JP3776077B2 - 可変コード型シリンダー錠 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、キーコードを変更することができる可変コード型シリンダー錠の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
特定のキーコードを割り当てられた個別キーが盗難にあったり、紛失してしまったとき、あるいはキーコードを知っている従業員が退職したときには、個別キーを盗んだ者や個別キーを拾得した者、あるいはキーコードに基づいて複製した個別キーを有する者によってシリンダー錠が不正に解錠されてしまい、室内に侵入されたり、管理された機器類にアクセスされる危険性がある。この危険性を除去するには、シリンダー錠を別のキーコードが割り当てられている新しいものと取り替える必要がある。
【0003】
しかしながら、機器や扉に装着されているシリンダー錠を取り替えることは非常に作業が煩雑であり、また、無駄な費用がかかるので望ましくない。この問題を解決するために、キーコードを変更できる可変コード型シリンダー錠が従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
従来の可変コード型シリンダー錠では、筒形状のハウジングにローターを回転可能に嵌挿し、該ハウジングにローターの外周面に向かって開口する複数のドライバーピン孔を半径方向に設け、該ドライバーピン孔にドライバーピンとドライバーピンをローターの方向に付勢するバネを挿入し、ローターに軸方向に沿って個別キーまたはチェンジキーが挿入される鍵孔を設け、ドライバーピン孔に対応する部位に鍵孔に向かって開口する複数のタンブラーピン孔をローターに半径方向に設け、少なくとも一つのタンブラーピン孔については、タンブラーピンと可変タンブラー部材を挿入する一方、それ以外のタンブラーピン孔についてはタンブラーピンだけを挿入してあり、所定のチェンジキーの抜き差しによってチェンジ位置に設定した後、目的とするキーコードの個別キーを抜き差しすることによって、可変タンブラー部材がタンブラーピン孔とドライバーピン孔の間を行き来し、可変タンブラー部材がタンブラーピン孔内にあるか、またはドライバーピン孔内にあるかによってキーコードが変更され、キーコードの変更操作の過程において、可変タンブラー部材がバネの作用によってドライバーピン孔からタンブラーピン孔に押し戻される。
【0004】
個別キーには、鍵孔に所定長さまで完全に挿入されたとき、各タンブラーピンの内端面が接触する箇所に凹部(いわゆる鍵山の谷部に当たる)を形成してあり、この凹部は各タンブラーピンの長さに応じた深さを有する。個別キーの該凹部によってタンブラーピンの内端面がそれぞれの所定長さ分だけハウジング側に押されるため、ドライバーピンの内端面がローターの外周面よりなるシャーラインに一致し、ハウジングに対するローターの回転拘束が解除される。
【0005】
このように構成される可変コード型シリンダー錠では、しばしばキーコードの変更が所期の通りに正しく実行されないという問題がある。
本発明者がこの問題の発生過程を分析したところ、可変タンブラー部材が実寸法で厚さ約1ミリメートル程度の円盤状ピンで構成されているため、ローターにテンションを加えつつチェンジキーを鍵孔に挿入して回転操作すると、ドライバーピン孔からタンブラーピン孔に移動しようとする円盤状ピンがタンブラーピン孔の開口部エッジに引っ掛かってしまい、ここでローターが少しでも回転すると、円盤状ピンがハウジングに向かって弾かれてドライバーピン孔内に残留してしまい、そのような状態でローターをチェンジ位置まで回転させると、円盤状ピンよりなる可変タンブラー部材の厚さ分だけドライバーピンが不正規にタンブラーピン孔内に入り込んでしまうことが原因していた。
【0006】
【特許文献1】
実用新案登録第2568653号公報(1頁から2頁、図6)
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、キーコードの変更操作時に可変タンブラー部材が所定のタンブラーピン孔へ的確に移動するため、目的とするキーコードの変更が常に正しく行われる可変コード型シリンダー錠を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
