JP3764106B2 - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3764106B2 JP3764106B2 JP2002023639A JP2002023639A JP3764106B2 JP 3764106 B2 JP3764106 B2 JP 3764106B2 JP 2002023639 A JP2002023639 A JP 2002023639A JP 2002023639 A JP2002023639 A JP 2002023639A JP 3764106 B2 JP3764106 B2 JP 3764106B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- bypass
- main body
- front surface
- copying machine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、例えば、静電複写機、レーザプリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置、特にJISのA0あるいはA1といった大サイズの用紙に画像を形成することができる幅広の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像形成装置、例えば、JISのA0あるいはA1といった大サイズの用紙に画像を形成することができる幅広の静電複写機において、複写機本体の上端面には原稿搬送路が形成され、原稿搬送路には原稿搬送装置が備えられている。原稿搬送路の上流端部には、原稿載置テーブルが複写機本体から複写機本体の前方に張り出している。原稿搬送装置の上流端部には原稿挿入口が原稿搬送路と協働して形成されている。複写機本体内の上端部には密着型イメージセンサが配設されている。複写機本体内の上方位置には感光体ドラムなどを含む画像形成手段が配設されている。複写機本体内の下方位置には、給紙ローラ等を含む用紙収容部、用紙収容部に収容された用紙を画像形成手段の転写域に搬送するための用紙搬送路が配設されている。この用紙搬送路には、用紙収容部において給紙ローラに巻き掛けられた用紙を、用紙搬送路を通して搬送するための各種搬送ローラ対、該用紙を適宜の長さに切断するためのカッタ機構等が備えられている。画像形成手段に含まれる転写装置の下流側には、転写装置によってトナー画像が転写された用紙を搬送するための用紙搬送路が備えられている。この用紙搬送路には定着装置が配設され、定着装置の下流側には排出ローラ対が備えられている。
【0003】
排出ローラ対の下流側には、用紙排出口が複写機本体の前面に開口するよう配設されている。転写装置から排出ローラ対に向かって延在する上記用紙搬送路の下方位置には、バイパス給紙路が配設されている。バイパス給紙路の上流端は、複写機本体の前面であって、用紙排出口よりも下方位置に開口せしめられたバイパス給紙口に接続され、バイパス給紙路の下流端は、上記用紙搬送路の、転写装置よりも上流側に接続されている。複写機本体の前面には、バイパス給紙口に用紙を挿入するためのバイパステーブルと、バイパステーブルの前側下方に上端部開口が配置されかつ上端部開口から実質的に下方に延在して、用紙排出口から排出される用紙を上端部開口から導入して収容する排出トレイとが備えられている。バイパステーブルは、用紙排出口が開口する複写機本体の前面よりも前方に突出せしめられている。
【0004】
原稿挿入口から原稿搬送装置内に挿入された原稿は、原稿搬送装置により原稿搬送路を下流方向に搬送される。原稿搬送路を搬送される原稿の画像は、密着型イメージセンサによって読み取られる。密着型イメージセンサによって読み取られた画像は、画像形成手段においてトナー画像化された後、転写装置によって、用紙収容部から搬送された用紙に転写される。用紙に転写されて担持されたトナー画像は定着装置において定着され、トナー画像が定着された用紙は、排出ローラ対によって用紙排出口を通して排出トレイに排出される。なお、用紙収容部から搬送される用紙はカッタ機構により適宜のタイミングで所定の長さに切断される。概ね以上のとおりにして原稿読取装置を備えた複写機による原稿の画像読取及び複写動作が遂行され、原稿の画像が記録された複写物が生成される。他方、バイパステーブルを利用してバイパス給紙口からバイパス給紙路に用紙を手差しにより挿入することにより、原稿搬送路を搬送される原稿の画像を適宜のタイミングにより該用紙に記録することも可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記形態の複写機において、バイパステーブルからバイパス給紙口に用紙を手差しにより挿入し易くするためには、可能な限りバイパステーブルを複写機本体の前面から前方に突出させることが好ましい。しかしながら、バイパステーブルの上記突出量を大きくすると、その上方に配置された用紙排出口から排出される用紙の先端がバイパステーブルに当接せしめられ、バイパステーブルからバイパス給紙口に進入され易くなる。用紙排出口から排出された用紙がバイパステーブルからバイパス給紙口に進入させられると、該用紙が再給紙されるおそれがあり、またバイパス給紙口あるいは排出トレイの上端部開口を塞いだりするおそれがある。特に、用紙排出口から排出される用紙の先端のカール(用紙排出口から排出された状態で複写機本体の前面に向かって彎曲するカール)が大きい場合には、上記傾向が更に強くなる。また、上記した如くバイパステーブルの上記突出量を大きくすることは、複写機が大型化されるのでスペース上不利となり、コストもアップする。
