JP3773663B2 - リミットスイッチ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、各種制御工作機械に汎用されているリミットスイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
リミットスイッチは、工場現場の生産機械や制御工作機械などに広く使用されている。一般的に工場現場などの取り付けは照明状態や人的作業性が悪い環境が多く、このため、配線作業が容易で、且つ高精度の動作特性を有するリミットスイッチが求められている。リミットスイッチは、大きく分けると外部筐体であるハウジングと、マイクロスイッチを格納する収納ケース及びこのマイクロスイッチの電極端子と電気的に接続した外部配線用端子などよりなるマイクロスイッチ周辺部(以下、マイクロスイッチユニットという)と、ハウジング内に進退可能に設けられ、マイクロスイッチの開閉ボタンを外部から操作する開閉ボタン操作部材により構成されており、上述の要望を満足するリミットスイッチを得るには、マイクロスイッチユニットの構成やハウジング内への支持構造の改良を検討する必要があった。
【0003】
図9は、従来のリミットスイッチに収納されているマイクロスイッチユニットの構成を示す側面断面図である。図において、70はリテーナ80を一体成型した折り曲げブラケット、71はマイクロスイッチであり、71aはマイクロスイッチ71の開閉ボタン、72はマイクロスイッチ71の電極端子73と外部配線用端子74を電気的に接続するコイルばねである。75は外部配線用端子74の端子台であり、マイクロスイッチ71を格納する格納部と、外部配線用端子74及び外部配線用ビス76が露呈する外部配線面77と、その両側面に設けられて外部配線用端子74の突出量と無関係に一定の高さを有する外部配線用端子保護壁78から構成されている。79はマイクロスイッチ71、端子台75及び折り曲げブラケット70を組み付けるリベットピンである。
【0004】
次に動作について説明する。
ハウジング(不図示)内に格納固定されたマイクロスイッチ71の操作は、ハウジング内に進退可能に設けられ、一端を外部に突出させ他端をマイクロスイッチ71の開閉ボタン71aに対向させた不図示の開閉ボタン操作部材が、この開閉ボタン操作部材と開閉ボタン71aとの間に介装されたリテーナ80を介してON/OFF制御する。
【0005】
次に上記構成部材の組み付けについて説明する。
電極端子73と外部配線用端子74がコイルばね72を介して接続されるように端子台75の上面開口部からマイクロスイッチ71を圧入し、さらに折り曲げブラケット70を端子台75の外周部に設置する。この後、折り曲げブラケット70、端子台75、マイクロスイッチ71の貫通孔にリベットピン79を貫通し、かしめ加工機にてリベットピン79をかしめて3つの部材が組み付けられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来のリミットスイッチは以上のように構成されているので、マイクロスイッチユニットの組み付け工程にかしめ加工機を使用する必要があり、工程の作業性やコスト面からも不利な面があった。また、かしめ加工は作業精度が必要なので、強くかしめてしまうと端子台75が変形、もしくは破損してしまう恐れがあり、逆に弱くかしめてしまうと、組み付けたマイクロスイッチ71が動作中にぶれてしまい、リミットスイッチの動作特性が不安定になることがあった。
【0007】
また、マイクロスイッチ71の端子台75への圧入時に、外部配線用端子74のずれから、コイルばね72と外部配線用端子74との接触が不安定になることがあり、さらに振動に対してコイルばね72は、接触信頼性に欠けるなどの課題があった。
【0008】
さらに、端子台75において、外部配線面77の両側面に設けられた外部配線用端子保護壁78が外部配線用端子74の突出量と無関係に一定の高さであるので、上記外部配線用端子保護壁78が邪魔になって側面方向からの配線作業が困難であり、照明状態や人的作業性が悪い環境の配線作業に支障を来す場合があった。
【0009】
さらに、マイクロスイッチユニットをハウジング内へ固定する際、開閉ボタン操作部材とリテーナ80との位置関係を調節する構造がなかったので、リミットスイッチの動作特性にばらつきが発生するという課題があった。
