JP3764449B2 - 段ボールシートの罫線付与方法及び罫線付与装置 - Google Patents

段ボールシートの罫線付与方法及び罫線付与装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、段ボールシートに罫線を形成するための罫線付与方法及び罫線付与装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
段ボールシートにおいては、段ボールシートを折り曲げて加工するフォルディング等のため、折り曲げ部分に一般に罫線が形成されている。このような罫線としては、段ボールシートにおけるコルゲートによる段目に対して直角に付与される、一般にスコアと呼ばれる罫線と、段ボールシートの段目に対し平行に付与される、クリーズと呼ばれる罫線がある。段ボールシートの段目に対し平行に付与される罫線は、一般に段ボールシートへの一連の加工の中で付与される場合が多い。すなわち、段ボールシートへの印刷、段ボールシートへの罫線の付与、段ボールシートへの溝切り加工等の一連工程の中で一般に行われている。
【0003】
段ボールシートに付与される罫線は、段ボールシートを折り曲げ加工して箱状にする際非常に重要な要素となる。すなわち、罫線位置での折り曲げ精度が悪いと、折り曲げ部の間で隙間が生じたり、重なり部分がずれたりして、歪んだ箱形状となり、所定の正しい箱形状に形成できないという問題を生じる。
【0004】
特に上記のクリーズと言われる罫線は、段ボールシートの段目に対して平行に形成されるため、段目の影響を受けやすく、所定の位置からずれて罫線が形成されたり、あるいは罫線位置で折り曲げる際に、段目の影響を受けて罫線位置からずれた位置で折れ曲がる場合がある。折り曲げ加工を行った時の折れ曲がり方が異なると、正確な折り曲げが行われず、フィッシュテール等の折り曲げ加工の不良が発生する。
【0005】
また、正しい位置に罫線を付与するため、高い圧力をかけて罫線を付与すると、段ボールシートのライナーに大きな張力がかかり、ライナーが破れ罫割れが生じるという問題があった。
【0006】
上記のような問題を解決するため、罫線の付与を複数の工程に分けて、それぞれの工程において適性な圧力で罫線を付与することが提案されている(例えば、特許文献1など)。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−36388号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、罫線付与を複数回に分けようとすると、複数の罫線付与ユニットが必要となり、新たな装置を購入したり、現在使用している装置を改装したりしなければならず、大幅なコスト増加を招くという問題があった。
【0009】
本発明の目的は、従来の装置に対して簡易に適用が可能な罫線付与方法及び罫線付与装置であって、罫線位置での折り曲げ精度が高く、かつ罫割れ等が生じることなく、容易に折り曲げることができる罫線付与方法及び罫線付与装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の段ボールシートの罫線付与方法は、段ボールシートを移動させながら、該段ボールシートの一方面に印刷を施すとともに、該段ボールシートの所定箇所に該シートの他方面側から一方面側に向けて押圧することにより罫線を形成する方法であり、段ボール箱の展開図に相当する線図が印刷された台紙フィルムに印版を取り付けるとともに、長手方向に溝が形成されたバンド部材を、該溝が線図に示される罫線の線の上に位置するように台紙フィルムに取り付け、該台紙フィルムを周面に巻き付けた印刷ロールを回転させるこにより、段ボールシートの一方面に印版によって印刷を施すとともに、バンド部材の溝が形成された面を段ボールシートの罫線を付与すべき箇所に押し付け、溝を挟み両側に位置する押さえ面によって罫線を形成すべき箇所の両側を段ボールシートの一方面側から押圧して微小変形させた後、該段ボールシートを罫線付与ロールに送り、該段ボールシートの罫線を形成すべき箇所に該シートの他方面側から罫線付与ロールの周面に設けられた環状凸部を押し当てて罫線を形成することを特徴としている。
【0011】
本発明の方法によれば、罫線付与ロールより前方に設けられているロールの上に、バンド部材を取り付けることにより、段ボールシートの罫線を形成すべき箇所に予め応力を加えて微小変形させておくことができる。罫線を形成すべき箇所を予め微小変形させておくことにより、段ボールシートの段目の影響を少なくして、その後の罫線付与ロールによる罫線の形成を正しい位置に行うことができやすくなる。このため、罫線位置での折り曲げ精度を高めることができる。
