JP3767785B2 - エンジンの排熱回収装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンの排熱回収装置に関し、特に、コジェネレーション装置等の動力源に用いられるエンジンの排熱回収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、地球環境保護の必要性が喧伝され、都市ガス等を燃料とするガスエンジン等を動力源として発電および給湯等を行う自家発電設備としてのコジェネレーション装置が注目されている。この種のコジェネレーション装置では、動力源に用いられているエンジンからその排熱を回収する際、熱の回収媒体(一般にはエンジン冷却水)をエンジン冷却部に導入して熱を回収し、その後、排気熱交換器に回収媒体を導入して熱の回収を行なっている(特許第2691372号、特開平8−4586号参照)。
【0003】
図5は従来の排熱回収装置における熱回収媒体(以下、「熱媒体」という)および排気の温度変化を示す図であり、縦軸は温度、横軸は熱媒体および排気の流れの方向を示す。熱媒体の温度変化は線Lmで示し、排気熱交換器内での排気の温度変化は線LgaおよびLgb(並流形式の場合を線Lga、向流形式の場合を線Lgb)で示す。向流形式の場合の排気の方向は点線矢印で示す。
【0004】
熱媒体はエンジン冷却部を通過する間にエンジンから熱を回収してその温度がp´からq´まで上昇する。続いてこの熱媒体は排気熱交換器を通過して排気から熱を回収し、その温度がr´まで上昇する。一方、排気は熱媒体に熱を奪われてその温度がg´からr´近傍まで低下する。このように、熱媒体の循環経路の上流にエンジン冷却部を配し、下流に排気熱交換器を配した場合、熱媒体は排気熱交換器においてエンジンの本体より温度が高い排気と熱交換されるため、熱回収前後の温度差Δtは大きい(ただし、並流形式の場合よりも向流形式の方が温度差Δtは少し大きくなる)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
熱媒体の流量が決定されれば、回収熱量は、排熱回収装置の入口および出口における熱媒体のそれぞれの温度の差Δtと流量との積に比例する。したがって、流量が小さい場合は図5のように大きい温度差(回収温度)Δtになるが、熱媒体の流量が大きい場合は、次のように温度差は小さくなる。
【0006】
図6は熱媒体の流量が図5の例より大きいときの熱媒体の温度変化を示す図であり、排気熱交換器入口での熱媒体の温度が排気の露点Wより低い場合の熱媒体の温度変化は線Lm1、同じく排気の露点Wより高い場合の熱媒体の温度変化は線Lm2で示す。また、排気の温度はそれぞれ線Lg1,Lg2で示す。なお、説明を簡単にするために排気の方向は並流形式についてのみ記述する。
【0007】
排気の露点Wより低い温度a”でエンジンに導入された熱媒体はエンジンから熱を回収してその温度がc”まで上昇する。続いてこの熱媒体は排気熱交換器を通過するときにその温度が2段階で上昇する。まず、排気は熱媒体に熱を奪われてその温度がgから急激に下降する。一方、熱媒体は排気から熱を回収し、排気が露点Wにまで温度低下したときに熱媒体の温度はb”まで上昇している。その後、排気が露点Wに達すると排気組成(排気中の水蒸気)が凝縮して凝縮熱を発生するので、その熱を回収してさらに熱媒体の温度はf”まで上昇する。最終的に温度差Δt1を生じさせる熱が回収される。
【0008】
一方、排気の露点Wより高い温度p”でエンジンに導入された熱媒体はエンジンから熱を回収して温度がq”まで上昇する。続いてこの熱媒体は排気熱交換器を通過するときに温度がr”まで上昇する。このときの熱回収によって温度差Δt2が生じる。
【0009】