添付図面中の参照符号を用いて説明すると、本発明の特徴とするところは、筒形状のハウジング1にローター2を回転可能に嵌挿し、該ハウジング1にローター2の外周面に向かって開口する複数のドライバーピン孔3を半径方向に設け、該ドライバーピン孔3にドライバーピン4とドライバーピン4をローター2の方向に付勢するバネ5を挿入し、ローター2に軸方向に沿って個別キーKまたはチェンジキーCKが挿入される鍵孔6を設け、ドライバーピン孔3に対応する部位に鍵孔6に向かって開口する複数のタンブラーピン孔7をローター2に半径方向に設け、少なくとも一つのタンブラーピン孔7については、タンブラーピン8と可変タンブラー部材9を挿入する一方、それ以外のタンブラーピン孔7についてはタンブラーピン8だけを挿入してあり、所定のチェンジキーCKの抜き差しによってチェンジ位置に設定した後、目的とするキーコードの個別キーKを抜き差しすることによって、可変タンブラー部材9がタンブラーピン孔7とドライバーピン孔3の間を行き来し、可変タンブラー部材9がタンブラーピン孔7内にあるか、またはドライバーピン孔3内にあるかによってキーコードが変更され、キーコードの変更操作の過程において、可変タンブラー部材9がバネ5の作用によってドライバーピン孔3からタンブラーピン孔7に押し戻されるようにした可変コード型シリンダー錠において、
前記可変タンブラー部材9を互いに点接触して並列に配置される複数の小球体10によって構成し、小球体10の外周をドライバーピン孔3またはタンブラーピン孔7の内周面に点接触させたことである。
【0008】
【発明の作用】
本発明では、チェンジキーCKを使用してキーコードを変更操作するとき、ローター2にテンションを加えつつチェンジキーCKを鍵孔6に挿入して回転操作したことによって、タンブラーピン孔7の開口部エッジに可変タンブラー部材9が引っ掛かっても、この可変タンブラー部材9は小球体10の集合体であるから、開口部エッジに掛合した小球体10以外の小球体10のどれかが先にタンブラーピン孔7に落ち込み、その後残りの小球体10も脱落した小球体10の空所を埋めるように移動して、タンブラーピン孔7にゾロゾロ流れ落ちるため、可変タンブラー部材9の移動が確実に実行される。
【0009】
【発明の実施の形態】
図示の実施例では、可変タンブラー部材9はステンレス製の4個の小球体10によって構成されている。これら4個の小球体10はその内周の一点において互いに点接触しており、それぞれ外周の一点においてタンブラーピン孔7またはドライバーピン孔3の内周面に点接触している。
【0010】
図5に示した可変コード型シリンダー錠では、同一横断面においてハウジング1に4個のドライバーピン孔3が形成され、各ドライバーピン孔3にドライバーピン4とその付勢用バネ5が挿入され、ドライバーピン孔3の外周側開口部はバネ押さえ部材11によって閉塞されている。前記4個のドライバーピン孔3と同一断面において2個のタンブラーピン孔7がローター2に形成されており、一方のタンブラーピン孔7は鍵孔6の平坦な腹面に開口し、他方のタンブラーピン孔7は鍵孔6の稜線角部に開口している。
両方のタンブラーピン孔7には、バネで付勢されたドライバーピン4の内端部が入り込んでおり、これによってローター2がハウジング1に対して回転不能に拘束され、施錠状態にある。
【0011】
チェンジ部3番コードに加工設定されている個別キーK1を図6に示したように鍵孔6に挿入すると、鍵孔腹面に開口した前記一方のタンブラーピン孔7においては、個別キーK1に押されたタンブラーピン8によってドライバーピン4がハウジング1に向かって押し戻され、個別キーK1が所定長さまで完全に挿入されたとき、ドライバーピン4の内端面はローター2の外周面よりなるシャーライン上に来る。
【0012】
また、鍵孔角部に開口した前記他方のタンブラーピン孔7においては、個別キーK1に押されたタンブラーピン8及び可変タンブラー部材9によってドライバーピン4がハウジング1に向かって押し戻され、個別キーK1が所定長さまで完全に挿入されたとき、ドライバーピン4の内端面はローター2の外周面よりなるシャーライン上に来る。
これによってハウジング1に対するローター2の回転拘束が解除されるため、図7に示したように個別キーK1によってローター2を時計回り方向に45度回すと、ローター2は解錠位置に来る。
【0013】
個別キーK1を紛失等したため、シリンダー錠のキーコードを変更したいときには、図8に示したようにチェンジキーCK1を鍵孔6に挿入する。チェンジキーCK1の挿入によって、鍵孔腹面に開口した前記一方のタンブラーピン孔7においては、チェンジキーCK1に押されたタンブラーピン8によってドライバーピン4がハウジング1に向かって押し戻され、チェンジキーCK1が所定長さまで完全に挿入されたときには、当該ドライバーピン4の内端面はローター2の外周面よりなるシャーライン上に来る。
【0014】
また、鍵孔角部に開口した前記他方のタンブラーピン孔7においては、チェンジキーCK1に押されたタンブラーピン8及び可変タンブラー部材9によってドライバーピン4がハウジング1に向かって押し戻され、チェンジキーCK1が所定長さまで完全に挿入されたとき、ドライバーピン4の内端面はローター2の外周面よりなるシャーライン上に来る。
【0015】
これによってハウジング1に対するローター2の回転拘束が解除されるため、図9に示したようにチェンジキーCK1によってローター2を反時計回り方向に45度回すと、ローター2はチェンジ位置に来る。
このとき、各ピンタンブラーピン孔7はそれぞれ別のドライバーピン孔3に対面している。
【0016】
このチェンジ位置においてチェンジキーCK1を鍵孔6から抜き取ると、図10に示したように鍵孔腹面に開口した前記一方のタンブラーピン孔7には、前記した別のドライバーピン孔3に待機していたドライバーピン4がバネ5に押されて入り込む。また、鍵孔角部に開口した前記他方のタンブラーピン孔7には、同様に別のドライバーピン孔3に待機していたドライバーピン4が可変タンブラー部材9を押しながら入り込む。
この段階で目的とするキーコードに加工された別の個別キーK2を鍵孔6に挿入して45度時計回り方向にローター2を回してから当該個別キーK2を鍵孔6から抜き取ると、図11に示したように別のキーコードが適用されるシリンダー錠に変更され、可変タンブラー部材9はドライバーピン孔3に送り込まれている。
【0017】
チェンジ部ゼロ番コードに設定されている前記個別キーK2を図12に示したように鍵孔6に挿入すると、前記二つのタンブラーピン孔7において、個別キーK2に押されたタンブラーピン8によってドライバーピン4がハウジング1に向かって押し戻され、個別キーK2が所定長さまで完全に挿入されたとき、各ドライバーピン4の内端面はローター2の外周面よりなるシャーライン上に来る。
これによってハウジング1に対するローター2の回転拘束が解除されるため、図13に示したように個別キーK2によってローター2を時計回り方向に45度回すと、ローター2は解錠位置に来る。
【0018】
個別キーK2を盗まれた等したため、シリンダー錠のキーコードを変更したいときには、図14に示したように別のチェンジキーCK2を鍵孔6に挿入する。チェンジキーCK2の挿入によって、二つのタンブラーピン孔7において、チェンジキーCK2に押されたタンブラーピン8によってドライバーピン4がハウジング1に向かって押し戻され、チェンジキーCK2が所定長さまで完全に挿入されたときには、各ドライバーピン4の内端面はローター2の外周面よりなるシャーライン上に来る。
これによってハウジング1に対するローター2の回転拘束が解除されるため、図15に示したようにチェンジキーCK2によってローター2を反時計回り方向に45度回すと、ローター2はチェンジ位置に来る。
このとき、各ピンタンブラーピン孔7はそれぞれ別のドライバーピン孔3に対面している。
【0019】
このチェンジ位置においてチェンジキーCK2を鍵孔6から抜き取ると、図16に示したように鍵孔腹面に開口した前記一方のタンブラーピン孔7には、前記した別のドライバーピン孔3に待機していたドライバーピン4がバネ5に押されて入り込む。また、鍵孔角部に開口した前記他方のタンブラーピン孔7には、別のドライバーピン孔3に待機していたドライバーピン4と可変タンブラー部材9が入り込む。
この段階で目的とするキーコードに加工された、前記個別キーK1及びK2とは別の個別キーKを鍵孔6に挿入して45度時計回り方向にローター2を回すと、当該別のキーコードが適用されるシリンダー錠に変更される。
【0020】
図17はキーコードの変更されたシリンダー錠に対して、変更以前のキーコードの個別キーKをもはや使用できないことを示すものである。図17のシリンダー錠は個別キーK2のキーコードに対応するように変更されている。このシリンダー錠の鍵孔6に対して、キーコードが不一致の個別キーK1を挿入すると、一本のドライバーピン4がタンブラーピン孔7に入り込んでしまうため、ハウジング1に対するローター2の回転拘束は解除されず、個別キーK1の使用が拒絶される。
【0021】
図18は全てのキーコードのシリンダー錠に使用されるマスターキーMKを示し、図19はチェンジキーCKの一例を示し、図20は個別キーKの一例を示している。
【0022】
【発明の効果】
本発明の可変コード型シリンダー錠では、ドライバーピン4とタンブラーピン8の間に挿入される可変タンブラー部材9を、互いに点接触して並列に配置される複数の小球体10によって構成し、小球体10の外周をドライバーピン孔3またはタンブラーピン孔7の内周面に点接触させたので、チェンジキーCKを挿入回転してキーコードを変更するとき、ローター2にテンションを加えつつチェンジキーCKを鍵孔6に挿入して回転操作したことによって、タンブラーピン孔7の開口部エッジに可変タンブラー部材9が引っ掛かっても、この可変タンブラー部材9は複数個の小球体10の集合体であるから、開口部エッジに掛合した小球体10以外の小球体10のどれかが先にタンブラーピン孔7に落ち込み、その後残りの小球体10も脱落した小球体10の空所を埋めるように移動して、タンブラーピン孔7にゾロゾロ流れ落ちるため、可変タンブラー部材9が円滑かつ確実にタンブラーピン孔7に押し戻され、所期のコード変更を常に正しく実行することができる。
また、上記構成により、複数個の小球体10の集合体である可変タンブラー部材9は、所定のチェンジキーCKでチェンジ位置に設定した後、適用する個別キーKの抜き差しによってハウジング1のドライバーピン孔3とローター2のタンブラーピン孔7の間を行き来することができるから、例えば仕舞い忘れていた個別キーKを発見したときなどには、旧キーコードに容易に復帰させることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る可変コード型シリンダー錠の正面図である。
【図2】 図1のシリンダー錠の平面図である。
【図3】 図1のA−A線断面図である。
【図4】 図3のB−B線断面図である。
【図5】 特定の個別キーK1を使用するように設定されたシリンダー錠の施錠状態の断面図であり、図面の簡略化のためバネの表示を省略してある。
【図6】 図5のシリンダー錠に個別キーK1を挿入した状態の断面図であり、図面の簡略化のためバネの表示を省略してある。
【図7】 図6の状態から個別キーK1によってローターを時計回り方向に45度回転させて、解錠状態にしたときの断面図であり、図面の簡略化のためバネの表示を省略してある。
【図8】 図5のシリンダー錠にチェンジキーCK1を挿入した状態の断面図であり、図面の簡略化のためバネの表示を省略してある。
【図9】 図8の状態からチェンジキーCK1によってローターを反時計回り方向に45度回転させて、チェンジ位置に置いたときの断面図であり、図面の簡略化のためバネの表示を省略してある。
【図10】 図9のチェンジ位置においてチェンジキーCK1を抜き取ったときの断面図であり、図面の簡略化のためバネの表示を省略してある。
【図11】 別の個別キーK2を使用するように設定されたシリンダー錠の施錠状態の断面図であり、図面の簡略化のためバネの表示を省略してある。
【図12】 図11のシリンダー錠に個別キーK2を挿入した状態の断面図であり、図面の簡略化のためバネの表示を省略してある。
【図13】 図11の状態から個別キーK2によってローターを時計回り方向に45度回転させて、解錠状態にしたときの断面図であり、図面の簡略化のためバネの表示を省略してある。
【図14】 図11のシリンダー錠に別のチェンジキーCK2を挿入した状態の断面図であり、図面の簡略化のためバネの表示を省略してある。
【図15】 図11の状態からチェンジキーCK2によってローターを反時計回り方向に45度回転させて、チェンジ位置に置いたときの断面図であり、図面の簡略化のためバネの表示を省略してある。
【図16】 図15のチェンジ位置においてチェンジキーCK2を抜き取ったときの断面図であり、図面の簡略化のためバネの表示を省略してある。
【図17】 個別キーK2を使用するようにキーコードが変更されたシリンダー錠にキーコードが不一致の個別キーK1を挿入したときの断面図であり、図面の簡略化のためバネの表示を省略してある。
【図18】 全てのキーコードのシリンダー錠に使用されるマスターキーMKの正面図である。
【図19】 チェンジキーCKの一例を示す正面図である。
【図20】 個別キーKの一例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング
2 ローター
3 ドライバーピン孔
4 ドライバーピン
5 バネ
6 鍵孔
7 タンブラーピン孔
8 タンブラーピン
9 可変タンブラー部材
10 小球体
11 バネ押さえ部材
K 個別キー
CK チェンジキー
Claims (1)
- 筒形状のハウジング1にローター2を回転可能に嵌挿し、該ハウジング1にローター2の外周面に向かって開口する複数のドライバーピン孔3を半径方向に設け、該ドライバーピン孔3にドライバーピン4とドライバーピン4をローター2の方向に付勢するバネ5を挿入し、ローター2に軸方向に沿って個別キーKまたはチェンジキーCKが挿入される鍵孔6を設け、ドライバーピン孔3に対応する部位に鍵孔6に向かって開口する複数のタンブラーピン孔7をローター2に半径方向に設け、少なくとも一つのタンブラーピン孔7については、タンブラーピン8と可変タンブラー部材9を挿入する一方、それ以外のタンブラーピン孔7についてはタンブラーピン8だけを挿入してあり、所定のチェンジキーCKの抜き差しによってチェンジ位置に設定した後、目的とするキーコードの個別キーKを抜き差しすることによって、可変タンブラー部材9がタンブラーピン孔7とドライバーピン孔3の間を行き来し、可変タンブラー部材9がタンブラーピン孔7内にあるか、またはドライバーピン孔3内にあるかによってキーコードが変更され、キーコードの変更操作の過程において、可変タンブラー部材9がバネ5の作用によってドライバーピン孔3からタンブラーピン孔7に押し戻されるようにした可変コード型シリンダー錠において、
前記可変タンブラー部材9を互いに点接触して並列に配置される複数の小球体10によって構成し、小球体10の外周をドライバーピン孔3またはタンブラーピン孔7の内周面に点接触させたことを特徴とする可変コード型シリンダー錠。
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