【0006】
本発明の目的は、用紙排出口から排出された用紙がバイパステーブルからバイパス給紙口に進入させられるのを確実に防止することを可能にする、新規な画像形成装置を提供することである。
【0007】
本発明の他の目的は、用紙排出口から排出された用紙がバイパステーブルからバイパス給紙口に進入させられるのを確実に防止し、しかもバイパステーブルの、画像形成装置本体の前面からの突出量を少なくすることを可能にする、新規な画像形成装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、画像形成装置本体と、該本体の前面に開口するよう配設された用紙排出口と、該用紙排出口よりも下方位置における該本体の前面に開口するバイパス給紙口と、バイパス給紙口に用紙を挿入するためのバイパステーブルと、バイパステーブルの前側下方に上端部開口が配置されかつ上端部開口から実質的に下方に延在して、用紙排出口から排出される用紙を上端部開口から導入して収容する排出トレイとを備え、バイパステーブルは、用紙排出口が開口する該本体の前面よりも前方に突出せしめられている画像形成装置において、
該本体の前面における、用紙排出口の下側であってバイパス給紙口の上側には、少なくとも1個のガイド部材が該本体の前面から前方に向かって突出するよう配設され、ガイド部材は、バイパステーブルの上方に間隔をおいた位置において、少なくとも、バイパステーブルの突出方向の先端位置と同じ突出方向位置まで突出せしめられると共に、該本体の前面から前方に向かって下方に傾斜する傾斜ガイド上面を備え、
ガイド部材は、透明な又は半透明な合成樹脂から形成されている、
ことを特徴とする画像形成装置、が提供される。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に従って構成された、画像形成装置である複写機の実施形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
【0010】
図1を参照して、全体を番号100で示す複写機は、ほぼ直方体をなす複写機本体102を備えている。複写機本体102の上端面には原稿搬送路103Aが形成され、原稿搬送路103Aには原稿搬送装置103が備えられている。原稿搬送路103Aの上流端部(図1において右方端部)には、原稿載置テーブル10が複写機本体102から張り出している。原稿搬送装置103の上流端部には原稿挿入口105が原稿搬送路103Aと協働して形成されている。原稿搬送装置103には、原稿搬送路103Aの上流から下流に向かって、搬入ローラ対103a、原稿押さえローラ103b及び排出ローラ対103cが、この順に配設されている。複写機本体102内の上端部であって、原稿押さえローラ103bの直下方位置には、撮像デバイス、実施形態においては密着型イメージセンサ104が配設されている。
【0011】
密着型イメージセンサ104の下方には、画像形成手段(作像手段)106が配設されている。画像形成手段106は、感光体ドラム108を備えている。感光体ドラム108は、図示しない駆動手段によって図1において反時計方向に回転駆動される。感光体ドラム108の周囲には、感光体ドラム108の表面を一様に帯電させるメインチャージャ110、密着型イメージセンサ104によって読み取られて出力される(光電変換されて出力される)原稿の画像の電気信号を、光に変換して感光体ドラム108の表面に照射して静電潜像化するためのデバイス、実施形態においてはLEDプリントヘッド112、感光体ドラム108の表面に形成された静電潜像をトナー画像に現像するための現像装置114、感光体ドラム108の表面に形成されたトナー画像を普通紙等の用紙に転写するための転写装置116、感光体ドラム108の表面に残留するトナーを払拭して回収するためのクリーニング装置118などが配設されている。感光体ドラム108及び感光体ドラム108の周囲に配設された、メインチャージャ110、LEDプリントヘッド112及び現像装置114などは、画像形成手段106を構成する。原稿載置テーブル10、原稿搬送路103A、原稿搬送装置103及び密着型イメージセンサ104などは複写機100に備えられた原稿読取装置を構成する。
【0012】
複写機本体102内の下方位置には、給紙ローラ等を含む用紙収容部120、用紙収容部120に収容された用紙を画像形成手段106の転写域に搬送するための用紙搬送路122が配設されている。用紙搬送路122はほぼ上下方向に延在する。用紙搬送路122には、用紙収容部120において給紙ローラに巻き掛けられた用紙を用紙搬送路122に送る図示しない給紙ローラ、用紙搬送路122に給紙された用紙を用紙搬送路122を通して搬送するための各種搬送ローラ対122a、122b及び122c、該用紙を適宜の長さに切断するためのカッタ機構123等が備えられている。転写装置116の下流側、したがって感光体ドラム108の下流側には、転写装置116によってトナー画像が転写された用紙を搬送するための用紙搬送路124が備えられている。用紙搬送路124は、感光体ドラム108の下流側から複写機本体102の前面102aに向かってほぼ水平に延在せしめられている。用紙搬送路124の下流位置には定着装置126が配設され、定着装置126の下流側には排出ローラ対128が備えられている。
