JP3768823B2 - 番組関連情報テーブル構成方法及びシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
番組関連情報テーブルを構成する際に、番組映像を構成する各映像コンテンツの提供者側と番組映像の放送又は配信事業者側とで、それぞれ独立して作成及び管理を行い、番組映像の放送又は配信開始時刻を指定することによって、必要な各情報をネットワークを介し収集し、最新の情報を反映した番組関連情報テーブルを構成するための方法及びシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
放送のデジタル化等に伴い、放送番組の関連情報を番組メタデータとして音声映像に付随させて提供するサービスが可能となってきた。番組関連情報テーブルはこのようなサービスを実現するための番組メタデータの一つである。一般にテレビ放送等における番組映像は、ドラマ映像やCM映像といった複数の映像コンテンツからの編成結果として成り立っており、各映像コンテンツの提供者は異なっている。
【0003】
図5は番組映像の構成例を示している。図5に示す場合、時刻19:00:00から時刻19:14:00までの間にドラマの前半の14分間分が放送され、時刻19:14:00から時刻19:15:00までの1分間だけ車に関するCMが放送され、時刻19:15:00から時刻19:16:00までの1分間だけ住宅に関するCMが放送され、時刻19:16:00から時刻19:30:00までの間にドラマの後半の14分間分が放送されるなどされることが示されている。
【0004】
なお、CM映像などにおいては、異なった放送局や異なった時刻に繰り返し放送されることが多い。しかしながら、実際の番組映像の編成においては、各映像コンテンツが実際に放送局に持ち込まれ編成された後、放送されるという方法が行われている。
一方、番組メタデータにおいても、各放送局において番組映像と同様に一元的に管理されている。したがって、挿入されるCMの変更や、CM挿入時間の変更等、番組編成に変更が生じた場合、番組メタデータの構成者は、番組メタデータそのものを再度構成し直す必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
一般にドラマ映像やCM映像といった各映像コンテンツはその提供者が異なっており、CM映像などにおいては、異なった放送局や異なった時刻に繰り返して放送されることが多い。しかしながら、番組の関連情報は従来の方法においては、放送又は配信事業者側によって一元的に管理されている。
【0006】
したがって、CM映像の関連情報に追加や修正、削除といった更新の必要が生じた場合、CM映像提供者は、各放送又は配信事業者側のデータベースにアクセスし、各番組メタデータ中に含まれる複数の当該映像コンテンツに対応する関連情報を逐次修正する必要がある。これらを考慮すると、番組関連情報テーブルは、対応する番組映像を構成する映像コンテンツの提供者単位で、作成及び管理することが望ましく、このような番組関連情報テーブルの構成環境の実現を図ることが望まれる。
【0007】
上述したような環境を実現するためには、番組関連情報テーブルの内容上の全体構成を記述する手順と、各部の具体的な関連情報を記述する手順と分離し、独立して作成できるようにすると共に、番組関連情報テーブルの利用時においては、各部の最新情報がそれぞれ反映される仕組みが必要になる。
【0008】
以上の要求に応える手段として、本発明はなされたものであり、映像コンテンツの提供者単位での作成及び管理を実現するため、ネットワーク環境での利用を想定している。
【0009】
