JP3766671B2 - データを伝送するためのラインドライバ - Google Patents

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Description

本発明は、データを伝送するためのラインドライバに関し、特に、全2重プロセスで、高ビットレートで有線データを伝送するためのラインドライバに関する。
伝送線を介してデータが送信および受信される全2重プロセスでデータを伝送するために、通常、同じデータ伝送線を介して送信することが必要とされる、トランシーバによって生成された各伝送インパルスが重なり合い、従って、「エコー」と呼ばれるクロストークによって、同じデータ伝送線を介してトランシーバから受信された信号を壊すという問題が、対応するトランシーバに生じる。従って、従来技術は、可能な限り各伝送インパルスに忠実な、本明細書中で「レプリカパルス」と呼ばれるレプリカを各トランシーバに生成し、ここで、エコーおよび/または伝送インパルス補償のためにレプリカインパルスがトランシーバの受信器部分に投入され得、これにより、このレプリカ信号を入来信号から取り除くことによって、エコー補償された入来信号が受信され得る。
図9は、例として従来技術によるそのようなトランシーバの伝送経路の回路トポロジを示す。ここで、制御ビットによって駆動されるデジタル/アナログコンバータ1が示され、これは、次に、ラインドライバ3を駆動する。デジタル/アナログコンバータ1およびラインドライバ3は、組み合わされた伝送デバイスおよび受信デバイスならびに/あるいはトランシーバの送信器のコンポーネント部分であり、ここで、ラインドライバ3の出力にて取り出された伝送信号は、コンバータ4を介してデータ伝送線に供給される。このデータ伝送線は、ロードレジスタ5を用いて、簡略化されて図9に示される。ラインドライバ3の伝送インパルスの正確な再生および/または複製を生成するために、伝送信号は、多くの場合、送信器および/またはラインドライバ3の出力にて外部に取り出され、かつエコー補償のために、外部ハイブリッド集積回路を介して対応するトランシーバの受信器の入力に供給されてきた。しかしながら、最近の回路トポロジについては、この外部のハイブリッド集積回路は、インピーダンスの整合および/またはインピーダンスの補正のためにオンチップで集積され、これにより、図9に示されるように、例えば、デジタル/アナログコンバータ1のレプリカ2が提供され、このコンバータの出力は、エコー補償のために内部ハイブリッド集積回路(図9に図示せず)と接続され、ここで、この内部のハイブリッド集積回路は、ラインドライバ3と同じチップ上に位置する。トランシーバの内部コンポーネント部分と外部配線との間の境界は、図1において破線によって示される。このトポロジの有利な点は、大規模集積と並んで、例えば、ダイナミックレンジ、または、そこに提供されるアナログ/デジタルコンバータの解決策に対して、トランシーバの受信経路におけるアナログコンポーネントの必要性が低減されることである。
例えば、ISDN/xSDLデータ伝送等の低周波数での適用については、このレプリカインパルスは、低電力消費の並列のさらなる内部ラインドライバ3’を用いて利用可能にされ得、従って、実際のラインドライバ3の挙動を再生し、対応する内部ハイブリッド集積回路と出力側で接続される。この種類の回路トポロジの例は、図10に示される。
しかしながら、ここでの実質的な問題は、「マッチング(matching)」としても知られるレプリカ経路の調整である。ここで、一般的なコンポーネントまたはDCエラー(オフセットおよび振幅と関連する)だけでなく、過渡エラーコンポーネント(寄生効果および帯域制限効果)も重要である。この種類の回路配列と共に用いられる回路技術は、多くの場合、いわゆるOPA構造に基づくか、または通常、フィードバック、例えば、いわゆる「シャントシリーズ」または「シャント−シャント」フィードバック配列を有する回路構成に基づく。従って、基本的に、フィードバックの結果として、より高い線形性が取得され得るが、同時に、エコー補償のために帯域幅損失、またはより高い電力消費がもたらされる。さらに、レプリカインパルスを生成するために、比較的高い複雑性が必要とされ、ここで、さらに、特に、高周波数システムにおいて、不適切な回路トポロジの場合、クロストークが原因で、高周波数の振動が生じる得ることが多く、これにより、回路全体の機能性が制限される可能性がある。
従って、本発明による目的は、上述の問題が生じず、かつ、可能な限り似通ったラインドライバの伝送信号の再生および/または複製が、最小限の回路技術の複雑性で生成され得る、データを伝送するためのラインドライバを提供することである。
この目的は、請求項1の特徴を有する本発明によるラインドライバにより達成される。従属請求項は、各場合について、本発明の好適かつ有利な実施形態を定義する。
本発明によるラインドライバは、少なくとも1つのドライバ段および/またはドライバセルを備え、ここで、伝送信号の関数として差動的に駆動されるトランジスタの第1のペアを用いて伝送信号が生成され、および、トランジスタの第1のペアと整合するトランジスタの第2のペアを用いて送信信号の再生および/または複製が生成される。従って、レプリカ信号および伝送信号は、同一のドライバ段および/またはドライバセル内で同様に生成される。
ラインドライバは、好適には、各場合について、別個の第1および第2のトランジスタのペアを有するような複数のドライバ段を有し、さらに、別個のカスコードトランジスタのペアが、個々のドライバ段が個々のカスコードトランジスタのペアを介してラインドライバの負荷出力において並列にスイッチされ、ならびに/あるいは、好適には、内部で、および/またはラインドライバとオンチップで構成されたハイブリッド集積回路と共に接続されるように、トランジスタの各第1および第2のトランジスタのペアと関連付けられる。これらの並列にスイッチされたドライバ段の数は、ラインドライバによって生成された送信インパルス、ラインドライバと接続されたデータ伝送線を介して伝送されるべき伝送インパルス、ならびに対応するレプリカインパルスの振幅を大幅に決定する。
