JP3776274B2 - サービスカート - Google Patents

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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47BTABLES; DESKS; OFFICE FURNITURE; CABINETS; DRAWERS; GENERAL DETAILS OF FURNITURE
    • A47B31/00Service or tea tables, trolleys, or wagons
    • A47B2031/002Catering trolleys

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はサービスカートに関する。例えば、病院,航空機,新幹線内において、食事の提供サービスに供される、サービスカートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は、この種従来例のサービスカートの斜視図である。図6の(1)図は同従来例の斜視図、図6の(2)図は同側断面説明図であり、図7は、その冷却装置の要部の斜視説明図である。
この種のサービスカート1は、箱状をなしドア2とキャスター3を備えてなり、内部に出し入れ自在な棚としてトレイAが上下多段に収納され、このトレイA上に食器に入れられた食品が載せられ、もって食事の提供サービスに供される。
そして、このサービスカート1では、内部を冷却,保冷するようになっており、従来は、内部の最上段に氷,ドライアイス,その他の冷却材が収納されていたが、冷却材の取り扱いが面倒であり、結露発生や冷却効率等にも問題があった。
そこで最近は、冷却装置4を搭載したものが開発,使用されつつあり、図5,図6,図7に示した例は、その1例を示す。そして、この種の冷却装置4は、サービスカート1の天板5や側板6を中心に配設され,取付け固定されており、図示例では、天板5上に放熱フィン7が固定されると共に、側板6にヒートパイプパネル8が埋め込められていた。
【0003】
すなわち、図示例の冷却装置4にあっては、電子冷却素子の集合体たる電子冷却モジュール9(図7を参照)の高温側・上面側が放熱フィン7下に当接されると共に、電子冷却モジュール9の低温側・下面側が、ヒートパイプパネル8の折曲上部に当接されていた。
ヒートパイプパネル8は折曲上部と本体部とからなり、本体部が、一方側のアルミ製の側板6内に埋め込まれると共に、表面に放熱用の凹凸が形成されており、付設されたポンプにて内部を冷媒が上下に循環する方式よりなっていた。
そこで、放熱フィン7にて放熱された電子冷却モジュール9にて、ヒートパイプパネル8折曲上部が冷却され、もって、側板6に埋め込まれているヒートパイプパネル8の本体部が、降下した冷媒にて冷却される。これにより、サービスカート1の内部が、側板6側から自然対流する冷気Bにより、冷却され(図6を参照)、トレイA(図5を参照)上に載せられた食品が、冷却,保冷されていた。
なお、冷却により高温化した冷媒は、ヒートパイプパネル8の本体部から折曲上部へと上昇せしめられた後、電子冷却モジュール9にて再び冷却されて降下する。事後も、同様なサイクルで冷媒が循環することにより、サービスカート1の内部が冷却,保冷されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような従来例にあっては、次の問題が指摘されていた。第1に、メインテナンス性や洗浄性に問題が指摘されていた。
すなわち、この種従来例では、前述したように冷却装置4が、サービスカート1の天板5や側板6を中心に、脱着不能に取付け固定されており、図5,図6,図7に示した例では、天板5上に放熱フィン7が固定され、側板6にヒートパイプパネル8が埋め込まれていた。
このように、冷却装置4がサービスカート1に一体化されていたので、(1)冷却装置4の修理等が面倒であると共に、(2)サービスカート1の修理等も面倒である等、個々のメインテナンス性に難点が指摘されていた。更に(3)、サービスカート1を丸洗いすることができず、洗浄方法が極めて限定されてしまう等、洗浄性にも難点が指摘されていた。
【0005】
第2に、外観,安定性,天板5上の利用性,底部の利用性、等々に問題が指摘されていた。
すなわち、この種従来例では、前述したように冷却装置4が、サービスカート1の天板5を中心に配設され、脱着不能に取付け固定されており、図5,図6,図7に示した例では、天板5上に放熱フィン7が固定されていた。
さて(1)、サービスカート1の天板5上は最も目立つ場所・スペースであるが、この天板5上に、冷却装置4の放熱フィン7が位置しており、サービスカート1の外観が損なわれる、という指摘があった。
又(2)、放熱フィン7等の冷却装置4にて、サービスカート1の上部側の重量が増加して、重心が高くなり、その分、サービスカート1が不安定化し安全性に問題が生じる、という指摘もあった。
