JP3780967B2 - 曲データ出力装置及びプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術の分野】
本発明は、例えば複数楽器によるアンサンブル用に、各演奏パート用のデータから成る曲データを出力する曲データ出力装置及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数の奏者が例えばそれぞれの楽器を持ち寄る等により合奏を行う場合、例えば、演奏曲の楽譜を用意し、各奏者が、担当する楽器パートの楽譜をみながらいっしょに演奏するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、演奏技能レベルは奏者によって相違し、また、曲によっては特定演奏パートの演奏の難度が高い場合もあるため、演奏技能レベルの低い奏者等、一部の奏者が十分な演奏を行えず、難しい曲では合奏が成り立たない場合がある。そのため、奏者として参加できる者が限定されたり、あるいは演奏技能レベルの最も低い奏者に合わせて選曲する等により合奏できる曲目が限定されたりして、幅広い奏者がいっしょに楽しい合奏を行うことが困難であるというのが実状である。
【0004】
本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、個々の演奏技能レベルの相違にかかわらず、複数奏者による楽しい合奏を容易に実現することができる曲データ出力装置及びプログラムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の請求項1の曲データ出力装置は、複数の演奏パート用のデータから成る曲データを出力する曲データ出力装置であって、演奏曲の原曲データを読み出す原曲データ読み出し手段と、前記演奏曲の各演奏パート毎に演奏レベルを設定する演奏レベル設定手段と、前記原曲データ読み出し手段により読み出された原曲データを用いて、前記演奏レベル設定手段により各演奏パート毎に設定された演奏レベルに基づいて前記曲データを生成する曲データ生成手段と、前記曲データ生成手段により生成された曲データを出力する曲データ出力手段とを有することを特徴とする。
【0008】
なお、例えば、各演奏パート用のデータは、設定された演奏レベルが高いほど、演奏の難度が高くなるように生成される。
【0012】
上記目的を達成するために本発明の請求項7の曲データ出力プログラムは、複数の演奏パート用のデータから成る曲データを出力するための曲データ出力プログラムであって、演奏曲の原曲データを読み出す原曲データ読み出しステップと、前記演奏曲の各演奏パート毎に演奏レベルを設定する演奏レベル設定ステップと、前記原曲データ読み出しステップにより読み出された原曲データを用いて、前記演奏レベル設定ステップにより各演奏パート毎に設定された演奏レベルに基づいて前記曲データを生成する曲データ生成ステップと、前記曲データ生成ステップにより生成された曲データを出力する曲データ出力ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0013】
なお、請求項7記載のプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、本発明を構成する。
【0014】
なお、上記請求項1記載の構成において、例えば、演奏曲の各演奏パート毎に各演奏パート用のデータを複数レベル分記憶するデータ記憶手段を有し、前記曲データ生成手段は、前記データ記憶手段により記憶されている演奏パート用のデータの中から、各演奏パート毎に、前記演奏レベル設定手段により設定された演奏レベルに基づいてデータを選択することで、前記曲データを生成するようにしてもよい。
【0015】
あるいは、上記請求項1記載の構成において、例えば、演奏曲の各演奏パート毎に各演奏パート用のデータを記憶するデータ記憶手段を有し、前記曲データ生成手段は、前記データ記憶手段により記憶されている演奏パート用のデータに対して、各演奏パート毎に、前記演奏レベル設定手段により設定された演奏レベルに基づいて加工処理を施すことで、前記曲データを生成するようにしてもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0017】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る曲データ出力装置と通信端末装置とで構成される合奏システムの全体構成を示すブロック図である。
【0018】
本合奏システムは、曲データ出力装置1に、複数の通信端末装置20(第1、第2、第3通信端末装置20A、20B、20C…)がデータ通信可能に接続されて構成される。通信端末装置20は3つ例示するが、その数は限定されない。
【0019】
