JP3773961B2 - メモリを有する集積回路及びその動作方法 - Google Patents

メモリを有する集積回路及びその動作方法 Download PDF

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  • Static Random-Access Memory (AREA)
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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、メモリアレイを有する集積回路の技術分野に関するものであって、更に詳細には、この様な回路における冗長技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近のメモリ集積回路、特に、例えばスタチックランダムアクセスメモリ(SRAM)及びダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)などの読取り/書込み回路は、物理的寸法及びその中でのメモリ位置の密度が極めて大きなものとなっている。例えば、220個のアドレス可能な位置を有するSRAM及び222個のアドレス可能な位置を有するDRAMを現在容易に入手することが可能である。サブミクロンの特徴寸法の場合であっても、この様なメモリを有する集積回路チップの物理的寸法は、180平方kmilの程度の大きさのものとなる場合がある。更に、現在の多くの複雑なマイクロプロセサは、かなりの量のオンチップメモリを有しており、例えば64キロバイト以上のリードオンリーメモリ及び64キロバイト以上のランダムアクセスメモリなどのメモリを有している。この様な最近のマイクロプロセサの幾つかの物理的なチップの寸法は、250平方kmilの程度の大きさとなる場合がある。
【0003】
公知の如く、集積回路チップにおける最小特徴寸法がより小さくなると、故障を発生することの可能な欠陥寸法(即ち、「壊滅的」欠陥の寸法)も縮小する。その結果、特に、大きなチップ寸法の場合には、壊滅的欠陥の寸法が減少する場合に適切な製造歩留りを達成することはより困難である。比較的大型の集積回路チップの単一の小さな欠陥に対する影響を減少させるために、最近の集積回路では、回路のメモリ部分における欠陥性の行及び列をそれぞれ置換させるために使用することの可能な予備の行及び列を使用している。予備の行又は列のうちの一つを置換することは、従来、デコーダ回路におけるヒューズを開放することにより(又は、場合により、アンチヒューズを閉成することにより)なされており、従って主メモリアレイ内の欠陥性の行又は列に対するアドレスを受取った場合に予備の行又は列へのアクセスがなされる。従来のヒューズは、レーザビームにより開放状態とさせることの可能なポリシリコンヒューズや、アバランシェ型のヒューズ及びアンチヒューズなどがある。
【0004】
従来の冗長技術を組込んだメモリ装置の例としては、Hardee et al.著「欠陥寛容性30ns/375mW16K×1NMOSスタチックRAM(A Fault−Tolerant 30 ns/375 mW 16K ×1 NMOS Static RAM)」、ジャーナル・オブ・ソリッド・ステート・サーキッツ、Vol.SC−16、No.5(IEEE、1981)、435−43頁及びChilds et al.著「18ns4K×4CMOSSRAM(An 18 ns 4K × 4 CMOS SRAM)」、ジャーナル・オブ・ソリッド・ステート・サーキッツ、Vol.SC−19、No.5(IEEE、1984)545−51頁の文献に記載されている。従来の冗長デコーダの一例は、本願出願人に譲渡されている1986年2月25日付で発行された米国特許第4,573,146号に記載されている。
【0005】
しかしながら、冗長要素を包含するほとんどのメモリにおいて、冗長メモリセルへアクセスするために必要とされる時間は、主アレイ内のメモリセルへアクセスするのに必要とされる時間よりも一層長い。従って、メモリに対する最悪のアクセス時間は、通常、冗長要素をイネーブルさせることにより劣化される。アクセス時間劣化のかなりの部分が、受取ったアドレス値を冗長要素が応答すべきプログラムされたアドレス値(即ち、置換された主アレイ要素のアドレス)と比較する冗長要素に関連したデコーダにおける付加的な遅延に起因するものであることが観察されている。
【0006】
特に、メモリのチップ寸法が充分に大きなものである場合には、単にアドレス信号が冗長デコーダへ伝搬する場合にもかなりの遅延が存在する。
【0007】
更に、複数個の冗長列を割当てる従来のメモリは単一の冗長センスアンプ(及び書込回路)と関連しており、通常、冗長デコーダの出力端において論理演算を行って、複数個の冗長列のうちのいずれか一つが選択されているか否かを決定し、且つ、そうである場合には、このような選択に応答してセンスアンプ(又は、場合により、書込回路)をイネーブル即ち動作可能状態とさせる。この論理演算は、例えば、NANDによる加算の場合があり、又、冗長メモリセルをアクセスするためのクリチカルタイミング経路において伝搬を与える。
【0008】
その結果、多くのメモリにおいて、冗長メモリセルに対するアクセス時間は、通常、主メモリセルに対するものよりも一層遅いものである。勿論、アクセス時間仕様は、最悪の場合のアクセス条件によって充足されるものでなければならず、このような冗長メモリセルをイネーブルさせたメモリを修復されていないメモリよりも一層遅いものとしている。この性能上のロスは、製造上経済的な効果を有する場合がある。何故ならば、一層速度の速いメモリは市場においてより高い値段で販売されるからである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的とするところは、冗長メモリセルのアクセスと関連するアクセス時間の延長が減少されているか又は除去されているメモリを提供することである。
【0010】
本発明の別の目的とするところは、著しい電力散逸のペナルティを伴うことなしにこのような改良した冗長メモリセルのアクセス能力を有するメモリを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、受取ったアドレス値が選択されるべき冗長メモリセルのものと一致するか否かにかかわらず、サイクルの開始に応答して冗長メモリセルと関連するセンスアンプへイネーブル信号を発生する回路の形態で、冗長メモリセルを具備する集積回路メモリに組込むことが可能である。該イネーブル信号は、受取ったアドレス値がプログラムされている冗長アドレスと一致しない場合には、比較的迅速にターンオフされ、不必要な電力散逸を最小としている。前もってセンスアンプをイネーブル即ち動作可能状態とさせることにより、冗長デコーダ回路を介してのアドレス信号のデコード動作及び加算動作のために必要な付加的遅延によって読取アクセス時間が長くされることはない。
【0012】
【実施例】
次に、図1を参照して、本発明の好適実施例に基づいて構成された集積回路の一例について説明する。この例においては、メモリ1はスタチックランダムアクセスメモリ(SRAM)であり、複数個のブロック10内にそのメモリセルを有しており、それらのブロックは、図1においては、この様なメモリにおけるそれらの物理的な位置の一例に従って示されている。尚、冗長列を有するメモリアレイを具備するその他のタイプの集積回路に対しても本発明を適用することが可能であり、その様な集積回路は、例えばリードオンリーメモリ、FIFO、DRAMなどのその他のタイプのメモリや、マイクロプロセサ及びその他のメモリを組込んだ論理装置を包含するものである。
【0013】
従来における如く、メモリ1におけるメモリセルは行及び列の形態で配列されている。この例においては、メモリ1は128K×8の行列からなる1MbitのSRAMであり、メモリ1は1024個の行の各々に対して1024個の列を有している。勿論、本発明は、メモリの集積度及び機能性に従ってその他の行列の構成に対しても適用可能なものである。注意すべきことであるが、メモリ1における行及び列の指定、特に以下に説明すべき冗長列アーキテクチャの指定は、複数個のメモリセルがワード線により選択されるアレイ方向のことを意味するために行という用語を使用する。従来のメモリにおいては、選択された行内のメモリセルの各々が、通常、1本又は相補対のビット線へ結合されている。本明細書においては、列という用語は、選択された行における一つ又はそれ以上のメモリセルが読取り又は書込みのアクセスのために選択されるアレイ方向のことを意味するために使用される。従来のメモリにおいては、このことは、通常、ビット線のうちの一つをセンスアンプ/書込み回路へ又は内部データバスへ結合することにより達成される。この様な行及び列の用語の使用は、当該技術分野における一般的な理解と一貫性を有するものである。
【0014】
アドレス端子A0 乃至An は、アクセスされるべきメモリセルの指定に従ってアドレス信号を受取る。従来の態様においては、アドレス端子A0 乃至An はアドレスバッファ28へ接続されており、それは受取ったアドレス信号をバッファし且つ該アドレス信号のうちの一部をバスROWを介して行デコーダ24a,24bへ送給し且つ残りの部分をバスCOLを介して列デコーダ26a,26bへ送給する。行デコーダ24a,24bは、従来の態様で選択したワード線をイネーブル即ち動作可能状態とさせることにより一行のメモリセルを選択し、且つ、この例においては、メモリアレイブロック10の一側部に沿って位置されている。この例における列デコーダ26a,26bは、該アドレスの列部分に従ってセンスアンプ13により検知されるべき選択された行内の8個のメモリセルを選択する。
【0015】
この例に基づくメモリ1においては、メモリセルは16個の主アレイブロック100 乃至1015にグループ化されている。勿論、アレイブロック10の数は、メモリ1の所望の機能性に従ってそれぞれの具体的な実現例により異なることが可能である。このメモリの16個の主アレイブロック10への区画化は、例えばポータブルコンピュータにおいて使用されるような低電力メモリにおいて特に有益的なものである。なぜならば、選択されたメモリセルが位置されているブロック10のみがサイクル期間中にイネーブル即ち動作可能状態とされることが必要であるに過ぎないからである。この例においては、各主アレイブロック10は64個の列を有している。ブロックの選択は、行アドレスビットのうちの一つ(上側半分か又は下側半分かを表わす)及び列アドレスビットのうちの4個(選択されるべき16個の主アレイブロック10のうちの一つを表わす)に基づいて行なうことが可能である。尚、本願出願人に譲渡されている1990年9月26日付で出願した米国特許出願第588,609号に記載される如く、主アレイブロック10の間にラッチ型行線リピータを設けることにより活性電力を更に減少させることが可能である。
【0016】
