JP3779760B2 - 軸流タービンエンジン用ロータ組立体 - Google Patents
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Description
【発明の技術分野】
本発明は、一般にはタービンエンジンロータ組立体に関し、更に詳細には、タービンエンジンロータ組立体の隣接するロータブレード間の隙間を密封すると共に振動を減衰する装置に関する。
【0002】
【発明の背景】
軸流タービンエンジンにおけるタービンセクション及び圧縮機セクションは一般にロータ組立体を包含し、このロータ組立体は回転ディスク及びこのディスクの外周まわりに取付けられている複数のロータブレードを包含する。そして、各ロータブレードは、エアフォイル、根元及びこれら根元とエアフォイルとの間の移行部に設けられているプラットフォームを包含する。各ブレードの根元は、ディスクにこのブレード根元と補形し合う形状に形成されているくぼみの中に受入れられる。また、各ブレードのプラットフォームは横方向外向きに延び、集合してタービンを通過する流体のための流路を形成する。当業者であれば、流体が隣接するブレードプラットフォーム間の隙間を通してプラットフォームの一方の側から他方の側へ通過するのを防止することは優れた利益であることをわかるであろう。この目的のために、従来、隣接するブレードプラットフォーム間にシールを設けて流体の漏れを防止することが知られている。
【0003】
しかして、タービンエンジンの作動中、ロータ組立体は温度、圧力及び密度が変化する流体によって多様の速度で回転する。その結果として、ブレードはディスクに関して振動を生じる。このようなロータブレードの振動を阻止しないと、エンジンの効率のみならず、その構成部材の許容寿命に悪い影響を及ぼす。
【0004】
このため、当業者であれば、従来、タービンエンジンロータ組立体のロータブレードの振動を減衰する装置を設けることが知られていることはわかっているであろう。その幾つかの例によれば、ダンピング装置は、また、隣接するブレードプラットフォーム間のシールとしても作動する。しかしながら、このような解決方法は、最適なシーリング材料が最適なダンピング材料ではないという欠点がある。したがって、シーリング機能及びダンピング機能のいずれか一方又は両方の性能が弱められる。また、他の例として、ダンピング装置及びシーリング装置がお互いに独立しているものがある。この例によれば、ダンピング装置はブレードプラットフォームの根元側表面に対して作用するように設けられ、一方シーリング装置はダンピング装置とブレードプラットフォームとの間で該ブレードプラットフォームの下側を滑動させられる。しかしながら、このような解決方法は、一対の隣接するブレードをディスクに取付けた後に、シール部材を盲目的に取付けなければならない欠点がある。そして、シール部材は盲目的に滑動させられるので、その滑動を案内する手段、通常はロータブレードに鋳造された追加の表面の形の案内手段が必要とされる。
【0005】
以上述べたことから、前述した従来の欠点を除去する、タービンエンジンロータ組立体の振動を減衰する装置及び隣接するロータブレード間の隙間を密封する装置が要望されている。
【0006】
【発明の概要】
本発明は、このような要望に応じてなされたものである。したがって、本発明の目的は、まず、タービンエンジンロータ組立体の振動を減衰する装置を提供することにある。
【0007】
また、本発明の他の目的は、隣接するロータブレード間の隙間を密封する装置を提供することにある。
【0008】
更に、本発明の更に他の目的は、タービンエンジンロータ組立体の組立を容易にするダンピング装置及びシーリング装置を提供することにある。
【0009】
更に他に、本発明の更に他の目的は、シーリング装置の不正確な取付けを防止するシーリング装置を提供することにある。
【0010】
また、本発明の更に他の目的は、各鋳造タービンエンジンロータブレードの形状を簡単にすることにある。
【0011】
更に、本発明の更に他の目的は、各鋳造タービンロータブレードの質量を減少することにある。
【0012】
更に他に、本発明の更に他の目的は、各鋳造タービンロータブレードに発生する応力の回数を減少することにある。
【0013】
最後に、本発明の更に他の目的は、取付け位置が各ロータブレードのエアフォイルから独立しているタービンエンジンブレードダンピング装置を提供することにある。
【0014】
以上述べた目的を達成するために、本発明によれば、次に述べるようなタービンエンジンロータ組立体の隣接するロータブレード間の隙間を密封すると共にロータブレードの振動を減衰する装置が提供される。すなわち、本装置はプラットフォームシールとダンピングブロックとを包含する。ダンピングブロックは、プラットフォームシールから独立していて、プラットフォームシールとダンピングブロックとを連結する手段を包含する。このダンピングブロックは、プラットフォームシールの前方でタービンエンジンロータ組立体の一対の隣接するロータブレードに対して選択的に作用し、それ故プラットフォームシールに干渉されることはない。そして、連結されたダンピングブロックとプラットフォームシールは、一対の隣接するロータブレードがロータディスクに取付けられる前にディスクに取付けられ、これによりプラットフォームシールが盲目的に取付けられることはなくなる。
