JP3776817B2 - コンロ玩具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、調理用コンロに、鍋や薬缶等の調理器具を火にかけることを模したコンロ玩具本体、調理器具部材及びそのセットに関する。
【0002】
【従来技術】
従来より、調理用コンロを模したコンロ玩具本体に、フライパン等の鍋を模した調理器具部材を載せて、更にその鍋の上に、ハンバーグやステーキ等の料理を模した玩具を載せて、点火スイッチを模した電源スイッチを捻って、電源を投入すると、発光手段が点灯して恰も火が付いたように見え、調理用コンロで、そのハンバーグやステーキ等を調理しているかのように遊べる玩具はあった。更に、複数の点火スイッチを模した電源スイッチを備え、それぞれの電源スイッチをONにすると、それぞれ例えば、鍋でシチュー等がグツグツ煮える音声や、魚焼きグリルで魚がジュージュー焼ける音声や、フライパンで野菜をシャカシャカ炒めている音声などが出力されるものもあった。
【0003】
しかしながら、この場合、その電源スイッチに対応した音声が出るだけで、コンロ玩具本体に載せる調理器具部材の種類には関係なく、例えば薬缶を載せているのに、野菜をシャカシャカ炒める音声が出てしまったり、フライパンを載せているのに、鍋でシチュー等がグツグツ煮える音声が出てしまったりして、現実味に欠けるところがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は上記従来技術の問題点に鑑みなされたものであり、視覚的にも聴覚的にもより現実味があって、恰も調理しているかのように遊ぶことができ、しかも安全に遊ぶことができるコンロ玩具本体及びそのセットを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、鍋や薬缶等を模した複数の調理器具部材と、前記調理器具部材を載置可能な少なくとも1つ以上の載置部とを有するコンロ玩具本体を備え、前記調理器具部材を前記コンロ玩具本体に載置し、鍋や薬缶等の調理器具を火にかけて調理する調理用コンロを模した玩具であって、複数の前記調理器具部材の下部には、それぞれ大きさの異なるリング状に形成された強磁性部材を有し、前記コンロ玩具本体には、点火スイッチを模した第1電源スイッチと、前記載置部に所定の間隔を設けて磁石が複数配設され前記調理器具部材の下部に位置する前記強磁性部材との磁力によって作動する第2電源スイッチと、第2電源スイッチの作動に応じた音声情報が記憶されている音声記憶手段と、音声情報を音声信号に変換して出力する音声出力手段と、前記第2電源スイッチの作動に応じた前記音声情報を前記音声出力手段に出力する制御手段を備え、前記第1電源スイッチを作動させた後、前記載置台に前記調理器具部材を載置することにより、第2電源スイッチが作動すると、第2電源スイッチの作動に応じた音声を出力することを特徴とする。
【0006】
本発明によれば、前記コンロ玩具本体に載置した調理器具部材の種類に応じて、恰もその調理器具を使って調理をしているかのような音声がそれぞれ出力されることにより、本物の調理用コンロを使って調理しているかのように、リアルな遊びを楽しむことができる。そして、載置する調理器具部材を変えると、その調理器具に合った音声に変わるので、より一層リアルな感覚を楽しむことができる。また、簡単な構成で確実に、前記コンロ玩具本体の載置部に載置した調理器具部材それぞれに応じた音声を出力可能にすることができる。
【0007】
本発明によれば、磁力によって、それぞれ該調理器具部材に対応した電気回路に電流が流れることにより、簡単に、遊戯者が特に意識することもなく、それぞれの調理器具部材に応じた音声を、確実に出力することができる。そして、本物の調理用コンロで、調理器具を火にかけると、調理しているものや、加熱の状況に応じて自然に音声が発生するのと同じような感覚を、楽しむことができる。
【0008】
