JP3768626B2

JP3768626B2 - Lipolysis promoter and slimming skin cosmetics

Info

Publication number: JP3768626B2
Application number: JP33754496A
Authority: JP
Inventors: 雅人齋藤; 雅宏佐田; 玲香武田
Original assignee: 株式会社カネボウ化粧品
Priority date: 1996-12-02
Filing date: 1996-12-02
Publication date: 2006-04-19
Anticipated expiration: 2016-12-02
Also published as: JPH10158181A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、全身あるいは局所の脂肪組織の減少を促進することによる肥満体質の改善、または同組織の増大を防止することによる肥満の抑制もしくは防止に有効な脂肪分解促進剤および該脂肪分解促進剤を含有する痩身用皮膚化粧料に関する。
【０００２】
【従来の技術】
体内の脂肪は消費エネルギーに対し、過剰分の摂取エネルギーが、白色脂肪細胞の中性脂肪として蓄積して生じる物である。体脂肪としての蓄積が大きい肥満は、美容上好ましくないばかりでなく、動脈硬化等の様々な疾病を引き起こす。
したがって、皮下脂肪等の蓄積は、健康上も好ましくなく、皮下脂肪等の減少、あるいは蓄積の防止が重要な問題となっている。このため、食欲抑制剤等の経口薬、食事制限および運動等によるアプローチが種々なされているが、皮下脂肪等を抑制または減少させる満足な効果を有する脂肪分解促進剤および痩身用皮膚化粧料は、見出されてはいなかった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明は、全身あるいは局所の脂肪組織の減少を促進することによる肥満体質の改善、または同組織の増大を防止することによる肥満の抑制もしくは防止に有効な脂肪分解促進剤および該脂肪分解促進剤を含有する痩身用皮膚化粧料を提供することを目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明者等は鋭意研究した。すなわち、肥満防止には、中性脂肪分解の活性化において中心的役割を果しているサイクリックアデノシンモノホスフェート（サイクリックＡＭＰ）を産生促進するか、あるいはサイクリックＡＭＰ自身の分解を阻止することが効果的であると考え、細胞内に存在するサイクリックＡＭＰ分解酵素「サイクリックＡＭＰ−ホスホジエステラーゼ」を阻害することにより、中性脂肪分解を促す素材を検討した。その結果、ケイヒ、ジュ、茶、サルビア、ビワより抽出した植物エキスが、上記作用を有し、脂肪組織に蓄積された中性脂肪の分解を促進し、肥満の抑制、または肥満体質の改善に有効であることを見出し、本発明を完成した。
【０００５】
すなわち、本発明は、ケイヒ、ジュ、茶、サルビア、ビワより抽出した植物エキスの一種、または二種以上を含有する脂肪分解促進剤にある。また、本発明は、この脂肪分解促進剤を含有する痩身用皮膚化粧料にある。
【０００６】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に用いられる各種植物エキスの製造方法等について述べるが、これらのみに限定されるものではない。なお、本発明で言う各種植物エキスとは、下記方法で得られたエキスの他に、エキスから抽出溶媒を蒸発、または凍結乾燥して得られる粉末であってもよい。
【０００７】
本発明に用いられるケイヒエキスとは、ケイヒ（ＣｉｎｎａｍｏｍｕｍｃａｓｓｉａＢｌｕｍｅ）またはその同属植物（Ｌａｕｒａｃｅａｅ）の樹皮を精製水等で抽出したエキスである。
【０００８】
ジュエキスとは、別名ワレモコウエキスとも言い、ユキノシタ科の多年草であるワレモコウ（ＳａｎｇｕｉｓｏｒｂａｅｏｆｆｉｃｉｎａｒｌｉｓＬ．）およびその変種の根、茎根を精製水、エタノール、１，３−ブチレングリコール等で抽出したエキスであり、タンニン、サポニン等を含み、抗菌作用、消炎作用、収斂作用、止血作用、美白作用を有し、日焼け止クリーム、乳液、化粧水、洗顔料、頭髪化粧料等に使用されている。
【０００９】
茶エキスとは、茶（ＴｈｅａｓｉｎｅｎｓｉｓＬ．）の枝葉を減圧下で乾留を行い、留分にエタノールあるいはグリセリンと精製水を加えたエキス、あるいは茶の葉をエタノール等で抽出したエキスであり、カフェイン、キサンチン、テオフィリン、タンニン、ビタミンＣ、アミノ酸等を含有し、酸化防止作用、紫外線吸収作用を有し、化粧水等に使用されている。
【００１０】
サルビアエキスとは、別名セージエキスとも言い、シソ科の多年草であるセージ（ＳａｌｖｉａｏｆｆｉｃｉｎａｌｌｉｓＬ．）の全草、葉、花を精製水、プロピレングリコール、１，３−ブチレングリコール、エタノール等で抽出したエキス、またはパーシック油と流動パラフィンの混合液で抽出した油溶性セージエキスである。サルビアエキスは苦味質、フラボノイド類、タンニン、フェノールカルボン酸類、シネオール、ツヨン、精油等を含み、抗菌作用、収斂作用、血行促進作用、抗炎症作用を有し、口腔清涼剤、浴用剤、頭髪用化粧料等に使用されている。