【0013】
図1及び図2を参照して、排出ローラ対128の下流側には、用紙排出口130が複写機本体102の前面102aに開口するよう配設されている。なお、以下の記載において、複写機100ないし複写機本体102の前方とは、図1及び図2において右方を示し、また幅方向とは、図1及び図2において紙面の表裏方向を示すものである。複写機本体102内には、上記用紙搬送路124の下方に間隔をおいてほぼ水平方向に延在するバイパス給紙路140が配設されている。バイパス給紙路140の上流端は、複写機本体102の前面102aであって、用紙排出口130よりも下方位置に開口せしめられたバイパス給紙口142に接続され、バイパス給紙路140の下流端は、上記用紙搬送路122の、転写装置116よりも若干上流側に接続されている。バイパス給紙路140には、図示しない摩擦板が当接される分離ローラ144及びレジストローラ対146などが配設されている。バイパステーブル150は、用紙排出口130が開口する複写機本体102の前面102aよりも前方に突出せしめられている。
【0014】
複写機本体102の前面102aには、バイパス給紙口142に用紙を挿入するためのバイパステーブル150と排出トレイ(ポケット)160が備えられている。排出トレイ160は、バイパステーブル150の前側下方に上端部開口162が配置されかつ上端部開口162から実質的に下方に延在して、用紙排出口130から排出される用紙を上端部開口162から導入して実質的に上下方向に収容することができる。排出トレイ160の上端部開口162は、複写機本体102を幅方向に見て、バイパステーブル150の突出端から複写機本体102の前方に向かって下方にほぼ直線状に延びる上端部傾斜面162aと、上端部傾斜面162aに対し前方に間隔をおいて対向するよう配置されかつ上端から前方に向かって下方に湾曲する上端部湾曲面162bとを備えている。排出トレイ160は、更に、上端部傾斜面162aの下端から複写機本体102に向かって下方にほぼ直線状に延びる傾斜面163と、傾斜面163の下端からほぼ鉛直下方に直線状に延びる鉛直面164と、上端部湾曲面162bの下端から複写機本体102に向かって下方にきわめてゆるやかに彎曲しながら、傾斜面163及び鉛直面164の上端部領域に対し間隔をおいて対向して延びる湾曲面165と、湾曲面165の下端から鉛直面164に間隔をおいて平行に下方に延びる鉛直面166と、鉛直面164及び166の下端を閉塞する底面167とを備えている。これらの各面により排出トレイ160における用紙の収容空間168が形成される。この収容空間168の上記幅方向両端の少なくとも下方領域、実施形態においては、ほぼ鉛直面164及び166が存在する領域は、図示しない側壁部材により覆われている。排出トレイ160の上端部開口162、すなわち排出トレイ160の収容空間168の上端部開口162を形成する、上端部傾斜面162aと上端部湾曲面162bとは、上記幅方向に見て、複写機本体102の前面102aから離れる方向に下から上に向かって相互の間隔が拡大される、いわゆるフレア形状をなしている。なお、排出トレイ160には、収容空間168の底面167の高さを実質的に調整しうる図示しない適宜のストッパ部材が、排出トレイ160の前面から操作しうるよう配設されている。このストッパ部材により、用紙のサイズに対応して用紙の先端(下端)の高さを調整することができる。
【0015】
図2及び図3を参照して、本発明による複写機100においては、複写機本体102の前面102aにおける、用紙排出口130の下側であってバイパス給紙口140の上側には、少なくとも1個のガイド部材170が、複写機本体102の前面102aから前方に向かって突出するよう配設されている。図示はされていないが、実施形態において、ガイド部材170は、複写機本体102の幅方向に間隔をおいて3個のガイド部材170が配設されている。相互に実質的に同じ大きさ及び形状を有するガイド部材170は、図3に示されているように、縦長の矩形状をなす平板部172と、平板部172の一側から垂下する板状の取付フランジ部174と、平板部172の上面(取付フランジ部174が垂下する方向とは逆方向に面した上面)に、平板部172の長手方向に間隔をおいて平行に直立させられた複数のガイド板部176とからなる。取付フランジ部174には、その長手方向に間隔をおいて複数の図示しない取付孔が形成されている。相互に実質的に同じ大きさ及び形状を有するガイド板部176の各々は、平板部172の一側から、取付フランジ部174と反対方向に直立する直立面176aと、直立面176aの上端から平板部172の他側の上面に向かって直線状に傾斜して延びる傾斜ガイド上面176bを有している。したがって、ガイド板部176の各々は、ガイド部材170の長手方向に見て直角三角形をなしている。ガイド部材170の各々は、適宜の合成樹脂、例えばABSから一体に形成することができ、そしてガイド部材170の各々を形成する合成樹脂は、透明又は半透明であることが好ましい。また、ガイド部材170の各々の全ての角部は曲面から形成されることが好ましい。
【0016】
上記の如く構成されたガイド部材170の各々は、複写機本体102の前面102aにおける、用紙排出口130の下側であってバイパス給紙口140の上側に、各々の取付フランジ部174が当接され、取付孔の各々を介して図示しないビスにより離脱自在に締結されることにより、該前面102aに取り付けられる。上記したとおりにして、ガイド部材170の各々は、複写機本体102の該前面102aから前方に向かって突出するよう配設される。この取付状態において、ガイド部材170の各々は、バイパステーブル150の上方に間隔をおいた位置において、少なくとも、バイパステーブル150の突出方向の先端位置と同じ突出方向位置まで突出せしめられる。実施形態においては、ガイド部材170の各々の先端位置は、バイパステーブル150の突出方向の先端位置よりもわずかに前方に突出した位置に位置付けられている。ガイド部材170の各々における傾斜ガイド上面176bの各々は、用紙排出口130の下側において、複写機本体102の前面102aから前方に向かって下方に傾斜するよう位置付けられる。ガイド部材170の各々における傾斜ガイド上面176bの各々の傾斜方向(複写機本体102の前面102aから前方に向かう傾斜方向)は、排出トレイ160の上端部開口162に向けられるのではなく、排出トレイ160の上端部開口162よりも高い位置に向けられている。
【0017】
図1及び図2を参照して、上記した如く構成された複写機100において、原稿挿入口105から原稿搬送装置103内に挿入された原稿は、搬入ローラ対103a、原稿押さえローラ103b及び排出ローラ対103cにより下流方向に搬送される。原稿搬送路103Aを搬送される原稿の画像は、密着型イメージセンサ104によって読み取られる。密着型イメージセンサ104によって読み取られた画像は、画像形成手段106においてトナー画像化された後、転写装置116によって、用紙収容部120から搬送された用紙に転写される。用紙に転写されて担持されたトナー画像は定着装置126において定着され、トナー画像が定着された用紙は、排出ローラ対128により用紙排出口130から排出され、更に排出トレイ160の上端部開口162を通して排出トレイ160内に排出される。なお、用紙収容部120から搬送される用紙は、カッタ機構123により適宜のタイミングで所定の長さに切断される。概ね以上のとおりにして原稿読取装置を備えた複写機100による原稿の画像読取及び複写動作が遂行され、原稿の画像が記録された複写物が生成される。また、バイパステーブル150を利用してバイパス給紙口142からバイパス給紙路140に用紙を手差しにより挿入することにより、原稿搬送路103Aを搬送される原稿の画像を適宜のタイミングにより該用紙に記録することも可能である。バイパステーブル150に沿ってバイパス給紙口142からバイパス給紙路140に用紙を手差しにより挿入するに際し、ガイド部材170の各々を透明又は半透明である合成樹脂により形成した場合には、バイパステーブル150の上面に対する視界は十分に確保されるので、手差し操作を容易に行なうことができ、斜め給紙や用紙の位置ずれなどを確実に防止することができる。
【0018】
本発明による複写機100においては、上記したように、複写機本体102の前面102aにおける、用紙排出口130の下側であってバイパス給紙口140の上側には、3個のガイド部材170が複写機本体102の前面102aから前方に向かって突出するよう相互に同じ高さ位置に配設され、ガイド部材170の各々は、バイパステーブル150の上方に間隔をおいた位置において、少なくとも、バイパステーブル150の突出方向の先端位置と同じ突出方向位置まで突出せしめられると共に、複写機本体102の前面102aから前方に向かって下方に傾斜する傾斜ガイド上面176bを備えているので、排出ローラ対128により用紙排出口130を通して排出される用紙Pの先端部は、先ず、ガイド部材170の各々の傾斜ガイド上面176bに沿って複写機本体102の前面102aから前方に向かって下方に導かれる。そして、該用紙Pの先端がガイド部材170の各々の傾斜ガイド上面176bを通過した後は、自重により下方に向かって排出トレイ160における上端部開口162に指向され(図2において実線で示す用紙P及び実線で示す矢印A参照)、上端部開口162から収容空間168内に上方から下方に向かって導入せしめられる。そして、該用紙Pの先端が収容空間168内の底壁167に達しかつ該用紙Pの後端部が排出ローラ対128を通過した後には、該用紙Pの後端部は、ガイド部材170の各々の先端のほぼ直下に存在する、排出トレイ160の上端部開口162に落下せず、ガイド部材170の各々の傾斜ガイド上面176bに沿って複写機本体102の前面102aから前方に向かって押し出されるよう指向される(図2において2点鎖線で示す用紙P及び2点鎖線で示す矢印B参照)。
【0019】
上記作用の結果、用紙排出口130から排出された用紙Pが、複写機本体102の前面102aから前方に突出したバイパステーブル150からバイパス給紙口142に進入させられることは確実に防止されるので、該用紙Pが再給紙されるおそれがなくなる。また該用紙Pの後端部が用紙排出口130に残されることもなく、バイパス給紙口142あるいは排出トレイ160の上端部開口162を塞いだりするおそれも解消される。特に、用紙排出口130から排出される用紙Pの先端のカール(用紙排出口130から排出された状態で複写機本体102の前面102aに向かって彎曲するカール)が大きい場合であっても、上記不具合は確実に解消される。また、上記した如くガイド部材170を配設することにより、バイパステーブル150の、複写機本体102の前面102aからの突出量を少なくできるので、複写機100をコンパクトにすることができ、スペース上有利であり、コストも低減できる。
【0020】
上記複写機100において、ガイド部材170の各々の傾斜ガイド上面176bの傾斜方向は、排出トレイ160の上端部開口162よりも高い位置に向けられているので、該用紙Pの後端部が排出ローラ対128を通過した後に、該用紙Pの後端部を、排出トレイ160の上端部開口162に落下させず、ガイド部材170の各々の傾斜ガイド上面176bに沿って複写機本体102の前面102aから前方に向かって押し出すよう指向せしめる機能が強化され、該用紙Pの後端部が用紙排出口130に残されることもなく、バイパス給紙口142あるいは排出トレイ160の上端部開口162を塞いだりするおそれも解消される、との効果は一層促進される。また、用紙排出口130から排出された用紙Pが、複写機本体102の前面102aから前方に突出したバイパステーブル150からバイパス給紙口142に進入させられることも、一層確実に防止されることはいうまでもない。
【0021】
本発明による上記実施形態において、ガイド部材170は3個配設されているが、1個又は2個、あるいは4個以上であってもよい。また、上記実施形態において、ガイド部材170は透明又は半透明の合成樹脂により形成されているが、金属板により形成することもできる。例えば、ガイド部材170を、ガイド部材170の取付フランジ部174に相当する取付フランジ部と、取付フランジ部の上端から前方に向かって下方に直線状に延びる傾斜部とにより、一体に板金加工により形成することは容易に可能である。傾斜部の上面は傾斜ガイド上面を規定する。そして、この傾斜部に、スリットなど、適宜の開口部を形成することにより、複写機本体102の前部102aに装着した状態でも、バイパステーブル150の上面を見易くすることが可能になる。
【0022】
【発明の効果】
本発明による画像形成装置によれば、用紙排出口から排出された用紙がバイパステーブルからバイパス給紙口に進入させられるのを確実に防止することを可能にする。また、用紙排出口から排出された用紙がバイパステーブルからバイパス給紙口に進入させられるのを確実に防止し、しかもバイパステーブルの、画像形成装置本体の前面からの突出量を少なくすることを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による静電複写機の実施形態の構成を示す断面概略図。
【図2】図1に示す複写機の要部を拡大して更に詳細に示す断面概略図。
【図3】図2に示す複写機に備えられた排出ガイド部材の斜視図。
【符号の説明】
100 複写機
102 複写機本体
102a 複写機本体の前面
130 用紙排出口
142 バイパス給紙口
150 バイパステーブル
160 排出トレイ
162 排出トレイの上端部開口
170 ガイド部材
176b 傾斜ガイド上面
Claims (1)
- 画像形成装置本体と、該本体の前面に開口するよう配設された用紙排出口と、該用紙排出口よりも下方位置における該本体の前面に開口するバイパス給紙口と、バイパス給紙口に用紙を挿入するためのバイパステーブルと、バイパステーブルの前側下方に上端部開口が配置されかつ上端部開口から実質的に下方に延在して、用紙排出口から排出される用紙を上端部開口から導入して収容する排出トレイとを備え、バイパステーブルは、用紙排出口が開口する該本体の前面よりも前方に突出せしめられている画像形成装置において、
該本体の前面における、用紙排出口の下側であってバイパス給紙口の上側には、少なくとも1個のガイド部材が該本体の前面から前方に向かって突出するよう配設され、ガイド部材は、バイパステーブルの上方に間隔をおいた位置において、少なくとも、バイパステーブルの突出方向の先端位置と同じ突出方向位置まで突出せしめられると共に、該本体の前面から前方に向かって下方に傾斜する傾斜ガイド上面を備え、
ガイド部材は、透明な又は半透明な合成樹脂から形成されている、
ことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002023639A JP3764106B2 (ja) | 2002-01-31 | 2002-01-31 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002023639A JP3764106B2 (ja) | 2002-01-31 | 2002-01-31 | 画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003221153A JP2003221153A (ja) | 2003-08-05 |
JP3764106B2 true JP3764106B2 (ja) | 2006-04-05 |
Family
ID=27746297
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002023639A Expired - Fee Related JP3764106B2 (ja) | 2002-01-31 | 2002-01-31 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3764106B2 (ja) |
