JPH07287043A - 発光ダイオードを用いた信号灯の断線検知装置 - Google Patents
発光ダイオードを用いた信号灯の断線検知装置Info
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- JPH07287043A JPH07287043A JP6078925A JP7892594A JPH07287043A JP H07287043 A JPH07287043 A JP H07287043A JP 6078925 A JP6078925 A JP 6078925A JP 7892594 A JP7892594 A JP 7892594A JP H07287043 A JPH07287043 A JP H07287043A
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- B61L9/04—Illumination specially adapted for points, form signals, or gates electric
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- H05B—ELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
- H05B45/00—Circuit arrangements for operating light-emitting diodes [LED]
- H05B45/30—Driver circuits
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- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05B—ELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
- H05B45/00—Circuit arrangements for operating light-emitting diodes [LED]
- H05B45/50—Circuit arrangements for operating light-emitting diodes [LED] responsive to malfunctions or undesirable behaviour of LEDs; responsive to LED life; Protective circuits
- H05B45/52—Circuit arrangements for operating light-emitting diodes [LED] responsive to malfunctions or undesirable behaviour of LEDs; responsive to LED life; Protective circuits in a parallel array of LEDs
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- B61—RAILWAYS
- B61L—GUIDING RAILWAY TRAFFIC; ENSURING THE SAFETY OF RAILWAY TRAFFIC
- B61L2207/00—Features of light signals
- B61L2207/02—Features of light signals using light-emitting diodes (LEDs)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 信号灯の発光源に用いたＬＥＤの断線を監視
する。 【構成】 基板上に実装された複数のＬＥＤ９，９，…
を２以上の組に分割し、各組のＬＥＤの直列回路Ｃ1〜
Ｃ40を電源回路に並列に接続し、各組のＬＥＤの直列回
路Ｃ1〜Ｃ40にはそれぞれ検知素子１２を設ける。各組
の検知素子１２のＡＮＤ条件を出力とし、ＡＮＤ条件が
崩れたときの条件でリレー１５を動作させて故障発生情
報を出力する。
する。 【構成】 基板上に実装された複数のＬＥＤ９，９，…
を２以上の組に分割し、各組のＬＥＤの直列回路Ｃ1〜
Ｃ40を電源回路に並列に接続し、各組のＬＥＤの直列回
路Ｃ1〜Ｃ40にはそれぞれ検知素子１２を設ける。各組
の検知素子１２のＡＮＤ条件を出力とし、ＡＮＤ条件が
崩れたときの条件でリレー１５を動作させて故障発生情