【００１１】
ビワエキスとは、バラ科の常緑喬木のビワ（ＥｒｉｏｂｏｔｒｙａｊａｐｏｎｉｃａＬｉｎｄｌ．）の葉から精製水、１，３−ブチレングリコール、エタノール等で抽出したエキス、あるいはビワの葉からエタノールで抽出したエキスを濃縮し、スクワランで抽出溶解したものであり、フドウ糖、ショ糖、果糖、マルトース、デンプン、酒石酸、クエン酸、リンゴ酸、アミグダリン、タンニン等を含む。そして、抗炎症作用、抗菌作用、収斂作用、あせも、にきびに効果があり、頭髪用化粧料、化粧水、浴用剤等に使用されている。
【００１２】
上記の各種植物エキスは、一種または二種以上を併用することができ、配合量は痩身用皮膚化粧料の形態によっても異なるが、例えば、組成物中に０．０１〜３０重量％配合するのが好ましい。
【００１３】
本発明の痩身用皮膚化粧料には、必須成分である上記植物エキスの他に通常の皮膚化粧料において使用される、油分、顔料、界面活性剤、保湿剤、紫外線吸収剤、抗炎症剤、殺菌剤、防腐剤、色素等の他に、ブトパミン、イソプロテレノール等のβアドレナリン作用興奮剤、ヨヒンビン、エルゴトキシン等のα₂アドレナリン作用抑制剤、テオフィリン、カフェイン等のキサンチン誘導体、ミルリノン、アムリノン等のビピリジン誘導体等、肥満の抑制または防止作用を有する公知物質等を配合することができる。
【００１４】
本発明の脂肪分解促進剤は、例えば、食品、経口投与薬、皮膚化粧料等に配合することができ、また痩身用皮膚化粧料の剤型は特に限定されるものではなく、皮膚塗布用、浴用、洗浄用等のクリーム、乳液、ジェル、スティック、シート、パップ、粉末、液体、顆粒等とすることができる。
【００１５】
【実施例】
以下、本発明を実施例、比較例に基づき、詳説する。なお、脂肪分解促進効果の評価として、下記のホスホジエステラーゼ阻害試験、皮下脂肪分解試験にて評価した。
【００１６】
（１）ホスホジエステラーゼ阻害試験
二階堂ら〔Ｐｌａｎｔａｍｅｄｉｃａ４３，１８（１９８１年）〕の方法に基本的に準じ、基質量、酵素量に関しては一部改良し、下記の試験方法に従い評価した。
５ｍｌ用ポリエチレン製チューブに、▲１▼５ｍＭ塩化マグネシウム溶液、▲２▼２．５ｍｇ／ｍｌボバイン・シーラム・アルブミン溶液（ＳＩＧＭＡ社製、ＢＳＡｆｒａｃｔｉｏｎＶＡ−７０３０使用）、▲３▼基質として、０．０２ＭＢｑ／ｍｌ〔２，８−³Ｈ〕アデノシン３’，５’−サイクリックホスフェートアンモニウム塩溶液｛〔２，８−³Ｈ〕ａｄｅｎｏｓｉｎｅ３’，５’−ｃｙｃｌｉｃｐｈｏｓｐｈａｔｅａｍｍｏｎｉｕｍｓａｌｔ（第一製薬社製、ＮＥＴ−２７５）使用｝、▲４▼酵素として、１０ｍＵ／ｍｌ３’，５’−サイクリックヌクレオチドホスホジエステラーゼ溶液｛３’，５’−ｃｙｃｌｉｃｎｕｃｌｅｏｔｉｄｅｐｈｏｓｐｈｏｄｉｅｓｔｅｒａｓｅ（ＳＩＧＭＡ社製、Ｐ−０１３４）使用｝、▲５▼各種濃度の検体溶液を、各０．１ｍｌ加え、３７℃、３０ｍｉｎの条件下でインキュベーションする〔各検体溶液は５０ｍＭトリス−塩酸緩衝液（ｐＨ７．５）にて調整する〕。反応液は８０℃、３ｍｉｎで酵素失活させ、冷却後、５ｍｇ／ｍｌ蛇毒溶液０．１ｍｌ｛ｓｎａｋｅｖｅｎｏｍｓ（ＳＩＧＭＡ社製、Ｖ−７０００）使用｝を加え、再度３７℃、３０ｍｉｎインキュベーションする。
その後、氷浴中にて５０ｍＭトリス−塩酸緩衝液（ｐＨ７．５）１ｍｌを加え攪拌する。更に、予めイオン交換樹脂（Ｂｉｏ−Ｒａｄ社製ＡＧ１−Ｘ８）約３００ｍｇを詰めたチューブに反応液１ｍｌを移し換え、よく攪拌し、３００ｒ．ｐ．ｍで２５ｍｉｎ遠心分離で溶液と樹脂とを分離する。この反応液０．５ｍｌを液体シンチレータにて、〔２，８−³Ｈ〕アデノシン｛〔２，８−³Ｈ〕ａｄｅｎｏｓｉｎｅ｝生成量を測定（放射活性測定）する。対照液として、ウシ心臓由来のサイクリックＡＭＰホスホジエステラーゼ（ｃｙｃｌｉｃＡＭＰｐｈｏｓｐｈｏｄｉｅｓｔｅｒａｓｅ）およびブランク（無添加）も上記方法に従い測定し、下記に示した式より阻害率を算出する。なお、検体溶液調整はＤＭＳＯを使用し、終濃度は０．２重量％とする。
【００１７】
阻害率（％）＝〔１−（Ａ−Ｃ）／（Ｂ−Ｃ）〕×１００
Ａ：検体液中のアデノシン生成量（ｄｐｍ）
Ｂ：対照液中のアデノシン生成量（ｄｐｍ）
Ｃ：ブランク中のアデノシン生成量（ｄｐｍ）
そして、評価は、上記阻害率が５０％の時の濃度（μｇ／ｍｌ）である、ＩＣ₅₀値で評価した。
【００１８】
（２）皮下脂肪分解試験
ウィスター系ラット（雄、７〜９週齢）の腹部を刈毛後、同部皮膚を皮下脂肪組織とともに摘出し、直径２ｃｍのフランツ型拡散セルに装着する。角質層側の上部セルに皮膚化粧料０．５ｇを均一に塗布し、皮下脂肪組織側の下部セルにｐＨ７．２リン酸緩衝生理食塩水を満たす。セルを３７℃に保ち、６時間放置後、下部セルより緩衝溶液を採取し、溶液中に遊離したグリセロール量を酵素法（ベーリンガー・マンハイム社製Ｆ−キット；グリセロール）にて測定する。なお、測定は５回行い、その平均値で示す。
【００１９】
実施例１〜５、比較例１〜６
各種植物エキス等について、上記のホスホジエステラーゼ阻害試験にて評価した結果を表１に示す。なお、各植物エキスは、含水５０％エタノールにて抽出し、抽出液を凍結乾燥して得られた物を用いた。
【００２０】
【表１】