一方、前記主アレイブロック10のうちの一つにおける一つの行の選択は、それに対して動作可能な主アレイブロック10を横断して延在する行デコーダ24a,24bにより発生されるグローバルワード線により行なうことが可能である。主アレイブロック10の各々におけるメモリセルがそれらのビット線へ接続されるパスゲートは、この変形配列においては、各行部分に対しての各主アレイブロック10内にのみ延在するローカルワード線により制御される。この配列においては、各グローバルワード線とローカルワード線との間に接続されているパストランジスタは、列アドレスのブロック部分に基づいてイネーブルされ、従って列アドレスにより選択された主アレイブロック10と関連するローカルワード線のみがイネーブルされ、従って各メモリサイクルの活性電力散逸を減少させている。この様な配列の一例は、Sakurai et al.「ダイナミック二重ワード線を有する低電力46ナノ秒256キロビットCMOSスタチックRAM(A Low Power 46 ns 256 kbit CMOS Static RAM with Dynamic Double Word Line)」、IEEE・ジャーナル・オブ・ソリッド・ステート・サーキッツ、Vol.SC−19、No.5(IEEE、1984年10月)、578−585頁の文献に記載されている。
【0017】
最も最近のSRAM及びDRAMの場合における如く、メモリ1は、メモリサイクルにおける特定の点において例えばあるノード(例えば、ビット線)のプレチャージ及び平衡化などのある程度の動的動作を包含している。SRAM1におけるサイクルの開始は、アドレス遷移検知(ATD)回路25により行なわれるアドレス遷移の検知により発生する。ATD回路25は、好適にはアドレスバッファ28の前において(図示した如く)、アドレス入力端A0 乃至An の各々へ接続しており、且つアドレス入力端A0 乃至An のうちの何れか一つ又はそれ以上においての遷移の検知に応答してラインATD上にパルスを発生する。この様なパルスは、従来の態様でメモリ1の内部動作を制御する上で有用なものである。ATD回路25及びアドレスバッファ28の好適な例は、本願出願人に譲渡されている1990年10月22日付で出願された米国特許出願第601,287号に記載されている。
【0018】
その他の内部的動作機能は、タイミング・制御回路29により制御され、該回路は、ラインATDを介してATD回路25から信号を受取り、且つ、更に、例えば端子CEにおけるチップイネーブル信号や端子R/Wにおける読取り/書込み選択信号などの幾つかの外部的制御信号を受取る。タイミング・制御回路29は、従来の態様でメモリ1内の種々の機能を制御するために、これらの入力に基づいて種々の制御信号を発生する。図1に示した如く、制御バスCBUSがセンスアンプ13及びデータドライバ15へ接続しており、その他の機能は、従来の態様でタイミング・制御回路29により同様に制御される。尚、図面の簡単化のために、それらの接続は図1においては図示していない。
【0019】
この例におけるメモリ1はバイト幅タイプのものであり、そうであるから、それは、8個の入力/出力端子DQ0 乃至DQ7 を有しており、該端子において、読取り動作期間中に出力データが供給され、且つ書込み動作期間中に入力データが受取られる。入力/出力回路20はデータバス22と端子DQとの間に接続されており、且つそれらに接続されている従来の入力バッファ及び出力バッファを有している。好適なタイプの出力バッファは、本願出願人に譲渡されている1991年12月17日付で出願された米国特許出願(代理人ドケット番号91−C−110)に記載されている。
【0020】
主アレイブロック100 乃至1015の各々は、図1に示した如く、対応するグループのセンスアンプ130 乃至1315と関連している。この例においては、8個の個別的なセンスアンプ13が各グループのセンスアンプ130 乃至1315の中に設けられており、主アレイブロック100 乃至1015の選択された一つから内部データバス22を介して送給されるべき8ビットの各々に対し1個のセンスアンプ13が設けられている。データドライバ150 乃至1515のグループは、各々、データ信号を受取るため且つ内部データバス22を駆動するために、対応するグループのセンスアンプ130 乃至1315と関連しており、個別的なデータドライバ15が、各グループ内の個別的なセンスアンプ13と関連しており、データバス22における各ライン(線)を駆動するために1個のデータドライバ15が設けられている。
【0021】
この例においては、メモリアレイは、更に、半分ずつに分割されており、即ち主アレイブロック100 乃至107 がアレイの半分を構成しており且つ主アレイブロック108 乃至1015が他の半分を構成している。内部データバス22がこれらのアレイの半分ずつの長さ方向に沿って走行しており、且つ図1に示した如く、それらの半分ずつの間に位置されている。この例においては、データバス22は8個のデータ導体を有しており、各導体は、入力/出力端子DQ0 乃至DQ7 と関連しており且つ入力/出力回路20を介してそれへ結合されている。各個別的なデータ導体は、16個の主アレイブロック100 乃至1015の16個のデータドライバグループ150 乃至1515の各々における対応するデータドライバ15へ接続している。例えばメモリ1などの読取り/書込みメモリの場合、従来の態様で、選択したメモリセルへ書込むべき入力データを送給するために別個の入力データバスを使用することが可能である。一方、あるメモリ構成の場合に従来使用されている如く、データバス22に沿って入力データを送給させることも可能である。
【0022】
この例においては、データバス22は、更に、好適には、8個のダミーデータ導体を有しており、その各々は、更に、本願出願人に譲渡されている1991年12月17日付で出願した米国特許出願(代理人ドケット番号91−C−111)に記載される如く、電荷分割によりデータバス22をプレチャージするために、16個の主アレイブロック100 乃至1015の16個のデータドライバグループ150 乃至1515の各々における対応するデータドライバ15へ接続されている。本明細書において説明する如く、これらのダミーデータ導体の各々は、好適には、真データ導体の一つと物理的に類似しており、好適には、実質的に同一の長さ及び断面積を有しており、且つ同一の物質から形成されており、且つ、常に、その真データ導体と相対的に相補的な状態に維持される。
【0023】
図1と図2とを共に参照して説明すると、メモリ1は、更に、一対の冗長アレイブロック30a,30bを有しており、その各々は主アレイブロック10のアレイ半分の一方と関連している。図2は、図1に示したレイアウトと関係なしに、ブロック機能形態でメモリ1の冗長性アーキテクチャを示している。この実施例においては、冗長アレイブロック30aは、その中に、8個の冗長列250 乃至257 を有しており、その各々は主アレイブロック100 乃至107 においてメモリセルが選択されるのと同一の行アドレスに対応する行デコーダ24aから発生される行線に従って選択することの可能なメモリセルを有している。同様に、冗長アレイブロック30bは8個の冗長列258 乃至2515をその内部に有しており、該列の各々は、主アレイブロック108 乃至1015においてメモリセルが選択されるのと同一の行アドレスに基づいて行デコーダ24bから発生される行線に基づいて選択可能なメモリセルを有している。以下に更に詳細に説明する如く、冗長アレイブロック30a,30bの各々における8個の冗長列25の各々は、そのアレイ半分における主アレイブロック10のうちの何れか一つにおける一つの列を置換させることが可能であり(即ち、同一の行デコーダ24a,24bからの行線により選択可能)、且つ入力/出力端子DQのうちの何れか一つと関連することが可能である。
【0024】
冗長アレイブロック30a,30bと関連してそれぞれ冗長列選択ブロック34a,34bが設けられている。冗長列選択ブロック34a,34bの各々は、それと関連する冗長アレイブロック30a,30bにおける冗長列25の各々に対し冗長列デコーダ36を有している。各冗長列デコーダ36は、関連する冗長列25が対応する列アドレスを選択することの可能なヒューズを有しており、バスCOLを介して列アドレスを受取り、且つそれと関連する冗長列25へラインRCOLを介して選択信号を送給する。冗長列デコーダ36a,36bの各々は、更に、行デコーダ24a,24bからそれぞれ行選択線ISEL,RSELを受取り、ラインLSEL,RSELの各々は、選択された行が行デコーダ24a,24bと関連するアレイ半分内に存在するか否かを表わし、従って最大桁行アドレスビットの状態に対応している。各冗長列デコーダ36は、バスCOL上の列アドレスがそのヒューズの状態により表わされるアドレスと一致し且つそれと関連する行選択線ISEL,RSEL上の選択信号がそのアレイ半分内の一つの行が選択されることを表わす場合に、冗長性がイネーブルされると、その出力線RCOL上に選択信号を発生すべく動作することが可能である。冗長列デコーダ36の動作については、以下に更に詳細に説明する。本発明のこの実施例においては二つの冗長検知/書込み回路230 ,231 が設けられており、その各々は、読取り動作又は書込み動作の何れが行なわれるべきかに依存して、冗長列25内の選択されたメモリセル内に格納されているデータ状態を検知するかそれにデータを書込むことが可能である。本発明のこの実施例においては、冗長検知/書込み回路230 ,231 は、各々、各冗長アレイブロック30a,30b内の4個の冗長列35と関連しており、且つ相補的冗長データバス21によりそれに接続されている。例えば、冗長検知/書込み回路230 は、冗長アレイブロック30aの冗長列354 乃至357 及び冗長アレイブロック30bの冗長列358 乃至3511と関連しており、且つ冗長検知/書込み回路231 は冗長アレイブロック30aの冗長列350 乃至353 及び冗長アレイブロック30bの冗長列3512乃至3515と関連している。各冗長検知/書込み回路23は、一対の相補的データ線RSNを介して検知した(即ち、読取った)データを入力/出力回路20へ供給し、且つ冗長マルチプレクサブロック38a,38bからそれぞれ一対の相補線RD0 ,RD1 上の入力(即ち、書込み)データを受取る。
【0025】
冗長マルチプレクサブロック38a,38bは、各々、各入力/出力端子DQと一つずつ関連した8個の冗長マルチプレクサ39を有しており、冗長マルチプレクサブロック38aは冗長検知/書込み回路231 と関連しており、且つ冗長マルチプレクサブロック38bは冗長検知/書込み回路230 と関連している。各冗長マルチプレクサ39は、それと関連する冗長検知/書込み回路23と関連する冗長列デコーダ36により発生される全ての8個の冗長列選択信号RCOLを受取る。この例においては、冗長マルチプレクサブロック38aは冗長列選択信号RCOL0 乃至RCOL3 及びRCOL12乃至RCOL15を受取り、一方冗長マルチプレクサブロック38bは冗長列選択信号RCOL4 乃至RCOL11を受取る。冗長マルチプレクサ39の各々は、その受取った冗長列選択信号RCOLのうちのどの一つ(又はそれ以上のもの)がそれと関連する入力/出力端子DQに対応するかを決定するヒューズを有しており、且つその関連する冗長検知/書込み回路23の出力をその出力線RSEL上の信号によりそれと関連する入力/出力端子DQ用のドライバへ供給し、更に、各冗長マルチプレクサ39は、更に、その中において開放状態とされたヒューズに従って、差動入力データ線DT,DCをそれと関連する冗長検知/書込み回路23へ結合させる。