報を出力する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、発光源にＬＥＤ素子を
用いた信号灯の断線検知装置に関する。
用いた信号灯の断線検知装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、ＬＥＤ（Ｌｉｇｈｔ Ｅｍｉｔｌ
ｉｎｇ Ｄｉｏｄｅ：発光ダイオード）は、高輝度の製
品が開発され、鉄道信号機，交通信号機，踏切警報機な
どの屋外信号灯の光源として広く使用されるようになっ
てきた。
ｉｎｇ Ｄｉｏｄｅ：発光ダイオード）は、高輝度の製
品が開発され、鉄道信号機，交通信号機，踏切警報機な
どの屋外信号灯の光源として広く使用されるようになっ
てきた。
【０００３】ＬＥＤは、サージなどの影響を受けて故障
する場合に短絡故障よりも断線故障（オープン故障）の
発生が多い。ＬＥＤを信号灯の光源に用いるときには、
灯器内に基板を内蔵し、基板に複数のＬＥＤを縦横に配
列して実装される。例えば、鉄道信号機の踏切警報灯に
は、円形基板上に４００個のＬＥＤを並べて実装してい
る。この場合若し、すべてのＬＥＤを電源回路に直列に
接続したときには、その内の１つのＬＥＤが故障したと
きにはすべてのＬＥＤが滅灯するため、理想的にはすべ
てのＬＥＤを電源に並列に接続するのが好ましい。しか
し、実用上は、ＬＥＤを８〜１０個程度直列に接続して
これを１単位の直列回路とし、この直列回路の２組以上
を電源回路に並列に接続される例が多い。
する場合に短絡故障よりも断線故障（オープン故障）の
発生が多い。ＬＥＤを信号灯の光源に用いるときには、
灯器内に基板を内蔵し、基板に複数のＬＥＤを縦横に配
列して実装される。例えば、鉄道信号機の踏切警報灯に
は、円形基板上に４００個のＬＥＤを並べて実装してい
る。この場合若し、すべてのＬＥＤを電源回路に直列に
接続したときには、その内の１つのＬＥＤが故障したと
きにはすべてのＬＥＤが滅灯するため、理想的にはすべ
てのＬＥＤを電源に並列に接続するのが好ましい。しか
し、実用上は、ＬＥＤを８〜１０個程度直列に接続して
これを１単位の直列回路とし、この直列回路の２組以上
を電源回路に並列に接続される例が多い。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このような配線構造に
よれば、１単位の直列回路に含まれる一つのＬＥＤが故
障したときには、１単位の直列回路に含まれる全てのＬ
ＥＤが滅灯するが、先の例では全数４００個のＬＥＤの
内の８〜１０個が滅灯するのみで、大部分は点灯するた
め、警報の閃光には殆ど影響を与えることはないが、２
組以上のＬＥＤの組が滅灯したときには、滅灯する組の
数が増大するにしたがって輝度が低下し、閃光に支障を
来すようになる。
よれば、１単位の直列回路に含まれる一つのＬＥＤが故
障したときには、１単位の直列回路に含まれる全てのＬ
ＥＤが滅灯するが、先の例では全数４００個のＬＥＤの
内の８〜１０個が滅灯するのみで、大部分は点灯するた
め、警報の閃光には殆ど影響を与えることはないが、２
組以上のＬＥＤの組が滅灯したときには、滅灯する組の
数が増大するにしたがって輝度が低下し、閃光に支障を
来すようになる。
【０００５】もっとも、ＬＥＤの１〜２以上の組が滅灯
したときには、これが疑似模様となってＬＥＤの点灯面
に現われるが、実際には、ＬＥＤの正面が段付レンズで
覆われているため、灯器の外部からはＬＥＤの組の少な
くとも一部が滅灯したかどうかを視認することは困難で
ある。しかし、信号灯のＬＥＤの少なくとも一つの組が
滅灯したときには、その補修が必要であるが、現状では
ＬＥＤが寿命特性に優れているという理由で、信号灯の
ＬＥＤの断線検知は行われていないのが実情である。も
っとも、ＬＥＤの組に通電する電流値を常時監視し、電
流値の変化の検知信号をもって断線検知を行うことは理
論上可能である。しかし、実際には、電源回路に並列に
接続されたＬＥＤの組の数が多いと、１〜２組程度のＬ
ＥＤの組が滅灯していても電流値の変化は僅かのため、
電流値の変化をもってＬＥＤの断線を検知することは難
しい。
したときには、これが疑似模様となってＬＥＤの点灯面
に現われるが、実際には、ＬＥＤの正面が段付レンズで
覆われているため、灯器の外部からはＬＥＤの組の少な
くとも一部が滅灯したかどうかを視認することは困難で
ある。しかし、信号灯のＬＥＤの少なくとも一つの組が
滅灯したときには、その補修が必要であるが、現状では
ＬＥＤが寿命特性に優れているという理由で、信号灯の
ＬＥＤの断線検知は行われていないのが実情である。も
っとも、ＬＥＤの組に通電する電流値を常時監視し、電
流値の変化の検知信号をもって断線検知を行うことは理
論上可能である。しかし、実際には、電源回路に並列に
接続されたＬＥＤの組の数が多いと、１〜２組程度のＬ
ＥＤの組が滅灯していても電流値の変化は僅かのため、
電流値の変化をもってＬＥＤの断線を検知することは難
しい。
【０００６】本発明の目的は、ＬＥＤの断線を検知して
故障発生情報を出力する発光ダイオードを用いた信号灯
の断線検知装置を提供することにある。
故障発生情報を出力する発光ダイオードを用いた信号灯
の断線検知装置を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る発光ダイオードを用いた信号灯の断線
検知装置においては、複数のＬＥＤの組と、検知素子
と、検出回路とを有する信号灯の断線検出装置であっ
て、複数のＬＥＤの組は、信号灯の発光源として灯器に
内蔵された複数のＬＥＤを２以上の組に分割したもので
あり、各ＬＥＤの組は、２以上のＬＥＤを直列に接続し
た直列回路であり、電源回路に並列に接続され、検知素
子は、各ＬＥＤの組の直列回路の導通を各組毎に検知
し、その導通検知信号を検出回路に出力するものであ
り、検出回路は、各ＬＥＤの組から出力された導通検知
信号を入力として導通し、その内の少なくとも一つが途
絶えたときにＬＥＤの故障発生情報を出力するものであ
る。
め、本発明に係る発光ダイオードを用いた信号灯の断線
検知装置においては、複数のＬＥＤの組と、検知素子
と、検出回路とを有する信号灯の断線検出装置であっ
て、複数のＬＥＤの組は、信号灯の発光源として灯器に
内蔵された複数のＬＥＤを２以上の組に分割したもので
あり、各ＬＥＤの組は、２以上のＬＥＤを直列に接続し
た直列回路であり、電源回路に並列に接続され、検知素
子は、各ＬＥＤの組の直列回路の導通を各組毎に検知
し、その導通検知信号を検出回路に出力するものであ
り、検出回路は、各ＬＥＤの組から出力された導通検知
信号を入力として導通し、その内の少なくとも一つが途
絶えたときにＬＥＤの故障発生情報を出力するものであ
る。
【０００８】また、検知素子より検出回路に出力される
各ＬＥＤの組の導通検知信号は、各ＬＥＤの組の導通検
知信号のＡＮＤ条件を形成するものである。
各ＬＥＤの組の導通検知信号は、各ＬＥＤの組の導通検
知信号のＡＮＤ条件を形成するものである。
【０００９】また、検知素子は、フォトカプラであり、
フォトカプラの入力側は、各ＬＥＤの組の直列回路に接
続され、出力側は、直列に接続して検出回路に出力する
ＡＮＤ回路を形成したものである。
フォトカプラの入力側は、各ＬＥＤの組の直列回路に接
続され、出力側は、直列に接続して検出回路に出力する
ＡＮＤ回路を形成したものである。
【００１０】また、検出回路は、リレーを有し、前記リ
レーの扛上接点は、灯器と監視所とをつなぐ監視回路配
線に接続され、各ＬＥＤの組の検知素子から出力される
導通検知信号のＡＮＤ条件をもって監視回路を導通させ
るものである。
レーの扛上接点は、灯器と監視所とをつなぐ監視回路配
線に接続され、各ＬＥＤの組の検知素子から出力される
導通検知信号のＡＮＤ条件をもって監視回路を導通させ
るものである。
【００１１】また、表示回路を有し、表示回路は、表示
器を含み、表示器は、検出回路に検出されたＬＥＤの故
障発生情報を点灯又は滅灯により表示するものである。
器を含み、表示器は、検出回路に検出されたＬＥＤの故
障発生情報を点灯又は滅灯により表示するものである。
【００１２】
【作用】本発明において、信号灯とは、鉄道信号機，交
通信号機の信号灯，警報機の警報灯、その他保安設備の
表示灯などを含むものである。各ＬＥＤの組の直列回路
を流れる電流は、常時検知素子にて検知され、各々の検
知素子から出力される検知信号をもってＡＮＤ条件が成
立するときには、その出力をもって検出回路が導通し、
リレーが励磁される。リレーの励磁によって監視回路に
設けられたリレーの扛上接点が構成し、信号灯が正常点
灯であることを示す監視情報が監視所に伝送される。
通信号機の信号灯，警報機の警報灯、その他保安設備の
表示灯などを含むものである。各ＬＥＤの組の直列回路
を流れる電流は、常時検知素子にて検知され、各々の検
知素子から出力される検知信号をもってＡＮＤ条件が成
立するときには、その出力をもって検出回路が導通し、
リレーが励磁される。リレーの励磁によって監視回路に
設けられたリレーの扛上接点が構成し、信号灯が正常点
灯であることを示す監視情報が監視所に伝送される。
【００１３】一方、少なくとも１つのＬＥＤが断線した
ときには、断線したＬＥＤが含まれるＬＥＤの組の直列
回路の電流が途絶えると、ＡＮＤ条件が崩れてリレーが
消磁し、その扛上接点が落下し、監視回路を通じて監視
所に故障発生情報が伝送され、また、灯器に設けた表示
回路の落下接点が落下し、表示器が点灯して故障発生情
報を点灯表示する。検出回路に表示器を設けたときに
は、常時点灯し、故障発生時に滅灯して故障発生情報を
表示する。
ときには、断線したＬＥＤが含まれるＬＥＤの組の直列
回路の電流が途絶えると、ＡＮＤ条件が崩れてリレーが
消磁し、その扛上接点が落下し、監視回路を通じて監視
所に故障発生情報が伝送され、また、灯器に設けた表示
回路の落下接点が落下し、表示器が点灯して故障発生情
報を点灯表示する。検出回路に表示器を設けたときに
は、常時点灯し、故障発生時に滅灯して故障発生情報を
表示する。
【００１４】検知素子には、フォトカプラが好適であ
る。フォトカプラは、電気→光変換素子（発光素子）
と、光→電気変換素子（受光素子）を一つの系として組
合せたものであり、入力側と出力側との絶縁が完全であ
り、回路間の影響や、出力側から入力側への影響がな
く、さらに、機械的な接触部部がないため、雑音，劣
化，摩耗などが生じにくい。各ＬＥＤの組の直列回路に
接続された各フォトカプラの出力端子は、ＡＮＤ回路を
形成し、その出力信号をもって、検出回路に接続された
フォトカプラが動作し、ＡＮＤ条件が崩れたときに検出
回路の導通が断たれて故障発生情報が出力される。
る。フォトカプラは、電気→光変換素子（発光素子）
と、光→電気変換素子（受光素子）を一つの系として組
合せたものであり、入力側と出力側との絶縁が完全であ
り、回路間の影響や、出力側から入力側への影響がな
く、さらに、機械的な接触部部がないため、雑音，劣
化，摩耗などが生じにくい。各ＬＥＤの組の直列回路に
接続された各フォトカプラの出力端子は、ＡＮＤ回路を
形成し、その出力信号をもって、検出回路に接続された
フォトカプラが動作し、ＡＮＤ条件が崩れたときに検出
回路の導通が断たれて故障発生情報が出力される。
【００１５】
【実施例】以下に本発明の実施例を図によって説明す
る。図１は、本発明装置を適用した踏切警報機を示して
いる。踏切警報機１は、列車の接近を踏切通行者に予報
し、通行を停止するよう警告する装置であって、電鈴
２，警標３，一対の警報灯４，列車進行方向指示器５を
主柱６に備えている。警報灯４は、図２のようにＬＥＤ
が発光源に用いられ、毎分４０〜６０回閃光する。
る。図１は、本発明装置を適用した踏切警報機を示して
いる。踏切警報機１は、列車の接近を踏切通行者に予報
し、通行を停止するよう警告する装置であって、電鈴
２，警標３，一対の警報灯４，列車進行方向指示器５を
主柱６に備えている。警報灯４は、図２のようにＬＥＤ
が発光源に用いられ、毎分４０〜６０回閃光する。
【００１６】図２において、警報灯４の灯器７は、その
灯箱８内に、多数のＬＥＤ９，９，…を実装した基板１
０が内蔵され、ＬＥＤ９の正面に面する灯箱８の開口縁
は、段付レンズ１１で覆われている。
灯箱８内に、多数のＬＥＤ９，９，…を実装した基板１
０が内蔵され、ＬＥＤ９の正面に面する灯箱８の開口縁
は、段付レンズ１１で覆われている。
【００１７】ＬＥＤ９は、警報灯４の発光源であり、円
板状の基板１０の表面に、縦横に密に配列して実装され
たものである。
板状の基板１０の表面に、縦横に密に配列して実装され
たものである。
【００１８】図３にＬＥＤ９の電源配線の結線図を示
す。実施例では、４００個のＬＥＤ９を実装した例であ
る。４００個のＬＥＤ９は、１０個ずつ直列に結線して
４０組のＬＥＤ９の直列回路Ｃ1〜Ｃ40を電源（ＤＣ２
４Ｖ）に並列に接続している。本発明においては、各Ｌ
ＥＤの組の直列回路Ｃ1〜Ｃ40の各々にさらに検知素子
１２を接続し、各検知素子１２の出力によって導通する
検出回路１３を組み込んだものである。
す。実施例では、４００個のＬＥＤ９を実装した例であ
る。４００個のＬＥＤ９は、１０個ずつ直列に結線して
４０組のＬＥＤ９の直列回路Ｃ1〜Ｃ40を電源（ＤＣ２
４Ｖ）に並列に接続している。本発明においては、各Ｌ
ＥＤの組の直列回路Ｃ1〜Ｃ40の各々にさらに検知素子
１２を接続し、各検知素子１２の出力によって導通する
検出回路１３を組み込んだものである。
【００１９】検知素子１２は、フォトカプラが好適であ
る。フォトカプラは、電気→光変換素子（発光素子）
と、光→電気変換素子（受光素子）を一つの系として組
合せたものであり、各組のＬＥＤの直列回路Ｃ1〜Ｃ40
には、電気→光変換素子を入力側としてフォトカプラ１
２を接続し、光→電気変換素子を出力側として各ＬＥＤ
の組の直列回路Ｃ1〜Ｃ40に接続された各フォトカプラ
１２の出力側を直列に結線してＡＮＤ回路を形成し、そ
の出力端を検出回路１３に接続されたフォトカプラ１４
の入力側に接続する。検出回路１３のフォトカプラ１４
は、各ＬＥＤの組のフォトカプラ１２から出力されるＡ
ＮＤ条件を検出回路１３に入力するものであり、その電
気→光変換素子を入力側，光→電気変換素子を出力側に
用いている。なお、各直列回路Ｃ1〜Ｃ40のフォトカプ
ラ１２は、それぞれの直列回路に直列に接続された抵抗
Ｒと並列に接続している。
る。フォトカプラは、電気→光変換素子（発光素子）
と、光→電気変換素子（受光素子）を一つの系として組
合せたものであり、各組のＬＥＤの直列回路Ｃ1〜Ｃ40
には、電気→光変換素子を入力側としてフォトカプラ１
２を接続し、光→電気変換素子を出力側として各ＬＥＤ
の組の直列回路Ｃ1〜Ｃ40に接続された各フォトカプラ
１２の出力側を直列に結線してＡＮＤ回路を形成し、そ
の出力端を検出回路１３に接続されたフォトカプラ１４
の入力側に接続する。検出回路１３のフォトカプラ１４
は、各ＬＥＤの組のフォトカプラ１２から出力されるＡ
ＮＤ条件を検出回路１３に入力するものであり、その電
気→光変換素子を入力側，光→電気変換素子を出力側に
用いている。なお、各直列回路Ｃ1〜Ｃ40のフォトカプ
ラ１２は、それぞれの直列回路に直列に接続された抵抗
Ｒと並列に接続している。
【００２０】検出回路１３は、各ＬＥＤの組の直列回路
Ｃ1〜Ｃ40のＡＮＤ条件出力を入力とし、ＬＥＤの故障
発生情報を監視所（図示略）に出力するものである。検
出回路１３には、フォトカプラ１４と直列にリレー１５
が接続され、灯器７と監視所間をつなぐ監視回路１６の
配線にリレー１５の扛上接点１５ａが接続されている。
Ｃ1〜Ｃ40のＡＮＤ条件出力を入力とし、ＬＥＤの故障
発生情報を監視所（図示略）に出力するものである。検
出回路１３には、フォトカプラ１４と直列にリレー１５
が接続され、灯器７と監視所間をつなぐ監視回路１６の
配線にリレー１５の扛上接点１５ａが接続されている。
【００２１】実施例において、基板１０上に実装された
全てのＬＥＤ９，９，…が正常に点灯しているときに
は、各ＬＥＤの組の直列回路Ｃ1〜Ｃ40に電流が流れる
ために導通検知信号出力のＡＮＤ条件が成立し、各組の
フォトカプラが導通し、そのＡＮＤ条件出力が検出回路
１３のフォトカプラ１４に入力され、検出回路１３のフ
ォトカプラ１４が導通してリレー１５を励磁する。
全てのＬＥＤ９，９，…が正常に点灯しているときに
は、各ＬＥＤの組の直列回路Ｃ1〜Ｃ40に電流が流れる
ために導通検知信号出力のＡＮＤ条件が成立し、各組の
フォトカプラが導通し、そのＡＮＤ条件出力が検出回路
１３のフォトカプラ１４に入力され、検出回路１３のフ
ォトカプラ１４が導通してリレー１５を励磁する。
【００２２】このため、リレー１５の扛上接点１５ａが
閉じて監視回路１６を導通させ、監視所に対してすべて
のＬＥＤの閃光が正常であることの情報が伝送される。
基板１０上のＬＥＤ９，９，…のいずれか一つ、例えば
第２組の４番目のＬＥＤ９（２−４）が断線したときに
は、該ＬＥＤ９（２−４）が含まれる第２組の直列回路
Ｃ2への通電が途絶え、第２組の直列回路Ｃ2に含まれる
全てのＬＥＤ９（２−１），９（２−２），…，９（２
−１０）が滅灯し、第２組のフォトカプラ１２（２）の
出力が「オフ」となり、ＡＮＤ条件が崩れ、検出回路１
３のフォトカプラ１４の出力が「オフ」となり、リレー
１５が消磁してその扛上接点１５ａが落下し、監視回路
１６を開放する。監視回路１６の開放は、故障発生情報
として監視所で検知される。
閉じて監視回路１６を導通させ、監視所に対してすべて
のＬＥＤの閃光が正常であることの情報が伝送される。
基板１０上のＬＥＤ９，９，…のいずれか一つ、例えば
第２組の４番目のＬＥＤ９（２−４）が断線したときに
は、該ＬＥＤ９（２−４）が含まれる第２組の直列回路
Ｃ2への通電が途絶え、第２組の直列回路Ｃ2に含まれる
全てのＬＥＤ９（２−１），９（２−２），…，９（２
−１０）が滅灯し、第２組のフォトカプラ１２（２）の
出力が「オフ」となり、ＡＮＤ条件が崩れ、検出回路１
３のフォトカプラ１４の出力が「オフ」となり、リレー
１５が消磁してその扛上接点１５ａが落下し、監視回路
１６を開放する。監視回路１６の開放は、故障発生情報
として監視所で検知される。
【００２３】１個のＬＥＤの断線に限らず、同一組に含
まれる２以上のＬＥＤが断線したとき、あるいは互いに
別の組に含まれる２以上のＬＥＤが同時に断線したとき
においても、断線したＬＥＤが含まれる組の全てのＬＥ
Ｄが滅灯し、かつ、フォトカプラの出力が「オフ」とな
ってＡＮＤ条件が崩される限り、故障発生情報が監視回
路１６を通して監視所に伝送される。なお、実施例で
は、各組のフォトカプラ１２の一つがオープンに故障し
たときにも、故障発生情報が監視所に伝送されるが、故
障したフォトカプラ１２が含まれる組のＬＥＤは滅灯せ
ず、信号灯の信号現示に支障を来さない。
まれる２以上のＬＥＤが断線したとき、あるいは互いに
別の組に含まれる２以上のＬＥＤが同時に断線したとき
においても、断線したＬＥＤが含まれる組の全てのＬＥ
Ｄが滅灯し、かつ、フォトカプラの出力が「オフ」とな
ってＡＮＤ条件が崩される限り、故障発生情報が監視回
路１６を通して監視所に伝送される。なお、実施例で
は、各組のフォトカプラ１２の一つがオープンに故障し
たときにも、故障発生情報が監視所に伝送されるが、故
障したフォトカプラ１２が含まれる組のＬＥＤは滅灯せ
ず、信号灯の信号現示に支障を来さない。
【００２４】図４は、故障発生情報を灯器７に表示する
例である。この例は、検出回路１３とは別に表示回路１
７を電源回路に並列に設けている。表示回路１７は、表
示器１８と、リレー１５の落下接点１５ｂとの直列回路
である。この表示回路１７の表示器１８は、故障情報の
表示灯であり、実施例ではＬＥＤを用いている。表示器
１８は、図２に示すように灯箱８の下底に臨ませて設置
する。
例である。この例は、検出回路１３とは別に表示回路１
７を電源回路に並列に設けている。表示回路１７は、表
示器１８と、リレー１５の落下接点１５ｂとの直列回路
である。この表示回路１７の表示器１８は、故障情報の
表示灯であり、実施例ではＬＥＤを用いている。表示器
１８は、図２に示すように灯箱８の下底に臨ませて設置
する。
【００２５】本実施例によれば、検知素子１２である各
ＬＥＤの組のフォトカプラの出力がＡＮＤ条件を満たす
かぎり、リレー１５が励磁してその落下接点１５ｂが扛
上しているが、各ＬＥＤの組のフォトカプラ１２の出力
のＡＮＤ条件が崩れると、リレー１５が消磁し、その落
下接点１５ｂが落下して表示回路１７を閉じ、表示器１
８が点灯し、故障の発生情報が灯器７の一部に表示され
ることになる。もっとも、故障発生情報の点灯表示は灯
器に限らず、警報機の柱その他見やすい位置に設けるこ
とも勿論できる。
ＬＥＤの組のフォトカプラの出力がＡＮＤ条件を満たす
かぎり、リレー１５が励磁してその落下接点１５ｂが扛
上しているが、各ＬＥＤの組のフォトカプラ１２の出力
のＡＮＤ条件が崩れると、リレー１５が消磁し、その落
下接点１５ｂが落下して表示回路１７を閉じ、表示器１
８が点灯し、故障の発生情報が灯器７の一部に表示され
ることになる。もっとも、故障発生情報の点灯表示は灯
器に限らず、警報機の柱その他見やすい位置に設けるこ
とも勿論できる。
【００２６】さらに、検出回路１３のリレー１５に代え
て表示器を結線してもよい。この場合には、各組のＬＥ
Ｄの点灯が正常であるときには点灯し、各組のＬＥＤの
導通検知信号のＡＮＤ条件が崩れたときに滅灯して故障
発生情報を表示することができる。
て表示器を結線してもよい。この場合には、各組のＬＥ
Ｄの点灯が正常であるときには点灯し、各組のＬＥＤの
導通検知信号のＡＮＤ条件が崩れたときに滅灯して故障
発生情報を表示することができる。
【００２７】以上、実施例では、本発明装置を踏切警報
機の警報灯の監視に適用した例を説明したが、これに限
らず、ＬＥＤを発光源に用いるものであれば、鉄道信号
機，交通信号機、その他保安設備の表示灯についても全
く同様に適用できる。
機の警報灯の監視に適用した例を説明したが、これに限
らず、ＬＥＤを発光源に用いるものであれば、鉄道信号
機，交通信号機、その他保安設備の表示灯についても全
く同様に適用できる。
【００２８】
【発明の効果】以上のように本発明によるときには、信
号発生源に用いたＬＥＤを常時監視し、その内の少なく
とも一つが滅灯したときに故障発生情報が出力されるた
め、その修復，補修に迅速に対応でき、また、故障発生
情報を監視所で監視するほか、灯器に点灯表示すること
によって現場での確認を行うことができる。ＬＥＤの断
線検知素子は、要するに２組以上に分割されたＬＥＤの
直列回路の導通を監視し、故障発生時に信号を出力する
ものであれば格別に限定されるものではないが、検知素
子にフォトカプラを用いることにより、入力側であるＬ
ＥＤの直列回路に影響を与えずに検知出力が得られ、装
置に高い信頼性を得ることができる。
号発生源に用いたＬＥＤを常時監視し、その内の少なく
とも一つが滅灯したときに故障発生情報が出力されるた