図5と図6とを比較して理解されるように、従来の排熱回収装置において比較的大流量の熱媒体で熱回収する場合、小流量の熱媒体で熱回収する場合と比較すると、回収温度差が小さい。導入される熱媒体の温度が露点Wより低い場合は排気組成の凝縮熱による温度上昇をある程度期待できる。しかし、排気熱交換器の入口に至るまでにエンジンの冷却部から熱回収している熱媒体の温度はすでに上昇している。したがって、導入される熱媒体の温度は露点Wより十分に低いとはいえないため、排気が露点Wに達するのに時間がかかりすぎ、結果的に凝縮熱を十分効率的に回収できていない。排気の温度を早期に露点W以下に低下できれば、より多くの凝縮熱を回収することができると考えられるが、従来、この課題は解決されていない。
【0010】
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、排気熱交換器で発生する排気組成の凝縮熱を有効に利用することができるエンジンの排熱回収装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、エンジンの冷却部およびエンジンの排気を利用した排気熱交換器に熱媒体を循環させる循環経路と、前記循環経路の出力側を出力熱交換器に接続する管路とを有するエンジンの排熱回収装置において、前記循環経路上で前記エンジンの冷却部の上流に前記排気熱交換器を配するとともに、前記排気熱交換器に導入される熱媒体を、該熱媒体と熱交換される排気中の水蒸気がその露点以下になるよう低温に設定した点に第1の特徴がある。
【0012】
また、本発明は、排熱回収運転のあいだ、前記排気熱交換器内における排気中の水蒸気が露点以下に維持されるよう、前記熱媒体の温度および流量の少なくとも一方が設定されている点に第2の特徴がある。
【0013】
また、本発明は、前記排気熱交換器内における排気中の水蒸気が露点以下になるよう、排気温度または熱媒体温度または熱負荷の大きさに基づいて前記熱媒体の温度および流量の少なくとも一方を制御する運転時間を排熱回収運転時間内に含んでいる点に第3の特徴がある。また、本発明は、前記熱負荷に応じた前記エンジンの運転および停止によって前記熱媒体の温度を制御する点に第4の特徴がある。
【0014】
さらに、本発明は、エンジンオイルと前記熱媒体との熱交換を行うオイル熱交換部を具備し、前記オイル熱交換部が、前記循環経路上で前記排気熱交換器の上流に設けられている点に第5の特徴があり、前記オイル熱交換器の熱媒体入口側に該熱媒体を循環経路に循環させるためのポンプを設けた点に第6の特徴がある。
【0015】
第1〜第6の特徴によれば、排熱交換器内には排気の水蒸気を露点以下に温度低下させるように設定された熱媒体が導入される。したがって、熱媒体は排気が有している熱および排気の凝縮熱を回収した後、循環経路の下流に配されたエンジン冷却部に導かれてさらに温度上昇する。こうして、十分に熱回収した熱媒体が出力熱交換器に循環させられる。
【0016】
特に、第2の特徴によれば、排熱回収運転のあいだじゅう、排気の水蒸気が露点以下に維持され、第3の特徴によれば、排気回収運転のうちに、水蒸気が排気熱交換器内で露点以下になるようにした運転時間が含まれる。
【0017】
さらに、第5の特徴によれば、エンジンの熱によって温度上昇したエンジンオイルから熱回収される。エンジンオイルから回収される熱量は、エンジン本体や排気から回収される熱量と比べてわずかであるため、ここでの熱媒体の温度上昇は小さい。したがって、前記凝縮熱回収の作用は損なうことなく熱回収効率が高められるとともに、エンジンオイルの冷却効果も得られる。
【0018】
