JP3771540B2 - デジタル式測定装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、データの取り込みおよび保存の仕方に関係している。それも特に、物や人に対して距離や寸法を測って記録する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
建物内の距離や物や人体のように比較的小規模なサイズのものを計測する場合には、標準テープメジャーが昔から何よりもの測定具であり、いろいろな形態のものがある。
しかし、そもそもこの方法では、測りたい物にメジャーを当てがって延ばし、端点の目盛りを読むということを、人の手や目を使ってしなくてはならない上、メジャーで測りとったその数値を記録するのも人の手によってである。
これでは時間もかかるし、間違いも発生しやすい。簡単な計測で、一度きりで終わるような場合ならこれでもよいかもしれないが、製造工業では何度も多くの測定を行わなくてはならないので、このやり方は不向きである。
製造物の物理的なサイズを短時間で正確に測って記録できることは、どの製造工程においても基本条件であり、これは製造をまさに行っている工程であっても、製品の仕上げの工程であってもいえる。
連続生産と完成品の流通を行なう以前に、物の寸法が厳格な規格を必らず満たし、製造が円滑に行なわれる様にすることが必要である。
とりわけ衣料品アパレル業界では、製品をかならず厳格な品質検査にかけてサイズが規格通りであることを示さなくてはならない。
一種類の製品について、幾段階もの異なった各工程で、その製品自体の様々な部分について、多数の寸法測定を速やかに正確にしなければならない。しかも、製品の性格上、こうした寸法測定は人の手によって行われることが多い。こうしたプロセスは著しく時間を浪費する上に、採寸結果のつじつまが合わないことも頻繁である。
また、人の手で記録すると採寸が正しくても記録で誤ることもありうるので、記録前に計算処理が必要な場合にはさらに問題がこじれてくる。
それに、長さを測り、頭で計算し、必要なことを手で記入するという作業を何度も繰り返しているうちに、勤務終了時刻ころには人間が疲れてミスを犯しやすくなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
採寸、計算、及び記録に関わる前述の問題は個別の小さな規模でみればそれほどの問題ではないかもしれないが、それでも従来のように人間の手で採寸をするのは、あまりにも時間の無駄である。
それに測定の規模を拡大したときに精度の問題が大きくなるだけである。例えば、後で統計処理を施すためにデータバンクを新たにつくろうという場合である。従来のやりかたでは時間が無駄であり、不必要な負担になっている。
旧来のように人の手による採寸では、あまりに不正確であるし、現在の製造工業では生産工程がオートメーションされており、手動でそれに対応していくのは困難である。
【0004】
必要なのは、目盛りの位置を読んだり、その結果をまた書類やデータバンクに書き取ったりするオペレーターがいなくても、自動的に丈や寸法の測定と記録までが済むような方法である。
そのような測定システムなら、自動的に測定データを必要なフォーマットに変換することができ、どんな計算が必要となっても正確な数値を出すことができ、得られた測定結果とプログラムしておいた基準値とを比較することができ、最終的に正確な記録を残すことができる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
したがって、本件の発明の目的は、従来のメジャリング法で生じる問題を実質的になくすことであり、それには、データの処理も保存も行なう包括的な一連の測定システムにデジタル測定装置を導入して、人や物の長さや寸法をエレクトロニクス的に決定することである。
本発明において、設定されるデジタル測定システムには、測定した長さを電子的な信号や表示に変換するためのデジタル式のテープメジャー、及びそのテープメジャー装置から送られてくるデジタルデータを処理して、有効なフォーマットで保存するための制御及び装置とディスプレイのユニットが含まれる。
【0006】
一実施例では、デジタル測定装置は、手持ち式のデジタル式テープメジャーを含んでおり、そのテープには一定間隔で孔が並んでいて、テープコンテナ内のテープが引出し口から引き出される際に、センサー部を通るようになっている。
センサー部は、光エミッティングダイオード(”LEDs”)を一定の間隔で配列し、その反対側に受光ディテクタを配列することが望ましい。
テープやエミッタ、ディテクタのセットの孔の間隔は、テープが引き出されると同時に受光ディテクタが作動するように配列し、それによって引き出されたテープの長さがわかるようになっている。
できれば、テープは巻いて、スプリングのついた密閉リール中に収め、テープがリール部の中から引き出されるのと同時に、センサー部が作動するようにしておく。
【0007】
本発明は、テープメジャーには、第1間隔で等間隔にマーカーを配列し、該テープを収容しているケースには、テープの引出し方向に沿って、3個以上のディテクターを第2間隔で等間隔に配置し、第2間隔は第1間隔より大きく設定することにより、第1間隔よりも小さい単位でテープの引き出し長さを測定できる。更にディテクターが出力する測定寸法と、制御部に予め入力した規定寸法とを比較して、対象物品が規格外か否かを直ちに報知することができる。
【0008】
システムの多種の要素の構成や組立の特殊性に本発明を限定するつもりはない。
あくまで、全ての部分をモジュールにしたがってつくり、互換や移送を十分に可能にするものである。
【0009】
本発明には、ほかにも更なる目的や、特徴や、利点や実施例があるが、それらは、当分野にて技術熟練者なら、図をみながら詳細な説明を読めばわかる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1に示したとおり、本発明のデジタル測定システムは、デジタル測定装置を具え、この装置によって得られた情報を処理したり、表示したり、保存したりするための手段を有する。
発明の説明は便宜上次の3つの部分に分けて行なう。
I)デジタル式テープメジャー
II)コントロールとディスプレイの装置
III)デジタル測定システムの応用
【0011】
I.デジタル式テープメジャー
図2では、本発明にしたがったデジタル式テープメジャーの一例としての実施例の構造が示されている。デジタル式テープメジャー(10)は、普通、等間隔に孔のあいた(12ー14)、(図3参照)長いテープであり、密閉型の保護ケース(15)の中に収められていて、引出し口(18)から引き出される際に、センサー部(20)を通り抜けるようになっている。テープ上には孔(12ー14)が一列に並んでいるので、テープ(11)が完全にケース(15)内に巻き取られたゼロ点でも、ケース(15)から長さ分だけ外に引き出されたところでも、後述するとおりセンサー部で検知できる。
【0012】
テープ(11)をつくるには、細長いテープ状の金属など、硬度の少し低い材質であれば何でもよく、また望ましい実施例ではインチやセンチメートルなどで、目盛りのマークをうって、長さがわかるようにする。同じく保護ケース(15)をつくるのも、プラスチックや金属など、しっかりした堅い素材であれば何でもよい。さらに考えられることは、テープ(11)を巻くには、ごくあたりまえのスプリング方式のリール(30)が使用できるし、保護ケース(15)外側にブレーキ解除ボタン(31)をつけるだけで、外に引き出されたテープを完全に巻き戻した状態に直せる。技術分野で知られたどんな方法でもかまわない。
