JP3772786B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成媒体から取得した画像データに基づいて写真処理を行うに先立ち、画像データに係る画像の複数をモニター画面に表示させる画像表示モードを有し、この画像表示モードにおいて写真処理に必要な項目の設定を行うことができるようにするため、複数種類の項目をモニター画面に表示させるようにした画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
かかる画像処理装置は、写真店等に設置され、例えば、顧客からの同時プリントの注文を受けて、ネガフィルム(画像形成媒体に相当する)を現像し、この現像済みネガフィルムのコマ画像を読み取りデジタルデータ化し、デジタルデータ化された画像データに基づいて写真プリントを作成する。この写真処理を行うにあたり、取得した画像データに係る画像を、まずモニター画面に表示させる。モニター画面には、例えば、6枚分の画像が表示される。写真店のオペレータは、この表示画像を見ながら写真処理に必要な項目の設定を行う。必要な項目としては、例えば、色の補正、濃度の補正、プリント枚数の設定等、複数種類がある。これらの各項目を適切に設定することで、適切な色・濃度の写真プリントを作成し、また、顧客に対して満足の行くサービスを提供することができる。
【0003】
ここで、先ほどのモニター画面の表示形態の構成例を図 により説明する。モニター画面には、6枚分の画像が表示されている。表示されている6枚の画像のうち、上段の真中の画像(Aで示す)が現在選択されている。そして、項目として色補正エリア20、濃度補正エリア21、プリント枚数設定エリア22が示されている。項目は、 ほかにもあるが説明の便宜上、これら3つの項目で説明する。そして、上記3つのエリアは、モニター画面に表示されているすべての画像に関して、画面上に表示されている。すなわち、 モニター画面に表示されるすべての画像について、すべての項目が表示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、表示されるすべての画像について、すべての項目を表示すると、特に熟練者にとっては、画面が見づらくなるので、改善してほしいという要望がある。すなわち、 表示されている項目が多すぎると、目移りしやすくなり、画像に対する色・濃度等のジャッジがしにくくなるという問題がある。熟練者は、1日におけるモニター画面を見る時間が長時間に及ぶことがあり、モニター画面に表示されている項目が多すぎると、目が疲れやすくなるという別の問題もある。一方、写真店におけるオペレータには、アルバイトやパート等の初心者もおり、これらの者にとっては、すべての画像について、すべての項目を表示したほうが、確実に操作を行えるので好ましい。すなわち、 初心者は、すでに設定を行った画像の設定内容を確認しながら、新たな設定を行うようにした方が操作がしやすくなる。一方、熟練者は、操作方法を熟知しており、表示されている項目の数を減らしたほうが、自分の感性を生かした画像のジャッジが行いやすくなる傾向がある。
【0005】
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その課題は、モニター画面を見ながら写真処理に必要な項目の設定を行うに当り、特に熟練者にとって設定を行いやすく目の疲れが生じないような画像処理装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明に係る画像処理装置は、
画像形成媒体から取得した画像データに基づいて写真処理を行うに先立ち、画像データに係る画像の複数をモニター画面に表示させる画像表示モードを有し、この画像表示モードにおいて写真処理に必要な項目の設定を行うことができるようにするため、複数種類の項目をモニター画面に表示させるようにした画像処理装置において、
前記画像表示モードは、第1表示モードと、第2表示モードとを有すると共に、 これらいずれかの表示モードを選択する表示モード選択手段を備えており、第1表示モードにおいては、表示されている画像のすべてについて、項目のすべてを表示させるようにし、
第2表示モードにおいては、現在選択されていない画像の一部又は全部について、項目の一部を表示させるように構成したことを特徴とするものである。
【0006】
この構成による画像露光装置の作用・効果は、以下の通りである。
