的に動作する例えば歯車等機能部品を含んだ樹脂製品であっても、各種部品毎に成形すると共に組み立てることができ、樹脂製品の製作コストを著しく低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の樹脂製品成形組立装置の一実施例の金型盤付近の正面図である。
【図2】図1のA−A線より第1金型盤側を観た図であり、第1金型盤の型盤面を示す図である。
【図3】図1のA−A線より第2金型盤側を観た図であり、第2金型盤の型盤面を示す図である。
【図4】図1に示した樹脂製品成形組立装置の移送手段の作用を説明するための説明図である。
【図5】図1に示した樹脂製品成形組立装置の移送手段の作用を説明するための説明図である。
【図6】図1に示した樹脂製品成形組立装置の移動手段の作用を説明するための説明図である。
【図7】図1に示した樹脂製品成形組立装置の移動手段の作用を説明するための説明図である。
【図8】図1に示した樹脂製品成形組立装置の移送手段の作用を説明するための説明図である。
【図9】図1に示した樹脂製品成形組立装置の移送手段の作用を説明するための説明図である。
【図10】図1に示した樹脂製品成形組立装置の作用を説明するための説明図である。
【図11】図1に示した樹脂製品成形組立装置の作用を説明するための説明図である。
【図12】図1に示した樹脂製品成形組立装置の作用を説明するための説明図である。
【図13】図1に示した樹脂製品成形組立装置の作用を説明するための説明図である。
【図14】図1に示した樹脂製品成形組立装置の作用を説明するための説明図である。
【図15】図1に示した樹脂製品成形組立装置の作用を説明するための説明図である。
【図16】図1に示した樹脂製品成形組立装置の作用を説明するための説明図である。
【図17】図1に示した樹脂製品成形組立装置の作用を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1 樹脂製品成形組立装置
2 第1成形部
3 第1金型盤
4 第2成形部
5 第2金型盤
6 部品組付部
7 組立部
8 移送手段
9 移動手段
10 第3金型盤
11 第4金型盤
12 第5金型盤
13 射出装置
14 部品組付部駆動手段
15 部品保持用ピン
16 スライド部
17 スライド用シリンダー
18 押圧ピン
19 被押圧ピン
21 PL開閉シリンダー
22 ガイドポスト

Claims (7)

  1. 複数の第1成形部を有する第1金型盤と、前記第1金型盤と係合する際に、前記第1金型盤の前記複数の第1成形部との間でそれぞれ部品を成形するための複数の第2成形部を有した第2金型盤とを備え、複数の部品を成形すると共に組み立てる樹脂製品成形組立装置であって、前記第1金型盤は、移動可能に設けられ当該移動により部品を順次組み付け可能とする部品組付部を備え、該部品組付部は、m行n列(m,nは2以上の自然数)に配されると共に、m行n列内には少なくとも1つの空きスペースが設けられて前記部品組付部が行方向または列方向に移動可能に構成された組立部を有し、前記第1金型盤または前記第2金型盤は、前記第1成形部および前記第2成形部にて成形された部品を前記組立部付近に移送するための移送手段を有し、前記第2金型盤は、前記移送手段により前記組立部付近に移送された部品を、前記組立部の前記部品組付部に移動するための移動手段を有していることを特徴とする樹脂製品成形組立装置。
  2. 前記組立部の前記部品組付部は、部品組付部駆動手段と該部品組付部駆動手段を制御するための制御部により、行方向または列方向に移動可能に構成されている請求項に記載の樹脂製品成形組立装置。
  3. 前記制御部は、m行n列内における前記部品組付部の移動経路を適宜設定可能に構成されている請求項2に記載の樹脂製品成形組立装置。
  4. 前記制御部は、前記複数の第1成形部と第2成形部間への樹脂充填を選択的に行えるように射出装置を制御可能に構成されている請求項またはに記載の樹脂製品成形組立装置。
  5. 前記射出装置は、異種の樹脂を射出可能な複数の射出装置からなる請求項に記載の樹脂製品成形組立装置。
  6. 前記第1成形部および第2成形部は3対以上設けられ、前記第2金型盤側からの複数回の部品組み付けが可能に構成されている請求項1ないしのいずれかに記載の樹脂製品成形組立装置。
  7. 複数の第1成形部を有する第1金型盤と、前記第1金型盤と係合する際に、前記第1金型盤の前記複数の第1成形部との間でそれぞれ部品を成形するための複数の第2成形部を有した第2金型盤とを備え、複数の部品を成形すると共に組み立てる樹脂製品成形組立装置による樹脂製品成形組立方法であって、前記第1金型盤は、移動可能に設けられ当該移動により部品を順次組み付け可能とする部品組付部を備え、該部品組付部は、m行n列(m,nは2以上の自然数)に配されると共に、m行n列内には少なくとも1つの空きスペースが設けられて前記部品組付部が行方向または列方向に移動可能に構成された組立部を有し、前記第1金型盤または前記第2金型盤は、前記第1成形部および前記第2成形部にて成形された部品を前記組立部付近に移送するための移送手段を有し、前記第2金型盤は、前記移送手段により前記組立部付近に移送された部品を、前記組立部の前記部品組付部に移動するための移動手段を有しており、前記第1金型盤と前記第2金型盤とを係合させ樹脂を複数の前記第1成形部および第2成形部間に充填し各種部品を成形する工程と、前記移送手段により各種部品を前記組立部付近に移送する工程と、前記移動手段により各種部品を前記組立部の部品組付部に移動させ組み付ける工程と、前記組立部の前記部品組付部を移動させる工程とを繰り返すことにより、樹脂製品が成形および組み立てられることを特徴とする樹脂製品成形組立方法。
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