JP3769562B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、車載用電子機器に係り、特に、操作パネルを回動展開することで、広い操作パネルを得るようにした電子機器の構造に関する。
従来から、電子回路の高密度化や小型化の発展に伴い、電子機器の多機能化が益々盛んに行われている。特に車載用電子機器の場合は、規定形状の操作パネル内に、チューナの選局釦や表示装置を設けると共に、例えばMDやCD等の記録媒体を挿入する挿入口を設ける必要があり、電子機器の機能の向上と共に、操作パネルの有効利用や操作性の向上が求められている。記録媒体の挿入口は、各種操作釦や表示装置のデッドスペースになることから、電子機器の操作パネルを回動し、開放された電子機器の内部にMDやCD等の記録媒体の挿入口を設けるオペレーションフラップと呼ばれる構造が種々提案されている。このように構成にすれば、表示パネルが回動によって解放された電子機器の内部にMDやCD等の記録媒体を挿入する挿入口を設けることができると共に、表示パネルが傾斜した状態で表示パネルの表示面に設けられた操作部を操作することができ、表示パネルの有効利用が可能であると共に、操作性の向上が可能となる。
特開平9−237978号公報
しかし、この場合は、操作パネルから記録媒体の挿入口が無くなっただけなので、挿入口に相当する範囲でしか機能の向上が図れない。例えば、MDとCDの挿入口や再生装置を電子機器の内部に設けることが可能であれば、複数のCDの音楽情報をMDにダビングして、好みのアルバムを作ることができる。この場合は、フェードイン、フェードアウト等のダビング用の釦やダビングモードの表示用の表示装置も必要となる。
電子機器の小型化が進み、限定されたスペースに多くの機能を取り入れることが可能となるが、これに伴い、これらを操作する操作釦の数も増加し、操作パネルの操作性が悪化する。即ち、操作パネルを回動する従来のオペレーションフラップ等の方法でも操作性の向上が妨げられると言う問題があった。本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、操作パネルを拡大して使用することが可能な電子機器を提供することである。
請求項1記載の発明は、機器本体の前方に配され、前記機器本体の前面に設けられた挿入口を開放する開放位置と閉鎖する閉鎖位置との間で移動可能な第1のパネルと、前記第1のパネルの前方に配され、前記第1のパネルの前面を露出する露出位置と前記前面を覆う被覆位置との間で移動可能な第2のパネルと、前記第1のパネル及び前記第2のパネルを移動させる旨の指令を発する指令手段と、前記指令手段により指令が発せられると、前記閉鎖位置にある前記第1のパネルと前記被覆位置にある前記第2のパネルのそれぞれを前記開放位置と前記露出位置に移動させる駆動機構と、を有し、前記駆動機構は、前記第2のパネルが前記被覆位置にある状態で前記第1のパネルを前記開放位置に移動させた後、前記第2のパネルを前記露出位置に移動させることを特徴とする電子機器である。
図1は、本発明の一実施形態による電子機器の要部構造図であり、図1(a)に電子機器の上面図を、図1(b)に電子機器の側面図を示した。図1を用いて電子機器の構造を説明する。
電子機器10は、筐体11の前面側の内部左右側面に摺動溝12(12a、12b)が垂直に形成され、当該摺動溝12の下端部は、L状に前面方向に湾曲している。電子機器10の前面には、筐体11の前面を閉塞するように第1のパネル30(以下第1パネル30と記す)が配置され、筐体11の内部左右側面に形成された摺動溝12に第1パネル30の左右側面に形成された第1ガイド手段であるガイドピン32(32a、32b)が摺動自在に持設される。
また、第1パネル30の左右側面に形成された摺動溝33(33a、33b)には、第2のパネル40(以下第2パネル40と記す)の左右側面に形成された第2ガイド手段であるガイドピン44(44a、44b)が摺動自在に持設される。
電子機器10の内部には、第1パネル30の下端部を枢支し、前後方向に移動させる第1移動部材である第1ラック13が保持部14により摺動自在に保持されている。第1ラック13は、第1駆動源15に回転駆動される第1ギア16に噛合される。第1ラック13の前面側の先端には、回動ピン17が植設され、後述する第1パネル30に形成された回動穴34に回動自在に挿入される。
また、電子機器10の内部には、第2パネル40の下端部を枢支し、前後方向に移動させる第2移動部材である第2ラック18が保持部14により摺動自在に保持されている。第2ラック18は、第2駆動源19に回転駆動される第2ギア20に噛合される。第2ラック18の前面側の先端には、L状に湾曲した支持片21が形成され、当該支持片21に回動穴22が形成され、後述する第2パネル40に植設された回動ピン34により回転自在に軸着される。
第1駆動源15は、図示しない駆動モータと減速ギアとで構成され、第1駆動モータの回転を減速ギアで減速し、第1ギア16に伝達する。駆動モータの回転運動は、第1ギア16と第1ラック13が噛合することにより第1ラック13の直線運動に変換される。また、第2駆動源19は、上記同様図示しない第2駆動モータと減速ギアとで構成され、第2駆動モータの回転を減速ギアで減速し、第2ギア20に伝達する。第2駆動モータの回転運動は、第2ギア20と第2ラック18が噛合することにより第2ラック18の直線運動に変換される。
第2駆動源19は、第1ラック13上に載置され、第1ラック13が前後方向に移動するに伴って移動すると共に、第1ラック13上で第2ラック18を前後方向に移動させることが可能である。その他、電子機器10の内部には、例えばCD再生装置23及びMD再生装置24が配設されている。
図2は第1パネル30の拡大図であり、図2(a)に第1パネル30の上面図を、図2(b)に第1パネル30の正面図を、図2(c)に第1パネル30の左側面図を示した。
第1パネル30は、天部側の左右側面に円柱台31(31a、31b)が形成され、当該円柱台31の高さは、後述する第2パネル40の肉厚よりも若干高く形成されている。また、当該円柱台31と同心円上に筐体11の摺動溝12を摺動する円柱状のガイドピン32が形成されている。第1パネル30の左右側面には、操作面35と平行に摺動溝33が形成されている。また、第1パネル30は、底部側の左内面に回動穴34が形成され、第1ラック13の回動ピン17が回転自在に装着される。第1パネル30の操作面35には、複数の操作釦36または、例えば液晶等表示装置37等のいずれか、或は両方が配設されている。
図3は第2パネル40の拡大図であり、図3(a)に第2パネル40の上面図を、図3(b)に第2パネル40の正面図を、図3(c)に第2パネル40の側面図を示した。
第2パネル40は、底部側の左側面に第1パネル30の左側面の一部を覆う突出部41が形成され、当該突出部41の内側に円柱状の回動ピン42が植設されている。第2パネル40は、天部側の内部左右側面に第1パネル30に形成された摺動溝33を摺動する円柱状のガイドピン44が形成されている。第2パネル40の操作面45には、上記第1パネル30及び第2パネル40を回動する各種モードを設定するモード釦、即ち表示操作釦46、挿入操作釦47、操作拡大釦48及び閉釦49等を含む各種操作釦類50または、例えばチューナ用表示装置51等のいずれか、或は両方が配設されている。
第2パネル40のガイドピン44の径は、第1パネル30の摺動溝33の幅より若干小さく形成されると共に、ガイドピン44の高さは、摺動溝33の深さより若干低く形成されているので、第2パネル40のガイドピン44を第1パネル30の摺動溝33に嵌入することにより、第2パネル40が第1パネル30に対して摺動及び回動自在に軸着される。また、同様に第1パネル30のガイドピン32の径は、筐体11の摺動溝12の幅より若干小さく形成されると共に、ガイドピン32の高さは、摺動溝12の深さより若干低く形成されているので、第1パネル30のガイドピン32を筐体11の摺動溝12に嵌入することにより、第1パネル30が筐体11に対して摺動及び回動自在に軸着される。
第2パネル40の操作面45の外形は、第1パネル30の操作面35の外形よりも広く形成されているので、第2パネル40のガイドピン44を第1パネル30の摺動溝33に嵌入した状態で、第1パネル30のガイドピン32だけが第1パネル30及び第2パネル40の左右側面から突出した状態となる。第2パネル40の外形は、筐体11の前面開口部より若干狭く形成しているので、第1パネル30の前面を覆う被覆位置に第2パネル40が配置(以下載置状態と記す)されても第1パネル30と第2パネル40は筐体11の前面内部に移動自在に挿入される。