また、前記第2の電源スイッチに磁石を用い、該電源スイッチを所定の間隔を設けて前記コンロ玩具本体に配設し、一方、前記調理器具部材の下部にそれぞれ大きさの異なるリング状に形成された強磁性部材を配設することによって、該調理器具部材を前記載置部に載置すると、遊戯者が特にその他の操作することなく、前記第2の電源スイッチの磁石の強磁性部材に対する吸引力によって、電源を投入することができる。即ち、前記複数の調理器具部材の下部に、それぞれ大きさの違う強磁性部材を配設したことにより、その強磁性部材の大きさによって、複数の第2の電源スイッチの中から、ONとなり得る第2の電源スイッチを設定可能であり、即ち1つの大きさの強磁性部材に対して、1つの第2の電源スイッチを対応させて、該第2の電源スイッチによって電源が投入されることにより、それに対応した電気回路に電流が流れ、それに対応した音声信号を音声記憶手段から選出することができるので、それぞれ異なる、調理器具部材に応じた音声を出力することができる。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1において、前記コンロ玩具本体の載置部内部に、加熱時の火を模した発光手段を備え、前記第1の電源スイッチにより電源を投入すると、該発光手段が発光し、恰も火が点っているかのように見えることを特徴とする。
【0010】
本発明によれば、点火スイッチを模した前記第1の電源スイッチにより電源を投入すると、前記発光手段が発光することにより、恰も火が点っているかのように見え、本物の調理用コンロを使っているかのように、リアルな遊びを楽しむことができ、しかも、実際に火を使っているわけでもなく、熱を帯びるわけでもないので、安全に楽しむことができる。
【0011】
【発明の実施形態】
ンロ玩具本体は、点火スイッチを模した第1の電源スイッチと、鍋や薬缶等を模した調理器具部材を載置可能な少なくとも1つ以上の載置部と、制御手段と、音声記憶手段と、音声出力手段と、電源手段とを有し、前記コンロ玩具本体の前記載置部には、磁石が配設される第2の電源スイッチが所定の間隔を設けて複数配設され、一方、前記複数の調理器具部材の下部には、それぞれ大きさの異なる強磁性部材が配設され、該調理器具部材を該コンロ玩具本体の載置部に載置すると、該調理器具部材の強磁性部材に対応する該第2の電源スイッチの磁石の磁力によって、それぞれ該調理器具部材に対応した電気回路に電流が流れ、該制御手段にて、該音声記憶手段に記憶された、それぞれの調理器具部材に対応した所定の音声情報を、音声信号に変換して該音声出力手段から出力するよう制御される。
【0012】
【実施例】
以下、図面に基づいて、本発明のコンロ玩具について、一実施例を詳細に説明する。図1及び図2は本発明のコンロ玩具の斜視図である。符号1は、本発明のコンロ玩具本体であり、符号2は、調理器具部材を載置する載置部であり、符号3は、第1の電源スイッチであり、符号4は、魚焼きグリルを模したものであり、引き出し状に形成されている。第1の電源スイッチ3は、本物の調理用コンロの点火スイッチを模したものであり、つまみを左又は右に撚回することにより、電源のON/OFFの切替を行なうことができる。そして第1の電源スイッチ3をONにすると、電源が投入され、発光手段21が発光し、恰も点火したかのように見える。そして、載置部2上には、調理器具部材100、200がそれぞれ載置されている。
【0013】
載置部2の上部には、透光性を有する素材で円盤状に形成されたカバー部材20が覆設され、その上に安定的に調理器具部材を載置できるようにしてある。載置部2内部には、図示しないIC基板が配設される。IC基板には、図4に示すアンテナ50、送受信手段5、制御手段6、音声記憶手段7、音声増幅手段8が配設され、更にLED等の発光手段21が接続される。また、コンロ玩具本体内の所定の位置に、音声出力手段9が配設される。
【0014】
