JP3772474B2 - 小型電子機器のキーボード構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、小型電子機器のキーボード構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯可能な小型電子機器における入力方法には、大きく分けて2通りの方法があり、その1つはキーボード入力方式であり、他はタッチパネル入力方式であり、何れの方式においてもスペースの最小化を図っている。
ところで、文字データを入力する際に、タッチパネル入力方式はタッチポイントの座標値を確定するまでに時間がかかるため、キーボード入力方式のように連続的に文字入力する場合には不向きであり、また入力データ量が多い場合にもキーボード入力の方がスムーズに入力することが可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、キーボード入力方式を採用した携帯機器においては、その表面に液晶表示部とキーボードとを並設した構成となっているため、タッチパネル入力方式に比べて機器本体の大型化を招く。また、携帯機器を机上に載置した状態では両手でキー入力することができるが、外出先においては、片手で機器本体を持ち、他方の手でキー入力するようにしているが、安定性に欠けるため、片手でのキー入力は極めて困難なものとなっていた。
この発明の課題は、文字データをキー入力する場合であっても、機器本体を両手で把持したままの状態で両手でキー入力できるようにすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明の手段は次の通りである。
上面に表示部を備えた機器本体と、前記表示部側に配置される左手用キーボードを設け前記表示部を覆う左側蓋体と、前記表示部側に配置される右手用キーボードを設け前記表示部を覆う右側蓋体と、前記表示部を覆う左側蓋体と右側蓋体とを、使用時において前記機器本体の手前に縦回動させることで、前記左手用キーボード及び、右手用キーボードを前記機器本体の手前側に配置する前方向回動手段と、前記前方向回動手段による配置から、前記左側蓋体と右側蓋体とを離間する横方向に横回動させて前記左手用キーボード及び、右手用キーボードを前記機器本体の横側に配置する横方向回動手段と、前記横方向回動手段による配置から、前記左側蓋体と右側蓋体とを裏面側に縦回動させて前記左手用キーボード及び、右手用キーボードを前記機器本体の裏面側に配置する裏面方向回動手段とを備えるものである。
従って、この発明では、使用時に左手用キーボードを設けた左側蓋体と右手用キーボードを設けた右側蓋体とを自由に回動させて、左手用キーボード及び、右手用キーボードを機器本体の手前側、横側、裏面側の任意の位置に配置することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図3を参照してこの発明の一実施形態を説明する。
図1は携帯機器を両手で把持した状態を示し、(A)は機器本体1をその表面側から視た図、(B)はその裏面側から視た図である。
機器本体1はその全体が横長の平板状に形成された携帯可能なサイズで、機器本体1を把持する際には、機器本体1の表面側に両手の親指を位置させ、両手の残りの4本の指をその裏面側に位置させて機器本体1の両側部を両手の手のひらで押し付けるように把持するようにする。この機器本体1の表面略全域には表示部2が設けられていると共に、所定位置にはパワースイッチ3や操作部4等が設けられている。ここでパワースイッチ3は機器本体1を把持した状態において、親指で操作可能な位置に設けられている。一方、機器本体1の裏面側には左手用キーボード5、右手用キーボード6がそれぞれ配設されている。この左手用キーボード5、右手用キーボード6は機器本体1を両手で把持した状態において親指を除く残りの4本の指で操作されるもので、そのキー配列は次のような構成となっている。
【0007】
図2は左手用キーボード5、右手用キーボード6のキー配列を説明するための図で、(A)はノート型パーソナルコンピュータと呼ばれる携帯機器に広く採用されている基本86キーボードのキー配列を示している。この基本86キーボードをその略中央部を境に縦方向に2分割する。図中太線で示したラインはこの場合の分割ラインを示している。また、図中、「J」、「F」は基本86キーボードのホームポジションのキー位置を示している。このようにして2分割された各キーボード(左側キーボード、右側キーボード)を図2(B)に示すように外側方向へそれぞれ90度回転させる。すなわち、図中左側のキーボードを時計方向に90度回転させ、また右側のキーボードを反時計方向に90度回転させる。これによって図2(B)に示す状態となり、この状態から更に紙面に対して平行な横軸を中心に左右のキーボードをそれぞれ180度回転させると、図2(C)に示すようなキー配列の左手用キーボード5、右手用キーボード6を得ることができる。ここで、図2(C)は機器本体1の表面側から裏面側を透視した状態のキー配置図で、左右ホームポジションのキー「J」、「F」は、機器本体1の上部側において横向き状態で配置されたものとなる。換言すると、機器本体1を把持した状態において、図2(A)で示した分割ラインが人差し指側に位置するように基本86キーボードを分離変形したものが左手用キーボード5、右手用キーボード6となる。
【0008】
