JP3774894B2 - ノズルニードルの制御構造を備えた燃料噴射弁 - Google Patents

ノズルニードルの制御構造を備えた燃料噴射弁 Download PDF

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本発明はノズルニードルの制御構造を備えた燃料噴射弁にかかるもので、とくに蓄圧器(コモンレール)などから供給される高圧燃料を所定のタイミングで噴射するノズルニードルの制御構造を備えた燃料噴射弁に関するものである。
従来の燃料噴射弁およびそのノズルニードルの制御構造について図2ないし図5にもとづき概説する。
図2は、燃料噴射弁1の断面図であって、燃料噴射弁1は、インジェクターハウジング2と、ノズルボディ3と、ノズルニードル4と、バルブピストン5と、バルブボディ6と、背圧制御部7と、コネクティングロッド8と、を有する。
インジェクターハウジング2には、その先端部にノズルボディ3をノズルナット9により取り付けるとともに、その上方部にコネクティングロッド8を取り付ける。
燃料タンク10からの燃料を燃料ポンプ11により高圧としてコモンレール12(蓄圧器)に蓄え、コネクティングロッド8から燃料噴射弁1に高圧燃料を供給する。
すなわち、コネクティングロッド8からインジェクターハウジング2およびノズルボディ3にかけて燃料通路13を形成し、ノズルニードル4の受圧部4Aに対向して燃料溜まり室14を形成する。さらに、コネクティングロッド8から燃料通路13の一部を図2中上方に延ばして、背圧制御部7部分から燃料還流路15を形成し、燃料タンク10に燃料を還流可能とする。
ノズルボディ3には、その先端部に燃料の噴射孔16を任意の数だけ形成し、噴射孔16につながるシート部17にノズルニードル4の先端部がシートして噴射孔16を閉鎖し、ノズルニードル4がシート部17からリフトすることにより噴射孔16を開放して燃料を噴射可能とする。
ノズルニードル4の上方部には、ノズルニードル4をシート部17へのシート方向に付勢するノズルスプリング18を設け、ノズルニードル4に一体のバルブピストン5をさらに上方に延ばし、このバルブピストン5をインジェクターハウジング2の摺動孔2Aおよびバルブボディ6の摺動孔6A内に摺動可能に挿入してある。
図3は、バルブボディ6および背圧制御部7の要部拡大断面図であって、バルブボディ6は、その上方中央部に制御圧室19を形成し、バルブピストン5の先端部を下方側からこの制御圧室19に臨ませる。
制御圧室19は、バルブボディ6に形成した導入側オリフィス20に連通している。導入側オリフィス20は、バルブボディ6とインジェクターハウジング2との間に形成した圧力導入室21を介して燃料通路13に連通し、コモンレール12からの導入圧力を制御圧室19に供給している。
圧力導入室21の下端部には、樹脂材、ゴム材あるいは銅材その他の軟質材によるシール部材22を設けて、圧力導入室21の高圧側と、インジェクターハウジング2およびバルブボディ6の間の低圧側とを遮断している。
制御圧室19は、開閉用オリフィス23にも連通し、開閉用オリフィス23は背圧制御部7のバルブボール24(制御弁体)がこれを開閉可能としている。
なお、制御圧室19におけるバルブピストン5の頂部5Aの受圧面積は、ノズルニードル4の受圧部4A(図2)の受圧面積より大きくしてある。
図2に示すように、背圧制御部7は、マグネット25と、バルブスプリング26と、アーマチュア27と、このアーマチュア27に一体の上記バルブボール24と、上述の制御圧室19と、を有する。
マグネット25への駆動信号の供給により、マグネット25はバルブスプリング26の付勢力に抗してアーマチュア27を吸引し、バルブボール24を開閉用オリフィス23からリフトさせ、制御圧室19の圧力を燃料還流路15側に解放可能とする。
したがって、バルブボール24の動作により、制御圧室19の圧力を制御して、バルブピストン5を介してノズルニードル4の背圧を制御し、ノズルニードル4のシートおよびリフトを操作する。