差動ペアとも呼ばれ得る各ドライバ段の第1のトランジスタのペアは、リンクされた状態で、このトランジスタのペアの一方の経路および/または分岐を通って、常に特定の最大電流が、ならびに、他方の経路および/または分岐を通って、常に特定の最小電流が流れ、これによりそれぞれの第1のトランジスタのペアからみた負荷抵抗が、差動的な観点からすると、信号振幅に依存せず、その結果、再び、非線形性が著しく低減され得るように、好適には、別個の制御回路および/または前段と差動的に駆動される。
各ドライバ段のカスコードトランジスタは、共通のバイアス電圧を用いて、および別個のバイアス電圧を用いて、そのゲート端子にてバイアスされ得る。さらに、各ドライバ段の伝送経路およびレプリカ経路は、対応するトランジスタのペアの最下位部またはテールポイントにてテール電流が別々に供給されることが可能である。この変形は、特に、過渡インパルスの局部的ミキシングとの関連で実質的に有利な点であり得る。
第1および第2のトランジスタのペアのトランジスタのドレイン−ソース領域および/または出力コンダクタンスと並列にスイッチされるさらなるキャパシタの使用によって、このようにしてこれらのキャパシタのローパスフィルタリングが実現されるために、エッジ傾斜が制限され得る。
本発明のさらなる実施形態によると、カスコードトランジスタのバイアス電圧は、さらに、対応するドライバ段の前段および/または制御回路から導出され得る。これは、特に、トランジスタの対応する第1および第2のペアのドレインソース電圧がそれぞれの制御回路の共通のモード電圧から直接的に導出され、これにより、適切に寸法決定された場合、個々の電圧の温度推移および同期性が最適化され得るように行われる。
トランジスタの第2のペアおよび/または各ドライバ段の差動ペアによって生成されたレプリカインパルスの相対精度は、上述の特定の制御回路および/または前段を用いることによって向上される。さらに、レプリカインパルスのこの相対精度は、好適には、同一のラインタイプである対応するトランジスタの対称的構成によって、および、これらのトランジスタを互いに良好に整合させることによって向上される。本発明の枠内で記載されるラインドライバの実現は、さらに、伝送インパルスおよびレプリカインパルスの両方の共通の上昇時間、従って、対称的なエッジ傾斜を保証する。
本発明は、好適には、高ビットレートのいわゆる全2重プロセスでの有線データ伝送に適切である。本発明によるラインドライバは、上述の高度な線形性と並んで、さらに、例えば、低供給電圧および最小消費電力および空間要件等の一般的要求を満たす。エコー補償のために必要な伝送信号の複製は、上述のように、好適には、ラインドライバのチップ上で内部に生成される。このために本発明の範囲内で提示された措置は、レプリカインパルスに対する伝送インパルスの非線形性に関して、および反応精度に関して、送信信号および/または伝送インパルスの忠実な再生を保証する。
しかしながら、当然、本発明は、有線データ伝送の好適な適用領域に限定されるのではなく、通常、可能な限り簡単な手段での、ラインドライバの伝送信号および/または伝送インパルスの高精度の再生が所望されるあらゆる場合に用いられ得る。従って、特に、本発明は、無線のデータ伝送にも用いられ得る。
本発明は、以下において、好適な実施形態を用いて、添付の図面を参照してより詳細に説明される。
図1は、本発明の1実施形態による、ラインドライバの基本セルおよび/またはドライバ段を示す。通常、図1に示される複数のこれらのドライバ段は、並列で動作し、ここで、ラインドライバの出力における個々のドライバ段は、対応するデータ伝送線と並列に動作し、この伝送線は、外部負荷抵抗8、9の形態で図1に示される。
図1に示されるように、ドライバ段は、以下において差動ペアとも呼ばれるトランジスタ14、15のペアを含む。これらのトランジスタは、制御回路7の差動制御信号によりゲート端子を介して制御され、従って、この差動ペアの1つのトランジスタを介して特定の最大電流が常に流れる一方で、この差動ペアの他方のトランジスタを介して特定の最小の静止電流が流れ、すなわち、差動ペアのいわゆるテール電流が、制御回路7による変調に応じて、この差動ペアの一方および/または他方の経路に方向転換し、これにより、伝送線と接続されたラインドライバの出力において対応する送信インパルスが生成され得る。データ伝送線を表す負荷抵抗8、9の外部構成は、図1において破線で示される。パルス振幅は、実質的に、図1に示される構造を有する負荷抵抗8、9において並列に動作されるドライバ段の数に依存する。この配列の有利な点は、パルス形態が、各場合について、制御回路7の対応するデジタルドライブによって必要な標準規格(例えば、1Gイーサネット(R)データ伝送のIEEE標準規格802.3ab−1999)に依存して生成され得ることである。例えば、事前フィルタリング(prefiltration)のためのさらなるアナログ機能は必要とされない。同様に、複雑なアナログ回路も必要とされない。従って、以下において、差動ペアトランジスタとも呼ばれる差動ペアの2つのトランジスタ14、15の駆動が、エッジ傾斜を維持するように構成され得、および/または差動ペアトランジスタと並列のキャパシタのさらなる構成によって整合され得る。