図4は、コンロ玩具本体1の内部構成を示すブロック図である。アンテナ50は、送受信用であり、送受信手段5からの指令を受けて、一定の周期で発信モードと受信モードとに切替られ、発信モードで一定周波数の電波を発振し、受信モードで、調理器具部材100、200、300から出力される電波を受信するものである。送受信手段5は、送信部51と、受信部52とからなり、制御手段6からの指令で送信モードと受信モードとに切替られ、送信部51は、発信モードで特定周波数(例えば130KHz)の送信信号をアンテナ50に出力し、受信モードでは、アンテナ50に入力された調理器具部材100、200、300からの応答信号を受信して復調し、これを制御手段6に出力するものである。制御手段6は、送信と受信のタイミングを送受信手段5に指令し、受信部52で復調された受信信号を識別し、受信信号が予め定められた応答信号のコード形態であるときには音声出力手段9に各音声の出力指令を出すものである。音声記憶手段7は、各調理器具部材100、200、300に応じた音声データを記憶させた音声ROMであり、音声増幅手段8は、音声情報出力指令に基づいて音声記憶手段7より出力された音声情報を増幅して音声出力手段9に出力し、音声出力手段9は、その増幅された音声情報を音声に変換して出力するものである。電源手段30は乾電池等の電源で、各部に給電するものである。
【0015】
尚、本発明においてコンロ玩具本体1は、常時図4に示すタイミングの一定周期で発信モードと受信モードを繰り返している。例えば0.09secを1周期としている発信モードでは0.05secの間130KHzの電波を出力し、次の0.04secは、受信モードとして調理器具部材100、200、300から出力される信号電波の受信待機時間である。
【0016】
次に、調理器具部材について説明する。図3は、調理器具部材100、200、300の外観を示す図である。調理器具部材100は、合成樹脂等の素材で、薬缶の形状を模して形成され、内底部に図示しないIC基板が配設される。調理器具部材200は、合成樹脂等の素材で、フライパンの形状を模して形成され、内底部に図示しないIC基板が配設される。調理器具部材300は、合成樹脂等の素材で、鍋の形状を模して形成され、内底部に図示しないIC基板が配設される。該IC基板には、それぞれ図示しないアンテナ、電源手段、制御手段、発振手段を有する。
【0017】
次に、調理器具部材100の内部構造について詳細に説明する。図5において、調理器具部材100のIC基板には、アンテナ110と、電源手段111と、制御手段112と、発振手段113とを有し、アンテナ110は、送受信用であり、コンロ玩具本体1のアンテナ50から発信された送信電波を受信し、共振回路114が励起し、コンデンサの放電電流による電力を電源手段111に供給し、また制御手段112より出力された応答信号を発振手段113の搬送波で変調して空中に発信するものである。電源手段111は、受信信号によって発生した電流を蓄電して制御手段112及び発振手段113に電力を供給する。発振手段113は、電源手段111から電力の供給を受けて送信信号の搬送波(変調波)を2種類の周波数で発振して制御手段112に出力する。制御手段112は、送信すべき応答信号を例えば64ビットのデジタル信号として記憶しており、発振手段113から入力された搬送波で変調し、電源手段111に一定量の電力が蓄電されたとき、一定時間間隔で信号波をアンテナ110に出力し、アンテナ110からはその送信波が放射される。尚、調理器具部材200、300の内部構成についても、調理器具部材100とほぼ同様であるが、制御手段に制御され、コンロ玩具本体1に発信される応答信号は、調理器具部材100、200、300によってそれぞれ異なる。
【0018】
調理器具部材100をコンロ玩具本体1の載置部2に載置すると、即ちアンテナ50に接近させ、調理器具部材100とアンテナ50間の通信が可能になったとき、コンロ玩具本体1の送信モードでアンテナ50から発せられた送信信号の電波を調理器具部材100が検知し、送信モード時間内で調理器具部材100はその電波を受信して電源手段111は充電される。次いでコンロ玩具本体1が受信モードに切替ったときにアンテナ50は、調理器具部材100から発信される応答信号のコードを受信する。コードは例えば64ビットのデジタル信号であり、それぞれ調理器具部材100によって異なる。該コードの送信波には周波数が異なる2種類の電波、例えば130KHzと120KHzの2種類の信号波を用い、いわゆるF.S.K方式によって2種類の信号波のコードのデジタル信号をコンロ玩具本体1に識別させる。このような周波数が異なる2種類の電波を信号波に利用すれば、応答信号とノイズとを確実に区別できる。このような2種類の周波数の同時送信は、応答信号以外には殆ど生じることがない。