第2パネル40の回動ピン42は、第1パネル30の回動穴34と同軸上に形成され、且つ回動ピン42に軸着される第2ラック18は、前面側がL状に湾曲した形状に形成しているので、第1パネル30と第2パネル40が載置状態であっても第1パネル30と第2パネル40が共に回動する。
図4に本発明の電子機器10のブロック図を示した。
本発明の電子機器10は、制御手段であるCPU100と、第2パネル40の操作面45上に配設された操作釦類50の中のどのモード釦が押下されたかを検出する駆動指令入力手段101と、第1パネル30のガイドピン32と第1パネル30の下端部を枢支し前後方向に移動させる第1ラック13と第1ラック13を駆動する第1駆動源15により構成される第1の駆動手段102と、第2パネル40のガイドピン44と第2パネル40の下端部を枢支し前後方向に移動させる第2ラック18と第2ラック18を駆動する第2駆動源19により構成される第2の駆動手段102と、第1位置検出手段104及び第2位置検出手段105とで構成している。
第1位置検出手段104は、第1パネル30のガイドピン32が筐体11の摺動溝12のどの位置にあるかを検出するため、図示せぬ第1位置検出器が筐体11の摺動溝12の上端部及び下端部にそれぞれ設けられている。また、第2位置検出手段105は、第2パネル40のガイドピン44が第1パネル30の摺動溝33のどの位置にあるかを検出するため、図示せぬ第2位置検出器が第1パネル30の摺動溝33の上端部及び下端部にそれぞれ設けられている。例えば、第1パネル30のガイドピン32が筐体11の摺動溝12の上端部に位置している時は、第1パネル30が閉じられた状態であり、これを第1パネル30の閉状態または閉位置(閉鎖位置)と呼ぶことにする。
また、第1パネル30のガイドピン32が筐体11の摺動溝12の下端部に位置している時は、第1パネル30が開放された状態であり、これを第1パネル30の開状態または開位置と呼ぶことにする。同様に、第2パネル40のガイドピン44が第1パネル30の摺動溝33の上端部に位置している時は、第2パネル40が第1パネル30の前面を被覆した状態であり、これを閉状態または閉位置(被覆位置)、摺動溝33の下端部に位置している時は、第1パネル30の前面を露出した状態であり、これを第2パネル40の開状態または開位置(露出位置)と呼ぶことにする。
上記第1位置検出手段104及び第2位置検出手段105の出力は、CPU100に供給される。CPU100は、駆動指令入力手段101から供給される信号と、第1位置検出手段104及び第2位置検出手段105から供給される信号に基づき第1駆動源15及び第2駆動源19の駆動及び停止の制御を行う。
次に、本発明の実施形態の動作を説明するに際し、本発明の電子機器10は、上述したように2つのパネルを有しているので、パネルを回動するモードが複数存在する。そこで、図5及び図6に示す第1パネル30だけを回動するモードを表示操作モードと呼び、図7に示す第1パネル30と第2パネル40が載置状態で回動するモードを挿入操作モードと呼び、図8に示す第1パネル30と第2パネル40を共に回動するモードを操作拡大モードと呼び、以下これらのモードの開動作及び閉動作を個別に説明する。
表示操作モードの開動作及び閉動作の説明
図5及び図6は、表示操作モードの開状態を示す電子機器10の要部構造図である。図5に第2パネル40が僅かに回動した状態を示す電子機器10の側面図を、図6に第2パネル40が完全に開放された時の側面図を示した。
先ず、第1パネル30と第2パネル40が共に閉状態の初期状態にあり、第2パネル40の操作面45に配置された表示操作釦46が操作者によって押下される。
CPU100は、第1位置検出手段104及び第2位置検出手段105から閉状態を示す信号を検出すると共に、表示操作釦46が押下されたことを検出すると、第2パネル40の開動作を開始する。即ち、CPU100は、第2駆動源19に制御信号を送出し、第2駆動源19に内蔵された駆動モータを正方向に回転駆動する。駆動モータの回転は、減速ギアで減速され、第2ギア20に伝達される。第2ギア20の回転運動は、第2ラック18の直線運動に変換され、保持部14に保持された第2ラック18を図中矢印A方向に移動する。
第2ラック18の先端は、第2パネル40の回動ピン42に回動自在に枢支されているので、第2ラック18の移動に協働して第2パネル40の下端部を矢印A方向に押圧する。第2パネル40の天部は、ガイドピン44により第1パネル30の摺動溝33に摺動自在に嵌入されているので、第2パネル40の下端部が第2ラック18により前面方向に押圧されるのに伴い、第2パネル40の天部を矢印B方向に摺動する。第2ラック18は、直線状に移動し、第2パネル40の下端部を回動ピン42を支点に回動する。
図6に示すように第2パネル40のガイドピン44が摺動溝33の下端部まで摺動されると、第2位置検出器から状態に至ったことを示す検出信号がCPU100に送出される。CPU100は、第2位置検出器からの検出信号を受けると、第2駆動源19の駆動モータを停止する。
また、操作面45に配置された閉釦49が操作者によって押下されると、CPU100は、第1位置検出器及び第2検出器からの信号により、現在のモードが表示操作モードであると認識すると共に、閉釦49が押下されたことを検出し、第2パネル40の閉動作を行う。CPU100は、第2駆動源19に制御信号を送出し、第2駆動源19の駆動モータを逆方向に回転駆動する。
第2パネル40は、第2ラック18により矢印方向の力を受けると、第2パネル40のガイドピン44が摺動溝33に沿って移動する。摺動溝33の下端部はL状に湾曲しているので、矢印方向の応力が生じ、第2パネル40の天部は容易に上方に摺動される。第2パネル40が閉状態まで戻されると、第2位置検出器は第2パネル40の閉状態を示す信号を送出する。CPU100は、第2位置検出器からの信号により第2駆動源19の駆動を停止する。
第2パネル40が閉状態まで戻されると、第2位置検出器は第2パネル40の閉状態を示す信号を送出する。CPU100は、第2位置検出器からの信号により第2駆動源19の駆動を停止する。
図6に示す状態は、電子機器10の表示装置や操作面を最大限に展開することができるモードである。即ち、第2パネル40の操作面45には、複数の操作釦類50と、例えばチューナ等の選局用の表示装置51が傾斜した状態で配置され、チューナの選局操作等が容易である。また、第1パネル30の操作釦36や、液晶等の表示装置37が前面に配置されることから、例えば表示装置37をレベルメータやスペクトラム表示として利用すれば、表示面と操作面の拡大が図れる。
挿入操作モードの開動作及び閉動作の説明
図7は、挿入操作モードの開状態を示す電子機器10の要部構造図である。
上記同様に第2パネル40の操作面45に配置された挿入操作釦47が操作者によって押下されると、CPU100は、第1位置検出手段104及び第2位置検出手段105から閉状態を示す信号を検出すると共に、挿入操作釦47が押下されたことを検出すると、第1駆動源15を駆動し、第1ラック13による第1パネル30の開動作を開始する。第2パネル40を駆動する第2ラック18の第駆動源19は、第1ラック13上に載置されているので、第1パネル30の開動作を行うと、第2パネル40は、第1パネル30に載置された状態で開動作を行う。
CPU100は、第1駆動源15に制御信号を送出し、第1駆動源15に内蔵された駆動モータを正方向に回転駆動する。第1ギア16の回転により第1ラック13が矢印A方向に移動する。第2パネル40は第1パネル30に載置された状態で回動される。CPU100は、第1位置検出器から第1パネル30が開動作を終了した時の検出信号を受けると第1駆動減15を停止する。
図7に示す状態は、電子機器10に記録媒体を挿入することができると共に、第2パネル40の操作面45が傾斜した状態で配置され、操作性の向上と機能の向上が図れる。
CPU100は、第2パネル40の閉釦49が押下されたことを検出すると、第1位置検出器及び第2位置検出器の信号から、電子機器10が挿入操作モードであると判断し、第1駆動減15の駆動モータを逆回転するように制御する。
第1パネル30は、第1ラック13により矢印方向の力を受けると、第1パネル30のガイドピン32が筐体11の摺動溝12に沿って移動する。筐体11の摺動溝12の下端部はL状に湾曲しているので、矢印方向の応力が生じ、第1パネル30の天部は容易に上方に摺動される。第1パネル30が閉位置まで戻されると、第1位置検出器は第1パネル30の閉状態を示す信号を送出する。CPU100は、第1位置検出器からの信号により第1駆動源15の駆動を停止する。
操作拡大モードの開動作及び閉動作の説明
図8は、操作拡大モードの開動作を示す電子機器10の要部構造図である。
上記同様、第2パネル40の操作面45に配置された操作拡大釦48が操作者によって押下されると、CPU100は、第1位置検出手段104及び第2位置検出手段105から閉状態を示す信号を検出すると共に、操作拡大釦48が押下されたことを検出すると、第1駆動源15を駆動し、第1ラック13による第1パネル30の開動作を開始する。操作拡大モードは、一旦図7に示す挿入操作モードの開動作を行った後、第2パネル40の開動作を行うように構成している。
即ち、CPU100は、先ず第1パネル30と第2パネル40の載置状態の開動作を行い、第1位置検出器により第1パネル30の開動作が終了したことを検出すると、第1駆動源15の駆動を停止すると共に、続いて第2駆動源19の駆動モータを正方向に回転するように制御する。第2駆動源19は第1ラック13に載置された状態で挿入操作モードの開位置まで移動しているが、当該開位置から第2ラック18を矢印A方向に駆動する。CPU100は、表示操作モードと同様の動作で第2パネル40の開動作を行う。
図8に示す電子機器10の状態は、操作面及び表示装置が拡大されると共に、記録媒体が挿入可能な状態となり、操作性の向上と機能の向上が図れる。
CPU100は、第2パネル40の閉釦49が押下されたことを検出すると、第1位置検出器及び第2位置検出器の信号から、電子機器10が操作拡大モードであると判断し、第2駆動減19の駆動モータを逆回転する。CPU100は、一旦挿入操作モードの状態まで第2パネル40の閉動作を行う。そして、第2パネル40の閉動作が完了した後、CPU100は第1パネル30の閉動作を行う。即ち、CPU100は、第1パネル30と第2パネル40の載置状態での閉動作を行い、第1位置検出器による第1パネル30の閉位置を検出した後、第1駆動源15の駆動を停止し、操作拡大モードの閉動作を終了する。
また、操作拡大モードは、一旦表示操作モードの状態に移行することができる。即ち、操作拡大モードの状態で、第1パネル30を閉動作すると第1パネル30と第2パネル40とが協働して閉動作をする。そして、第1パネル30の閉動作が終了した後に、第2パネル40の閉動作を行えば、操作拡大モードの閉動作が終了する。従って、操作拡大モードの閉動作において、初めに第2パネル40の閉動作を行えば、挿入操作モードへの移行動作が行えるし、初めに第1パネル30の閉動作を行えば、表示操作モードへの移行動作が行える。
次に、本発明の一実施形態による電子機器10のシステム全体の動作を図9乃至図12のフロー図に基づき詳細に説明する。
図9において、CPU100は、第2パネル40の操作面45の各種操作釦が押下されるのを常時監視(ステップS1)し、ステップS2で押下された釦の種類に応じて以下の判断をする。
ステップS2において、表示操作釦46が押下された場合は、ステップS3に移行し、第1パネル30及び第2パネル40が開状態か閉状態かを判断する。閉状態の場合は、ステップS4に移行し、第2パネル40の開動作を行う。ステップS5で開動作における第2パネル40の位置検出を行う。第2位置検出器から第2パネル40の開状態の信号を検出すると、ステップS6で第2駆動源19の駆動を停止し、表示操作モードの開動作を終了する。
一方、ステップS3において、第1パネル30及び第2パネル40が閉状態でない場合は、ステップS7に移行し、電子機器10のパネルが挿入操作モード(図7)の状態にあるか否かを判断する。挿入操作モードの場合は、挿入操作モードから表示操作モードへ移行する以下の動作を行う。即ち、ステップS8に移行し、第1パネル30に第2パネル40を載置した状態で一旦第1パネル30の閉動作を行う。ステップS9において、第1パネル30の位置検出を行い、第1パネル30が閉状態であることを示す第1位置検出器の信号を検出した場合は、ステップS10において第1駆動源15を停止する。次いで、ステップS11において、第2パネル40の開動作を実行し、第2パネル40が開状態に至ったことを位置検出(ステップ12)すると、ステップS13に移行して第2駆動源19の駆動を停止し、挿入操作モードから表示操作モードへの移行動作を終了する。
一方、ステップS7において、電子機器10が挿入操作モードにない場合は、ステップS14に移行し、操作拡大モードにあるか否かを判断する。ステップS14で操作拡大モードでないと判断された場合は、電子機器10が取り得る形態にない状態なので、例えば表示装置51にエラー表示をして動作を終了する。また、ステップS14で操作拡大モードと判断された場合は、操作拡大モードから表示操作モードに移行する動作を以下に行う。即ち、ステップS15に移行し、第1パネル30と第2パネル40を協働して閉動作を行う。ステップS16で第1パネル30の閉状態を監視し、第1パネル30が閉状態に至ったことを検出するとステップS17で第1駆動源15の駆動を停止し、操作拡大モードから表示操作モードへの移行動作を終了する。
上記ステップS2において、表示操作釦46が押下されていない場合は、図10に示すステップS18に移行する。ステップS18において挿入操作釦47が押下されたと判断された場合は、ステップS19で第1パネル30と第2パネル40の開閉状態を判断し、閉状態の場合は以下の処理を行う。ステップS20において第1パネル30が第2パネル40を載置した状態で開動作を行う。ステップS21で第1パネル30の位置検出を行い、開動作が終了した場合は、ステップS22に移行して第1駆動源15の駆動を停止する。ステップS19で第1パネル30と第2パネル40が閉状態でない場合は、ステップS23に移行する。ステップS23で電子機器10が表示操作モードの場合は、表示操作モードから挿入操作モードへ移行の動作を行う。即ち、ステップS24で第1パネル30の開動作を行い、ステップS25で第1パネル30の位置検出を行い、開動作が終了した場合は、ステップS26で第1駆動源15の駆動を停止し、表示操作モードから挿入操作モードへの移行動作を終了する。
また、ステップS23において電子機器10が表示操作モードにない場合は、ステップS27に移行する。電子機器10が操作拡大モードにない場合は、表示装置51にエラー表示をする。ステップS27において電子機器10が操作拡大モードの場合は、ステップS28に移行し、操作拡大モードから挿入操作モードへ移行の動作を行う。即ち、ステップS28において第2パネル40の閉動作を行う。次いで、ステップS29で第2パネル40の位置検出を行い、開動作が終了した場合は、ステップS30で第2駆動源19の駆動を停止し、操作拡大モードから挿入操作モードへの移行動作を終了する。
ステップS18において、挿入操作釦47が押下されていない場合は、図11のステップS31に移行する。ステップS31において操作拡大釦48が押下されている場合は、ステップS32に移行し、電子機器10が閉状態にあるか否かを判断する。電子機器10が閉状態の場合は、以下操作拡大モードへの開動作を行う。即ち、ステップS33において、第1パネル30と第2パネル40の載置状態の開動作を行う。次いで、ステップS34で第1パネル30の位置検出を行い、開動作が終了した場合は、ステップS35で第1駆動源15を停止する。次いで、ステップS36において、第2パネル40の開動作を行い、ステップS37で第2パネル40の位置検出を行い、開動作が終了した場合は、ステップS38で第2駆動源19の駆動を停止し、操作拡大モードの動作を終了する。
上記ステップS32で電子機器10が閉状態にない場合は、ステップS39に移行する。ステップS39で電子機器10が表示操作モードである場合は、表示操作モードから操作拡大モードへの移行動作を行う。ステップS40において、第1パネル30の開動作を行う。次いで、ステップS41で第1パネル30の位置検出を行い、第1パネル30の開動作が終了した場合は、ステップS42で第1駆動源15の駆動を停止し、表示操作モードから操作拡大モードへの移行動作を終了する。
また、ステップS39で電子機器10が表示操作モードでない場合は、ステップS43に移行する。電子機器10が挿入操作モードにない場合は、エラー表示を行う。電子機器10が挿入操作モードの場合は、以下、挿入操作モードから操作拡大モードへの移行動作を行う。ステップS44において、第2パネル40の開動作を行い、ステップS45で第2パネル40の位置検出を行う。第2パネル40の開動作が終了した場合は、ステップS46で第2駆動源19の駆動を停止し、挿入操作モードから操作拡大モードへの移行動作を終了する。
上記、ステップS31において、操作拡大釦48が押下されていない場合は、閉釦49が押下されたと判断し、図12のステップS47において、各モードからの閉動作を行う。
ステップS47おいて、電子機器10が表示操作モードの場合は、ステップS48〜S50において図10に示すステップS28以降の第2パネル40の閉動作と同じステップを実行して、表示操作モードの閉動作を終了する。
また、ステップS47で電子機器10が表示操作モードでないと判断された場合は、ステップS51に移行する。ステップS51で電子機器10が挿入操作モードにある場合は、ステップS52に移行し、第1パネル30と第2パネル40を載置した状態の閉動作を行う。ステップS53で第1パネル30の位置検出を行い、第1パネル30の動作が終了した時は、ステップS54に移行し、第1駆動源15の駆動を停止し、挿入操作モードの閉動作を終了する。
また、ステップS51において、電子機器10が挿入操作モードでない場合は、ステップS55に移行する。ステップS55で電子機器10は操作拡大モードでない場合は、エラー表示を行う。また、電子機器10が挿入操作モードの場合は、図10のステップS28からステップS30の第2パネル40の閉動作と同一の動作をステップS56からステップS58で行った後、ステップS52からステップS54の処理を行い、操作拡大モードの閉動作を終了する。
尚、操作拡大モードは、一旦図7に示す挿入操作モードの開動作を行った後、第2パネル40の開動作を行うように説明したが、第1駆動源15と第2駆動源19を同時に駆動するように構成しても良い。即ち、第1パネル30は、第1駆動源15で駆動された第1ラック13により開動作をすると共に、移動する第1ラック13に載置された状態で第2駆動源19で駆動される第2ラック18により第2パネル40が開動作を行うので、閉状態から操作拡大モードへの移行動作がより速やかに行われる。
また、操作拡大モードの閉動作において、一旦挿入操作モードにしてから第1パネル30が第2パネル40を載置した状態で閉動作を行うように説明したが、上記同様に第1パネル30と第2パネル40を同時に閉動作を行うようにしても良い。
上述したように、本実施形態における電子機器10は、2つのパネルで構成することで、表示操作モード、挿入操作モード、操作拡大モードの3つのモードを選択することができる。いずれの場合も操作性や機能の向上が図れる。特に操作拡大モードは、操作面と表示面積が拡大されると共に、記録媒体の挿入が可能であり、CDからMDへの編集ダビングの複雑な操作や編集モード表示等が容易に可能となり、操作性の向上と操作面の拡大が可能である。
本発明の実施形態による電子機器の要部構造図。 本発明の実施形態による電子機器の第1パネル30の拡大図。 本発明の実施形態による電子機器の第2パネル40の拡大図。 本発明の実施形態による電子機器のブロック図。 本発明の実施形態による電子機器の表示操作モードの初期の開状態を示す要部構造図。 本発明の実施形態による電子機器の表示操作モードの開状態を示す要部構造図。 本発明の実施形態による電子機器の挿入操作モードの開状態を示す要部構造図。 本発明の実施形態による電子機器の操作拡大モードの開状態を示す要部構造図。 本発明の実施形態による電子機器のフロー図。 図9のフロー図の続き。 図9のフロー図の続き。 図9のフロー図の続き
符号の説明
10・・・電子機器
11・・・筐体
12、33・・・摺動溝
13・・・第1ラック
14・・・保持部
15・・・第1駆動源
16・・・第1ギア
17・・・回動ピン
18・・・第2ラック
19・・・第2駆動源
20・・・第2ギア
23・・・CD再生装置
24・・・MD再製装置
30・・・第1パネル
40・・・第2パネル

Claims (1)

  1. 機器本体の前方に配され、前記機器本体の前面に設けられた挿入口を開放する開放位置
    と閉鎖する閉鎖位置との間で移動可能な第1のパネルと、
    前記第1のパネルの前方に配され、前記第1のパネルの前面を露出する露出位置と前記
    前面を覆う被覆位置との間で移動可能な第2のパネルと、
    前記第1のパネル及び前記第2のパネルを移動させる旨の指令を発する指令手段と、
    前記指令手段により指令が発せられると、前記閉鎖位置にある前記第1のパネルと前記被覆位置にある前記第2のパネルのそれぞれを前記開放位置と前記露出位置に移動させる駆動機構と、を有し、
    前記駆動機構は、前記第2のパネルが前記被覆位置にある状態で前記第1のパネルを前記開放位置に移動させた後、前記第2のパネルを前記露出位置に移動させることを特徴とする電子機器。
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