【００２１】
表１に示すように、実施例１〜５の植物エキスは、ホスホジエステラーゼ阻害率５０％の濃度が低く、細胞内に存在するサイクリックＡＭＰ分解酵素「サイクリックＡＭＰ−ホスホジエステラーゼ」を低濃度で阻害することが可能であり、中性脂肪分解を促進することが判った。
【００２２】
実施例６〜１０、比較例７（ジェル状痩身用皮膚化粧料）
表２に示す、Ｂ成分をＡ成分に添加し攪拌することにより、ジェル状痩身用皮膚化粧料を常法により調整した。なお、該ジェル状痩身用皮膚化粧料に配合した植物エキスは、含水５０％エタノールで抽出した物を使用した。なお、各エキスは乾燥残分を、１．２重量％（ジュエキス）、０．８重量％（茶エキス）、１．０重量％（サルビアエキス）を含む。ケイヒエキスは凍結乾燥して得られた粉末を用いた。
【００２３】
【表２】

【００２４】
上記ジェル状痩身用皮膚化粧料について、前記の皮下脂肪分解試験にて評価した結果を表３に示す。
【００２５】
【表３】

【００２６】
実施例１１、比較例８（ローション状痩身用皮膚化粧料）
表４に示す、Ｂ成分をＡ成分に添加し攪拌することにより、ローション状痩身用皮膚化粧料を常法により調整した。なお、該ローション状痩身用皮膚化粧料に配合した植物エキスは、実施例６〜１０にて用いたものを使用した。
【００２７】
【表４】