【0019】
調理器具部材100から発せられた応答信号は、コンロ玩具本体1のアンテナ50に受信され、送受信手段5で復調並びに受信コードが予め定められたコード形態であるかどうかを識別し、受信コードが音声情報を提供すべき正規の応答信号であると判断したときには、更に、それぞれのコードに対応付けられて音声記憶手段7に記憶された音声データを出力し、その内容を音声増幅手段8にて増幅し、音声出力手段9から、例えば「グツグツ・・・ピー」というような、お湯が沸くような音声を出力する。尚、受信内容が予め定められたコード形態でなければ音声出力手段9からは音声は出力しない。
【0020】
調理器具部材200、300についても、調理器具部材100とほぼ同様であるが、それぞれ発信される応答信号のコードが異なり、従ってそれぞれ異なって音声記憶手段7に記憶された音声情報が、上述の通り出力される。例えばフライパンを模した調理器具部材200の場合には、「ジュージュー」というような、フライパンで何かを焼いているような音声が出力され、鍋を模した調理器具部材の場合には、「グツグツ」というような、鍋で何かを煮ているような音声が出力される。従って、それぞれの調理器具部材によって、恰もその調理器具で調理をしているかのような音声が出力されるので、遊戯者にとってリアリティーのある遊びを提供することができる。
【0021】
次に、本発明のコンロ玩具について、他の実施例を詳細に説明する。図6は本発明のコンロ玩具の斜視図である。符号1は、本発明のコンロ玩具本体であり、符号2は、調理器具部材を載置する載置部であり、符号3は、第1の電源スイッチであり、符号4は、魚焼きグリルを模したものであり、引き出し状に形成されている。第1の電源スイッチ3は、本物の調理用コンロの点火スイッチを模したものであり、つまみを左又は右に撚回することにより、電源のON/OFFの切替を行なうことができる。そして第1の電源スイッチ3をONにすると、電源が投入され、発光手段21が発光し、恰も点火したかのように見える。そして、載置部2上には、調理器具部材100´、200´がそれぞれ載置されている。
【0022】
載置部2の上部には、図2に示すように、透光性を有する素材で円盤状に形成されたカバー部材20が覆設され、その上に安定的に調理器具部材を載置できるようにしてある。載置部2内部には、図示しないIC基板と、該IC基板に接続される、磁石を用いた第2の電源スイッチ31、32、33がそれぞれ所定の位置に配設される。IC基板には、図7に示す制御手段6、音声記憶手段7、音声増幅手段8が配設され、更にLED等の発光手段21が接続される。また、コンロ玩具本体内の所定の位置に、音声出力手段9が配設される。
【0023】
図7は、コンロ玩具本体1の内部構成を示すブロック図である。電源スイッチ3がONになると、電源手段30を介して発光手段21が発光し、更に、電源スイッチ31、32、33のいずれかがONになると、制御手段6は、電源スイッチ31、32、33のそれぞれに応じて、音声記憶手段7に記憶された音声情報を抽出し、音声出力手段9に該音声の出力指令を出すものである。音声記憶手段7は、各調理器具部材100´、200´、300´に応じた音声データを記憶させた音声ROMであり、音声増幅手段8は、音声情報出力指令に基づいて音声記憶手段7より出力された音声情報を増幅して音声出力手段9に出力し、音声出力手段9は、その増幅された音声情報を音声に変換して出力するものである。
【0024】
図8は、一方の載置部2を横から見た断面図である。説明の便宜上、不要な部材は省略してある。電源スイッチ31、32、33は、それぞれカバー部材20の下方近傍に配設される磁石受け台20a、20b、20cに、それぞれ磁石31a、32a、33aが上下方向にのみ可動なように支軸20a´、20b´、20c´に配設され、更に、カバー部材20の下面に、それぞれ磁石31a、32a、33aに対応する導電部31b、32b、33bが配設される。尚、導電部31b、32b、33bは、鉄板等の非磁性金属で構成されるのが好ましい。また、該導電部31b、32b、33bに対するカバー部材20の上面をそれぞれ、検知部31c、32c、33cとする。検知部31c、32c、33cは、それぞれ幅Hの大きさを有し、カバー部材20の中心点Cからの距離をそれぞれL1、L2、L3とする。
【0025】
一方、調理器具部材100´、200´、300´は、それぞれ合成樹脂等の素材で構成され、図9に示すように、調理器具部材100´は薬缶の形状を模して形成され、調理器具部材200´は、フライパンの形状を模して形成され、調理器具部材300´は、鍋の形状を模して形成される。そして、それぞれ底部に、大きさの異なるリング状の鉄部材100´a、200´a、300´aが配設される。尚、それぞれ底部の面の大きさは、載置部2のカバー部材20の面の大きさと同程度が好ましい。尚、鉄部材100´aの大きさは、内径がL1×2と同程度の大きさで、リングの幅はHと同程度の大きさであり、鉄部材200´aの大きさは、内径がL2×2と同程度の大きさで、リングの幅はHと同程度の大きさであり、鉄部材300´aの大きさは、内径がL3×2と同程度の大きさで、リングの幅はHと同程度の大きさであるとする。
【0026】
そして、図10及び図11に示すように、一方の載置部2上に調理器具部材100´をカバー部材20に重なるように載置すると、電源スイッチ31の磁石31aが、調理器具部材100´の鉄部材100´aに対する吸引力によって、上方に移動し、導電部31bと接触することにより、それぞれの電源スイッチ31に応じた電気回路に電流が流れる。そして、制御手段6にて、電源スイッチ31に対応して、音声記憶手段7に記憶された、例えば「グツグツ・・・ピー」というような、お湯が沸くような音声情報を音声増幅手段8にて増幅し、音声出力手段9にて音声信号に変換して、音声として出力する。調理器具部材200´を載置した場合は、電源スイッチ32の磁石32aが、調理器具部材200´の鉄部材200´aに対する吸引力によって、上方に移動し、導電部32bと接触することにより、それぞれの電源スイッチ32に応じた電気回路に電流が流れる。そして、制御手段6にて、電源スイッチ32に対応して、音声記憶手段7に記憶された、例えば「ジュージュー」というような、フライパンで何かを焼いているような音声情報を音声増幅手段8にて増幅し、音声出力手段9にて音声信号に変換して、音声として出力する。調理器具部材300´を載置した場合は、電源スイッチ33の磁石33aが、調理器具部材300´の鉄部材300´aに対する吸引力によって、上方に移動し、導電部33bと接触することにより、それぞれの電源スイッチ33に応じた電気回路に電流が流れる。そして、制御手段6にて、電源スイッチ33に対応して、音声記憶手段7に記憶された、例えば「グツグツ」というような、鍋で何かを煮ているような音声情報を音声増幅手段8にて増幅し、音声出力手段9にて音声信号に変換して、音声として出力する。従って、載置部2上に載置した調理器具部材に応じた音声を出力することができ、恰もその調理器具で調理しているかのようなリアルなままごと遊びをすることができる。
【0027】
更に、このとき、調理器具部材200´の上に、ハンバーグを模した料理玩具等を載せて、恰もハンバーグを焼いてるかのようにして遊んでも良いし、調理器具部材300´の上に、シチューを模した料理玩具等を載せて、恰もシチューを煮込んでいるかのようにして遊んでも良い。
【0028】