ラインドライバの負荷出力にて対応する伝送インパルスを生成するために、上述のように、伝送されるべきデータの関数として制御回路7によって差動的に駆動される差動ペアトランジスタ14、15の挙動を再生するために、差動ペアトランジスタ18、19を有するさらなる差動ペアが提供され、これにより、これらの差動ペアトランジスタ18、19は、伝送されるべきデータの関数としての差動ペアトランジスタ14、15と同様に、および/または調和して制御され、これは、図1に示される実施形態の場合、各場合について、差動ペアトランジスタ14、18のゲート端子上、および、差動ペアトランジスタ15、19のゲート端子上に制御回路7と同じ制御信号が印加されるという事実によって実現される。差動ペアトランジスタ14、15を有する差動ペアの挙動を再生するために、差動ペアトランジスタ18、19を有する差動ペアが提供されるので、この差動ペアは、以下において、レプリカ差動ペアとも呼ばれる。制御回路7によって共に駆動されるので、差動ペアトランジスタ14、15を有する差動ペア、およびレプリカ差動ペアトランジスタ18、19を有するレプリカ差動ペアは、同じエッジ傾斜、さらに、同じ時間的推移を有する。これは、実質的に有利な点である。なぜなら、差動ペアトランジスタ14、15によって生成された伝送インパルスとレプリカ差動ペアトランジスタ18、19によって生成されたレプリカインパルスとの間にさらなる遅延(「スキュー」)が生じるからである。
図1に示されるように、差動ペアトランジスタ14、15と共にカスコード回路を形成し、従って、以下において、カスコードトランジスタとも呼ばれる、さらなるトランジスタ16、17が、差動ペアトランジスタ14、15と直列にスイッチされる。上述のように、伝送する場合、外部負荷抵抗器8、9を介して電圧の立ち上がりが生成される。この電圧の下降は、さらなるカスコードトランジスタ16、17を用いずに、差動ペアトランジスタ14、15のドレイン−ソース領域を実質的にモデル化する。これは、トランジスタの出力の傾斜が最小であるために、振幅および/または線形性においてさらなるエラーを引き起こし得る。従って、カスコードトランジスタ16、17は、出力傾斜を増大するために用いられる。
負荷条件が異なる状態において、伝送経路とレプリカ経路との間の同期性を保証するために、対応するカスコードトランジスタ20、21は、さらに、レプリカ差動ペアトランジスタ18、19に提供され、これらのカスコードトランジスタは、レプリカ差動ペアトランジスタ18、19と同様に、カスコードトランジスタ16、17と相互接続される。
図1に示されるすべてのトランジスタは、NMOSトランジスタであり、これらは、図1によると、相互接続される。カスコードトランジスタ16、17および/またはレプリカカスコードトランジスタ20、21のゲート接続は、各場合について、電圧源12によって供給されるバイアス電圧でバイアスされる。個々の差動ペアトランジスタ14、15および/またはレプリカ差動ペアトランジスタ18、19のソース端子は、共に電源10と接続される。それぞれの伝送インパルスがラインドライバの負荷出力と接続されたカスコードトランジスタ16、17のドレイン端子において取り出され得る一方で、対応するレプリカインパルスは、レプリカカスコードトランジスタ20、21のドレイン端子において取り出され得る。この理由で、レプリカカスコードトランジスタ20、21のドレイン接続は、内部ハイブリッド集積回路6と接続され、この集積回路は、上述のように、エコー補償のために、対応するデータ伝送線を介して受信された信号からレプリカ信号を取り除いて、エコー補償された入来信号を取得する。ハイブリッド集積回路6の構造およびエコー補償は、公知の従来技術に対応するので、この点についてこれ以上説明する必要はない。しかしながら、本発明との関連で重要となるのは、ハイブリッド集積回路6が内部ハイブリッド集積回路を備え、これは、制御回路7によって実現された前段、および図1に示される残りのコンポーネントによって実現されたラインドライバの出力段と同一のチップ上に集積されることである。
図1に示される回路トポロジのさらなる有利な点は、レプリカ経路と伝送経路との良好な調整および/または良好なマッチングである。レプリカ差動ペアトランジスタ18、19は、適切な配列で、差動ペアトランジスタ14、15と最適に調整されて回路トポロジに配置され得る。レプリカ経路に対する伝送経路の変換および/または減衰比は、ほぼ任意に選択され得るが、非常に大きい変換比は、送信経路とレプリカ経路との間の不整合が増大するために好ましくない。
図1において、ラインドライバのドライバ段が示され、ここで、ドライバ段に参照符号44が提供される。上述のように、複数のこのようなドライバ段44は、通常、ラインドライバの負荷出力にて並列に動作される。これに関連して、例えば、ファストイーサネット(R)データ伝送のために設計された、この種類のラインドライバ3を有するトランシーバのアナログラインインターフェースの構造が図8に示される。図8から、例えば、図1に示されたタイプの複数のドライバ段44がラインドライバ3の負荷出力にて並列に動作することが明らかである。各ドライバ段44は、各場合について、対応する差動ペアトランジスタおよび/またはレプリカ差動ペアトランジスタをスイッチするために提供される、伝送されるべきデータの関数としての差動制御信号を生成する別個の制御回路7と接続される。伝送経路において、パルス形成器43が、デジタルフィルタの形態でさらに提供される。このパルス形成器は、パルスの事前の歪み(pre−distortion)をもたらし、かつ、伝送されるべきデータの関数として、各場合について、制御回路7の相補的制御信号を生成し、これにより、個々のドライバ段44の差動制御信号がその関数として生成され得る。各場合について、ドライバ段44は、差動ペアトランジスタ14、15およびカスコードトランジスタ16、17を有する伝送経路、ならびに、レプリカ差動ペアトランジスタ18、19およびレプリカカスコードトランジスタ20、21を有するレプリカ経路を有する(図1を参照)。このようにして個々の前段44において生成されたレプリカインパルスは、内部ハイブリッド集積回路6に供給され、これは、エコー補償のために、データ伝送線を介して受信されたインパルスからレプリカインパルスを取り除く。このようにしてエコー補償された入りインパルスは、(内部)ハイブリッド集積回路6によって、さらなる信号処理のために対応するトランシーバの受信器45に供給される。