まず、画像形成媒体から取得した画像データに係る画像は、モニター画面に表示される。この画像表示モードにおいては、画像の複数がモニター画面に表示される。この画像表示モードは、第1表示モードと、第2表示モードとを有しており、いずれかを選択して使用することができる。第1表示モードでは、従来どおり、表示されているすべての画像について、すべての項目が表示される。第2表示モードでは、現在選択されていない画像の一部又は全部については、項目の一部が表示される。
【0007】
したがって、熟練者は、第2表示モードを選択することで、画面構成がシンプルになり、数多くの項目が表示されることによる目移りをなくすことができる。また、仮に長時間の作業を行ったとしても、目の疲れを従来よりも軽減することができる。その結果、モニター画面を見ながら写真処理に必要な項目の設定を行うに当り、特に熟練者にとって設定を行いやすく目の疲れが生じないような画像処理装置を提供することができる。
【0008】
本発明の好適な実施形態として、前記第2表示モードにおいては、現在選択されている画像については、項目のすべてを表示させ、現在選択されていない画像については、一部の項目を表示可能に構成したものがあげられる。
【0009】
この構成によると、現在選択されている画像についてのみ、項目のすべてが表示されるので、熟練者は、選択されている画像についてのジャッジに集中することができる。
【0010】
本発明の好適な実施形態として、前記一部の項目は、各画像データの処理数と、処理番号であるものがあげられる。
【0011】
画像形成媒体が写真フィルムの場合は、画像データの処理数はプリント枚数であり、処理番号はコマ番号である。これらの項目のうち、プリント枚数は間違えて設定していないかどうかを、いつでも判断できるようにするために必要である。またコマ番号については、すべての画像について、一目で認識できるようにしておくことが好ましい。少なくとも、 これらを表示させることで、画面構成を簡素化すると共に、 必要最小限の項目を表示させることができる。
【0012】
本発明の別の好適な実施形態として、前記一部の項目はプリントサイズであるものがあげられる。
モニター画面に表示される画像を見ただけでは、プリントサイズを一目で認識することは難しい。プリントサイズの設定ミスは、顧客からのクレームの原因となるため、表示されている画像のすべてについて、プリントサイズを確認できるようにし、設定ミスを発見した時点で直ちに修正できるようにしておくことが好ましい。
【0013】
本発明の更に別の好適な実施形態として、前記第2表示モードにおいて、選択している画像を他の画像に切り換えることに連動して、当該他の画像については、項目のすべてが表示されるように切り換わると共に、直前に選択していた画像については、前記一部の項目が表示される形態に切り換わるように構成したものがあげられる。
【0014】
第2表示モードにおいて、画像を切り換えた場合、この切り換えに連動して、表示される項目も切り換えられるので、オペレータの操作負担を軽減することができる。すなわち、 画像を選択すれば、その画像に関しては、一部の項目が表示されていた状態から、すべての項目が表示される形態に切り換わり、直前に選択していた画像は、逆に、すべての項目が表示されていた状態から、一部の項目が表示される形態に自動的に切り換わる。
【0015】
上記課題を解決するため本発明に係る別の画像形成装置は、
画像形成媒体から取得した画像データに基づいて写真処理を行うに先立ち、画像データに係る画像の複数をモニター画面に表示させる画像表示モードを有し、この画像表示モードにおいて写真処理に必要な項目の設定を行うことができるようにするため、複数種類の項目をモニター画面に表示させるようにした画像処理装置において、
前記画像表示モードは、現在選択されている画像については、項目のすべてを表示させ、現在選択されていない画像については、一部の項目を表示させるように構成すると共に、 選択している画像を他の画像に切り換えることに連動して、当該他の画像については、項目のすべてが表示されるように切り換わると共に、直前に選択していた画像については、前記一部の項目が表示される形態に切り換わるように構成したことを特徴とするものである。
【0016】
この画像表示モードでは、現在選択されている画像については、すべての項目が表示されるが、それ以外の画像については、一部の項目のみが表示される。したがって、画面構成がシンプルになり、特に熟練者は、数多くの項目が表示されることによる目移りをなくすことができる。また、仮に長時間の作業を行ったとしても、目の疲れを従来よりも軽減することができる。その結果、モニター画面を見ながら写真処理に必要な項目の設定を行うに当り、特に熟練者にとって設定を行いやすく目の疲れが生じないような画像処理装置を提供することができる。また、画像を切り換えた場合、この切り換えに連動して、表示される項目も切り換えられるので、オペレータの作業負担を軽減することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明に係る画像処理装置の好適な実施形態を図面を用いて説明する。図1は、画像処理装置の外観構成を示す斜視図である。