【0026】
一例として、冗長マルチプレクサ39a0 は冗長検知/書込み回路231 及び入力/出力端子DQ0 と関連している。冗長マルチプレクサは冗長列選択ブロック34aにおける冗長列デコーダ360 乃至363 から冗長列選択信号RCOL0 乃至RCOL3 を受取り、且つ冗長列選択ブロック34b内の冗長列デコーダ3612乃至3615から冗長列選択信号RCOL12乃至RCOL15を受取る。更に詳細に後述する如く、冗長マルチプレクサ39a0 内のヒューズは、冗長マルチプレクサ39a0 内のヒューズパターンと一致する冗長列選択信号RCOLn のうちの一つを受取ると、ラインRSEL10 上に活性信号を発生する冗長列選択信号RCOL0 乃至RCOL3 及びRCOL12乃至RCOL15のうちの一つ(又はそれ以上のもの)を選択する。このことは、入力/出力回路20をして入力/出力端子DQ0 を冗長検知/書込み回路231 へ結合させ、従って、適宜の冗長列デコーダ36n により選択される一致する冗長列35n へ結合させるものであって、データバス22へ結合させ従って主アレイブロック10内の選択されたメモリセルへ結合させるものではない。
【0027】
本発明のこの実施例においては、冗長マルチプレクサ39は、更に、その内部のヒューズの状態及びラインRCOL上の冗長列選択信号に応答して、適宜の入力/出力端子DQからの入力データを相補線RD0 ,RD1 のそれぞれの上の検知/書込み回路230 ,231 へ供給する。
【0028】
次に、図3を参照して、本発明の好適実施例として構成した冗長列35の構成及び動作の一例について説明する。図3に示した冗長列350 ,351 は、本願出願人に譲渡されている1990年12月14日付で出願した米国特許出願第627,403号に記載されているものと同様の構成である。図3に示した如く、冗長列350 ,351 はSRAMに対する従来の態様で構成されており、主アレイブロック10(及び、勿論、冗長列35の他のもの)における列は同様に構成されている。冗長列350 は、この実施例においては、256個のメモリセル40を有しており、その各々は、パスゲート31により差動ビット線RBLT0 及びRBLC0 (それぞれ、真及び補元)へ接続可能であり、256個のメモリセル40の各々に対するパスゲート31は関連する局所的なローカル行線RLにより制御され、従って256個のローカルな行線RLのうちの一つをイネーブルさせること即ち動作可能状態とさせることは、冗長列350 内の一つのみのメモリセル40に対するパスゲート31をビット線RBLT0 及びRBLC0 へ接続させる。ローカルな行線RLは図3に示した冗長列350 ,351 に対して共通であり、且つ冗長列アレイブロック30a内の全ての冗長列35に対して共通的なものである。
【0029】
冗長列350 内のビット線RBLT0 及びRBLC0 は、各々、Pチャンネルトランジスタ49のドレインへ接続しており、トランジスタ49のソースはプレチャージ電圧へ接続されており、尚この場合にはプレチャージ電圧はVccであり、且つトランジスタ49のゲートはラインRCOLC0 により制御され、それは、以下に説明する如く、冗長列350 と関連する冗長列デコーダ360 により発生される。トランジスタ49は、冗長列350 が選択されない場合に発生するラインRCOLC0 が低論理レベルにある場合に、ビット線RBLT0 及びRBLC0 をプレチャージする。Pチャンネル平衡化トランジスタ44は、そのソース−ドレイン経路をビット線RBLT0 とRBLC0 との間に接続しており、そのゲートをラインRCOLC0 へ接続しており、従って、ラインRCOLC0 が低状態にある間(即ち、トランジスタ49を介してのプレチャージ期間中)、ビット線RBLT0 及びRBLC0 は同一の電圧(この場合にはVcc)へ平衡化される。逆に、冗長列350 が選択されるべき場合には、ラインRCOLC0 が低状態へ移行することにより表わされ、プレチャージトランジスタ49及び平衡化トランジスタ44はターンオフし、選択されたメモリセル40がパスゲート31を介して差動信号をビット線RBLT0 ,RBLC0 上へ供給することを可能とする。
【0030】
ビット線RBLT0 及びRBLC0 は、それぞれ、パスゲート46T,46Cへ接続しており、それは、ビット線RBLT0 及びRBLC0 の冗長データバス21への結合を制御し、従ってそれと関連する冗長検知/書込み回路231 への結合を制御する。パスゲート46T,46Cの各々は、並列接続されたNチャンネル及びPチャンネルトランジスタを有しており、NチャンネルトランジスタのゲートはラインRCOLT0 により制御され且つPチャンネルトランジスタのゲートはラインRCOLC0 により制御される。冗長列350 が選択されるべき場合には、それと関連する冗長列デコーダ360 がラインRCOLT0 を高状態へ駆動し且つラインRCOLC0 を低状態へ駆動する。従って、パスゲート46T,46Cは、ビット線RBLT0 ,RBLC0 をそれぞれ冗長データバス線21T,21Cへ接続させ、選択したメモリセル40を、この場合には、それらの間でデータを通信するために、冗長検知/書込み回路231 と通信状態とさせる。この実施例においては、メモリ1へ供給される列アドレスが冗長列350 により置換されるべき列のアドレスと一致しない場合には、それと関連する冗長列デコーダ360 がラインRCOLC0 を高状態へ駆動し且つラインRCOLT0 を低状態へ駆動する。ラインRCOLC0 が高状態となることに応答して、ビット線RBLT0 は冗長データバス21へ接続されることはなく、且つプレチャージトランジスタ49及び平衡化トランジスタ44はターンオンされる。
【0031】
次に、図4を参照して、読取り経路と書込み経路の両方を具備する冗長検知/書込み回路23の一例の構成について説明する。冗長検知/書込み回路23のこの実施例の構成及び動作に関してのさらなる詳細は上述した米国特許出願第627,403号に記載されている。勿論、図4に示したものの代わりにその他の従来のセンスアンプ及び書込みドライバ構成のものを使用することが可能であり、冗長検知/書込み回路23のこの実施例はここにおいては単に例示的なものとして示すものに過ぎないことを理解すべきである。
【0032】
差動冗長データバス線21T,21Cは、各々、Pチャンネルプレチャージトランジスタ42のドレインへ接続しており、トランジスタ42のソースは、両方とも、この場合にはVccである冗長データバス線21T,21C用のプレチャージ電圧へ接続されている。冗長データバス線21T,21Cは、更に、Pチャンネル平衡化トランジスタ41により互いに接続されている。トランジスタ41及び42のゲートはラインIOEQ_へ接続しており、それはATD回路25により検知されるアドレス遷移に応答して、又はそれに応答して平衡化が所望されるサイクル期間中のその他のイベントに応答して、タイミング・制御回路29により発生される。
【0033】
冗長検知/書込み回路231 の読取り側に関しては、冗長データバス線21T,21Cは、各々、Pチャンネルパストランジスタ43へ接続しており、該トランジスタのゲートはラインISO上の分離信号により制御される。従って、冗長データバス線21T,21Cは、ラインISOが高論理レベルにあることにより読取り回路から分離され、且つラインISOが低論理レベルにあることによりそれへ接続させることが可能である。冗長データバス線21T,21Cからのパストランジスタ43の両側における相補線は、図4においては、それぞれ、検知ノードRSNT及びRSNCとして示されている。図1及び2に示した如く、検知ノードRSNT,RSNCは冗長センスアンプ230 ,231 の各々から入力/出力回路20へ通信される。
【0034】
検知ノードRSNT及びRSNCは、更に、好適には、サイクルの適宜の部分においてプレチャージされ且つ平衡化される。なぜならば、冗長検知/書込み回路231 内のセンスアンプ48は、以下に説明する如く、動的態様で動作するからである。Pチャンネルプレチャージトランジスタ46の各々は、それらのソース−ドレイン経路をVccと検知ノードRSNT及びRSNCのそれぞれの間に接続している。平衡化トランジスタ45はPチャンネルトランジスタであり、そのソース−ドレイン経路を検知ノードRSNTとRSNCとの間に接続している。トランジスタ45及び46のゲートはラインRSAEQ_により制御され、それは、低論理レベルにある場合に、ビット線RBLT,RBLC及び冗長データバス線21T,21Cに関して上述したのと同様の態様で、検知ノードRSNT及びRSNCをプレチャージし且つ平衡化させる。
【0035】
センスアンプ48は従来のCMOSラッチであり、それはその中に設けられた交差結合されたインバータから構成されており、該交差結合されたラッチの入力端及び出力端は従来の態様で検知ノードRSNT及びRSNCへ接続されている。Nチャンネルプルダウントランジスタ47は、そのソース−ドレイン経路をセンスアンプ48内のNチャンネルトランジスタのソースと接地との間に接続しており、且つそのゲートはラインRSCLK1 により制御される。
【0036】
プルダウントランジスタ47は、センスアンプ48の動的制御を与え、従ってセンスノードRSNT及びRSNCの検知動作は動的態様で実施される。ダイナミックRAMにおいて公知の如く、この構成においての動的検知動作は、パストランジスタ43が検知ノードRSNT及びRSNCをそれぞれ入力/出力線21T及び21Cへ接続する時にトランジスタ47が初期的にオフの状態で制御され、このサイクルの部分の期間中に、センスアンプ48は検知ノードRSNTとRSNCとの間に小さな差電圧が提供される。この小さな差電圧を発生した後に、ラインRSCLK1 が高状態へ駆動され、従ってセンスアンプ48内のプルダウントランジスタのソースは接地へプルされる。このことは、センスアンプ48をしてセンスノードRSNT及びRSNC上に大きな差信号を発生させ、且つ検知ノードRSNT及びRSNCの検知された状態をラッチする。
【0037】
以下に更に詳細に説明する如く、本発明のこの実施例において、制御信号RSCLK1 が制御され、従って両方の冗長検知/書込み回路23がイネーブルされてアドレス値に関係なく各サイクルの開始時に検知を行なうことが望ましい。メモリ1により受取られ且つデコードされたアドレスがそれと関連する冗長列35の一つにより置換されるべき列の何れとも対応しない場合には、制御信号ISO,RSAEQ_,RSCLK1 は、好適には、冗長検知/書込み回路23をディスエーブルさせるべく制御される。この様に、冗長検知/書込み回路23のイネーブル動作はアドレスに依存するものではないので、冗長列35内のメモリセル40に対するアクセス時間は、冗長列デコーダ36の付加的なデコード動作により主アレイブロック10内のメモリセルへのアクセスと比較して遅滞化されることはない。ディスエーブル即ち動作不能状態とされると(即ち、ラインISOを高状態に維持し且つラインRSAEQ_及びRSCLK1 を低状態へ維持することにより)、検知/書込み回路23内の検知ノードRSNT及びRSNCは平衡化され且つVccへプレチャージされたままとなる。