こうした構成の燃料噴射弁1において、コモンレール12からの高圧燃料は、コネクティングロッド8から燃料通路13を介して燃料溜まり室14におけるノズルニードル4の受圧部4Aに供給されるとともに、圧力導入室21および導入側オリフィス20を介して制御圧室19におけるバルブピストン5の頂部5Aに供給される。
したがって、ノズルニードル4は、バルブピストン5を介して制御圧室19の背圧を受け、ノズルスプリング18の付勢力と併せて、ノズルボディ3のシート部17にシートし、噴射孔16を閉鎖している。
マグネット25に所定タイミングで駆動信号を供給することによりアーマチュア27を吸引し、バルブボール24が開閉用オリフィス23を解放すると、制御圧室19の高圧が開閉用オリフィス23を介し燃料還流路15を通って燃料タンク10に還流するため、制御圧室19におけるバルブピストン5の頂部5Aに作用していた高圧が解放され、ノズルニードル4は受圧部4Aの高圧によりノズルスプリング18の付勢力に抗してシート部17からリフトし、噴射孔16を解放して燃料を噴射する。
マグネット25を消磁することにより、バルブボール24が開閉用オリフィス23を閉鎖すれば、制御圧室19内の圧力がバルブピストン5を介してノズルニードル4をそのシート位置(シート部17)にシートさせ、噴射孔16を閉鎖し、燃料噴射を終了させる。
しかして、図4のグラフに示すように、マグネット25の通電時間ETに対する燃料噴射量Qの関係は、理想的には、図示のような直線的な変化を示すことが望ましいが、実際には、図5のグラフに示すような脈動ないしうねりを発生している。
すなわち、高圧側の導入側オリフィス20から制御圧室19に導入されている高圧燃料は、低圧側の開閉用オリフィス23の開放によるバルブピストン5のリフトにともなって、その頂部5Aの平坦部5Bと、開閉用オリフィス23の開口部23Aが位置する、同じく平坦な対向面23Bとの間から開閉用オリフィス23に圧力が逃げてゆくが、この平坦部5Bと対向面23Bとが互いに平行で、互いの間の絞り断面積が一定であるために、導入側オリフィス20および制御圧室19から開閉用オリフィス23への圧力抜けの途中において、バルブピストン5への圧力に脈動を生じてしまう。
とくに図5に示すように、バルブピストン5(ノズルニードル4)のリフト途中でのうねり、およびバルブピストン5の平坦部5Bが開閉用オリフィス23の開口部23A(対向面23B)に突き当たるフルリフト寸前のコブ、ならびにフルリフト域のうねり、などが発生してしまうという問題がある。このうねりの発生は当然のことながら、燃料噴射弁1の噴射特性の安定性を乱す原因となる。
しかも、コモンレール12(蓄圧器)に接続している各燃料噴射弁1ごとに噴射量Qのばらつきがあるという問題がある。
なお、この種の燃料噴射弁についての特許文献1、2、3などは、いずれの技術も、上述のようなバルブピストン5における頂部5Aの平坦部5B、および開閉用オリフィス23の対向面23Bに対応する構成部分が互いに平行で、互いの間の絞り断面積が一定であるために、高圧側の導入側オリフィス20および制御圧室19から低圧側の開閉用オリフィス23への圧力抜けの途中において、バルブピストン5に相当する部材への圧力脈動の発生を防止することが困難である。
特開平8−319917号公報 特開平9−32683号号公報 特開平11−218062号公報
本発明は以上のような諸問題にかんがみなされたもので、バルブピストンないしノズルニードルの作動を安定化させることができるノズルニードルの制御構造を備えた燃料噴射弁を提供することを課題とする。
また本発明は、ノズルニードルのリフト時の燃料噴射量の不規則な変動を低減可能としたノズルニードルの制御構造を備えた燃料噴射弁を提供することを課題とする。
また本発明は、背圧制御部のマグネットの通電時間に対する燃料噴射量の割合を理想形に近づけることができるノズルニードルの制御構造を備えた燃料噴射弁を提供することを課題とする。
また本発明は、コモンレール(蓄圧器)に接続した各燃料噴射弁ごとの噴射量のばらつきを解消可能としたノズルニードルの制御構造を備えた燃料噴射弁を提供することを課題とする。