【0018】
<画像処理装置の構成>
図1において、画像処理装置はプリンタプロセッサー1とスキャナーユニット2とから構成される。プリンタプロセッサー1とスキャナーユニット2とは、通信ケーブル3により接続されている。スキャナーユニット2には、ネガキャリア4が着脱自在に取り付けられる。ネガキャリア4は、写真フィルムの1例であるネガフィルム(画像形成媒体に相当する。)を搬送する機構を備えている。スキャナーユニット2は、画像読み取り用の光源と、読み取りセンサーであるCCDラインセンサーとを備えている。すなわち、 ネガキャリアに現像済みネガフィルムを装着し、ネガフィルムを所定速度で搬送させながら、ネガフィルムの画像を1ラインずつスキャニングしながら取り込んでいく。
【0019】
プリンタプロセッサー1は、写真感光材料であるペーパーの乳剤面に画像を焼付露光し、この焼付露光したペーパーを現像処理することで、写真プリントを作成することができる。そのため、ペーパーに画像を焼付露光する露光エンジンと、ペーパーを現像処理する現像処理槽とを備えており、どちらも公知の構造を有するものを使用できる。露光エンジンは、プリントサイズにあらかじめカットしたペーパーを搬送経路(副走査方向)に沿って所定速度で搬送させながら、画像データに基づいて変調した露光光を主走査方向に沿って走査することで、画像(潜像)を順次形成して行くことができる。露光エンジンとしては、レーザーエンジン、PLZTエンジン、CRTエンジン等の適宜の方式のものを採用することができる。
【0020】
また、画像入力部6を備えており、ネガフィルム以外にも、各種のデジタル画像形成媒体から画像データを取得することができる。例えば、MOディスク、フレキシブルディスク、CD−Rや、デジタルカメラの各種記録媒体から画像データを取得することができる。
【0021】
モニター7が設けられており、取得された画像データ(画像)を画面に表示させることができる。モニター画面には、種々の表示をさせることができるが、本明細書においては、画像表示モードに関連する事項のみを説明する。この点の詳細は、後述する。また、キーボード8とマウス9とが設けられており、画像表示モードにおいて、画像の選択をしたり、補正値等の数値の入力を行うことができる。
【0022】
<機能ブロック>
次に、図1に示す画像処理装置の機能を図2のブロック構成図により説明する。
画像データ記憶部10は、画像入力部6やスキャナーユニット2から取得した画像データを記憶する。画像データ記憶部10は、ハードディスク等の大容量記憶装置により構成することができる。画像処理部11は、画像データに対して色や濃度の補正処理を行う。また、その他のコントラストやシャープネスの補正処理を行う。画像処理部11は、公知の画像処理用のプログラムや画像処理基板等のハードウェア等に基づいて構成できる。
【0023】
画像表示モード用プログラム12は、プレジャッジを行うためのプログラムであり、このプログラムは予め画像処理装置本体内にインストールされ、ハードディスクに格納されている。ここで、プレジャッジとは、画像の焼付露光を行う前に、モニター7の画面に画像を表示させ、この表示画面を見ながらオペレータにより、色・濃度等の判断を予め行うことである。画像表示モードとしては、初心者用の第1表示モードと、熟練者用の第2表示モードとを有し、それぞれ予め設定した表示形態で画像やその他の項目をモニター画面に表示させる。各表示モードの表示形態の詳細は後述する。
【0024】
表示画像データ生成部13は、モニター7に画像を表示させるためのデータを生成する。例えば、画像データ記憶部10に記憶されている画像データ(画像)の6枚分を、1つの画面で表示させる場合は、あらかじめ作成しておいたフォーマット(テンプレート)に上記の6枚分の画像データを画像合成すればよい。また、画像を表示させる場合も、何枚の画像を表示させるかを選択することができる。例えば、6枚ではなく、4枚、8枚、12枚・・・の画像を1つのモニター画面に表示させることができる。
【0025】
モード設定記憶部14には、オペレータにより現在選択されているモードデータが記憶されている。すなわち、 第1表示モードと第2表示モードのいずれが選択されているのかという情報が記憶されている。なお、いずれのモードを選択するかというデータは、キーボード8やマウス9を介して入力される。このモード設定記憶部14に設定されているデータに基づいて、表示画像データ生成部13における表示画像データが生成されることになる。モード設定記憶部14、キーボード8やマウス9は、表示モード選択手段として機能する。