図1に示される実施形態の場合、差動ペアトランジスタ14、15およびレプリカ差動ペアトランジスタ18、19のソース端子は、上述のように、共に電源10と接続される。差動ペアの分岐を介して流れる電流にIが割り当てられ、およびレプリカ差動ペアの分岐を介して流れる電流にIが割り当てられた場合、電源10は、電流2×I+2×Iを供給するような大きさにされなければならない。
しかしながら、伝送経路およびレプリカ経路には、さらに、別個のテール電流が供給され得る。対応する実施形態が図1に示される。図2に示される実施形態は、レプリカ差動ペアトランジスタ18、19のソース端子が第2の電源11を有する差動ペアのトランジスタ14、15の第1の電源10およびソース端子と接続されるという点においてのみ図1と異なる。従って、電源10は、レプリカ経路に供給するためにのみ提供される一方で、電源11は、伝送経路に供給するためにのみ利用される。図2に示される伝送およびレプリカ経路への別個のテール電流の供給は、特に、伝送およびレプリカ経路の最下位部および/またはテールポイントにおける過渡パルスによる局部的ミキシングとの関連で特に有利であり得る。
図3は、本発明によるラインドライバのさらなる実施形態を示し、ここで、図2に示される実施形態の継続としてカスコードトランジスタ16、17およびレプリカカスコードトランジスタ20、21は共通の電圧源に接続されず、第1の電圧供給12が左側のカスコードトランジスタ17および左側のレプリカカスコードトランジスタ21に提供され、第2の電圧源13は、右側のカスコードトランジスタ16および右側のレプリカカスコードトランジスタ20に提供される。図3に示されるカスコードトランジスタおよび/またはレプリカカスコードトランジスタの別個の電圧源が、個々の経路のクロストークによって、カスコードトランジスタおよび/またはレプリカカスコードトランジスタのゲートソース領域を介して互いに過渡的な寄生誘導を回避することを可能にする。さらに、図3に示される実施形態の場合、別個の電源10、11がレプリカ経路および/または伝送経路に提供される。
上述のように、エッジ傾斜は、差動ペアトランジスタ14、15および/またはカスコード差動ペアトランジスタ18、19のキャパシタを並列に接続することによって制限され得る。対応する実施形態は、図4に示され、ここで、差動ペアトランジスタ14、15および/またはカスコード差動ペアトランジスタ18、19の出力コンダクタと並列にスイッチされたキャパシタは、各場合において、参照符号46が与えられる。そうでない場合、図4に示される実施形態は、図2に示される実施形態に対応する。
図5は、本発明によるラインドライバのさらなる実施形態を示し、ここで、図5に示される実施形態は、カスコードトランジスタ16、17および/またはレプリカカスコードトランジスタ20、21のバイアス電圧の生成のための変形に対応する。図5に示される実施形態の場合、さらなるトランジスタ22が提供され、これは、さらなる電源24からの電流Iで動作する。このさらなるトランジスタ22は、トランジスタ17および21ならびに/あるいは16および20と共に電流ミラーを形成する。理想的な動作点、すなわち、差動ペアトランジスタ14、15および/またはレプリカ差動ペアトランジスタ18、19の理想的なドレインソース電圧を調整するために、トランジスタ22は、差動ペアトランジスタ14、15およびレプリカ差動ペアトランジスタ18、19のテールおよび/または最下部と関連して劣化され、ここで、このために、レジスタ26および/または、線形電圧/電流特性を有する回路素子が、トランジスタ22のソース端子と、差動ペアトランジスタ14、15およびレプリカ差動ペアトランジスタ18、19の共通のテールポイントとの間でスイッチされる。抵抗器26における電圧降下は、差動ペアトランジスタ14、15およびレプリカ差動ペアトランジスタ18、19のゲートソース電圧と同期して対応する。カスコードトランジスタ16、17および/またはレプリカカスコードトランジスタ20、21を供給するための電位は、動作中、電圧源10と接続された、差動ペアおよび/またはレプリカ差動ペアのテールポイントを介して導出されるので、回路が正確に寸法決定された場合、動的に動作されても同期性が保証される。その他の点では、図5に示された実施形態は、図1に示された実施形態に対応し、ここで、この実施形態は、本明細書中に記載された他のそれぞれの実施形態のように、伝送および/またはレプリカ経路について、単一の共通の電源10のみおよび2つの別個の電源10、11の両方を動作させ得る。