【0038】
冗長検知/書込み回路231 内の書込み回路54は、図1及び2に関して上述した如く、冗長マルチプレクサ30a,30bからラインRDT,RDC上の入力データを受取り、且つ、更に、タイミング・制御回路29からの書込み制御信号WRSELを受取る。上述した如く、書込み動作期間中、ラインISOは高状態へ駆動され、従ってトランジスタ43はオフであり、従って冗長データバス線21上に供給される入力データはセンスアンプ48により検知されることはない。書込み回路54は、ラインWRSELによりイネーブルされる場合に、ラインRDT,RDC上の差動データに対応して冗長データバス線21T,21C上の差動信号を提供するために従来の書込みドライバを有している。上述した米国特許出願第627,403号はこの様な書込み回路の好適な実施例について記載している。
【0039】
次に、図5を参照して、冗長列デコーダ36のうちの一つの構成について詳細に説明する。冗長列デコーダ360 が図5に示されており且つ一例として以下に説明するが、冗長列デコーダ361 乃至3615は、勿論、同様に構成されているものである。上述した如く、冗長列デコーダ36の各々は、ヒューズを有しており、それにより、冗長がそれと関連する冗長列35に対してイネーブルされ、且つそれにより、その際に置換されるべき主列の列アドレスが特定される。本発明のこの実施例においては、該ヒューズは、好適には、例えばポリシリコンヒューズなどの従来のヒューズであり、且つ、好適には、レーザ、電気的なオーバーストレス又はその他の従来の技術により開放状態とさせるものであることが望ましい。勿論、その他のタイプのヒューズ、及びアンチヒューズ及びその他の永久的にプログラム即ち書込み可能な選択技術をこの様なヒューズに対する別の実施形態として使用することが可能である。
【0040】
本発明の好適実施例によれば、冗長列デコーダ360 はブロック選択部500 及び列選択部520 を有している。列選択部520 は、ラインCAT,CACを介して、真及び補元信号を受取り、それらは、この実施例においては、アドレスバッファ28により受取られるアドレスの4個の最小桁列アドレスビットに対応している。そのうちの3個の最大桁列アドレスビットCA4 乃至CA6 は、バッファした後に、8個の主アレイブロック100 乃至107 のうちの一つを選択するために使用されるのと同様の態様で、列プレデコーダ56(例えば、列デコーダ26a,26b内に位置されている)によりデコードされる。この特定の冗長列デコーダ360 の例は3個の最大桁列アドレスビットに対しプレデコードされた信号を使用して列アドレスをデコードするものであるが、勿論、本発明の技術的範囲を逸脱することなしにその他の変形例を使用することも可能である。しかしながら、最良の効率を得るためには、冗長列デコード動作が主アレイブロック10内の列をデコードする場合に使用されるものと一致するものであることが望ましい。この実施例においては、各主アレイブロック10が128個の列(それらのうちの8個は各列アドレス値によりアクセスされる)を有しているので、各主アレイブロック10内には16個の列アドレスが位置されている。従って、冗長列デコーダ36の各々は、更に、1対16列選択部分52を有するものであり、従ってバスBLK内のブロック選択線を直接的に使用可能であることが望ましい。
【0041】
本発明のこの実施例においては、列プレデコーダ56からの出力は6個のブロック選択線BZ0乃至BZ5を有しており、それらはバスBLKを介してブロック選択部500 へ供給される。8個のブロックのうちの一つの選択は、ブロック線BZ4又はBZ5の何れかが高状態で四つのブロック選択線BZ0乃至BZ3のうちの一つが高状態である組合わせにより行なわれる。これら8個のブロックは以下の表1の真理値表に従って選択される。
【0042】
Figure 0003773961
この様なデコード動作は、当業者により容易に拡張することが可能である。例えば、付加的な列アドレスビットをプレデコードすることによりアレイ半分毎に16個のブロックを補足することが可能であり、その結果二つの付加的な線BZ6,BZ7が得られ、従って16個のブロックのうちの一つは、ラインBZ4乃至BZ7のうちの一つが高状態でありラインBZ0乃至BZ3のうちの一つが高状態である組合わせにより選択される。勿論、当業者にとって明らかなその他の従来のプレデコード技術を使用することも可能である。
【0043】
図5に示したブロック選択部500 は、それと関連する冗長列350 を主アレイブロック10内の列と置換させるべきイベントにおいてその動作をイネーブルさせ且つそうでない場合にはその動作をディスエーブルさせるイネーブル回路55を有している。イネーブル回路55bは、VccとNチャンネルトランジスタ52のドレインとの間に接続したヒューズ51を有しており、トランジスタ52のソースは接地へ接続している。トランジスタ52のドレインはインバータ53の入力端へ接続しており、該インバータはその出力端においてラインRENTを駆動する。インバータ53の出力端は、更に、トランジスタ52のゲートへ接続すると共にインバータ57の入力端へ接続しており、尚インバータ57はその出力端においてラインRENCを駆動する。従って、ヒューズ51が不変のままである場合(即ち、冗長がイネーブルされない場合)、Vccがインバータ53の入力端へ供給され、該インバータはその出力端においてラインRENT上に低論理レベルを供給し、トランジスタ52をオフ状態に維持し、ラインRENCはインバータ57により高状態へ駆動される。ヒューズ51が開放状態とされると(即ち、冗長がイネーブルされる場合)、トランジスタ52は究極的にターンオンする。なぜならば、インバータ53への入力がトランジスタ52を介しての接合リークにより接地へリークするからである。次いで、ラインRENTにおいて高論理レベルが表われ、トランジスタ52をオン状態に維持し且つインバータ53の入力端を接地状態に維持し、且つラインRENCを介してインバータ57の出力端において低論理レベルを駆動する。
【0044】
イネーブル回路55bからのラインRENT、RENCは、ブロック選択部500 内の複数個のパスゲート61へ接続しており、パスゲート61の各々は並列なNチャンネル及びPチャンネルトランジスタを有している。Nチャンネルトランジスタの各々のゲートはラインRENTを受取り且つPチャンネルトランジスタの各々のゲートはラインRENCを受取る。パスゲート61の各々は、一方の側において、列プレデコーダ56からのラインBLKのブロック線のうちの一つを受取り、且つその他方の側においてヒューズ62へ接続している。ブロック選択線BZ0乃至BZ3と関連する4個のヒューズ62はノードMLにおいて共通接続されており、該ノードはNANDゲート74の第一入力端へ接続している。プルダウンNチャンネルトランジスタ66は、そのソース/ドレイン経路をノードMLと接地との間に接続しており、且つそのゲートはラインRENCにより制御され、従ってトランジスタ66は、冗長がイネーブルされない場合にはオンであり、且つ従ってトランジスタ66は、冗長がイネーブルされる場合にはオフである。ブロック選択線BZ4,BZ5と関連する2個のヒューズ62はノードMHにおいて共通接続されており且つNANDゲート74の第二入力端へ接続しており、Nチャンネルトランジスタ68は、同様に、ノードMHと接地との間に接続しており、そのゲートはトランジスタ66におけるのと同一の態様でラインRENCにより制御される。
【0045】
NANDゲート74の出力端は、それぞれ、2個及び3個のインバータ75を介して、ラインRCOLC0 ,RCOLT0 上に信号を供給し、それらは上述した如くに冗長列350 へ送給される。従って、本発明のこの実施例においては、冗長列350 は、NANDゲート74の出力が低状態である場合にのみ選択され、そのことは、それに対する全ての3個の入力(即ち、ノードMH,ML,RDSEL)が高状態である場合にのみ発生する。
【0046】
ラインRDSEL上のNANDゲート74の第三入力は列選択部520 内のNORゲート72により発生される。NORゲート72はNANDゲート70からラインNDOUTを介して入力を受取り、更に、行デコーダ24aからラインLSELCを介して入力を受取り(冗長列デコーダ360 と関連するアレイ半分内における一つの行が選択されていることを低論理レベルで表わしている)、且つラインCECを介して入力を受取る(それが低論理レベルにあることによりメモリ1がイネーブルされていることを表わす)。
【0047】
列選択部520 は、同様に、イネーブル回路55cを有しており、それはイネーブル回路55bと同様に構成されると共に動作し、即ち上述した如くにラインRENT,RENC上に信号を発生する。列選択部520 は、バスCOL(図1及び2参照)から8本のラインを受取り、該バスを介して四つの最小桁列アドレスビットCA0 乃至CA4 の各々に対する真及び補元信号が送給される。バスCOLからのラインの各々はパスゲート61の一方の側へ接続され、且つヒューズ62へ接続され、パスゲート61は上述したブロック選択部500 内におけるのと同様の態様で、ラインRENT,RENCへ接続されると共にそれらにより制御される。
【0048】
列選択部520 において、同一のアドレスビットに対する真及び補元線CAT,CACと関連する一対のヒューズ62は共通接続され且つNANDゲート70の入力端へ接続されている。例えば、真及び補元列アドレス線CAT3 ,CAC3 は、それぞれ、パスゲート61及びヒューズ62を介して、共通ノードM3へ及びNANDゲート70の入力端へ接続している。Nチャンネルプルダウントランジスタ643 は、そのソース/ドレイン経路をノードM3と接地との間に接続しており、且つそのゲートをラインRENCへ接続しており、従って、冗長がイネーブルされない場合には、トランジスタ643 はターンオンされ、且つ冗長がイネーブルされる場合にはトランジスタ643 がターンオフされる。ノードM0乃至M2は、更に、NANDゲート70へ入力を供給し、且つ、各々は、それらの真及び補元列アドレス信号にそれぞれ関連する一対のヒューズ62へ接続している。以下の説明から明らかになる如く、冗長列350 の選択は、ノードM0乃至M3の3個の全てが高状態であることを必要とし、従って、NANDゲート70の出力が低状態である場合に、NORゲート72の出力端を高状態へイネーブルさせ、NANDゲート74の出力端を低状態へイネーブルさせる。
【0049】