【0012】
また、罫線の形成箇所の周辺領域を押し付けてその柔軟性を高めておくことができるので、罫割れ等が生じにくく、また折り曲げの際の抵抗を小さくすることができ、従来よりも少ない力で折り曲げ加工を行うことが可能になる。
【0013】
本発明において、バンド部材は、罫線付与ロールよりも前方に位置する印刷ロールに取り付けられ。印刷ロールに取り付けることにより、新たなユニットを追加することなく、罫線付与箇所に対して本発明の予備加工を行うことができる。
【0014】
一般に、印刷ロールは、印版を取り付けた台紙フィルムをロールの周面に巻き付けることにより構成されている。従って、本発明のバンド部材は、この台紙フィルムに取り付けることにより、印刷ロールの周面上に位置するよう設けることができる。
【0015】
台紙フィルムには、印版の取り付け位置を示すため、段ボール箱の展開図に相当する図が印刷により示されている。従って、罫線の位置も印刷により示されており、この罫線の位置の上に、バンド部材を取り付けることができる。従って、このような場合、バンド部材の取り付け位置の位置合わせが非常に容易なものとなる。
【0016】
印刷ロールの台紙フィルムに本発明のバンド部材を取り付ける場合、バンド部材の高さが、印版の高さよりも低くなるように設定して取り付けることが好ましい。バンド部材の高さを、印版の高さよりも低くすることにより、印版の上に印刷インキを塗布する際、バンド部材の上に印刷インキが塗布されるのを防止することができる。これによって、段ボールシートへの印刷の際に、バンド部材による印刷汚れが発生するのを防止することができる。このため、印刷工程に何ら支障をきたすことなく、本発明のバンド部材を印刷ロールに取り付けることが可能となる。通常、バンド部材の高さを印版の高さより1mm〜3mm程度低くすることにより、バンド部材への印刷インキの塗布を防止することができる。
【0017】
本発明において、バンド部材の材質は、特に限定されるものではないが、EVA等の熱可塑性樹脂及びゴムやエラストマーなどの弾性材料が好ましく用いられる。
【0018】
本発明の罫線付与装置は、段ボールシートを移動させながら、該段ボールシートの一方面に印刷を施すとともに、該段ボールシートの所定箇所に該シートの他方面側から一方面側に向けて押圧することにより罫線を形成する装置であり、印版を取り付けるため、段ボール箱の展開図に相当する線図が印刷された台紙フィルムが巻き付けて取り付けられており、移動する段ボールシートの一方面側に設けられる印刷ロールと、印刷ロールと対向して、移動する段ボールシートの他方面側に設けられる第1の受けロールと、外側に向って突出する環状凸部が周面に設けられており、移動する段ボールシートの他方面側に設けられる罫線付与ロールと、罫線付与ロールと対向して、移動する段ボールシートの一方面側に設けられる第2の受けロールと、台紙フィルムに取り付けられることにより、印刷ロールの周面上に設けられる、長手方向に溝が形成されたバンド部材とを備え、台紙フィルムの線図に示される罫線に対応する線の上にバンド部材の溝が位置するようにバンド部材が台紙フィルムに取り付けられるとともに、印版が台紙フィルムの線図に示される所定の位置に取り付けられており、印刷ロールと第1の受けロールがそれらの間に段ボールシートを挟み回転することにより、段ボールシートの一方面に印版によって印刷を施すとともに、バンド部材の溝が形成された面を段ボールシートの罫線を形成すべき箇所に押し付け、溝を挟み両側に位置する押さえ面によって罫線を形成すべき箇所の両側を段ボールシートの一方面側から押圧して微小変形させた後、段ボールシートを罫線付与ロール及び第2の受けロールに向って送り出し、次に、罫線付与ロールと第2の受けロールの間に供給された段ボールシートをこれらのロールが挟み回転することにより、段ボールシートを移動させて後方に送り出すとともに、段ボールシートの罫線を形成すべき微小変形した箇所を該シートの他方面側から罫線付与ロールの環状凸部で押圧して罫線を形成することを特徴としている。
【0020】
また、上述のように、バンド部材の高さは、印版の高さよりも低くなるように設定されていることが好ましい。
また、上述のように、台紙フィルムに段ボールシートの罫線の位置が示されているので、この位置を目印として、バンド部材を取り付けることができる。
【0021】
本発明のバンド部材は、上記本発明の罫線付与方法または上記本発明の罫線付与装置に用いられるバンド部材である。