図6に示されたさらなる実施形態は、基本的に図5に示された実施形態に対応するが、レプリカ経路および送信経路のカスコード電圧源は、より良好に絶縁するために、従って、レプリカ経路上の伝送経路のクロストークを回避するために別々に提供される。従って、電源24を用いて動作され、かつ、直列でスイッチされたトランジスタ22は、ソース端子が抵抗器26と直列でスイッチされ、かつ、レプリカの差動ペアトランジスタ18、19のテールおよび/または最下位部と再び接続されたレプリカスコードトランジスタ20および21に提供される。しかしながら、カスコードトランジスタ16および17については、レプリカ経路における電源24、トランジスタ22および抵抗器26と同様の態様で、伝送経路において相互接続される、別個の電源25、別個のトランジスタ23および別個の抵抗器27が提供される。従って、ドレイン接続を有するトランジスタ23は、電源25と接続され、かつ、ソース接続でトランジスタ27に接続される。抵抗器27は、その別の端子で、差動ペアトランジスタ14、15および電源11のソース端子と接続される。トランジスタ22、23のゲートドレイン領域は、図5に示されるトランジスタ22の場合のように、各場合について、短絡される。従って、図6に示される実施形態は、基本的に、図2および図5に示される実施形態の組み合わせに対応する。なぜなら、伝送経路およびレプリカ経路については、一方で、別個の電源11および10が提供され、他方では、電流Ib2および/またはIb1を送達する電源25および/または24を有する別個のカスコード電圧源が、さらなるトランジスタ23および/または22ならびにさらなる抵抗器27および/または26に提供されるからである。
最後に、図7は、本発明のよるラインドライバ、および/またはこのラインドライバのドライバ段44のさらなる実施形態を示し、ここで、カスコードトランジスタおよびレプリカカスコードトランジスタの供給電圧および/またはバイアス電圧は、対応するドライバ段44の制御回路7から導出される。
図7に示されるように、各ドライバ段の制御回路7は、電源28によって供給される2つの制御可能な論理素子29、30を、好適には、トランスファゲートの形態で備え得、ここで、論理素子は、各場合について、伝送されるべきデータの関数に依存して、相補的制御信号XおよびX\(本明細書中、以下\を ̄として用いる)によって制御され、従って、交互に開閉され得る。制御信号XおよびX\は、例えば、図8に示されるパルス形成器43から発生し得る。論理素子29、30は、各場合において、分圧器と接続される。この分圧器は、電源33および/または34によって動作される抵抗器35、36および/または37、38を含む。右側の差動ペアトランジスタ14および右側のレプリカ差動ペアトランジスタ18、ならびに/あるいは左側の差動ペアトランジスタ15および左側のレプリカの差動ペアのトランジスタ19の制御信号が、抵抗器35および36と37および38との間のノードX1および/またはX2にて取り出される。これらの制御信号と関してローパスフィルタ効果を達成するために、ノードX1およびX2は、さらに、キャパシタ31および/または32と接続される。上述の制御回路7の構造は、図7に示される実施形態に限定されるのではなく、同様に、さらに、上述の実施形態に移行および適用され得る。
トランジスタ40〜42および電源39を含む回路は、カスコードトランジスタ16、17およびレプリカカスコードトランジスタ20および21のバイアス電圧を導出すために用いられる。トランジスタ42は、上述のトランジスタ14〜23のように、NMOSトランジスタを含む一方で、トランジスタ40および41は、好適には、PMOSトランジスタである。トランジスタ40および41を介して、ノードX2および/またはX1に存在する電圧が取り出され、ここで、図7に示されるトランジスタ40および41の回路に基づいて、ノードX1およびX2において電圧の平均が取り出され、この平均は、トランジスタ42を介してカスコードトランジスタ16、17およびレプリカカスコードトランジスタ20、21のゲート端子に印加され、トランジスタ40および41のソース端子間のノードX3にて提供される。トランジスタ42のドレイン端子は、電源39と接続され、トランジスタ42のゲートドレイン領域は短絡される。トランジスタ42は、図5および図6に示されるトランジスタ22、23、ならびにカスコードトランジスタ16、17および/またはレプリカカスコードトランジスタ20、21と同様に、カスコード回路を形成する。図7に示される実施形態の有利な点は、差動ペアトランジスタ14、15およびレプリカ差動ペアトランジスタ18、19のドレインソース電圧が、制御回路7の「同相モード」の電圧から直接的に導出され、さらに、トランジスタ40および41のゲートソース電圧の有利な点に対応するという事実にあり、従って、寸法決定が適切である場合、個々の電圧の温度推移、さらに同期性が最適化され得る。
シミュレーションに基づいて、本発明により、上述の目的および上述の有利な点が実現され得るだけでなく、本発明の適用によって実現可能な個々のパルスおよび/または全パルス形態も、それぞれの標準規格によって仕様が定められたインパルス形態の限界内にあることが確認され得る。
図11において、送信インパルスを生成するための送信経路、およびレプリカインパルスを生成するためのレプリカ経路が回路ブロック内および/またはドライバ段内に模式的に実現された、本発明によるラインドライバが適用されたファストイーサネット(R)の送信器の構造が示される。図11に示される回路ブロック3は、この場合、図1および図2に示されるデジタル/アナログコンバータ1の機能性、さらに、本発明によるラインドライバの機能性の両方を含む。図11は、さらに、内部ハイブリッド集積回路6を示す。
図1は、本発明の第1の実施形態によるラインドライバを示す。 図2は、本発明の第2の実施形態によるラインドライバを示す。 図3は、本発明の第3の実施形態によるラインドライバを示す。 図4は、本発明の第4の実施形態によるラインドライバを示す。 図5は、本発明の第5の実施形態によるラインドライバを示す。 図6は、本発明の第6の実施形態によるラインドライバを示す。 図7は、本発明の第7の実施形態によるラインドライバを示す。 図8は、本発明によるラインドライバを有するファストイーサネット(R)アプリケーションのアナログラインインターフェースを示す。 図9は、従来技術によるレプリカインパルスを生成するラインドライバを示す。 図10は、従来技術によるレプリカインパルスを生成するラインドライバを示す。 図11は、本発明によるラインドライバが適用されたファストイーサネット(R)アプリケーションの送信器の構造を示す。