第6の特徴によれば、熱媒体はエンジンから熱回収する前にポンプ内を通過するのでポンプは比較的低温に維持される。このために、パッキン等の経時劣化が抑制され、ポンプ自体の寿命を長くすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して本発明の一実施形態を詳細に説明する。図1はコジェネレーション装置に含まれる排熱回収装置の構成を示すブロック図である。排熱回収装置1はエンジン発電機のエンジン部から排熱を回収するよう構成される。排熱回収装置1にはエンジン2およびエンジン2に機械的に連結された発電機3が設けられている。発電機3はエンジン回転数に応じた交流を発生する。エンジン2には潤滑オイルを溜めるオイルパン4が設けられる。オイルパン4にはオイルクーラ(オイル熱交換器)5が接続されており、オイル熱交換器5はオイルパン4内のオイルと熱媒体(冷却水)との熱交換を行う。エンジン2のシリンダヘッド6にはエアフィルタ7から空気が取入れられる。エンジン2からの排気は排気マニホルド8および排気熱交換器9を通って外部へ排出される。
【0020】
エンジン2で発生した熱を効率よく回収するための熱媒体の循環経路12が設定されている。熱媒体を循環させるためのウォータポンプ10が熱媒体の循環経路12の入口側に設けられる。この配置により、高温の熱媒体との接触が避けられるのでシール部材等が劣化しにくくなり、ウォータポンプ10の長寿命化が図られる。ウォータポンプ10で給送された熱媒体はオイルパン4内のオイル熱交換器5、排気熱交換器9、エンジン2、シリンダヘッド6、サーモカバー16を順に経て、後述の熱負荷へ循環する。サーモカバー16はサーモスタットを内蔵していて、予め設定した温度以下では閉弁して熱媒体を循環させないようにすることができる。
【0021】
熱媒体が循環経路12を循環することによってエンジン2で発生した熱が回収されて熱負荷へ供給される。すなわち、熱媒体はオイルパン4内のオイル熱交換器5に導入され、エンジン2から回収されたオイルと熱交換してオイルを冷却するとともにそれから熱を得る。続いて熱媒体は排気熱交換器9でエンジン2からの排気と熱交換して熱を得る。オイル熱交換器5および排気熱交換器9で熱を得て温度上昇した熱媒体は、さらにエンジン2のシリンダ壁やシリンダヘッド6に設けられた管路つまりウォータジャケット6Aからなる冷却部およびシリンダヘッド6を通って熱回収し、その温度がさらに上昇させられる。
【0022】
図2は上記エンジン発電機を商用電力系統に連系させたコジェネレーション装置の構成を示すブロック図である。電力変換装置13は発電機3から出力された交流電力を商用電力系統と同じ品質(電圧、周波数、ノイズ等に関して)の交流に変換し、商用電力系統の位相と同期をとって連系させる機能を有する。具体的には、発電機3から出力された交流を直流に変換するコンバータ、およびコンバータで変換された直流を商用電力系統の周波数、電圧に合致した交流に変換するインバータ、ならびにノイズフィルタおよび連系スイッチ等の機能を有している。系統連系用電力変換装置の一例は特公平4−10302号公報に開示されている。電力変換装置13で変換された発電機3の出力交流は商用電力系統14と連系して電気負荷15に接続されている。
【0023】
発電機3の運転に伴って発生したエンジン2の熱は、エンジン2の冷却部や排気熱交換器9等の熱交換部(集合的に符号11で示す)で回収される。熱交換部11で熱回収した熱媒体つまり冷却水は管路18を通って貯湯タンク17に熱量を運搬する。貯湯タンク17には管路18に接続された出力熱交換器(以下、「第1熱交換器」という)20が設けられ、図示しない水供給源から貯湯タンク17に供給された水はこの第1熱交換器20から熱を得て温水になる。貯湯タンク17に蓄えられた温水は、第1熱負荷としての給湯器21に供給されて利用される。
【0024】
水供給源と貯湯タンク17との間にはバルブ(図示せず)が設けられ、貯湯タンク17内の水量が基準値以下になったときに、このバルブが開かれて給水される。ポンプ10はエンジン2の運転に連動して起動する一方、エンジン2が停止すると、その時点から予定時間(タイマによって設定される)経過後に停止するようにするのがよい。
【0025】