本発明のバンド部材には、取り付けが容易なように、両面接着テープなどが貼り付けられていてもよい。
【0022】
本発明のバンド部材の材質は、上述のように、特に限定されるものではないが、ゴムやエラストマーなどの弾性材料から形成されていることが好ましい。また、本発明のバンド材料は、着色されたものであってもよいし、透明または半透明のものであってもよい。透明または半透明のバンド部材を用いれば、台紙フィルムに示された罫線の位置を目視で確認しながら、バンド部材を罫線位置の真上に取り付けることができるので便利である。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明は以下の実施例によた限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲において、適宜変更して実施することが可能なものである。
【0024】
図1は、本発明の一実施例の罫線付与装置を備えた製函機を示す側面図である。この製函機においては、印刷ユニット及びスロッタユニットを備えている。
図1に示す製函機10においては、給紙テーブル11の上に、積み重ねられた複数の段ボールシート1が載せられている。段ボールシート1は、予め所定の形状にカッティングされており、段ボールシートの段目に対して直角に設けられる罫線(スコアー)は、予めコルゲーターにより付与されている。
【0025】
給紙テーブル11の上の段ボールシート1は、下の方から順次製函機10に供給され、ペーパーラインPLに沿って製函機10内を移動しながら搬送され、印刷、罫線付与、及びスロッタ加工が順次なされて送り出される。なお、送り出された段ボールシートを折り曲げ加工するフォルディングユニットや糊付けを行うユニット、さらにはこれを束ねる結束ユニットなどが、スロッタユニットに連続して設けられた製造装置であってもよい。
【0026】
以下、図1を参照して、本発明の罫線付与装置を備えた製函機10を説明する。給紙テーブル11の上に載せられた段ボールシート1は、下の方から順に、製函機10内に供給される。供給された段ボールシート1は、まず給紙ユニット12の給紙ロール13及び14の間に挟まれ、これらのロールの回転により次の印刷ユニット20に送られる。
【0027】
一般的な段ボールシートの加工装置においては、通常少なくとも2つの印刷ユニットが設けられている。すなわち、段ボールシートに印刷する色毎に、複数の印刷ユニットが設けられている。本装置では、印刷ユニット20及び印刷ユニット30が設けられている。
【0028】
印刷ユニット20においては、印刷ロール21と、第1の受けロール22とが対向して設けられている。印刷ユニット20に供給された段ボールシート1は、印刷ロール21と第1の受けロール22の間に挟まれ、これらのロールが回転することにより段ボールシート1を次の印刷ユニット30に送り出すとともに、段ボールシートの上に印刷が行われる。印刷ロール21へのインキの塗布は、インキ転移ロール23及び絞りロール24によって行われる。
【0029】
印刷ユニット30においても、印刷ユニット20と同様に、印刷ロール31と第1の受けロール32とが互いに対向するように設けられており、印刷ロール31の上方には、インキ転移ロール33及び絞りロール34が設けられている。印刷ユニット20から送り出された段ボールシート1は、印刷ロール31と第1の受けロール32との間に挟まれ、これらのロールが回転することによりユニット30内を移動し、次のユニットに送り出されるとともに、段ボールシートに所定の印刷が施される。
【0030】
印刷ユニット30から送り出された段ボールシート1は、罫線付与ロール42と、これと対向して設けられる第2の受けロール41との間に供給される。罫線付与ロール42によって罫線が付与された段ボールシート1は、上部スロッタ45及び下部スロッタ46の間に供給され、溝切り加工が施される。
【0031】
図2は、罫線付与ロール42及び第2の受けロール41を説明するための正面図であり、図1の左方向から罫線付与ロール42と第2の受けロール41を見た時の正面図である。図2に示すように、罫線付与ロール42は、段ボールシートの罫線を付与すべき箇所に対応して設けられている。通常段ボールシートには、複数の罫線形成箇所があるので、これに対応して複数の罫線付与ロール42が設けられている。一般には、4つの罫線形成箇所があるので、4つの罫線付与ロール42が設けられている。罫線付与ロール42は、図2に示すように、支持軸44の回りに取り付けられており、段ボールシートの罫線付与箇所の位置に応じて、軸方向に移動させてその位置で固定できるように取り付けられている。罫線付与ロール42の周面の中央部には、外側に向かって突出する環状凸部42aがそれぞれ設けられている。
