JP3769725B2 - タイヤチェーンの内側支持装置 - Google Patents

タイヤチェーンの内側支持装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3769725B2
JP3769725B2 JP2001104749A JP2001104749A JP3769725B2 JP 3769725 B2 JP3769725 B2 JP 3769725B2 JP 2001104749 A JP2001104749 A JP 2001104749A JP 2001104749 A JP2001104749 A JP 2001104749A JP 3769725 B2 JP3769725 B2 JP 3769725B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
chain
tire
fixed
mounting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001104749A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002301918A (ja
Inventor
誠太郎 加藤
治司 細田
Original Assignee
株式会社三富士製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社三富士製作所 filed Critical 株式会社三富士製作所
Priority to JP2001104749A priority Critical patent/JP3769725B2/ja
Publication of JP2002301918A publication Critical patent/JP2002301918A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3769725B2 publication Critical patent/JP3769725B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Hooks, Suction Cups, And Attachment By Adhesive Means (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のタイヤに装着されるタイヤチェーンに於いて、タイヤの内側がわに配されるもので、タイヤの内側がわにあって外周寄りに略沿うように配されるワイヤーを利用してクロスチェーン等を固定支持できるように工夫したタイヤチェーンの内側支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のタイヤチェーンにあっては、適宜連結手段を備え且つタイヤの内側がわに配される取付用環状チェーン部分に、クロスチェーン等を直接的に取付けたものが提供されており(例えば、実開平5−503号公報に掲載されているようなタイヤチェーン等)、取付用環状チェーン部分とクロスチェーン等の取付け部分にあっては、その厚みが20mm以上となるものが数多く提供されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、最近の自動車にあっては、ワイドタイヤを標準的に装着することが多くなり、これに従来のタイヤチェーンを装着しようとすると、タイヤ内側面とシャーシ等との間隔が狭いため、タイヤチェーンがシャーシ等に当接してしまう虞れ等があり、その装着が困難となる等の難点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明は、タイヤチェーンの内側支持装置自体の厚みを薄く構成することができるようにして前述の如き難点等を解消し、また、タイヤの内側がわにあって外周寄りに略沿うように配されるワイヤーAに、クロスチェーンG等を固定支持できるようにするチェーン取付金具D,Eを、簡単に、確実に、強固に、且つ安定的に固定できるようにし、チェーン取付金具D,EがワイヤーAに対して横ズレを起こす虞れもなくなり、更に、ワイヤーAが切断され難く、クロスチェーンGをワイヤーAに確実に取付けでき、しかも、構成が簡素で、耐久性に優れ、量産に適し、経済的なタイヤチェーンの内側支持装置を提供すべく創出されたものである。
【0005】