【0013】
本発明の一実施例においては、センサー部(20)は、一列に並べた光エミッティングダイオード(”LEDs”)(D1−D3)と、受光ディテクタ(OP1ーOP3)とによって構成し(図4参照)、センサー部(20)内で両者がちょうど向かいあってペアになるように配列するとともに、隣りとの中心間距離を一定にすることを考えている。
光エミッティングダイオードはどんなものでも本発明のセンサー部(20)に使用することができるし、また、受光ディテクタも同様で、たとえばフォトトランジスタなどでよい。
図2と図4に示す望ましい実施例のセンサー部(20)は、3組のエミッタ・ディテクタのペアが4分の1インチ間隔で並び、電流一定の抵抗器がLEDトランスミッタの光強度を設定し、センサーの感度を調整する。
【0014】
前述の通り、テープ(11)には孔が一定間隔で並ぶ(図3参照)。テープはリル(30)からのばして保護ケース(15)の外へ引き出すときに、センサー部(20)でLEDとディテクタの間(D1ーD3,&OP1−OP3)を通る。LED(D1−D3)は光を感じ、図3に示す如く、孔(12ー14)を通って対面の受光ディテクタ(OP1−OP3)で検知される。孔(12ー14)がLEDs(D1−D3)の前に来ていないときは光は、対面の受光ディテクタに届かない。このようにして、本発明のエミッタ・ディテクタ・ペアでリール(30)から引き出されたテープ(11)の長さがわかる。
【0015】
図3に示すとおり、望ましい実施例ではテープの(13)(14)の最初の2孔は8分の1インチ間隔であるが、それに続く途中の各孔(12)は16分の3インチ間隔である。すなわち、テープが16分の1インチ動くごとにLEDs(D1−D3)の1つからの光がディテクタ(OP1−OP3)の1つに届く。つまり移動距離が16分の1インチ毎に1カウントが付属回路で記録される。
16分の1インチずつ移動したテープ(11)の移動距離に応じて、センサーが出力した様子を図3に示す。
さらに、最初の2孔(13)(14)からは二つのディテクタ(OP1)(OP2)に同時に光が届くが、センサーの出力結果が他の部分とは異なるので、これがテープが完全に巻き戻ったことの合図となる。
本発明は、前述のようにエレクトロニクス的な方法を用いて、センサー部(20)を通るテープ(11)の移動距離を測る。
しかし、本発明のセンサー部(20)は、LEDsを一定間隔で列べたものと、メジャーテープの孔に対応して検知する感光装置の使用だけに限定されるものではない。
むしろ、テープ部に磁気的あるいは機械的なマーキングを施し、それを検知するセンサー部にも磁気や力学的なディテクタを使うなど、本発明の装置や方式に、別種の機構を取り込んでも同じ結果が得られると考えられる。
図4はセンサー部(20)およびそれにつながる回路図である。
センサー部(20)の出力はマイクロプロセッサ(25)に送られ、該マイクロプロセッサ(25)は、本デジタル式テープメジャー(10)の機能や伝達作業の全てを調整するようプログラムされている。望ましい実施例では、マイクロプロセッサ(25)はP1C16C54マイクロプロセッサであり、これはアリゾナ州チャンドラーのマイクロチップテクノロジー社から入手できる。
またスイッチ(SW1&SW2)をマイクロプロセッサ(25)に接続し、これによって使用者は測定値をマイクロプロセッサに入力して保存することが可能となる。
さらに抵抗(100−104)をセンサーの出力装置とスイッチ(SW1,SW2、)に接続して+5ボルトに設定する。水晶発振回路(Ynnn)がクロックパルスをマイクロプロセッサに送るようにも配慮してある。
【0016】
直列式インターフェイス回路(26)をマイクロプロセッサ(25)につないで、外部の調整・表示装置との接続をさせることも配慮してある。図4に示した望ましい実施例の直列式インターフェイス回路(26)は、DS1275のようなラインパワーRS-232トランシーバーチップで、テキサス州ダラスのダラス・セミコンダクターから入手できる。RS232シグナルは1字あたり1200ボー、8ビットで送受信され、インターフェイス回路(26)も+5ボルトに固定し、パワー受信用と制御・表示装置との双方向の伝達用の2つの外部コネクタピン(P2、P3,)につなぐ。望ましい実施例ではまた、電圧を5ボルトで一定に保つためのレギュレータをつないでコネクタピンP1からパワー受信をする。
ダイオードD1をレギュレータ(27)の入力部とコネクタピンP1の間に接続する。
さらにキャパシタC1はレギュレーター(27)への入力をアースする。レギュレータ(27)からの出力も、キャパシタC2,C3を通してアースする。
【0017】
前述のとおり、望ましい実施例では、いくつかの機能を制御するスイッチ(16)と(17)をデジタル式テープメジャー(10)に取りつけることによって、たとえば、マイクロプロセッサ(25)に命令を送ってテープの現在位置を表示するアスキーストリングを出させたり、センサー装置(20)の出力データを記録するようなことも出来る(図2、図4参照)。しかし、本発明をこの特定のひとつの実施例に記載されたような特徴に限定するつもりはない。むしろ、どんなものでもいいから適当なマイクロプロセッサおよび関連ハードウエアをデジタル式テープメジャー(10)のPCボード(28)に取り込めるよう考案している。
【0018】
デジタル式テープメジャー(10)は、様々のタイプの独立制御・表示装置(50、60)と接続できるなど、他のものとつなぎやすいつくりをしているということでは、この上なく理想的なモジュラーである。したがって、図4に示す望ましい実施例では、ごくふつうの電話のジャックのタイプのモジュラーコネクタを、デジタル式テープメジャー(10)の保護ケース(15)内のテープ引出点または孔(18)の反対側に取り付けた。図1にみるように、モジュラーケーブル(41)は、デジタル式テープメジャー(10)と制御装置(50)ないしその他のコンピューターをつなぐよう考案した。
ここに示す望ましい実施例では、このケーブルは端点に瞬間分離コネクタ(42)と4本のワイヤーをもち、その一つをテープメジャー部(10)への送信、もう一つを受信に使うとともに、あとはパワー供給、アースに使うことにした。
【0019】
本発明をデジタル式テープメジャー(10)の電源によって制限するつもりはない。
むしろ、図のようにモジュラーコネクタ(40)とケーブル(41)経由で直接テープ部(10)を電源につなぐこともできるし、もしくは、本発明は簡単な操作でバッテリー方式で作動させることもできる。
【0020】
II.制御・表示装置
本発明にはテープ部(10)から送られてくる情報を制御したり、処理したり、表示したり、保存する手段を具えている。
図1のように望ましい実施例では、テープ部(10)からのデータを処理したり、保存するための回路を具えた制御装置(50)がある。さらにこの制御装置(50)には、ディスプレイ装置(60)と記録や保存のための装置(図示せず)が取り付けられる。
制御装置(50)の回路は、テープメジャー(10)による測定値がいくらでも、連続的にまたはその他の方式で記録できるようプログラムしておけば、どうするにしろ、各人の作業の必要に応じて、測定データを変換したり電算処理したりするようにプログラムすることも出来る。
【0021】
図6は本発明にしたがって考案されたプログラミングの一例で、製品の検査用の計測を行なうためのものである。
ディスプレイ装置(60)にパワーアップスクリーンをつけることで、制御装置を決定する情報を表示することができるし、カードIDや時刻を表示する初期画面を、ユニットを作動させて見ることができる。