Claims (27)

  1. 少なくとも1つのドライバ段(44)を用いてデータを伝送するラインドライバであって、該ラインドライバは、
    伝送されるべき該データの関数として差動的に駆動される2つのトランジスタ(14、15)を有する第1のペアのトランジスタを備え、これにより、伝送されるべき該データの関数として、該第1のペアのトランジスタ一方のトランジスタを介して特定の最大電流が供給され、該第1のペアのトランジスタ他方のトランジスタを介して特定の最小電流が供給され、従って、対応する伝送インパルスが、該第1のペアのトランジスタ該トランジスタ(14、15)の出力において生成され
    該少なくとも1つのドライバ段(44)は、エコー補償のために、該第1のペアのトランジスタに関連付けられた第2のペアのトランジスタであって、第1のペアのトランジスタ挙動を再生し、該それぞれの伝送インパルスを再生するレプリカインパルスを生成する第2のペアのトランジスタを備え、第2のペアのトランジスタ、伝送されるべき該データの関数としての該第1のペアのトランジスタ該トランジスタ(14、15)と調和して差動的に駆動される2つのトランジスタ(18、19)を備え、これにより、伝送されるべき該データの関数として、該第2のペアのトランジスタ一方のトランジスタを介して特定の最小電流が供給され、該第2のペアのトランジスタ他方のトランジスタを介して特定の最大電流が供給され、従って、エコー補償のために、対応するレプリカインパルスが、該第2のペアのトランジスタ該トランジスタ(18、19)出力において生成され、
    該レプリカインパルスが供給され、かつ、該ラインドライバと接続されたデータ伝送線(8、9)を介して受信されたインパルスから該レプリカインパルスを取り除くように構成されたハイブリッド回路(6)が提供される、ラインドライバ。
  2. 2つの差動の制御信号を生成する制御回路(7)が提供され、制御信号の一方が、各場合について、前記第1のペアのトランジスタおよび/または前記第2のペアのトランジスタトランジスタに供給され、かつ、制御信号の他方が、各場合について、該第1のペアのトランジスタおよび/または該第2のペアのトランジスタ他方のトランジスタに供給されることを特徴とする、請求項1に記載のラインドライバ。
  3. 第3のペアのトランジスタ提供され、各場合について、該第3のペアのトランジスタトランジスタ(16、17)が、該ラインドライバのデータ伝送出力と、前記第1のペアのトランジスタのうちの対応するトランジスタ(14、15)との間スイッチされ、これにより、該伝送インパルスは、該ラインドライバの該データ伝送出力において生成されることと、
    第4のペアのトランジスタ提供され、各場合について、該第4のペアのトランジスタトランジスタ(20、21)は、該第2のペアのトランジスタのうち対応するトランジスタ(18、19)と直列にスイッチされ、これにより、前記レプリカインパルスは、該第4のペアのトランジスタ該トランジスタ(20、21)上で生成されることとを特徴とする、請求項1または2に記載のラインドライバ。
  4. 前記第3のペアのトランジスタ前記トランジスタ(16、17)および前記第4のペアのトランジスタ前記トランジスタ(20、21)は、共通のバイアス電圧でバイアスされることを特徴とする、請求項3に記載のラインドライバ。
  5. 前記第3のペアのトランジスタ前記トランジスタ(16、17)は、異なるバイアス電圧でバイアスされることと、前記第4のペアのトランジスタ前記トランジスタ(20、21)は、異なるバイアス電圧でバイアスされることとを特徴とする、請求項3に記載のラインドライバ。
  6. 前記第3のペアのトランジスタ前記トランジスタ(16、17)の前記バイアス電圧、および、前記第4のペアのトランジスタ前記トランジスタ(20、21)の前記バイアス電圧は、前記制御回路(7)から導出されることを特徴とする、請求項2に記載のラインドライバ。
  7. 前記制御回路(7)は、伝送されるべき前記データの関数として、相補的にスイッチされた2つの論理素子(29、30)を備え、該論理素子上で前記第1のペアのトランジスタ前記トランジスタ(14、15)および前記第2のペアのトランジスタ前記トランジスタ(18、19)の差動制御信号が、対応するノード(X1、X2)上で取り出されることと、該制御回路(7)の該ノード(X1、X2)上に存在する電圧を受け取り、かつ、前記第3のペアのトランジスタ前記トランジスタ(16、17)および/または前記第4のペアのトランジスタ前記トランジスタ(20、21)のバイアス電圧として該電圧の平均を利用可能にするように構成された回路トポロジ(39〜42)が提供されることとを特徴とする、請求項6に記載のラインドライバ。
  8. 前記回路トポロジは、第1のラインタイプの2つのトランジスタ(40、41)を備え、一方のトランジスタ(40)の制御ポートは、一方のノード(X2)と接続され、かつ、他方のトランジスタ(41)の制御ポートは、前記制御回路(7)の他方のノード(X1)と接続され、各場合について、該2つのトランジスタ(40、41)のさらなるポートが、共に、第2のラインタイプのさらなるトランジスタ(42)と接続され、ここで、該さらなるトランジスタ(42)を介して、前記バイアス電圧は、前記第3のペアのトランジスタ前記トランジスタ(16、17)のために利用可能にされ、および/または、該バイアス電圧は、前記第4のペアのトランジスタ前記トランジスタ(20、21)のために利用可能にされることを特徴とする、請求項7に記載のラインドライバ。