【0026】
写真処理データ記憶部15には、プリント枚数、プリントサイズ等の画像焼付露光を行うのに必要なデータが格納されている。写真処理データは、キーボード8やマウス9を介して入力される。また、スキャナーユニット2や画像入力部6を介して画像データを取得した時に、付随して取得されることもある。例えば、APSによる写真フィルムの場合、磁気データ記憶部にプリント枚数が記憶されていることもある。
【0027】
表示項目設定記憶部16は、第2表示モードにおいて、表示される項目と表示されない項目をオペレータが選択することができる。ただし、かかる機能は、 必ずしも設けなくても良い。すなわち、 第2表示モードにおいて、選択されていない画像について表示される項目は、オペレータが変更することは出来ず、固定された態様であっても良い。
【0028】
露光エンジン17は、既に述べたように、画像データに基づいてペーパーに画像を焼付露光する装置である。画像処理部11において色・濃度の補正処理が行われた場合は、その補正が行われた結果の画像データが送られる。
【0029】
<表示画面の構成例>
次に、第1表示モードと第2表示モードにおいて、モニター画面に表示される表示画面の構成例を説明する。図3は、第2表示モードの構成例であり、図4は第1表示モードの構成例である。
【0030】
図3は、6枚の画像を表示するモードである。第2表示モードにおいても、画像を何枚表示させるかをオペレータは選択可能である。なお、画像の表示枚数に関係なく、本発明の特徴を説明できるので、以下6枚表示のモードで説明する。
【0031】
図3において、現在、上段の真中の画像(Aで示す。 )が選択されている。また、画像とともに、写真処理に必要な項目が表示される。この項目に関して以下説明する。
色補正エリア20は、色の補正値を入力するエリアである。具体的には、Y,M,C(イエロー、マゼンタ、シアン)の3色の色データの補正値を入力できる。オペレータは、表示されている画像を見て、色の補正が必要であると判断した場合は、Y,M,Cの補正値を入力する。色の補正値が入力されると、画像処理部11により画像データの補正処理がされ、その結果は表示画面に反映される。すなわち、 色データの補正値を入力すると、ただちに、補正結果を画面上で確認することができる。なお、色の補正が不要であると判断した場合には、補正値を入力する必要はない。
【0032】
濃度補正エリア21は、濃度の補正値を入力するエリアである。オペレータは、表示されている画像を見て、濃度の補正が必要であると判断した場合は、濃度の補正値を入力する。入力した結果は、色の場合と同様に、直ちに確認することができる。
【0033】
プリント枚数設定エリア22には、プリント枚数(処理枚数に相当する。)が入力される。スキャナー補正値表示エリア23には、スキャナーにより写真フィルムから画像データを取り込んだとき、スキャナーにより設定された補正値である。すなわち、 スキャナーにより取り込んだ画像データをそのまま使用するのではなく、適切な色・濃度になるように、スキャナー自身による補正も行われる。
【0034】
コマ番号表示エリア24には、写真フィルムの各コマ画像に対応したコマ番号(処理番号に相当する。)が表示される。画像位置設定エリア25は、プリント画像の左右の位置を設定(調整)する。図3に示すように、写真プリントとして焼付露光される範囲は、白い枠線で囲まれたエリアである。オペレータは、焼付露光される範囲が適正になるように、画像位置設定エリア25に設けられたボタンをクリックすることで、調整することができる。
【0035】
DSA設定エリア26は、コントラストやシャープネス等を調整するためのエリアである。ここに表示されているボタンをクリックすると、別のウィンドウが起動し、その画面において、コントラストやシャープネス等を調整できる。
【0036】
プリントサイズ設定エリア27は、プリントサイズに設定を行うためのエリアである。例えば、クラシカルサイズ、パノラマサイズ等の写真プリントのサイズを設定できる。
【0037】