しかして、請求項1記載のタイヤチェーンの内側支持装置にあっては、自動車のタイヤに装着されるタイヤチェーンに於いて、タイヤの内側がわに配される支持装置であって、タイヤの内側がわにあって外周寄りに略沿うように配されるワイヤーAと、ワイヤーAの所定位置に固定されると共に、クロスチェーンG等をワイヤーAに取付けられるようにした複数のチェーン取付金具D,Eとを備え、チェーン取付金具D,Eは、適宜金属板材からなる取付板10,20を有し、この取付板10,20の先端部分には、端部を折曲げて取付環16,26が揺動自在に装着される折返部12,22を設け、一方、取付板10,20の基端部分には、端部を折曲げてワイヤーAを囲繞する固定部11,21を設け、この取付板10,20の固定部11,21中央には、切欠部13,23を切設し、この切欠部13,23に適宜カシメ部材15,25を配すると共に、切欠部13,23にあるワイヤーA部分にカシメ部材15,25を固着させて、チェーン取付金具D,EをワイヤーAの所定位置に固定できるよう構成する手段を採用した。
【0006】
また、請求項2記載のタイヤチェーンの内側支持装置にあっては、自動車のタイヤに装着されるタイヤチェーンに於いて、タイヤの内側がわに配される支持装置であって、タイヤの内側がわにあって外周寄りに略沿うように配されるワイヤーAと、このワイヤーAの両端部に夫々固定されると共に、ワイヤーAの両端部を連結自在に係止する一対の係止金具B,Cと、ワイヤーAの所定位置に固定されると共に、クロスチェーンG等をワイヤーAに取付けられるようにした複数のチェーン取付金具D,Eとを備え、一対の係止金具B,Cは、適宜金属板材によって構成すると共に、その基端がわ左右側部と中央部とに緊締片を略U字状に折曲げてワイヤーAを緊締する固定部2,3,6,7を設けて、略し字状に折返されるワイヤーAの両端部分が固定できるように構成し、チェーン取付金具D,Eは、適宜金属板材からなる取付板10,20を有し、この取付板10,20の先端部分には、端部を折曲げて取付環16,26が揺動自在に装着される折返部12,22を設け、一方、取付板10,20の基端部分には、端部を折曲げてワイヤーAを囲繞する固定部11,21を設け、この取付板10,20の固定部11,21中央には、切欠部13,23を切設し、この切欠部13,23に適宜カシメ部材15,25を配すると共に、切欠部13,23にあるワイヤーA部分にカシメ部材15,25を固着させて、チェーン取付金具D,EをワイヤーAの所定位置に固定できるよう構成する手段を採用した。
【0007】
更に、請求項3記載のタイヤチェーンの内側支持装置にあっては、チェーン取付金具D,Eの取付板10,20の基端部分に設けた固定部11,21に於いて、ワイヤーAを囲繞する左右周端縁部分を、先端がわに行くに従ってワイヤーAから漸次離れるような斜向きに湾曲せしめる手段を採用した。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示例に基づいて説明する。
本発明は、自動車のタイヤに装着されるタイヤチェーンに於いて、タイヤの内側がわに配されるタイヤチェーンの内側支持装置に係るもので、この内側支持装置は、タイヤの内側がわにあって外周寄りに略沿うように配されるワイヤーAと、このワイヤーAの両端部に夫々固定されると共に、ワイヤーAの両端部を連結自在に係止する一対の係止金具B,Cと、ワイヤーAの所定位置に固定されると共に、クロスチェーンG等をワイヤーAに取付けられるようにした複数のチェーン取付金具D,Eとを備えたものである。
【0009】
そして、一対の係止金具B,Cは、適宜金属板材を折曲加工することで構成されており、その基端がわ左右側部と中央部とに、緊締片を略U字状に折曲げてワイヤーAを緊締する固定部2,3,6,7を設けて、略し字状に折返されるワイヤーAの両端部分が夫々固定できるように構成されている。尚、係止金具B,Cは、その固定部2,3,6,7を含めて全体の厚みが薄くなるよう(例えば、8mm以下となるよう)に構成されている。
【0010】
また、チェーン取付金具D,Eは、適宜金属板材からなる取付板10,20を適宜折曲加工することによって構成されており、取付板10,20の先端部分には、端部を表面がわに略円弧状に折曲げて取付環16,26が揺動自在に装着される折返部12,22を設け、一方、取付板10,20の基端部分には、端部を表面がわに折曲げてワイヤーAを囲繞する固定部11,21を設けてある。更に、この取付板10,20の固定部11,21中央には、略矩形状の切欠部13,23を切設し、この切欠部13,23に適宜カシメ部材15,25を配すると共に、切欠部13,23部分に露出することとなるワイヤーAにカシメ部材15,25を固着せしめて、チェーン取付金具D,EをワイヤーAの所定位置に、簡単に、確実に、且つ安定的に固定できるよう構成されている。尚、チェーン取付金具D,Eは、その固定部11,21及び折返部12,22を含めて全体の厚みが薄くなるよう(例えば、8mm以下となるよう)に構成されている。
【0011】
前記ワイヤーAは、強度的に耐え得るできる限り細いものが利用され、その材質は、スチール製、合成樹脂製、非鉄金属製、或いは、これらを適宜組合せた複合材や、その他の適宜材料によって構成することができる。すなわち、ワイヤーAの具体的構成、形状、寸法、材質等は、適宜自由に設定、変更できるものである。
