JP3770934B2 - 詰め替え容器 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は詰め替え容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、シャンプーやリンスを収納した容器体に押し下げヘッド式のポンプを装着した液体噴出容器が知られている。これらの容器は比較的複雑な構造をしており、製造コストもかかるため、内容物を使い切った際に、廃棄しないで内容物のみを詰め替えて使用することが行われている。
【0003】
詰め替え用容器は詰め替え後廃棄するため、安価であることが要求され、しかも取り扱いが便利であることが要求される。
【0004】
従来のこの種詰め替え容器として、袋状のものが多く使用されており、使用に当たって、その角部を鋏等で切断除去して液の注出を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、袋状のものは一般に保形性が無く、一旦角部を切断除去してしまうと、収納液を全部詰め替えない限りその保管が不便であり、詰め替え途中で一旦置くことも難しい。
【0006】
また、外面を押圧しないと液の注出が行い難く、その結果、液の注出を円滑に行うために反対角部を切断除去して外気導入を行う如くすると、外気導入孔からも誤って液の漏出が生じる場合があり、いずれにしろ取り扱いが不便であった。
また、陳列する際も寝かせて載置しなければならないため場所を取り、そうかといって積み重ねると不安定となる。
【0007】
本発明は上記した従来容器の欠点を解消するもので、構造が簡単で安価に製造することができることはもとより、開封が容易で液の注出も確実容易に行え、また、陳列も場所をとらず、積み重ねての保管も安定的に行える優れた詰め替え容器を提案するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
第1の手段として、外周下端にフランジ4を突設した周壁5上端縁より平坦頂壁6を延設してなる下端面開口の筒状をなし、頂壁6周縁部から周壁5上端縁部に亘って凹設した凹陥部7を周方向複数形成することにより、各凹陥部7間に各々細幅の中空突部8を形成してなる合成樹脂製の容器本体2と、該本体2下端開口を閉塞させて周縁部を上記フランジ4下面に固着させた合成樹脂製の底板3とからなり、上記突部8先端を切断除去して注出孔9となす如く構成した。
【0009】
また、第2の手段として、前記第1の手段に於いて、上記凹陥部7を周方向等間隔4か所設けることにより、各凹陥部7間に周方向等間隔に4か所の細幅の中空突部8を形成した。
【0010】
【作用】
図1の状態から任意の突部8先端を切断除去して注出孔9となし、また、その対称位置の突部8先端を切断除去して外気導入孔10となし、次いで周壁5外周を持って容器を傾け、収納液を注出する。
【0011】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
図1及び図2は本発明の一実施例を示すもので、図中1は詰め替え容器を示す。該容器1は、容器本体2及び底板3とから構成している。
容器本体1は、例えばプロピレン系樹脂,スチレン系樹脂等の合成樹脂の単独或いは積層シートを用いて、圧空成形,真空成形,圧空真空成形等の成形方法により成形されたもので、外周下端にフランジ4を突設した周壁5上端縁より平坦頂壁6を延設してなる下端面開口の筒状をなし、頂壁6周縁部から周壁5上端縁に亘って凹設した凹陥部7を周方向複数形成するとともに、各凹陥部7間に各々細幅の中空突部8を形成して構成している。各中空突部8は、周壁5内と連通しており、その幅は一般の大きさの鋏でその先端を切断除去できる程度の細い幅として構成している。
【0012】
本実施例に於いて容器本体2は、筒状周壁5上端縁より平坦頂壁6を延設した下端面開口の円筒状をなし、また、周方向等間隔4ヵ所に凹陥部7…を凹設することにより、周方向等間隔に4ヵ所の中空突部8…を突設している。各中空突部8の上面は平坦頂壁6上面と連続する平坦面で、頂壁6より放射状に形成されている。
【0013】
また、底板3は容器体を形成するのと同様の合成樹脂の単独或いは積層シート等より形成されたもので、上記容器本体2の周壁5下端開口より内容物を充填した後、容器本体に固着させるものである。底板3の固着方法としては、超音波溶接等の融着或いは接着剤による貼着等種々の方々で行える。
上記の如く構成した容器は、例えば、容器本体2を倒立させた状態で内容物を注入し、しかる後底板3を固着させることにより内容物の充填を行う。また、任意位置の中空突起8の先端を鋏等により切断除去して注出孔9を穿設し、要すれば、他の中空突起8の先端を鋏等により切断除去して外気導入口10として使用する。
【0014】
尚、収納する内容物は上記した液状のものに限らず、粉状,粒状等の固形状のものであってもかまわない。