【0010】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、組み付け精度の必要なかしめ加工をなくして、組み付けが容易で、且つ、各構成部材をがたつきなく組み付け、マイクロスイッチの電極端子と外部配線用端子との接続及び外部配線作業を容易とし、さらに振動時の接触信頼性を向上させたマイクロスイッチユニットを構成することで、高精度の動作特性を有するリミットスイッチを得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るリミットスイッチは、電極端子を有するマイクロスイッチと、電極端子に電気的に接続された外部配線用端子と、上記マイクロスイッチの開閉ボタンを一面に突出させ他面に上記外部配線用端子を露呈させて上記マイクロスイッチ及び上記外部配線用端子を格納した第一収納ケースと、上記外部配線用端子を露呈させて上記第一収納ケースを収納する第二収納ケースと、上記第二収納ケースを格納固定する外部筐体と、上記外部筐体内に進退可能に設けられ、一端を外部に突出させ他端を上記開閉ボタンに対向させた開閉ボタン操作部材とを備え、上記第一収納ケースは分割された二つの部材から構成され上記マイクロスイッチ及び上記外部配線用端子を両側面から狭持してこれらの位置を固定するものであり、上記第二収納ケースはその内面によって上記第一収納ケースの二つの部材の外面を拘束してこれらの位置を固定するものである。
【0012】
この発明に係るリミットスイッチは、上記第一収納ケースが、上記二つの部材の内面と上記マイクロスイッチとの対向面に設けられ該マイクロスイッチの固定位置を決定する係合凹凸部と、上記二つの部材の内面と上記外部配線用端子との対向面に設けられ上記外部配線用端子を支持固定する係合凹凸部とを備えたことを特徴とするものである。
【0013】
この発明に係るリミットスイッチは、外部配線用端子は、マイクロスイッチの電極端子を圧接狭持する先割れ形状部を備えたことを特徴とするものである。
【0014】
この発明に係るリミットスイッチは、上記第一収納ケースを上記第二収納ケースへ収納後に係合するように両ケースの対向面に設けた係合凹凸部及び該対向面のいずれか一方の面に設けられ、他方の面に圧接するがたつき防止用突起と、上記係合凸部の組み付け方向後ろ側の基部に設けたがたつき防止用テーパ部と、上記第一収納ケースから露呈した外部配線用端子及び上記マイクロスイッチの電極端子との接続部と係合するように上記第二収納ケースに設けた係合部とを備えたことを特徴とするものである。
【0015】
この発明に係るリミットスイッチは、マイクロスイッチは、第一収納ケースからの突出量が異なるように複数個の外部配線用端子を設け、第二収納ケースは、各々の外部配線用端子が係合する段差を有する外部配線用端子突出面と、上記外部配線用端子突出面の両側面に設けられ、該外部配線用端子突出面に対応した段差を有する外部配線用端子保護壁とからなる端子台を備えたことを特徴とするものである。
【0016】
この発明に係るリミットスイッチは、上記第二収納ケースが上記マイクロスイッチの開閉ボタン突出口の両端部に側方へ延長された外部筐体に対する固定部を有し、その固定部の一方は基部に可撓性を有し、他方は位置調節可能となるように弾性体を介して外部筐体に取り付けられることを特徴とするものである。
【0017】
この発明に係るリミットスイッチは、マイクロスイッチの開閉ボタンと開閉ボタン操作部材との間に介装されて、上記開閉ボタン操作部材による外力を上記マイクロスイッチの開閉ボタンに伝達する力伝達部材は、第二収納ケースの固定部の一方と嵌合する嵌合部を有し、この嵌合部を上記固定部と共に上記外部筐体に固定することを特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1は実施の形態1によるリミットスイッチに収納されているマイクロスイッチユニットの構成を示す斜視図であり、図2(a)はマイクロスイッチユニットの側面図、(b)は(a)のB方向からみた平面図を示し、(c)、(d)はそれぞれ(a)のA−A線に沿った断面図、(c)のC−C線に沿った断面図である。図において、1はマイクロスイッチ、2は分割された二部材からなるスイッチケース(第一収納ケース)であり、1aはスイッチケース2の内側面に設けた係合凸部(係合凹凸部)2aと係合する係合孔(係合凹凸部)である。