図1のように、たくさんのキーパッド(52)や、いくつものファンクションボタン(53, 54, 55, 56)によって、操作者がヘルプ機能、セットアップ機能、測定機能を選ぶことも出来る。
【0022】
図6のように、ヘルプ機能はループにしたので、操作者が引き続いてヘルプテキスト画面に進むことも出来るし、初期画面に戻ることも出来る。
セットアップ機能もループにしたので、操作者はインプットしてから制御装置(50)のための任意のセッティングを入力し、選ぶことができる。
望ましい実施例では、セッティングには、クリーニングの前又は後の測定、また同時に許容値の範囲外及び/又は設計計算の範囲外の設定、ビー音とか類似の警告音が鳴る設定、時刻を調べ、テープの位置を調べ、プラント番号の入力、最後にプリンター及び/又は記憶オプションを起動させ、選択することができる。操作者はキーパッド(52)やプロンプトしてあるファンクションボタン(53, 54,55, 56)を使って、各セッティングを巡回してそれらを選んだり、数値を入力したりできるし、設定を任意の回数したあとでも、初期画面に帰ることができる。
【0023】
図6に示すとおり、測定機能を選択すると、制御装置は操作者に対して製品の型番号とサイズを入力することを要求し、操作者は、キーパッド(52)やファンクションキー(53−56)を使って、入力したり、承認したりする。
プログラムは、ある特定のの製品について「全て」の寸法を測るオプションもあるし、逆に、ウエストの股下(丈)部分だけといったように、測りたい項目を操作者が「選択」することもできる。
また、制御装置(50)は、操作者に対して、製品の選択した各寸法をすぐに測ることを要求し、そうして操作者はテープメジャー(10)を使って、測りたい寸法を次に述べるように引き続いて測定する。
一つの製品について全ての寸法を測って制御装置(50)に入力したら、操作者は、選択によって、同じ測定機能を別の製品に繰り返し、その様にして得られたデータを打ち出すこともできるし、又は打ち出さずに測定機能から抜け出すこともできる。しかし、この場合、制御装置(50)は操作者にたいして、測定データが消失するおそれがあることを警告する。
【0024】
しかし、本発明のプログラムロジックを、この上述した具体例だけに限定するつもりではない。
むしろ、ここで紹介した測定プログラムに、さらに多くのプログラミングオプションを取り入れることが出来る。
また、制御装置(50)、あるいは、他のコンピューターやコントローラであって、本発明を取り入れたものに於ては、デジタル式テープメジャー(10)を用いた他の多くの使用法に適用できる様にプログラムすることが出来る。たとえば以下に詳しく述べるが、個々の客の測定データをとったり、保存したりするようなことである。
【0025】
図1に示すように、この望ましい実施例では、ディスプレイ装置(60)は制御装置(50)の上面に、通常の液晶画面を具えている。このディスプレイは、テープメジャー(10)から送られてくる現時点のテープの長さを表示すると共に、制御装置(50)のための様々なプログラミングオプションを読みやすく表示する。同じく、制御装置(50)の望ましい実施例で、保存手段を構成するのは、従来からあるPCカードやPCMCIA ROM/RAM保存システムであって、通常のPCカードポート(71)を制御装置(50)のパネル側面(51)に設置して、制御装置(50)に取り込んだものである。
しかし、技術分野でよく知られた従来型ディスプレイ(60)や保存手段の何を制御装置(50)に取り付けても、表示や保存の機能を果たすことができる。
【0026】
さらに、本発明は、デジタル式テープメジャー(10)によって作動する制御装置の型式に制限するものではない。
むしろ、本発明は、デジタル式テープメジャー(10)をそのまま使うことも、付属プリンターを付け、又は付けないで、パソコンや、他のコンピューターやコントローラにつなぐ様に設定をすることもできるし、あるいは、デジタル式テープメジャー(10)は、内蔵の制御装置と表示機能によって、保護ケース(15)上の小型液晶ディスプレイ等を構成することが出来る。
【0027】
III.デジタル測定システムの応用
本特許は、正確に、能率良く、物や人の距離や寸法を測定するための一般的な手段として、テクノロジーの利用法を考案したものである。以下に示す実例は、旧来の測定技術の問題点を解消する本発明の多数の応用例の中のいくつかを示すものである。
【0028】
測定監査
前述のとおり、衣料品製造業者にとって負担なのは、縫製やクリーニングなど様々な工程で製品をいちいち検査して、最終製品が該当の服のサイズ規格を満たすことを示さなくてはならないことである。本発明を衣料品の監査測定に応用するには、制御・表示装置をサイズ規格にあわせてプログラムを組み、デジタル式テープメジャー(10)(以後は「DTM(10)」とする)から正規のサイズ規格におさまらない(すなわち「規格外」)か、定められた許容値の範囲外かのいずれかのデータ、あるいは両方で不適格のデータが送られてきたら警告を発するようにしておく。
このように規格をプログラムすることで、製造サイクルにおいて、サイズ規格という点からみればどういう測定が必要かもわかる。たとえば、クリーニングの前にするのか、後にするのか、両方でするのかなどである。
その上、たとえばあるフラットなズボンに対して、ウエストと裾回りを測る際に、値を倍にしたいというように、必要に応じた数値を出さなければならない場合でも、DTM(10)で取り込んだ測定値は、制御・表示装置が自動的に倍にする。
【0029】
本例で述べられる応用例は、あるズボンの許容外れ(略称「OOT」) 検査である。この特別な応用例では検査者はまず、制御装置(50)をプログラミングして、計算の結果許容外になる測定値を表示させ、さらにクリーニング後の測定値を選ぶ。
検査者は制御装置の数字キー(52)とファンクションキー(53, 54, 55, 56)を操作して、前述のように、装置のプログラムに必要なコマンドや情報を入力した。
また、検査者はファンクションキーを操作して、ピー音などの耳でわかる信号音を、規格の許容範囲に当てはまらない計算結果がでた場合に鳴るようにした。
【0030】
こうして検査者は該当の製品を選び出し、製品コード、型番号、サイズ、縫製量などをファンクションキーと数字キーから制御装置(50)に打ち込んだ。
本事例中、検査者は製品コード(105550−0291)、型番号(04)、サイズ(13)、縫製量(中)を入力した。ディスプレイは、これらの各事項を、制御装置(50)へ入力されたとおりに記録し、変更する。検査者はまた、特定の製品にあう、適正な測定値の全て、もしくはその一部を選択するオプションも持っており、この例では、完全な全身測定オプションを選択する。
【0031】
検査者は、製品を卓上など平らな面上に製品をおき、測定を行なうべき部位の測定位置に印をつけて向きを揃えてから測定する。始めはウエストからで、DTM(10)からテープ(11)を引き出して、ズボンの腰を横切って延ばし、そのズボンの片脇部から始める。
DTM(10)のテープ口(18)を、ズボンの向こう側の片脇部にあわせるまでは、巻き戻しボタン(31)は、おさえたままでいる。
いったんDTM(10)が測定位置に達すると、検査者は図1の入力ボタン(17)を押して、脇端間の長さデータをDTM(10)から制御装置(50)に送ることができる。ちなみに本例では16と3/16インチであった。実際にはこの測定値は、ウエスト周りの寸法の半分であるから、制御装置をプログラムにより、自動的に値を2倍して、プログラム内の規格値と比較したり、許容値範囲にあてはめて、許容内か許容外かを算出する。