【0032】
第2の受けロール41は、図2に示すように、各罫線付与ロール42に対向するように支持軸43の回りにそれぞれ設けられている。第2の受けロール41も、罫線付与ロール42の位置に合わせて位置決めすることができるように、支持軸43の軸方向に移動可能なように設けられている。第2の受けロール41の表面は、ウレタン樹脂などの柔軟な材料から形成されており、罫線を付与する際環状凸部42aによって押圧された段ボールシートの変形を受け入れることができるようにされている。
【0033】
図3は、印刷ユニット20の印刷ロール21及び第1の受けロール22を示す斜視図である。図3に示すように、印刷ロール21の周面には、台紙フィルム25が取り付けられている。台紙フィルム25は、取付具21aにより印刷ロール21の周面に巻き付けて取り付けられている。台紙フィルム25の上の所定の位置には、印版26が取り付けられている。
【0034】
印版26の上にインキ転移ロール23上のインキが転移することにより、印版26の上にインキが塗布される。印版26上に塗布されたインキは、印刷ロール21と第1の受けロール22の間を通る段ボールシート1に転写されることにより、段ボールシート1に所定の印刷が施される。
【0035】
図4は、台紙フィルムを示す平面図である。台紙フィルム25の上方端及び下方端には、それぞれ図3に示す取付具21aによって取り付けるための取付部25a及び25bが設けられている。
【0036】
図4に示すように、台紙フィルム25には、段ボールシートから形成する段ボール箱の展開図に相当する線図27が印刷されている。この線図27は、印版26を取り付ける位置を決めるため印刷されているものである。この線図27には、縦方向の罫線28a、28b、28c及び28dがそれぞれ示されている。また、横方向の罫線29a及び29bも示されている。横方向の罫線29a及び29bは、段ボールシートの段目に直交する罫線であり、上述のように、コルゲーターにより既に段ボールシートに形成されている。
【0037】
本発明のバンド部材は、このような台紙フィルム25に示された罫線に対応する線28a〜28dの上に貼り付けることにより取り付けることができる。
図5は、台紙フィルム25の上に、バンド部材50を取り付けた状態を示す平面図である。図5に示すように、各罫線に対応する線28a〜28dのそれぞれの上にバンド部材50が取り付けられている。なお、必ずしも全ての罫線の上にバンド部材を取り付ける必要はなく、本発明に従い罫線を付与したい部分にのみバンド部材を取り付ければよい。
【0038】
図6は、バンド部材を取り付けた状態を示す拡大平面図である。図6に示すように、バンド部材50には、その長手方向に沿って溝51が形成されており、この溝51が罫線に対応する線28b上に位置するようにバンド部材50が台紙フィルムの上に取り付けられている。バンド部材50を透明または半透明材料から形成すれば、バンド部材50を取り付ける際、罫線に対応する線を見ながらバンド部材50を取り付けることができるので、便利である。
【0039】
図7は、バンド部材の断面を示す断面図である。図7に示すように、バンド部材50には、溝51がその長手方向に沿って形成されている。溝51の幅w1は、段ボールシートに形成する罫線の幅等に応じて適宜設定されるものであるが、一般には3〜8mm程度であることが好ましい。また、溝51を挟み両側に位置する押さえ面となる面52の幅w2は、一般には5〜10mm程度であることが好ましい。また、溝51の深さdは、一般には1〜4mm程度であることが好ましい。また、バンド部材52の高さhは、上述のように、印版の高さより1〜3mm程度低くなるような高さであることが好ましい。
【0040】
バンド部材50の溝51が形成されている側と反対側の面53には、例えば両面接着テープ54を取り付けることができる。両面接着テープ54の剥離紙を剥離することにより、台紙フィルム等に容易に取り付けることができる。
【0041】
図8は、バンド部材50を台紙フィルム25に取り付け、台紙フィルム25を印刷ロール21の周りに巻き付けて取り付けた時の状態を示す断面図である。
図8に示すように、溝51が外側に向くようにバンド部材50を両面接着テープ54により台紙フィルム25の上に取り付け、この台紙フィルム25を印刷ロール21の周面上に取り付ける。
【0042】