【0012】
一方の係止金具Bは、図1、図2、図7に示すように、例えば、先端部分と基端部分とが漸次細くなるような略偏平八角形状に形成されている。更に、その長手方向先端部分には、表面がわに於いて端部を基端がわに向って略フック状に折返すように折曲してなる係止フック1が設けられている。また、基端がわ左右側部には、基端がわ左右側部に連設される連設片(矩形片)を表面がわに略円弧状に折曲げ(カシメ)てなる一対の固定部2,2が形成されると共に、この一対の固定部2,2は、先端がわに行くに従って漸次拡開するようなハ字状に配されている。そして、中央には、略コ字状の切込線によって設けた矩形片を表面がわに折曲げ(カシメ)てなる固定部3が形成されている。すなわち、前記固定部2,3は、ワイヤーAの端部を略し字状に折曲げて固定するときに、ワイヤーAが屈曲したりすることなくスムーズにその固定作業(例えば、カシメ作業)が行え、しかも、その固定状態が確実で、強固で、バランス良く、強力な外力が加えられてもワイヤーAが係止金具Bから分離することがないように構成されている。
ところで、一対の固定部2,2は、矩形片を中心がわに折曲げるようにして構成されているが、その加工時に一対の固定部2,2相互が干渉しないように配慮する必要がある。また、一対の固定部2,2には、高さの低い立上片が基端がわに夫々連設されており、ワイヤーAの端部を略し字状に折曲げて係止金具Bに固定するときに、略し字状に折曲げられるワイヤーAの端部をその復元力に抗して安定支持できるように形成されている。しかも、この立上片は、ワイヤーAの側方への移動を規制するガイド片となっている。
尚、一方の係止金具Bの具体的構成、形状、寸法、材質、係止フック1の具体的構成、形状、寸法、固定部2の具体的構成、形状、寸法、固定部3の具体的構成、形状、寸法等は、図示例のもの等に限定されることなく適宜設定、変更できるものである。
【0013】
他方の係止金具Cは、図1、図2、図8に示すように、例えば、基端部分が漸次細くなるような略偏平五角形状に形成されている。更に、その長手方向先端部分には、一方の係止金具Bの係止フック1が係止される略矩形状の係止孔5が穿設されている。また、基端がわ左右側部には、基端がわ左右側部に連設される連設片(矩形片)を表面がわに略円弧状に折曲げ(カシメ)てなる一対の固定部6,6が形成されると共に、一対の固定部6,6は、先端がわに行くに従って漸次拡開するようなハ字状に配されている。そして、中央には、略コ字状の切込線によって設けた矩形片を表面がわに折曲げ(カシメ)てなる固定部7が形成されている。すなわち、前記固定部6,7は、ワイヤーAの端部を略し字状に折曲げて固定するときに、ワイヤーAが屈曲したりすることなくスムーズにその固定作業(例えば、カシメ作業)が行え、しかも、その固定状態が確実で、強固で、バランス良く、強力な外力が加えられてもワイヤーAが係止金具Cから分離することがないように構成されている。
ところで、一対の固定部6,6は、矩形片を中心がわに折曲げるようにして構成されているが、その加工時に一対の固定部6,6相互が干渉しないように配慮する必要がある。また、一対の固定部6,6には、高さの低い立上片が基端がわに夫々連設されており、ワイヤーAの端部を略し字状に折曲げて係止金具Cに固定するときに、略し字状に折曲げられるワイヤーAの端部をその復元力に抗して安定支持できるように形成されている。しかも、この立上片は、ワイヤーAの側方への移動を規制するガイド片となっている。
尚、他方の係止金具Cの具体的構成、形状、寸法、材質、係止孔5の具体的構成、形状、寸法、配設位置、固定部6の具体的構成、形状、寸法、固定部7の具体的構成、形状、寸法等は、図示例のもの等に限定されることなく適宜設定、変更できるものである。
【0014】
ところで、前記他方の係止金具Cの代りに、ワイヤーAの他端部を略環状に折曲げると共に、適宜固定金具によって緊締してなる掛止環部を構成しても良い(図示せず)。すなわち、掛止環部は、一方の係止金具Bの係止フック1に係止することにより、ワイヤーAの両端部を自在に連結できるようにしたものである。尚、前記掛止環部には、その補強を兼ねて補強リングを内嵌せしめるように構成しても良い(図示せず)。
【0015】
図1、図2、図3、図4、図9に示すチェーン取付金具Dは、例えば、略Y字状の金属製板材からなる取付板10によって構成されており、この取付板10の基端部分に設けた固定部11は、端部をその表面がわに折曲げることでワイヤーAを確実に囲繞できるように構成され、一方、取付板10の先端部分夫々に設けた折返部12は、端部をその表面がわに折曲げることで略三角枠状の取付環16を夫々揺動自在に装着できるように構成されている。更に、前記固定部11の中央部分には、略矩形状となるような切欠部13を切設してあり、この切欠部13には、略短円筒状の適宜金属製カシメ部材15をワイヤーAが相通された状態に配し、このカシメ部材15を適宜カシメることで、切欠部13にある(に露出している)ワイヤーA部分にカシメ部材15を確実に且つ強固に固着させ、チェーン取付金具DをワイヤーAの所定位置に、横ズレすることなく、簡単に、確実に、且つ安定的に固定できるように構成されている。