【0032】
制御装置(50)はこのズボンの実際のウエスト値(32と3/8インチ)と、規格データ(32と1/2インチ)を画面(60)に表示し、値が許容範囲内であればピーという信号音を1回、許容範囲外であれば、2回出す。(図7のOOT、検査記録コラム3と4を参照。)
この事例では一音だけの信号音、すなわち値が許容値の範囲内にあり、はみ出してもプラス、マイナス2分の1インチ以内の幅におさまっていることを示す音のみがきこえた(図7、コラム2参照)。それで、検査者はDTM(10)についた記録スイッチ(16)を押して、このデータを記録する。
一旦データを記録すると、制御装置(50)はいつでも次の測定結果のデータ受け入れ、別のプログラムされた基準値を表示できる状態になる。
【0033】
次の測定はハイヒップで、検査者は前述のウエストの場合と同様の手順にしたがった。
服に印をつけて、ズボンのハイヒップの部分を通って、サイドからサイドの長さを測れるように置き、DTM(10)を使って測定値である19と3/8インチを、入力スイッチ(17)を押して入力した。制御装置(50)がその値を自動的に2倍し、基準値の値(38 5/8”)と、実際値(38 3/4”)の両方を表示し、一音だけの信号音で実際値はまたもや許容範囲内であることを示した。
【0034】
ハイヒップの値を正しく測って記録した後も検査者は、ひきつづき測定と入力を行ない、全ての部分の寸法を測定、入力し、次の結果を得た。
ローヒップ (21 3/8”) 足の下開口 (6 3/4”)
大腿 (23”) 股下(丈) (30 1/4”)
膝 (10 3/16”) フロントライズ (11 3/4”)
バックライズ(15 5/8)
ローヒップ、大腿、膝、足の下開口の値は制御装置(50)が自動的に2倍する。一方、股下(丈)、フロントライズ、バックライズの値は2倍しない。
入力したデータは、図7に示したように表示されるとともに、ひきつづき保存された。
【0035】
前述のように、股下(丈)の値を測定したところ、信号音が2回鳴って、股下(丈)の実測値はこの製品の基準値をみたしていないことがわかった。そこで、検査者はDTM(10)で股下(丈)部分を測定しなおして 制御装置(50)に入力ボタン(17)で送ったが、やはり、規格外であることをしらせる2回音が鳴った。そこで、このデータを、検査者は記録スイッチ(16)を押して記録した。
この例では、残りの測定値は信号音が1回だけ鳴り、規格内であることがわかった(図7参照)。
【0036】
最後の測定値(バックライズ)を取り込んで保存すると、制御装置(50)が大きく2回信号音を発して、該当の製品の最後の部分の記録が完了したことを知らせた。そこで検査者は、図7のような製品の採寸記録をプリントアウトした。
プリントには製品コード、型番、クリーニングの有無、工場やランドリーの番号、日時が、各採寸部分、許容限界基準値、実測値、許容範囲を外れた値とともに表示してある。
このプリントは個々の製品に添えたり、別の検査や記録のときに使ったりできる。
また、データをメモリーカード(71)に保存したり、接続ポートからコンピューターのデータベースに転送して、後で統計分析に使うことも出来る。
【0037】
B.客の採寸
本発明は、洋裁業者など服を仕立てる仕事をする人が、個々の客を採寸する際にも使用できる。
個人経営業者が本発明のデジタル式テープメジャーを使って客の採寸をすれば、速やかに正確なデータをコンピューターのデータベースに入れ、かつてなかったほど正しい採寸ができるようになる。
【0038】
本発明を使えば、熟練技術の有無に関わらず、個人経営業者は採寸の時間と手間を節約することができるし、客も、思わぬ仕立て違いや、何度も採寸に時間をとられることから解放される。というのも、コンピューターやコントローラーに直接データが送られるので、データの記入ミスが避けられるからである。さらにコンピューター/コントローラーをプログラミングして、たとえば客の好みの情報を知ることも可能であろうし、あるいは、通常のプログラミングによって型紙をつくったり測ることも出来、既に作られた型紙とか売れ筋の流行の型を客に合わせたり、遠くの裁縫施設に採寸を転送することもできる。
その上、顧客に関する情報を貯めておいて、後日、客が新しい服を求めたときに、この個人採寸データベースにアクセスすることもできる。
【0039】
熟練した技術を持つ人ならきっとわかるであろうが、本発明には、既述の事例以外にも、多くの応用の可能性があり、どんな長さや寸法にも、どの分野の工業や製造業の製品にも、応用できる。さらに、本発明は望ましい実施例に沿って説明してきたが、熟練技術者なら本発明の要素は様々な素材から組み立てることが可能なのがわかるであろうし、また本発明の構成要素の配置は色々変えることができることもわかるだろう。たとえば、前述のとおり、制御・表示手段は、別置式の制御装置(50)でつくれるし、手持式のデジタル式メジャリングテープ装置にそれらを内蔵することもできる。
望ましい実施例を図をに基づいて詳説したりしてきたが、特許請求の範囲に記載した発明の範囲から外れることなく、その他の変更を加えることが可能なことは明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデジタル測定システムの構成図である。
【図2】本発明のデジタル式テープメジャーの一実施例の断面図である。
【図3】引き出されたテープの長さにあわせてフォトトランスミッタが作動し、それに応じて出力するセンサー部を表示している説明図である。
【図4】本発明の電子回路図である。
【図5】本発明のデジタル式テープメジャーの一実施例の端の図である。
【図6】本発明の制御装置の論理図の一実施例である。
【図7】本発明を使用して得られた測定データの記録をプリントアウトした例である。
【符号の説明】
(10) デジタル式テープメジャー
(11) 測定用テープ
(12) 孔
(13)(14) 端の孔
(15) ケース
(18) 引出し口
(20) センサー部
(30) リール
【発明の属する技術分野】
この発明は、データの取り込みおよび保存の仕方に関係している。それも特に、物や人に対して距離や寸法を測って記録する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
建物内の距離や物や人体のように比較的小規模なサイズのものを計測する場合には、標準テープメジャーが昔から何よりもの測定具であり、いろいろな形態のものがある。
しかし、そもそもこの方法では、測りたい物にメジャーを当てがって延ばし、端点の目盛りを読むということを、人の手や目を使ってしなくてはならない上、メジャーで測りとったその数値を記録するのも人の手によってである。
これでは時間もかかるし、間違いも発生しやすい。簡単な計測で、一度きりで終わるような場合ならこれでもよいかもしれないが、製造工業では何度も多くの測定を行わなくてはならないので、このやり方は不向きである。
製造物の物理的なサイズを短時間で正確に測って記録できることは、どの製造工程においても基本条件であり、これは製造をまさに行っている工程であっても、製品の仕上げの工程であってもいえる。
連続生産と完成品の流通を行なう以前に、物の寸法が厳格な規格を必らず満たし、製造が円滑に行なわれる様にすることが必要である。
とりわけ衣料品アパレル業界では、製品をかならず厳格な品質検査にかけてサイズが規格通りであることを示さなくてはならない。
一種類の製品について、幾段階もの異なった各工程で、その製品自体の様々な部分について、多数の寸法測定を速やかに正確にしなければならない。しかも、製品の性格上、こうした寸法測定は人の手によって行われることが多い。こうしたプロセスは著しく時間を浪費する上に、採寸結果のつじつまが合わないことも頻繁である。
また、人の手で記録すると採寸が正しくても記録で誤ることもありうるので、記録前に計算処理が必要な場合にはさらに問題がこじれてくる。
それに、長さを測り、頭で計算し、必要なことを手で記入するという作業を何度も繰り返しているうちに、勤務終了時刻ころには人間が疲れてミスを犯しやすくなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
採寸、計算、及び記録に関わる前述の問題は個別の小さな規模でみればそれほどの問題ではないかもしれないが、それでも従来のように人間の手で採寸をするのは、あまりにも時間の無駄である。
それに測定の規模を拡大したときに精度の問題が大きくなるだけである。例えば、後で統計処理を施すためにデータバンクを新たにつくろうという場合である。従来のやりかたでは時間が無駄であり、不必要な負担になっている。
旧来のように人の手による採寸では、あまりに不正確であるし、現在の製造工業では生産工程がオートメーションされており、手動でそれに対応していくのは困難である。
【0004】
必要なのは、目盛りの位置を読んだり、その結果をまた書類やデータバンクに書き取ったりするオペレーターがいなくても、自動的に丈や寸法の測定と記録までが済むような方法である。
そのような測定システムなら、自動的に測定データを必要なフォーマットに変換することができ、どんな計算が必要となっても正確な数値を出すことができ、得られた測定結果とプログラムしておいた基準値とを比較することができ、最終的に正確な記録を残すことができる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
したがって、本件の発明の目的は、従来のメジャリング法で生じる問題を実質的になくすことであり、それには、データの処理も保存も行なう包括的な一連の測定システムにデジタル測定装置を導入して、人や物の長さや寸法をエレクトロニクス的に決定することである。
本発明において、設定されるデジタル測定システムには、測定した長さを電子的な信号や表示に変換するためのデジタル式のテープメジャー、及びそのテープメジャー装置から送られてくるデジタルデータを処理して、有効なフォーマットで保存するための制御及び装置とディスプレイのユニットが含まれる。
【0006】
一実施例では、デジタル測定装置は、手持ち式のデジタル式テープメジャーを含んでおり、そのテープには一定間隔で孔が並んでいて、テープコンテナ内のテープが引出し口から引き出される際に、センサー部を通るようになっている。
センサー部は、光エミッティングダイオード(”LEDs”)を一定の間隔で配列し、その反対側に受光ディテクタを配列することが望ましい。
テープやエミッタ、ディテクタのセットの孔の間隔は、テープが引き出されると同時に受光ディテクタが作動するように配列し、それによって引き出されたテープの長さがわかるようになっている。
できれば、テープは巻いて、スプリングのついた密閉リール中に収め、テープがリール部の中から引き出されるのと同時に、センサー部が作動するようにしておく。
【0007】
本発明は、テープメジャーには、第1間隔で等間隔にマーカーを配列し、該テープを収容しているケースには、テープの引出し方向に沿って、3個以上のディテクターを第2間隔で等間隔に配置し、第2間隔は第1間隔より大きく設定することにより、第1間隔よりも小さい単位でテープの引き出し長さを測定できる。更にディテクターが出力する測定寸法と、制御部に予め入力した規定寸法とを比較して、対象物品が規格外か否かを直ちに報知することができる。
【0008】
システムの多種の要素の構成や組立の特殊性に本発明を限定するつもりはない。
あくまで、全ての部分をモジュールにしたがってつくり、互換や移送を十分に可能にするものである。
【0009】
本発明には、ほかにも更なる目的や、特徴や、利点や実施例があるが、それらは、当分野にて技術熟練者なら、図をみながら詳細な説明を読めばわかる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1に示したとおり、本発明のデジタル測定システムは、デジタル測定装置を具え、この装置によって得られた情報を処理したり、表示したり、保存したりするための手段を有する。
発明の説明は便宜上次の3つの部分に分けて行なう。
I)デジタル式テープメジャー
II)コントロールとディスプレイの装置
III)デジタル測定システムの応用
【0011】
I.デジタル式テープメジャー
図2では、本発明にしたがったデジタル式テープメジャーの一例としての実施例の構造が示されている。デジタル式テープメジャー(10)は、普通、等間隔に孔のあいた(12ー14)、(図3参照)長いテープであり、密閉型の保護ケース(15)の中に収められていて、引出し口(18)から引き出される際に、センサー部(20)を通り抜けるようになっている。テープ上には孔(12ー14)が一列に並んでいるので、テープ(11)が完全にケース(15)内に巻き取られたゼロ点でも、ケース(15)から長さ分だけ外に引き出されたところでも、後述するとおりセンサー部で検知できる。
【0012】
テープ(11)をつくるには、細長いテープ状の金属など、硬度の少し低い材質であれば何でもよく、また望ましい実施例ではインチやセンチメートルなどで、目盛りのマークをうって、長さがわかるようにする。同じく保護ケース(15)をつくるのも、プラスチックや金属など、しっかりした堅い素材であれば何でもよい。さらに考えられることは、テープ(11)を巻くには、ごくあたりまえのスプリング方式のリール(30)が使用できるし、保護ケース(15)外側にブレーキ解除ボタン(31)をつけるだけで、外に引き出されたテープを完全に巻き戻した状態に直せる。技術分野で知られたどんな方法でもかまわない。
【0013】
本発明の一実施例においては、センサー部(20)は、一列に並べた光エミッティングダイオード(”LEDs”)(D1−D3)と、受光ディテクタ(OP1ーOP3)とによって構成し(図4参照)、センサー部(20)内で両者がちょうど向かいあってペアになるように配列するとともに、隣りとの中心間距離を一定にすることを考えている。
光エミッティングダイオードはどんなものでも本発明のセンサー部(20)に使用することができるし、また、受光ディテクタも同様で、たとえばフォトトランジスタなどでよい。
図2と図4に示す望ましい実施例のセンサー部(20)は、3組のエミッタ・ディテクタのペアが4分の1インチ間隔で並び、電流一定の抵抗器がLEDトランスミッタの光強度を設定し、センサーの感度を調整する。
【0014】
前述の通り、テープ(11)には孔が一定間隔で並ぶ(図3参照)。テープはリル(30)からのばして保護ケース(15)の外へ引き出すときに、センサー部(20)でLEDとディテクタの間(D1ーD3,&OP1−OP3)を通る。LED(D1−D3)は光を感じ、図3に示す如く、孔(12ー14)を通って対面の受光ディテクタ(OP1−OP3)で検知される。孔(12ー14)がLEDs(D1−D3)の前に来ていないときは光は、対面の受光ディテクタに届かない。このようにして、本発明のエミッタ・ディテクタ・ペアでリール(30)から引き出されたテープ(11)の長さがわかる。
【0015】
図3に示すとおり、望ましい実施例ではテープの(13)(14)の最初の2孔は8分の1インチ間隔であるが、それに続く途中の各孔(12)は16分の3インチ間隔である。すなわち、テープが16分の1インチ動くごとにLEDs(D1−D3)の1つからの光がディテクタ(OP1−OP3)の1つに届く。つまり移動距離が16分の1インチ毎に1カウントが付属回路で記録される。
16分の1インチずつ移動したテープ(11)の移動距離に応じて、センサーが出力した様子を図3に示す。
さらに、最初の2孔(13)(14)からは二つのディテクタ(OP1)(OP2)に同時に光が届くが、センサーの出力結果が他の部分とは異なるので、これがテープが完全に巻き戻ったことの合図となる。
本発明は、前述のようにエレクトロニクス的な方法を用いて、センサー部(20)を通るテープ(11)の移動距離を測る。
しかし、本発明のセンサー部(20)は、LEDsを一定間隔で列べたものと、メジャーテープの孔に対応して検知する感光装置の使用だけに限定されるものではない。
むしろ、テープ部に磁気的あるいは機械的なマーキングを施し、それを検知するセンサー部にも磁気や力学的なディテクタを使うなど、本発明の装置や方式に、別種の機構を取り込んでも同じ結果が得られると考えられる。
図4はセンサー部(20)およびそれにつながる回路図である。
センサー部(20)の出力はマイクロプロセッサ(25)に送られ、該マイクロプロセッサ(25)は、本デジタル式テープメジャー(10)の機能や伝達作業の全てを調整するようプログラムされている。望ましい実施例では、マイクロプロセッサ(25)はP1C16C54マイクロプロセッサであり、これはアリゾナ州チャンドラーのマイクロチップテクノロジー社から入手できる。
またスイッチ(SW1&SW2)をマイクロプロセッサ(25)に接続し、これによって使用者は測定値をマイクロプロセッサに入力して保存することが可能となる。
さらに抵抗(100−104)をセンサーの出力装置とスイッチ(SW1,SW2、)に接続して+5ボルトに設定する。水晶発振回路(Ynnn)がクロックパルスをマイクロプロセッサに送るようにも配慮してある。
【0016】
直列式インターフェイス回路(26)をマイクロプロセッサ(25)につないで、外部の調整・表示装置との接続をさせることも配慮してある。図4に示した望ましい実施例の直列式インターフェイス回路(26)は、DS1275のようなラインパワーRS-232トランシーバーチップで、テキサス州ダラスのダラス・セミコンダクターから入手できる。RS232シグナルは1字あたり1200ボー、8ビットで送受信され、インターフェイス回路(26)も+5ボルトに固定し、パワー受信用と制御・表示装置との双方向の伝達用の2つの外部コネクタピン(P2、P3,)につなぐ。望ましい実施例ではまた、電圧を5ボルトで一定に保つためのレギュレータをつないでコネクタピンP1からパワー受信をする。
ダイオードD1をレギュレータ(27)の入力部とコネクタピンP1の間に接続する。
さらにキャパシタC1はレギュレーター(27)への入力をアースする。レギュレータ(27)からの出力も、キャパシタC2,C3を通してアースする。
【0017】
前述のとおり、望ましい実施例では、いくつかの機能を制御するスイッチ(16)と(17)をデジタル式テープメジャー(10)に取りつけることによって、たとえば、マイクロプロセッサ(25)に命令を送ってテープの現在位置を表示するアスキーストリングを出させたり、センサー装置(20)の出力データを記録するようなことも出来る(図2、図4参照)。しかし、本発明をこの特定のひとつの実施例に記載されたような特徴に限定するつもりはない。むしろ、どんなものでもいいから適当なマイクロプロセッサおよび関連ハードウエアをデジタル式テープメジャー(10)のPCボード(28)に取り込めるよう考案している。
【0018】
デジタル式テープメジャー(10)は、様々のタイプの独立制御・表示装置(50、60)と接続できるなど、他のものとつなぎやすいつくりをしているということでは、この上なく理想的なモジュラーである。したがって、図4に示す望ましい実施例では、ごくふつうの電話のジャックのタイプのモジュラーコネクタを、デジタル式テープメジャー(10)の保護ケース(15)内のテープ引出点または孔(18)の反対側に取り付けた。図1にみるように、モジュラーケーブル(41)は、デジタル式テープメジャー(10)と制御装置(50)ないしその他のコンピューターをつなぐよう考案した。
ここに示す望ましい実施例では、このケーブルは端点に瞬間分離コネクタ(42)と4本のワイヤーをもち、その一つをテープメジャー部(10)への送信、もう一つを受信に使うとともに、あとはパワー供給、アースに使うことにした。
【0019】
本発明をデジタル式テープメジャー(10)の電源によって制限するつもりはない。
むしろ、図のようにモジュラーコネクタ(40)とケーブル(41)経由で直接テープ部(10)を電源につなぐこともできるし、もしくは、本発明は簡単な操作でバッテリー方式で作動させることもできる。
【0020】
II.制御・表示装置
本発明にはテープ部(10)から送られてくる情報を制御したり、処理したり、表示したり、保存する手段を具えている。
図1のように望ましい実施例では、テープ部(10)からのデータを処理したり、保存するための回路を具えた制御装置(50)がある。さらにこの制御装置(50)には、ディスプレイ装置(60)と記録や保存のための装置(図示せず)が取り付けられる。
制御装置(50)の回路は、テープメジャー(10)による測定値がいくらでも、連続的にまたはその他の方式で記録できるようプログラムしておけば、どうするにしろ、各人の作業の必要に応じて、測定データを変換したり電算処理したりするようにプログラムすることも出来る。
【0021】
図6は本発明にしたがって考案されたプログラミングの一例で、製品の検査用の計測を行なうためのものである。
ディスプレイ装置(60)にパワーアップスクリーンをつけることで、制御装置を決定する情報を表示することができるし、カードIDや時刻を表示する初期画面を、ユニットを作動させて見ることができる。
図1のように、たくさんのキーパッド(52)や、いくつものファンクションボタン(53, 54, 55, 56)によって、操作者がヘルプ機能、セットアップ機能、測定機能を選ぶことも出来る。
【0022】
図6のように、ヘルプ機能はループにしたので、操作者が引き続いてヘルプテキスト画面に進むことも出来るし、初期画面に戻ることも出来る。
セットアップ機能もループにしたので、操作者はインプットしてから制御装置(50)のための任意のセッティングを入力し、選ぶことができる。
望ましい実施例では、セッティングには、クリーニングの前又は後の測定、また同時に許容値の範囲外及び/又は設計計算の範囲外の設定、ビー音とか類似の警告音が鳴る設定、時刻を調べ、テープの位置を調べ、プラント番号の入力、最後にプリンター及び/又は記憶オプションを起動させ、選択することができる。操作者はキーパッド(52)やプロンプトしてあるファンクションボタン(53, 54,55, 56)を使って、各セッティングを巡回してそれらを選んだり、数値を入力したりできるし、設定を任意の回数したあとでも、初期画面に帰ることができる。
【0023】
図6に示すとおり、測定機能を選択すると、制御装置は操作者に対して製品の型番号とサイズを入力することを要求し、操作者は、キーパッド(52)やファンクションキー(53−56)を使って、入力したり、承認したりする。
プログラムは、ある特定のの製品について「全て」の寸法を測るオプションもあるし、逆に、ウエストの股下(丈)部分だけといったように、測りたい項目を操作者が「選択」することもできる。
また、制御装置(50)は、操作者に対して、製品の選択した各寸法をすぐに測ることを要求し、そうして操作者はテープメジャー(10)を使って、測りたい寸法を次に述べるように引き続いて測定する。
一つの製品について全ての寸法を測って制御装置(50)に入力したら、操作者は、選択によって、同じ測定機能を別の製品に繰り返し、その様にして得られたデータを打ち出すこともできるし、又は打ち出さずに測定機能から抜け出すこともできる。しかし、この場合、制御装置(50)は操作者にたいして、測定データが消失するおそれがあることを警告する。
【0024】
しかし、本発明のプログラムロジックを、この上述した具体例だけに限定するつもりではない。
むしろ、ここで紹介した測定プログラムに、さらに多くのプログラミングオプションを取り入れることが出来る。
また、制御装置(50)、あるいは、他のコンピューターやコントローラであって、本発明を取り入れたものに於ては、デジタル式テープメジャー(10)を用いた他の多くの使用法に適用できる様にプログラムすることが出来る。たとえば以下に詳しく述べるが、個々の客の測定データをとったり、保存したりするようなことである。
【0025】
図1に示すように、この望ましい実施例では、ディスプレイ装置(60)は制御装置(50)の上面に、通常の液晶画面を具えている。このディスプレイは、テープメジャー(10)から送られてくる現時点のテープの長さを表示すると共に、制御装置(50)のための様々なプログラミングオプションを読みやすく表示する。同じく、制御装置(50)の望ましい実施例で、保存手段を構成するのは、従来からあるPCカードやPCMCIA ROM/RAM保存システムであって、通常のPCカードポート(71)を制御装置(50)のパネル側面(51)に設置して、制御装置(50)に取り込んだものである。
しかし、技術分野でよく知られた従来型ディスプレイ(60)や保存手段の何を制御装置(50)に取り付けても、表示や保存の機能を果たすことができる。
【0026】
さらに、本発明は、デジタル式テープメジャー(10)によって作動する制御装置の型式に制限するものではない。
むしろ、本発明は、デジタル式テープメジャー(10)をそのまま使うことも、付属プリンターを付け、又は付けないで、パソコンや、他のコンピューターやコントローラにつなぐ様に設定をすることもできるし、あるいは、デジタル式テープメジャー(10)は、内蔵の制御装置と表示機能によって、保護ケース(15)上の小型液晶ディスプレイ等を構成することが出来る。
【0027】
III.デジタル測定システムの応用
本特許は、正確に、能率良く、物や人の距離や寸法を測定するための一般的な手段として、テクノロジーの利用法を考案したものである。以下に示す実例は、旧来の測定技術の問題点を解消する本発明の多数の応用例の中のいくつかを示すものである。
【0028】
測定監査
前述のとおり、衣料品製造業者にとって負担なのは、縫製やクリーニングなど様々な工程で製品をいちいち検査して、最終製品が該当の服のサイズ規格を満たすことを示さなくてはならないことである。本発明を衣料品の監査測定に応用するには、制御・表示装置をサイズ規格にあわせてプログラムを組み、デジタル式テープメジャー(10)(以後は「DTM(10)」とする)から正規のサイズ規格におさまらない(すなわち「規格外」)か、定められた許容値の範囲外かのいずれかのデータ、あるいは両方で不適格のデータが送られてきたら警告を発するようにしておく。
このように規格をプログラムすることで、製造サイクルにおいて、サイズ規格という点からみればどういう測定が必要かもわかる。たとえば、クリーニングの前にするのか、後にするのか、両方でするのかなどである。
その上、たとえばあるフラットなズボンに対して、ウエストと裾回りを測る際に、値を倍にしたいというように、必要に応じた数値を出さなければならない場合でも、DTM(10)で取り込んだ測定値は、制御・表示装置が自動的に倍にする。
【0029】
本例で述べられる応用例は、あるズボンの許容外れ(略称「OOT」) 検査である。この特別な応用例では検査者はまず、制御装置(50)をプログラミングして、計算の結果許容外になる測定値を表示させ、さらにクリーニング後の測定値を選ぶ。
検査者は制御装置の数字キー(52)とファンクションキー(53, 54, 55, 56)を操作して、前述のように、装置のプログラムに必要なコマンドや情報を入力した。
また、検査者はファンクションキーを操作して、ピー音などの耳でわかる信号音を、規格の許容範囲に当てはまらない計算結果がでた場合に鳴るようにした。
【0030】
こうして検査者は該当の製品を選び出し、製品コード、型番号、サイズ、縫製量などをファンクションキーと数字キーから制御装置(50)に打ち込んだ。
本事例中、検査者は製品コード(105550−0291)、型番号(04)、サイズ(13)、縫製量(中)を入力した。ディスプレイは、これらの各事項を、制御装置(50)へ入力されたとおりに記録し、変更する。検査者はまた、特定の製品にあう、適正な測定値の全て、もしくはその一部を選択するオプションも持っており、この例では、完全な全身測定オプションを選択する。
【0031】
検査者は、製品を卓上など平らな面上に製品をおき、測定を行なうべき部位の測定位置に印をつけて向きを揃えてから測定する。始めはウエストからで、DTM(10)からテープ(11)を引き出して、ズボンの腰を横切って延ばし、そのズボンの片脇部から始める。
DTM(10)のテープ口(18)を、ズボンの向こう側の片脇部にあわせるまでは、巻き戻しボタン(31)は、おさえたままでいる。
いったんDTM(10)が測定位置に達すると、検査者は図1の入力ボタン(17)を押して、脇端間の長さデータをDTM(10)から制御装置(50)に送ることができる。ちなみに本例では16と3/16インチであった。実際にはこの測定値は、ウエスト周りの寸法の半分であるから、制御装置をプログラムにより、自動的に値を2倍して、プログラム内の規格値と比較したり、許容値範囲にあてはめて、許容内か許容外かを算出する。
【0032】
制御装置(50)はこのズボンの実際のウエスト値(32と3/8インチ)と、規格データ(32と1/2インチ)を画面(60)に表示し、値が許容範囲内であればピーという信号音を1回、許容範囲外であれば、2回出す。(図7のOOT、検査記録コラム3と4を参照。)
この事例では一音だけの信号音、すなわち値が許容値の範囲内にあり、はみ出してもプラス、マイナス2分の1インチ以内の幅におさまっていることを示す音のみがきこえた(図7、コラム2参照)。それで、検査者はDTM(10)についた記録スイッチ(16)を押して、このデータを記録する。
一旦データを記録すると、制御装置(50)はいつでも次の測定結果のデータ受け入れ、別のプログラムされた基準値を表示できる状態になる。
【0033】
次の測定はハイヒップで、検査者は前述のウエストの場合と同様の手順にしたがった。
服に印をつけて、ズボンのハイヒップの部分を通って、サイドからサイドの長さを測れるように置き、DTM(10)を使って測定値である19と3/8インチを、入力スイッチ(17)を押して入力した。制御装置(50)がその値を自動的に2倍し、基準値の値(38 5/8”)と、実際値(38 3/4”)の両方を表示し、一音だけの信号音で実際値はまたもや許容範囲内であることを示した。
【0034】
ハイヒップの値を正しく測って記録した後も検査者は、ひきつづき測定と入力を行ない、全ての部分の寸法を測定、入力し、次の結果を得た。
ローヒップ (21 3/8”) 足の下開口 (6 3/4”)
大腿 (23”) 股下(丈) (30 1/4”)
膝 (10 3/16”) フロントライズ (11 3/4”)
バックライズ(15 5/8)
ローヒップ、大腿、膝、足の下開口の値は制御装置(50)が自動的に2倍する。一方、股下(丈)、フロントライズ、バックライズの値は2倍しない。
入力したデータは、図7に示したように表示されるとともに、ひきつづき保存された。
【0035】
前述のように、股下(丈)の値を測定したところ、信号音が2回鳴って、股下(丈)の実測値はこの製品の基準値をみたしていないことがわかった。そこで、検査者はDTM(10)で股下(丈)部分を測定しなおして 制御装置(50)に入力ボタン(17)で送ったが、やはり、規格外であることをしらせる2回音が鳴った。そこで、このデータを、検査者は記録スイッチ(16)を押して記録した。
この例では、残りの測定値は信号音が1回だけ鳴り、規格内であることがわかった(図7参照)。
【0036】
最後の測定値(バックライズ)を取り込んで保存すると、制御装置(50)が大きく2回信号音を発して、該当の製品の最後の部分の記録が完了したことを知らせた。そこで検査者は、図7のような製品の採寸記録をプリントアウトした。
プリントには製品コード、型番、クリーニングの有無、工場やランドリーの番号、日時が、各採寸部分、許容限界基準値、実測値、許容範囲を外れた値とともに表示してある。
このプリントは個々の製品に添えたり、別の検査や記録のときに使ったりできる。
また、データをメモリーカード(71)に保存したり、接続ポートからコンピューターのデータベースに転送して、後で統計分析に使うことも出来る。
【0037】
B.客の採寸
本発明は、洋裁業者など服を仕立てる仕事をする人が、個々の客を採寸する際にも使用できる。
個人経営業者が本発明のデジタル式テープメジャーを使って客の採寸をすれば、速やかに正確なデータをコンピューターのデータベースに入れ、かつてなかったほど正しい採寸ができるようになる。
【0038】
本発明を使えば、熟練技術の有無に関わらず、個人経営業者は採寸の時間と手間を節約することができるし、客も、思わぬ仕立て違いや、何度も採寸に時間をとられることから解放される。というのも、コンピューターやコントローラーに直接データが送られるので、データの記入ミスが避けられるからである。さらにコンピューター/コントローラーをプログラミングして、たとえば客の好みの情報を知ることも可能であろうし、あるいは、通常のプログラミングによって型紙をつくったり測ることも出来、既に作られた型紙とか売れ筋の流行の型を客に合わせたり、遠くの裁縫施設に採寸を転送することもできる。
その上、顧客に関する情報を貯めておいて、後日、客が新しい服を求めたときに、この個人採寸データベースにアクセスすることもできる。
【0039】
熟練した技術を持つ人ならきっとわかるであろうが、本発明には、既述の事例以外にも、多くの応用の可能性があり、どんな長さや寸法にも、どの分野の工業や製造業の製品にも、応用できる。さらに、本発明は望ましい実施例に沿って説明してきたが、熟練技術者なら本発明の要素は様々な素材から組み立てることが可能なのがわかるであろうし、また本発明の構成要素の配置は色々変えることができることもわかるだろう。たとえば、前述のとおり、制御・表示手段は、別置式の制御装置(50)でつくれるし、手持式のデジタル式メジャリングテープ装置にそれらを内蔵することもできる。
望ましい実施例を図をに基づいて詳説したりしてきたが、特許請求の範囲に記載した発明の範囲から外れることなく、その他の変更を加えることが可能なことは明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデジタル測定システムの構成図である。
【図2】本発明のデジタル式テープメジャーの一実施例の断面図である。
【図3】引き出されたテープの長さにあわせてフォトトランスミッタが作動し、それに応じて出力するセンサー部を表示している説明図である。
【図4】本発明の電子回路図である。
【図5】本発明のデジタル式テープメジャーの一実施例の端の図である。
【図6】本発明の制御装置の論理図の一実施例である。
【図7】本発明を使用して得られた測定データの記録をプリントアウトした例である。
【符号の説明】
(10) デジタル式テープメジャー
(11) 測定用テープ
(12) 孔
(13)(14) 端の孔
(15) ケース
(18) 引出し口
(20) センサー部
(30) リール
Claims (8)
- a.等間隔にマーカーを配列した測定用テープを収容し、物品の測定寸法を表わす電子信号を出力できる手持ち式測定器(10)と、
b.作業場所へ配置され、物品の複数箇所の測定を使用者に促す指示を予めプログラムされた制御器(50)と、
c.前記手持ち式測定器から前記制御器へ、前記電子信号を伝送する手段(41)と、
d.前記制御器と通信する器具(52)(53-56)であって、物品の最適寸法に関する所定情報を入力及び呼び出すこと、及びコマンドを入力及び呼び出して、(1)使用者へ、前記手持ち式測定器具を使って前記物品の所定箇所を測定することを促し、(2)前記所定箇所の測定によって形成された信号を、測定寸法を計算するために変形し、(3)所定箇所についての前記測定寸法の各々を、前記最適寸法と比較し、(4)測定寸法と最適寸法との差を表わす信号を生成し、(5)差を表わす信号が許容範囲であるときは、予めプログラムされた次の箇所の測定を使用者に促す信号、又は差を表わす信号が許容範囲から外れているときは、物品の不適格を表わす信号の何れかを出力し、
e.前記制御器に連繋しており、使用者へフィードバック情報を与えるフィードバック手段
とを有するデジタル式測定装置。 - 前記電子信号を電送する前記手段は、一端が前記手持ち式測定器具へ電子的に接続され、他端が前記制御器へ接続されたケーブルである、請求項1の装置。
- 前記制御器は、パーソナルコンピュータである請求項1の装置。
- 前記所定物品とは、衣服である請求項1の装置。
- 前記制御器と通信するための入力手段を更に具えている請求項1の装置。
- 前記入力手段は、タッチスクリーン、キーボード、スキュナーの群から選ばれた1つ又は複数である請求項5の装置。
- 前記フィードバック手段は、信号音発生器、映像表示スクリーン、プリンターの群から選ばれた1つ又は複数である請求項1の装置。
- 手持ち式測定器は、
a.引出し口を有するケースと、
b.該ケース内に収められた測定用テープであって、該テープ上に第1間隔で等間隔にマーカーを配列しており、当該測定用テープは、第一端部及び第2端部を持ち、第一端部は引出し口から引き出され、第2端部はケース内部に巻きこまれている、
c.テープ巻き戻し手段であって、該測定用テープの第2端部に接続されており、測定用テープの第一端部を引出し口から引き出した後、当該測定用テープをケース内に巻き戻し、
d.ケース外部に引き出された測定用テープの長さを測定する手段であって、該手段は、第1間隔とは異なる第2間隔で等間隔に、3個以上の検知器を配列したものであって、検知器列を測定用テープが通過するとき、マーカに対向する何れかの1個の検知器と、その時マーカに対向しない他の検知器との組合せによって、予め決められたテープの増分が通過したことを検知し、
e.測定用テープの第1端部付近に第1間隔よりも小さい間隔で1つのマーカを設け、少なくとも2個の検知器が第1端部付近の2個のマーカを同時に検知することによって、特有の信号を発生させて、測定用テープが完全に巻き戻ったことを検知する手段
を有する、請求項1のデジタル式測定装置。
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