図8に示すように、バンド部材50を印刷ロール21の周面上に設けた状態で、図1に示すように、印刷ロール21と第1の受けロール22の間に段ボールシートが供給される。これらのロールの回転により、段ボールシート1の所定部分がバンド部材50で押圧されながら、段ボールシートが印刷ユニット20を通過し、次の印刷ユニット30に送り出される。
【0043】
図9は、バンド部材50により段ボールシート1が押圧されている状態を示す断面図である。図9に示すように、バンド部材50の押さえ面52が段ボールシート1に押し付けられることにより、この押さえ面52が段ボールシート1を第1の受けロール22側に押圧する。押さえ面52によって押圧される結果、押圧された部分及び溝51に相当する部分に歪みが生じ、図10に示すように、微小変形部分1aが形成される。なお、この微小変形部分1aは、肉眼で認識できないような変形であってもよい。図10は、説明のため誇張して図示している。
【0044】
以上のようにして、段ボールシートの罫線を形成すべき箇所に微小変形部分1aを形成した後、段ボールシートは印刷ユニット30を通り、罫線付与ロール42及び第2の受けロール41に向かって送り出される。
【0045】
図11は、段ボールシート1の微小変形部分1aに、罫線付与ロール42の環状凸部42aを押し当て、罫線2を形成する状態を示す断面図である。罫線付与ロール42と第2の受けロール41の間に供給された段ボールシート1は、これらの間に挟まれ、これらのロールが回転することにより移動して通過する。このとき、図11に示すように、罫線付与ロール42の環状凸部42aが、段ボールシート1の微小変形部分1aの中央部を、第2の受けロール41側に向かって押圧する。第2の受けロール41の周面の表面部分41aは、ウレタン樹脂などの柔軟性材料から形成されており、環状凸部42aによって押し付けられ、変形した段ボールシート1の部分を受け入れるように変形する。この結果、環状凸部42aで押圧された部分に、罫線2が形成される。図11に示すように、環状凸部42aは、バンド部材が押圧した側と反対側から段ボールシート1を押圧し、罫線2を形成している。
【0046】
以上のようにして、段ボールシート1の罫線を形成すべき箇所に、バンド部材50により微小変形部分1aを形成した後、この微小変形部分1aに罫線付与ロール42の環状凸部42aにより罫線2が付与される。このように、段ボールシート1の罫線を形成すべき箇所に微小変形部分1aを予め形成しておくことにより、後述の実験データに示すように、段ボールシートを罫線位置で折り曲げる際の折り曲げ精度を高くすることができ、さらに折り曲げの際の抵抗を小さくして容易に折り曲げることができるようになる。
【0047】
上記の実施例では、印刷ユニット20の印刷ロール21の周面上にバンド部材を設けているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば印刷ユニット30の印刷ロール31の周面上にバンド部材を設けてもよい。また、バンド部材を取り付けるロールは印刷ロールに限定されるものではなく、罫線付与ロールより前方に設けられたロールの周面上であればよい。
【0048】
<ジョイント隙間の評価>
図12に示すような段ボール箱の展開図に相当する段ボールシート3を作製した。段ボールシート3は、シート面3a、シート面3b、シート面3c、及びシート面3dを有しており、それぞれのシート面の上方及び下方には、上方フラップ4a〜4d及び下方フラップ5a〜5dを有している。シート面3aの側方には、罫線2aを介して継ぎしろ6が設けられている。シート面3aとシート面3bの間には罫線2bが形成されており、シート面3bとシート面3cの間には罫線2cが形成されており、シート面3cとシート面3dの間には罫線2dが形成されている。
【0049】
図12に示す段ボールシート3においては、一般に罫線2bの部分でシート面3aを折り曲げ、罫線2dの部分でシート面3dを折り曲げて2つ折りにし、継ぎしろ6をシート面3dの内側に糊付けた状態で搬送等がなされている。
【0050】
図13は、上述の2つ折りの状態を示す平面図である。罫線2b及び罫線2dでの折り曲げ精度は、図13に示す状態におけるフラップ4aとフラップ4dの間の隙間a、及びフラップ5aとフラップ5dの間の隙間bを測定することにより評価することができる。すなわち、隙間aと隙間bとの間の差が小さいものが、罫線での折り曲げ精度に優れている。
【0051】
図12に示す段ボールシート3を本発明に従い100枚作製した。すなわち、印刷ロールにバンド部材を取り付け、罫線2a〜2dを形成する箇所に予め微小変形部分を形成した後、罫線付与ロールによって罫線を付与したものを100枚作製した。これを本発明例とした。
