JP3116835U - 数と演算記号を入力する独立したデバイスを備えたノートブック型コンピュータ - Google Patents

Abstract

【課題】ノートブック型コンピュータのサイズを大きくすることなく、数と演算記号を入力できる独立したデバイスを提供して、数字を入力するときには独立したデバイスを使用し、文字を入力するときには通常のキーボードを使用するようにする。
【解決手段】数と演算記号を入力する独立したデバイスを備えたノートブック型コンピュータはキーボードとタッチパネルをもつ本体含む。タッチパネルの両側にはプレート部分があり、その一方に受け皿が設置されている。その受け皿には数を入力する独立したデバイスがあり、その数を入力する独立したデバイスの上にタッチパネルが重ねて設置されている。可動のカバーがプレート部分にシャフトで結合されている。数と演算記号を入力する独立したデバイスは、少なくとも数字キーと、演算記号キーと、「NumLock」、「Del」、「Enter」などのキーとを含む。
【選択図】図２

Description

本考案はノートブック型コンピュータに係わり、特に、数と演算記号を入力する独立したデバイスを備えたノートブック型コンピュータに関する。ノートブック型コンピュータには、数字や操作の命令を行うために、数と演算記号を入力する独立したデバイスが備えられている。

技術の改良により、コンピュータは、ほとんどの人々の生活と仕事にとって必要な道具になっている。３Ｃ製品のトレンドは、軽量、小型、薄さであり、その価格が通常のパソコンよりも高価になっても、携帯性、小型、省スペースが特徴であるノートブック型コンピュータが年々主流となってきている。このように、より多くの人々がノートブック型コンピュータを使用している。統計によれば、ノートブック型コンピュータの世界での販売数は2005年には約550,000台になるであろう。

図１に示すように、従来のノートブック型コンピュータ１は、本体２と表示ユニット３とからなっている。キーボード21とタッチパネル22とが本体２の上面に備えられている。表示ユニット３はスクリーン31である。従来のノートブック型コンピュータ１のキーボード21は、スペースを節約するために、通常88のキーが装着されている。しかし、多くの人たちにとっては、キーボード21をより小さくするのは使い辛くなる。さらに、104のキーを有する標準的なパソコンのキーボードと比較して、ノートブック型コンピュータ１のキーボード21のキーは、テンキーを持つ従来のキーボードより少ない。ノートブック型コンピュータ１のキーボード21は、パソコンの標準的なキーボードの右側にある数字キーを明らかに省略している。従来の標準的なキーボードを小型化することにより、このような幾つかの欠点が現れている。ユーザーがキーボード21を使って数字と文字を入力するとき、ユーザーは数字入力モードと文字入力モードとを連続的に切り替えなければならない。タイプライティングの速度が遅くなり、両方のモード切替の時間を要するばかりでなく、切り替えの操作は、しばしばタイプライティングの誤りを生じる。

本考案の主たる目的は、ノートブック型コンピュータのサイズを大きくすることなく、数と演算記号を入力できる独立したデバイスを提供して、数字を入力するときには独立したデバイスを使用し、文字を入力するときには通常のキーボードを使用するようにすることである。数と演算記号を入力できる独立したデバイスは、その操作生に調和がとれている。さらに、数字入力モードと文字入力モードとを連続的に切り替える不便がなくなり、キーボードの配置がパソコンの標準的なキーボードとほぼ同じになるので、タイプライティングの速度が速くなり、使い勝手がよくなり、タイプライティングの誤りを減らすことができる。

上記の目的を達成するために、本考案は、以下に示すキーボードとタッチパネルを含むノートブック型コンピュータを提供する。それは、プレート部分に装着されているタッチパネルの両側で、その一方に受け皿があり、その受け皿に設置されて、数を入力する独立したデバイスと、その数を入力する独立したデバイスの上に重ねて設置されたタッチパネルと、シャフトで結合された可動のカバーとからなっている。

本考案は、数を素早く入力するのに便利な機能と、度々入力モードを切り替えるという不便を回避する手段を提供する。

本考案をさらに理解させるために、以下に詳細に記載する。しかし、これらの記載と図面は、本考案の目的、主要点、特徴などについて、当業者の理解に資するものであり、実用新案登録請求の範囲や精神を限定するものではない。

図２と図３に、数と演算記号を入力する独立したデバイスを備えたノートブック型コンピュータ１を示す。ノートブック型コンピュータ１は次のような要素を含む。

本体２は、キーボード21とタッチパネル22とを有する。タッチパネル22の両側には、プレート部分23がある。

表示ユニット３はスクリーン31を有する。

本考案の主要部分を次に記載する。プレート部分23の一つに受け皿24がある。数を入力する独立したデバイス４が、その受け皿24の中に設置されている。数を入力する独立したデバイス４は、少なくとも１から９と０の数字の数字キーと、「＋」、「―」、「×」、「／」などの演算記号キーと、「NumLock」、「Del」、「Enter」などのキーとを含む。

ノートブック型コンピュータ１に文字と数字を入力するときに、その数を入力する独立したデバイス４により入力する必要がある。文字を入力するときには、キーボード21を押せばよいし、数字を入力するときには、数を入力する独立したデバイス４のキーをクリックすればよい。その操作は便利である。

図４と図５に、本考案において、タッチパネル22を取り外しできるような、数を入力する独立したデバイス４の他の例を示す。タッチパネル22は数を入力する独立したデバイス４の上に重ねて設置されている。この実施例では、タッチパネル51が可動式のカバー５の一面に取り付けられている。シャフト52で、可動式のカバー５とプレート部分23とが連結されている。図４に示すように、タッチパネル51を使いたいときには、可動式のカバー５を外側に回して、数を入力するデバイス４とタッチパネル51が見えるようにする。それを使わないときには、プレート部分23の数を入力するデバイス４が可動式のカバー５でカバーされ、プレート部分23は可動式のカバー５で平らになっていて、タッチパネル51や数を入力するデバイス４が埃で汚れないようになっている。

図４に示すタッチパネル51はプレート部分23の右側にあるので、右利きのユーザーに適している。

可動式のカバー５は様々な方法あるいは方向での開閉が許容される。図４では、可動式のカバー５は右側に回転させて開くようになっている。図６では、可動式のカバー５は手前方向に回転させて開くようになっている。他の方法も可能であり、本発明の範囲に属する。

さらに、本考案による数と演算記号を入力する独立したデバイスを備えたノートブック型コンピュータ１は、従来技術による数字の入力における欠点を改良するだけでなく、ノートブック型コンピュータの容積を増加させない。

ここに記載された考案と同様なものが様々に変形されるのは明らかである。本考案の精神と範囲から隔たりのない変形や、当業者により容易になされる変形は、実用新案登録請求の範囲に属するものである。

従来技術によるノートブック型コンピュータの透視図である。 本発明によるノートブック型コンピュータの透視図である。 本発明によるノートブック型コンピュータの平面図である。 本発明の実施例によるタッチパネルを開く操作を示す図である。 本発明の実施例によるタッチパネルを閉じる操作を示す図である。 本発明のタッチパネルについての他の実施例を示す図である。

符号の説明

１ ノートブック型コンピュータ
２ 本体
３ 表示ユニット
４ 数を入力する独立したデバイス
５ 可動式のカバー
21 キーボード
22 タッチパネル
23 プレート部分
24 受け皿
31 スクリーン
51 タッチパネル
52 シャフト

Claims (5)

1. キーボードと二つのプレート部分を有する本体と、プレート部分の一方に備えられた数を入力する独立したデバイスと、スクリーンである表示ユニットとから構成されることを特徴とする数と演算記号を入力する独立したデバイスを備えたノートブック型コンピュータ。
2. 前記プレート部分の一方に備えられた受け皿と、その受け皿に設けられた数を入力する独立したデバイスとを有することを特徴とする請求項１に記載の数と演算記号を入力する独立したデバイスを備えたノートブック型コンピュータ。
3. 数を入力する独立したデバイスは、少なくとも１から９と０の数字の数字キーと、「＋」、「―」、「×」、「／」などの演算記号キーと、「NumLock」、「Del」、「Enter」などのキーとを含むことを特徴とする請求項１に記載の数と演算記号を入力する独立したデバイスを備えたノートブック型コンピュータ。
4. 可動式のカバーがプレート部分に備えられた数を入力する独立したデバイスに取り付けられ、タッチパネルがその可動式のカバーの内側に取り付けられていることを特徴とする請求項１に記載の数と演算記号を入力する独立したデバイスを備えたノートブック型コンピュータ。
5. シャフトが可動式のカバーとプレート部分に設けられていることを特徴とする請求項１に記載の数と演算記号を入力する独立したデバイスを備えたノートブック型コンピュータ。