【0019】
3は先割れ形状部3cとスイッチケース2に設けられた係合孔(係合凹凸部)3bと係合する係合凸部3a(係合凹凸部)とを有した外部配線用端子を示している。5はスイッチケース2の側面に設けられた係合凸部(係合凹凸部)であり、6はユニットケース(第二収納ケース)7の側面に設けられた係合孔(係合凹凸部)、8はスイッチケース2の側面に設けた突起(がたつき防止用突起)である。
【0020】
9はマイクロスイッチ1の開閉ボタン1bとハウジング(外部筐体)外部から開閉ボタン1bを操作する開閉ボタン操作部材との間に介装されるリテーナ(力伝達部材)であり、9aはリテーナ9の嵌合部である。10,11は、それぞれ外部配線用のビスとナット、12は係合凸部5のスイッチケース2挿入方向後ろ側の基部に設けたテーパ部(がたつき防止用テーパ部)、13はユニットケース7の底面部に設けた係合部であり、14,15はユニットケース7をハウジング内に固定する固定部であり、開閉ボタン1bの突出口の両端部に設けられている。16は固定部14の基部に設けた溝、17はユニットケース7の底面に外部配線用端子3又は外部配線用のビス10が露呈する外部配線面(外部配線用端子突出面)であり、18は外部配線面17の両側面に設けられた外部配線面保護壁(外部配線用端子保護壁)である。19はスイッチケース2から露呈した外部配線用端子3とマイクロスイッチ1の電極端子4との接続部である。
【0021】
次に概要について説明する。
マイクロスイッチ1の電極端子4は外部配線用端子3と先割れ形状部3cに圧接狭持されて接続する。この外部配線用端子3と接続したマイクロスイッチ1は、スイッチケース2によって両側面から狭持され、この係合孔1aと係合凸部2aとが係合し、マイクロスイッチ1の固定位置が決定される。さらに、係合凸部3aと係合孔3bとが係合固定されるので、外部配線用端子3がスイッチケース2から脱落することがなく、安定した接続がなされる。
【0022】
マイクロスイッチ1を収納したスイッチケース2は、ユニットケース7へ図1の矢印方向から挿入され、それぞれの係合部5,6によって係合固定されて、マイクロスイッチユニットを形成する。この時、図2(c)に示すように係合凸部5に形成されたテーパ部12が、係合孔6の内側周縁部と当接するので、挿入方向におけるがたつきが抑えられる。また、突起8もユニットケース7の内壁を圧接し、スイッチケース2の側面方向におけるがたつきを抑えることができる。さらに、図2(d)に示すように、ユニットケース7に底面部に設けられた係合部13がスイッチケース2から露呈した外部配線用端子3とマイクロスイッチ1の電極端子4との接続部19と係合し、係合部13と接続部19とが当接することから、スイッチケース2長手方向のがたつきを防ぐことができる。
【0023】
また、マイクロスイッチ1は、スイッチケース2から異なる突出量の複数個の外部配線用端子3を有している。これに対応して、図2(b)に示すようにスイッチケース2がユニットケース7に収納されると、上記外部配線用端子3に係合した段差を有する外部配線面17と、この外部配線面17に対応した段差を有する外部配線面保護壁18とからなる端子台がユニットケース7の底面に形成される。このように実施の形態1では、従来のマイクロスイッチユニットの課題であった側面方向からの配線作業の際に邪魔となる外部配線用端子保護壁18が、各々の外部配線用端子3に対応した段差を有しているので、側面方向からの配線作業が容易となり、従来のマイクロスイッチユニットと比較して配線作業を容易にすることができる。
【0024】
図3は、実施の形態1によるリミットスイッチの構成部材の斜視図であり、図4は図3におけるA’−A’線に沿った断面図である。図において、ハウジング(外部筐体)31には、進退可能に動作し、外部からリテーナ9を介してマイクロスイッチ1の開閉ボタン1bを操作するブランジャ(開閉ボタン操作部材)32が設けられている。このブランジャ32は、復帰スプリング34、ベアリング35、操作ブランジャ36、緩衝スプリング37、外ブランジャ38によって構成される。