しかも、取付板10には、固定部11と折返部12を結ぶような適宜補強ビード14を、表面がわに突出するように施して、チェーン取付金具D全体の強度や、剛性が高められるように形成してある。加えて、取付板10は、表面がわに僅かに湾出するように形成されており(図4参照)、チェーン取付金具Dの裏面がわがタイヤ内側面に沿うように接して、タイヤを損傷することがないようにすると共に、チェーン取付金具Dが配タイヤ内側面から大きく突出しないように配慮してある。
【0016】
そして、チェーン取付金具Dの取付板10の基端部分に設けた固定部11にあっては、ワイヤーAを囲繞する固定部11の左右周端縁部分が、先端がわに行くに従ってワイヤーAから漸次離れるような斜向きに湾曲せしめてある(図3参照)。すなわち、ワイヤーAを囲繞する固定部11の左右周端縁部分と、ワイヤーAとが接触し難くなって、ワイヤーAが固定部11の左右周端縁部分に擦れて損傷し難くなり、ワイヤーAが切断され難くなるように形成してある。
【0017】
尚、チェーン取付金具Dの具体的構成、形状、寸法、材質、取付板10の具体的構成、形状、寸法、材質、固定部11の具体的構成、形状、寸法、折返部12の具体的構成、形状、寸法、切欠部13の具体的構成、形状、寸法、材質、配設位置、補強ビード14の具体的構成、形状、寸法、数、配設位置、カシメ部材15の具体的構成、形状、寸法、材質、数、配設位置、カシメ状態、取付環16の具体的構成、形状、寸法、材質等は、図示例のもの等に限定されることなく適宜設定、変更できるものである。
【0018】
また、図1、図2、図5、図6、図10に示すワイヤーAの端部寄りに配されているチェーン取付金具Eは、例えば、中央部分が先端がわに行くに従って漸次細くなるような略台形状で、基端部分が略正方形状で、先端部分が略細長矩形状を呈する金属製板材からなる取付板20によって構成されており、この取付板20の基端部分に設けた固定部21は、端部をその表面がわに折曲げることでワイヤーAを確実に囲繞できるように構成され、一方、取付板20の先端部分に設けた折返部22は、端部をその表面がわに折曲げることで略三角枠状の取付環26を揺動自在に装着できるように構成されている。更に、前記固定部21の中央部分には、略矩形状となるような切欠部23を切設してあり、この切欠部23には、略短円筒状の適宜金属製カシメ部材25をワイヤーAが相通された状態に配し、このカシメ部材25を適宜カシメることで、切欠部23にある(に露出している)ワイヤーA部分にカシメ部材25を確実に且つ強固に固着させ、チェーン取付金具EをワイヤーAの所定位置に、横ズレすることなく、簡単に、確実に、且つ安定的に固定できるように構成されている。
しかも、取付板20には、固定部21と折返部22を結ぶような一対の平行な適宜補強ビード24を、表面がわに突出するように施して、チェーン取付金具E全体の強度や、剛性が高められるように形成してある。加えて、取付板20は、表面がわに僅かに湾出するように形成されており(図6参照)、チェーン取付金具Eの裏面がわがタイヤ内側面に沿うように接して、タイヤを損傷することがないようにすると共に、チェーン取付金具Eが配タイヤ内側面から大きく突出しないように配慮してある。
【0019】
そして、チェーン取付金具Eの取付板20の基端部分に設けた固定部21にあっては、ワイヤーAを囲繞する固定部21の左右周端縁部分が、先端がわに行くに従ってワイヤーAから漸次離れるような斜向きに湾曲せしめてある(図5参照)。すなわち、ワイヤーAを囲繞する固定部21の左右周端縁部分と、ワイヤーAとが接触し難くなって、ワイヤーAが固定部21の左右周端縁部分に擦れて損傷し難くなり、ワイヤーAが切断され難くなるように形成してある。
【0020】
尚、チェーン取付金具Eの具体的構成、形状、寸法、材質、取付板20の具体的構成、形状、寸法、材質、固定部21の具体的構成、形状、寸法、折返部22の具体的構成、形状、寸法、切欠部23の具体的構成、形状、寸法、材質、配設位置、補強ビード24の具体的構成、形状、寸法、数、配設位置、カシメ部材25の具体的構成、形状、寸法、材質、数、配設位置、カシメ状態、取付環26の具体的構成、形状、寸法、材質等は、図示例のもの等に限定されることなく適宜設定、変更できるものである。
【0021】