すなわち、本発明は、番組関連情報テーブルの利用直前までは、ネットワーク上にそれぞれ、分散して独立に作成及び管理されているものが、利用時においては、それぞれの最新情報が反映され構成されるような番組関連情報テーブル構成方法及びシステムの実現を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明においては、番組関連情報テーブルを作成する際に、対応する番組映像を構成する映像コンテンツの提供者単位で、それぞれ独立して作成及び管理する。そして、番組関連情報テーブルを利用する際に番組映像の放送又は配信時刻に合わせて、番組関連情報テーブルを自動的に構成するシステムの実現を目的としている。これにより、映像コンテンツ提供者は、放送又は配信事業者とは独立に提供映像の関連情報を更新することができ、一方で放送又は配信事業者は番組関連情報テーブルの利用時における最新情報を容易に反映させることができるようにしている。
【0011】
本発明によれば、上述の課題は、前記特許請求の範囲に記載した手段によって解決される。すなわち、請求項1の発明による番組関連情報テーブル構成方法は、
蓄積手段と構成手段を具備した番組関連情報テーブル構成システムが行う、放送又は配信予定にある番組映像中の場面又は被写体に関連する情報を、放送又は配信時の絶対時刻で対応付ける番組関連情報テーブルを構成する方法において、
前記蓄積手段が、番組映像を構成する各映像コンテンツに対して、映像コンテンツの放送又は配信の順に、各映像コンテンツの映像コンテンツ関連情報テーブルIDと、放送又は配信の時間長とを記載したスクリプトを蓄積し、
前記構成手段が、番組映像の放送又は配信開始時刻が指定されることによって、前記スクリプトを解釈しスクリプトでの記載順に、前記スクリプト中で指定された映像コンテンツ関連情報テーブルIDに対応し、映像コンテンツ中の場面又は被写体に関連する情報を前記映像コンテンツの再生開始時を基点とする相対時刻で対応付けた映像コンテンツ関連情報テーブルをネットワークを介して映像コンテンツ提供者端末から取得し、
前記構成手段が、取得した前記映像コンテンツ関連情報テーブルから、スクリプトに記載された放送又は配信の時間長に該当する部分を抽出し、抽出した部分を番組関連情報テーブルの最後にコピーして追加し、相対時刻を放送又は配信開始時刻によって絶対時刻に変換することによって番組関連情報テーブルを構成することを特徴とする。
【0014】
請求項2の発明による番組関連情報テーブル構成システムは、
放送又は配信予定にある番組映像中の場面又は被写体に関連する情報を、放送又は配信時の絶対時刻で対応付ける番組関連情報テーブルを構成するシステムにおいて、
番組映像を構成する各映像コンテンツに対して、映像コンテンツの放送又は配信の順に、各映像コンテンツの映像コンテンツ関連情報テーブルIDと、放送又は配信の時間長とを記載したスクリプトを蓄積する手段と、
番組映像の放送又は配信開始時刻を指定することによって、前記スクリプトを解釈しスクリプトでの記載順に、前記スクリプト中で指定された映像コンテンツ関連情報テーブルIDに対応し、映像コンテンツ中の場面又は被写体に関連する情報を前記映像コンテンツの再生開始時を基点とする相対時刻で対応付けた映像コンテンツ関連情報テーブルをネットワークを介して映像コンテンツ提供者端末から取得し、
取得した前記映像コンテンツ関連情報テーブルから、スクリプトに記載された放送又は配信の時間長に該当する部分を抽出し、抽出した部分を番組関連情報テーブルの最後にコピーして追加し、放送又は配信開始時刻によって相対時刻を絶対時刻に変換することによって番組関連情報テーブルを構成する手段とを具備した
ことを特徴とする。
【0017】
請求項1及び2に記載の発明により、番組関連情報テーブルは番組映像を構成する映像コンテンツ毎に作成された映像コンテンツ関連情報テーブルから編成され、各映像コンテンツ関連情報テーブルはその元となる映像コンテンツの提供者により作成される。また、映像コンテンツ関連情報テーブルから番組関連情報テーブルへの編成内容を映像コンテンツ関連情報テーブルIDに対する命令の並びとしてスクリプトにより記述しておくことで、編成時においては、各映像コンテンツ関連情報テーブルの内容にとらわれる必要がなく、映像コンテンツ関連情報テーブルの完成を待たずして、実施することが可能である。
【0018】