【0025】
次にマイクロスイッチユニットのハウジング31内への支持構造について説明する。
マイクロスイッチユニットはユニットケース7の固定部14,15を介してハウジング31内に支持固定され、リミットスイッチを構成する。上述のようにマイクロスイッチ1の開閉ボタン1bは、リテーナ9を介してブランジャ32により操作されるため、リミットスイッチの動作特性は、これらの設置位置に大きく影響を受ける。これより、一度固定したマイクロスイッチユニットの固定位置の微調整ができることが望ましい。実施の形態1のリミットスイッチでは、ユニットケース7の固定部の一つである固定部14の基部に溝16を設けることで、基部の厚さを薄くして可撓性を持たせ、さらに他方の固定部15をハウジング31内へコイルばね(弾性体)33を介して支持固定したので、固定部15を上下方向に位置調節すると固定部14の基部が撓み、全体としてマイクロスイッチユニットの上下方向設置位置の微調整をすることができる。
【0026】
図1に示すように、リテーナ9はユニットケース7の固定部14の形状に各片が折り曲げられた構造をし、固定部14と嵌合する嵌合部9aを有している。図4のようにリテーナ9の嵌合部9aをユニットケース7の固定部14に嵌合させることで、リテーナ9の取付位置が決定される。さらに、この嵌合部9aと固定部14をハウジング31内に共に支持固定することにより、リテーナ9の取付位置がずれることがない。また、従来のように折り曲げブラケットと一体成形しないので、材料取りが良くコスト的にも有利である。
【0027】
以上のように、この実施の形態1によれば、マイクロスイッチ1の電極端子4を外部配線用端子3の先割れ形状部3cによって圧接狭持し、分割された二部材よりなるスイッチケース2で上記のマイクロスイッチ1を両側面から狭持し、スイッチケース2の内面と、マイクロスイッチ1及び外部配線用端子3との各々の対向面に設けた係合凹凸部によってお互いを係合固定するスイッチケース2と、このスイッチケース2を収納するユニットケース7によりマイクロスイッチユニットを構成したので、組み付け作業にかしめ加工を擁さず、且つ容易に組み付け作業をすることができる。また、外部配線用端子3とマイクロスイッチ1の電極端子4との接続が容易であり、従来のようにコイルばねを使用しないので振動時の接触信頼性を高めることができる。
【0028】
この実施の形態1によれば、マイクロスイッチユニットのユニットケース7のに設けた係合部13とスイッチケース2から露呈した外部配線用端子3とマイクロスイッチ1の電極端子4との接続部19とが係合し、また、スイッチケース2とユニットケース7とが係合固定するように係合凸部5及び係合孔6を設け、この係合凸部5にテーパ部12を設け、係合凸部5と係合孔6の内側周縁部とが当接するように構成し、さらにスイッチケース2側面にユニットケース7を圧接する突起8を設けたので、組み付け後のがたつきを防ぐことができる。
【0029】
この実施の形態1によれば、ユニットケース7に構成される端子台において、従来のマイクロスイッチユニットのように外部配線用端子の保護壁の高さが一定でなく、外部配線用端子3の突出量に対応した段差を有しているので、側面方向からの配線作業が容易となり、従来のマイクロスイッチユニットと比較して配線作業を容易にすることができる。
【0030】
この実施の形態1によれば、マイクロスイッチユニットのハウジング内への支持固定を、ユニットケース7の開閉ボタン突出口の両端部に設けた固定部14,15によって行い、その一方の固定部14に可撓性を持たせ、他方の固定部15はコイルばね33を介して固定することにより、マイクロスイッチユニット固定後に上下方向の微調整を可能としたので、最適な動作特性をもたらす位置にマイクロスイッチユニットを設置することができる。
【0031】
この実施の形態1によれば、リテーナ9は固定部14に嵌合部9aによって取り付けられるので、リテーナ9の取付位置を容易に決定することができる。さらに、この嵌合部9aを固定部14と共にハウジング内に支持固定したので、取付位置がずれることがないリテーナ9を提供することができる。また、従来のように折り曲げブラケットと一体成形されたものでないので、材料取りが良くコスト的にも有利である。
【0032】
実施の形態2.
図5は、実施の形態2によるリミットスイッチに収納されているマイクロスイッチユニット構成を示す斜視図である。実施の形態1では、スイッチケース2の側面に係合凸部5を設け、ユニットケース7の側面に係合孔6を設けたが、逆にスイッチケース2の側面に係合孔6、ユニットケース7の内面に係合凸部5を設けたものである。なお、図5において、図1から図4と同一符号のものは、同一または相当部分を示すので説明を省略する。
【0033】
実施の形態3.
図6は、実施の形態3によるリミットスイッチを図3におけるA’−A’線と同一の位置に沿って切った場合の断面図である。図4における実施の形態1のリミットスイッチと異なり、ユニットケース7の固定部14,15を直接固定する被固定部をハウジング31内に設けず、リテーナ9の上下可動領域を確保するため段差を設けたプレート41にマイクロスイッチユニットを実施の形態1と同様に固定し、ハウジング31内にこのプレート41を介して支持固定するようにしたものである。
【0034】
実施の形態4.
図7において、上方の図は実施の形態4によるリミットスイッチに収納されているマイクロスイッチ51を示す側面図であり、下方の図は実施の形態4によるリミットスイッチに使用される外部配線用端子53を示す。図において、51はマイクロスイッチ、53は外部配線用端子であり、53aは電極端子52を狭持する外部配線用端子53の狭持部(先割れ形状部)である。
【0035】
実施の形態4によれば、使用するマイクロスイッチ51の電極端子52が実施の形態1のように平板型でなく、円柱型である場合でも、これまでと同様に電極端子52を圧接狭持することができる外部配線用端子53を使用したものであり、図に示すように、外部配線用端子53の狭持部53aには、円柱型電極端子52を狭持した時に滑ってはずれてしまわないように、円柱型電極端子52が嵌合する凹部を設けてある。
【0036】
以上のように、実施の形態4によれば、外部配線用端子53の狭持部53aに円柱型電極端子52が嵌合するように凹部を設けたので、円柱型電極端子52を圧接狭持した時に滑ってはずれることがなく、円柱型電極端子を有するマイクロスイッチにおいても安定した接続をすることができる。
【0037】
実施の形態5.
図8は実施の形態5によるリミットスイッチに収納されているマイクロスイッチユニットの構成を示す斜視図であり、図において、65は係合凸部(係合凹凸部)、66は係合孔(係合凹凸部)であり、図1と同一符号ものは、同一または相当部分を示すので説明を省略する。実施の形態1及び2では、スイッチケース2はユニットケース7上方から挿入してマイクロスイッチユニットを構成したが、実施の形態5によれば、ユニットケース7は底面に組み付け口を有し、スイッチケース2をユニットケース7の下方から挿入するようにしてもよい。この場合、実施の形態1と同様にがたつきなく各々のケースを収納するために、係合凸部のテーパ部などは実施の形態1の場合と上下逆方向に設けることが好ましい。
【0038】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、電極端子を有するマイクロスイッチと、電極端子に電気的に接続された外部配線用端子と、上記マイクロスイッチの開閉ボタンを一面に突出させ他面に上記外部配線用端子を露呈させて上記マイクロスイッチ及び上記外部配線用端子を格納した第一収納ケースと、上記外部配線用端子を露呈させて上記第一収納ケースを収納する第二収納ケースと、上記第二収納ケースを格納固定する外部筐体と、上記外部筐体内に進退可能に設けられ、一端を外部に突出させ他端を上記開閉ボタンに対向させた開閉ボタン操作部材とを備え、上記第一収納ケースは分割された二つの部材から構成され上記マイクロスイッチ及び上記外部配線用端子を両側面から狭持してこれらの位置を固定するものであり、上記第二収納ケースはその内面によって上記第一収納ケースの二つの部材の外面を拘束してこれらの位置を固定するので、各部材の組み付けをかしめ加工を擁さずに行うことができ、組み付け作業性を向上させることができるという効果がある。
【0039】
この発明によれば、上記第一収納ケースが、上記二つの部材の内面と上記マイクロスイッチとの対向面に設けられ該マイクロスイッチの固定位置を決定する係合凹凸部と、上記二つの部材の内面と上記外部配線用端子との対向面に設けられ上記外部配線用端子を支持固定する係合凹凸部とを備えたので、マイクロスイッチがぶれることなく安定した固定がなされ、マイクロスイッチの電極端子と接続した外部配線用端子が第一収納ケースから脱落することがなく安定した接続をすることができるという効果がある。
【0040】
この発明によれば、外部配線用端子は、マイクロスイッチの電極端子を圧接狭持する先割れ形状部を備えたので、従来のコイルばねと比較して外部配線用端子とマイクロスイッチの電極端子との接続作業が容易になり、振動時の接触信頼性を高めることができるという効果がある。
【0041】
この発明によれば、上記第一収納ケースを上記第二収納ケースへ収納後に係合するように両ケースの対向面に設けた係合凹凸部及び該対向面のいずれか一方の面に設けられ、他方の面に圧接するがたつき防止用突起と、上記係合凸部の組み付け方向後ろ側の基部に設けたがたつき防止用テーパ部と、上記第一収納ケースから露呈した外部配線用端子及び上記マイクロスイッチの電極端子との接続部と係合するように上記第二収納ケースに設けた係合部とを備えたので、組み付け後のがたつきを防ぐことができるという効果がある。
【0042】
この発明によれば、マイクロスイッチは、第一収納ケースからの突出量が異なるように複数個の外部配線用端子を設け、第二収納ケースは、各々の外部配線用端子が係合する段差を有する外部配線用端子突出面と、上記外部配線用端子突出面の両側面に設けられ、該外部配線用端子突出面に対応した段差を有する外部配線用端子保護壁とからなる端子台を備えたので、側面方向からの配線作業が容易になり、従来のマイクロスイッチユニットと比較して配線作業を容易にすることができるという効果がある。
【0043】
この発明によれば、上記第二収納ケースが上記マイクロスイッチの開閉ボタン突出口の両端部に側方へ延長された外部筐体に対する固定部を有し、その固定部の一方は基部に可撓性を有し、他方は位置調節可能となるように弾性体を介して外部筐体に取り付けられるので、最適な動作特性をもたらす位置にマイクロスイッチユニットを微調節することができるという効果がある。
【0044】
この発明によれば、マイクロスイッチの開閉ボタンと開閉ボタン操作部材との間に介装されて、上記開閉ボタン操作部材による外力を上記マイクロスイッチの開閉ボタンに伝達する力伝達部材は、第二収納ケースの固定部の一方と嵌合する嵌合部を有し、この嵌合部を上記固定部と共に上記外部筐体に固定するので、リテーナの取付作業が容易であり、動作中にぶれることがない。さらに、リテーナが従来のように折り曲げブラケットと一体成形されたものでないので、材料取りが良くコスト的にも有利であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1によるリミットスイッチに収納されているマイクロスイッチユニットの構成部材の斜視図である。
【図2】実施の形態1によるリミットスイッチに収納されているマイクロスイッチユニットを示すものであり、(a)は実施の形態1によるリミットスイッチに収納されているマイクロスイッチユニットの側面図、(b)は(a)におけるB方向からの平面図、(c)は(a)におけるA−A線に沿った断面図、(d)は(c)におけるC−C線に沿った断面図である。
【図3】実施の形態1によるリミットスイッチの構成部材を示す斜視図である。
【図4】実施の形態1によるリミットスイッチの図3におけるA’−A’線に沿った断面図である。
【図5】実施の形態2によるリミットスイッチに収納されているマイクロスイッチユニットの構成部材を示す斜視図である。
【図6】実施の形態3によるリミットスイッチを図3におけるA’−A’線と同一の位置に沿った断面図である。
【図7】実施の形態4によるリミットスイッチを構成するマイクロスイッチと外部配線用端子を示すものであり、上方の図は実施の形態4によるリミットスイッチに収納されるマイクロスイッチを示す側面図であり、下方の図は実施の形態4によるリミットスイッチに使用される外部配線用端子を示す斜視図である。
【図8】実施の形態5によるリミットスイッチに収納されているマイクロスイッチユニットの構成部材を示す斜視図である。
【図9】従来のリミットスイッチに収納されているマイクロスイッチユニットの構造を示す側面断面図である。