図3は未使用時において表示部2の左半分を覆う左側蓋体7と表示部2の右半分を覆う右側蓋体8の内面に対応する左手用キーボード5、右手用キーボード6を設け、使用時に左側蓋体7、右側蓋体8を機器本体1の裏面側に折り畳むことで、左手用キーボード5、右手用キーボード6を機器本体1の裏面側に配置する構成を示した図である。ここで、図中(A1)、(B1)、(C1)、(D1)、(E1)は未使用時から使用可能な状態となるように左側蓋体7、右側蓋体8をを開いてゆく過程を示した斜視図であり、また、図中(A2)、(B2)、(C2)、(D2)、(E2)はこの斜視図に対応する裏面図である。ここで、図3(A1)は未使用時において表示部2の全域を左側蓋体7、右側蓋体8によって覆っている状態を示し、この状態から(B1)は左側蓋体7、右側蓋体8を手前に180度回動させた状態を示し、(C1)は外側方向へ45度水平に回動させた状態を示し、(D1)は更に外側方向へ45度水平に回動させた状態を示し、(E1)は機器本体1の裏面側方向へ左側蓋体7、右側蓋体8を180度回動させることによって左側蓋体7、右側蓋体8を折り畳んだ状態を示している。このように左側蓋体7、右側蓋体8が作動するようにその取付構造は次のように構成されている。すなわち、左側蓋体7、右側蓋体8はその上面部において回転可能に軸支されたアーム9、10に取り付けられている。このアーム9、10は機器本体1の手前側に設けられたヒンジ部11、12に連結されており、ヒンジ部11、12は機器本体1の裏面部に回転可能に軸支されたアーム13、14に連結されている。また、機器本体1の裏面側コーナ部にはアーム13、14が水平方向に回動可能となるように切り欠き1a、1bが形成されている。
【0009】
以上のように構成された携帯機器においては、機器本体1の裏面側に左手用キーボード5、右手用キーボード6をそれぞれ配置し、機器本体1の両側部を両手で把持した状態で両手の親指を除く残りの4本の指で左手用キーボード5、右手用キーボード6を操作することにより文字データを入力することができる。つまり、機器本体1を両手で把持したままの状態で、両手を使って文字入力することが可能となり、使用場所を問わず、スムーズな文字入力が可能となる。また、基本86キーボードを2分割してその向きを変えることにより、左手用キーボード5、右手用キーボード6を構成したから、このキー配列によってブラインドタッチ入力が可能となる。更に、左側蓋体7、右側蓋体8は図3(A1)の状態から手前に180度回動させることができるので、機器本体1を机上に置いて表面から通常のキー入力も可能となる。
【0010】
なお、上述した一実施形態においては、左側蓋体7、右側蓋体8の取付構造を図3に示すようにしたが、その取付構造はこれに限らず、図4に示すような構成であってもよい。すなわち、図4は機器本体1の両側部に左側蓋体21、右側蓋体22をヒンジ部23、24を介して360度回動可能に取り付けたもので、図4(A)、(B)、(C)は未使用状態から使用状態となるように左側蓋体21、右側蓋体22を開いてゆく過程を示している。
また、図4(B)のように、左手用キーボード5、右手用キーボード6を蓋体21、22の内側に配設せず、機器本体1の裏面部に直接配置したものであってもよい。
【0011】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、使用時に左手用キーボードを設けた左側蓋体と右手用キーボードを設けた右側蓋体とを自由に回動させて、左手用キーボード及び、右手用キーボードを機器本体の手前側、横側、裏面側の任意の位置に配置することができ、機器本体の手前側、横側の任意の位置からデータの入力ができる他、機器本体の裏面側からもデータの入力ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】携帯機器を両手で把持した状態を示し、(A)は機器本体をその表面側から視た図、(B)はその裏面側から視た図。
【図2】(A)〜(C)は左手用キーボード5、右手用キーボード6のキー配列を説明するための図。
【図3】未使用状態から使用状態となるように左側蓋体7、右側蓋体8を開いてゆく過程を示し、(A1)、(B1)、(C1)、(D1)、(E1)は斜視図、(A2)、(B2)、(C2)、(D2)、(E2)は裏面図。
【図4】蓋体の他の取付構造を示し、(A)、(B)、(C)は未使用状態から使用状態となるように左手用キーボード21、右手用キーボード22を開いてゆく過程を示した図。
【符号の説明】
1 機器本体
5 左手用キーボード
6 右手用キーボード
7、21 左側蓋体
8、22 右側蓋体
Claims (1)
- 上面に表示部を備えた機器本体と、
前記表示部側に配置される左手用キーボードを設け前記表示部を覆う左側蓋体と、
前記表示部側に配置される右手用キーボードを設け前記表示部を覆う右側蓋体と、
前記表示部を覆う左側蓋体と右側蓋体とを、使用時において前記機器本体の手前に縦回動させることで、前記左手用キーボード及び、右手用キーボードを前記機器本体の手前側に配置する前方向回動手段と、
前記前方向回動手段による配置から、前記左側蓋体と右側蓋体とを離間する横方向に横回動させて前記左手用キーボード及び、右手用キーボードを前記機器本体の横側に配置する横方向回動手段と、
前記横方向回動手段による配置から、前記左側蓋体と右側蓋体とを裏面側に縦回動させて前記左手用キーボード及び、右手用キーボードを前記機器本体の裏面側に配置する裏面方向回動手段と、
を具備してなることを特徴とする小型電子機器のキーボード構造。
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JP16787797A JP3772474B2 (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | 小型電子機器のキーボード構造 |
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Family
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- 1997-06-11 JP JP16787797A patent/JP3772474B2/ja not_active Expired - Fee Related
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