本合奏システムは、複数の演奏者による合奏を可能にするものであり、通信端末装置20は、例えば、鍵盤等の演奏操作子を有する電子楽器として構成される。本システムは、各奏者が自己が担当する楽器である通信端末装置20をそれぞれ持ち寄って、曲データ出力装置1に接続し、演奏することで、曲データ出力装置1にてそれらの演奏による楽音が発生するように構成される。
【0020】
曲データ出力装置1は、パネル操作子2、ROM6、RAM7、タイマ8、記憶装置10、複数のインターフェイス14(14A、14B、14C…)、音源回路15、MIDIインターフェイス(MIDII/F)13、効果回路16及び表示部19が、バス18を介してCPU5にそれぞれ接続されて構成される。効果回路16にはサウンドシステム17が接続されている。
【0021】
CPU5は、本装置全体の制御を司る。ROM6は、CPU5が実行する制御プログラムや各種テーブルデータ等を記憶する。RAM7は、テキストデータ等の各種入力情報、各種フラグや各種レジスタ及び演算結果等を一時的に記憶する。タイマ8はCPU5に接続され、タイマ割り込み処理における割り込み時間や各種時間を計時する。記憶装置10は、ハードディスク、フロッピ(登録商標)ディスク等の記憶媒体11をドライブする各種ドライブを備える。記憶媒体11には上記制御プログラムの他、各種プログラムや各種データを記憶することができる。
【0022】
パネル操作子2は、各種情報を入力するための複数のスイッチを備える。表示部19はLCD等で構成され、アプリケーション実行に関する表示や、各種設定に関する情報等を表示する。インターフェイス14は、通信端末装置20を接続し、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)信号を含むデータの送受信を可能にする。音源回路15は、発音を指示する演奏データを楽音信号に変換し、効果回路16は、音源回路15から入力される楽音信号に各種効果を付与し、DAC(Digital-to-Analog Converter)やアンプ、スピーカ等のサウンドシステム17は、効果回路16から入力される楽音信号等を音響に変換する。MIDII/F13は、不図示のMIDI機器等からのMIDI信号を入力したり、MIDI信号をMIDI機器に出力したりする。
【0023】
一方、通信端末装置20Aは、CPU、ROM、RAM等を含んでいる信号処理部21、音源回路、効果回路等を含んでいる発音部22、演奏操作子23、入力操作子24、記憶装置25、表示部26及びインターフェイス27を備える。演奏操作子23は例えば鍵盤である。他の通信端末装置20B、20C等については、演奏操作子が鍵盤、弦等のように互いに異なっていてもよいが、他の要素はいずれも同様に構成される。
【0024】
図2は、本実施の形態におけるメインルーチンのフローチャートを示す図である。本処理は曲データ出力装置1において電源のオン時に開始される。
【0025】
まず、初期化を実行、すなわち所定プログラムの実行を開始し、RAM7等の各種レジスタをクリアして初期設定を行う(ステップS101)。次いで、後述する図3のパネル設定処理を実行、すなわちパネル操作子2の操作を受け付け、機器の設定やデータ編集等の指示の他、通信端末装置20からの入力受け付けを実行する(ステップS102)。次いで、後述する図5の曲データ生成、出力処理を実行して(ステップS103)、後述する図7の演奏信号発音処理を実行する(ステップS104)。例えば、再生処理を実行している場合は、演奏データを読み出し、生成された演奏信号に設定された効果処理を付加し、増幅して出力する。その後、前記ステップS102に戻る。
【0026】
図3は、図2のステップS102で実行されるパネル設定処理のフローチャートを示す図である。
【0027】
まず、パネル操作子2による入力があったか否かを判別し(ステップS201)、入力がない場合は本処理を終了する一方、入力があった場合は、それが演奏者の設定に関する入力であるか否かを判別する(ステップS202)。その判別の結果、演奏者の設定に関する入力である場合は、合奏に参加する通信端末装置20を選択するための演奏端末選択画面を表示部19に表示させる(ステップS203)。そして、演奏端末選択画面にて端末別有効化の設定を行う(ステップS204)。すなわち、接続された通信端末装置20のうち、合奏に参加するものについて「有効」に設定する。なお、参加しない通信端末装置20についてはデフォルトで「無効」に設定されている。
【0028】
図4は、各通信端末装置の合奏設定状態データを示す概念図である。この合奏設定状態データは、例えばRAM7に記憶される。同図に示すように、有効/無効が「有効」に設定された通信端末装置20(以下、「有効端末」と称する)のそれぞれについて、割り当てられる演奏パート、及び演奏レベルが設定され、さらに全有効端末に対して共通の演奏レベルである共通レベルが設定されている。
【0029】
ここで、演奏パートは各通信端末装置20が担当するパートであり、本実施の形態ではMIDIのチャネル番号CHで規定するようにしているが、楽器名(ピアノパート等)で規定するようにしてもよい。また、演奏レベルは、通常はその通信端末装置20を演奏する奏者の演奏技能レベルに応じて設定され、レベルの高さ関係はL1<L2<L3となっている。共通レベルは任意あるいはデフォルトで設定される。なお、共通レベルは、全有効端末のうち最も低く設定されている演奏レベル(例えば、L1)を設定してもよい。なお、同一パートを複数人で演奏する場合もあるので、同一チャネル番号CHが複数の有効端末に割り当てられてもよい。なお、演奏レベルの数は3個に限定されず、2個以上であればよい。
【0030】
図3に戻り、有効端末に割り当てられる演奏パートの選択画面を表示部19に表示させる(ステップS205)。そして、この選択画面にて、各有効端末毎に演奏パートを設定する(ステップS206)。次に、各有効端末に設定される演奏レベルの選択画面を表示部19に表示させる(ステップS207)。そして、この選択画面にて、各有効端末毎に演奏レベルを設定する(ステップS208)。
【0031】
このようにして、図4に示すような合奏設定状態データが生成されると、ステップS209ではこれをRAM7等に記憶して、本処理を終了する。
【0032】
なお、有効/無効、演奏パート及び演奏レベルの各設定は、曲データ出力装置1側の入力操作で行うようにしたが、接続された通信端末装置20からの各奏者による指示入力を受け付け、それに従って設定するようにしてもよい。また、合奏設定状態データは、後述する演奏曲が変更されても変更後の演奏曲に適用されるが、演奏曲の選択を先行させ、演奏曲毎に合奏設定状態データを生成するようにしてもよい。
【0033】
前記ステップS202の判別の結果、パネル操作子2による入力が演奏者の設定に関する入力でない場合は、その入力が演奏曲の設定に関する入力であるか否かを判別する(ステップS210)。その判別の結果、演奏曲の設定に関する入力である場合は、演奏曲名のリストを表示部19に表示させる(ステップS211)。なお、演奏曲に対応する原曲データ及び演奏曲名は予め記憶媒体11等に複数記憶されている。次に、上記演奏曲名のリスト表示から、演奏曲の選択を受け付け(ステップS212)、選択された演奏曲に対応する原曲データを記憶媒体11等からRAM7に読み出し(ステップS213)、本処理を終了する。
【0034】
前記ステップS210の判別の結果、パネル操作子2による入力が演奏曲の設定に関する入力でない場合は、その入力が演奏指示に関する入力であるか否かを判別する(ステップS214)。その判別の結果、演奏指示に関する入力でない場合は、その他の指示に基づく処理を実行し(ステップS222)、本処理を終了する一方、演奏指示に関する入力である場合は、それが再生指示であるか否かを判別し(ステップS215)、再生指示である場合は再生開始を指示して(ステップS216)、再生開始が指示されていることを「1」で示す再生開始フラグを「1」に設定し(ステップS217)、本処理を終了する。
【0035】
一方、前記ステップS215の判別の結果、入力が再生指示でない場合は、その入力が停止指示であるか否かを判別し(ステップS218)、停止指示である場合は再生停止を指示して(ステップS219)、再生開始フラグを「0」に設定し(ステップS220)、本処理を終了する一方、停止指示でない場合は、その他の演奏指示に基づく処理(自動演奏の作動の設定、早送り等)を実行して(ステップS221)、本処理を終了する。
【0036】
図5は、図2のステップS103で実行される曲データ生成、出力処理のフローチャートを示す図である。
【0037】
まず、再生開始が指示されているか否かを、上記再生開始フラグが「1」であるか否かによって判別し(ステップS301)、再生開始が指示されていない場合は本処理を終了する一方、再生開始が指示されている場合は、ステップS300Aを実行する。ステップS300Aは第1通信端末装置20Aに関するデータ生成処理である。すなわち、まず、ステップS302では、第1通信端末装置20Aが有効端末となっているか否かを判別する。この判別は、上記記憶した図4に示す合奏設定状態データを参照してなされる。
【0038】
その判別の結果、第1通信端末装置20Aが有効端末となっていない場合は、ステップS300Bに進む一方、有効端末となっている場合は、ステップS303に進み、第1通信端末装置20Aが担当する演奏パート(図4の例ではCH1)用のデータを、第1通信端末装置20Aについて設定されている演奏レベル(図4の例ではL1)に応じて生成する。
【0039】
図6は、演奏曲に対応する原曲データのデータ構成を示す概念図である。本実施の形態で扱われる原曲データは、MIDIデータを含んでいるが、単一のフレーズで成るのではなく、同図に示すように、演奏レベルL1、L2、L3に対応して各チャネルCH毎に3種類のパターンで成る。原曲データを構成する各チャネルのデータは、各パターン共、「楽譜表示用データ」、「演奏ガイド指示用データ」及び「発音指示用データ」を含んでいる。
【0040】
「楽譜表示用データ」は、通信端末装置20において担当演奏パートの楽譜を表示させるためのデータであり、通信端末装置20の表示部26に画面表示されるものだけでなく、プリントアウトされるデータも含まれる。また、楽譜には、五線譜に限らず、タブ譜、ピアノロール等も含まれる。「演奏ガイド指示用データ」は、通信端末装置20において発光等によって演奏操作子23を知らせる(ガイドする)ためのデータである。「発音指示用データ」は、担当演奏パートの正規の発音を例えば小さい音で発音させるためのデータであり、単独練習時に自己の演奏パートを聞いたり、あるいは合奏練習時に自己の演奏パートの正規音を確認しつつ演奏練習をしたりするのに用いられる。
【0041】
原曲データの各パターンの演奏の難度は、L1<L2<L3という順で高くなっている。一例として、ギターパートでいえば、レベルL1ではストローク奏法を主体に構成され、レベルL2ではアルペジオ奏法を含んで構成され、レベルL3ではこれらの奏法の他、ハンマリングオン/オフ等の高度な奏法を含むように構成される。なお、演奏難易度の異ならせ方は、演奏パート(楽器種類)によって異なるが、上記のような奏法による差別化の他、音符数、音域等で差別化を図ってもよい。また、その際、難易度の評価に運指情報を利用してもよい。
【0042】
また、演奏難易度を異ならせる代わりに、合奏時の発音特性を各演奏パート毎に演奏レベルに応じて変更するようにしてもよい。例えば、演奏に不慣れなレベルL1の奏者が担当する演奏パートについては、他の演奏パートよりも発音音量を小さくする、あるいは音色をメロウにして目立たなくする、等のようにしてもよい。なお、原曲データのパターン数は3種類以上あってもよいし、同一演奏レベルに2つ以上のパターンが対応し、いずれかを任意に選択できるようにしてもよい。
【0043】
図5の前記ステップS303での演奏パート用のデータの生成は、具体的には原曲データの各チャネル毎にパターンを選択することでなされる。例えば、図4の設定を例にとると、図6に示すように、第1通信端末装置20Aについては、演奏パートがCH1、演奏レベルがL1であるので、図6の原曲データ中のCH1及びL1に対応するデータD1(L1)という易しいパターンが選択される。
【0044】
図5のステップS300B、S300Cはそれぞれ、第2、第3通信端末装置20B、20Cに関するデータ生成処理であり、ステップS300Aと同様に、有効端末である場合に、演奏パート用のデータを演奏レベルに応じて生成する。すなわち、図6に示すように、上記と同様に、第2通信端末装置20Bについては、CH2及びL2に対応するデータD2(L2)が選択され、第3通信端末装置20Cについては、CH4及びL2に対応するデータD4(L2)が選択される。なお、CH3等のように、割り当て(担当奏者)が存在しない演奏パートについては、デフォルトのレベルとして例えばL3が設定され、従って、CH3についてはデータD3(L3)が選択される。
【0045】
その他の通信端末装置20に関しても順に同様の処理を実行して、ステップS304に進む。このようにして、1つの演奏曲に関し、原曲データの全演奏パートについていずれかのレベルのデータが選択されることで、最終的な出力用曲データが生成される。
【0046】
次に、ステップS304では、有効端末に対し、各担当の演奏パート用の生成データを送信する。例えば、第1通信端末装置20AにはデータD1(L1)が送信される。次に、端末割り当てのない演奏パート用の発音指示用データを例えばRAM7に記憶する(ステップS305)。例えば、CH3についてはデータD3(L3)中の発音指示用データが記憶される。その後、本処理を終了する。
【0047】
図7は、図2のステップS104で実行される演奏信号発音処理のフローチャートを示す図である。
【0048】
まず、ステップS400Aは、第1通信端末装置20Aに関する発音処理を実行する。すなわち、第1通信端末装置20Aでのキーオン入力(演奏操作子23のオン操作)があったか否かを判別し(ステップS401)、キーオン入力があった場合は、演奏ガイドの方式として第1ガイド方式が設定されているか否かを判別する(ステップS402)。
【0049】
なお、演奏ガイドの方式には、この他、第2ガイド方式がある。第1ガイド方式は、ガイド通りに演奏操作子23が操作された場合にのみ正規の発音をさせるものであり、第2ガイド方式は、どの演奏操作子23が操作されたかを問わず、いずれかの演奏操作子23の操作タイミングが合っていれば正規の発音をさせるものである(エニーキー)。演奏ガイドの方式は、例えば、図3のステップS222で設定される。なお、演奏ガイドの方式は、設定された演奏レベルに応じて自動的に設定されるようにしてもよい。その場合は、例えば、演奏レベルL1、L2、L3に対応して、「第2ガイド方式」、「第1ガイド方式」、「ガイド設定無し」がそれぞれ設定される。
【0050】
前記ステップS402の判別の結果、第1ガイド方式が設定されている場合は、演奏操作子23の操作がガイド通りであるか否かを判別し(ステップS403)、ガイド通りである場合は、正規の発音をさせるべく、担当演奏パートのガイドに沿った発音指示データを生成し、それを音源回路15に出力する(ステップS404)。なお、この処理では、図5のステップS304で曲データ出力装置1から送信されてきた生成データ中の「発音指示用データ」を上記発音指示データとして出力するようにしてもよい。その後、ステップS400Bに進む。一方、前記ステップS403の判別の結果、操作がガイド通りでない場合は、前記ステップS400Bに進む。
【0051】
前記ステップS402の判別の結果、第1ガイド方式が設定されていない場合は、演奏ガイドの方式として第2ガイド方式が設定されているか否かを判別し(ステップS405)、第2ガイド方式が設定されている場合は、前記ステップS404を実行する一方、第2ガイド方式が設定されていない場合は、「ガイド設定無し」であるので、リアルタイム演奏となり、操作された演奏操作子23に対応した発音指示データを生成し、それを音源回路15に出力して(ステップS408)、前記ステップS400Bに進む。
【0052】
前記ステップS401の判別の結果、第1通信端末装置20Aでのキーオン入力がない場合は、第1通信端末装置20Aでのキーオフ入力(演奏操作子23のオフ操作)があったか否かを判別し(ステップS406)、キーオフ入力があった場合は、発音停止を示すデータを音源回路15に出力して(ステップS407)、ステップS409に進む一方、キーオフ入力がない場合は、直ちに前記ステップS409に進む。
【0053】
ステップS409では、ガイド設定が有り且つガイド中であるか否かを判別する。その判別の結果、ガイド設定が有り且つガイド中である場合は、前記ステップS401に戻る。従って、この場合は、第1通信端末装置20Aが何らかの演奏操作子23を操作するまで、曲データの再生やガイドの進行がストップしたままとなる。一方、ガイド設定無しであるか、またはガイド中でない場合は、前記ステップS400Bに進む。
【0054】
ステップS400B、S400Cはそれぞれ、第2、第3通信端末装置20B、20Cに関する発音処理であり、ステップS300Aと同様に、各端末装置20におけるガイド設定、及び演奏操作子23の操作に基づく処理がなされる。その他の通信端末装置20に関しても順に同様の処理を実行して、ステップS410に進む。
【0055】
ステップS410では、端末割り当てのない演奏パート用の発音指示用データ、すなわち、図5のステップS305でRAM7に記憶された発音指示用データを読み出して、これを発音指示データとして音源回路15に出力し、本処理を終了する。
【0056】
このような処理によって、各有効端末では、自己が担当している演奏パート用の「楽譜表示用データ」、「演奏ガイド指示用データ」及び「発音指示用データ」を受ける。そして、「楽譜表示用データ」に基づいて、表示部26に自己パートの楽譜が可視表示される。また、「演奏ガイド指示用データ」に基づいて、ガイド設定に沿った方式で演奏操作子23の発光等による演奏ガイドがなされる。さらに、「発音指示用データ」に基づいて、発音部22によって、例えば小さい音で自己担当の楽音と同じ楽音が発音される。なお、「発音指示用データ」に基づく発音は有効端末の奏者が任意に消音可能に構成するのが望ましい。また、正確な演奏を行っているときは消音し、そうでないときは発音するように構成してもよい。
【0057】
なお、本実施の形態では、有効端末に対しては、それが担当する演奏パートの生成データしか送信しないようにしたが、「楽譜表示用データ」については全演奏パートのデータを送信して全パートの楽譜を表示させるようにしてもよい。
【0058】
本実施の形態によれば、演奏曲の各演奏パート用のデータを演奏レベルに対応して3パターン分記憶しておき、演奏パート用のデータの中から、演奏曲の各演奏パート毎に、設定された演奏レベルに基づいて各演奏パート用のデータを選択することで、最終的な出力用曲データを生成し、各有効端末に対して対応する生成データを送信するようにしたので、例えば、各演奏パート毎に、担当する奏者の演奏技能に応じた演奏レベルを設定することで、演奏に不慣れな者と熟練した者とがいっしょに楽しく合奏を行うことが可能になる。また、特定演奏パートの演奏の難度が高い場合にも演奏レベルを低く設定することで対応できる。よって、個々の演奏技能レベルの相違にかかわらず、複数奏者による楽しい合奏を容易に実現することができる。本装置は、例えば、老人向けの音楽玩具としての活用等が期待される。
【0059】
なお、本実施の形態では、各演奏パート毎にそれぞれの演奏レベルに応じてデータを選択したが、これに限るものでなく、共通レベルを採用してもよい。例えば、共通レベルとして上述したような最も低く設定されている演奏レベル(L1等)を設定した場合、器楽演奏が最も不慣れな者に合わせたアレンジとなり、これにより、演奏技能レベルの低い奏者の合奏への参加を容易にして楽しい合奏を行うことができる。
【0060】
なお、共通レベルを採用するとした場合、再生テンポを共通レベルに応じて設定するようにしてもよい。すなわち、原曲データの各パターン間で再生テンポを異なる設定としておくことで、各パターンの演奏難易度を異ならせるようにしてもよい。
【0061】
なお、本実施の形態では、演奏曲の各演奏パート毎に、演奏レベルに基づいて各演奏パート用のデータを選択するようにしたが、これに加えて、参加する演奏者の人数(有効端末の数)をも考慮して、データを選択するようにしてもよい。また、演奏者の人数が本来必要な演奏パート数に満たない場合は、メロディ、ベース、肉声等のように、重要性の高い演奏パートから順に各通信端末装置20に割り当てていくようにしてもよい。
【0062】
なお、有効/無効、演奏パート及び演奏レベルの各設定は、演奏曲や演奏者の人数等によって自動的に設定されるようにしてもよい。また、演奏レベルは、各通信端末装置20での演奏状況に応じて自動的に変更するようにしてもよく、正確な演奏操作が継続している場合は演奏レベルをアップさせていく、あるいはその逆、等のようにしてもよい。
【0063】
なお、出力用曲データの生成に関し、本実施の形態では、原曲データは演奏レベルに対応して複数種類のパターンで成るものとし、各演奏パート毎にデータを選択するようにしたが、これに限るものでなく、例えば、1つの演奏曲について単一の固有フレーズを入力し、または登録しておき、これに対して演奏レベルに応じた編曲等の加工処理を各演奏パート毎に施すことで、出力用曲データを生成するようにしてもよい。この例は、後述する第2の実施の形態でも説明する。あるいは、演奏スタイル毎の伴奏パターンのデータテーブルを記憶しておくと共に、コード進行と演奏スタイル(ジャンル等)を記憶または指定して、各演奏パート毎の演奏レベルに基づいて、各演奏パート毎に伴奏パターンを選択することで出力用曲データを生成するようにしてもよい。
【0064】
(第2の実施の形態)
上述したように、第1の実施の形態では、「原曲データ」は単一のフレーズで成るのではなく、各チャネルCH毎に演奏レベルに対応して複数種類のパターンで成るものとし、各演奏パート毎に演奏レベルに応じてデータを選択するようにしたが、本第2の実施の形態では、「原曲データ」として、例えば単一のフレーズで成る一般的な楽曲データを採用すると共に、編曲用パターンデータを用いる。そして、演奏レベルに応じた編曲用パターンデータを用いて「原曲データ」に対して編曲処理を行って、出力用曲データを生成する。従って、原曲データのデータ構成が第1の実施の形態とは異なり、図6に代えて図8を用い、さらに図9を加えて本第2の実施の形態を説明する。その他は第1の実施の形態と同様である。
【0065】
図8は、第2の実施の形態における編曲用パターンデータ、及び原曲データのデータ構成を示す概念図である。
【0066】
同図(a)は編曲用パターンデータを示し、本例では、演奏レベルL1〜L3に対応して3種類用意されている。編曲用パターンデータは、原曲データに依存しない汎用的な楽曲データである。例えば、演奏レベルL1では単音2分音符が並んでおり、同様に演奏レベルL2では3和音、演奏レベルL3では分散和音が設定されている。なお、編曲用パターンデータは3種類以上設けてもよいし、同一演奏レベルLに対応して複数種類設けてもよい。
【0067】
同図(b)は原曲データの一部分を示し、本実施の形態では、原曲データは、アレンジデータを持たないメロディ等の楽曲データであって、市販されているデータを採用することもできる。同図(c)は、原曲データに、評価されたコードを付記して示す。
【0068】
第1の実施の形態では、図5のステップS303で、第1通信端末装置20Aが担当する演奏パート(CH1等)用のデータを、第1通信端末装置20Aについて設定されている演奏レベル(L1等)に応じて生成した。しかし、本第2の実施の形態では、これに代えて、図5のステップS303の処理では、図3のステップS212で選択された演奏曲に対応する原曲データと、図3のステップS208で設定された演奏レベルLと、編曲用パターンデータとに基づいて、第1通信端末装置20Aが担当する演奏パート用の出力用曲データを生成する。他の通信端末装置20用の出力用曲データの生成についても同様である。
【0069】
すなわち、まず、原曲データ(メロディ)を解析し、コード評価によってコード等の音楽情報を分析する。例えば、図8(c)に示すように、分析により、原曲データのコード進行が「C」、「Bm♭5」、「C」、「C」である等のように評価する。一方、図8(a)に示す編曲用パターンデータの中から、演奏レベルLに応じた編曲用パターンデータを選択する。
【0070】
そして、選択された編曲用パターンデータを、上記分析したコード等の音楽情報に従ってパターン変形する。図9に、パターン変形結果の一例を示す。例えば、演奏レベルL1であれば図8(a)の単音2分音符の編曲用パターンデータが選択され、パターン変形によって、図9(a)に示すようなデータが生成される。同様に、演奏レベルL2、L3であれば図8(b)、(c)の3和音、分散和音の編曲用パターンデータがそれぞれ選択され、パターン変形によって、図9(b)、(c)に示すようなデータがそれぞれ生成される。この処理を原曲データ全体に亘って行うことで、出力用曲データを得る。
【0071】
なお、この例では演奏レベルに応じて音数を異ならせるようにしたが、音域についても異なる編曲用パターンデータを設けてもよいし、編曲用パターンデータをもっと複雑に、種類も多くすることで、変化に富んだアレンジが可能になる。
【0072】
本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
【0073】
なお、第2の実施の形態では、3種類で成る編曲用パターンデータの組(図8(a))を、全演奏パートについて適用したが、各演奏パート毎に、編曲用パターンデータの組を別々に持つようにしてもよい。その場合、各組に優先度を設けてもよい。例えば、3演奏パートに対して、それぞれ3種類の演奏レベルを有する異なる編曲用パターンデータの組(全3組)を用意した場合において、合奏に参加する通信端末装置20が2つ(編曲用パターンデータ組数より少ない)である場合を考える。第1、第2通信端末装置20A、20Bの演奏レベルがそれぞれL1、L2であるとする。この場合、第1通信端末装置20Aには第1組の編曲用パターンデータ中の演奏レベルL1用データ、第2通信端末装置20Bには第2組の編曲用パターンデータ中の演奏レベルL2用データをそれぞれ用いて、上記編曲処理により各出力用曲データを生成する。このとき、第3組の編曲用パターンデータは用いないことになる。
【0074】
これとは異なり、合奏に参加する通信端末装置20が4つ(編曲用パターンデータ組数より多い)である場合を考える。この場合は、第1〜第3通信端末装置20A〜20Cには第1〜第3組の編曲用パターンデータをそれぞれ割り当て、第4通信端末装置20Dには再度、第1組の編曲用パターンデータを割り当てるようにしてもよい。その際、演奏レベルの違いにより音域が異なるように構成した場合は、第1通信端末装置20Aと第4通信端末装置20Dとで、同じ編曲用パターンデータを用いた音域の異なる出力用曲データが生成され、ユニゾン演奏となることもあり得ることになる。
【0075】
なお、第2の実施の形態では、原曲データは、アレンジデータを持たないメロディ等の楽曲データであるとしたが、原曲データとして、複数のパートから成るオリジナルデータを採用してもよい。この場合は、オリジナルデータを各演奏パート毎に分析し、それらが「メロディ」パートなのか、「ベース」パートなのか、「リズム」パートなのか、「ハーモニー」パートなのか、等の属性を分類して、これらを各演奏パート毎の編曲データの素材とし、すなわち分類した属性に応じて各素材を変更することで、各演奏パート毎に出力用曲データを生成するようにしてもよい。その際、演奏レベルが高い場合は、装飾音符を追加する、音符を細かくする、等が考えられる。また、演奏レベルが低い場合は、音符を間引く、音の跳躍が少なくなるようにオクターブ変更する、リズムを簡単にする、等が考えられる。また、同じ音符でも楽器が異なると演奏の難度に差が生じる場合があるので、楽器毎の情報として、和音演奏の可否、音域による難易度、難易度の音符密度、メロディ向けかベース向けか等の特性、等を各通信端末装置20(または奏者)毎に登録しておき、演奏者とオリジナルデータにおける演奏パートとを関連付け、編曲処理に反映させるようにしてもよい。
【0076】
なお、原曲データに対する編曲処理の手法は、上記例示した手法に限られるものではない。
【0077】
なお、第1、第2の実施の形態では、通信端末装置20は曲データ出力装置1に対して接続されるものとして構成したが、予め曲データ出力装置1と一体の合奏システムとして構成してもよい。
【0078】
なお、本発明を達成するためのソフトウェアによって表される制御プログラムを記憶した記憶媒体を、本曲データ出力装置1に読み出すことによって同様の効果を奏するようにしてもよく、その場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、プログラムコードを電送媒体等を介して供給してもよく、その場合は、プログラムコード自体が本発明を構成することになる。なお、これらの場合の記憶媒体としては、ROMのほか、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等を用いることができる。
【0079】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、個々の演奏技能レベルの相違にかかわらず、複数奏者による楽しい合奏を容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係る曲データ出力装置と通信端末装置とで構成される合奏システムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】 メインルーチンのフローチャートを示す図である。
【図3】 図2のステップS102で実行されるパネル設定処理のフローチャートを示す図である。
【図4】 各通信端末装置の合奏設定状態データを示す概念図である。
【図5】 図2のステップS103で実行される曲データ生成、出力処理のフローチャートを示す図である。
【図6】 演奏曲に対応する原曲データのデータ構成を示す概念図である。
【図7】 図2のステップS104で実行される演奏信号発音処理のフローチャートを示す図である。
【図8】 本発明の第2の実施の形態における編曲用パターンデータ、及び原曲データのデータ構成を示す概念図である。
【図9】 パターン変形結果の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 曲データ出力装置、 2 パネル操作子(演奏レベル設定手段)、 5 CPU(曲データ生成手段)、 10 記憶装置、 14 インターフェイス(曲データ出力手段)、 15 音源回路、 19 表示部、 20 通信端末装置、 21 信号処理部、 22 発音部、 23 演奏操作子、 24 入力操作子、 25 記憶装置、 26 表示部、 27 インターフェイス
Claims (7)
- 複数の演奏パート用のデータから成る曲データを出力する曲データ出力装置であって、
演奏曲の原曲データを読み出す原曲データ読み出し手段と、
前記演奏曲の各演奏パート毎に演奏レベルを設定する演奏レベル設定手段と、
前記原曲データ読み出し手段により読み出された原曲データを用いて、前記演奏レベル設定手段により各演奏パート毎に設定された演奏レベルに基づいて前記曲データを生成する曲データ生成手段と、
前記曲データ生成手段により生成された曲データを出力する曲データ出力手段とを有することを特徴とする曲データ出力装置。 - 1つの前記原曲データは、各演奏パート毎で且つ各演奏レベル毎に設けられたパターンデータから成り、前記曲データ生成手段は、前記読み出された原曲データから、各演奏パート毎に設定された演奏レベルに対応するパターンデータを各演奏パート毎に選択することで、前記曲データを生成することを特徴とする請求項1記載の曲データ出力装置。
- 各演奏レベルに対応した編曲用データを記憶した編曲用データ記憶手段を有し、前記曲データ生成手段は、前記読み出された原曲データを、各演奏パート毎に設定された演奏レベルに対応する編曲用データに基づいて各演奏パート毎に加工処理することで、前記曲データを生成することを特徴とする請求項1記載の曲データ出力装置。
- 前記演奏レベル設定手段により設定し得る演奏レベルの数は、すべての演奏パートについて同数であり、前記演奏レベル設定手段により各演奏パート毎に設定された演奏レベルのうちの最低レベルに共通レベルを設定する共通レベル設定手段を有し、前記曲データ生成手段は、前記演奏レベル設定手段により設定された演奏レベルに代えて、前記共通レベル設定手段により設定された共通レベルに基づいて、前記曲データを生成することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の曲データ出力装置。
- 前記演奏パート用のデータには、楽譜表示用データ、演奏ガイド指示用データ及び発音指示用データの少なくとも1つが含まれることを特徴とする請求項1または2記載の曲データ出力装置。
- 複数の端末装置を通信可能に接続する接続手段と、前記接続手段により接続された端末装置毎に担当させる演奏パートを指定する演奏パート指定手段とを有し、前記曲データ出力手段は、前記接続された各端末装置に、少なくとも前記各端末装置が担当する演奏パート用のデータを出力することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の曲データ出力装置。
- 複数の演奏パート用のデータから成る曲データを出力するための曲データ出力プログラムであって、
演奏曲の原曲データを読み出す原曲データ読み出しステップと、
前記演奏曲の各演奏パート毎に演奏レベルを設定する演奏レベル設定ステップと、
前記原曲データ読み出しステップにより読み出された原曲データを用いて、前記演奏レベル設定ステップにより各演奏パート毎に設定された演奏レベルに基づいて前記曲データを生成する曲データ生成ステップと、
前記曲データ生成ステップにより生成された曲データを出力する曲データ出力ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする曲データ出力プログラム。
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