又(3)、サービスカート1の天板5上は最も利用しやすい場所・スペースであるが、この天板5上が、冷却装置4の放熱フィン7等で占められており、物を載せる等の場所・スペースが天板5上に少なく、利用性が悪いという指摘があった。
これに対し(4)、サービスカート1内部の底部は、位置的に低く最も利用しにくい場所・スペースであり、このような底部つまり最下段側に収納されたトレイAそして食品は、取り出しにくく利用性が悪い、という指摘もあった。
【0006】
第3に、冷却効率,そして冷凍能力,初期温度,温度ムラ等の問題も指摘されていた。
すなわち(1)、この種従来例では、冷却装置4にて冷気Bを自然対流させることにより、サービスカート1の内部を冷却,保冷していたので、内部が冷えづらく冷却効率が悪かった。
そして(2)、冷却効率の悪さをカバーするためには、高い冷凍能力が要求され、冷却装置4の冷凍能力を大きく向上させることが必要となり、例えば放熱フィン7やヒートパイプパネル8が大型化してしまう、という指摘があった。
【0007】
又(3)、冷却効率が悪いので、初期温度が厳しく制約され、初期温度を、目標温度より低く設定しなければならなかった。
すなわち、食品を載せたトレイAをサービスカート1に収納する際、食品の冷却,保冷の目標温度より一段と低い初期温度にて、内部を予め冷却しておかなければならず、このような低い初期温度に起因して、例えばヒートパイプパネル8が埋め込まれた側板6付近に凍結が発生することがある、等の難点も指摘されていた。
更に(4)、温度ムラが生じやすいという指摘もあった。図示例では図6に示したように、ヒートパイプパネル8が埋め込まれた側板6側(図面上ではサービスカート1内部の左側)のエリアのトレイA上の食品は、冷気Bにてよく冷える反面、反対側の側板6側(図面上ではサービスカート1内部の右側)のエリアのトレイA上の食品は、冷気Bが届きにくく冷えにくい、という指摘もあった。
【0008】
本発明は、このような実情に鑑み、上記従来例の課題を解決すべくなされたものであって、冷却装置を、脱着可能なヒートポンプ式として、底部の搭載スペースに配設してなると共に、ドアを活用し、一方側のドアに冷気供給ダクトを設け、他方側のドア側に回収流路を形成して、冷気を強制対流,循環させるようにした、構成を採用してなる。
もって第1に、メインテナンス性や洗浄性が向上し、第2に、外観,安定性,天板上の利用性,底部の有効利用性等々にも優れ、第3に、冷却効率が良く、高い冷凍能力が要求されず、初期温度の制約が緩和され、温度ムラも解消される、サービスカートを提案することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決する本発明の技術的手段は、次のとおりである。すなわち、このサービスカートは、箱状をなし前後のドアとキャスターとを備えてなり、内部に出し入れ自在な棚としてトレイが上下多段に収納され、該トレイ上に食器に入れられた食品が載せられ、もって食事の提供サービスに供されるサービスカートであって、冷却装置が搭載されている。
そして該冷却装置は、冷媒の圧縮器,凝縮器,蒸発器等を備えたヒートポンプ式よりなり、脱着可能にユニット化されると共に、該蒸発器に送風ファンが付設されており、該内部を強制冷却する。かつ該冷却装置は、該内部の底部に区画形成された搭載スペースに対し、該ドアを開放することにより前後方向に挿脱可能に配設されると共に、吸気口と排気口を前後に備えてなり、該排気口に該送風ファン付の蒸発器が内部側から対向位置している。
【0010】
又、該ドアは前後に設けられており、一方側の該ドアに冷気供給ダクトが設けられ、他方側の該ドア側に回収流路が形成されている。
そして該冷気供給ダクトは、一方側の該ドア裏面にほぼ全面的に添設されており、下部に穿設され該冷却装置の排気口に対向した取り込み口と、中部および上部に穿設され冷気を吹き出すスリットと、を備えてなり、内部を冷気が上昇する。該冷気供給ダクトの取り込み口は、該冷却装置の排気口に見合った大きさよりなると共に、一方側の該ドアが閉鎖された状態において、該排気口に対向位置する。
該回収流路は、上下多段に収納された各該トレイの端と閉鎖状態の他方側の該ドアとの間に形成された間隔空間、および、該冷却装置の端と閉鎖状態の他方側の該ドアとの間に形成された間隔空間よりなる。もって該回収流路は、該トレイ付近を流れた冷気が降下すると共に、下部が該冷却装置の吸気口に連通している。
【0011】
そこで、このサービスカートでは、冷気が、該冷却装置の排気口から、一方側の該ドアの該冷気供給ダクトの下部の取り込み口を介し、該冷気供給ダクト内部を上昇した後、中部および上部の各該スリットから吹き出され、該トレイ上の食器の食品に当たって横に流れ、もって他方の該ドア側の該回収流路を降下した後、該冷却装置の吸気口へと、強制対流され,循環可能となっていること、を特徴とする。
【0012】
