JP3767726B2 - 潜水艇 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は水中での高速潜航と水面上の高速走航を可能とする潜水艇に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ウオータージェット推進機を配設して水面上を滑走する船艇は公知であり、また、プロペラ推進機を配設して水中で高速潜航を行なう潜水艇もよく知られている。そして、船尾にプロペラを配設し、このプロペラの先端部に給水管から水ジェットを噴射して高速潜航する水中航走体は、例えば、実開平1−81500号公報に記載してあるように公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のウオータージェット推進機を配設して水面上を滑走する船艇にあっては、水中で高速潜航させようとしても船尾の水がジェット噴射の抵抗となり高速潜航が不可能であった。また、水中で高速潜航が可能なプロペラ推進機を配設した潜水艇は、浮上走航時にはスピードが遅く高速走航が不可能であった。そして、プロペラの先端部に水ジェットを噴射する装置を設けた水中航走体にあっては、プロペラの回転によるキャビテーションが解消できるものであるが、浮上時の走航では、給水管からのジェット水の力では推力が得られなかった。この発明は、ウオータージェット推進機とプロペラ推進機を潜水艇に配設して水中で高速潜航と浮上走航時の高速走航を可能とする潜水艇を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明の要旨は、船底に吸込口を開口した吸込ケーシングと、吸込ケーシングから吸引した水を羽根車で加圧するポンプケーシングと、ポンプケーシングに連接して加圧水を船尾上方に噴射する吐出ケーシングとからなるウオータージェット推進機を船尾に配設すると共に、吸込ケーシングの吸込口の前方の船底から吸込口の後方に延設したプロペラシャフトにプロペラを止着したプロペラ推進機を船尾に併設したものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
この発明は上記のように構成してあり、潜水艇が潜航走航する時には、ウオータージェット推進機を停止して、プロペラ推進機のプロペラを作動させれば、高速潜航を行なうことができる。そして、船体が半没水状態に浮上した時には、プロペラ推進機のプロペラを回転させながら、ウオータージェット推進機を作動して、吐出ケーシングから加圧水を船尾上方部の空中に噴射すれば、高速走航が可能となる。半没水走航から水面上に浮上する時には、引続きプロペラ推進機のプロペラを回転させながら、ウオータージェット推進機の吐出ケーシングから加圧水を噴射すれば水上滑走がおこなわれ、水中潜航から半没水走航、更に、水上滑走状態へと減速せずに移行できるものである。そして、プロペラ推進機のプロペラはウオータージェット推進機に配設した吸込ケーシングの吸込口の後方にあるので水流抵抗となることがないものである。なお、この発明の潜水艇は、上記同様に水上滑走状態から水中高速潜航へと減速せずに移行できるものである。
【0006】
【実施例】
この発明を実施例に基づき説明すると、先ず図1において、符号1は潜水艇であって、潜水艇1の船尾2にはエンジン3で作動させるウオータージェット推進機4とエンジン5で作動させるプロペラ推進機6が配設してある。ウオータージェット推進機4とプロペラ推進機6について図2に基づき詳述すると、ウオータージェット推進機4は船底7に吸込口8を開口した吸込ケーシング9と、吸込ケーシング9から吸引した水を羽根車10で加圧するポンプケーシング11と、ポンプケーシング11に連設して加圧水を船尾上方部に噴射する吐出ケーシング12からなっており、羽根車10の駆動軸13をエンジン3で回転させ、加圧水を吐出ケーシング12の噴出ノズル14から噴射してその反力で潜水艇1を推進させるようにしてある。なお、符号15は羽根車10で加圧した旋回流を直線流とするための案内羽根、符号16はウオータージェット推進機4の架台である。
【0007】
ウオータージェット推進機4の船尾2に併設したプロペラ推進機6は、吸込ケーシング9の吸込口8の前方には、軸受17に支架されたプロペラシャフト18が船底7を貫通して後方の水中に突出させてあり、このプロペラシャフト18の先端に止着したプロペラ19が吸込ケーシング9の吸込口8の後方に位置するようにプロペラシャフト18を延設してある。そして、プロペラ19を止着したプロペラシャフト18をエンジン5で回転させて潜水艇1を走航させるようにしてある。符号20は走航する潜水艇1の方向変換用の舵である。潜水艇1に配設したウオータージェット推進機4とプロペラ推進機6は、水流抵抗の少ない図3の潜水時には、プロペラ推進機6のエンジン5を駆動して、推進力の大きいプロペラ19を回転させて潜水艇1を高速で潜航走航させ、舵20で方向変換を行なうようにしてある。また、半没水時には、図1に示すように、プロペラ推進機6を作動させながら、同時にウオータージェット推進機4のエンジン3を駆動してウオータージェット推進機4の噴出ノズル14から加圧水を船尾上方部の空中に噴射して潜水艇1を加速推進させる。そして、図4に示す浮上時には、引続きプロペラ推進機6を作動させながら、ウオータージェット推進機4のエンジン3を駆動して半没水状態から滑走状態に移行することができる。プロペラ19は走航水流が吸込まれる吸込口8の後方にあるので、ウオータージェット推進機4で潜水艇1を推進させる浮上時の水流抵抗が軽減できるものである。
【0008】
【発明の効果】
この発明は上記のように構成してあり、潜水艇にウオータージェット推進機とプロペラ推進機を併設したので、潜水時と浮上時に全速走行が可能となるものである。即ち、従来の、ウオータージェット推進機を配設した船艇にあっては、水中に噴射されたジェット水は船尾の水に遮られ推進力が得られず、また、プロペラ推進機を配設した船艇にあっては、水面上での高速走航時にはキャビテーションが生じる恐れがあったものであるが、この発明にあっては、ジェット水を船尾上方部から噴射するウオータージェット推進機を設けたので、半没水時のウオータージェット推進機の使用が可能となるものである。そして、吸込ケーシングの吸込口の後方にプロペラを配設したプロペラ推進機を潜水艇に設けたので、プロペラが吸込ケーシングの吸込口の吸込み抵抗となることもなく、プロペラ推進機を連続的に作動させながら、潜航走航と水上滑走とが高速走行状態で切替えることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る潜水艇の半没水時の概念図である。
【図2】この発明に係る潜水艇の要部縦断側面図である。
【図3】潜水艇の潜航走行時の概念図である。
【図4】潜水艇の浮上時の概念図である。
【符号の説明】
2 船尾
4 ウオータージェット推進機
6 プロペラ推進機
7 船底
8 吸込口
9 吸込ケーシング
10 羽根車
11 ポンプケーシング
12 吐出ケーシング
18 プロペラシャフト
19 プロペラ

Claims (1)

  1. 船底(7)に吸込口(8)を開口した吸込ケーシング(9)と、吸込ケーシング(9)から吸引した水を羽根車(10)で加圧するポンプケーシング(11)と、ポンプケーシング(11)に連接して加圧水を船尾上方に噴射する吐出ケーシング(12)とからなるウオータージェット推進機(4)を船尾(2)に配設すると共に、吸込ケーシング(9)の吸込口(8)の前方の船底(7)から吸込口(8)の後方に延設したプロペラシャフト(18)にプロペラ(19)を止着したプロペラ推進機(6)を船尾(2)に併設し、水中での高速潜航と水面上の高速走航を可能としたことを特徴とする潜水艇。
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