  9. 前記第1のペアのトランジスタ前記トランジスタ(14、15)および前記第2のペアのトランジスタ前記トランジスタ(18、19)は、各場合について、ポートを介して互いに接続され、かつ、共通の電源(10)によって供給されることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1つに記載のラインドライバ。
  10. さらなる電源(24)で動作される、さらなるトランジスタ(22)は、線形電圧/電流特性を有する回路素子(26)と直列にスイッチされ、これにより、前記対応するバイアス電圧をかけるために、該回路素子(26)は、前記共通の電源(10)と接続され、該さらなるトランジスタ(22)の制御ポートは、前記第3のペアのトランジスタ前記トランジスタ(16、17)の制御ポートおよび前記第4のペアのトランジスタ前記トランジスタ(20、21)の制御ポートと接続されることを特徴とする、請求項に記載のラインドライバ。
  11. 前記第1のペアのトランジスタ前記トランジスタ(14、15)は、ポートを介して互いに接続され、かつ、共通の第1の電源(11)によって供給されることと、前記第2のペアのトランジスタ前記トランジスタ(18、19)は、ポートを介して互いに接続され、かつ、共通の第2の電源(10)によって供給されることとを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1つに記載のラインドライバ。
  12. 第1のさらなる電源(25)で動作される第1のさらなるトランジスタ(23)は、線形電圧/電流特性を有する第1の回路素子(27)と直列にスイッチされ、これにより、前記対応する供給電圧をかけるために、該第1の回路素子(27)は、前記第1の電源(11)と接続され、前記第1のさらなるトランジスタ(23)の制御ポートは、前記第3のペアのトランジスタ前記トランジスタ(16、17)の制御ポートと接続されることと、第2のさらなる電源(24)で動作される第2のさらなるトランジスタ(22)は、線形電圧/電流特性を有する第2の回路素子(26)と直列でスイッチされ、これにより、前記対応するバイアス電圧をかけるために、該第2の回路素子(26)は、前記第2の電源(10)と接続され、前記第2のさらなるトランジスタ(22)の制御ポートは、前記第4のペアのトランジスタ前記トランジスタ(20、21)の制御ポートと接続されることとを特徴とする請求項11に記載のラインドライバ。
  13. キャパシタ(46)は、前記第1のペアのトランジスタ前記トランジスタ(14、15)および前記第2のペアのトランジスタ前記トランジスタ(18、19)と並列にスイッチされることを特徴とする、請求項1〜12のいずれか1つに記載のラインドライバ。
  14. 前記ハイブリッド回路(6)は、前記ラインドライバ(3)と共通のチップ上に構成されることを特徴とする、請求項に記載のラインドライバ。
  15. 複数のドライバ段(44)は、前記ラインドライバ(3)のデータ伝送ポートと並列に接続され、ここで、前記第1のペアのトランジスタ前記トランジスタ(14、15)、および/または、該ドライバ段(44)の前記第2のペアのトランジスタ前記トランジスタ(18、19)の差動制御のための差動制御信号を生成するために、各ドライバ段(44)について、別個の制御回路(7)が提供されることを特徴とする、請求項1〜14のいずれか1つに記載のラインドライバ。
  16. 少なくとも1つのドライバ段(44)を用いてデータを伝送するラインドライバであって、該ラインドライバは、
    伝送されるべき該データの関数として差動的に駆動される2つのトランジスタ(14、15)を有する第1のペアのトランジスタを備え、これにより、伝送されるべき該データの関数として、該第1のペアのトランジスタの一方のトランジスタを介して特定の最大電流が供給され、該第1のペアのトランジスタの他方のトランジスタを介して特定の最小電流が供給され、従って、対応する伝送インパルスが、該第1のペアのトランジスタの該トランジスタ(14、15)の出力において生成され、
    該少なくとも1つのドライバ段(44)は、エコー補償のために、該第1のペアのトランジスタに関連付けられた第2のペアのトランジスタであって、該第1のペアのトランジスタの挙動を再生し、該それぞれの伝送インパルスを再生するレプリカインパルスを生成する第2のペアのトランジスタを備え、該第2のペアのトランジスタは、伝送されるべき該データの関数としての該第1のペアのトランジスタの該トランジスタ(14、15)と調和して差動的に駆動される2つのトランジスタ(18、19)を備え、これにより、伝送されるべき該データの関数として、該第2のペアのトランジスタの一方のトランジスタを介して特定の最小電流が供給され、該第2のペアのトランジスタの他方のトランジスタを介して特定の最大電流が供給され、従って、エコー補償のために、対応するレプリカインパルスが、該第2のペアのトランジスタの該トランジスタ(18、19)の出力において生成され、
    該第1のペアのトランジスタの該トランジスタ(14、15)は、ポートを介して互いに接続され、かつ、共通の第1の電源(11)によって供給されることと、該第2のペアのトランジスタの該トランジスタ(18、19)は、ポートを介して互いに接続され、かつ、共通の第2の電源(10)によって供給される、ラインドライバ。
  17. 2つの差動の制御信号を生成する制御回路(7)が提供され、該制御信号の一方が、各場合について、前記第1のペアのトランジスタおよび/または前記第2のペアのトランジスタのトランジスタに供給され、かつ、該制御信号の他方が、各場合について、該第1のペアのトランジスタおよび/または該第2のペアのトランジスタの他方のトランジスタに供給されることを特徴とする、請求項16に記載のラインドライバ。