図中Fは、ワイヤーAに外装される保護管で、例えば、樹脂製の管材等によって構成されており、ワイヤーAによってタイヤを損傷することがないように設けられたものである。しかも、この保護管Fは、チェーン取付金具D,Eがカシメ部材15,16によってワイヤーAに確実に固定されることにより、従来のようにチェーン取付金具の横ズレを防止すべく太くて比較的硬いものを利用せずに済むようになる。すなわち、保護管Fとして細くて柔らかいものが利用可能となり、内側支持装置の取扱いがより容易となるように構成されている。尚、保護管Fの具体的構成、形状、寸法、材質等は、図示例のもの等に限定されることなく適宜設定、変更できるものである。
【0022】
また、クロスチェーンGは、亀甲状に配されたものでも良いし、梯子状に配されたものでも良いし、その他適宜構成、形状のものが利用できる。
【0023】
【発明の効果】
従って、請求項1記載のタイヤチェーンの内側支持装置は、自動車のタイヤに装着されるタイヤチェーンに於いて、タイヤの内側がわに配される支持装置であって、タイヤの内側がわにあって外周寄りに略沿うように配されるワイヤーAと、ワイヤーAの所定位置に固定されると共に、クロスチェーンG等をワイヤーAに取付けられるようにした複数のチェーン取付金具D,Eとを備え、チェーン取付金具D,Eは、適宜金属板材からなる取付板10,20を有し、この取付板10,20の先端部分には、端部を折曲げて取付環16,26が揺動自在に装着される折返部12,22を設け、一方、取付板10,20の基端部分には、端部を折曲げてワイヤーAを囲繞する固定部11,21を設け、この取付板10,20の固定部11,21中央には、切欠部13,23を切設し、この切欠部13,23に適宜カシメ部材15,25を配すると共に、切欠部13,23にあるワイヤーA部分にカシメ部材15,25を固着させて、チェーン取付金具D,EをワイヤーAの所定位置に固定できるよう構成したので、タイヤチェーンの内側支持装置自体の厚みを薄く構成することができるようになり、ワイドタイヤ等を装着してタイヤ内側面とシャーシ等との間隔が狭い場合であっても、タイヤチェーンがシャーシ等に当接することなく、その装着が可能となるタイヤチェーンの内側支持装置を提供できるようになる。そして、ワイヤーAにチェーン取付金具D,Eを簡単に、確実に、強固に、且つ安定的に固定でき、チェーン取付金具D,EがワイヤーAに対して横ズレを起こす虞れもなくなり、しかも、構成が簡素で、耐久性に優れ、量産に適し、経済的なタイヤチェーンの内側支持装置となる。
【0024】
特に、チェーン取付金具D,Eは、適宜金属板材からなる取付板10,20を有し、この取付板10,20の先端部分には、端部を折曲げて取付環16,26が揺動自在に装着される折返部12,22を設け、一方、取付板10,20の基端部分には、端部を折曲げてワイヤーAを囲繞する固定部11,21を設け、この取付板10,20の固定部11,21中央には、切欠部13,23を切設し、この切欠部13,23に適宜カシメ部材15,25を配すると共に、切欠部13,23にあるワイヤーA部分にカシメ部材15,25を固着させて、チェーン取付金具D,EをワイヤーAの所定位置に固定できるよう構成したので、チェーン取付金具D,E自体の厚みを薄く構成できるようになると共に、強度、耐久性に優れ、クロスチェーンGをワイヤーAに確実に取付けでき、取扱い易いチェーン取付金具D,Eとなる。
【0025】
加えて、カシメ部材15、25を介してチェーン取付金具D,EをワイヤーAに簡単に固定できるようになり、しかも、取付板10,20の固定部11,21中央に切設した切欠部13,23にカシメ部材15,25が収まるようになり、チェーン取付金具D,EのワイヤーAへの固定状態は、より確実で、強固で、安定的となると共に、カシメ部材15,25自体を保護でき、外観上の体裁も良好となる。
【0026】
また、請求項2記載のタイヤチェーンの内側支持装置は、自動車のタイヤに装着されるタイヤチェーンに於いて、タイヤの内側がわに配される支持装置であって、タイヤの内側がわにあって外周寄りに略沿うように配されるワイヤーAと、このワイヤーAの両端部に夫々固定されると共に、ワイヤーAの両端部を連結自在に係止する一対の係止金具B,Cと、ワイヤーAの所定位置に固定されると共に、クロスチェーンG等をワイヤーAに取付けられるようにした複数のチェーン取付金具D,Eとを備え、一対の係止金具B,Cは、適宜金属板材によって構成すると共に、その基端がわ左右側部と中央部とに緊締片を略U字状に折曲げてワイヤーAを緊締する固定部2,3,6,7を設けて、略し字状に折返されるワイヤーAの両端部分が固定できるように構成し、チェーン取付金具D,Eは、適宜金属板材からなる取付板10,20を有し、この取付板10,20の先端部分には、端部を折曲げて取付環16,26が揺動自在に装着される折返部12,22を設け、一方、取付板10,20の基端部分には、端部を折曲げてワイヤーAを囲繞する固定部11,21を設け、この取付板10,20の固定部11,21中央には、切欠部13,23を切設し、この切欠部13,23に適宜カシメ部材15,25を配すると共に、切欠部13,23にあるワイヤーA部分にカシメ部材15,25を固着させて、チェーン取付金具D,EをワイヤーAの所定位置に固定できるよう構成したので、タイヤチェーンの内側支持装置自体の厚みを薄く構成することができるようになり、ワイドタイヤ等を装着してタイヤ内側面とシャーシ等との間隔が狭い場合であっても、タイヤチェーンがシャーシ等に当接することなく、その装着が可能となるタイヤチェーンの内側支持装置を提供できるようになる。