本発明は、このようになっているので、次のようになる。このサービスカートは、ユニット化された冷却装置が、底部の搭載スペースに前後方向に挿脱可能,脱着可能に配設,搭載されており、食品の食器を載せたトレイが、出し入れ自在に上下多段に内部に収納される。
冷却装置は、冷媒の圧縮器,凝縮器,蒸発器等を備えたヒートポンプ式よりなり、蒸発器にて冷却された空気つまり冷気が、送風ファンにて排気口から排出され、一方側のドアの冷気供給ダクトの取り込み口を介し、冷気供給ダクトの内部を上昇した後、スリットから吹き出され、トレイ上の食品に当たって流れる。これにより、温度が上昇した冷気つまり空気は、他方側のドア側に形成された回収流路を降下した後、吸気口にリターンする。そして、冷却装置を通過することにより、再び冷気となり、冷気供給ダクトへと排出される。
以降は、このようなステップが繰り返され、循環し強制対流される冷気により、食品が強制冷却され保冷される。事後、食品を載せたトレイがサービスカートから取り出されて、食事の提供サービスに供される。
【0013】
そこで、このサービスカートによると、次のようになる。第1に、冷却装置を、ヒートポンプ式とすると共に、(固定式ではなく)ユニット化してなり、前後方向への挿脱等により、容易にサービスカートに脱着可能としてなる。
そこで、(1)冷却装置の修理等のメインテナンス時や、(2)サービスカートの修理等のメインテナンス時や、(3)サービスカートの洗浄時等には、冷却装置を、サービスカート内から取り外して分離することにより、このようなメインテナンスや洗浄が容易化される。
第2に、サービスカート内部の底部に搭載スペースを区画形成して、冷却装置を配設してなる。
そこで、(1)最も目立つ場所・スペースたる天板上に冷却装置は位置しておらず、サービスカートの外観が向上する。(2)冷却装置が底部に配設されているので、底部の重量が増加し重心が低くなり、サービスカートが安定化する。(3)サービスカートにおいて最も利用しやすい場所・スペースたる天板上に、冷却装置は位置しておらず、物を載せる等の場所・スペースが、天板上に広く取れるようになる。
これに対し、(4)サービスカートの内部の底部は、位置的に低く最も利用しにくい場所・スペースであるが、このような場所・スペースに搭載スペースを区画形成して、冷却装置を配設してなる。もって、利用性が悪い底部が有効活用される。
第3に、冷却装置に強制冷却用の送風ファンを付設すると共に、冷気を、冷気供給ダクト,トレイ,食品,回収流路等と、強制対流,循環させるようになっている。
そこで、(1)冷却効率に優れている。(2)冷却効率が良いので、その分、冷却装置に高い冷却能力が要求されなくなり、最小限の冷凍能力で良くなる。
(3)冷却効率が良いので、冷却装置の初期温度の制約が緩和される。すなわち、食品を載せたトレイをサービスカートに収納する際、内部の当初の初期温度を、事後の食品の冷却,保冷の目標温度に、比較的近い温度にて設定できるようになる。つまり、冷却装置によるサービスカート内の初期温度を、目標温度に近い比較的高い温度に設定してもよいようになる。
(4)強制冷却,強制対流により、冷却効率良く食品の冷却,保冷が実施され、内部の温度ムラも解消される。すなわち、サービスカート内部は、強制対流,循環される冷気により、左右,上下の差なく一様に温度ムラなく冷却され、もって、各トレイ上の食品も、均一に温度ムラなく冷却,保冷される。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下本発明を、図面に示す発明の実施の形態に基づいて、詳細に説明する。図1,図2,図3,図4は、本発明の実施の形態の説明に供する。
そして、図1は斜視図であり、図2は側断面図である。図3の(1)図は、ヒートポンプ式の説明図、(2)図は、同冷却装置の側断面説明図である。
図4の(1)図は、冷気供給ダクトが設けられたドアの斜視図、(2)図は、サービスカートの要部の側断面図、(3)図は、サービスカートの要部の正断面図である。
【0015】
まず、図1,図2,図4により、サービスカート10について説明する。サービスカート10は、箱状をなしドア11,12とキャスター3を備えてなり、内部に出し入れ自在な棚として、トレイAが上下多段に収納されると共に、冷却装置13が搭載されている。
そしてトレイA上に、食器Cに入れられた食品Dが載せられ、もって食事の提供サービスに供される。
【0016】
このようなサービスカート10について、更に詳述する。このサービスカート10は、例えば病院内,航空機内,新幹線内等において、患者や乗客に対し、食事の提供サービスを行う際に使用され、外箱本体14とドア11,12とキャスター3と、を備えてなり、手で押して移動,運搬されると共に、適宜保管される。
外箱本体14は、天板5,床板15,左右の側板6,前後のドア11,12等を備えた箱状をなし、ドア11,12は、外箱本体14の前面,背面に取付けられ、キャスター3は、外箱本体14の床板15の四隅下に付設されている。