しかしながら、利用時においては、番組関連情報テーブルを利用する放送開始時刻に合わせて構成することで、各映像コンテンツ関連情報テーブルの最新の情報を反映することができる。つまり、映像コンテンツ提供者は必要に応じて関連情報の追加・修正、削除といった更新を容易に行うことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明による番組関連情報テーブルの構成システム全体の構成例を示す。
【0022】
図1において、100は番組映像の放送/配信事業者側端末、200は通信ネットワーク、300は映像コンテンツ提供者側端末を表している。
【0023】
また101は、各映像コンテンツ関連情報テーブルから番組関連情報テーブルへの編成手順をIDを利用したスクリプトで記述する手段である。102は、番組関連情報テーブルの利用時にスクリプトを実行し構成する手段である。103は通信手段、104は蓄積手段を表している。
【0024】
更に、301は蓄積手段、302は映像コンテンツ関連情報テーブル作成手段、303は通信手段を表している。
【0025】
本発明の番組関連情報テーブル構成システムは、番組映像を構成する映像コンテンツの各提供者側において、提供する映像コンテンツに基づき関連情報を入力し、映像コンテンツ中の相対時刻と関連情報とのマッピングである映像コンテンツ関連情報テーブルを作成する手段303を具備している。前記テーブルの実際の構造としては、例えば、映像コンテンツ中の10〜20秒までの間に、情報Iが対応しているといった形式で、時間区分と関連情報とのペアのリストとして表現される。
【0026】
また、前記番組映像の放送又は配信事業者側に、映像コンテンツ関連情報テーブルから番組関連情報テーブルへの編成内容を、映像コンテンツ関連情報テーブルIDをパラメータとして含むスクリプトで記述する手段101を具備している。前記スクリプトは、番組映像を構成する各映像コンテンツに対して、そのIDと必要な部分テーブルを特定するための情報を記述した式の並びとなっている。さらに番組関連情報テーブルの利用時に、対応する番組映像の放送又は配信開始時刻を指定することによって、予め作成した前記スクリプトを解釈し、前記スクリプト中で指定された映像コンテンツ関連情報テーブルIDに対応する映像コンテンツ関連情報テーブルを取得し、取得した前記映像コンテンツ関連情報テーブルに記述されている属性情報と必要な部分テーブルを抽出し、順に並べることによって番組関連情報テーブルを構成する手段102を具備している。
【0027】
図2は番組関連情報テーブル構成システムの映像コンテンツ提供者側での端末の構成例を示す。
【0028】
図2において、符号300,301,302,303は図1に対応しており、304は制御手段、305は記憶手段、306は出力手段、307は入力手段、308はディスプレイなど、309はキーボードなど、310はマウスなどを表している。
【0029】
図2に示す端末300においては、対象とする映像コンテンツの関連情報を入力して映像コンテンツ関連情報テーブルを作成する手段302と、作成した前記映像コンテンツ関連情報テーブルを蓄積しておくための蓄積手段301と、前記映像コンテンツ関連情報テーブルをネットワークを介して提供するための通信手段303と、各処理に必要なデータを記憶しておくための記憶手段305と、ユーザに必要な情報を提示するためのディスプレイなどの出力手段306と、ユーザが端末の操作に必要な情報を入力するためのマウスやキーボードといった入力手段307と、それらを制御するための制御手段304とをもつよう構成される。
【0030】
図3は番組関連情報テーブル構成システムの番組映像編成者側での端末の構成例を示す。
【0031】
図3において、符号100,101,102,103,104は図1に対応しており、105は記憶手段、106は制御手段、107は出力手段、108は入力手段、109はディスプレイなど、110はキーボードなど、111はマウスなどを表している。
【0032】
図3に示す端末100においては、各映像コンテンツ提供者によって作成される映像コンテンツ関連情報テーブルから番組関連情報テーブルへの編成内容を、映像コンテンツ関連情報テーブルIDをパラメータとして含むスクリプトで記述する手段101と、作成したスクリプトを蓄積しておくための蓄積手段104と、番組関連情報テーブルの利用時に、対応する番組映像の放送又は配信開始時刻を指定することによって、予め作成した前記スクリプトを解釈し、前記スクリプト中で指定された映像コンテンツ関連情報テーブルIDに対応する映像コンテンツ関連情報テーブルを取得し、取得した前記映像コンテンツ関連情報テーブルを、その属性情報とスクリプト中のパラメータ値に基づいて分割し、必要な部分テーブルを参照することによって番組関連情報テーブルを構成する手段102と、映像コンテンツ関連情報テーブルをネットワーク200を介して取得するための通信手段103と、各処理に必要なデータを記憶しておくための記憶手段105とユーザに必要な情報を提示するためのディスプレイなどの出力手段107と、ユーザが端末の操作に必要な情報を入力するためのマウスやキーボードといった入力手段108と、それらを制御するための制御手段106とをもつよう構成される。
【0033】
本発明による番組関連情報テーブル構成システムでは、図1に示すように、映像コンテンツの提供者側において、映像コンテンツ関連情報テーブルを予め規定されたフォーマットに基づいて独立に作成すると共に、放送又は配信事業者側に対して、作成する映像コンテンツ関連情報テーブルのネットワーク上の位置を指し示す映像コンテンツ関連情報テーブルIDを通知する。
【0034】
一方、番組編成者側においては、映像コンテンツ関連情報テーブルから番組関連情報テーブルへの編成内容を、与えられた各映像コンテンツ関連情報テーブルIDに対する操作命令の並びをスクリプトと記述した番組関連情報テーブルを作成し蓄積しておく。そして、最終的に番組関連情報テーブルの利用時に、スクリプトを解釈し実行することによって、必要な番組関連情報テーブルの実データを生成する。
【0035】
したがって、番組関連情報テーブルを映像番組を構成する映像コンテンツ単位で独立して作成及び管理することができる上、実際の番組関連情報テーブルの利用時には最新の情報を反映することができる。
【0036】
以下に、本番組関連情報テーブル構成システムの動作について説明する。図4は本発明のシステムの実施例の構成図を示す。
【0037】
図4において、符号100,200,300は図1に対応し、400は放送装置、500は放送局を表している。図示の各端末100,300−iは夫々データベースがもうけられている。
【0038】
請求項2に記載の番組関連情報テーブル構成システムでは、対象とする番組映像を構成する各映像コンテンツの提供者はそれぞれ異なり、放送又は配信事業者が各提供者によって制作された映像コンテンツを編成することによって番組映像が構成される。
【0039】
一方、番組関連情報テーブルの構成においても同種の過程を経る。まず、映像コンテンツ提供者は、自端末において提供する映像コンテンツ中の各場面あるいは被写体に関連する情報を、それを含む時間軸上の始点と終点とを指定した時間区分に対するペアとして次々に入力し、テーブルを作成する。また、同時に該当する映像コンテンツの時間長を属性情報として入力しておく。このようにして作成された映像コンテンツ関連情報テーブルをネットワークと接続されたデータベース上に蓄積する。
【0040】
放送又は配信事業者は、自端末において、予め番組関連情報テーブルの構成に必要な各映像コンテンツが作成する映像コンテンツ関連情報テーブルのIDを該当提供者より確認する。次に、番組映像の内容構成に合わせて、該当する映像の関連情報を映像コンテンツ関連情報テーブルIDと、映像コンテンツ関連情報テーブルに記述されているテーブルを時間軸上で複数に分割する際の、分割位置となる各時刻の並びと、前記分割されたテーブルのうち必要な部分テーブルを特定するためのテーブル番号とをパラメータとして用い、予め規定したフォーマットで記述する。
【0041】
例えば、映像コンテンツ関連情報テーブルIDが“ID”である映像コンテンツテーブルを相対時刻“t1、t2、…、tn−1”を基準にしてテーブルを“n”個の部分テーブルに分割した際の“m”番目の部分テーブルを必要とする場合には、
(“ID”|t1、t2、…、tn−1)[m];
のように専用のエディタで記述する。したがって、編成内容を表現するスクリプトはこの形式の式のリストとして記述される。
【0042】
番組関連情報テーブルを利用する際には、指定された番組映像の放送又は配信開始時刻に基づいてスクリプトを解釈し、番組関連情報テーブルを実データとして生成する。具体的には、まず、
(“ID”|t1、t2、…、tn−1)[m];
の記述のうち“ID”に対応する映像コンテンツ関連情報テーブルをネットワークを介して提供元より自端末に取得する。次に映像コンテンツ関連情報テーブルを指定された相対時刻の並びt1、t2、…、tn−1で分割する。実際には、テーブル中の各要素の時刻区間が、0〜t1区間、t1〜t2区間、…、tn−2〜tn−1、tn−1〜映像コンテンツの時間長までの区間のいずれかに含まれるよう分配する。
【0043】
この際、例えば、時間区分の始点tsがt1より小さく、終点teがt3より大きいといったように、指定された時間区分を複数にまたがっている場合には、この要素の時間区分をts〜t1、t1〜t2、t2〜teと分割し、対応する関連情報はすべてコピーする。よって、その結果生じた3つの要素を分配する。このようにして、最終的にテーブルは“n”個の部分テーブルに分割される。各部分テーブルは処理の間、バッファに記憶され、必要なテーブル番号が呼ばれる度に相当する部分テーブルの内容を返す。したがって、各映像コンテンツ関連情報テーブルの部分テーブルを順に並べていくことによって番組関連情報テーブルが構成される。
【0044】
ただし、この際、各相対時刻を番組映像の放送又は番組映像の配信時における絶対時刻に変換するため、シフト時間STを各時刻に加算しておく。ここでシフト時間STとは、番組映像の放送時刻又は配信時刻に、対象とする部分テーブル以前にすでに並べられている部分テーブルの時間長の総和を加算したものである。この演算を行うため、各映像コンテンツ関連情報テーブルには属性情報としてその映像コンテンツの時間長が記述されている。
【0045】
本番組関連情報テーブル構成方法及びシステムを、テレビ放送番組の番組関連情報テーブル構成に適用した具体的実施例について説明する。
【0046】
放送する番組映像は30分間の番組とし、放送開始時刻は19時00分00秒とする。また、内容構成としては簡単のため、28分間のドラマ映像一つと、l分間の車CM映像、1分間の住宅CM映像の2つから構成され、このとき、映像コンテンツはドラマ映像、車のCM映像、住宅CM映像の計3つであり、提供者もそれぞれ異なるものとする。
【0047】
このときの実際の番組構成を図5に示す。またこの番組映像に対してこれから構成する番組関連情報テーブルの例を図6に示す。このテーブルは左の列に時間区分、右の列にその時間区分つまり場面に関連する情報を記述してある。以下では、時刻を例のように、“hh:mm:ss”の形式で記述する。
【0048】
まず、ドラマ映像、車CM映像及び住宅CM映像の各映像コンテンツ提供者は、インターネットに接続された本番組関連情報テーブル構成システムの自端末で、それぞれ提供する映像コンテンツに関連する情報を記述した映像コンテンツ関連情報テーブルIDを決定し、放送局側の端末に対して通知する。ここでは、映像コンテンツ関連情報テーブルIDとしてURLを用い、それぞれ、“http://xxx/dorama ”、“http://yyy/car”、“http://zzz/home ”としておく。
【0049】
次に、決定したURLを映像コンテンツ関連情報テーブルIDとする映像コンテンツ関連情報テーブルをそれぞれ独立に、専用のエディタを用いて作成し、映像コンテンツの時間長を属性情報として記述する。このとき作成されたドラマ映像、車CM映像及び住宅CM映像に対する映像コンテンツ関連情報テーブルの例を図7(a)、(b)、(c)に示す。
【0050】
一方、放送局側においては、映像コンテンツ関連情報テーブルから番組関連情報テーブルへの編成過程を、対応する映像コンテンツ関連情報テーブルIDに対する操作命令の並びとするスクリプトで記述する。具体的には、図5の番組映像の内容構成に従って、まず、▲1▼ドラマ映像に対する映像コンテンツ関連情報テーブルを“00:14:00”の時刻で2に分割したうちの前半部分、次に▲2▼車CM映像に対する映像コンテンツ関連情報テーブルの全体、▲3▼住宅CMに対する映像コンテンツ関連情報テーブルの全体、そして最後に▲4▼ドラマ映像に対する映像コンテンツ関連情報テーブルを“00:14:00”の時刻で2に分割したうちの後半部分を並べる。例えば、▲1▼は、(“http://xxx/dorama ”|00:14:00)[1];のように記述する。同様にして▲2▼〜▲4▼も記述して並べたスクリプトを図8に示す。
【0051】
上述のように作成された番組関連情報テーブルを利用する際には、放送局側の端末において、放送開始時刻ST=“19:00:00”を指定し、予め記述されたスクリプトを解釈し実行することによって利用する番組関連情報テーブルを構成する。具体的には、まず、スクリプトを1行目から解釈していく。
【0052】
この場合、図8から(“http://xxx/dorama ”|00:14:00)[1];が記述されているため、映像コンテンツ関連情報テーブルIDが“http://xxx/dorama ”に対応するドラマ映像に対する映像コンテンツ関連情報テーブルをネットワークを介して取得する。
【0053】
次にこのテーブルを指定された“00:14:00”の時刻で分割する。つまり、時間区分1:“00:00:00〜00:14:00”と時間区分2:“00:14:00〜00:28:00”との2つの時間区分に分配する。このとき、映像コンテンツの時間長は映像コンテンツ関連情報テーブルの属性情報から認識できる。なお、テーブル中の要素が時間区分1、2をまたがっている場合、例えば、図7(a)中の“00:10:00〜00:20:00”の時間区分に対応する関連情報があったとすると、その関連情報は、“00:l0:00〜00:14:00”と“00:14:00〜00:20:00”との2つの時間区分に対応する関連情報として処理し、それぞれを時間区分1及び2に分配する。このようにして、図7(a)の映像コンテンツ関連情報を部分テーブルに分割し、結果をバッファに記憶する。このときの結果を図9に示す。
【0054】
したがって、スクリプトの1行目では、このようにして分割した部分テーブルのうちのl番目、つまり前半の部分テーブルを番組関連情報テーブルの要素をコピーする。この際、各時刻は放送開始時刻ST=“19:00:00”分だけシフトさせる。
【0055】
次にスクリプトの2行目を解釈する。このとき、IDが“http://yyy/car”であり、2番目の引数は“00:01:00”のみ、テーブル番号は“1”となっていることから、車CM映像の映像コンテンツ関連情報テーブル全体を表していることが分かる。したがって、該当情報をネットワークを介し取得し、番組関連情報テーブルの最後にコピーして追加する。
【0056】
ただし、この際、先と同様に各時刻をシフトさせる。しかしながら、ここでシフトさせるSTの値は“19:00:00”ではなく、“19:00:00”の値にドラマCM映像の前半分の“00:14:00”を加算し、
ST=“19:00:00”+“00:14:00”
として全体をシフトさせる。以上のように対して、スクリプトの全ての行を解釈し、構成する過程を図10に示す。その結果最終的に生成された番組関連情報テーブルは図6のようになる。
【0057】
【発明の効果】
以上説明した如く、本発明によれば、番組映像を構成する映像コンテンツの提供者、映像コンテンツから番組映像への編成を行う放送又は配信事業者が、対応する番組関連情報テーブルをそれぞれ独立して構成することが可能である。
【0058】
番組関連情報テーブルは利用する際に放送又は配信時刻を指定することによってスクリプトを解釈し実デ−タとして構成されるため、映像コンテンツ提供者は自由に映像コンテンツ関連情報テーブルの更新を行っても、それぞれの放送局及び番組内で利用される際には常に最新情報を反映させることができる。一方、放送局にとっては、番組関連情報テーブルの更新処理を行わなくても最新情報を利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本システムの構成例を示す。
【図2】本システムにおける映像コンテンツ提供者側の端末構成例を示す。
【図3】本システムにおける番組映像編成者側の端末構成例を示す。
【図4】本システムにおける実施例を示す。
【図5】番組映像の構成例を示す。
【図6】番組関連情報テーブルの例を示す。
【図7】映像コンテンツ関連情報テーブルの例を示す。
【図8】スクリプトの記述例を示す。
【図9】スクリプトの1行目を解釈し、ドラマ映像の映像コンテンツ関連情報テーブルを分割した例を示す。
【図10】番組関連情報テーブル構成の例を示す。
【符号の説明】
100:番組映像の放送/配信事業者側端末
200:通信ネットワーク
300:映像コンテンツ提供者側端末
Claims (2)
- 蓄積手段と構成手段を具備した番組関連情報テーブル構成システムが行う、放送又は配信予定にある番組映像中の場面又は被写体に関連する情報を、放送又は配信時の絶対時刻で対応付ける番組関連情報テーブルを構成する方法において、
前記蓄積手段が、番組映像を構成する各映像コンテンツに対して、映像コンテンツの放送又は配信の順に、各映像コンテンツの映像コンテンツ関連情報テーブルIDと、放送又は配信の時間長とを記載したスクリプトを蓄積し、
前記構成手段が、番組映像の放送又は配信開始時刻が指定されることによって、前記スクリプトを解釈しスクリプトでの記載順に、前記スクリプト中で指定された映像コンテンツ関連情報テーブルIDに対応し、映像コンテンツ中の場面又は被写体に関連する情報を前記映像コンテンツの再生開始時を基点とする相対時刻で対応付けた映像コンテンツ関連情報テーブルをネットワークを介して映像コンテンツ提供者端末から取得し、
前記構成手段が、取得した前記映像コンテンツ関連情報テーブルから、スクリプトに記載された放送又は配信の時間長に該当する部分を抽出し、抽出した部分を番組関連情報テーブルの最後にコピーして追加し、相対時刻を放送又は配信開始時刻によって絶対時刻に変換することによって番組関連情報テーブルを構成する
ことを特徴とする番組関連情報テーブル構成方法。 - 放送又は配信予定にある番組映像中の場面又は被写体に関連する情報を、放送又は配信時の絶対時刻で対応付ける番組関連情報テーブルを構成するシステムにおいて、
番組映像を構成する各映像コンテンツに対して、映像コンテンツの放送又は配信の順に、各映像コンテンツの映像コンテンツ関連情報テーブルIDと、放送又は配信の時間長とを記載したスクリプトを蓄積する手段と、
番組映像の放送又は配信開始時刻を指定することによって、前記スクリプトを解釈しスクリプトでの記載順に、前記スクリプト中で指定された映像コンテンツ関連情報テーブルIDに対応し、映像コンテンツ中の場面又は被写体に関連する情報を前記映像コンテンツの再生開始時を基点とする相対時刻で対応付けた映像コンテンツ関連情報テーブルをネットワークを介して映像コンテンツ提供者端末から取得し、
取得した前記映像コンテンツ関連情報テーブルから、スクリプトに記載された放送又は配信の時間長に該当する部分を抽出し、抽出した部分を番組関連情報テーブルの最後にコピーして追加し、放送又は配信開始時刻によって相対時刻を絶対時刻に変換することによって番組関連情報テーブルを構成する手段とを具備した
ことを特徴とする番組関連情報テーブル構成システム。
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