すなわち本発明は、バルブピストンの頂部と開閉用オリフィスを形成している相手側のバルブボディの対向面部分との間の形状を最適化すること、具体的には、開閉用オリフィスの開口部に向かって両者の間を少しずつ絞ることができる形状を採用することに着目したもので、第一の発明は、高圧側につながる導入側オリフィスから高圧燃料の供給を受けるとともに、低圧側につながる開閉用オリフィスに連通可能な制御圧室をバルブボディに形成し、ノズルニードルを制御するためのバルブピストンをこの制御圧室に臨ませ、上記開閉用オリフィスを制御弁体により開閉して、上記バルブピストンを介した上記ノズルニードルによる噴射孔の開閉作用を可能としたノズルニードルの制御構造を備えた燃料噴射弁であって、上記バルブピストンは、凸の断面弧状頂部を有するとともに、この断面弧状頂部が上記開閉用オリフィスの開口部に凸に向かっており、上記バルブピストンのこの断面弧状頂部と上記開閉用オリフィスの上記開口部との間における絞り断面積を、この断面弧状頂部におけるその外縁部から上記開口部に近づくにしたがって漸減することで上記バルブピストンに加わる圧力脈動を低減させるようにしたことを特徴とするノズルニードルの制御構造を備えた燃料噴射弁である。
第二の発明は、高圧側につながる導入側オリフィスから高圧燃料の供給を受けるとともに、低圧側につながる開閉用オリフィスに連通可能な制御圧室をバルブボディに形成し、ノズルニードルを制御するためのバルブピストンをこの制御圧室に臨ませ、上記開閉用オリフィスを制御弁体により開閉して、上記バルブピストンを介した上記ノズルニードルによる噴射孔の開閉作用を可能としたノズルニードルの制御構造を備えた燃料噴射弁であって、上記バルブピストンは、その直径より大きな直径の円弧による凸の断面弧状頂部を有するとともに、この断面弧状頂部が上記開閉用オリフィスの開口部に凸に向かっており、上記バルブピストンのこの断面弧状頂部と上記開閉用オリフィスの上記開口部との間における絞り断面積を、この断面弧状頂部におけるその外縁部から上記開口部に近づくにしたがって漸減することで上記バルブピストンに加わる圧力脈動を低減させるようにしたことを特徴とするノズルニードルの制御構造を備えた燃料噴射弁である。
上記バルブピストンの断面弧状頂部と上記開閉用オリフィスの上記開口部が位置する上記バルブボディの対向面との間に、上記外縁部から上記開口部に向かって、互いの間の間隔が漸減する絞り通路を形成することができる。
上記バルブピストンのリフトにともなって、その上記断面弧状頂部が上記開閉用オリフィスの上記開口部、たとえ閉鎖することができるようにこの開口部に当接したとしても、上記開口部からわずかずつ燃料が上記低圧側に漏れるようにすることができる。
本発明によるノズルニードルの制御構造を備えた燃料噴射弁においては、バルブピストンの頂部(断面弧状頂部)と、開閉用オリフィスを形成しているその相手側のバルブボディの対向面部分との間を開閉用オリフィスの開口部に向かって少しずつ絞ることができる形状を採用するようにしたので、バルブピストンが開閉用オリフィス方向にリフトした際に制御圧室内の高圧燃料が少しずつ開閉用オリフィス側に漏れ出るようになり、制御圧室内に脈動の原因となる増加するような圧力を発生させない状態で絞りを発生させ、わずかずつ圧力を低下させつつ燃料を低圧側に流すことが可能となり、制御圧室内において脈動を発生させる傾向を抑制可能である。また、バルブピストンの断面弧状頂部が開口部を遮断したのちは、高圧燃料をわずかずつ低圧側に流すこととすれば、バルブピストンの頂部における圧力脈動をさらに低減することができる。
したがって、図4に示した理想形に近い噴射特性を得ることができ、図5のような燃料噴射量のコブ、うねりの発生を防止し、噴射の安定性を確保することができる。
さらに、コモンレールに接続している燃料噴射弁ごとのばらつきも、従来より少なくこれを抑えることができる。
かくして、安定したトルク出力特性を得ることができ、エンジンの耐久性の向上はもとより、マージンの適正化も可能である。
また、噴射量の精度を向上させることにより、排気ガス浄化システムの最適制御も可能となる。