また、上記実施例於いて容器体は下端面開口の円筒状をなしているが、これに限られずその他の筒状であっても良い。また、中空突部8を四箇所設けているがこれに限らず、少なくとも2箇所以上設けてあれば、3ヵ所でも5ヵ所以上であっても良い。
【0015】
しかしながら、周方向等間隔をあけて四箇所の中空突起8を設けたものは、逆さまに載置させても安定的に載置させることができるとともに、どの任意の突起を注出孔9にしてもその対称位置に外気導入孔10を形成でき、しかも、容器本体を形成する金型もできるだけシンプルなものとすることができるため好ましい。
【0016】
【発明の効果】
以上説明した如く本発明容器は、合成樹脂よりなる簡単構造の容器本体と、該本体に固着した合成樹脂製の底板とから構成したので、詰め替え容器として要求される、安価で且つ製造容易であるという要求を充分満足できるものである。
【0017】
また、使用に当たっては中空突部の先端を切断除去するという簡単な方法で、収納物の詰め替えを行えるものであり、また、容器本体は筒状であるため、その周壁を比較的薄肉に形成しても保形性を有し、容器を持った際に従来の合成樹脂製の袋状容器の如く容器が折れ曲がってしまうことが少なく、確実に収納物を注出することができるものである。更に、中空突部先端を切断除去して注出孔とするため、注出孔は必要に応じてその大きさを選択形成でき便利である。
【0018】
また、容器を安定的に起立させておくことができるため、箱詰めしての運搬,保管、或いは販売段階での陳列の際等に効率の良い収納,陳列を行えるものであり、積み重ねも可能である。
【0019】
また、請求項2発明の容器では、上記効果に加え、任意の中空突部に注出孔を形成しても、かならずその対称位置に外気導入孔を形成できるため、内容物の注出がより容易に行えるとともに、各突起上面が平坦頂壁から同一平面状に四方に延設しているため、より安定的な積み重ねや倒立載置が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】 同実施例の使用状態を示す説明図である。
【符号の説明】
2…容器本体,3…底板,4…フランジ,5…周壁,6…頂壁,
7…凹陥部,8…中空突部,
Claims (2)
- 外周下端にフランジ4を突設した周壁5上端縁より平坦頂壁6を延設してなる下端面開口の筒状をなし、頂壁6周縁部から周壁5上端縁部に亘って凹設した凹陥部7を周方向複数形成することにより、各凹陥部7間に各々細幅の中空突部8を形成してなる合成樹脂製の容器本体2と、該本体2下端開口を閉塞させて周縁部を上記フランジ4下面に固着させた合成樹脂製の底板3とからなり、上記突部8先端を切断除去して注出孔9となす如く構成してなることを特徴とする詰め替え容器。
- 上記凹陥部7を周方向等間隔4か所設けることにより、各凹陥部7間に周方向等間隔に4箇所の細幅の中空突部8を形成してなる請求項1記載の詰め替え容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09811195A JP3770934B2 (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | 詰め替え容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09811195A JP3770934B2 (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | 詰め替え容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH08268428A JPH08268428A (ja) | 1996-10-15 |
JP3770934B2 true JP3770934B2 (ja) | 2006-04-26 |
Family
ID=14211221
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09811195A Expired - Fee Related JP3770934B2 (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | 詰め替え容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3770934B2 (ja) |
-
1995
- 1995-03-29 JP JP09811195A patent/JP3770934B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08268428A (ja) | 1996-10-15 |
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