め、その修復，補修に迅速に対応でき、また、故障発生
情報を監視所で監視するほか、灯器に点灯表示すること
によって現場での確認を行うことができる。ＬＥＤの断
線検知素子は、要するに２組以上に分割されたＬＥＤの
直列回路の導通を監視し、故障発生時に信号を出力する
ものであれば格別に限定されるものではないが、検知素
子にフォトカプラを用いることにより、入力側であるＬ
ＥＤの直列回路に影響を与えずに検知出力が得られ、装
置に高い信頼性を得ることができる。
【００２９】また、本発明によれば、各ＬＥＤの組の直
列回路が導通しているかどうかを導通のＡＮＤ条件をと
って監視するのみでよく、ＬＥＤの１つでも断線したと
きには必ず故障発生情報を出力して異常発生を初期の段
階で捕捉できる効果を有する。
列回路が導通しているかどうかを導通のＡＮＤ条件をと
って監視するのみでよく、ＬＥＤの１つでも断線したと
きには必ず故障発生情報を出力して異常発生を初期の段
階で捕捉できる効果を有する。
【図１】本発明装置を適用した踏切警報機を示す図であ
る。
る。
【図２】（ａ）は警報灯の一部断面正面図、（ｂ）は同
縦断面側面図である。
縦断面側面図である。
【図３】本発明の一実施例を示す電気結線図である。
【図４】本発明の他の実施例を示す電気結線図である。
１ 踏切警報機 ２ 電鈴 ３ 警標 ４ 警報灯 ５ 列車信号方向指示器 ６ 主柱 ７ 灯器 ８ 灯箱 ９ ＬＥＤ １０ 基板 １１ 段付レンズ １２ 検知素子 １３ 検出回路 １４ フォトカプラ １５ リレー １５ａ 扛上接点 １５ｂ 落下接点 １６ 監視回路 １７ 表示回路 １８ 表示器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｇ０９Ｇ 3/14 Ｎ 9378−5Ｇ Ｈ０２Ｈ 3/00 Ｌ
Claims (5)
- 【請求項１】 複数のＬＥＤの組と、検知素子と、検出
回路とを有する信号灯の断線検出装置であって、 複数のＬＥＤの組は、信号灯の発光源として灯器に内蔵
された複数のＬＥＤを２以上の組に分割したものであ
り、 各ＬＥＤの組は、２以上のＬＥＤを直列に接続した直列
回路であり、電源回路に並列に接続され、 検知素子は、各ＬＥＤの組の直列回路の導通を各組毎に
検知し、その導通検知信号を検出回路に出力するもので
あり、 検出回路は、各ＬＥＤの組から出力された導通検知信号
を入力として導通し、その内の少なくとも一つが途絶え
たときにＬＥＤの故障発生情報を出力するものであるこ
とを特徴とする発光ダイオードを用いた信号灯の断線検
知装置。 - 【請求項２】 検知素子より検出回路に出力される各Ｌ
ＥＤの組の導通検知信号は、各ＬＥＤの組の導通検知信
号のＡＮＤ条件を形成するものであることを特徴とする
請求項１に記載の発光ダイオードを用いた信号灯の断線
検知装置。 - 【請求項３】 検知素子は、フォトカプラであり、 フォトカプラの入力側は、各ＬＥＤの組の直列回路に接
続され、出力側は、直列に接続して検出回路に出力する
ＡＮＤ回路を形成したものであることを特徴とする請求
項１又は２に記載の発光ダイオードを用いた信号灯の断
線検知装置。 - 【請求項４】 検出回路は、リレーを有し、前記リレー
の扛上接点は、灯器と監視所とをつなぐ監視回路配線に
接続され、各ＬＥＤの組の検知素子から出力される導通
検知信号のＡＮＤ条件をもって監視回路を導通させるも
のであることを特徴とする請求項１，２又は３に記載の
発光ダイオードを用いた信号灯の断線検知装置。 - 【請求項５】 表示回路を有し、 表示回路は、表示器を含み、 表示器は、検出回路に検出されたＬＥＤの故障発生情報
を点灯又は滅灯により表示するものであることを特徴と
する請求項１，２，３又は４に記載の発光ダイオードを
用いた信号灯の断線検知装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6078925A JP2936301B2 (ja) | 1994-04-18 | 1994-04-18 | 発光ダイオードを用いた信号灯の断線検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6078925A JP2936301B2 (ja) | 1994-04-18 | 1994-04-18 | 発光ダイオードを用いた信号灯の断線検知装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07287043A true JPH07287043A (ja) | 1995-10-31 |
| JP2936301B2 JP2936301B2 (ja) | 1999-08-23 |
Family
ID=13675448
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6078925A Expired - Fee Related JP2936301B2 (ja) | 1994-04-18 | 1994-04-18 | 発光ダイオードを用いた信号灯の断線検知装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2936301B2 (ja) |
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999011498A1 (en) * | 1997-09-04 | 1999-03-11 | Howells Railway Products Limited | Plural-led lights |
| WO2001046931A1 (en) * | 1999-12-21 | 2001-06-28 | Jang Jun Ho | Led traffic signal lamp |
| EP1286571A2 (de) * | 2001-05-02 | 2003-02-26 | Garufo GmbH | Elektronisch abgesicherte Stromversorgung für Schaltungsgruppen und Anzeigevorrichtung für eine sich änderende Information |
| EP1337130A2 (de) * | 2002-02-15 | 2003-08-20 | Garufo GmbH | Anzeigevorrichtung |
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| FR2869689A1 (fr) * | 2004-04-30 | 2005-11-04 | Siemens Ag | Procede et dispositif pour tester au moins une branche de del |
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| CZ297617B6 (cs) * | 2005-12-28 | 2007-02-14 | Azd Praha S. R. O. | Svítilna LED a zpusob bezpecného ovládání této svítilny LED |
| JP2008096860A (ja) * | 2006-10-16 | 2008-04-24 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
| CN102290021A (zh) * | 2011-08-29 | 2011-12-21 | 昆山富泰科电脑有限公司 | 换号牌 |
| JP2015178357A (ja) * | 2014-02-27 | 2015-10-08 | 公益財団法人鉄道総合技術研究所 | 鉄道用発光機制御装置、鉄道用発光機、鉄道用発光機制御システム、および、視認確認システム |
| JP2020137736A (ja) * | 2019-02-28 | 2020-09-03 | 株式会社クールプロジェクト | 脱毛器 |
| WO2022092611A1 (ko) * | 2020-10-30 | 2022-05-05 | 주식회사 지텍 | 이중 렌즈 구조의 엘이디 신호기 및 이에 사용되는 제어부 |
-
1994
- 1994-04-18 JP JP6078925A patent/JP2936301B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| WO2022092611A1 (ko) * | 2020-10-30 | 2022-05-05 | 주식회사 지텍 | 이중 렌즈 구조의 엘이디 신호기 및 이에 사용되는 제어부 |
| KR20220057850A (ko) * | 2020-10-30 | 2022-05-09 | 주식회사 지텍 | 이중 렌즈 구조의 엘이디 신호기 및 이에 사용되는 제어장치 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2936301B2 (ja) | 1999-08-23 |
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