  18. 第3のペアのトランジスタが提供され、各場合について、該第3のペアのトランジスタのトランジスタ(16、17)が、該ラインドライバのデータ伝送出力と、前記第1のペアのトランジスタのうちの対応するトランジスタ(14、15)との間でスイッチされ、これにより、該伝送インパルスは、該ラインドライバの該データ伝送出力において生成されることと、
    第4のペアのトランジスタが提供され、各場合について、該第4のペアのトランジスタのトランジスタ(20、21)は、該第2のペアのトランジスタのうち対応するトランジスタ(18、19)と直列にスイッチされ、これにより、前記レプリカインパルスは、該第4のペアのトランジスタの該トランジスタ(20、21)上で生成されることとを特徴とする、請求項16または17に記載のラインドライバ。
  19. 前記第3のペアのトランジスタの前記トランジスタ(16、17)および前記第4のペアのトランジスタの前記トランジスタ(20、21)は、共通のバイアス電圧でバイアスされることを特徴とする、請求項18に記載のラインドライバ。
  20. 前記第3のペアのトランジスタの前記トランジスタ(16、17)は、異なるバイアス電圧でバイアスされることと、前記第4のペアのトランジスタの前記トランジスタ(20、21)は、異なるバイアス電圧でバイアスされることとを特徴とする、請求項18に記載のラインドライバ。
  21. 前記第3のペアのトランジスタの前記トランジスタ(16、17)の前記バイアス電圧、および、前記第4のペアのトランジスタの前記トランジスタ(20、21)の前記バイアス電圧は、前記制御回路(7)から導出されることを特徴とする、請求項17に記載のラインドライバ。
  22. 前記制御回路(7)は、伝送されるべき前記データの関数として、相補的にスイッチされた2つの論理素子(29、30)を備え、該論理素子上で前記第1のペアのトランジスタの前記トランジスタ(14、15)および前記第2のペアのトランジスタの前記トランジスタ(18、19)の差動制御信号が、対応するノード(X1、X2)上で取り出されることと、該制御回路(7)の該ノード(X1、X2)上に存在する電圧を受け取り、かつ、前記第3のペアのトランジスタの前記トランジスタ(16、17)および/または前記第4のペアのトランジスタの前記トランジスタ(20、21)のバイアス電圧として該電圧の平均を利用可能にするように構成された回路トポロジ(39〜42)が提供されることとを特徴とする、請求項21に記載のラインドライバ。
  23. 前記回路トポロジは、第1のラインタイプの2つのトランジスタ(40、41)を備え、一方のトランジスタ(40)の制御ポートは、一方のノード(X2)と接続され、かつ、他方のトランジスタ(41)の制御ポートは、前記制御回路(7)の他方のノード(X1)と接続され、各場合について、該2つのトランジスタ(40、41)のさらなるポートが、共に、第2のラインタイプのさらなるトランジスタ(42)と接続され、ここで、該さらなるトランジスタ(42)を介して、前記バイアス電圧は、前記第3のペアのトランジスタの前記トランジスタ(16、17)のために利用可能にされ、および/または、該バイアス電圧は、前記第4のペアのトランジスタの前記トランジスタ(20、21)のために利用可能にされることを特徴とする、請求項22に記載のラインドライバ。
  24. 前記第1のペアのトランジスタの前記トランジスタ(14、15)および前記第2のペアのトランジスタの前記トランジスタ(18、19)は、各場合について、ポートを介して互いに接続され、かつ、共通の電源(10)によって供給されることを特徴とする、請求項16〜23のいずれか1つに記載のラインドライバ。
  25. さらなる電源(24)で動作される、さらなるトランジスタ(22)は、線形電圧/電流特性を有する回路素子(26)と直列にスイッチされ、これにより、前記対応するバイアス電圧をかけるために、該回路素子(26)は、前記共通の電源(10)と接続され、該さらなるトランジスタ(22)の制御ポートは、前記第3のペアのトランジスタの前記トランジスタ(16、17)の制御ポートおよび前記第4のペアのトランジスタの前記トランジスタ(20、21)の制御ポートと接続されることを特徴とする、請求項24に記載のラインドライバ。
  26. 第1のさらなる電源(25)で動作される第1のさらなるトランジスタ(23)は、線形電圧/電流特性を有する第1の回路素子(27)と直列にスイッチされ、これにより、前記対応する供給電圧をかけるために、該第1の回路素子(27)は、前記第1の電源(11)と接続され、前記第1のさらなるトランジスタ(23)の制御ポートは、前記第3のペアのトランジスタの前記トランジスタ(16、17)の制御ポートと接続されることと、第2のさらなる電源(24)で動作される第2のさらなるトランジスタ(22)は、線形電圧/電流特性を有する第2の回路素子(26)と直列でスイッチされ、これにより、前記対応するバイアス電圧をかけるために、該第2の回路素子(26)は、前記第2の電源(10)と接続され、前記第2のさらなるトランジスタ(22)の制御ポートは、前記第4のペアのトランジスタの前記トランジスタ(20、21)の制御ポートと接続されることとを特徴とする、請求項16に記載のラインドライバ。
  27. キャパシタ(46)は、前記第1のペアのトランジスタの前記トランジスタ(14、15)および前記第2のペアのトランジスタの前記トランジスタ(18、19)と並列にスイッチされることを特徴とする、請求項16〜26のいずれか1つに記載のラインドライバ。
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