そして、ワイヤーAにチェーン取付金具D,Eを簡単に、確実に、強固に、且つ安定的に固定でき、チェーン取付金具D,EがワイヤーAに対して横ズレを起こす虞れもなくなり、しかも、構成が簡素で、耐久性に優れ、量産に適し、経済的なタイヤチェーンの内側支持装置となる。
【0027】
特に、チェーン取付金具D,Eは、適宜金属板材からなる取付板10,20を有し、この取付板10,20の先端部分には、端部を折曲げて取付環16,26が揺動自在に装着される折返部12,22を設け、一方、取付板10,20の基端部分には、端部を折曲げてワイヤーAを囲繞する固定部11,21を設け、この取付板10,20の固定部11,21中央には、切欠部13,23を切設し、この切欠部13,23に適宜カシメ部材15,25を配すると共に、切欠部13,23にあるワイヤーA部分にカシメ部材15,25を固着させて、チェーン取付金具D,EをワイヤーAの所定位置に固定できるよう構成したので、チェーン取付金具D,E自体の厚みを薄く構成できるようになると共に、強度、耐久性に優れ、クロスチェーンGをワイヤーAに確実に取付けでき、取扱い易いチェーン取付金具D,Eとなる。
【0028】
加えて、カシメ部材15、25を介してチェーン取付金具D,EをワイヤーAに簡単に固定できるようになり、しかも、取付板10,20の固定部11,21中央に切設した切欠部13,23にカシメ部材15,25が収まるようになり、チェーン取付金具D,EのワイヤーAへの固定状態は、より確実で、強固で、安定的となると共に、カシメ部材15,25自体を保護でき、外観上の体裁も良好となる。
【0029】
そして、一対の係止金具B,Cは、適宜金属板材によって構成すると共に、その基端がわ左右側部と中央部とに緊締片を略U字状に折曲げてワイヤーAを緊締する固定部2,3,6,7を設けて、略し字状に折返されるワイヤーAの両端部分が固定できるように構成したので、一対の係止金具B,C自体の厚みを薄く構成できるようになると共に、ワイヤーAを一対の係止金具B,Cの三箇所で夫々固定できるようになり、確実で、強固で、安定的で、バランス良く、且つ無理なくワイヤーAを固定できるようになる。ひいては、一対の係止金具B,Cとの連結部分於いてワイヤーAが切断され難いものとなる。しかも、係止金具B,Cの裏面がわをフラットに構成できるようになり、タイヤ内側面を損傷する虞れのないものとなる。
【0030】
更に、請求項3記載のタイヤチェーンの内側支持装置は、チェーン取付金具D,Eの取付板10,20の基端部分に設けた固定部11,21に於いて、ワイヤーAを囲繞する左右周端縁部分を、先端がわに行くに従ってワイヤーAから漸次離れるような斜向きに湾曲せしめたので、ワイヤーAを囲繞する固定部11,21の左右周端縁部分と、ワイヤーAとが接触し難くなり、ワイヤーAが固定部11,21の左右周端縁部分に擦れて損傷することがなくなり、ワイヤーAが切断され難く、その耐久性を向上できるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内側支持装置を例示する一部省略斜視図である。
【図2】本発明の内側支持装置を例示する一部省略正面図である。
【図3】本発明の内側支持装置に於けるチェーン取付金具を例示する一部切欠正面図である。
【図4】本発明の内側支持装置に於けるチェーン取付金具を例示する縦断側面図である。
【図5】本発明の内側支持装置に於ける他のチェーン取付金具を例示する一部切欠正面図である。
【図6】本発明の内側支持装置に於ける他のチェーン取付金具を例示する縦断側面図である。
【図7】本発明の内側支持装置に於ける一方の係止金具の正面図である。
【図8】本発明の内側支持装置に於ける他方の係止金具の正面図である。
【図9】本発明の内側支持装置に於けるチェーン取付金具の取付板の展開図である。
【図10】本発明の内側支持装置に於ける他のチェーン取付金具の取付板の展開図である。
【符号の説明】
A ワイヤー
B 係止金具
1 係止フック 2 固定部
3 固定部
C 係止金具
5 係止孔 6 固定部
7 固定部
D チェーン取付金具
10 取付板 11 固定部
12 折返部 13 切欠部
14 補強ビード 15 カシメ部材
16 取付環
E チェーン取付金具
20 取付板 21 固定部
22 折返部 23 切欠部
24 補強ビード 25 カシメ部材
26 取付環
F 保護管
G クロスチェーン