第1熱交換器20の上方には第2熱交換器22が設けられる。第2熱交換器22に接続された管路23にはセントラルヒーティングシステムや床暖房システム等、第2熱負荷としての暖房装置24が接続されており、貯湯タンク17内の温水を給湯器21に供給する温水経路とは独立した第2の温水経路を構成している。この第2の温水経路によって、貯湯タンク17から2次的に効率よく熱を回収することができる。
【0026】
第2熱交換器22を第1熱交換器20よりも上方の位置に配置したのは、第1熱交換器20から熱量を得た温度の高い水は、対流により第1熱交換器20よりも上方に移動しているためである。第1熱交換器20よりも第2熱交換器22を上方に配置することにより、対流して上方に移動した高温の温水から多くの熱量を取出すことができる。
【0027】
前記第2の温水経路には追い焚きボイラ25と三方弁26とが設けられている。追い焚きボイラ25には第2の温水経路内で温水を循環させるためのポンプ27が設けられている。三方弁26はバイパス28側または暖房装置24側に温水を循環させるための切り替え手段である。この三方弁26を制御することによって、次のような経路を形成できる。三方弁26を暖房装置24側に切り替えると、貯湯タンク17から出た温水が追い焚きボイラ25および暖房装置24を経て貯湯タンク17に戻る温水経路が形成される。一方、三方弁26をバイパス28側に切り替えると、貯湯タンク17から出た温水が、追い焚きボイラ25を通過した後、暖房装置24を経由せず、バイパス28を経て貯湯タンク17に戻る温水経路が形成される。
【0028】
前記貯湯タンク17内には熱負荷経路の熱媒体温度検出手段としての温度センサTS1が設けられ、温度センサTS1で検知された温水の温度情報T1はコントローラ29に供給される。温度センサTS1は貯湯タンク17内の、第1熱交換器20の上端近傍から第2熱交換器22の下端近傍までの適当な高さに設置されることができるが、最も好ましくは、第1熱交換器20と第2熱交換器22との中間位置に設置されるのがよい。貯湯タンク17内では、対流により最下端付近では温度が低くなり、最上端近傍では温度が高くなる温度勾配を生じる傾向があるため、上記位置に温度センサTS1を設けて貯湯タンク17内の平均的な温度を検出できるようにしたものである。
【0029】
コントローラ29は温度情報T1に基づいてエンジン2の始動および停止の制御を行う。すなわち、温度情報T1は、貯湯タンク17の温水を直接的に利用している給湯器21や、第2熱交換器22を介して間接的に温水を利用している暖房装置24等の熱需要を代表しているので、コントローラ29は、この温度情報T1が基準温度Tref-1 以下であれば熱需要が大きいと判断してエンジン2を駆動し、熱量を発生させる。また、温度情報T1が基準温度Tref-1 以上になれば、貯湯タンク17内には十分な熱量が蓄えられたと判断してエンジン2を停止させる。
【0030】
基準温度Tref-1 は熱負荷の種類や大きさ(つまり給湯器21や暖房装置24の種類や大きさ)、熱交換部11の熱出力、および貯湯タンク17の容量等に基づいて決定される。基準温度Tref-1 はエンジン2の安定運転のため、つまり頻繁な起動・停止を回避するためのヒステリシスを有している。
【0031】
エンジン2は、前記温度情報T1に基づいて駆動する場合、発電機3が一定の発電電力を出力するように運転してもよいし、電力負荷15の大きさに応じた発電電力を出力するように、電力負荷追随型で運転してもよい。一定発電出力型においては、駆動源であるエンジン2は、その回転数がほぼ一定となる定格運転にすることができるので、燃料消費量が少なくかつ排気ガスの状態も良好な、高い効率の運転が可能である。ここで、大きい電力需要が生じて発電機3による発電電力に不足が生じた場合は、商用電源14からの電力で不足分をまかなうことができる。
【0032】
貯湯タンク17内の水温は温水消費量つまり熱需要の大きさや、発電機3の運転方法つまり一定発電出力型であるか電力負荷追随型であるかによって大きく左右される。例えば、温水消費量が少ない場合は、温度センサTS1で検出された水温に基づいて発電機3を運転すれば水温は80°C程度に維持できる。しかし、給湯器21および暖房装置24の双方で熱需要が発生した場合のように温水が急激に大量に使用された場合や、システムの立上げ時には、貯湯タンク17内の温水の温度は低下し、給水される水の温度程度にしかならないことがある。
【0033】
貯湯タンク17内の水温をエンジン2からの回収熱のみでは基準温度に維持できないときに、追い焚きボイラ25が有効に機能する。温水コントローラ30は、追い焚きボイラ25と三方弁26に追い焚き指令Bと切替え指令Cを供給する。温水コントローラ30には前記基準温度Tref-1 よりも低い下方基準温度Tref-L が設定されており、貯湯タンク17内の水温T1がこの下方基準温度Tref-L を下回った場合に追い焚き指令Bおよび切替え指令Cをともにオンにする。追い焚き指令Bがオンのときは追い焚きボイラ25が駆動され、切替え指令Cがオンのときは三方弁26はバイパス28側に切り替えられる。これにより、追い焚きボイラ25で加熱された温水が管路23を循環し、この温度が高められた温水は第2熱交換器22を通じて貯湯タンク17内の水の温度を上昇させる。
【0034】
貯湯タンク17内の水温が下方基準温度Tref-L を超えたならば追い焚き指令Bおよび切替え指令Cはともにオフにし、追い焚きボイラ25を稼働させず、三方弁26を暖房装置24側に切り替えて暖房需要に応えられるよう制御する。下方基準温度Tref-L も基準温度Tref-1 と同様ヒステリシスを有する。
【0035】
三方弁26をバイパス28側に切り替えることによって温水は暖房装置24に循環しなくなる。しかし、給湯器21からの給湯需要が風呂や台所用の給湯であれば、たいていの場合長時間連続して給湯されることは少ない。また、熱負荷が暖房装置24の場合、一旦室内の温度が上昇した後は、熱需要の変化が比較的緩慢であるため、室温が低くなり過ぎるということは少なく、実用上の問題は発生しにくい。
【0036】
また、暖房装置24の熱需要の増大に応じて、三方弁26を暖房装置24側に切り替えたまま、追い焚きボイラ25を駆動させることができる。これにより、暖房装置24に十分な温度の温水をすみやかに供給することができる。暖房装置24の熱需要の増大は、例えば、暖房装置24の暖房設定温度に応じて判断することができる。なお、三方弁26による切り替えにより、すべての温水の流れを変えるのに限らず、三方弁26の開度を可変とし、管路23の温水の少なくとも一部を第2熱交換器22に戻すようにしてもよい。
【0037】
排気熱交換器において排気の温度が排気組成の露点W以下になるようにすれば、より効率的に凝縮熱を回収できる。図3は、排気熱交換器9の入口ないしシリンダヘッド6間での熱媒体の温度を示す図である。熱媒体の温度変化は線Lm0で示し、排気の温度は線Lg0で示す。排気熱交換器9は、熱媒体および排気の流れが互いに対向する向流形式に構成されているので、排気と熱媒体の流れの方向は互いに逆方向で示している。
【0038】
排気熱交換器9の熱媒体の出口つまり排気の入口での温度gであった排気は、排気熱交換器9の熱媒体の入口つまり排気の出口では、排気の露点W以下の温度g´に低下している。したがって、排気熱交換器9に導入された熱媒体は直ちに排気の凝縮熱を回収して短時間で温度aから温度a´まで急激に温度上昇する。熱媒体が急激に温度上昇するときの勾配(線分aa´の勾配)は、排気熱交換器9へ導入される熱媒体の流量や温度(温度a)に左右され、流量が大きいほど、また導入される熱媒体の温度が低いほど急である。
【0039】
露点W以上の排気との熱交換においては、前記温度aから温度a´までの急激な勾配とは異なるが、緩やかな勾配で熱媒体は温度a´から温度cまで徐々に加温される。温度cにまで加温された熱媒体はエンジン2の冷却部で熱回収して最終的に温度fで排熱回収装置から排出され、結果的に温度差Δt3を得ている。
【0040】