なお、可変ターボシステムと燃料噴射弁とを組み合わせたときには、出力のばらつきを少なくすることができるため、良好な加速特性を得ることができ、燃料噴射弁の制御噴射量を最小とすることができる。
とくに第一の発明によれば、バルブピストンの断面弧状頂部が開閉用オリフィスの開口部に向かって凸になっており、バルブピストンの断面弧状頂部が開口部を遮断するときに一気に遮断することなく徐々に絞ることが可能となり、バルブピストンに加わる圧力脈動を低減させるようにしたので、制御圧室内において脈動を発生させる傾向を抑制可能である。
とくに第二の発明によれば、バルブピストンは、その直径より大きな直径の円弧による凸の断面弧状頂部を有するので、断面弧状頂部と開閉用オリフィスの開口部との間における絞り断面積を漸減させ、バルブピストンに加わる圧力脈動をより確実に低減させることができる。
本発明は、バルブピストンの頂部に、その直径より大きな直径の円弧による凸の断面弧状頂部を形成し、この断面弧状頂部と開閉用オリフィスの開口部との間における絞り断面積を、この断面弧状頂部におけるその外縁部から開口部に近づくにしたがって漸減するようにしたので、制御圧室内の圧力の脈動を抑制可能な燃料噴射弁を実現した。
つぎに本発明の実施例によるノズルニードルの制御構造を備えた燃料噴射弁30を図1にもとづき説明する。ただし、図2ないし図5と同様の部分には同一符号を付し、その詳述はこれを省略する。
図1は、図3と同様の、燃料噴射弁1におけるノズルニードル4の制御構造30におけるバルブボディ6および背圧制御部7の要部拡大断面図であって、ノズルニードル4の制御構造30は、そのバルブピストン31の頂部を開口部23Aに向かって凸の断面弧状頂部31Aとしている。
図1は、バルブピストン31が開閉用オリフィス23の開口部23Aに当接するそのフルリフト状態を示している。
バルブボディ6は、従来のものをそのまま使用可能である。
図示のように、バルブピストン31は、その直径より大きな直径の円弧による凸の断面弧状頂部31Aを有するとともに、この断面弧状頂部31Aが開閉用オリフィス23の開口部23Aに凸に向かっている。
すなわち、バルブピストン31は、バルブボディ6の摺動孔6Aに摺動可能なその外周面が、この断面弧状頂部31Aとの間の外縁部31Bを介して曲率が変化するようにこの断面弧状頂部31Aに連続している。
換言すれば、バルブピストン31は、バルブボディ6の摺動孔6Aに摺動可能なその外周面が、外縁部31Bを境にして曲率が変化するようにこの断面弧状頂部31Aに連続している。
かくして、断面弧状頂部31Aが開閉用オリフィス23の開口部23Aに向かうにしたがって、すなわち、バルブピストン31の外縁部31Bからこの開口部23Aに近づくにしたがって、バルブピストン31の断面弧状頂部31Aと開閉用オリフィス23の対向面23Bとの間における絞り通路32の絞り断面積を流れ方向に向かって漸減するようにしてある。
さらに、バルブピストン31のリフトにともなって当該断面弧状頂部31Aが開口部23Aに当接した際には、断面弧状頂部31Aと開口部23Aとは限りなく線接触に近く開口部23Aを閉鎖可能ではあるが、実際には微小間隙33があいていて、この微小間隙33部分に油膜が形成され、制御圧室19内の圧力が開閉用オリフィス23方向にわずかずつ逃げることができるようになっている。
こうした構成のノズルニードルの制御構造を備えた燃料噴射弁30においては、バルブピストン31がリフトして、その断面弧状頂部31Aが開閉用オリフィス23の開口部23Aに当接する方向に移動する際に、断面弧状頂部31Aと平坦な対向面23Bとの間の絞り通路32の絞り断面積が徐々に減少するようにしているので、バルブピストン31のリフトにともなっても制御圧室19内において圧力の変動ないし増減を極力少なくするとともに、制御圧室19内の圧力が絞り通路32の最先端部ないし微小間隙33および開閉用オリフィス23を通って低圧側(燃料タンク10側)に抜けていくことができる。
したがって、マグネット25への通電時間ETに対する噴射孔16からの噴射量Qの関係を、図5のコブおよびうねりのあるものから、図4の理想形に近いものとすることができる。