図12は、本発明の他の実施例を示すものであり、コンロ玩具本体1に内蔵されたプリント基板10である。プリント基板10の表面には渦巻き状のパターンアンテナ11が印刷表示してあり、電源スイッチ3をONにすると、電源が投入され、発光手段21が発光し、恰も点火したかのように見える。そして、プリント基板10には、送受信手段5、制御手段6、電源手段30が設けられており、制御手段6からの指令で一定周波数の電波を送信したり、信号を送受信したりすることができるように回路設計されている。一方、載置部2上に載置される調理器具部材100、200、300の内部にはICチップを搭載したプリント基板(図示せず)が配設されており、アンテナを介して玩具本体1からの電波を受信し、この電波信号によりICを起動させ、記憶部にある情報を読み出し、読み出した情報を制御手段で信号に置換え、この信号をアンテナを介してコンロ玩具本体に送信する。コンロ玩具本体1の送受信手段5で受信した信号は、制御手段6で制御され、音声増幅手段8で増幅され、音声出力手段9から音声が出力される。この時、出力される音声は先の実施例と同様であり、載置部2上に載置された調理器具部材100、200、300の種類に応じて異なる音声が出力されるように構成されている。
【0029】
以上、好ましい実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明はその実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した技術的範囲内で種々に改変できる。例えば調理器具部材は、魚焼き網や、コーヒーポット、等であっても良い。また、第2の電源スイッチは、上述の通りでなくても良く、例えば押下することによってONとなるものでも良い。また、その数も上述の通りでなくても良く、複数配設しても良いし、1個でも良い。第1の電源スイッチは、上述の通りでなくても良く、例えばスライド式で上下にスライドさせることによってON・OFFの切替ができるものであっても良い。尚、第1の電源スイッチ3がONになった後、第2の電源スイッチ31、電源スイッチ32、又は電源スイッチ33がONになると、任意の音声が音声出力手段9から出力されるように構成したが、第2の電源スイッチ31、電源スイッチ32、又は電源スイッチ33がONになるのみで、音声が出力されるようにしても良い。また、出力される音声は、上述の通りでなくても良い。
【0030】
【発明効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、次のような効果を奏する。
【0031】
本発明によれば、前記コンロ玩具本体に載置した調理器具部材の種類に応じて、恰もその調理器具を使って調理をしているかのような音声がそれぞれ出力されることにより、本物の調理用コンロを使って調理しているかのように、リアルな遊びを楽しむことができる。そして、載置する調理器具部材を変えると、その調理器具に合った音声に変わるので、より一層リアルな感覚を楽しむことができる。
【0032】
本発明によれば、点火スイッチを模した前記第1の電源スイッチにより電源を投入すると、前記発光手段が発光することにより、恰も火が点っているかのように見え、本物の調理用コンロを使っているかのように、リアルな遊びを楽しむことができ、しかも、実際に火を使っているわけでもなく、熱を帯びるわけでもないので、安全に楽しむことができる。
【0033】
本発明によれば、簡単な構成で確実に、前記コンロ玩具本体の載置部に載置した調理器具部材それぞれに応じた音声を出力可能にすることができる。
【0034】
本発明によれば、磁力によって、それぞれ該調理器具部材に対応した電気回路に電流が流れることにより、簡単に、遊戯者が特に意識することもなく、それぞれの調理器具部材に応じた音声を、確実に出力することができる。そして、本物の調理用コンロで、調理器具を火にかけると、調理しているものや、加熱の状況に応じて自然に音声が発生するのと同じような感覚を、楽しむことができる。
【0035】