排気組成の凝縮熱を利用して効率的に排気から熱回収するためには、排気熱交換器9から排出される排気の温度が常に露点W以下になるように熱媒体の流量および/または温度を設定するのが好ましい。まず、排気熱交換器9へ導入される熱媒体の温度(入口温度)が固定ならば、熱媒体の流量が大きいときは排気からの回収熱量が大きく、流量が小さいときは排気からの回収熱量が小さい。したがって、熱負荷側の要求温度が決定されたならば、その要求温度に対応する熱媒体の温度に基づいて、排気の温度を露点W以下に維持できるような目標流量を予め実験等によって設定する。設定された目標流量は、ウォータポンプ10の回転数制御により得ることができる。
【0041】
排気が常に露点W以下になるように目標流量を設定すると、熱負荷側の要求温度が高い場合、その要求を満足する熱媒体の温度が得られないことがある。この場合は熱媒体の流量を低減させて入口温度を高くし、凝縮熱の利用程度を小さくする。但し、この場合でも、できるだけ効率よく熱回収するため、機器運転時間のうちに、排気が露点W以下になるような熱媒体の流量によって運転する時間がなるべく多く含まれていることが好ましい。
【0042】
一方、熱媒体の流量を固定した状態で、入口温度を制御して排気を露点W以下にすることができる。まず、排気を露点W以下にするための入口温度の基準温度Tw を設定する。そして、入口温度がこの基準温度Tw を超えて、熱回収の効率が低下するようになればエンジン2を停止させる。エンジン2を停止させて、入口温度が基準温度Tw 以下になれば、再びエンジン2の運転を始める。この制御により、熱媒体の入口温度は基準温度Tw に維持され、高い効率で熱回収を行うことができる。入口温度制御のための温度センサは排気熱交換器9の入口に配置するのが望ましいが、熱媒体の循環経路上において、ウォータポンプ10の上流直近や、シリンダヘッド6の前後に設けることもできる。
【0043】
エンジン2の運転および停止の切替制御は、上述の温度情報T1の基準温度Tref-1 の設定によっても行うことができる。すなわち、熱媒体の入口温度と温度情報T1との関係を予め調査しておき、この関係に従って基準温度TW に対応する基準温度Tref-1 を設定する。こうして設定した基準温度Tref-1 に従ってエンジン2の運転および停止を行うことにより、排気を露点W以下にすることができる。
【0044】
排気が常に露点W以下になるように熱媒体の基準温度TW を設定すると、熱負荷側の要求温度が高い場合、その要求を満足する熱媒体の温度が得られないことがある。この場合は、熱媒体の基準温度TW を高めに設定しておく。基準温度TW は、排気が露点W以下にならない時間を含みつつ、運転時間全体にわたって熱回収効率を大きく損なうことなく熱負荷側の要求を満たすことができるよう予め実験等に基づいて設定する。前記基準温度Tref-1 のヒステリシスを調節することにより、エンジン2の運転および停止のタイミングを制御することによっても同様の作用を行わせることができる。
【0045】
貯湯タンク17を有している場合には、この貯湯タンク17内の温水温度を熱負荷の要求に対応させて所望の温度に維持させるのが望ましい。上述のように、温度センサTS1からの温度情報T1が基準温度Tref-1 より高いときにエンジン2を停止させるようにしている場合は、このエンジン2の運転状況を勘案して熱媒体の流量を決定すればよい。すなわち、基準温度Tref-1 に従ってエンジン2の運転・停止が制御されているときは、この運転・停止の状況からエンジン2の排熱を経験的に割り出し、この排熱との関連で基準温度Tw を超えないように熱媒体Wの流量を決定する。こうしておけば、流量を固定した状態で、エンジン2の断続運転に対応して熱媒体の温度を基準温度Tw に維持することができ、排気温度を露点W以下にすることができる。
【0046】