【0052】
比較として、印刷ロールへのバンド部材の取り付けを行わず、従来と同様にして罫線付与ロールのみによって罫線を付与したものを100枚作製した。これを従来例とした。
【0053】
本発明例の段ボールシート100枚及び従来例の段ボールシート100枚を図13に示すように2つ折りにし、それぞれについて隙間aと隙間bを測定し、隙間aとbの差を求めた。隙間aとbの差が−0.5mmであったシート枚数、0mmであったシート枚数、及び0.5mmであったシート枚数をそれぞれ表1に示す。
【0054】
【表1】
Figure 0003764449
【0055】
表1に示すように、本発明例のものは、100枚中42枚のものが、−0.5〜0.5mmの差であったのに対し、従来例のものは、100枚中24枚であった。このことから、本発明に従い罫線を付与することにより、罫線における折り曲げ精度が向上することがわかる。
【0056】
<罫線折り曲げ強さの評価>
図14に示す展開図の段ボールシート7を作製した。段ボールシート7においては、第1罫線8a、第2罫線8b、第3罫線8c、及び第4罫線8dの4つの罫線が形成されている。これらの罫線の内、第1罫線8a及び第3罫線8cについては、本発明に従い罫線を形成した。すなわち、印刷ロールにバンド部材を取り付け、罫線形成箇所に予め微小変形部分を形成した後、罫線付与ロールによって罫線を形成した。第2罫線8b及び第4罫線8dについては、従来のように、印刷ロールの対応箇所にバンド部材を取り付けることなく、罫線付与ロールによる加工のみで罫線を形成した。
【0057】
各罫線8a〜8dのそれぞれについて、段ボール業界規格(JCS)の段ボール−けい線折り曲げ強さ試験方法(T 0001:2000)に従い罫線折り曲げ強さを測定した。なお、試験片は、罫線の上方部、中央部、及び下方部の周辺部分3箇所を切り出して採取し、これらの3つの試験片について折り曲げ強さを測定した。測定結果を表2に示す。
【0058】
【表2】
Figure 0003764449
【0059】
表2から明らかなように、本発明に従い形成した第1罫線及び第3罫線は、従来法により形成した第2罫線及び第4罫線に比べ、折り曲げ強さが小さくなっている。従って、本発明に従い罫線を形成することにより、折り曲げ強さの小さい罫線を形成することができ、罫線での折り曲げが従来よりも容易になることがわかる。
【0060】
以上の試験データから明らかなように、本発明に従えば、罫線位置での折り曲げ精度が高く、かつ容易に折り曲げ可能な罫線を付与できることがわかる。
【0061】
【発明の効果】
本発明の罫線付与方法及び罫線付与装置は、従来の装置に対して簡易に適用することができる方法及び装置であり、罫線位置での折り曲げ精度が高く、かつ罫割れ等が生じることなく、容易に折り曲げることができる罫線付与方法及び罫線付与装置である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う一実施例の罫線付与装置を備えた製函機を示す側面図。
【図2】図1に示す装置における罫線付与ロール及び第2の受けロールを示す正面図。
【図3】図1に示す装置における印刷ロール及び第1の受けロールを示す斜視図。
【図4】印刷ロールに取り付ける台紙フィルムを示す平面図。
【図5】台紙フィルムにバンド部材を取り付けた状態を示す平面図。
【図6】図5に示すバンド部材取り付け部分を拡大して示す拡大平面図。
【図7】本発明の実施例におけるバンド部材の断面を示す断面図。
【図8】バンド部材を台紙フィルムに取り付け、この台紙フィルムを印刷ロールの周りに取り付けた状態を示す断面図。
【図9】印刷ロールの周面上に設けられたバンド部材が第1の受けロールとの間で段ボールシートを押圧する状態を示す断面図。
【図10】バンド部材の押圧によって微小変形部分が形成された段ボールシートを示す断面図。
【図11】段ボールシートの微小変形部分に罫線付与ロールの環状凸部を押し当て罫線を形成する時の状態を示す断面図。
【図12】本発明における一実施例の段ボール箱の展開図に相当する段ボールシートを示す平面図。
【図13】図12に示す段ボールシートを第2罫線及び第4罫線で2つ折りにした状態を示す平面図。
【図14】本発明における他の実施例の段ボール箱の展開図に相当する段ボールシートを示す平面図。
【符号の説明】
1…段ボールシート
1a…段ボールシートの微小変形部分
2…罫線
2a,2b,2c,2d…罫線
3…段ボールシート
3a,3b,3c,3d…シート面
4a,4b,4c,4d…上方フラップ
5a,5b,5c,5d…下方フラップ
6…継ぎしろ
7…段ボールシート
8a…第1罫線
8b…第2罫線
8c…第3罫線
8d…第4罫線
10…製函機
11…給紙テーブル
12…給紙ユニット
13,14…給紙ロール
20…印刷ユニット
21…印刷ロール
22…第1の受けロール
23…インキ転移ロール
24…絞りロール
25…台紙フィルム
26…印版
27…段ボール箱の展開図に相当する線図
28a,28b,28c,28d…罫線に相当する線
30…印刷ユニット
31…印刷ロール
32…第1の受けロール
33…インキ転移ロール
34…絞りロール
41…第2の受けロール
42…罫線付与ロール
43,44…支持軸
45…上部スロッタ
46…下部スロッタ
50…バンド部材
51…バンド部材の溝
52…バンド部材の押さえ面
54…両面接着テープ

Claims (3)

  1. 段ボールシートを移動させながら、該段ボールシートの一方面に印刷を施すとともに、該段ボールシートの所定箇所に該シートの他方面側から一方面側に向けて押圧することにより罫線を形成する段ボールシートの罫線付与方法であって、
    段ボール箱の展開図に相当する線図が印刷された台紙フィルムに印版を取り付けるとともに、長手方向に溝が形成されたバンド部材を、該溝が前記線図に示される罫線に対応する線の上に位置するように前記台紙フィルム上に取り付け、該台紙フィルムを周面に巻き付けた印刷ロールを回転させることにより、前記段ボールシートの一方面に前記印版によって印刷を施すとともに、前記バンド部材の前記溝が形成された面を前記段ボールシートの罫線を形成すべき箇所に押し付け、前記溝を挟み両側に位置する押さえ面によって前記罫線を形成すべき箇所の両側を前記段ボールシートの一方面側から押圧して微小変形させた後、
    前記段ボールシートを罫線付与ロールに送り、該段ボールシートの罫線を形成すべき箇所に該シートの他方面側から前記罫線付与ロールの周面に設けられた環状凸部を押し当てて罫線を形成することを特徴とする段ボールシートの罫線付与方法。
  2. 段ボールシートを移動させながら、該段ボールシートの一方面に印刷を施すとともに、該段ボールシートの所定箇所に該シートの他方面側から一方面側に向けて押圧することにより罫線を形成する段ボールシートの罫線付与装置であって、
    印版を取り付けるため、段ボール箱の展開図に相当する線図が印刷された台紙フィルムか巻き付けられており、前記移動する段ボールシートの一方面側に設けられる印刷ロールと、
    前記印刷ロールと対向して、前記移動する段ボールシートの他方面側に設けられる第1の受けロールと、
    外側に向って突出する環状凸部が周面に設けられており、前記移動する段ボールシートの他方面側に設けられる罫線付与ロールと、
    前記罫線付与ロールと対向して、前記移動する段ボールシートの一方面側に設けられる第2の受けロールと、
    前記台紙フィルムに取り付けられることにより、前記印刷ロールの周面上に設けられる、長手方向に溝が形成されたバンド部材とを備え、
    前記台紙フィルムの前記線図に示される罫線に対応する線の上に前記バンド部材の前記溝が位置するように前記バンド部材が前記台紙フィルムに取り付けられるとともに、前記印版が前記台紙フィルムの前記線図に示される所定の位置に取り付けられており、前記印刷ロールと前記第1の受けロールがそれらの間に段ボールシートを挟み回転することにより、前記段ボールシートの一方面に前記印版によって印刷を施すとともに、前記バンド部材の前記溝が形成された面を前記段ボールシートの罫線を形成する箇所に押し付け、前記溝を挟み両側に位置する押さえ面によって前記罫線を形成すべき箇所の両側を前記段ボールシートの一方面側から押圧して微小変形させた後、前記段ボールシートを前記罫線付与ロール及び前記第2の受けロールに向って送り出し、
    次に前記罫線付与ロールと前記第2受けロールの間に供給された前記段ボールシートをこれらのロールが挟み回転することにより、前記段ボールシートを移動させて後方に送り出すとともに、前記段ボールシートの罫線を形成すべき前記微小変形した箇所を該シートの他方面側から前記罫線付与ロールの環状凸部で押圧して罫線を形成することを特徴とする段ボールシートの罫線付与装置。
  3. 前記バンド部材の高さが、前記印版の高さよりも低くなるように設定されていることを特徴とする請求項2に記載の段ボールシートの罫線付与装置。
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