【符号の説明】
1,51 マイクロスイッチ
1a,3b,6,66 係合孔(係合凹凸部)
1b 開閉ボタン
2 スイッチケース(第一収納ケース)
2a,3a,5,65 係合凸部(係合凹凸部)
3,53 外部配線用端子
3c 先割れ形状部
4,52 電極端子
7 ユニットケース(第二収納ケース)
8 突起(がたつき防止用突起)
9 リテーナ(力伝達部材)
9a 嵌合部
12 テーパ部(がたつき防止用テーパ部)
13 係合部
14,15 固定部
17 外部配線面(外部配線用端子突出面)
18 外部配線面保護壁(外部配線用端子保護壁)
19 接続部
31 ハウジング(外部筐体)
32 ブランジャ(開閉ボタン操作部材)
33 コイルばね(弾性体)
53a 狭持部(先割れ形状部)

Claims (7)

  1. 電極端子を有するマイクロスイッチと、
    上記電極端子に電気的に接続された外部配線用端子と、
    上記マイクロスイッチの開閉ボタンを一面に突出させ他面に上記外部配線用端子を露呈させて上記マイクロスイッチ及び上記外部配線用端子を格納した第一収納ケースと、
    上記外部配線用端子を露呈させて上記第一収納ケースを収納する第二収納ケースと、
    上記第二収納ケースを格納固定する外部筐体と、
    上記外部筐体内に進退可能に設けられ、一端を外部に突出させ他端を上記開閉ボタンに対向させた開閉ボタン操作部材とを備え
    上記第一収納ケースは分割された二つの部材から構成され上記マイクロスイッチ及び上記外部配線用端子を両側面から狭持してこれらの位置を固定するものであり、
    上記第二収納ケースはその内面によって上記第一収納ケースの二つの部材の外面を拘束してこれらの位置を固定するものであるリミットスイッチ。
  2. 上記第一収納ケースは、上記二つの部材の内面と上記マイクロスイッチとの対向面に設けられ該マイクロスイッチの固定位置を決定する係合凹凸部と、上記二つの部材の内面と上記外部配線用端子との対向面に設けられ上記外部配線用端子を支持固定する係合凹凸部とを備えたことを特徴とする請求項1記載のリミットスイッチ。
  3. 上記外部配線用端子は、上記マイクロスイッチの電極端子を圧接狭持する先割れ形状部を備えたことを特徴とする請求項1または2記載のリミットスイッチ。
  4. 上記第一収納ケースを上記第二収納ケースへ収納後に係合するように両ケースの対向面に設けた係合凹凸部及び該対向面のいずれか一方の面に設けられ、他方の面に圧接するがたつき防止用突起と、上記係合凸部の組み付け方向後ろ側の基部に設けたがたつき防止用テーパ部と、上記第一収納ケースから露呈した外部配線用端子及び上記マイクロスイッチの電極端子との接続部と係合するように上記第二収納ケースに設けた係合部とを備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のリミットスイッチ。
  5. 上記マイクロスイッチは上記第一収納ケースからの突出量が異なるように複数個の上記外部配線用端子を設け、第二収納ケースは、各々の外部配線用端子が係合する段差を有する外部配線用端子突出面と、上記外部配線用端子突出面の両側面に設けられ該外部配線用端子突出面に対応した段差を有する外部配線用端子保護壁とからなる端子台を備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のリミットスイッチ。
  6. 上記第二収納ケースは上記マイクロスイッチの開閉ボタン突出口の両端部に側方へ延長された外部筐体に対する固定部を有し、その固定部の一方は基部に可撓性を有し、他方は位置調節可能となるように弾性体を介して外部筐体に取り付けられることを特徴とする請求項1記載のリミットスイッチ。
  7. 上記マイクロスイッチの開閉ボタンと開閉ボタン操作部材との間に介装されて、上記開閉ボタン操作部材による外力を上記マイクロスイッチの開閉ボタンに伝達する力伝達部材は、上記第二収納ケースの固定部の一方と嵌合する嵌合部を有し、この嵌合部を上記固定部と共に上記外部筐体に固定することを特徴とする請求項1記載のリミットスイッチ。
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