Claims (3)

  1. 自動車のタイヤに装着されるタイヤチェーンに於いて、タイヤの内側がわに配される支持装置であって、タイヤの内側がわにあって外周寄りに略沿うように配されるワイヤーと、ワイヤーの所定位置に固定されると共に、クロスチェーン等をワイヤーに取付けられるようにした複数のチェーン取付金具とを備え、チェーン取付金具は、適宜金属板材からなる取付板を有し、この取付板の先端部分には、端部を折曲げて取付環が揺動自在に装着される折返部を設け、一方、取付板の基端部分には、端部を折曲げてワイヤーを囲繞する固定部を設け、この取付板の固定部中央には、切欠部を切設し、この切欠部に適宜カシメ部材を配すると共に、切欠部にあるワイヤー部分にカシメ部材を固着させて、チェーン取付金具をワイヤーの所定位置に固定できるよう構成したことを特徴とするタイヤチェーンの内側支持装置。
  2. 自動車のタイヤに装着されるタイヤチェーンに於いて、タイヤの内側がわに配される支持装置であって、タイヤの内側がわにあって外周寄りに略沿うように配されるワイヤーと、このワイヤーの両端部に夫々固定されると共に、ワイヤーの両端部を連結自在に係止する一対の係止金具と、ワイヤーの所定位置に固定されると共に、クロスチェーン等をワイヤーに取付けられるようにした複数のチェーン取付金具とを備え、一対の係止金具は、適宜金属板材によって構成すると共に、その基端がわ左右側部と中央部とに緊締片を略U字状に折曲げてワイヤーを緊締する固定部を設けて、略し字状に折返されるワイヤーの両端部分が固定できるように構成し、チェーン取付金具は、適宜金属板材からなる取付板を有し、この取付板の先端部分には、端部を折曲げて取付環が揺動自在に装着される折返部を設け、一方、取付板の基端部分には、端部を折曲げてワイヤーを囲繞する固定部を設け、この取付板の固定部中央には、切欠部を切設し、この切欠部に適宜カシメ部材を配すると共に、切欠部にあるワイヤー部分にカシメ部材を固着させて、チェーン取付金具をワイヤーの所定位置に固定できるよう構成したことを特徴とするタイヤチェーンの内側支持装置。
  3. チェーン取付金具の取付板の基端部分に設けた固定部に於いて、ワイヤーを囲繞する左右周端縁部分を、先端がわに行くに従ってワイヤーから漸次離れるような斜向きに湾曲せしめたことを特徴とする請求項1または請求項2記載のタイヤチェーンの内側支持装置。
JP2001104749A 2001-04-03 2001-04-03 タイヤチェーンの内側支持装置 Expired - Fee Related JP3769725B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001104749A JP3769725B2 (ja) 2001-04-03 2001-04-03 タイヤチェーンの内側支持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001104749A JP3769725B2 (ja) 2001-04-03 2001-04-03 タイヤチェーンの内側支持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002301918A JP2002301918A (ja) 2002-10-15
JP3769725B2 true JP3769725B2 (ja) 2006-04-26