【００２８】
上記ローション状痩身用皮膚化粧料について、前記の皮下脂肪分解試験にて評価した結果を表５に示す。
【００２９】
【表５】

【００３０】
表３、表５から明らかなように、実施例６〜１６は、皮下脂肪分解試験において脂肪分解物である遊離グリセロール量が比較例と比して格段に多く、皮下脂肪分解を促進すること判った。
【００３１】
【発明の効果】
本発明は、全身あるいは局所の脂肪組織を減少させ、肥満の抑制または防止、肥満体質の改善に有効な脂肪分解促進剤、および該効果を有する痩身用皮膚化粧料を提供できることは明らかである。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a lipolysis promoter effective for improving obesity by promoting a decrease in systemic or local adipose tissue, or suppressing or preventing obesity by preventing an increase in the tissue, and the lipolysis promoter. The present invention relates to a slimming skin cosmetic.
[0002]
[Prior art]
Fat in the body is a product of excessive intake energy accumulated as neutral fat in white fat cells relative to energy consumed. Obesity with a large accumulation as body fat is not only cosmetically unfavorable, but also causes various diseases such as arteriosclerosis.
Therefore, accumulation of subcutaneous fat or the like is not preferable for health, and reduction of subcutaneous fat or the like or prevention of accumulation is an important problem. For this reason, various approaches using oral drugs such as appetite suppressants, dietary restrictions and exercise have been made, but the lipolysis promoter and slimming skin cosmetics having a satisfactory effect of suppressing or reducing subcutaneous fat and the like are: It was not found.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
Therefore, the present invention relates to a lipolysis promoter effective for improving obesity by promoting the reduction of systemic or local adipose tissue, or suppressing or preventing obesity by preventing the increase of the tissue, and the lipolysis An object of the present invention is to provide a slimming skin cosmetic containing an accelerator.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present inventors have intensively studied. That is, to prevent obesity, it is effective to promote the production of cyclic adenosine monophosphate (cyclic AMP), which plays a central role in the activation of neutral lipolysis, or to prevent the degradation of cyclic AMP itself. The material that promotes neutral lipolysis was examined by inhibiting the cyclic AMP-degrading enzyme “cyclic AMP-phosphodiesterase” present in the cells. As a result, plant extracts extracted from Keihi, juju, tea, salvia and loquat have the above-mentioned action, promote the degradation of neutral fat accumulated in adipose tissue, and suppress obesity or improve obesity The present invention has been found by finding it effective.
[0005]
That is, this invention exists in the lipolysis promoter containing 1 type, or 2 or more types of the plant extract extracted from Keihi, juju, tea, salvia, and loquat. Moreover, this invention exists in the skin cosmetics for slimming containing this lipolysis promoter.
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, although the manufacturing method etc. of the various plant extracts used for this invention are described, it is not limited only to these. In addition to the extract obtained by the following method, the various plant extracts referred to in the present invention may be powders obtained by evaporating an extraction solvent from the extract or freeze-drying.
[0007]
The cinnamon extract used in the present invention is an extract obtained by extracting bark of cinnamon (Cinnamum cassia Blume) or its genus plant (Lauraceae) with purified water or the like.
[0008]
Juju extract, also known as walnut mulberry extract, is an extract obtained by extracting the roots and stems of perennial grass mulberry (Sangisoorbae officinarlis L.) and its varieties with purified water, ethanol, 1,3-butylene glycol, etc. , Tannin, saponin, and the like, and has antibacterial, anti-inflammatory, astringent, hemostatic, and whitening effects, and is used in sunscreens, emulsions, lotions, facial cleansers, hair cosmetics, and the like.
[0009]
The tea extract is an extract obtained by dry-distilling tea (Thea sinensis L.) branches and leaves under reduced pressure and adding ethanol or glycerin and purified water to the fraction, or an extract obtained by extracting tea leaves with ethanol, It contains caffeine, xanthine, theophylline, tannin, vitamin C, amino acids and the like, has an antioxidant action and an ultraviolet absorption action, and is used in lotions and the like.
[0010]
Salvia extract, also known as sage extract, was extracted with purified water, propylene glycol, 1,3-butylene glycol, ethanol, etc. from whole plants, leaves, and flowers of sage (Salvia officinalis L.) It is an oil-soluble sage extract extracted with an extract or a mixture of Persic oil and liquid paraffin. Salvia extract contains bitterness, flavonoids, tannins, phenol carboxylic acids, cineol, thuyon, essential oil, etc., and has antibacterial, astringent, blood circulation, and anti-inflammatory effects, and is an oral refresher, bath preparation, and hair Used for cosmetics.
[0011]