熱媒体の温度を基準にして排気の温度を露点W以下にする場合も、流量を基準にして排気の温度を露点W以下にする場合と同様、機器運転時間中に排気の温度が露点W以下になる運転時間をなるべく多く含むよう熱媒体の温度を設定することが好ましい。
【0047】
なお、熱媒体の流量および温度のいずれか一方を固定して他方を制御するのに限らず、双方を可変として制御してもよい。要は、熱負荷側の要求を満足させつつ排気熱交換器9に導入される排気から効率的に熱を回収できるよう排気熱交換器9に導入される熱媒体の保有熱量を制御すればよい。
【0048】
また、排気が露点W以下になるように、熱媒体の流量や温度を検出してこれらを基準値に制御するのに代えて、排気の温度を直接検出し、この排気の温度を基準値に収斂するように熱媒体の温度や流量を制御してもよい。この場合、排気温度センサは排気熱交換器9の内部およびその上下流直近(排気出口近傍が好ましい)に設置するとよい。
【0049】
上述のように、熱媒体の流量および排気熱交換器9への導入温度を、排気熱交換器内で排気が露点W以下になるように設定することにより、排気の凝縮熱によって熱媒体の熱回収効率を高めることができる。最終的に、熱媒体が回収した熱による熱媒体の温度上昇分(温度差Δt3)は、図5に示した従来装置よりも大きい。エンジン冷却部よりも先に排気熱交換器に熱媒体を通すことによって、特に、排気熱交換器9へ導入される熱媒体の温度が排気の露点Wより低い場合に効果が大きい。
【0050】
なお、上述の例では、排気熱交換器9が向流形式に構成されているが、並流形式でも同様に作用する。図4は、並流形式の排気熱交換器9の入口ないしシリンダヘッド6間での熱媒体の温度を示す図である。排気熱交換器入口での熱媒体の温度が排気の露点Wより低い場合の熱媒体の温度変化は線Lm1、排気の温度はそれぞれ線Lg1で示す。
【0051】
同図において、排気熱交換器9に導入された温度aの熱媒体は温度gの排気から熱回収して徐々に排気の温度を低下させる。排気の温度が露点Wまで低下した時点(熱媒体は温度bに上昇している)で、排気組成が凝縮して凝縮熱を発生するので、熱媒体は急激な勾配で温度上昇する(線分bcの勾配)。最終的に温度差Δt3´が得られている。この勾配は、向流形式と同様、排気熱交換器9へ導入される熱媒体の流量や温度(温度a)によって決定され、流量が大きいほど、また導入される熱媒体の温度が低いほど急である。熱交換器の形式としては並流形式、向流形式の他、直交流形式と呼ばれるものやこれらの変形についても成立しうる。
【0052】
なお、上記実施形態では、オイル熱交換器5を用いてオイルパン4内のオイルからも熱回収するようにした。これは、極寒地のように熱媒体が容易に温度上昇しない場合に有効であり、オイルの温度を下げる効果もあるが、使用環境等によっては必ずしもオイル熱交換器5を設けることはない。
【0053】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、請求項1〜請求項8の発明によれば、エンジンで発生した熱を効率よく回収することができる。特に、エンジン冷却部の前に排気熱交換器をおいたので、比較的低温の熱媒体によって排気中の水蒸気を凝縮させることができ、その凝縮熱をも回収することができる。
【0054】
請求項3〜請求項5の発明によれば、排気中の水蒸気を露点以下にして凝縮熱を利用するために、熱媒体の温度および/または流量を制御する運転を部分的に含むことができるので、熱回収の効率を高めながら熱媒体の温度を高くすることができる。
【0055】
また、請求項7の発明によれば、エンジンの熱によって温度上昇したエンジンオイルから熱回収される。オイルから回収される熱量は、エンジン本体や排気から回収される熱量と比べてわずかであるため、ここでの熱媒体の温度上昇は小さい。したがって、前記凝縮熱回収の作用は損なうことなく熱回収効率が高められるとともに、エンジンオイルの冷却効果も得られる。また、請求項8の発明によれば熱媒体を循環させるポンプの寿命を長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る排熱回収装置の要部構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の一実施形態に係る排熱回収装置を含むコジェネレーション装置の構成を示すブロック図である。
【図3】 熱媒体および排気の温度変化を示す図である。
【図4】 並流形式の排熱交換器における熱媒体および排気の温度変化を示す図である。
【図5】 従来技術における熱媒体の温度変化を示す図である。
【図6】 従来技術における熱媒体および排気の温度変化を示す図である。
【符号の説明】
1…排熱回収装置、 2…エンジン、 3…発電機、 4…オイルパン、 5…オイル熱交換器、 9…排気熱交換器、 10…熱媒体用ポンプ、 11…熱交換部、 12…循環経路、 13…電力変換装置、 14…商用電力系統、 15…電気負荷、 17…貯湯タンク、 20…第1熱交換器

Claims (8)

  1. エンジンの冷却部およびエンジンの排気熱を回収する排気熱交換器に熱回収用の熱媒体を循環させる循環経路と、前記循環経路の出力側を出力熱交換器に接続する管路とを有するエンジンの排熱回収装置において、
    前記循環経路上で前記エンジンの冷却部の上流に前記排気熱交換器を配置するとともに、
    前記排気熱交換器に導入される熱媒体を、該熱媒体と熱交換される排気中の水蒸気が露点以下になるよう低温に設定することにより、前記排気熱交換機内を通過する排気ガスの凝縮熱を回収可能に構成したことを特徴とするエンジンの排熱回収装置。
  2. 排熱回収運転のあいだ、前記排気熱交換器内における排気中の水蒸気が露点以下に維持されるよう、前記熱媒体の温度および流量の少なくとも一方を制御することを特徴とする請求項1記載のエンジンの排熱回収装置。
  3. 前記排気熱交換器前後にわたる予定位置での排気温度を検出する排気温度検出手段を具備し、
    前記排気熱交換器内における排気中の水蒸気が露点以下になるよう、前記排気温度検出手段で検出された排気温度に基づいて前記熱媒体の温度および流量の少なくとも一方を制御する運転時間を排熱回収運転時間内に含んでいることを特徴とする請求項1記載のエンジンの排熱回収装置。
  4. 前記循環経路上で熱媒体温度を検出する熱媒体温度検出手段を具備し、
    前記排気熱交換器内における排気中の水蒸気が露点以下になるよう、前記熱媒体温度検出手段で検出された熱媒体温度に基づいて前記熱媒体の温度および流量の少なくとも一方を制御する運転時間を排熱回収運転時間内に含んでいることを特徴とする請求項1記載のエンジンの排熱回収装置。
  5. 前記出力熱交換器を通じて接続された熱負荷の大きさを検出する熱負荷検出手段を具備し、
    前記排気熱交換器内における排気中の水蒸気が露点以下になるよう、前記熱負荷検出手段で検出された熱負荷の大きさに基づいて前記熱媒体の温度および流量の少なくとも一方を制御する運転時間を排熱回収運転時間内に含んでいることを特徴とする請求項1記載のエンジンの排熱回収装置。
  6. 前記熱負荷に応じた前記エンジンの運転および停止によって前記熱媒体の温度を制御することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載のエンジンの排熱回収装置。
  7. エンジンオイルと前記熱媒体との熱交換を行うオイル熱交換部を具備し、
    前記オイル熱交換部が、前記循環経路上で前記排気熱交換器の上流に設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載のエンジンの排熱回収装置。
  8. 前記オイル熱交換器の熱媒体入口側に該熱媒体を循環経路に循環させるためのポンプを設けたことを特徴とする請求項7記載のエンジンの排熱回収装置。
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