【0015】
このような構成の本発明の利益は、隣接するブレード間の隙間を密封する装置及びブレード振動を減衰する装置の取付けが非常に容易になることである。
【0016】
また、本発明の他の利益は、隣接するブレード間の隙間を密封するシール部材の正確な取付けが容易になることである。すなわち、盲目的な取付けがなくされ、シール部材を正確に位置決めする手段が提供される。
【0017】
更に、本発明の更に他の利益は、本発明のダンピング装置及びシーリング装置によれば、各鋳造ロータブレードの形状を単純にすることができることである。“単純形状(クリーナ:cleaner)”の鋳造はそのコストが安く、また後で機械加工するのが容易である。更に、本発明のダンピング及びシーリング装置によれば、ダンパ部材をシール部材に対して作用させる又はシール部材を案内する追加の表面を設ける必要がなくなる。その結果として、各ロータブレードは小さい応力を発生させるだけである。当業者であれば、ロータブレードの応力発生の回数を減少させ、それ故ブレードの許容寿命を長くすることは優れた利益であることをわかるであろう。
【0018】
更に他に、本発明の更に他の利益は、本発明の“単純形状”鋳造ロータブレードは従来知られている多くの同種の鋳造ロータブレードよりも小さい質量を有することである。そして、質量の減少により、ブレードに発生する応力及びひずみが減少する。
【0019】
更に他に、本発明の更に他の利益は、ダンピング装置の前方位置が各ロータブレードのエアフォイルから独立していることである。多くのロータブレードにおいては、そのエアフォイルの凸面側はプラットフォームの一方の縁に接近している。その結果として、従来は、ダンピング装置をロータブレードのエアフォイルを避けて横に変えた位置で作動するように設計するか、又はダンピング装置を受入れるポケットを鋳造ロータブレードに形成するようにしている。しかしながら、このような方法はどちらもロータブレード又はダンピング機能に悪い影響を及ぼすものである。
【0020】
本発明の以上述べた目的、特徴及び利益は添付図面を参照して詳述する下記の好適な実施例についての説明から一層明らかになるであろう。
【0021】
【発明を実施するための最良の形態】
図1は、本発明の好適な実施例にしたがって、タービンブレード10が、タービンブレードロータ組立体の隣接するブレード10間の隙間を密封すると共に隣接するブレード10の振動を減衰するシール及びダンパ装置12を備えている構成を示している。このシール及びダンパ装置12は、プラットフォームシール14とダンピングブロック16とを包含する。プラットフォームシール14は、幅18、及び第1の端22と第2の端24とにより限定されている長さを有する薄い板状体から成っている。そして、プラットフォームシール14の第1の端22はフック状に形成されている。
【0022】
また、ダンピングブロック16は、特に図2に良く示されているように、本体26と、一対のフランジ28と、ロッド30と、気擦(ウインデイジ)表面32とを包含する。本体26は、一対の隣接するブレード10に接触するための一対の摩擦表面34を包含する(特に、後述する図3を参照)。一対のフランジ28は、本体26の両側に形成され、各々本体26から外へ延びる突出部分36を包含する。そして、ロッド30が本体26から外へ延びるこれらフランジ28の突出部分36間に設けられている。また、気擦表面32は、図1及び図2に示されるように、ダンピングブロック16の前方側に形成されている。この気擦表面32は、空気をタービン内の特定通路に沿って導くような外形にされている。なお、ダンピングブロック16は前述したような一体構造物として形成することができるけれども、選択的に、そのブロック要素26,28,30,32をそれぞれ独立するピースとして作り、これらのピースを従来公知の適当な締結手段を用いて組立てることもできる。
【0023】
再び図1を参照するに、各タービンブレード10はエアフォイル40と、根元42と、プラットフォーム44とを包含する。プラットフォーム44は、根元42とエアフォイル40との間の移行部で横方向外向きに延びて、ブレードエアフォイル側46と、ブレード根元側48と、幅50と、前方縁54から後方縁56に延びる長さ52とを有する。そして、長さ方向の両側の各々において、プラットフォーム44は、一対の位置決め表面58と、シールポケット60と、ダンピングブロック16の摩擦表面34を受入れるダンピング棚62とを包含する。すなわち、一対の位置決め表面58は、プラットフォーム44の長さ方向の両側の各々から横方向外向きに延びてプラットフォーム44のブレード根元側48に延びている。また、シールポケット60は、プラットフォーム44のブレード根元側48においてプラットフォーム44の後方部分に形成され、このシールポケット60の開口が前方縁54に向かって面している。更に、ダンピング棚62は、プラットフォーム44のブレード根元側48においてプラットフォーム44の前方部分に形成されている。
【0024】
次に図3を参照するに、タービンブレードロータ組立体66の一部分はディスク68に取付けられている一対の隣接するタービンブレード10を包含する。ディスク68は、その外表面72の周りに配列されて各タービンブレード10の根元42を受入れる複数のくぼみ70を包含する。この図3は、従来のクリスマスツリー形状を有するブレード根元42及びくぼみ70を示している。選択的に、これらブレード根元及びくぼみの形状は他の形状とすることができる。ディスク68は、更に、ディスク68の外表面72に形成されてダンピングブロック16を受入れる環状スロット74を包含する。図5及び図6は、側面から見た環状スロット74を示している。
【0025】
次に図4、図5及び図6を参照するに、タービンブレードロータ組立体66は、図4に示されているように、まず、プラットフォームシール14とダンピングブロック16とを連結することにより組立てられる。すなわち、ダンピングブロック16のロッド30はプラットフォームシール14のフック状の第1の端22内に受入れられ、それからシール14はダンピングブロック16がシール14とブロック16とが外れるのを防止する位置にまで回転させられる。選択的に、前述したフックとロッドの手段に代えて、他の補形し合う一対の部材を用いることもできる。
【0026】
それから、一対の隣接するタービンブレードの一方、すなわち第1のタービンブレード10がまずディスク68に取付けられる。すなわち、上述の如く連結されたプラットフォームシール14とダンピングブロック16とがディスク68の環状スロット74内に置かれ、それから、図5に矢印で示されるように、第1のブレード10が横方向からディスク68に組付けられる。これにより、図1及び図6に示されるように、プラットフォームシール14の第2の端24はシールポケット60内に受入れられ、またプラットフォームシール14は横方向位置決め表面58に接触させられる。この状態において、(1)プラットフォームシール14の第2の端24がシールポケット60によって所定の半径方向位置に維持され、また(2)ダンピングブロック16の重さによりプラットフォームシール14の第1の端22とダンピングブロック16とが環状スロット74内の最も下方の半径方向位置に維持され(図5を参照)、更に(3)横方向位置決め表面58がプラットフォームシール14の幅18(図1を参照)のほぼ半分をプラットフォーム44の長さ方向側縁76の横方向外側に維持する。そして、環状スロット74の深さ78は、連結しているプラットフォームシール14とダンピングブロック16とを、第2のタービンブレード、すなわち他方の隣接するタービンブレードの取付けに邪魔にならないような位置に置くことができるようにする。位置決め表面58による横方向位置決めは、プラットフォームシール14の幅の他のほぼ半分が他方の隣接するタービンブレードにさらされることを確実にする。他方の隣接するタービンブレードは、その後、上記プラットフォームシール14の幅の他のほぼ半分上に位置するようにディスクに横方向から組付けられる。この場合、第1のタービンブレード10のシールポケット60は、プラットフォームシール14の第2の端24を第2の、すなわち他方の隣接するタービンブレードのシールポケット60により受入れられるのに適当な位置に維持する。そして、以上述べた取付け手順が各タービンブレード10ごとに繰り返される。
【0027】
次に再び図6を参照するに、各タービンブレード10の取付けを完了した後、そのタービンブレードロータ組立体66がタービンエンジン(図示せず)内で回転させられると、図3及び図6に示されるように、遠心力が連結されているダンピングブロック16とプラットフォームシール14とを半径方向外向きに付勢して、タービンブレード10に接触させる。この状態において、各ダンピングブロック16の摩擦表面34は一対の隣接するタービンブレード10のダンピング棚62に接触し、またプラットフォームシール14はプラットフォーム44のブレード根元側48に接触してブレード10間の隙間を密封する。そして、ダンピングブロック16の質量及びこのダンピングブロックに加えられた遠心力が、各プラットフォーム44のダンピング棚62に対して実質的に垂直な方向で各プラットフォーム44に向けられる。その結果として、ブレード10の振動運動はダンピングブロック16とプラットフォーム44との間の摩擦力により減衰させられる。
【0028】
以上本発明の好適な実施例について詳述したけれども、当業者であれば、本発明は決してこの好適な実施例に限定されるものではなく、本発明の精神及び範囲を逸脱することなしに種々の変形をなし得ることを理解されよう。例えば、前述した本発明の好適な実施例は本発明をタービンブレード及びディスク組立体に適用したものであるが、本発明によるタービンエンジンロータ組立体はガスタービンの圧縮器の部分にも等しく適用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例によるシール及びダンパ装置がブレードに取付けられている状態を示す斜視図である。
【図2】図1中のダンピングブロックの斜視図である。
【図3】本発明の好適な実施例によるシール及びダンパ装置が一対の隣接するブレード間に取付けられている状態を示す、ロータ組立体のブレード及びディスクの断面図である。
【図4】図3中のシールとダンピングブロックとがどのようにして連結されるかを示す図である。
【図5】本発明の好適な実施例によるシール及びダンパ装置を示すものであって、矢印はブレードがディスクにどのような方向から組付けられるかを示している。
【図6】本発明の好適な実施例によるシール及びダンパ装置とブレードとがディスクに組付けられている状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 タービンブレード
12 シール及びダンパ装置
14 プラットフォームシール(板状体)
16 ダンピングブロック
18 プラットフォームシールの幅
19 ブレード根元側表面
22 第1の端
24 第2の端
26 本体
28 フランジ
30 ロッド
32 気擦表面
34 摩擦表面
36 突出部分
40 エアフォイル
42 根元
44 プラットフォーム
46 ブレードエアフォイル側
48 ブレード根元側
50 プラットフォームの幅
52 プラットフォームの長さ
54 前方縁
56 後方縁
58 位置決め表面
60 シールポケット
62 ダンピング棚
66 タービンブレードロータ組立体
68 ディスク
70 くぼみ
72 外表面
74 環状スロット
76 側縁
78 スロットの深さ
Claims (7)
- 軸流タービンエンジン用ロータ組立体において、
(1)各々、根元、エアフォイル、及びこれら根元とエアフォイルとの間で横方向外向きに延びるプラットフォームを有する複数のブレードと、
(2)周方向に配列されて前記ブレード根元の各々を受入れる複数のくぼみを有する外表面、この外表面に形成された環状スロット、及びロータ組立体がまわりを回転する回転軸線を有するディスクと、
(3)各々、第1の端及び第2の端を有する複数のプラットフォームシールと、
(4)各々、前記プラットフォームシールのひとつに連結されている複数のダンピングブロックと
を包含し、
各連結されたダンピングブロック及びプラットフォームシールは前記スロット内に位置され、該連結されたダンピングブロック及びプラットフォームシールから干渉されることなしに一対の隣接するブレードの各々を前記ディスクに取付けることができるようにし、
また、ロータ組立体の十分な速度での回転により前記ダンピングブロックが前記スロット内で半径方向外向きに動かされ、前記プラットフォームシールの前方で一対の隣接するブレードに対して作用するようにしたことを特徴とするロータ組立体。 - 請求項1記載のロータ組立体において、前記ダンピングブロックは実質的に前記ブレードのエアフォイルの前方で一対の隣接するブレードのプラットフォームに対して作用する、ロータ組立体。
- 請求項1記載のロータ組立体において、前記ブレードの各々は更に前記プラットフォームシールのひとつの第2の端を受入れるシールポケットを包含し、このシールポケットは組立中に前記プラットフォームシールを他の隣接するブレードにより受入れようとする位置に維持してプラットフォームシールの不整列を防止する、ロータ組立体。
- 請求項1記載のロータ組立体において、前記ブレードの各々は、更に、
前記ブレードの根元とプラットフォームとの間に形成されて前記ブレードの両側から横方向外向きに延び、組立中は前記プラットフォームシールを一対の隣接するブレード間に横に置くが、組立後は前記プラットフォームシールを前記一対の隣接するブレード間に維持する一対の表面と、
前記プラットフォームシールのひとつの第2の端を受入れ、組立中はこのプラットフォームシールを他の隣接するブレードにより受入れようとする位置に維持してプラットフォームシールの不整列を防止するシールポケットと
を包含する、ロータ組立体。 - 請求項4記載のロータ組立体において、前記ダンピングブロックは実質的に前記ブレードのエアフォイルの前方で一対の隣接するブレードのプラットフォームに対して作用する、ロータ組立体。
- タービンブレードにおいて、
タービンブレードをディスクに取付ける手段を有する根元と、
エアフォイルと、
これら根元とエアフォイルとの間の移行部でタービンブレードから外方へ延びるプラットフォームと
を包含し、前方プラットフォームが、
長さと、
幅と、
タービンブレードの長さ方向の両側から横方向外向きに延び、組立中はプラットフォームシールを一対の隣接するタービンブレード間に横に置くが、組立後は前記プラットフォームシールを前記一対の隣接するタービンブレード間に維持する一対の表面と、
前記プラットフォームシールの一端を受入れ、組立中はこのプラットフォームシールを他の隣接するタービンブレードにより受入れようとする位置に維持してプラットフォームシールの不整列を防止するシールポケットと
を包含することを特徴とするタービンブレード。 - 請求項6記載のタービンブレードにおいて、更に、前記プラットフォームの前方部分に形成されて、ダンピング手段の摩擦表面を受入れるダンピング棚を包含する、タービンブレード。
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