以上説明したような写真処理に必要な項目の表示がされている。ここで、図3の第2表示モードでは、選択されている画像Aについては、すべての項目が表示されている。一方、選択されていない画像については、プリント枚数設定エリア22、コマ番号設定エリア24、プリントサイズ設定エリア27のみが表示されている。この第2表示モードは、熟練者向けの表示モードである。熟練者にとっては、画面上に多くの項目が表示されていると、目移りしやすくなり、作業が行い難いという問題がある。また、熟練者の場合、作業時間が長時間になることも多く、画面上に設定項目を多く表示させると、目が疲れやすくなるという問題もある。また、熟練者は、操作方法を熟知しており、表示されている項目の数を減らしたほうが、自分の感性を生かした画像のジャッジが行いやすくなる傾向がある。したがって、熟練者向けの第2表示モードは、できるだけ画面表示がシンプルになるように構成した。
【0038】
一方、初心者向けの第1表示モードであるが、図4に示すように、すべての画像について、すべての項目を表示したほうが、確実に操作を行えるので好ましい。すなわち、 初心者は、すでに設定を行った画像の設定内容を確認しながら、新たな設定を行うようにした方が操作がしやすくなる。写真店には、アルバイトやパートといった初心者もおり、かかる初心者は、作業が長時間に及ぶケースも少なく、図4に示す形態が好ましい。図4からも分かるように、 選択している画像Aのみならず、その他の選択していない画像についても、すべての項目を表示している。画像処理装置を取り扱うオペレータは、あらかじめ、いずれの表示モードを使用するかを設定することができる。もちろん、初心者であっても、第2表示モードが好みであれば、そちらを選択して使用することができる。
【0039】
第2表示モードにおいて、選択されていない画像について、コマ番号表示を残したのは、写真処理の進行状況を画面から直ちに把握できるからである。したがって、熟練者にとっても、コマ番号はすべての画像について表示しておくことが好ましい。また、プリント枚数の表示を残したのは、プリント枚数を間違えて設定していないかどうかを、いつでも判断できるようにするためである。例えば、間違えてプリント枚数を大きな数値に設定してしまうことがある。したがって、かかる設定ミスを直ちに確認できるように、すべての画像に関して、プリント枚数を表示することが好ましい。また、APSの写真フィルムに場合は、カメラユーザーの側で、プリント枚数を磁気記録部に設定することができる。仮に、このユーザーの設定においてミスがあった場合、これをいつでも発見できるようにしておくことが好ましいからである。
【0040】
また、プリントサイズの表示については、設定ミスは、顧客からのクレームの原因となるため、表示されている画像のすべてについて、プリントサイズを確認できるようにし、設定ミスを発見した時点で直ちに修正できるようにしておくことが好ましい。
【0041】
次に画像の選択について説明する。図3において、現在選択されている画像Aからそのとなりの画像Bに切り換える場合は、マウスで画像Bの適宜の位置をクリックすればよい。また、画像を切り換えることにより、これに連動して、自動的に、画像Bについてすべての項目が表示されるようになり、その直前まで選択していた画像Aについては、その他の選択されていない画像と同様に、一部の項目のみの表示形態に切り換わる。画像の選択は、マウス以外にも、キーボードに設けられたカーソルキー等によっても行うことができる。画像の切り換えに連動して表示項目も切り換わるので、オペレータにとって作業が行いやすくなる。
【0042】
<別実施形態>
本実施形態では、画像形成媒体として、現像済みの写真フィルムのコマ画像をスキャナーで読み取る場合を説明したが、これに限定されるものではない。画像形成媒体がデジタルカメラの記録媒体の場合は、同様にコマ番号が表示されると共に、元画像サイズ(ファイルサイズ)も表示される。デジタルカメラの場合は、機種によっては、全く同じ画像が2枚記録される場合がある。2枚のうち1枚は、通常のサイズの画像であり、 もう1枚はサムネイル画像と呼ばれるものである。サムネイル画像は、通常のサイズに比べて小さくなっている。これは、パソコンでデジタルカメラで撮影した画像を複数表示させる場合、その表示スピードを速くすることを考慮したものである。かかるデジタルカメラの記録媒体から画像データを取り込むと、モニター画面に全く同じ画像が2枚表示される。プリント処理をする場合は、サイズの大きいほうを用いたほうが画質がよくなるので、画像のサイズが表示されていれば、2枚の画像のうち、どちらを利用した方が良いかを直ちに知ることができる。デジタルカメラの記録媒体等のメディアから画像データを取得した場合は、その画像のファイル名も表示させることが好ましい。
【0043】
本実施形態では、画像データに基づいて、写真プリントを作成するようにしているが、これに限定されるものではなく、メディアに出力するように構成しても良い。例えば、写真フィルムから取得した画像データを、MOディスクやCD−R等のメディアに書き込むようにしてもよい。この場合、プリント枚数設定エリアは、書き込み枚数設定エリアとして機能することになる。また、メディアに書き込む場合は、天地データもあわせて書き込むことが好ましい。天地データとは、画像のどちらが上であるかを示すデータである。図3の例だと、画像Bは、画像の上側が「天」で下側が「地」である。画像Aは、画像の左側が「天」で右側が「地」である。かかる天地データを画像データに付随して記録させることにより、そのメディアに記録された画像データをパソコンで読み取った場合に、画像をパソコン画面に正しい方向で表示させることができる。なお、天地データは、第2表示モードにおいても、すべての画像について表示させるのが好ましい。
【0044】
本実施形態では、第2表示モードでは現在選択されていない画像の全部について、一部の項目を表示させているが、選択されていない画像の一部について、一部の項目を表示させるようにしても良い。具体的には、6枚表示のうち、選択されていない5枚について、一部の項目を表示させているが、これを4枚、あるいは、3枚について、一部の項目を表示させるようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像処理装置の外観構成を示す斜視図
【図2】画像処理装置の機能を示すブロック構成図
【図3】第2表示モードにおける表示画面の構成例を示す図
【図4】第1表示モードにおける表示画面の構成例を示す図
【符号の説明】
1 プリンタプロセッサー
2 スキャナーユニット
7 モニター
10 画像データ記憶部
11 画像処理部
12 画像表示モード用プログラム
14 モード設定記憶部
20 色補正エリア
21 濃度補正エリア
22 プリント枚数設定エリア
24 コマ番号表示エリア
27 プリントサイズ設定エリア

Claims (6)

  1. 画像形成媒体から取得した画像データに基づいて写真処理を行うに先立ち、画像データに係る画像の複数をモニター画面に表示させる画像表示モードを有し、この画像表示モードにおいて写真処理に必要な項目の設定を行うことができるようにするため、複数種類の項目をモニター画面に表示させるようにした画像処理装置において、
    前記画像表示モードは、第1表示モードと、第2表示モードとを有すると共に、 これらいずれかの表示モードを選択する表示モード選択手段を備えており、第1表示モードにおいては、表示されている画像のすべてについて、項目のすべてを表示させるようにし、
    第2表示モードにおいては、現在選択されていない画像の一部又は全部について、項目の一部を表示させるように構成したことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第2表示モードにおいては、現在選択されている画像については、項目のすべてを表示させ、現在選択されていない画像については、一部の項目を表示可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記一部の項目は、各画像データの処理数と、処理番号であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記一部の項目はプリントサイズであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記第2表示モードにおいて、選択している画像を他の画像に切り換えることに連動して、当該他の画像については、項目のすべてが表示されるように切り換わると共に、直前に選択していた画像については、前記一部の項目が表示される形態に切り換わるように構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 画像形成媒体から取得した画像データに基づいて写真処理を行うに先立ち、画像データに係る画像の複数をモニター画面に表示させる画像表示モードを有し、この画像表示モードにおいて写真処理に必要な項目の設定を行うことができるようにするため、複数種類の項目をモニター画面に表示させるようにした画像処理装置において、
    前記画像表示モードは、現在選択されている画像については、項目のすべてを表示させ、現在選択されていない画像については、一部の項目を表示させるように構成すると共に、 選択している画像を他の画像に切り換えることに連動して、当該他の画像については、項目のすべてが表示されるように切り換わると共に、直前に選択していた画像については、前記一部の項目が表示される形態に切り換わるように構成したことを特徴とする画像処理装置。
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