The loquat extract is an extract extracted from the leaves of evergreen persimmon loquat (Eriobotrya japonica Lindl.) With purified water, 1,3-butylene glycol, ethanol, or the like, or an extract extracted from loquat leaves with ethanol. , Extracted and dissolved with squalane, including sucrose, sucrose, fructose, maltose, starch, tartaric acid, citric acid, malic acid, amygdalin, tannin and the like. And it has an anti-inflammatory action, an antibacterial action, an astringent action, and ash, and is effective in acne, and is used in cosmetics for hair, lotion, bath preparations and the like.
[0012]
The above-mentioned various plant extracts can be used alone or in combination of two or more, and the blending amount varies depending on the form of the slimming skin cosmetic, for example, 0.01 to 30% by weight is blended in the composition. Is preferred.
[0013]
The slimming skin cosmetics of the present invention include oils, pigments, surfactants, moisturizers, ultraviolet absorbers, anti-inflammatory agents, which are used in ordinary skin cosmetics in addition to the above-mentioned plant extract, which is an essential component. fungicides, preservatives, in addition to the dyes, Butopamin, β-adrenergic stimulant such as isoproterenol, yohimbine, α ₂ adrenergic inhibitors such as Ergo toxin, theophylline, xanthine derivatives such as caffeine, milrinone, amrinone A known substance having an action of suppressing or preventing obesity such as a bipyridine derivative such as can be added.
[0014]
The lipolysis promoter of the present invention can be blended in, for example, foods, orally administered drugs, skin cosmetics, etc., and the dosage form of slimming skin cosmetics is not particularly limited. Creams, emulsions, gels, sticks, sheets, packs, powders, liquids, granules and the like for bathing and washing can be used.
[0015]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in detail based on examples and comparative examples. In addition, as an evaluation of the lipolysis promoting effect, the following phosphodiesterase inhibition test and subcutaneous lipolysis test were evaluated.
[0016]
(1) Phosphodiesterase inhibition test In accordance with the method of Nikaido et al. [Planta media 43, 18 (1981)], the basic mass and the amount of enzyme were partially improved and evaluated according to the following test method.
(5) Polyethylene tube for 5 ml, (1) 5 mM magnesium chloride solution, (2) 2.5 mg / ml bobaine-serum albumin solution (manufactured by SIGMA, using BSAfraction V A-7030), (3) 0. 02MBq / ml ^[2,8-3 H] adenosine 3 ', 5'-cyclic phosphate salt solution ^{[2,8-3 H] adenosine 3', 5'-cyclic phosphate ammonium salt ( Daiichi Pharmaceutical Co., Ltd. NET-275) use}, {circle around (4)} 10 mU / ml 3 ′, 5′-cyclic nucleotide phosphodiesterase solution {3 ′, 5′-cyclic nucleotide phosphodiesterase (manufactured by SIGMA, P-0134)} as the enzyme}, 5 ▼ Various concentrations 0.1 ml of each sample solution is added and incubated under conditions of 37 ° C. and 30 minutes (each sample solution is adjusted with 50 mM Tris-HCl buffer (pH 7.5)). The reaction solution is inactivated at 80 ° C. for 3 min, cooled, added with 0.1 ml of 5 mg / ml snake venom solution {snake venoms (manufactured by SIGMA, V-7000)}, and incubated again at 37 ° C. for 30 min.
Thereafter, 1 ml of 50 mM Tris-HCl buffer (pH 7.5) is added and stirred in an ice bath. Furthermore, 1 ml of the reaction solution was transferred to a tube previously packed with about 300 mg of an ion exchange resin (AG1-X8 manufactured by Bio-Rad), and stirred well. p. Separate the solution and resin by centrifugation at m for 25 min. The reaction 0.5ml in liquid scintillator, to ^[2,8-3 H] adenosine ^{[2,8-3 H] adenosine} measure the produced amount (radioactivity measurements). As control solutions, cyclic AMP phosphodiesterase derived from bovine heart (cyclo AMP phosphodiesterase) and blank (no addition) are also measured according to the above method, and the inhibition rate is calculated from the formula shown below. The sample solution is prepared using DMSO and the final concentration is 0.2% by weight.
[0017]
Inhibition rate (%) = [1− (A−C) / (B−C)] × 100
A: Adenosine production amount (dpm) in the sample liquid
B: Adenosine production in control solution (dpm)
C: Adenosine production in blank (dpm)
The evaluation is, the inhibition rate at a concentration in the case of 50% (μg / ml), were evaluated with an IC ₅₀ value.
[0018]
(2) Subcutaneous lipolysis test After shaving the abdomen of Wistar rats (male, 7-9 weeks old), the skin of the same part is removed together with the subcutaneous adipose tissue and mounted on a Franz diffusion cell having a diameter of 2 cm. A skin cosmetic 0.5 g is uniformly applied to the upper cell on the stratum corneum side, and the lower cell on the subcutaneous adipose tissue side is filled with pH 7.2 phosphate buffered saline. The cell is kept at 37 ° C. and allowed to stand for 6 hours. Then, a buffer solution is collected from the lower cell, and the amount of glycerol released in the solution is measured by an enzymatic method (F-kit manufactured by Boehringer Mannheim; glycerol). In addition, the measurement is performed 5 times and the average value is shown.
[0019]
Examples 1-5, Comparative Examples 1-6
Table 1 shows the results of various plant extracts and the like evaluated by the phosphodiesterase inhibition test. Each plant extract was extracted with water-containing 50% ethanol, and a product obtained by freeze-drying the extract was used.
[0020]
[Table 1]