本発明のこの実施例に基づく冗長列デコーダ360 の動作について詳細に説明する。最初に注意すべきことであるが、冗長列35のうちの一つを使用することは、全ての冗長列35の使用を必要とするものではない。なぜならば、列デコーダ36は、その中のイネーブル回路55b,55cにより個別的にイネーブルされるからである。この実施例において、冗長列350 が主列を置換させるべきでない場合には、イネーブル回路55b,55c内のヒューズ51は、両方とも、不変のままである。上述した如く、このことは、イネーブル回路55b,55cの各々の出力端においてラインRENTを強制的に低状態とさせ、全てのパスゲート61をオフ状態に維持する。トランジスタ640 乃至643 ,66,68は、全て、オン状態に維持され、NANDゲート70,74の両方の出力端を高状態とさせる。NANDゲート74の出力端における高レベルは、ラインRCOLC0 を介して高レベルとして且つラインRCOLT0 を介して低レベルとして冗長列350 へ送給され、その中のパスゲート46T,46Cをターンオフし(図3参照)、且つ冗長列350 を分離してアクセスされないようにする。
【0050】
冗長列350 が主アレイブロック10のうちの一つにおける主列を置換させるべきである場合には、冗長列デコーダ36内の選択されたヒューズが、例えば、レーザビームにより開放状態とされる。置換されるべきアドレスに拘らずに、両方のイネーブル回路55b,55cにおけるヒューズ51が開放状態とされ、各々においてラインRENTを高状態とさせ且つラインRENCを低状態とさせ、全てのパスゲート61をターンオンし且つ全てのトランジスタ640 乃至643 ,66,68をターンオフさせる。列選択部520 及びブロック選択部520 がイネーブルされて、入力される列アドレス値をヒューズ62を焼切することにより特定される値と比較する。
【0051】
置換されるべき列のアドレスが、置換されるべき列のアドレスの4個の最小桁ビットに対応することのないヒューズ62を焼切することにより列選択部520 内にプログラム即ち格納される。例えば、置換されるべき列のアドレスの4個の最小桁ビットが0110(それぞれ、アドレスCA3 ,CA2 ,CA1 ,CA0 )である場合には、ラインCAT3 ,CAC2 ,CAC1 ,CAT0 と関連するヒューズ62が開放状態とされる。この列アドレスの4個の最小桁ビットが0110である場合にのみ、全てのノードM0乃至M3が高状態であり、且つNANDゲート70の出力が低状態である。上述した如く、NANDゲート70の出力は、冗長列350 が選択されるためには低状態でなければならない。その他の何れの4ビットの値は、ノードM0乃至M3のうちの少なくとも一つを低状態とさせ、NANDゲート70の出力を高状態とさせ、冗長列350 の選択を阻止する。
【0052】
ブロックデコード部500 は、イネーブル回路55b内のヒューズ51を開放させることにより且つ冗長列350 により置換されるべき列の所望のブロック選択コードに対応することのないヒューズを開放状態とさせることにより同様にプログラムされる。例えば、置換されるべき列が主アレイブロック103 であり011000のブロック選択コードに対応する場合(表1参照)、ブロック選択線BZ5,BZ2,BZ1,BZ0に対応するヒューズ62が開放状態とされる。その結果、ノードMH及びMLは両方とも高状態であり、その列アドレスが主アレイブロック103 に対応する場合にのみ冗長列350 の選択を可能とし、その場合に、ラインBZ3及びBZ4は両方とも高レベルにある。
【0053】
メモリ1により受取られた列アドレスが冗長列デコーダ360 内のヒューズ62によりプログラムされているブロック及び列アドレスに対応し、且つメモリ1により受取られた行アドレスが冗長列350 により貢献されるアレイの半分と関連するもののうちの一つ(NORゲート72へ供給されるラインLSELCが低状態)である場合には、NANDゲート74への全ての入力は高論理レベルにある。従って、NANDゲート74は、ラインRCOLT0 上に高論理レベルを供給し且つラインRCOLC0 上に低論理レベルを供給し、冗長列350 に対するパスゲート46T,46Cをターンオンし、且つ受取った行アドレスに対応してその中のメモリセル40へのアクセスを可能とする。
【0054】
従って、冗長列デコーダ360 内のヒューズ51,62のプログラミングは、それと関連する冗長列350 により置換されるべき列を決定する。冗長列デコーダ36の各々が同様に構成されているので、このメモリ1の実施例においては、メモリ1の各メモリ半分における最大で8個の冗長列35が、置換されるべき列が位置されている主アレイブロック10に拘らず、一つの列を置換させるためにプログラムすることが可能である。その結果、本発明により提供される列冗長性アーキテクチャは、列の置換における柔軟性を与え、従って比較的少ない数の列に対して高いレベルの修復可能性を提供している。
【0055】
冗長列デコーダ36のこの構成は、特に、行及び列の両方にとって、従来の冗長デコーダと比較して有益的なものである。従来の冗長デコーダは、デコーダ内の真及び補元アドレス対の各々に対して、上述した如きイネーブル回路55などのインバータ回路を有しており、且つ、例えば回路55などのイネーブル回路を有しており、この様な従来のデコーダにおいては、例えばNANDなどの論理ゲートが真/補元アドレス線の各々から、且つイネーブル回路自身から入力を受取っていた。これと対照的に、パスゲート61は、イネーブル回路55により制御され、従って出力論理ゲート(即ち、NAND70,74)の入力端は、イネーブル回路へ接続することは必要ではない。このことは、内部NANDスタック即ち積層体から直列装置のうちの一つを取除いており、従ってスイッチング速度を改善している。
【0056】
更に、本発明のこの実施例に基づく冗長列デコーダ36は、真及び補元アドレス線に対して減少され且つよりバランスされた負荷を提供する。例えば、冗長がイネーブルされない場合には、全てのパスゲート61はターンオフされ、真及び補元アドレス線は、負荷として、ターンオフされたトランジスタの接合容量を有するものに過ぎず、従来のデコーダにおいては、真/補元アドレス線対の一つは、接合容量のみならず、パスゲートの導通状態にあるゲート容量+下流側の論理ゲートのゲート容量が関与し、従ってその負荷は、その相補的な対となる線より一層大きく且つアンバランスしたものとなる。従って、メモリ1の性能は、本明細書に記載した冗長デコーダにより改善され、特にその修復されていない状態において改良されている。
【0057】
冗長列デコーダ36は、更に、従来の冗長デコーダよりも少ない数のトランジスタで実現することが可能である。この様な構成はより多くのヒューズの犠牲において達成されるが、本発明に基づく冗長列デコーダ36に対して必要とされるレイアウト面積は、ほとんどの適用における従来のデコーダのものから減少されたものである。更に、本発明のこの実施例に基づく場合にはより多くのヒューズが必要であるが、各場合において焼切されるヒューズの最悪の場合の数は同じであり、従って、本発明によりテスト時間のペナルティが課されることはない。
【0058】
勿論、冗長行が設けられる場合に、本発明に基づいて冗長列デコーダ36として冗長行デコーダを同様に構成することが可能である。更に、上述した説明から明らかな如く、本発明のこの実施例に基づく冗長デコーダ技術は、真/補元アドレスライン対と共に、且つプレデコードした選択線と共に(ブロック選択部500 の場合における如く)使用することが可能である。
【0059】
上述した如く、二つの検知/書込み回路23が、任意のアクセスにおいて冗長列35に対して使用可能である(各アレイ半分における四つの冗長列35は検知/書込み回路23の各々に割当てられている)。このことは、同一のアレイ半分における二つの冗長列デコーダ36を同一の列アドレスでプログラム即ち書込むことを可能としており、その場合に同一のアクセスで冗長列35のうちの二つをアクセスすることを可能とする。なぜならば、本発明は、各プログラムした冗長列デコーダに対し、冗長検知/書込み回路23の各々が割当てられるべきどの入力/出力端子DQの選択を可能とするからである。このことは、冗長マルチプレクサ39により達成され、その一例を図6に示してある。
【0060】
図6における冗長マルチプレクサ39a0 は、図1及び2の冗長マルチプレクサブロック38a内の冗長マルチプレクサ39aのうちの一つである。従って、冗長マルチプレクサ39a0 は冗長検知/書込み回路231 と関連しており且つ冗長検知/書込み回路230 とは関連しておらず、且つ冗長検知/書込み回路231 により検知されるか又はそれに対して書込みが行なわれる冗長列35と関連している。従って、図6の冗長マルチプレクサ39a0 は、入力として、冗長列選択ブロック34a内の冗長列デコーダ360 乃至363 から冗長列選択線RCOLT0 乃至RCOLT3 を受取り、且つ、更に、冗長列選択ブロック34b内の冗長列デコーダ3612乃至3615から冗長列選択線RCOLT12乃至RCOLT15を受取る。
【0061】
冗長列選択線RCOLTの各々は関連するNチャンネルトランジスタ79のゲートにおいて受取られ、該トランジスタは、そのドレインを関連するヒューズ78へ接続しており且つそのソースを接地へ接続している。前述した如く、冗長列選択線RCOLTは、それの関連する冗長列35が列アドレス(及び、この例においては、行アドレスのうちの1ビット)により選択される場合に、それの関連する冗長列デコーダ36により高論理レベルへ駆動される。ヒューズ38の各々は、それの関連するトランジスタ79のドレインとノード77との間に接続されている。Pチャンネルプルアップトランジスタ76は、そのソース/ドレイン経路をノード77とVcc電源との間に接続しており、且つそのゲートを接地へバイアスしており、トランジスタ76は、好適には、比較的小型のトランジスタであり、従ってノード77がトランジスタ79のうちの一つにより低状態へプルされる場合に、それを介して過剰なDC電流が引出されることはなく、一方、それがトランジスタ79のうちの何れかにより低状態によりプルされない場合には、ノード77を高状態へプルすることが可能である。ノード77の状態は、インバータ81,83を介して、ラインRSEL10 上の信号として送給される。
【0062】
以下に更に詳細に説明する如く、ラインRSEL10 は、低論理レベルにある場合に、入力/出力端子DQ0 へ印加されるべき冗長検知/書込み回路231 からの冗長データの選択を可能とする。更に、ラインRSEL10 はパスゲート80T,80C内のPチャンネルトランジスタのゲートへ接続されており、一方インバータ81の出力端からのその補元はパスゲート80T,80C内のNチャンネルトランジスタのゲートへ接続される。従って、ノード77における低論理レベルは、入力/出力端子DQ0 からの入力データ線DT0 ,DC0 を冗長検知/書込み回路231 の書込み回路54へ接続されている冗長入力データ線RDT1 ,RDC1 へ結合させる。
【0063】