かくして、設計とおりの噴射量を安定して得ることが可能となるとともに、コモンレール12(蓄圧器)に接続した各燃料噴射弁1ごとのばらつきも回避可能である。
以上のように本発明によれば、バルブピストンと開閉用オリフィスとの間を少しずつ絞るような構成としたので、制御圧室内の圧力の脈動を抑制し、バルブピストンのリフトにともなう燃料噴射量を安定して得ることができ、燃料噴射弁個々のばらつきを低減することができる。
本発明の実施例によるノズルニードルの制御構造を備えた燃料噴射弁30におけるバルブボディ6および背圧制御部7の要部拡大断面図である。 燃料噴射弁1の断面図である。 同、バルブボディ6および背圧制御部7の要部拡大断面図である。 同、マグネット25の通電時間ETに対する燃料噴射量Qの理想的な関係を示すグラフである。 同、図2および図3による燃料噴射弁1における、マグネット25の通電時間ETに対する燃料噴射量Qの関係を示すグラフである。
符号の説明
1 ノズルニードルの制御構造を備えた燃料噴射弁(図2)
2 インジェクターハウジング
2A インジェクターハウジング2の摺動孔
3 ノズルボディ
4 ノズルニードル
4A ノズルニードル4の受圧部
5 バルブピストン
5A バルブピストン5の頂部(図3)
5B 頂部5Aの平坦部(図3)
6 バルブボディ
6A バルブボディ6の摺動孔
7 背圧制御部
8 コネクティングロッド
9 ノズルナット
10 燃料タンク
11 燃料ポンプ
12 コモンレール(蓄圧器)
13 燃料通路
14 燃料溜まり室
15 燃料環流路
16 噴射孔
17 シート部
18 ノズルスプリング
19 制御圧室
20 導入側オリフィス
21 圧力導入室
22 シール部材
23 開閉用オリフィス
23A 開閉用オリフィス23の開口部(図1、図3)
23B 開閉用オリフィス23の開口部23Aが位置する対向面(図1、図3)
24 バルブボール(制御弁体)
25 マグネット
26 バルブスプリング
27 アーマチュア
30 ノズルニードルの制御構造を備えた燃料噴射弁(実施例、図1)
31 バルブピストン
31A バルブピストン31の断面弧状頂部
31B バルブピストン31の外縁部
32 絞り通路
33 微小間隙

Claims (3)

  1. 高圧側につながる導入側オリフィスから高圧燃料の供給を受けるとともに、低圧側につながる開閉用オリフィスに連通可能な制御圧室をバルブボディに形成し、
    ノズルニードルを制御するためのバルブピストンをこの制御圧室に臨ませ、
    前記開閉用オリフィスを制御弁体により開閉して、前記バルブピストンを介した前記ノズルニードルによる噴射孔の開閉作用を可能としたノズルニードルの制御構造を備えた燃料噴射弁であって、
    前記バルブピストンは、その直径より大きな直径の円弧による凸の断面弧状頂部を有するとともに、この断面弧状頂部が前記開閉用オリフィスの開口部に凸に向かっており、
    前記バルブピストンのこの断面弧状頂部と前記開閉用オリフィスの前記開口部との間における絞り断面積を、この断面弧状頂部におけるその外縁部から前記開口部に近づくにしたがって漸減することで前記バルブピストンに加わる圧力脈動を低減させるようにしたことを特徴とするノズルニードルの制御構造を備えた燃料噴射弁。
  2. 前記バルブピストンの断面弧状頂部と前記開閉用オリフィスの前記開口部が位置する前記バルブボディの対向面との間に、前記外縁部から前記開口部に向かって、互いの間の間隔が漸減する絞り通路を形成したことを特徴とする請求項記載のノズルニードルの制御構造を備えた燃料噴射弁。
  3. 前記バルブピストンのリフトにともなって、その前記断面弧状頂部が前記開閉用オリフィスの前記開口部に当接したとしても、前記開口部からわずかずつ燃料が前記低圧側に漏れるようにすることを特徴とする請求項記載のノズルニードルの制御構造を備えた燃料噴射弁。
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