-
2002
- 2002-01-31 JP JP2002023639A patent/JP3764106B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003221153A (ja) | 2003-08-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3730561B2 (ja) | 用紙搬送装置 | |
JP3764106B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP3543511B2 (ja) | 画像記録装置 | |
JP2901745B2 (ja) | 記録装置の給紙装置 | |
EP0722128A1 (en) | Jam detecting device for image forming apparatus | |
JP2004166142A (ja) | 読取・印刷装置の原稿トレイ及び読取・印刷装置 | |
JP4009744B2 (ja) | 原稿トレイ | |
JP3204830B2 (ja) | 給紙装置の重送防止機構 | |
JP2876254B2 (ja) | 普通紙を記録紙とするファクシミリ装置 | |
JP3397728B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JPH0822705B2 (ja) | 画像生成装置 | |
JP3584145B2 (ja) | シート搬送装置及び画像読取装置 | |
JP4478325B2 (ja) | 記録シート積載装置及び画像形成装置 | |
JPH1141390A (ja) | ファクシミリ装置 | |
JP2004315190A (ja) | 給紙装置及び画像形成装置 | |
JP4266475B2 (ja) | 画像読取装置 | |
JP2002265142A (ja) | 画像形成装置の排紙処理装置 | |
JP3139256B2 (ja) | 画像形成装置の給紙装置 | |
JP2002308464A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH10198096A (ja) | ロール紙ユニット及びそれを備えた画像形成装置 | |
JP2002211822A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4235321B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP3564253B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2000238918A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH07115767B2 (ja) | 画像生成機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041116 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050107 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060117 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060118 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 3764106 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090127 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100127 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100127 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110127 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120127 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130127 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130127 Year of fee payment: 7 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130127 Year of fee payment: 7 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130127 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140127 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |