JP3780595B2 - 照明装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、誘導路に沿って連続的に配設された誘導照明器具を所定の順序で点滅させ、誘導照明器具の点滅の順序に応じた方向に人を誘導する照明装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、誘導路に連続的に配設された複数の誘導照明器具を所定の順序で点滅させることによって、点滅の順序に応じた方向に光が走行しているかのように視認させ(以下、この動作を「点滅走行」と呼ぶ。)、光の進む方向に人々を誘導する照明装置が提案されている(特開平5−120575号公報参照)。
【0003】
この種の照明装置としては、図4に示すように、熱感知器や煙感知器等の感知器(図示せず)から入力される感知信号に基づいて、例えば火災が発生した場所を示す火災場所情報を発生する防災盤1と、防災盤1から入力された火災場所情報に基づいて最適な避難口を判断し、誘導照明器具41 ,42 ,43 …、44 ,45 ,46 …の点滅方向を含む誘導制御信号を発生する制御盤2と、制御盤2の誘導制御信号に基づいて、誘導照明器具41 ,42 ,43 …、44 ,45 ,46 …を所定の順序で点滅させる点滅パターン信号を誘導照明器具41 ,42 ,43 …、44 ,45 ,46 …に夫々送出する制御ユニット31 ,32 …とを備えたものがあった。制御ユニット31 ,32 …は例えば地下街の区画毎に設けられており、各区画内に配設されている誘導照明器具41 ,42 ,43 …、44 ,45 ,46 …の点滅状態を制御している。
【0004】
ここで、防災盤1と制御盤2とは信号線71 を介して接続される。また、制御盤2と各制御ユニット31 ,32 …とは信号線72 を介してラダー状に接続される。さらに、制御ユニット31 と誘導照明器具41 ,42 ,43 …、制御ユニット32 と誘導照明器具44 ,45 ,46 …とは信号線73 ,74 を介してそれぞれラダー状に接続される。そして、各部の間では例えば時分割多重伝送信号を用いて信号の授受が行われる。
【0005】
一般に、このような大規模の照明装置では、防災盤1との間で火災場所情報などの災害情報を授受して最適な避難口を判断し、各制御ユニット31 ,32 に誘導制御信号を送出する制御盤2と、制御盤2の誘導制御信号に基づいて誘導照明器具41 ,42 ,43 …、44 ,45 ,46 …に夫々点滅パターン信号を送出して点滅制御を行う制御ユニット31 ,32 …とを個別に設けている。このように、制御盤2と制御ユニット31 ,32 …とで制御を分担しているので、制御がやりやすくなる。また、制御盤2は防災盤1から入力される災害情報を一元的に管理しているので、災害状況の変化に応じて的確な誘導制御信号を発生することができる。
【0006】
ところで、防災盤1と制御盤2とを接続する信号線71 が断線した場合(図5中×印)、感知器から火災などの感知信号が防災盤1に入力されたとしても、防災盤1から制御盤2に火災の発生場所を示す火災場所情報が入力されないので、制御盤2は制御ユニット31 …に誘導制御信号を出力することができず、誘導照明器具41 ,42 ,43 …が点滅動作しない可能性があった。また、感知器が災害の発生を誤検知したり、防災盤1が誤動作した場合、制御ユニット31 …が誘導照明器具41 ,42 ,43 …を誤って点滅させるという可能性もあった。
【0007】
そこで、防災盤1から制御盤2に入力される災害信号と無関係に誘導照明器具41 ,42 ,43 …を強制的に動作又は停止させる強制動作手段を制御盤2に設けたものがあり、図5(a)に示すように、防災盤1と制御盤2とを接続する信号線71 が断線した場合でも、防災センターで火災などの災害発生を監視する警備員が火事と判断して強制動作手段を操作し、誘導照明器具41 ,42 ,43 …を予め設定された点滅パターンで強制的に点滅させることができた。
【0008】
また、照明装置を試験的に動作させる点検手段が制御盤2に設けられたものもあり、この点検手段を操作して、誘導照明器具41 ,42 ,43 …を所定の点滅パターンで試験的に点滅させることにより、誘導照明器具41 ,42 ,43 …の動作を定期的に点検していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述した前者の照明装置では、防災盤1と制御盤2とを接続する信号線71 が断線して誘導照明器具41 ,42 ,43 …が点滅動作しない場合でも、断線時には警備員が制御盤2に設けられた強制動作手段を操作して、制御盤2から制御ユニット31 に所定の誘導制御信号を出力させ、誘導路51 に配設された誘導照明器具41 ,42 ,43 …を所定の誘導方向(図中矢印A)で強制的に点滅走行させ、人々を避難口6に誘導することができた。
【0010】
しかしながら、強制動作手段を用いて強制的に制御盤2を動作させた場合、誘導照明器具41 ,42 ,43 …の誘導方向が予め決められているので、図5(b)に示すように避難口6付近に火災が拡がり、この避難口6を用いて避難するのが危険な状態になっても、誘導照明器具41 ,42 ,43 …の誘導方向は変わらず、人々を危険な方向に誘導してしまう可能性があった。
【0011】
また、図6(a)に示すように、制御盤2が正常であれば、制御ユニット31 …は制御盤2の誘導制御信号に基づいて誘導照明器具41 ,42 ,43 …を所定の点滅パターンで点滅動作させることができるが、図6(b)に示すように、制御盤2が故障すると、制御盤2から制御ユニット31 …に誘導制御信号が入力されなくなり、誘導照明器具41 ,42 ,43 …を点滅動作させることができなくなる(図中●印は消灯状態を示す)。ここで、強制動作手段は制御盤2のみに設けられているので、強制動作手段を用いて誘導照明器具41 ,42 ,43 …を強制的に点滅動作させることもできず、この照明装置全体が動作しなくなるという問題もあった。
【0012】
一方、この照明装置の動作を点検する場合は、まず制御盤2に設けられた点検手段を操作して誘導照明器具41 ,42 ,43 …を試験的に動作させる。そして、制御盤2で各部の動作状態を確認し、制御ユニット31 …或いは誘導照明器具41 ,42 ,43 …で動作不良が発生した場合には、動作不良が発生した制御ユニット31 …或いは誘導照明器具41 ,42 ,43 …の配設場所に移動して、修理・点検を行う。その後、制御盤2の点検手段を用いて再度試験的に動作させ、制御盤2で各部の動作状態を確認する。この一連の点検作業を照明装置の各部が正常に動作するまで、繰り返し行っているので、点検作業に非常に手間がかかるという問題もあった。
【0013】
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものでもあり、請求項1の発明の目的は、制御盤の故障や、制御盤と制御ユニットとを結ぶ信号線の断線などの異常が発生した場合でも、人々を避難口へ確実に誘導することができる照明装置を提供することにある。
請求項2の発明の目的は、現場の状況に応じて誘導照明器具を強制的に点滅又は停止させることができる照明装置を提供することにある。
【0014】
請求項3の発明の目的は、強制動作時に所定の避難口に誘導する点滅パターンで誘導照明器具を動作させることができる照明装置を提供することにある。
請求項4の発明の目的は、各部の動作点検を効率的に行える照明装置を提供することにある。
請求項5の発明の目的は、誘導照明器具の点灯状態を遠隔から自動的に点検することのできる照明装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明では、上記目的を達成するために、災害の発生を示す災害信号に基づいて所定の誘導制御信号を発生する制御盤と、誘導制御信号に基づいて所定の点滅パターン信号を発生する1乃至複数の制御ユニットと、災害発生時に点滅パターン信号に基づいて冷陰極放電灯を周期的に点滅することにより、人々を誘導する誘導照明器具とを備え、前記災害信号と無関係に前記誘導照明器具を試験的に動作させる点検手段を前記制御盤及び少なくとも一つの前記制御ユニットに設けるとともに、前記冷陰極放電灯のランプ電流又はランプ電圧に基づいて前記冷陰極放電灯の点灯状態を点検するランプ点灯検出手段を設け、前記災害信号と無関係に前記誘導照明器具を強制的に動作させる強制動作手段を前記制御盤及び少なくとも一つの前記制御ユニットに設け、前記制御ユニットが、前記制御盤に設けられた強制動作手段の操作よりも、前記制御ユニットに設けられた強制動作手段の操作を優先して動作することを特徴とし、制御ユニットに設けた点検手段を用いて、各制御ユニット単位で誘導照明器具の動作を点検することができ、且つ、ランプ点灯検出手段は、冷陰極放電灯のランプ電流又はランプ電圧に基づいて冷陰極放電灯の点灯状態を点検するので、目視によらず遠隔から不点検出を行うことができる。
【0016】
そのうえ、災害信号と無関係に誘導照明器具を強制的に動作させる強制動作手段を制御盤及び少なくとも一つの制御ユニットに設けているので、制御盤の故障や、制御盤と制御ユニットを結ぶ信号線の断線などの異常が発生した場合でも、強制動作手段を用いて誘導照明器具を強制的に動作させることができる。
さらに、制御ユニットが、制御盤に設けられた強制動作手段の操作よりも、制御ユニットに設けられた強制動作手段の操作を優先して動作するので、現場の状況に応じて強制動作させることができる。
また請求項の発明では、請求項の発明において、制御盤或いは制御ユニットに設けられた強制動作手段を操作すると、誘導照明器具は所定の避難口に人々を誘導する点滅パターンで動作するので、確実に避難口に誘導することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
基本構成
まず本発明の照明装置の基本構成を図1に基づいて説明する。この照明装置は、熱感知器や煙感知器等の感知器(図示せず)から入力される感知信号を監視して、例えば火災の発生場所を示す火災場所情報などの災害情報を発生する防災盤1と、防災盤1に信号線71を介して接続され、防災盤1の災害情報に基づいて、誘導照明器具41,42…,44,45…の点滅方向を含む誘導制御信号を発生する制御盤2と、制御盤2に信号線72を介して接続され、制御盤2の誘導制御信号に基づいて誘導照明器具41,42…,44,45…を所定の点滅パターンで点滅制御する制御ユニット31,32…と、信号線7,7…を介して制御ユニット31,32…にそれぞれ接続される誘導照明器具41,42…,44,45…とから構成される。
【0020】
例えば、制御ユニット31 と誘導照明器具41 ,42 …、制御ユニット32 と誘導照明器具44 ,45 …は、それぞれ、同一の区画に配設されている。制御ユニット31 ,32 は、それぞれ、誘導照明器具41 ,42 …、44 ,45 …を所定の順序で点滅させることによって、点滅の順序の方向に人々を導いている。
制御盤2には、防災盤1の火災場所信号と無関係に、全ての誘導照明器具41 ,42 …、44 ,45 …を強制的に動作(点滅或いは消灯)させる強制動作手段たる強制動作スイッチ(SW)25を設けるとともに、制御ユニット31 ,32 …には、それぞれ、制御盤2の誘導制御信号と無関係に、誘導照明器具41 ,42 …、44 ,45 …を強制的に動作させる強制動作スイッチ351 ,352 …を設けている。なお、制御ユニット31 ,32 …は、制御盤2に設けられた強制動作スイッチ25よりも、各制御ユニット31 ,32 …に設けられた強制動作スイッチ351 ,352 …の操作を優先して動作する。
【0021】
ここで、各部が正常に動作している場合に、火災が発生した時の各部の動作について説明する。
制御盤2では、伝送インターフェイス部(以下、伝送I/F部と略す)21が防災盤1から例えば時分割多重伝送信号を用いて送信された火災場所情報を受信すると、CPU22は、この火災場所情報に基づいてROM24から動作させる制御ユニット31 ,32 …のユニット番号や、誘導照明器具41 ,42 …、44 ,45 …の点滅パターンのパターン番号を含む誘導制御信号を読み込み、伝送I/F部23がこの誘導制御信号を該当する制御ユニット31 ,32 …に送信する。
【0022】
この誘導制御信号に含まれるユニット番号に該当する制御ユニット31 ,32 …のみが、伝送I/F部311 ,312 …を用いて、その誘導制御信号を受信する。そして、CPU321 ,322 …は、伝送I/F部311 ,312 …が受信した誘導制御信号に含まれる点滅パターンのパターン番号に基づいて、対応する点滅パターン信号をROM341 ,342 …から読み込み、伝送I/F部331 ,332 …を用いて各誘導照明器具41 ,42 …、44 ,45 …に点滅パターン信号を送信させる。
【0023】
誘導照明器具41 ,42 …、44 ,45 …では、伝送I/F部331 ,332 …から送信された点滅パターン信号に基づいて、所定の点滅パターンで点滅走行動作を行い、人々を避難口へ誘導する。
次に、信号線71 の断線等によって防災盤1と制御盤2との間に異常が発生した場合に、警備員が火災発生を判断して制御盤2に設けられた強制動作スイッチ25を操作した場合の各部の動作を説明する。
【0024】
制御盤2の強制動作スイッチ25が操作されると、CPU22は強制動作スイッチ25のスイッチ状態に基づいて、ROM24から全ての制御ユニット31 ,32 …のユニット番号と所定の点滅パターンのパターン番号とを含む誘導制御信号を読み込み、伝送I/F部23を用いて全ての制御ユニット31 ,32 …へ誘導制御信号を送信する。
【0025】
全ての制御ユニット31 ,32 …では、伝送I/F部311 ,312 …が該当するユニット番号の誘導制御信号を受信する。CPU321 ,322 …は、伝送I/F部311 ,312 …が受信した誘導制御信号に含まれるパターン番号に基づいて、ROM341 ,342 …から点滅パターン信号を読み込み、伝送I/F部331 ,332 …を用いて各誘導照明器具41 ,42 …、44 ,45 …に点滅パターン信号を送信する。
【0026】
そして、各誘導照明器具41 ,42 …、44 ,45 …は、制御ユニット31 ,32 …から送信された点滅パターン信号に基づいて点滅走行動作を行う。
ここで、制御ユニット31 ,32 …は、制御盤2に設けられた強制動作スイッチ25の操作よりも、各制御ユニット31 ,32 …に設けられた強制動作スイッチ351 ,352 の操作を優先して動作する。したがって、上述のように制御盤2に設けられた強制動作スイッチ25を操作して、全ての避難口へ誘導するような点滅パターンで、誘導照明器具41 ,42 …、44 ,45 …を点滅させた後に、制御ユニット31 及び誘導照明器具41 ,42 …が配設された区画の避難口に火災が広がって、この避難口を使用するのが危険な状態となった場合、制御ユニット31 に設けられた強制動作スイッチ351 を操作して、当該区画に配設された誘導照明器具41 ,42 …のみ点滅動作を停止させ、この避難口への誘導を停止することができる。
【0027】
一方、制御盤2に異常が発生した場合に、ある区画で火災が発生した時の各部の動作について説明する。
例えば制御ユニット31 及び誘導照明器具41 ,42 …が配設された区画で火災が発生しても、制御盤2で異常が発生しているため、制御盤2から制御ユニット31 に誘導制御信号が送出されず、誘導照明器具41 ,42 …は点滅動作しない。
【0028】
そこで、火災と判断した警備員が制御ユニット31 に設けられた強制動作スイッチ351 を操作すると、CPU321 は強制動作スイッチ351 のスイッチ状態に基づいて、ROM341 から所定の点滅パターン信号を読み込み、伝送I/F部331 を用いて誘導照明器具41 ,42 …に点滅パターン信号を送信する。各誘導照明器具41 ,42 …は制御ユニット31 から送信された点滅パターン信号に基づいて、所定の点滅パターンで点滅走行動作を行い、予め決められた避難口へ人々を誘導する。
【0029】
なお、全ての制御ユニット3,3…に強制動作スイッチ35,35を設ける必要はなく、必要な制御ユニット3,3…のみに強制動作スイッチ35,35…を設けてもよい。
(実施形態)
本実施形態では、図2に示すように、上述した基本構成の照明装置において制御盤2及び制御ユニット3,3に点検手段たる点検スイッチ(SW)27,37,37…をそれぞれ設けている。なお、点検スイッチ27,37,37…以外の構成は実施形態1と同様であるので、その説明は省略する。
【0030】
ところで、誘導照明器具41 …は、図3に示すように、制御ユニット31 …から信号線73 …を介して例えば時分割多重伝送信号で送信された点滅パターン信号を受信する伝送I/F部41と、伝送I/F部41が受信した点滅パターン信号に基づいて冷陰極放電灯からなるランプ44の点灯を制御する制御信号を発生するCPU42と、CPU42からの制御信号に基づいてランプ44を点灯させるインバータ部43と、インバータ部43とランプ44との間に接続された抵抗Rと、ランプ44が点灯しているか否かを検出するランプ点灯検出部45と、個々の誘導照明器具41 …のアドレスを設定するアドレス設定部46とから構成される。
【0031】
ランプ点灯検出部45は抵抗Rに流れるランプ電流を測定し、ランプ電流の測定結果をCPU42に出力する。ランプ44の点灯時には、ランプ44に接続された抵抗Rにランプ電流が流れるので、CPU42はランプ点灯検出部45の測定結果からランプ44が点灯しているか否かを判断することができる。したがって、人が目視でランプ44の点灯状態を点検する代わりに、ランプ電流を測定することによって、遠隔から自動的にランプ44の点検状態を点検することができる。なお、ランプ点灯検出部45が、抵抗Rに電流が流れるか否かを検出するだけではなく、抵抗Rに流れる電流の電流値を検出すれば、CPU42はランプ44の光量(輝度)レベルまで判断することができ、ランプ44の輝度の劣化や、インバータ部43の異常も検出することができる。なお、ランプ点灯検出部45は、ランプ44のランプ電流の代わりにランプ電圧を検出することによって、ランプ44の点灯状態を検出してもよい。
【0032】
次に、この照明装置の断線点検や不点点検について説明する。
まず、定期的に行われる信号線の断線点検について説明する。防災盤1は、信号線71 を介して制御盤2に断線点検信号を定期的に送信する。制御盤2では、CPU22が伝送I/F部21を介して防災盤1からの断線点検信号を受信すると、CPU22は伝送I/F部23を用いて制御盤2と制御ユニット31 ,32 …との間の信号線72 や、制御ユニット31 ,32 …と誘導照明器具41 ,42 …、44 ,45 …との間の信号線73 ,74 …の断線点検信号を各制御ユニット31 ,32 …へ送信する。
【0033】
各制御ユニット31 ,32 …では、CPU321 ,322 …が制御盤2から伝送I/F部311 ,312 を介して信号線72 の断線点検信号をそれぞれ受信すると、CPU321 ,322 …は伝送I/F部311 ,312 を介して所定の返送信号を制御盤2に返送する。制御盤2では、伝送I/F部23が各制御ユニット31 ,32 …からの返送信号を受信し、各制御ユニット31 ,32 …から返送信号が返送されれば、制御盤2と各制御ユニット31 ,32 …とを結ぶ信号線72 が正常であるとCPU22は判断し、ある制御ユニットからの返送信号が返送されなければ、この制御ユニットと制御盤2とを接続する信号線72 に何らかの異常が発生しているとCPU22は判断する。そして、CPU22はLEDやスピーカなどからなる表示部26を用いて信号線72 の点検結果を光や音声で表示する。
【0034】
伝送I/F部311 ,312 …が、それぞれ、制御盤2から信号線73 ,74 …の断線点検信号を受信すると、CPU321 ,322 …は、それぞれ、伝送I/F部311 ,312 …が受信した信号線73 ,74 …の断線点検信号に基づいて、伝送I/F部331 ,332 …から全ての誘導照明器具41 ,42 …、44 ,45 …へ断線点検信号を送信させる。各誘導照明器具41 ,42 …、44 ,45 …は断線点検信号を受信すると、所定の返送信号を各制御ユニット31 ,32 …の伝送I/F部331 ,332 へ返送する。そして、CPU321 ,322 は、伝送I/F部331 ,332 が受信した返送信号から、制御ユニット31 ,32 …と各誘導照明器具41 ,42 …、44 ,45 …とを接続する信号線73 , 4 …が正常か否かを判断し、その結果をLEDやスピーカなどからなる表示部361 ,362 …に光や音声で表示する。
【0035】
次に、制御盤2に設けられた点検スイッチ27を用いて断線点検や不点点検を行う場合について説明する。
制御盤2に設けられた点検スイッチ27を操作すると、CPU22は、点検スイッチ27のスイッチ状態に基づいて、伝送I/F部23から各制御ユニット31 ,32 …へ、制御盤2と各制御ユニット31 ,32 …を接続する信号線72 と各制御ユニット31 ,32 …と誘導照明器具41 ,42 …、44 ,45 …を接続する信号線73 ,74 …の断線点検信号と、各誘導照明器具41 ,42 …、44 ,45 …の不点点検信号とを送信させる。
【0036】
信号線72 ,73 ,74 …の断線点検時の、制御盤2及び制御ユニット31 ,32 …の動作については、上述と同様であるので、その説明は省略する。
伝送I/F部311 ,312 …が、それぞれ、制御盤2から誘導照明器具41 ,42 …、44 ,45 …の不点点検信号を受信すると、CPU321 ,322 …は、伝送I/F部331 ,332 から全ての誘導照明器具41 ,42 …、44 ,45 …へ点検点灯信号を送信させる。
【0037】
各誘導照明器具41 …では、伝送I/F部41が制御ユニット31 ,32 …からの点検点灯信号を受信すると、CPU42が点検点灯信号に基づいてインバータ部43に制御信号を出力し、インバータ部43がランプ44を点灯させる。CPU42はランプ点灯検出部45によって検出されたランプ44のランプ電流の検出結果を、伝送I/F部41から制御ユニット31 ,32 …へ返送させる。そして、制御ユニット31 ,32 …では、伝送I/F部331 ,332 が各誘導照明器具41 ,42 …、44 ,45 …から返送されたランプ電流の検出結果を受信して、CPU321 ,322 …がこの検出結果を表示部361 ,362 …に表示させる。
【0038】
次に、制御ユニット31 ,32 …に設けられた点検スイッチ371 ,372 …を用いて断線点検や不点点検を行う場合について説明する。
例えば、制御ユニット31 に設けられた点検スイッチ371 を操作すると、CPU321 は点検スイッチ371 のスイッチ状態に基づいて伝送I/F部331 から各誘導照明器具41 ,42 …に信号線73 の断線点検信号と、ランプの点検点灯信号を送信させる。
【0039】
各誘導照明器具41 ,42 …は断線点検信号を受信すると、所定の返送信号を制御ユニット31 の伝送I/F部331 へ返送する。そして、CPU321 は、伝送I/F部331 が受信した返送信号に基づいて、制御ユニット31 と各誘導照明器具41 ,42 …とを接続する信号線73 が正常か否かを判断し、その結果を表示部361 に表示させる。
【0040】
また、各誘導照明器具41 ,42 …は制御ユニット31 から点検点灯信号を受信すると、CPU42が点検点灯信号に基づいてインバータ部43に制御信号を出力し、インバータ部43がランプ44を点灯させる。CPU42はランプ点灯検出部45によって検出されたランプ44のランプ電流の検出値を、伝送I/F部41から制御ユニット31 へ返送させる。そして、制御ユニット31 では、伝送I/F部331 が各誘導照明器具41 ,42 …から返送されたランプ電流の検出結果を受信して、CPU321 がこの検出結果を表示部361 に表示させる。
【0041】
次に、点検スイッチ27,371 ,372 を用いて誘導照明器具41 ,42 …、44 ,45 …の点滅パターン等の動作点検する場合について説明する。
制御盤2に設けられた点検スイッチ27を用いて動作点検を行う場合、点検スイッチ27を操作すると、CPU22は点検スイッチ27のスイッチ状態に基づいてROM24から動作点検用の点滅パターンのパターン番号を読み込み、伝送I/F部23から各制御ユニット31 ,32 …へ点滅パターンのパターン番号を含む誘導制御信号を出力する。各制御ユニット31 ,32 …では、伝送I/F部311 ,312 …が誘導制御信号を受信すると、CPU321 ,322 …は誘導制御信号に含まれる点滅パターンのパターン番号に基づいて動作点検用に予め設定された点滅パターン信号をROM341 ,342 …から読み込み、伝送I/F部331 ,332 …から各誘導照明器具41 ,42 …、44 ,45 …に点滅パターン信号を送信させる。そして、各誘導照明器具41 ,42 …、44 ,45 …はこの点滅パターン信号を受信すると、動作点検用の点滅パターンで点滅動作し、この点滅状態を人が目視で確認することにより、各誘導照明器具41 ,42 …、44 ,45 …が正常に動作しているか否かを点検する。
【0042】
また、各制御ユニット31 ,32 …に設けられた点検スイッチ371 ,372 …を用いて誘導照明器具41 ,42 …、44 ,45 …の点滅パターン等の動作点検を行う場合、例えば制御ユニット31 に設けられた点検スイッチ371 を操作すると、CPU321 は点検スイッチ371 のスイッチ状態に基づいて、動作点検用に予め設定された点滅パターン信号をROM341 から読み込み、伝送I/F部331 を用いて各誘導照明器具41 ,42 …へ動作点検用の点滅パターン信号を送信する。各誘導照明器具41 ,42 …はこの点滅パターン信号を受信すると、動作点検用の点滅パターンで点滅し、この点滅状態を人が目視で確認することにより、各誘導照明器具41 ,42 …が正常に動作しているか否かを点検する。
【0043】
このように、制御盤1に比べて誘導照明器具41 …に近い位置に配設された制御ユニット31 …に点検スイッチ371 …を設けているので、各制御ユニット31 …毎に動作点検を行うことができ、動作点検時に制御盤1と誘導照明器具41 …との間を往復する必要がなくなり、動作点検を効率良く行うことができる。
【0044】
【発明の効果】
請求項1の発明では、上記目的を達成するために、災害の発生を示す災害信号に基づいて所定の誘導制御信号を発生する制御盤と、誘導制御信号に基づいて所定の点滅パターン信号を発生する1乃至複数の制御ユニットと、災害発生時に点滅パターン信号に基づいて冷陰極放電灯を周期的に点滅することにより、人々を避難口へ誘導する誘導照明器具とを備え、災害信号と無関係に誘導照明器具を試験的に動作させる点検手段を前記制御盤及び少なくとも一つの前記制御ユニットに設けるとともに、前記冷陰極放電灯のランプ電流又はランプ電圧に基づいて前記冷陰極放電灯の点灯状態を点検するランプ点灯検出手段を設け、前記災害信号と無関係に前記誘導照明器具を強制的に動作させる強制動作手段を前記制御盤及び少なくとも一つの前記制御ユニットに設け、前記制御ユニットが、前記制御盤に設けられた強制動作手段の操作よりも、前記制御ユニットに設けられた強制動作手段の操作を優先して動作することを特徴とし、制御ユニットに設けた点検手段を用いて、各制御ユニット単位で誘導照明器具の動作を点検することができ、且つ、ランプ点灯検出手段は、冷陰極放電灯のランプ電流又はランプ電圧に基づいて冷陰極放電灯の点灯状態を点検するので、目視によらず遠隔から不点検出を行えるという効果がある。
【0045】
そのうえ、災害信号と無関係に誘導照明器具を強制的に動作させる強制動作手段を制御盤及び少なくとも一つの制御ユニットに設けているので、制御盤の故障や、制御盤と制御ユニットを結ぶ信号線の断線などの異常が発生した場合でも、強制動作手段を用いて誘導照明器具を強制的に動作させることにより、確実に人を誘導することができるという効果がある。
さらに、制御ユニットが、制御盤に設けられた強制動作手段の操作よりも、制御ユニットに設けられた強制動作手段の操作を優先して動作する。制御ユニットは制御盤に比べて誘導照明器具に近い位置に配設されているので、火災の延焼など現場の状況変化に応じて誘導照明器具を動作させることができるという効果がある。
【0046】
また請求項2の発明は、制御盤或いは制御ユニットに設けられた強制動作手段を操作すると、誘導照明器具は所定の避難口に人々を誘導する点滅パターンで動作するので、確実に避難口に誘導することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の基本構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の一実施形態のブロック図である。
【図3】 同上の誘導照明器具を示すブロック図である。
【図4】 従来の照明装置を示すブロック図である。
【図5】(a)(b)は同上の動作を説明する説明図である。
【図6】(a)(b)は同上の別の動作を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 防災盤
2 制御盤
1… 制御ユニット
1… 誘導照明器具
25,351… 強制動作スイッチ

Claims (2)

  1. 災害の発生を示す災害信号に基づいて所定の誘導制御信号を発生する制御盤と、前記誘導制御信号に基づいて所定の点滅パターン信号を発生する1乃至複数の制御ユニットと、災害発生時に前記点滅パターン信号に基づいて冷陰極放電灯を周期的に点滅することにより、人々を誘導する誘導照明器具とを備え、前記災害信号と無関係に前記誘導照明器具を試験的に動作させる点検手段を前記制御盤及び少なくとも一つの前記制御ユニットに設けるとともに、前記冷陰極放電灯のランプ電流又はランプ電圧に基づいて前記冷陰極放電灯の点灯状態を点検するランプ点灯検出手段を設け、前記災害信号と無関係に前記誘導照明器具を強制的に動作させる強制動作手段を前記制御盤及び少なくとも一つの前記制御ユニットに設け、前記制御ユニットが、前記制御盤に設けられた強制動作手段の操作よりも、前記制御ユニットに設けられた強制動作手段の操作を優先して動作することを特徴とする照明装置。
  2. 前記制御盤或いは前記制御ユニットに設けられた強制動作手段を操作すると、前記誘導照明器具は所定の避難口に人々を誘導する点滅パターンで動作することを特徴とする請求項1記載の照明装置
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