外箱本体14の天板5,床板15,側板6,ドア11,12等は、それぞれアルミその他の軽金属製の表面板間に、芯材として断熱材が介装されたパネル構造よりなり、縦横つまり上下,左右,前後等に骨組として配されたアルミその他の軽金属製の各コーナー型材に、組み付けられている。
【0017】
外箱本体14の左右の側板6内面には、ガイドレールたるトレイ受け16が、左右で高さレベルを揃えて対向しつつ、上下多段に固設されている。
そして、この左右のトレイ受け16間に、板状のトレイAが出し入れ自在な棚として、保持されている。つまりトレイAは、サービスカート10の内部に、前後に出し入れ自在な棚として、上下多段に収納されている。
トレイA上には、各種の食材たる食品Dが、食器Cに入れられて載せられている。このような食品Dとしては、御飯,めん類,パスタ,パン等の主食、料理等の主采、野菜等の副采、スープやコーヒー等の飲料、等々が考えられる。
【0018】
サービスカート10は、このように外箱本体14の内部に食品Dを収納し、搭載された冷却装置13により冷却,保冷する。正確には、食品Dを冷却した後保冷するパターンや、予め冷却されていた食品Dを引き続き保冷するパターン、その他各種のパターンが考えられる(本明細書において冷却,保冷とは、このような意味にて用いる)。
又、サービスカート10は、このような冷却,保冷専用タイプとして冷蔵庫的に使用されるほか、ヒーティング兼用タイプとして使用されることも多い。ヒーティング兼用タイプのサービスカート10にあっては、例えば、トレイA上に載せられた所定の食品D例えば主采を、選択的,集中的に暖め,加熱調理,保温するヒーターが、トレイAに組み込まれている。
本発明は、このような両タイプのサービスカート10に適用されるが、後者のヒーティング兼用タイプの場合は、冷却装置13による内部の全体的な冷却,保冷実施時間と、ヒーター等による個別的,部分的,集中的な加熱実施時間とが、時間的に前後の関係となるように、切換え制御される。
サービスカート10は、このようになっている。
【0019】
次に、図1,図2,図3,図4により、冷却装置13について説明する。この冷却装置13は、冷媒の圧縮器17,凝縮器18,蒸発器19等を備えたヒートポンプ式よりなり、脱着可能にユニット化されると共に、蒸発器19に送風ファン20が付設されており、サービスカート10の内部を強制冷却する。
そして冷却装置13は、サービスカート10内部の底部に区画形成された搭載スペース21に対し、前後方向に挿脱可能に配設されており、排気口22と吸気口23を備えてなり、排気口22に送風ファン20付の蒸発器19が対向している。
【0020】
このような冷却装置13について、更に詳述する。まず、この冷却装置13は、図3の(1)図に示した公知のヒートポンプ式よりなる。
まず、その圧縮器17は、例えばコンプレッサよりなり、供給された高温低圧の冷媒ガスを圧縮して、高温高圧化する。
凝縮器18は、例えば空冷ファン24付のコンプレッサよりなり、この高温高圧の冷媒ガスを冷却して、中温高圧の液体に凝縮液化する。次に膨張弁25が、この中温高圧の冷媒液を急激に減圧し、中温低圧化する。
そして蒸発器19は、例えばエバポレータよりなり、この中温低圧の冷媒液を、熱交換により高温低圧のガスに蒸発,ガス化せしめる。それから、この高温低圧の冷媒ガスは、再び圧縮器17へとリターンし供給される。
【0021】
さて、このように冷媒液が、蒸発器19において蒸発,ガス化する際、大量の気化熱をまわりから吸収する。そして冷却装置13は、このような冷媒の流れ,循環サイクルを繰り返し、蒸発器19において、大量の気化熱をまわりから奪い取る。
そこで、図3の(2)図に示したように、送風ファン20にて空気B’を蒸発器19に送風することにより、空気B’が冷気Bとなって送り出され、もってサービスカート10の内部を強制冷却するようになっている。
冷却装置13は、このようなヒートポンプ式よりなる。
【0022】
次に、この冷却装置13は、サービスカート10の底部に、搭載,配設されている。すなわち、図1,図2に示したように、サービスカート10の外箱本体14の底部上には、パネル板製の断熱材26が横設され、内部を、トレイAが収納される上部および中部と、冷却装置13が収納される底部つまり搭載スペース21とに、上下に区画している。
このように、サービスカート10の外箱本体14の底部には、断熱材26と底板15により搭載スペース21が区画形成されており、この搭載スペース21に対し、冷却装置13が脱着可能となっている。
冷却装置13の圧縮器17,凝縮器18,蒸発器19等は、ユニット化されて収納ボックス27内に収納されており、このような冷却装置13の収納ボックス27が、ドア11を開放することにより、搭載スペース21に対し前後方向に挿脱可能となっている。サービスカート10の不使用時においては、冷却装置13の収納ボックス27を取り外しておく事例も考えられる。
【0023】