動作について説明すると、冗長列デコーダ36内のヒューズを開放状態とさせることにより冗長がイネーブルされる場合には、各選択された冗長列35が関連されるべき入力/出力端子DQの選択は、冗長マルチプレクサ39内の選択したヒューズ38を開放状態とさせることにより行なわれる。この例においては、置換されるべき主アレイ列が検知される場合に冗長がイネーブルされると、テストプログラムが使用されるべき各冗長列35と置換したアドレスに対してそれが関連する入力/出力端子DQとの間の関連性を決定せねばならない。アクセスされるべき各冗長列35に対して、そのヒューズ78は冗長列35が通信を行なうことのない入力/出力端子と関連する各冗長マルチプレクサ39内において開放状態とされ、その入力/出力端子と関連する冗長マルチプレクサ39内において、冗長列35に対するヒューズ78は不変のまま維持される。冗長マルチプレクサ39のプログラミングが完了すると、アクセスされるべき各冗長列35に対して、そのヒューズ78のうちの一つのみが不変のままとされ、即ち動作可能な入力/出力端子DQと関連する冗長マルチプレクサ39内のヒューズ78のみが不変のままに維持される。注意すべきことであるが、冗長マルチプレクサ39はそのヒューズ78のうちの1個を超えたものを不変のままとすることが可能である。なぜならば、冗長列35の複数個のもの(勿論、異なった列アドレス値に対応している)が同一の入力/出力端子DQと関連している場合があるからである。例えば、選択された場合に入力/出力端子DQ0 と通信状態となる冗長列35が352 及び3512である場合には、冗長マルチプレクサ39a0 内のヒューズ780 ,781 ,783 ,785 ,786 ,787 が全て開放状態とされ、且つヒューズ782 及び784 は不変のまま維持される。他方の冗長マルチプレクサ39a内の対応するヒューズ782 及び784 は開放状態とされる。なぜならば、冗長列352 及び3512は、端子DQ0 以外の入力/出力端子DQの何れとも通信状態となることがないからである。
【0064】
冗長列デコーダ36による列アドレスのデコード動作が完了する前に、全てのラインRCOLTは低論理レベルにある。このことは、ノード77をしてトランジスタ76を介して高レベルに残存させ、従って、冗長マルチプレクサ39a0 の出力端におけるラインRSEL10 はインバータ81,83を介して高レベルへプルされる。冗長列デコーダ36によりデコードされる列アドレスが、対応するヒューズ78が不変のまま残存する冗長列35の何れかに対応しない場合には、ノード77はトランジスタ79と不変のままのヒューズ78の組合わせを介して低状態へプルされる。しかしながら、冗長列デコーダ36によりデコードされる列アドレスが、それの対応するヒューズ78が不変のままである冗長列35のアドレスと一致する場合には、関連するトランジスタ79をターンオンすると、不変のままのヒューズ78を介してノード77を低状態へプルする。次いで、ラインRSEL10 上において低論理レベルが駆動され、読取り動作及び書込み動作の両方に対して、冗長検知/書込み回路231 を入力/出力端子DQ0 へ接続させる。
【0065】
従って、本発明のこの実施例に基づく冗長マルチプレクサ39の使用は、冗長列35の利用において著しい柔軟性を与えている。冗長列35のうちの何れか一つを、本発明に基づく比較的簡単なアルゴリズムによって、使用可能な入力/出力端子DQのうちの何れか一つへマップさせることが可能である。冗長マルチプレクサ39は、比較的少ない数のトランジスタでこの様なマッピングを与え、その場合のデータ線に与える負荷は最小であり、且つ、主メモリセルと相対的に冗長位置をアクセスする場合の性能の劣化はほとんどない。従来のマッピング回路は、本発明によるものよりも著しく多数のトランジスタを必要としており、従ってデータ線に対し比較的高い負荷を提供し、しばしば冗長セルと主メモリセルとの間において異なったアクセス時間を発生していた。
【0066】
次に、図7を参照して、入力/出力回路20内に位置されており且つ上述した如くに発生されるラインRSEL0k ,RSEL1k によって冗長マルチプレクサ39ak ,39bk の出力により制御される出力マルチプレクサ84k について詳細に説明する。図7に示した如く、出力マルチプレクサ84k は、主アレイブロック10と関連するデータドライバ15の適宜のものにおける如く、データバス22内のデータバス導体DBUSk の関連する一つへ接続されている。本発明のこの実施例においては、冗長列35のうちの一つにより置換されるべき主列は物理的にディスエーブルされるものではなく、その代わりに、出力マルチプレクサ84がデータバス導体DBUSk か又は冗長検知/書込み回路23の出力端が関連する入力/出力端子DQk と通信状態とされるかを単に選択する。
【0067】
出力マルチプレクサ84k 内にはパスゲート88が設けられており、それはNチャンネル及びPチャンネルトランジスタから形成されており、それらのソース/ドレイン経路はデータバス導体DBUSk とノード95k との間に並列接続されている。ノード95k は出力ドライバ82k へ接続しており、それは従来の態様で入力/出力端子DQk を駆動する。任意の従来の出力ドライバ回路を出力ドライバ82k として使用することが可能であるが、好適な出力ドライバは本願出願人に譲渡されており1991年12月17日付で出願された米国特許出願(代理人ドケット番号91−C−110)に記載されているものである。
【0068】
更に、ノード95k に接続してパスゲート900 ,901 が設けられており、その各々はNチャンネル及びPチャンネルトランジスタから形成されており、それらのソース/ドレイン経路はノード95k とラインRSNT0 ,RSNT1 との間に並列接続されている。上述した如く、ラインRSENTは検知されるデータ状態に応答して冗長検知/書込み回路23により提供される真データ状態線である。
【0069】
ラインRSEL0k 及びRSEL1k 上の信号は、どのパスゲート88,900 又は901 が読取り動作のために導通状態となるかを制御する。ラインRSEL0k はパスゲート900 内のPチャンネルトランジスタのゲートへ接続しており、NANDゲート86の入力端へ接続しており、且つ、インバータ910 を介して、パスゲート900 内のNチャンネルトランジスタのゲートへ接続している。同様に、ラインRSEL1k はパスゲート901 内のPチャンネルトランジスタのゲートへ接続しており、NANDゲート86の入力端へ接続しており、且つ、インバータ911 を介して、パスゲート901 内のNチャンネルトランジスタのゲートへ接続している。NANDゲートの出力端は、パスゲート88内のPチャンネルトランジスタのゲートへ結合しており、且つインバータ89を介してパスゲート88内のNチャンネルトランジスタのゲートへ結合している。
【0070】
動作について説明すると、冗長がイネーブルされない場合、又は冗長がイネーブルされるが列アドレスが入力/出力端子DQk と関連する冗長列35が選択されるアドレスと一致しない場合には、ラインRSEL0k 及びRSEL1k の両方は高論理レベルにある。パスゲート900 ,901 の両方はオフであり、且つパスゲート88はオンであり、従ってデータバス導体DBUSk はノード95k へ接続され、冗長データ線RSNTは排除される。読取り動作においては、出力ドライバ82k はその入力/出力端子DQk を、主アレイデータドライバ15の選択された一つにより駆動される場合に、データバス導体DBUSk のものに対応するデータ状態へ駆動する。
【0071】
しかしながら、冗長がイネーブルされる場合、及びメモリ1により受取られる列アドレスが入力/出力端子DQk と関連すべき冗長列35のうちの一つと対応する場合には、適宜の冗長マルチプレクサ39ak ,39bk がそれの対応するラインRSEL0k 又はRSEL1k を低論理レベルへ駆動する。このことは、NANDゲート86の出力端を高論理レベルへ移行させ、パスゲート88をターンオフさせ且つノード95k をデータバス導体DBUSk から分離させ、従って置換されるべき主列と関連するデータドライバ15によりその上に駆動されるデータ状態は無視される。低状態へ駆動されるラインRSELk のうちの一つと関連するパスゲート90のうちの一つがターンオンされ、従って関連する冗長検知/書込み回路23からのデータ線RSENTはノード95k へ接続される。従って、出力ドライバ82k は、故障した主列を置換した冗長列35内の選択されたメモリセル40に対応する論理レベルを提供する。
【0072】
上述した如く、選択した冗長検知/書込み回路23に対する冗長入力データ線RDのカップリング即ち結合は、冗長マルチプレクサ39内において行なわれる。置換した列内のメモリセルへのデータ状態の書込みは関係がないので、置換された列が出力マルチプレクサ84の動作により無視される場合に、主入力データバスからの切断が必要とされることはない。本発明のこの実施例に基づいてメモリ1を実現するために必要とされるチップ面積は比較的効率的なものである。なぜならば、列切断ヒューズが必要とされることがないからである。
【0073】
出力マルチプレクサ84のうちの一つがメモリ1内の入力/出力端子の各々と関連しており、従って、この実施例においては、この様な8個の出力マルチプレクサが設けられている。勿論、差動データバスが設けられる場合には、出力マルチプレクサ84の各々は、必然的に、二重化されねばならず、従って主データ及び冗長データの多重化が出力ドライバ82の差動入力に対して行なわれる。出力マルチプレクサを使用することが可能なデータバス導体技術の別の例は、本願出願人に譲渡されている1991年12月17日付で出願された米国特許出願(代理人ドケット番号91−C−111)に記載されている。勿論、その他の従来のデータ通信技術を本発明に関連して使用することも可能である。
【0074】
次に、図8を参照して、冗長検知/書込み回路231 の動作を制御するための冗長制御回路921 の構成及び動作について説明する。勿論、冗長検知/書込み回路230 を制御するためにメモリ1内に同様に構成された冗長制御回路920 が設けられている。冗長制御回路92は、冗長列アクセスを実施するためにメモリ1内のあるタイミング信号の動作を制御し、特に、冗長検知クロックRSCLK(図4参照)により冗長検知/書込み回路23内のセンスアンプ48のタイミングを制御する。
【0075】
従来のメモリ内に冗長要素、特に冗長列を組込むことは、通常、メモリに対するアクセス時間をより遅いものとさせる。このことは、従来の構成においては、受取ったアドレスが冗長要素をイネーブルさせるべきアドレスと一致するか否かを決定するために付加的なレベルのデコード動作が与えられることに起因するものである。特定されるアクセス時間は最悪の場合のアクセスに依存するものであり、且つ冗長要素のアクセスは主要素のものから遅延されるものであるから、冗長要素に対する付加的なデコード動作のために必要とされる時間遅延は、特定された装置性能に直接的に影響を与える。
【0076】
しかしながら、本発明のこの実施例においては、冗長列35への読取りアクセスに対して必要とされる付加的な遅延は、制御回路92による冗長検知/書込み回路23の制御により最小とされているか又は除去されている。例えば、制御回路921 は、その入力端において冗長列選択線RCOLC0 乃至RCOLC3 を受取るNANDゲート94a及びその入力端において冗長列選択線RCOLC12乃至RCOLC15を受取るNANDゲート94bを有しており、上述した如く、冗長列選択線RCOLC0 乃至RCOLC3 及びRCOLC12乃至RCOLC15は、低状態である場合に、それらの冗長列35の選択を表わし、その各々は冗長検知/書込み回路231 と関連している。NANDゲート94a,94bの出力は、制御線CRDにおける如く、ORゲート96の入力端において受取られる。ANDゲート98の一つの入力端はラインRDBLKを介してORゲート96の出力を受取り、且つANDゲート98の他方の入力端はATD回路25からのラインATDCを受取り、ラインATDCは、低論理レベルパルスによりアドレス遷移を表わす。ANDゲート98の出力はラインRSCLK1 を駆動し、それは、冗長検知/書込み回路231 内のセンスアンプ48によるデータの検知を制御するクロックである。
【0077】
ATD回路25からのラインATDは、更に、NORゲート97の一つの入力端により受取られ、且つ遅延ゲート93により受取られ、遅延ゲート93の出力端はNORゲート97の他方の入力端へ結合されている。NORゲート97の出力端はNORゲート99の一方の入力端へ結合されており、それはその他方の入力端においてラインCECを受取り、ラインCECは、低論理レベルにおいてメモリ1がイネーブルされていることを表わす。NORゲート99の出力端はラインCRDを駆動し、そうであるから、ORゲート96の入力端へ結合されている。
【0078】
注意すべきことであるが、ラインATD,ATDCは、メモリ1のアドレス端子においてのみならず、例えばチップイネーブル、読取り/書込み選択、出力イネーブル、及びその他の同様の信号を受取るような制御端子においての遷移の検知を表わすことが可能である。更に、特に、メモリ1のチップ寸法が大きい場合には、複数個のATD回路25をチップの種々の領域(例えば、上部及び下部)に対して使用することが望ましい場合があり、その場合には必要に応じて遅延を挿入し、従って例えば制御回路92により受取られるような各々のタイミングを他のものと一貫性のあるものとする。複数個のATD回路を使用する場合には、ラインATD,ATDCはその出力の論理的OR(又は、場合によりNOR)として発生される。
【0079】
制御回路92の動作、及び本実施例に基づくメモリ1の動作について、大略、図9を参照して説明するが、その場合に、冗長列352 がプログラムされているアドレスに対応する列アドレスを有するメモリセルに対しての読取り動作の例について説明する。例えば冗長列35に対しての書込み動作及びその他の従来のタイプのメモリアクセスなどのその他のサイクルを実施する場合のメモリ1の動作は上述した説明、特に、図9に示した例示的な動作に関連して行なった説明を参照した場合には当業者にとって自明なものである。尚、メモリ1の動作に関しての以下の説明は前述した図1乃至8の全ての図面を参照して行なう。
【0080】
動作に関しては、この例のメモリサイクルはメモリ1のアドレス端子において受取られる新たなアドレスと共に開始する(図9のラインADDR上に示してある)。アドレス端子Aの一つ又はそれ以上においての遷移の検知に応答して、ATD回路25はラインATD上に高レベルパルスを発生し且つラインATDC上に低レベルパルスを発生する。ラインATDC上の低論理レベルは、更に、ANDゲート98の出力端におけるラインRSCLK1 を低論理レベルのままとさせる(尚、前のサイクルは冗長検知/書込み回路231 により作用される冗長列35へのアクセスではなかったものと仮定する。一方、そうであった場合には、ラインRSCLK1 はこの時点において低状態へ駆動される)。
【0081】
ラインATD上の高論理レベルに応答して、NORゲート97の出力端は低状態へ駆動され、且つ、メモリ1がイネーブルされると仮定すると(即ち、ラインCECが低状態)、NORゲート99はラインCRD上に高論理レベルを発生する。このことは、ORゲート96をして、ANDゲート98へ提供される如く、ラインRDBLKを高状態へ駆動し、且つ遅延ゲート93の遅延時間(図9におけるt93)がATDパルスの終了後に経過するまで、ラインRDBLKを高状態に維持する。
【0082】
しかしながら、ラインCRDが高状態へ移行する時に、冗長列デコーダ36を介してのデコードされた列アドレス信号の伝搬はいまだ完了していない(特に、選択された列アドレスに基づいて信号RDBLKはいまだにアサート即ち活性状態とされていない。)。ラインCRDがその期間中にラインRDBLKを高状態とさせるので、ラインATDC上に表わされるATDパルスの終了は、ラインRSCLK1 を高状態へ駆動することにより冗長検知/書込み回路231 内のセンスアンプ48の動作を開始させ、冗長検知/書込み回路230 はこの時にその制御回路920 により同様にイネーブルされる。特に冗長列デコーダ36におけるデコード遅延と、NAND94a,94b及びOR96により行なわれる加算動作の組合わせのために、本発明のこの実施例に基づいてラインRDBLKを強制的に高状態とすることにより、一致する列アドレス値にのみ基づいてラインRDBLK上に信号を発生する十分前に両方の冗長センスアンプ48がターンオンすることを確保している。その他の制御信号も同様に発生され、例えば、冗長検知/書込み回路23においての平衡化を制御するための制御信号も発生される。このラインRDBLKを早期に高状態へ強制させるので、冗長検知/書込み回路23は、主検知/書込み回路13と同時にターンオンし、且つ、冗長列35が選択される場合には、それと関連する冗長検知/書込み回路23のうちの一つがオン状態を維持する。この動作は、冗長列35内のメモリセルのアクセスと主アレイブロック10内のメモリセルのアクセスとの間のアクセス時間差を取除いている。
【0083】
冗長検知/書込み回路231 と関連する冗長列35のうちの何れもが選択されない場合には、冗長列選択線RCOLC0 乃至RCOLC3 及びRCOLC12乃至RCOLC15の何れもが低状態へ駆動されることはなく、従ってNANDゲート94a,94bの出力端は低状態を維持する。ATDパルスが完了した後の遅延時間t93の終了時に、ラインCRDは低状態へ復帰し、且つ、両方のNANDゲート94aがそれらの出力端において低状態である場合には、ラインRDBLKは、ラインRSCLK1 と同じく、低状態へ復帰する。従って、冗長検知/書込み回路231 内のセンスアンプ48は、その冗長列35のうちの何れもが選択されない場合には、ターンオフされる。
【0084】
しかしながら、図9の実施例においては、メモリ1へ提供されるアドレスは、冗長列352 により置換されるべき主列のアドレスである。従って、最大桁行アドレスビットが冗長列352 に対応するアレイの半分を表わしているので、ラインLSELCは低状態へ駆動される。冗長列デコーダ362 内の列選択部522 により列アドレスのデコード動作が行なわれると、一致が存在するので、その中のノードMO2 乃至M33 の全ては高論理レベルへ移行する。更に、ブロックアドレスも一致するので、冗長列デコーダ362 内のブロック選択部502 内のノードML2 及びMH2 も高論理レベルへ移行する。その一致の結果として、冗長列デコーダ362 はラインRCOLC2 上に低論理レベルを発生し且つラインRCOLT2 上に高論理レベルを発生し、関連するパスゲート46T,46Cをターンオンし、且つ冗長列352 内のビット線をバス21へ結合させ且つ冗長列352 と関連する冗長検知/書込み回路231 へ結合させる。
【0085】
遅延ゲート93の遅延時間t93が選択され、従って、それは、冗長列デコーダ36が、アドレスがマッチする場合に、それらの冗長列選択線RCOLT,RCOLCを駆動することが可能であった時間まで経過することはない。従って、図9を参照すると、この実施例においては、ラインRCOLC2 は、ラインCRD上の高レベルパルスの終了前にその冗長列デコーダ362 により低状態へ駆動される。そうであるから、ORゲートの出力端におけるラインRDBLKは、ANDゲート98の出力端におけるラインRSCLK1 がそうする如く、高状態に止どまり、冗長検知/書込み回路231 においてセンスアンプ48をオン状態に維持し、且つそれが、冗長列352 内の選択されたメモリセル40の状態を検知することを可能とする。
【0086】
その様なアドレスの一致から得られるラインRCOLC2 上の論理低レベル及びラインRCOLT2 上の高レベルは、更に、冗長マルチプレクサ39aへ送給即ち通信されている。この実施例においては、冗長列352 が、冗長マルチプレクサ39a0 乃至39a2 及び39a4 乃至39a7 内のラインRCOLT2 と関連する全てのヒューズ783 を開放状態とさせ、且つ端子DQ3 と関連している冗長マルチプレクサ39a3 内のヒューズ783 を不変の状態に存続させることにより、入力/出力端子DQ3 へ割当てられている。従って、冗長マルチプレクサ39a3 内のノード77は、ラインRCOLT2 により低状態へ駆動され、それはラインRSEL13 を低状態へ駆動し、冗長検知/書込み回路231 を入力/出力端子DQ3 と関連する出力ドライバへ接続させる。このアクセス時間の完了時において、冗長列352 における選択されたメモリセル40の内容は端子DQ3 において表われ、そのアクセスを完了する。
【0087】
本発明に基づく冗長制御回路92の結果として、冗長列35内のメモリセル40のアクセス時間は、冗長列デコーダ36のデコード時間に依存するものではない。なぜならば、冗長検知/書込み回路23内のセンスアンプ48は、デコード動作の完了前の各アクセスにおいてイネーブルされるからである。例えば、図9に示した如く、冗長列アドレスデコード動作に依存した場合に、従って冗長列選択線RCOLC2 に依存した場合に発生することのある制御信号RSCLK1 の遷移を点線で示してある。更に、一致が発生しない場合には、センスアンプ48は迅速にターンオフし(例えば、約2ナノ秒の後)、冗長検知/書込み回路23のターンオンから発生する電力散逸を最小としており、更に、選択されない冗長列35に対する冗長ビット線RBL上には差電圧が存在しないので、この冗長検知/書込み回路23の迅速なるターンオフ動作は、発振又はクローバ条件の危険性を取除いている。従って、改善されたアクセス時間は、電力散逸のペナルティが最小の状態で達成される。
【0088】
デコード動作の前に冗長構成内でのその他の信号を発生するために同様の技術を使用することが可能であり、従って冗長の結果としてのアクセス時間の劣化を減少させている。例えば、メモリ1内の行線が、各主アレイブロック10及び関連する冗長アレイブロック30に対してパストランジスタによりローカルな行線へ接続されている行デコーダ24a,24bにより駆動されるグローバルな行線として構成されている場合には、冗長アレイブロック30に対するローカルな行線が、冗長なアクセスが発生するか否かに拘らずに発生されるものであることが望ましい。このことは、冗長アレイブロックにおける行線をイネーブルさせる前に列デコード動作を完了することの必要性を取除いており、その代わりに、冗長アレイブロック30内の全てのメモリセル40は、パスゲート46T,46Cが選択された冗長列35に対してイネーブルされる時間の前に、それらのビット線へ接続される。多くの場合において、各アクセスにおける冗長アレイブロック30のイネーブル動作から発生する付加的な電力散逸に関するペナルティは、改善されたアクセス時間によりほぼ解消されるものと考えられる。特に、その様に発生する何らかの付加的な電力散逸ペナルティは、本発明により最小とされる。なぜならば、任意の列アドレス値に対して及び任意の入力/出力端子DQに対しての冗長列35のマッピングと相対的に、本発明の実施例において与えられる柔軟性により、冗長列35の数を極めて小さな数に維持することが可能だからである(例えば、アレイ半分当り8個の列)。
【0089】
本明細書に記載した列冗長アーキテクチャは、更に、その他の多くの顕著な利点を与えている。特に、本発明は、高効率の冗長技術を提供している。なぜならば、それは、各冗長列が、共通のワード線を有する任意の主アレイブロックへ割当てることを可能としており、且つ入力/出力端子のうちの任意の一つに対して割当てることを可能としているからである。このことは、高い修復歩留りを提供しながら、比較的小さなチップ面積で冗長列を実現することを可能としている。更に、上述した特定の冗長列デコーダ回路は、デコーダ回路において必要とされるトランジスタの数が少ないので、高い効率の実現可能性を提供している。このデコーダ回路は、更に、アドレス線上にバランスした負荷を与え、従って、特に、冗長性がイネーブルされない場合に、アドレスのデコード動作における性能を更に改善している。
【0090】
以上、本発明の具体的実施の態様について詳細に説明したが、本発明は、これら具体例にのみ限定されるべきものではなく、本発明の技術的範囲を逸脱することなしに種々の変形が可能であることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好適実施例を組込んだメモリを示した概略ブロック図。
【図2】 図1のメモリ内の冗長列アーキテクチャを示した概略ブロック図。
【図3】 図2のアーキテクチャにおける一対の冗長列を示した概略図。
【図4】 図2のアーキテクチャにおける検知/書込み回路を示した概略図。
【図5】 図2のアーキテクチャにおける冗長列選択回路のうちの一つを示した概略図。
【図6】 図2のアーキテクチャにおける冗長入力/出力マルチプレクサのうちの一つを示した概略図。
【図7】 図1のメモリにおける最後のデータマルチプレクサのうちの一つを示した概略図。
【図8】 図2のアーキテクチャにおける制御回路の一部を示した概略図。
【図9】 冗長列からの読取りのための図1のメモリの動作を示したタイミング線図。
【符号の説明】
1 メモリ
10 メモリアレイブロック
13 センスアンプ
15 データドライバ
22 データバス
24 行デコーダ
25 アドレス遷移検知(ATD)回路
26 列デコーダ
28 アドレスバッファ
29 タイミング・制御回路
30 冗長アレイブロック
34 冗長列選択ブロック
35 冗長列
36 冗長列デコーダ
38 冗長マルチプレクサブロック
39 冗長マルチプレクサ
40 メモリセル
44 平衡化トランジスタ
46 パスゲート
49 プレチャージトランジスタ

Claims (14)

  1. メモリを有する集積回路において、
    主アレイの形態で配列した複数個の主メモリセルが設けられており、
    供給されるアドレス信号に応答して主メモリセルをアクセスする手段が設けられており、
    複数個の冗長メモリセルを有する冗長メモリアレイが設けられており、
    冗長メモリセルを指定するアドレス信号に応答して冗長メモリセルを選択する冗長デコーダが設けられており、
    選択した冗長メモリセルの状態を検知し且つそれを前記メモリの出力端へ送給する冗長読取手段が設けられており、前記冗長読取手段はイネーブル信号を受取るべく結合された制御入力端を有しており、
    メモリアクセスサイクルの開始に応答して前記イネーブル信号を発生し、前記メモリアクセスサイクル期間中に、冗長メモリセルが選択されないことを前記冗長デコーダが表す場合には前記イネーブル信号を終了させ、そうでない場合には前記イネーブル信号を維持するイネーブル回路が設けられている、
    ことを特徴とする集積回路。
  2. 請求項1において、前記イネーブル信号が、応答可能に前記冗長デコーダへ結合されており、従って、前記冗長デコーダが前記イネーブル信号が発生された後の遅延期間内に冗長メモリセルが選択されるべきであることを表わすことがないことに応答して、前記イネーブル信号が終了されることを特徴とする集積回路。
  3. 請求項1において、前記冗長メモリアレイが複数個の冗長列を有しており、前記冗長デコーダが、各々が前記複数個の冗長列の一つと関連した複数個の冗長列デコーダを有しており、且つ前記イネーブル回路が前記複数個の冗長列デコーダの各々と結合しており、従って、前記冗長デコーダが冗長メモリセルが選択されないことを表わすことに応答して、前記イネーブル信号が終了されることを特徴とする集積回路。
  4. 請求項3において、前記イネーブル信号が前記複数個の冗長列デコーダへ応答的に結合されており、従って、前記複数個の冗長列デコーダの全てが、前記イネーブル信号が発生された後所定の期間内に冗長メモリセルが選択されるべきことを表わすものではないことに応答して、前記イネーブル信号が終了されることを特徴とする集積回路。
  5. 請求項1において、更に、
    前記メモリの入力端子へ結合されており前記入力端子の少なくとも一つにおける遷移を検知し且つそれに応答して開始信号を供給する出力端を具備する遷移検知回路が設けられており、
    前記遷移検知回路の出力端は、前記開始信号に応答して前記イネーブル回路が前記イネーブル信号を発生するような態様で、前記イネーブル回路へ結合されている、
    ことを特徴とする集積回路。
  6. 請求項1において、更に、
    メモリアクセスが開始されるべきであることを表わす外部信号に応答して開始パルスを発生する手段が設けられており、
    冗長列選択信号を受取るべく結合された第一入力端を具備し、前記開始パルスを受取るべく結合された第二入力端を具備し、且つ前記冗長読取手段に結合された出力端を具備しており、前記開始パルスの終了に応答して前記出力端において前記イネーブル信号を発生するゲートが設けられている、
    ことを特徴とする集積回路。
  7. 請求項1において、更に、
    メモリアクセスが開始されるべきであることを表わす外部信号に応答して開始パルスを発生する手段が設けられており、且つ前記イネーブル回路が、
    前記発生手段の出力端に結合された入力端を具備し且つ前記開始パルスを受取ることに応答して前記開始パルスより遅延期間だけパルス幅の長い制御信号を供給する出力端を具備する制御信号発生回路と、
    前記冗長デコーダの出力端に結合した入力端を具備し且つ受取ったアドレス信号がプログラムされている値に対応することを前記冗長デコーダが表わすことに応答して一致信号を供給する出力端を具備する一致回路と、
    前記制御信号及び前記一致信号を受取るべく結合された入力端を具備し且つ前記制御信号又は前記一致信号のいずれか一方を受取ることに応答して前記イネーブル信号を発生する出力端を具備するイネーブル論理と、を有することを特徴とする集積回路。
  8. 請求項7において、前記制御信号発生回路が、前記開始パルスの先端に応答して前記制御信号を発生し、且つ前記イネーブル論理は、更に、前記開始パルスを受取るための入力端を有しており、前記開始パルスの終了と共に前記イネーブル信号を発生することを特徴とする集積回路。
  9. 請求項8において、前記制御信号発生回路が、前記開始パルスの先端を受取ることに応答して前記制御信号を所定期間のパルスとして発生するパルス発生回路を有することを特徴とする集積回路。
  10. 請求項7において、前記冗長メモリアレイが複数個の冗長列を有しており、前記冗長デコーダが、各々が前記複数個の冗長列の一つに関連している複数個の冗長列デコーダを有しており、且つ、前記一致回路が、前記複数個の冗長列デコーダの各々へ結合している入力端を具備すると共に前記冗長列デコーダのうちのいずれかが、受取ったアドレス信号が前記冗長列デコーダのうちの一つにおけるプログラムされている値に対応することを表わすことに応答して前記一致信号を供給する出力端を具備する加算回路を有することを特徴とする集積回路。
  11. 請求項1において、前記冗長読取手段がセンスアンプを有することを特徴とする集積回路。
  12. 集積回路におけるメモリの動作方法において、前記メモリは、主メモリセル及び冗長メモリセルと、それを受取ることに応答して主メモリセルの代りに冗長メモリセルがアクセスされるメモリアドレスをプログラムすることが可能な冗長デコーダと、アクセスされた冗長メモリセルの状態を読取り且つそれを前記メモリから外部的に送給する冗長読取回路とを有しており前記冗長読取回路は読取イネーブル信号により動的に制御されるものであり、
    メモリアクセスの開始を表わす外部信号を受取ることに応答して、前記読取イネーブル信号を前記冗長読取回路に対して発生し、
    受取ったメモリアドレスを前記冗長デコーダ内にプログラムされているアドレスと比較し、
    前記発生ステップの後のメモリアクセス期間中に、前記比較ステップが前記受取ったメモリアドレスが前記プログラムされているアドレスと一致しないことを表わすことに応答して前記読取イネーブル信号を終了させ、そうでなければ前記読取イネーブル信号を維持する、
    上記各ステップを有することを特徴とする方法。
  13. 請求項12において、更に、
    メモリアクセスの開始を表わす前記外部信号を受取ることに応答して開始パルスを発生する、
    ステップを有しており、且つ前記読取イネーブル信号を発生するステップが、更に、
    前記開始パルスの終了時に前記冗長読取回路が前記読取イネーブル信号に応答してイネーブルされるように前記開始パルスをゲート動作させる、
    ことを特徴とする方法。
  14. 請求項12において、前記複数個の冗長メモリセルが複数個の冗長列の形態に配列されており、
    前記冗長デコーダが複数個の冗長列デコーダを有しており、その各々は前記冗長列の一つと関連しており、その各々は、それと関連する冗長列内の1個のメモリセルが選択される値でプログラムすることが可能であり、且つその各々は受取ったメモリアドレスがそのプログラムされている値と一致するか否かを表わす信号を供給する出力端を具備しており、
    且つ、前記比較ステップが、受取ったメモリアドレスが前記複数個の冗長列デコーダのうちのいずれかにおけるプログラムされている値と一致するか否かを決定するために前記複数個の冗長列デコーダの出力端において論理演算を行うことを特徴とする方法。
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