[0021]
As shown in Table 1, the plant extracts of Examples 1 to 5 have a low phosphodiesterase inhibition rate of 50%, and inhibit the cyclic AMP-degrading enzyme “cyclic AMP-phosphodiesterase” present in the cells at a low concentration. It has been found that it is possible to promote neutral lipolysis.
[0022]
Examples 6 to 10, Comparative Example 7 (gel-like slimming skin cosmetic)
By adding and stirring the B component shown in Table 2 to the A component, a gel-like slimming skin cosmetic was prepared by a conventional method. In addition, the plant extract mix | blended with this gel-like slimming skin cosmetic used the thing extracted with water-containing 50% ethanol. Each extract contains 1.2% by weight (juju extract), 0.8% by weight (tea extract), and 1.0% by weight (salvia extract) as a dry residue. For the cinnamon extract, powder obtained by freeze-drying was used.
[0023]
[Table 2]

[0024]
Table 3 shows the results of the gel-like slimming skin cosmetics evaluated by the subcutaneous lipolysis test.
[0025]
[Table 3]

[0026]
Example 11, Comparative Example 8 (Skin cosmetic for lotion-like slimming)
A lotion-like slimming skin cosmetic was prepared in a conventional manner by adding the B component shown in Table 4 to the A component and stirring. In addition, the plant extract mix | blended with this lotion-like slimming skin cosmetic used what was used in Examples 6-10.
[0027]
[Table 4]

[0028]
Table 5 shows the results of evaluating the above-mentioned lotion-like slimming skin cosmetics by the subcutaneous lipolysis test.
[0029]
[Table 5]

[0030]
As is apparent from Tables 3 and 5, Examples 6 to 16 show that the amount of free glycerol, which is a lipolysis product, in the subcutaneous lipolysis test is much higher than that of the comparative example, and accelerates subcutaneous lipolysis. It was.
[0031]
【The invention's effect】
It is clear that the present invention can provide a lipolysis promoter effective in reducing systemic or local adipose tissue, suppressing or preventing obesity, improving the obesity constitution, and slimming skin cosmetics having the effect.

Claims

Cinnamic, lipolysis promoter containing one of the extracted plant extract Ri by di- Interview or two or more.