図1中、28は干渉材であり、この干渉材28は、冷却装置13の収納ボックス27の搭載スペース21への挿脱をガイドすべく、搭載スペース21を形成する側板6,床板15,断熱材26等に付設されている。そして、搭載スペース21に挿入,配設された冷却装置13の収納ボックス27は、付設された固定金具(図示せず)を利用して、固定される。
図1中、29はコンセントであり、この冷却装置13のコンセント29は、収納ボックス27の端部から導出されると共に、外箱本体14側に付設された対応コンセント(図示せず)に接続される。外箱本体14側の対応コンセントは、配線を介しコントロールボックス30に接続されている。
図1,図2に示したように、コントロールボックス30は、サービスカート10の天板5上又は天板5下に設けられており、冷却装置13の各種制御装置が内臓されると共に、カート側コネクタが付設されている。このカート側コネクタが、外部の電源側コネクタに接続されることにより、冷却装置13への電力供給が可能となる。図1中31は、コントロールボックス30前面の操作パネルである。
【0024】
又、図1,図2,図3の(2)図に示したように、冷却装置13の収納ボックス27には、例えば、前端面に排気口22が、後端面に吸気口23がそれぞれ形成されている。排気口22には、前述した送風ファン20付の蒸発器19が、収納ボックス27内部側から対向位置している。
そこで、吸気口23から冷却装置13の収納ボックス27内に導入された空気B’は、内部に区画形成された流路32(図3の(2)図を参照)を介し、蒸発器19へと導かれて冷却され、冷気Bとなる。これと共に冷気Bは、送風ファン20にて送風され、排気口22から排気される。
このように冷却装置13を通過することにより、吸気口23からの空気B’が、排気口22から冷気Bとなって排出される。
冷却装置13は、このようになっている。
【0025】
次に、図1,図2,図4の(1)図により、冷気供給ダクト33について述べる。このサービスカート10にあっては、ドア11に、冷気供給ダクト33が設けられている。
そして冷気供給ダクト33は、下部に穿設され冷却装置13の排気口22に対向する取り込み口34と、中部および上部に穿設されトレイA付近に向け冷気Bを吹き出すスリット35と、を備えてなり、内部を冷気Bが上昇する。
すなわち、このサービスカート10では、ドア11,12が前後に設けられており、一方側・前面のドア11に、冷気供給ダクト33が設けられ、他方側・背面のドア12側には、後述する回収流路36が形成されている。
【0026】
このような冷気供給ダクト33について、更に詳述する。一方側のドア11図示例では前面のドア11の裏面には、ほぼ全面的に、比較的薄い内部厚よりなる冷気供給ダクト33が添設されており、その内部を、冷気Bが上昇可能となっている。
冷気供給ダクト33の下部に穿設された取り込み口34は、前述した冷却装置13の排気口22に見合った大きさよりなると共に、ドア11が閉鎖された状態において、この排気口22に対向位置している。
冷気供給ダクト33の中部から上部にかけては、多数のスリット35が穿設されており、この各スリット35は、上下多段に収納されたトレイA、そしてトレイA上に載せられた食器C上の食品Dに向け、冷気Bを、前から後へと横に吹き出す。
図示例のスリット35は、上下多段のトレイAにそれぞれ対向位置すべく、収納されトレイAと同じ数だけ横に穿設されている。勿論このような図示例によらず、スリット35を各種態様で穿設することが可能であり、例えば、縦に多数穿設するようにしてもよい。なお冷気供給ダクト33は、ドア11から取り外し可能であり、適宜、掃除等の保守が可能となっている。
冷気供給ダクト33は、このようになっている。
【0027】
次に、図2により回収流路36について述べる。回収流路36は、トレイA付近を前から後に流れた冷気Bが、降下すると共に、下部が、冷却装置13の吸気口23に連通している。
図示例では、前面のドア11に、冷気供給ダクト33が設けられ、背面のドア12側つまり背面のドア12の前面に、回収流路36が形成されている。
【0028】
このような回収流路36について、更に詳述する。このサービスカート10の外箱本体14にあっては、上部や中部に上下多段に収納されたトレイA後端や冷却装置13の収納ボックス27後端と、閉鎖された状態の背面のドア12との間に、間隔空間が形成されており、この縦の間隔空間が回収流路36となっている。
回収流路36の上部や中部と下部間には、断熱材26の後端では遮断されない回収口37が設けられている。回収流路36の下部は、冷却装置13の収納ボックス27の吸気口23に連通している。
そこで、各トレイA付近を横に流れた冷気Bは、背面のドア12に当たることにより、ドア12に沿いつつ回収流路36を降下し、回収口37を経た後、冷却装置13の吸気口23に吸気される。
回収流路36は、このようになっている。
【0029】
本発明は、以上説明したように構成されている。そこで、以下のようになる。
このサービスカート10は、箱状をなしドア11,12とキャスター3を備えてなり、ユニット化された冷却装置13が、内部の底部に区画形成された搭載スペース21に、前後方向に挿脱可能,脱着可能に配設,搭載されている(図1,図2を参照)。
そして、食器Cに入れられた食品DがトレイA上に載せられ、このようなトレイAが、内部に出し入れ自在な棚として、上下多段に多数収納される(図2,図4の(2)図,(3)図を参照)。
そして、コントロールボックス30の操作パネル31をオン操作することにより、冷却装置13に電力が供給され駆動される。冷却装置13はヒートポンプ式よりなり、圧縮器17,凝縮器18,膨張弁25,蒸発器19を経る冷媒の循環サイクルにより、熱を奪う(図3の(1)図を参照)。
【0030】
そこで、冷却装置13の蒸発器19にて冷却された空気B’が、送風ファン20にて冷気Bとなって送風され、排気口22から強制的に排出され、一方側・前面のドア11に設けられた冷気供給ダクト33下部の取り込み口34に、取り込まれる(図2,図3の(2)図を参照)。
それから冷気Bは、冷気供給ダクト33内部を上昇した後、中部および上部の各スリット35から吹き出され、各トレイA上の食器Cの食品Dに直接当たって、前から後ろへと横に流れ、強制対流される(図2を参照)。
このようにして温度が上昇した冷気B、つまり空気B’の流れは、他方側・背面のドア12側に形成された回収流路36に沿って降下した後、冷却装置13の吸気口23にリターンする(図2を参照)。戻った空気B’は、冷却装置13を通過することにより、熱を奪われて再び冷気Bとなり、排気口22から冷気供給ダクト33へと排出される(図2,図3の(2)図を参照)。
【0031】
以降は、このようなステップが繰り返され、循環し強制対流される冷気Bにより、食品Dが冷却、保冷される。
そして事後、トレイAがサービスカート10から取り出され、トレイA上の食器C内の食品Dが、食事の提供サービスに供される(図4の(2)図,(3)図を参照)。この食品Dは、上述により冷却,保冷,保存されると共に、例えば、トレイAに組み込まれたヒーターにより個別的,集中的に加熱調理され食べ頃となっている。
さてそこで、このサービスカート10にあっては、次の第1,第2,第3等のようになる。
【0032】
第1に、このサービスカート10にあっては、冷却装置13をヒートポンプ式とすると共にユニット化してなり、前後方向への挿脱等により、容易にサービスカート10に脱着可能としてなる。
そこで、(1)冷却装置13の修理等のメインテナンス時や、(2)サービスカート10の外箱本体14等の修理等のメインテナンス時や、(3)サービスカート10の外箱本体14の洗浄時等には、冷却装置13の収納ボックス27全体を、サービスカート10の外箱本体14内から、取り外して分離することにより、このようなメインテナンスや洗浄が容易化される。
【0033】
第2に、このサービスカート10にあっては、その外箱本体14内部の底部に、搭載スペース21を区画形成して、冷却装置13を配設してなる。
そこで、(1)サービスカート10において、最も目立つ場所・スペースたる天板5上に、冷却装置13は位置しておらず、サービスカート10の外観が向上する。図示例では、天板5上にはコントロールボックス30が配されているにとどまり、コントロールボックス30は、特に邪魔になることもなく外観を損なうこともない。
又(2)、冷却装置13が底部に配設されているので、サービスカート10の底部の重量が増加し、重心が低くなり、サービスカート10が安定化する。
更に(3)、サービスカート10において、最も利用しやすい場所・スペースたる天板5上に、冷却装置13は位置しておらず、物を載せる等の場所・スペースが、天板5上に広く取れるようになる。
図示例では、天板5上にコントロールボックス30が配されているにとどまり、コントロールボックス30は、その上に物を適宜自在に載せることができる。
これに対し(4)、サービスカート10の内部の底部は、位置的に低く最も利用しにくい場所・スペースであるが、このような場所・スペースに搭載スペース21を区画形成して、冷却装置13を配設してなる。もって、利用性が悪い底部が有効活用される。
【0034】
第3に、このサービスカート10にあっては、冷却装置13に強制冷却用の送風ファン20を付設すると共に、冷気Bを冷気供給ダクト33,トレイA上の食品D,回収流路36等と、強制対流,循環させるようになっている。
そこで、(1)冷却効率に優れている。又(2)、このように冷却効率が良いので、その分、冷却装置13に高い冷却能力が要求されなくなり、最小限の冷凍能力で良くなる。
更に(3)、このように冷却効率が良いので、冷却装置13の初期温度の制約が緩和される。
すなわち、食品Dを載せたトレイAをサービスカート10に収納する際、内部の当初の初期温度を、事後の食品Dの冷却,保冷の目標温度に、比較的近い温度にて設定できるようになる。つまり、冷却装置13によるサービスカート10内の初期温度を、目標温度に近い比較的高い温度に設定してもよいようになる。
又(4)、このように強制冷却,強制対流により、冷却効率良く食品Dの冷却,保冷が実施され、内部の温度ムラも解消される。
すなわち、サービスカート10の内部は、強制対流,循環される冷気Bにより、左右,上下の差なく一様に温度ムラなく冷却される。もって、各トレイA上の食品Dも、均一に温度ムラなく、冷却,保冷されるようになる。
【0035】
なお、このサービスカート10は、前後にドア11,12を備えたタイプよりなり、前面のドア11について、冷気供給ダクト33が設けられると共に、背面のドア12側つまり背面のドア12の前面に、回収流路36が形成されている。
しかしながら本発明は、このような図示例に限定されるものではない。例えば、次の各例のように構成することも可能である。
【0036】
まず、前面のドア11には、前述した図示例と同じ冷気供給ダクト33が設けられるが、背面のドア12側に形成される回収流路36が、図示例とは異なりダクトとして構成した例が可能である。
すなわち、背面のドア12についても、前面のドア11に設けられている冷気供給ダクト33に準じ、ダクト構成の回収流路36を設けるようにしてもよい。
この場合には、ダクト構成の回収流路36の上部および中部に、冷気Bつまり空気B’回収用のスリットが穿設される。なお、このスリットの構成は、前述したスリット35に準じるが、スリットの開口大きさは、スリット35より大きくすることが考えられる。
【0037】
又、このダクト構成の回収流路36の内部を回収された空気B’が降下し、下部には、冷却装置13の吸気口23に対向した排出口が穿設される。この排出口の構成は、前述した取り込み口34に準じるが、大きさ,位置等は、冷却装置13の排気口22ではなく吸気口23に対応したものとなる。
更にこの場合は、図示例の回収口37は設けられず、各トレイAの後端や冷却装置13の収納ボックス27後端との間には、前述した図示例とは異なり、ほとんど隙間は形成されない。なお、この例において、その他の構成,機能,作動等は、前述した図示例のものに準じる。
【0038】
更に、前面のドア11側に回収流路36を形成し、背面のドア12に冷気供給ダクト33を設ける例も可能である。
すなわち、閉鎖された状態の前面のドア1の裏面側と、各トレイAの前端や冷却装置13の前端との間に間隔空間を形成し、この縦の間隔空間を回収流路36としてもよい。勿論この回収流路36には、断熱材26の前端では遮断されない回収口37が設けられる。
これと共に、背面のドア12に取り込み口34とスリット35を備えた冷気供給ダクト33を設ける。この場合、冷却装置13の前端面に吸気口23が、後端面に排気口22が形成される。なお、この例において、その他の構成,機能,作動等は、前述した図示例のものに準じる。
【0039】
更に、上述した前者の例と後者の例との組み合わせも可能である。つまり、前面のドア11側にダクト構成の回収流路36を設けると共に、背面のドア12に冷気供給ダクト33を設ける例も可能である。
【0040】
【発明の効果】
本発明に係るサービスカートは、以上説明したように、冷却装置を、脱着可能なヒートポンプ式として、底部の搭載スペースに配設してなると共に、ドアを活用し、一方側のドアに冷気供給ダクトを設け、他方側のドア側に回収流路を形成して、冷気を強制対流,循環させるようにした構成、を採用してなることにより、次の効果を発揮する。
【0041】
第1に、メインテナンス性や洗浄性が向上する。本発明のサービスカートにあっては、ヒートポンプ式の冷却装置をユニット化し、脱着可能としてなる。
すなわち、前述したこの種従来例のように、冷却装置をサービスカートの天板や側板に対し、一体的に固定したり埋め込んだりせず、必要に応じ、冷却装置を取り外すことができる。
そこで、(1)冷却装置や(2)サービスカートのメインテナンスが、容易化する。又、(3)サービスカート全体を丸洗いすることができるようになり、洗浄方法が限定されず、洗浄性にも優れている。
【0042】
第2に、外観,安定性,天板上の利用性,底部の有効利用性等々にも優れている。すなわち、本発明のサービスカートにあっては、内部の底部に搭載スペースを区画形成すると共に、この搭載スペースに、ユニット化された冷却装置を挿脱可能,脱着可能に配設してなる。
【0043】
そこで(1)、サービスカートにおいて最も目立つ場所・スペースたる天板上について、前述したこの種従来例のように、放熱フィン等の冷却装置は位置しておらず、サービスカートの外観が損なわれず、外観が向上する。
又(2)、サービスカートの重心が低くなり、上部に冷却装置を配設していた前述したこの種従来例に比し、サービスカートが安定化し、安全性が向上する。
更に(3)、サービスカートの天板上は、最も利用しやすい場所・スペースであるが、前述したこの種従来例のように、この天板上が冷却装置の放熱フィン等で占められるようなことはなく、物を載せる等の場所・スペースが天板上に広く取れるようになり、利用性が向上する。
これに対し(4)、サービスカートの底部は、最も利用しにくい場所・スペースであるが、ここに冷却装置を配設してなり、底部が有効利用される。前述したこの種従来例のように、底部にトレイそして食品を収納していたため、取り出しにくく利用性が悪かったのに比し、底部が有効活用される。
【0044】
第3に、冷却効率が良く、高い冷凍能力が要求されず、初期温度の制約が緩和され、温度ムラも解消される。
本発明のサービスカートにあっては、冷却装置に強制冷却用の送風ファンを付設すると共に、冷気を、冷気供給ダクト,トレイ上の食品,回収流路と強制対流させる。
【0045】
そこで(1)、自然対流の前述したこの種従来例に比し、冷却効率が大きく向上するようになる。
又(2)、このように冷却効率が良いので、その分だけ、この種従来例に比し冷却装置に高い冷凍能力が要求されなくなり、冷却装置が小型化される。
更に(3)、このように冷却効率が良いので、冷却装置の初期温度の制約が緩和される。すなわち、食品を載せたトレイをサービスカートに収納する際の初期温度を、冷却,保冷の目標温度に近い温度にて、設定してもよいようになる。つまり、前述したこの種従来例のように、初期温度を目標温度より一段と低く設定しなければならず、凍結が発生してしまうような事態は発生しなくなる。
又(4)、温度ムラが解消される。すなわち、前述したこの種従来例のように、例えば、左側のエリアは良く冷えるが、右側のエリアは冷気が届きにくく冷えない事態は発生せず、内部に収納されたトレイ上の食品は、一様にムラなく冷却,保冷される。
このように、この種従来例に存した課題がすべて解消される等、本発明の発揮する効果は、顕著にして大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るサービスカートの発明の実施の形態の説明に供する、斜視図である。
【図2】 同発明の実施の形態の説明に供する、側断面図である。
【図3】 同発明の実施の形態の説明に供し、(1)図は、ヒートポンプ式の説明図、(2)図は、同冷却装置の側断面説明図である。
【図4】 同発明の実施の形態の説明に供し、(1)図は、冷気供給ダクトが設けられたドアの斜視図、(2)図は、サービスカートの要部の側断面図、(3)図は、サービスカートの要部の正断面図である。
【図5】 この種従来例のサービスカートの斜視図である。
【図6】 同この種従来例の説明に供し、(1)図は斜視図、(2)図は側断面説明図である。
【図7】 同この種従来例の説明に供し、冷却装置の要部の斜視説明図である。
【符号の説明】
3 キャスター
10 サービスカート
11 ドア
12 ドア
13 冷却装置
17 圧縮器
18 凝縮器
19 蒸発器
20 送風ファン
21 搭載スペース
22 排気口
23 吸気口
33 冷気供給ダクト
34 取り込み口
35 スリット
36 回収流路
A トレイ
B 冷気
C 食器
D 食品

Claims (1)

  1. 箱状をなし前後のドアとキャスターを備えてなり、内部に出し入れ自在な棚としてトレイが上下多段に収納され、該トレイ上に食器に入れられた食品が載せられ、もって食事の提供サービスに供されるサービスカートであって、冷却装置が搭載されており、
    該冷却装置は、冷媒の圧縮器,凝縮器,蒸発器等を備えたヒートポンプ式よりなり、脱着可能にユニット化されると共に、該蒸発器に送風ファンが付設されており該内部を強制冷却し、
    かつ該冷却装置は、該内部の底部に区画形成された搭載スペースに対し、該ドアを開放することにより前後方向に挿脱可能に配設されると共に、吸気口と排気口を前後に備えてなり、該排気口に該送風ファン付の蒸発器が内部側から対向位置しており、
    又、該ドアは前後に設けられており、一方側の該ドアに冷気供給ダクトが設けられ、他方側の該ドア側に回収流路が形成されており、
    該冷気供給ダクトは、一方側の該ドア裏面にほぼ全面的に添設されており、下部に穿設され該冷却装置の排気口に対向した取り込み口と、中部および上部に穿設され冷気を吹き出すスリットと、を備えてなり、内部を冷気が上昇し、
    該冷気供給ダクトの取り込み口は、該冷却装置の排気口に見合った大きさよりなると共に、一方側の該ドアが閉鎖された状態において、該排気口に対向位置し
    該回収流路は、上下多段に収納された各該トレイの端と閉鎖状態の他方側の該ドアとの間に形成された間隔空間、および、該冷却装置の端と閉鎖状態の他方側の該ドアとの間に形成された間隔空間よりなり、もって該回収流路は、該トレイ付近を流れた冷気が降下すると共に、下部が該冷却装置の吸気口に連通しており、
    冷気が、該冷却装置の排気口から、一方側の該ドアの該冷気供給ダクトの下部の取り込み口を介し、該冷気供給ダクト内部を上昇した後、中部および上部の各該スリットから吹き出され、該トレイ上の食器の食品に当たって横に流れ、もって他方の該ドア側の該回収流路を降下した後、該冷却装置の吸気口へと、強制対流され,循環可能となっていること、を特徴とするサービスカート。
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