Family

ID=18957563

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001104749A Expired - Fee Related JP3769725B2 (ja) 2001-04-03 2001-04-03 タイヤチェーンの内側支持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3769725B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT507348A1 (de) 2008-09-16 2010-04-15 Pewag Schneeketten Gmbh & Co Gleitschutzkette
WO2018072088A1 (zh) * 2016-10-18 2018-04-26 德清集通实业有限公司 对角珠子链减应力扣板及对角珠子链

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002301918A (ja) 2002-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3346315B2 (ja) ワイヤハーネス固定用クリップ
JP2007512481A5 (ja)
JPH03113108A (ja) 保持クリップ
EP0695682B1 (en) Guide for linear body
JP3769725B2 (ja) タイヤチェーンの内側支持装置
JP5869438B2 (ja) コネクタカバー
JP2009142484A (ja) バックバネの取付け構造
JP2679370B2 (ja) 自動車用ドアの補強部材
CN215706822U (zh) 一种前轮挡泥板及电动车
JPH08197922A (ja) サスペンションアーム
JP4035658B2 (ja) ワイヤハーネス固定用クリップ
JP2000103364A (ja) アーチモールの取付構造
JP6010740B2 (ja) バッテリ固定保持用のクランプ構造
JP2001341508A (ja) タイヤチェーンの内側支持装置
JP3154101B2 (ja) スペアタイヤカバー
JPH0828259A (ja) 車両用排気管の支持装置
JPS632898Y2 (ja)
JPH0747021A (ja) 自動車用シート
JPH0541093Y2 (ja)
JP2004322941A (ja) フェンダライニングの取付構造
JP7205244B2 (ja) ブラケットの取付構造
JP3061607U (ja) 締付けバンド
JP2007008274A (ja) 巻き込み防止カバー及びこの巻き込み防止カバーが装着された自転車
JP3214438B2 (ja) 車両のパイプ状リインフォースメント
JPH0326059Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050920

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060104

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060127

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100217

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110217

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120217

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130217

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140217

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees