JP3776894B2 - 電子機器の電池カバーの取付け構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、電子機器の電池カバーの取付け構造に係り、詳しくは、筐体本体に取り付けられた電池カバーのがたつきを抑制するようにした電子機器の電池カバーの取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば携帯電話、PDA(Personal Digital Assistants:個人向け携帯型情報通信機器)、携帯用GPS(Global Positioning System)等の携帯用電子機器((以下、単に電子機器とも称する)の電源として用いられている電池は、電子機器を構成している筐体本体に設けられた電池収納部に収納された状態で、筐体本体に取り付けられた電池カバーにより覆われるように構成されている。このような電子機器の電池カバーの取付け構造において、電子機器を安定に動作させるためには、筐体本体に対して電池カバーの取り付けを確実にして、電池収納部に収納した電池が動かないように保持する必要がある。もし、電池カバーの取り付けが不確実であると、電子機器の携帯中の振動等により電池カバーががたつくようになり、最悪の場合電池カバーが筐体本体から外れて電池が電池収納部から飛び出してしまうおそれがある。また、電池カバーが外れたことを気がつかない場合には、電池カバー自体を紛失してしまうこともある。
【0003】
上述したような電池カバーが安易に外れることがないように構成した電子機器筐体(電子機器の電池カバーの取り付け構造)が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。同電子機器の電池カバーの取付け構造は、図7に示すように、電池収納部103を有する筐体本体101と、この筐体本体101の一部に係合して筐体本体101に電池収納部103をカバーするように取り付けた状態を維持させるロック爪104を有する電池カバー102とを備えた構成において、筐体本体101にこの外面から底面まで貫通するように解除穴105が設けられるとともに、筐体本体101に電池カバー102のロック爪104と対向するようにストッパ106が設けられている。
【0004】
このような構成によれば、筐体本体101の電池収納部103に電池(図示せず)を収納して電池カバー102を取り付ける(装着する)場合には、電池カバー102のロック爪104の先端部を開口部107の下側に押し込むことにより、ロック爪104を進入させて凹部108に位置した時点でロック爪4の先端部を凹部108に嵌合させる。一方、筐体本体101から電池カバー102を取り外す(離脱する)場合には、解除穴105からボールペンや鉛筆等を挿入してその先でロック爪104の先端部を押圧して撓ませることにより、ロックを解除させると同時に、筐体本体101から電池カバー102を取り外す。したがって、電池カバー102を筐体本体101に取り付けた状態では、電子機器の携帯中の振動等により電池カバー102が撓んだとしても、この撓みはストッパ106により規制されるので、電池カバー106が筐体本体101から外れることがなくなる。
【0005】
また、電池カバーのロック不良の発生を防止するように構成した電池カバーのロック機構(電子機器の電池カバーの取付け構造)が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。同電子機器の電池カバーの取付け構造は、図8及び図9に示すように、係合リブ212が形成された下側ケース211と、その係合リブ202と嵌合係止される係合爪214が形成された電池カバー213とを備えた構成において、係合リブ212は、外側垂直面212a−212bと頂部平面212b−212cと、内側垂直面212c−212dとから成り、頂部平面の内側角部212cがR面状に形成され、一方、係合爪214は凹溝214aと先端傾斜辺214bとから形成され、凹溝214aは電池カバー213の基部側垂直面214c−214dと、底面214d−214eと、先端側垂直面214e−214fとから構成されている。
【0006】
このような構成によれば、下側ケース211に電池カバー213を取り付ける場合には、電池カバー213が図9中矢印方向に押圧移動してその先端傾斜辺214bが係合リブ212の頂部212bに当接して下方にガイドされて撓みながら乗り上げ、さらに係合爪214の角部214cが係合リブ212の外側垂直面212a−212bに当接した状態で、係合爪214の凹溝214aの開口端部214fは係合リブ212の頂部平面の内側角部212cに形成したR面に当たることなく、係合リブ212の基部212dまでなめらかに移動するので、下側ケース211の係合リブ212と電池カバー213の係合爪214が確実に嵌合係止されるようになる。したがって、下側ケース211の係合リブ212と電池カバー213の係合爪214とは、その初期係合する面にR面を設けて係合する部分を形成したので、初期の嵌合に際して互いの一端が当接せずになめらかな嵌合が行われ、嵌合後は互いにいずれかの部分で寸法差のない状態で嵌合係止されることになるため、確実なロックが行われ、電池カバー213が下側ケース213から外れることがなくなる。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−216728号公報(第3頁、図2)。
【特許文献2】
特開平11−288701号公報(第3頁、図1、2)。
【特許文献3】
特開平10−069895号公報。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に開示されている電子機器の電池カバーの取付け構造では、電池カバーを筐体本体から取り外す際に道具を必要とするので、使い勝手が悪くなる、という問題がある。
すなわち、図7に示したような特許文献1記載の構成では、筐体本体101に設けたストッパ106の存在により電池カバー102が筐体本体101から外れるのを防止できるものの、電池カバー102を筐体本体101から取り外す際には、筐体本体101に設けた解除穴105からボールペンや鉛筆等の道具を用いて挿入してその先でロック爪104の先端部を押圧しなければならず、そのような道具がなければロックを解除できなくなるので使い勝手が悪くなる。
【0009】
また、特許文献2に開示されている電子機器の電池カバーの取付け構造では、下側ケースの係合リブ及び電池カバーの係合爪の形成に高い寸法精度が要求されるので、構成部品である下側ケース及び電池カバーの量産性に欠ける、という問題がある。
すなわち、図8及び図9に示したような特許文献1記載の構成では、下側ケース211の係合リブ212と電池カバー213の係合爪214との初期係合する面にR面を設けるようにしたので、電池カバー213が下側ケース213から外れるのを防止できるものの、係合リブ212の幅寸法(頂部平面212b−212c間寸法)と係合爪214の凹溝214aの幅寸法(底面214d−214e間寸法)とを略一致させる必要があるので高い寸法精度が必要となり、また係合リブ212の頂部平面の内側角部212cをR面状に加工しなけれならないため、下側ケース211及び電池カバー213を形成する際に成形用金型が高価になり、量産性に欠けるようになる。
【0010】
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、電池カバーを取り外す際に道具を不要となして使い勝手を改善し、かつ構成部品の寸法精度を和らげて量産化を図ることができるようにした電子機器の電池カバーの取付け構造を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、電池収納部が設けられた筐体本体と、該筐体本体に前記電池収納部をカバーするように取り付けられ、前記筐体本体に係合する係合爪が、撓み可能なガイド部を介して、設けられた電池カバーとを備えた電子機器の電池カバーの取付け構造に係り、前記筐体本体の内面の前記係合爪に対向した位置に爪受け部が設けられ、該爪受け部と前記係合爪とが当接して係合される構造となっていて、前記爪受け部が、前記電池収納部を臨む前側傾斜面とその反対側の後側傾斜面とを有する下方先細りのリブからなると共に、前記係合爪は、前記ガイド部を臨む後側コーナ部とその反対側の前側傾斜面とを有してなり、かつ、前記ガイド部は、前記係合爪を、前記爪受け部下の開口部を潜り抜けさせて、前記爪受け部の後側に回りこませて、前記後側コーナ部を前記爪受け部の後側傾斜面に当接させて係合状態にセットさせる一方、前記電池カバーの前記ガイド部付近を手で下方に押圧することで、係合状態が解除される構成になされていることを特徴としている。
【0012】
また、請求項2記載の発明は、電池収納部が設けられた筐体本体と、該筐体本体に前記電池収納部をカバーするように取り付けられ、前記筐体本体に係合する係合爪が、撓み可能なガイド部を介して、設けられた電池カバーとを備えた電子機器の電池カバーの取付け構造に係り、前記筐体本体の内面の前記係合爪に対向した位置に爪受け部が設けられ、該爪受け部と前記係合爪とが当接して係合される構造となっていて、前記爪受け部が、凹形状からなると共に、前記係合爪が円錐状からなり、かつ、前記ガイド部は、前記係合爪を、前記爪受け部下の開口部を潜り抜けさせて、前記爪受け部の後側に回りこませて、前記爪受け部の凹形状コーナ部に当接させて係合状態にセットさせる一方、前記電池カバーの前記ガイド部付近を手で下方に押圧することで、係合状態が解除される構成になされていることを特徴としている。
【0016】
また、請求項3記載の発明は、請求項2記載の電子機器の電池カバーの取付け構造に係り、上記円錐状の上記係合爪の先端が、上記爪受け部の上記凹形状の底部と点接触により当接していることを特徴としている。
【0017】
また、請求項4記載の発明は、請求項2記載の電子機器の電池カバーの取付け構造に係り、上記凹状の爪受け部の開口角度が鈍角に設定される一方、上記係合爪の突出角度が鋭角に設定されることを特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用いて具体的に行なう。
◇第1実施例
図1は、この発明の第1実施例である電子機器の電池カバーの取付け構造を示す斜視図、図2は図1のA−A矢視断面図、図3及び図4は同電子機器の電池カバー取付け構造を構成するための電池カバーの装着方法を示す斜視図である。
この例の電子機器の電池カバーの取付け構造は、図1及び図2に示すように、電池収納部3が設けられた筐体本体1と、筐体本体1に電池収納部3をカバーするように取り付けられて筐体本体1に係合する係合爪4が設けられた電池カバー2とを備えた構成において、筐体本体1の内面の係合爪4に対向した位置にリブ(爪受け部)5が設けられるとともに、係合爪4とリブ5とを係合する際に係合爪4の矢印a方向への進入をガイドする傾斜面6Aが、矢印方向に対して下り傾斜するように係合爪4の先端に設けられている。また、係合爪4の傾斜面6Aの裏側位置にはコーナ部6Bが設けられ、傾斜面6Aとコーナ部6Bとの間には平面6Cが設けられている。ここで、係合爪4の平面6Cは、係合爪4とリブ5との係合を確実にするために、リブ5の頂面6Aよりも高い位置となるように形成されている。係合爪4はガイド部7を介して撓み可能に電池カバー2に設けられている。
【0019】
筐体本体1及び電池カバー2は、PET(ポリエチレン・テレフタレート)、ポリプロピレン、塩化ビニール等の絶縁材料あるいはアルミニウムのような金属材料等の可撓性材料から構成されて、図1及び図2に示すように、筐体本体1の内部には電池収納部3を区画する座面8が、内部の側辺には凹部9が、また内部の中央のリブ5の下方には側縁部10に連なる開口部11がそれぞれ設けられている。また、リブ5は、頂面12A、第1の傾斜面12B及び第2の傾斜面12Cにより構成されている。
【0020】
次に、図3及び図4をも参照して、この例の電子機器の電池カバーの取付け構造において、電池カバーを筐体本体に取り付ける方法及び電池カバーを筐体本体から取り外す方法について説明する。
まず、電池カバー2を筐体本体1に取り付ける場合には、図2に示した筐体本体1の電池収納部3に電池(図示せず)を収納した後、図3及び図4に示すように、電池カバー2を筐体本体1の凹部4に水平に配置してから、電池カバー2を凹部4に沿って矢印a方向にスライドさせて、係合爪4の先端を開口部11に挿入して筐体本体1に係合させる。
【0021】
より詳細に説明すると、矢印a方向にスライドされることにより電池カバー2の係合爪4が開口部11に挿入されると、図2に示すように、係合爪4はその先端の傾斜面6Aがリブ5の第2の傾斜面12Cに当接して、下方にガイドされて破線で示すように撓みながら、リブ5の頂面12Aの下に回り込む。次に、係合爪4はさらに先に進んで、コーナ部6Bが頂面12Aの下を通過すると、コーナ部6Bがリブ5の第1の傾斜面12Bに当接して傾斜面12Bに沿って上昇して停止する。この係合爪4の停止する位置は、係合爪4の高さ位置により決定される。すなわち、前述したように、係合爪4の平面6Cをリブ5の頂面12Aよりも高い位置となるように形成することにより、係合爪4とリブ5との係合を確実にすることができる。これによって、電池カバー2は筐体本体1に取り付けられる。
【0022】
上述したように電池カバー2が筐体本体1に取り付けられた状態では、電池カバー2の係合爪4のコーナ部6Bが筐体本体1のリブ5の第1の傾斜面12Bに当接して係合されているとともに、電池カバー2の底面2Aが座面8に当接するように構成されている。一方、電池カバー2のガイド部7が筐体本体1の側縁部10に当接するように構成されている。
【0023】
上述のような電子機器の電子機器の取付け構造によれば、図2に示すように、電池カバー2は、垂直方向(高さ方向)においては、その係合爪4がリブ5と当接して係合しているとともに、その底面2Aが座面8と当接していることにより固定される。また、水平方向(左右方向)においては、係合爪4がリブ5と当接して係合しているとともに、側縁部10と電池カバーガイド部7とが当接していることにより固定される。したがって、垂直方向及び水平方向において、電池カバー2は筐体本体1に確実に取り付けられるので、電池カバー2にがたつきは生じない。
【0024】
次に、電池カバー2を筐体本体1から取り外す場合には、図1及び図2の状態において、手によって電池カバー2のガイド部7付近を矢印b方向(垂直方向)に押圧することにより、係合爪4のコーナ部6Bとリブ5の第1の傾斜面12Bとが当接していた係合状態が解除される。続いて、電池カバー2を手によって矢印a方向と反対方向に擦るようにして引くことにより、簡単に取り外すことができる。
上述したように、この例の電子機器の電池カバーの取付け構造によれば、電池カバー2を取り外す際に、従来のように道具を用いなくとも簡単に取り外すことができる。また、この例の電子機器の電池カバーの取付け構造によれば、係合爪4をリブ5に当接させて係合させるので、従来のように高い寸法精度は要求されないため、高価な成形用金型を用いなくとも、量産化を図ることができる。
【0025】
このように、この例の電子機器の電池カバーの取付け構造によれば、電池収納部3が設けられた筐体本体1と、筐体本体1に電池収納部3をカバーするように取り付けられて筐体本体1に係合する係合爪4が設けられた電池カバー2とを備えた構成において、筐体本体1の内面の係合爪4に対向した位置にリブ5が設けられ、このリブ5と係合爪4とが当接して係合されているので、簡単な構成で取付け構造を実現することができる。
したがって、電池カバーを取り外す際に道具を不要となして使い勝手を改善し、かつ構成部品の寸法精度を和らげて量産化を図ることができる。
【0026】
◇第2実施例
図5は、この発明の第2実施例である電子機器の電池カバーの取付け構造を示す断面図である。この例の電子機器の電池カバーの取付け構造の構成が、上述した第1実施例の構成と大きく異なるところは、凹部と凸部とを当接させて電池カバーを筐体本体に取り付けるようにした点である。
この例の電子機器の電池カバーの取付け構造は、図5に示すように、筐体本体1に爪受け部として動作する凹溝13が設けられる一方、電池カバー2には円錐状の係合爪14が設けられている。そして、円錐状の係合爪14は、周囲面14Aが凹溝13のコーナ部13Aと当接して係合している。
これ以外は、上述した第1実施例と略同様である。それゆえ、図5において、図2の構成部分と対応する各部には、同一の番号を付してその説明を省略する。
【0027】
この例の電子機器の電池カバーの取付け構造によれば、円錐状の係合爪14の周囲面14Aが凹溝13のコーナ部13Aと当接して係合していることにより、係合爪14の周囲面14Aが360°にわたって爪受け部としての凹溝13のコーナ部13Aと当接して係合しているので、簡単な構成で強固に係合爪14を凹溝13に係合することができる。したがって、電池カバー2は筐体本体1に確実に取り付けられるので、電池カバー2にがたつきは生じない。
【0028】
このように、この例によっても、第1実施例と略同様な効果を得ることができる。
【0029】
◇第3実施例
図6は、この発明の第3実施例である電子機器の電池カバーの取付け構造を示す断面図である。この例の電子機器の電池カバーの取付け構造の構成が、上述した第2実施例の構成と大きく異なるところは、凹部と凸部とを当接させる構成において両者を点接触させて取り付けるようにした点である。
この例の電子機器の電池カバーの取付け構造は、図6に示すように、筐体本体1に爪受け部としての凹溝15が設けられる一方、電池カバー2には円錐状の係合爪16が設けられている。そして、円錐状の係合爪16は、先端が凹溝15の底部15Aと点接触により当接して係合している。ここで凹溝15の開口角度は鈍角に設定され、係合爪16の突出角度は、鋭角に設定されている。
これ以外は、上述した第2実施例と略同様である。それゆえ、図6において、図5の構成部分と対応する各部には、同一の番号を付してその説明を省略する。
【0030】
この例の電子機器の電池カバーの取付け構造によれば、円錐状の係合爪16の先端が凹溝15の底部15Aと点接触により当接して係合しているので、より簡単な構成で係合爪16を凹溝15に係合することができる。特に、上述したように凹溝15の開口角度を鈍角に設定し、係合爪16の突出角度を鋭角に設定することにより、係合爪16を凹溝15に当接する際の位置決め操作を簡単にすることができる。したがって、電池カバー2は筐体本体1に確実に取り付けられるので、電池カバー2にがたつきは生じない。
【0031】
このように、この例によっても、第2実施例と略同様な効果を得ることができる。
【0032】
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更などがあってもこの発明に含まれる。例えば、実施例では携帯用電子機器に適用した例で説明したが、携帯用電子機器に限らずに、金融機関における現金自動預払機、交通機関における自動券売機等の電子機器、あるいは工業用の各種機械等の入力装置、さらには腕時計等のその他の装置にも適用することができる。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の電子機器の電池カバーの取付け構造によれば、電池収納部が設けられた筐体本体と、筐体本体に電池収納部をカバーするように取り付けられて筐体本体に係合する係合爪が設けられた電池カバーとを備えた構成において、筐体本体の内面の係合爪に対向した位置に爪受け部が設けられ、爪受け部と係合爪とが当接して係合されているので、簡単な構成で取付け構造を実現することができる。
したがって、電池カバーを取り外す際に道具を不要となして使い勝手を改善し、かつ構成部品の寸法精度を和らげて量産化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例である電子機器の電池カバーの取付け構造を示す斜視図である。
【図2】図1のA−A矢視断面図である。
【図3】同電子機器の電池カバーの取付け構造における電池カバーの着脱方法を示す斜視図である。
【図4】同電子機器の電池カバーの取付け構造における電池カバーの着脱方法を示す斜視図である。
【図5】この発明の第2実施例である電子機器の電池カバーの取付け構造を示す断面図である。
【図6】この発明の第3実施例である電子機器の電池カバーの取付け構造を示す断面図である。
【図7】従来の電子機器の電池カバーの取付け構造を示す断面図である。
【図8】従来の他の構成の電子機器の電池カバーの取付け構造を示す断面図である。
【図9】同電子機器の電池カバーの取付け構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 筐体本体
2 電池カバー
2A 電池カバーの底面
3 電池収納部
4、14、16 係合爪
5、13、15 爪受け部
6A 傾斜面
6B、13A コーナ部
6C 平面
7 電池カバーガイド部
8 座面
9 凹部
10 側縁部
11 開口部
12A 頂面
12B 第1の傾斜面
12C 第2の傾斜面
14A 周囲面
15A 底部
Claims (4)
- 電池収納部が設けられた筐体本体と、該筐体本体に前記電池収納部をカバーするように取り付けられ、前記筐体本体に係合する係合爪が、撓み可能なガイド部を介して、設けられた電池カバーとを備えた電子機器の電池カバーの取付け構造であって、
前記筐体本体の内面の前記係合爪に対向した位置に爪受け部が設けられ、該爪受け部と前記係合爪とが当接して係合される構造となっていて、
前記爪受け部が、前記電池収納部を臨む前側傾斜面とその反対側の後側傾斜面とを有する下方先細りのリブからなると共に、前記係合爪は、前記ガイド部を臨む後側コーナ部とその反対側の前側傾斜面とを有してなり、かつ、
前記ガイド部は、前記係合爪を、前記爪受け部下の開口部を潜り抜けさせて、前記爪受け部の後側に回りこませて、前記後側コーナ部を前記爪受け部の後側傾斜面に当接させて係合状態にセットさせる一方、前記電池カバーの前記ガイド部付近を手で下方に押圧することで、係合状態が解除される構成になされていることを特徴とする電子機器の電池カバーの取付け構造。 - 電池収納部が設けられた筐体本体と、該筐体本体に前記電池収納部をカバーするように取り付けられ、前記筐体本体に係合する係合爪が、撓み可能なガイド部を介して、設けられた電池カバーとを備えた電子機器の電池カバーの取付け構造であって、
前記筐体本体の内面の前記係合爪に対向した位置に爪受け部が設けられ、該爪受け部と前記係合爪とが当接して係合される構造となっていて、
前記爪受け部が、凹形状からなると共に、前記係合爪が円錐状からなり、かつ、
前記ガイド部は、前記係合爪を、前記爪受け部下の開口部を潜り抜けさせて、前記爪受け部の後側に回りこませて、前記爪受け部の凹形状コーナ部に当接させて係合状態にセットさせる一方、前記電池カバーの前記ガイド部付近を手で下方に押圧することで、係合状態が解除される構成になされていることを特徴とする電子機器の電池カバーの取付け構造。 - 前記円錐状の前記係合爪の先端が、前記爪受け部の前記凹形状の底部と点接触により当接していることを特徴とする請求項2記載の電子機器の電池カバーの取付け構造。
- 前記凹状の爪受け部の開口角度が鈍角に設定される一方、前記係合爪の突出角度が鋭角に設定されることを特徴とする請求項3記載の電子機器の電池カバーの取付け構造。
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