本発明によれば、前記第2の電源スイッチに磁石を用い、該電源スイッチを所定の間隔を設けて前記コンロ玩具本体に配設し、一方、前記調理器具部材の下部にそれぞれ大きさの異なる強磁性部材を配設することによって、該調理器具部材を前記載置部に載置すると、遊戯者が特にその他の操作することなく、前記第2の電源スイッチの磁石の強磁性部材に対する吸引力によって、電源を投入することができる。即ち、前記複数の調理器具部材の下部に、それぞれ大きさの違う強磁性部材を配設したことにより、その強磁性部材の大きさによって、複数の第2の電源スイッチの中から、ONとなり得る第2の電源スイッチを設定可能であり、即ち1つの大きさの強磁性部材に対して、1つの第2の電源スイッチを対応させて、該第2の電源スイッチにより電源が投入されることにより、それに対応した電気回路に電流が流れ、それに対応した音声信号を音声記憶手段から選出することができるので、それぞれ異なる、調理器具部材に応じた音声を出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態における一実施例のコンロ玩具の外観を示す斜視図。
【図2】 同実施例におけるコンロ玩具本体の外観を示す斜視図。
【図3】 同実施例における調理器具部材の外観を示す斜視図。
【図4】 同実施例におけるコンロ玩具本体の内部構成を示すブロック図。
【図5】 同実施例における調理器具部材の内部構成を示すブロック図。
【図6】 本発明の実施形態における他の実施例のコンロ玩具の外観を示す斜視図。
【図7】 同実施例におけるコンロ玩具本体の内部構成を示すブロック図。
【図8】 同実施例におけるコンロ玩具本体の載置部を横から見た断面図。
【図9】 同実施例における調理器具部材の外観を示す斜視図。
【図10】 同実施例におけるコンロ玩具本体の載置部及び調理器。
【図11】 同実施例における1つの電源スイッチを示す拡大斜視図。具部材を横から見た断面図。
【図12】 本発明の他の実施例を示すものであり、コンロ玩具本体に内蔵されたプリント基板を示す図。
【符号の説明】
1 コンロ玩具本体
2 載置部
3 電源スイッチ
4 魚焼きグリル
5 送受信手段
6 制御手段
7 音声記憶手段
8 音声増幅手段
9 音声出力手段
10 プリント基板
11 パターンアンテナ
20 カバー部材
20a 磁石受け台
20b 磁石受け台
20c 磁石受け台
20a´ 支軸
20b´ 支軸
20c´ 支軸
21 発光手段
30 電源手段
31 電源スイッチ
31a 磁石
31b 導電部
31c 検知部
32 電源スイッチ
32a 磁石
32b 導電部
32c 検知部
33 電源スイッチ
33a 磁石
33b 導電部
33c 検知部
50 アンテナ
51 送信部
52 受信部
100 各調理器具部材
110 アンテナ
111 電源手段
112 制御手段
113 発振手段
114 共振回路
200 各調理器具部材
300 各調理器具部材
100´ 各調理器具部材
100´a 鉄部材
200´ 各調理器具部材
200´a 鉄部材
300´ 各調理器具部材
300´a 鉄部材

Claims (2)

  1. 鍋や薬缶等を模した複数の調理器具部材と、前記調理器具部材を載置可能な少なくとも1つ以上の載置部とを有するコンロ玩具本体を備え、前記調理器具部材を前記コンロ玩具本体に載置し、鍋や薬缶等の調理器具を火にかけて調理する調理用コンロを模した玩具であって、複数の前記調理器具部材の下部には、それぞれ大きさの異なるリング状に形成された強磁性部材を有し、前記コンロ玩具本体には、点火スイッチを模した第1電源スイッチと、前記載置部に所定の間隔を設けて磁石が複数配設され前記調理器具部材の下部に位置する前記強磁性部材との磁力によって作動する第2電源スイッチと、第2電源スイッチの作動に応じた音声情報が記憶されている音声記憶手段と、音声情報を音声信号に変換して出力する音声出力手段と、前記第2電源スイッチの作動に応じた前記音声情報を前記音声出力手段に出力する制御手段を備え、前記第1電源スイッチを作動させた後、前記載置台に前記調理器具部材を載置することにより、第2電源スイッチが作動すると、第2電源スイッチの作動に応じた音声を出力することを特徴とするコンロ玩具。
  2. 請求項1において、前記コンロ玩具本体の載置部内部に、加熱時の火を模した発光手段を備え、前記第1の電源スイッチにより電源を投入すると、該発光手段が発光し、恰も火が点っているかのように見えることを特徴とするコンロ玩具。
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