JP3763917B2 - 低硬度ゴムロールおよびその製造方法 - Google Patents

低硬度ゴムロールおよびその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、低硬度ゴムロールに関し、特に電子写真装置等の画像形成装置に用いられる帯電ロール、現像ロール、定着ロール等に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真装置等の画像形成装置には、近年接触帯電方式が用いられている。
接触帯電方式は、電圧を印加した帯電部材(導電性部材)を被帯電体に接触させることで被帯電体面を所定の極性、電位に帯電させるもので、非接触帯電方式と比較すると電源の低圧化が可能であり、オゾン等のコロナ生成物の発生が少ない、構造が簡単で低コスト化が図れる等の利点がある。
【0003】
接触帯電方式では、よく知られているように、帯電部材の一種である帯電ロールを被帯電体の一種である感光体に押圧・接触した状態で、該帯電ロールに電圧を交流重畳方式で印加すると、交流電界の周波数の変化により帯電ロールと感光体との間に及ぼされる作用力によって、感光体が振動させられる。コピーあるいはプリント速度が高速化された高速複写機や高速プリンタ等においては特にそれが顕著で、このような振動に伴って、騒音(帯電音)が発生するといった問題がある。
【0004】
帯電音低減策として、特開平7−295331には振動吸収特性において改良された帯電ロールが開示されている。これは軸体の外周上に発泡性ゴム層と、その外側に非発泡性ゴム層が積層された構造を有する。このような構成の帯電ロールではロールの振動吸収特性はある程度向上される。
【0005】
また、別法として、軸体上の導電性ゴム層に軟化剤(油等の油状物)を多量に含有せしめて該導電性ゴム層をより低硬度化し、帯電ロールの振動の防止を図る方法も考えられた。特開平2−311868を参照。しかしながら、このような振動防止処理がなされた帯電ロールでは、軟化剤が帯電ロールから滲み出し、感光体を汚染することが避けられなかった。さらに、長時間の使用や保管中の熱によって軟化剤が飛散してしまい、導電性ゴム層の弾性率が上昇し、振動吸収性が経時的に低下するという問題もあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような問題に鑑みて成されたものであり、振動吸収性(特に、使用後の振動吸収性)が効果的に向上された低硬度ゴムロールを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、軸体の外周に、同心状に導電性ゴム層を設けて成る低硬度ゴムロールにおいて、該導電性ゴム層が少なくとも2層の、ベース材料が同じゴム材料でありかつ同時に加熱されて形成されるゴム層から成り、各ゴム層の加硫を行う硫黄の濃度が最内側層から最外側層へ各層毎に段階的に変化され、最外側層に向かうほど高く設定されることを特徴とする。
前記低硬度ゴムロールにおいて、好ましくは、前記導電性ゴム層が、2層のゴム層から成り、最外側層が非発泡ゴム層であり、そして最内側層が発泡ゴム層である。
また好ましくは、前記最外側層の加硫を行う硫黄の濃度と前記最内側層の加硫を行う硫黄の濃度の比は、1.1〜10である。
さらに好ましくは、前記最外側層の厚みが、導電性ゴム層の総厚みの0.5〜30%である。
さらに好ましくは、前記導電性ゴム層のさらに外周に半導電性熱可塑性樹脂層がコーティングされている。
本発明によれば、軸体の外周面上に内側ゴム層を設け、さらに該内側ゴム層の外周面上に外側ゴム層を設け、同心状に導電性ゴム層を形成して成る低硬度ゴムロールの製造方法において、
ベース材料が同じゴム材料である内側ゴム層形成用配合物および外側ゴム層形成用配合物であり、該外側ゴム層形成用配合物の中の加硫を行う硫黄の濃度が内側ゴム層形成用配合物の中の加硫を行う硫黄の濃度より高いものを別々の押出機により、軸体の外周面上に同時一体的に押出し、積層体を成形し、該積層体を、その外径よりも大きくかつ所望のゴムロール外径に略等しい内径を有する断面が円形状の金型内に配置した後、加熱することにより積層体の発泡と加硫とを同時に行うことを特徴とする低硬度ゴムロールの製造方法が提供される。
前記製造方法において、好ましくは、外側ゴム層形成用配合物中の加硫を行う硫黄の濃度と前記内側ゴム層形成用配合物中の加硫を行う硫黄の濃度との比が1.1〜10である。
さらに、前記製造方法において、好ましくは、内側ゴム層が発泡ゴム層であり、外側ゴム層が非発泡ゴム層である。
【0008】
本発明者らは、前記構成に基づいて、ゴムロール導電性ゴム層を、ベース材料が同じゴム材料である少なくとも2層のゴム層から形成し、かつ各ゴム層の加硫を行う硫黄の濃度を最内側層から最外側層へ各層毎に段階的に変化さ、最外側層に向かうほど加硫を行う硫黄の濃度が高くなるように各ゴム層を形成した後、このゴムロールを金型内に配置し、各ゴム層を同時に加熱することによって、最外側ゴム層の架橋密度がより高くなり、内側ゴム層の弾性率変化抑制されることを見い出し、本発明を完成した。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に本発明を図面を参照してさらに詳しく説明する。
図1に、本発明に従う2層積層型の導電性ゴム層を備えるゴムロールの一例が縦断面図で示されている。図中、1は軸体を、2は最内側層である発泡ゴム層を、3は最外側層である非発泡ゴム層を、4はゴムロールを表す。
軸体1は、たとえば鉄やアルミニウム、各種ステンレス鋼等の金属や、導電性を有する合成樹脂等から成る。
【0010】
軸体1の外周に設けられる発泡ゴム層2は、好ましくは導電剤を配合した発泡ゴム配合物から形成することができる。この発泡ゴム配合物のゴム成分としては、具体的にはクロロプレンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、エチレンプロピレンゴム、ブチルゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、イソプレンゴム、エピクロルヒドリンゴム等およびこれらのゴムの単量体を共重合して得られるゴムが挙げられるが、ゴム分子中に不飽和結合を有するゴムであれば特に制限されるものではない。
これらの合成ゴムおよび天然ゴムのうちいずれか1種から成る単体、もしくは2種以上の混合物を使用する。
【0011】
好適なゴム材料は、エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体(EPDM)、またはエピクロルヒドリン系ゴム(ECO)である。特に、後者のうち、エピクロルヒドリンを主鎖の一部に有し、アリルグリシジルエーテル等の不飽和結合を有するものが適する。
【0012】
ゴム配合物に配合できる導電剤としては、カーボンブラック、グラファイト、金属、導電性の金属酸化物(たとえば、酸化錫、酸化チタン)等の粒子が挙げられる。
【0013】
さらに、発泡ゴム配合物に添加する発泡剤としては、ジニトロソペンタメチレンテトラミン(DPT)、アゾジカルボンアミド(ADCA)、パラトルエンスルフォニルヒドラジン、アゾビスイソブチロニトリル、4,4′−オキシビスベンゼンスルフォニルヒドラジン等の有機発泡剤、または重炭酸ソーダ等の無機発泡剤が挙げられる。
【0014】
発泡ゴム層2の外周面上に設けられる非発泡ゴム層3は、好ましくは導電剤を配合した非発泡ゴム配合物から形成することができる。この非発泡ゴム配合物に用いられるゴム成分は、前記の種々のゴムの中から選ばれ、発泡ゴム層2に用いられるゴム成分と同一である。
【0015】
ゴム配合物には、ゴム、導電剤、発泡剤以外に、公知の加硫剤、加硫促進剤、軟化剤、可塑剤、補強剤、老化防止剤、帯電防止剤等の各種配合剤や添加剤等を添加、混合して使用する。
【0016】
本発明の特徴は、ゴムロールの導電性ゴム層を、ベース材料が同じゴム材料である少なくとも2層のゴム層から形成し、かつ各ゴム層の加硫を行う硫黄の濃度(以後特に断らない限り単に「硫黄濃度」と称す)が最内側層から最外側層へ各層毎に段階的に変化され、最外側層に向かうほど高く設定することである。このため、図1に示した実施の形態の構成に従えば、非発泡ゴム層3の硫黄濃度を発泡ゴム層2の硫黄濃度より高くする。これには、後述するように非発泡ゴム層3を形成する非発泡ゴム配合物中の硫黄濃度を、発泡ゴム層2を形成する発泡ゴム配合物中の硫黄濃度より高くできるように各配合物中に硫黄を配合することにより達成される。硫黄濃度は、ゴム配合物に配合される加硫剤(硫黄)、加硫促進剤等、硫黄を含有する添加剤中の硫黄総量によって決定される。したがって、硫黄濃度は、各ゴム配合物に配合される硫黄を含有する添加剤の量を適宜、調整することによって所望の数値に設定可能である。
【0017】
本発明において、最外側層の硫黄濃度が比較的高く設定されているので、最外側層の架橋密度が高く、この層が内側層から軟化剤、可塑剤等の滲み出し、飛散を防ぐ。したがって、「従来の技術」の欄で述べたような弾性率の変化(上昇)が抑えられ、ゴムロールの振動吸収性が安定的に保たれ、帯電音の発生も低い。さらに、最外側層の架橋密度が高いので、他部材と接触する表面の特性が向上され、使用による摩耗や粘着が起こりにくい。
【0018】
本発明において、最外側層(たとえば、非発泡ゴム層3)の硫黄濃度と最内側層(たとえば、発泡ゴム層2)の硫黄濃度との比が1.1〜10の範囲にあることが好ましい。この比が1.1未満であるとゴムロール4の帯電吸収性が悪くなり、好ましくない。一方、硫黄濃度比が10を越すと最外側ゴム層、特に表面が劣化しすぎ、被接触材との接触等のささいな衝撃で亀裂が生じたりする。このため、内側層を保護する効果も薄れ、帯電音もかえって大きくなる。
【0019】
さらに、本発明において、最外側層の厚みが導電性ゴム層の総厚み(図1では、非発泡ゴム層2の厚みと発泡ゴム層2の厚みとの合計)の0.5〜30%の範囲にあることが好ましい。前者が後者の0.5%未満であると、硫黄濃度比の場合と同様に、ゴムロール4の帯電音吸収性が悪くなり好ましくない。一方、前者が後者の30%を越すと、最外側ゴム層で永久歪(圧縮)が生じやすくなる。これは、特にゴムロール4を高温高湿条件で保管したときに、顕著となり、ゴム層中に残存する硫黄が熱で分解し、ラジカルを発生し、ゴムの主鎖を切断することによるゴム分子量の低下に起因する。したがって、最外側層の厚み、あるいは硫黄濃度をあまり増加させない方がよいが、逆にゴムロール4全体の総硫黄量(濃度)が減少すると、ゴムの架橋密度が低下し、室温付近での永久歪(圧縮)が大きくなり、ゴムロールとしての適性に欠ける。これは、たとえばゴムロール4が被接触材と接触、摩擦されると粘着および/または摩耗する結果となる。
【0020】
以上のように、本発明の特徴に従って、最内側層から最外側層へ各ゴム層毎に、硫黄濃度を変化させ、最外側層に向かうほど高く設定する構成による作用効果について詳述した。ここでは、例示のために2層積層型ゴムロールについて述べたが、導電性ゴム層が2層以上であっても本発明に使用し得る
【0021】
図1に示したゴムロールの実施の形態は、発泡ゴム層2の上に非発泡ゴム層3が積層される例に関するが、最外側ゴム層として非発泡ゴム層の代わりに、発泡ゴム層を用いることもできる。
【0022】
さらに発泡ゴム層2、非発泡ゴム層3の厚みについては、最内側層である発泡ゴム層2が1〜50mm、好ましくは2〜10mmで、最外側層である非発泡ゴム層3が0.010〜3mm、好ましくは0.015〜1.1mmとする。
【0023】
本発明のゴムロール4が帯電ロールとして使用される場合、ロールに要求される電気特性に応じて、発泡ゴム配合物あるいは非発泡ゴム配合物に配合される導電剤の量が決定されるが、望ましい帯電ロールとしてはロールの抵抗値が103 〜107 Ω、ゴム層の体積抵抗率は101 〜101 3 Ωcmである。
【0024】
このような帯電ロールには、最外側の非発泡ゴム層3の外周面上に、表面被覆層がコーティングにより設けられてもよい。表面被覆層は、導電剤が分散された半導電性熱可塑性樹脂等(たとえばウレタン)から形成される。
【0025】
前記発泡、非発泡ゴム配合物を用いて、ゴムロール4は、たとえば特開平7−295331に開示されているように、様々な押出成形法によって製造される。これらのうち特に好適な押出成形方法は、共押出が可能なクロスヘッド押出成形機20を用い、最内側層の発泡ゴム層2を形成する発泡ゴム配合物と、最外側層の非発泡ゴム層3を形成する非発泡ゴム配合物とを同時に押し出し、図2に示されるように、21で表される連続した円筒状の積層体を得る方法である。
【0026】
ここで、発泡、非発泡ゴム配合物の調製は、適当なゴム材に前記の各種配合剤を添加、混練して行うが、これにはバンバリーミキサー等の密閉型混練機、押出機等の通常の混練機を用いる。
【0027】
図2中、22は所定の長さに切断された軸体であり、ゴム配合物の共押出とともに押出方向に搬送される。軸体22の外周に2層のゴム層が成形された積層体21を得た後、つかみ軸が軸体22の切断された境目を掴み、ゴム層を軸体22の長さにあわせて切断すると、軸体を備える所望の長さの成形体が得られる。このような成形体を適当な寸法(発泡による膨張を考慮した)の円筒形状のキャピティを有する金型に装填する。図3にそのような金型の一例を示すが、図中、1は軸体、5は金型、6は前記成形体、7はフランジを表す。金型5に配置された成形体6は、加熱による加硫、発泡を行って、内側の発泡ゴム層2、外側の非発泡ゴム層3、および軸体1を一体化し、金型5の内周面に沿った形状を有する目的のゴムロール4とする。
【0028】
以上、多層押出成形法による同時、一体的なゴムロール4の製造について述べたが、別法として単層ゴムロールの外周上に表面を溶解させたゴムシートを塗布する方法、複数のゴムシートをカレンダーロールなどで貼り合わて軸体に巻き付ける方法を採用することもできる。また加硫工程について代表的なオーブン加硫の他にプレス加硫、マイクロ波による加硫、熱流動床加硫、缶加硫等を用いることができる。
【0029】
本発明によれば、非発泡ゴム層3の硫黄濃度が発泡ゴム層2の硫黄濃度より高く設定されているので、加硫、発泡の際に非発泡ゴム層3が速やかに硬化し、発泡ゴム層2の発泡により生じる内圧、気泡を保持できる。
【0030】
さらに、非発泡ゴム層3は、金型5の内面に接触すると表面の硬化が速やかに進行し、表面欠陥のない平滑な表面(スキン層)を形成する。したがって、全体として発泡状態が良好で、かつ表面状態の優れたゴムロール4が製造できる。
【0031】
ゴムロール4を帯電ロールとして用いる場合、好適には、さらにロール表面(すなわち、外側の非発泡ゴム層3の外周面)に表面被覆層をディプコーティング等、常法を用いてコーティングする。
【0032】
本発明のゴムロールは、たとえば帯電ロールに適用するのが最適であるが、OA関連機器に用いられる転写ロール、現像ロール等にも使用可能である。
【0033】
以下に製造例、実施例および比較例を用いて、本発明の実施の形態をさらに説明するが、これらは本発明の範囲を限定するものではない。すべての部は特に示す以外、重量基準である。
【0034】
(製造例1)
エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体(EPDM:エスプレン6506S 住友化学社製)120部に対して、カーボンブラック(SRFクラスカーボン)50部、パラフィンオイル70部、酸化亜鉛5部、ステアリン酸1部、老化防止剤(ポリマライズド2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒドロキノリン)2部を配合して、オープンロールで混練し、マスターバッチ(MB1)を調製した。一方、硫黄1.5部、加硫促進剤1(ジンクジメチルジチオカルバメート)2.5部、加硫促進剤2(ジンクソルトオブメルカプトベンゾチアゾール)0.5部、加硫促進剤3(ジベンゾチアジルジスルフィド)0.7部および加硫促進剤4(テルルジエチルジチオカルバメート)の0.5部を配合して成る加硫剤混合物(A1)を調製した。また別に、発泡剤(アゾジカルボンアミド)3部、発泡助剤(セルトンP;三協化成社製)3部、および吸湿剤(酸化カルシウム)5部を配合して成る発泡剤混合物(B1)を調製した。
マスターバッチ(MB1)、加硫剤混合物(A1)、発泡剤混合物(B1)のそれぞれを下記の配合比(表1)で配合し、発泡ゴム層用の配合物および非発泡ゴム層用の配合物を調製した。
【0035】
【表1】
Figure 0003763917
【0036】
各々の配合物中の硫黄濃度(ゴム配合全重量に対する硫黄分の重量比を%で表す)についても表1に記載されている。
【0037】
(製造例2)
エピクロルヒドリンゴム(ECO:ゼグロン3106,日本ゼオン社製)100部に対して、カーボンブラック(SRFクラスカーボン)50部、酸化亜鉛5部、ステアリン酸2部、老化防止剤(ニッケルジブチルジチオカーバメート)1部を配合して、オーブンロールで混練し、マスターバッチ(MB2)を調製した。一方、硫黄0.5部、加硫促進剤5(テトラメチルチウラムジスルフィド)1.5部、および加硫促進剤6(N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアジルスルフェナミド)1.5部を配合して成る加硫剤混合物(A2)を調製した。さらに別に、発泡剤(4,4’−オキシビスベンゼンスルフォニルヒドラジン)3部および吸湿剤(酸化カルシウム)を配合して成る発泡剤混合物(B2)を調製した。マスターバッチ(MB2)、加硫剤混合物(A2)、発泡剤混合物(B2)のそれぞれを下記の配合比(表2)で配合し、発泡ゴム層用の配合物および非発泡ゴム層用の配合物を調製した。
【0038】
【表2】
Figure 0003763917
【0039】
各々の配合物中の硫黄濃度についても表2に記載されている。
【0040】
(実施例1)
配合2を内側層用に、配合5を外側層用に、2色押出成形機を用いて、一体的に押出成形を行い、一方成形機の口金の略中央部から軸体(直径6mm、長さ250mmのステンレス丸棒)を送出し、内側層、外側層の2層と軸体から成る成形体を得、これを軸体の長さにあわせて所定の長さに切断した。
得られた成形体を円筒金型内に装填し、金型をオーブン中で、180℃で30分間加熱し発泡、加硫を行った。
加硫終了後、金型から成型物を取り出し、室温になるまで放置し、本発明のゴムロールを得た。
本例の押出条件で成形すると、外側層(非発泡)の厚み17μm、ゴム層の総厚み3.5mm、外側層の硫黄濃度1.5%、内側層の硫黄濃度0.7%であった。
なお、本例のゴムロールには、表面被覆層を設けていない。
【0041】
(実施例2〜10)
配合2を内側層用に、配合5を外側層用に使用して、実施例1と全く同様の方法でゴムロールを製造したが、外側ゴム層の厚みを1.05mmとした。このゴムロールを実施例2とする。次に、配合2を内側層用に、表1の他の配合例を外側層用に使用して実施例1と同様にゴムロールを製造した(実施例3〜10)。これら本発明のゴムロールの構成をまとめて表3に示す。
【0042】
なお、表3に記載したすべてのゴムロールのゴム材料としてEPDMをベースとし、ゴム層の総厚みは3.5mmであった。さらにこれらのゴムロールには、表面被覆層を設けていない。
【0043】
【表3】
Figure 0003763917
【0044】
(比較例1)
配合1をゴム配合物として使用し、これをダイを用いて押出し、円筒のロール素材を作製した。このロール素材に軸体(直径6mm,長さ250mmのステンレス丸棒)を通し、得られた成形体を円筒金型内に装填し、金型オーブン中で、180℃で30分間加熱し、加硫を行った。
加硫終了後、金型から成型物を取り出し、室温になるまで放置し、ゴムロールを得た。
このゴムロールのゴム層の総厚みは3.5mm、ゴム層の硫黄濃度は0.7%であった。本例のゴムロールは、積層されておらず、単層構造を有する。
【0045】
(比較例2)
配合5をゴム配合物として使用し、比較例1と全く同様の方法でゴムロールを製造した。
このゴムロールのゴム層の総厚みは3.5mm、ゴム層の硫黄濃度は1.5%であった。本例のゴムロールも積層されておらず、単層構造を有する。
【0046】
(比較例3)
配合2をゴム配合物として使用し、これをダイを用いて押出し、円筒のロール素材を作製した。このロール素材に軸体(直径6mm,長さ250mmのステンレス丸棒)を通し、得られた成形体を円筒金型内に装填し、金型をオーブン中で、180℃で30分間加熱し、発泡加硫を行った。
加硫終了後、金型から成型物を取り出し、室温になるまで放置し、ゴムロールを得た。
このゴムロールのゴム層の総厚みは3.5mm、ゴム層の硫黄濃度は0.7%であった。本例のゴムロールも積層されておらず、単層構造を有する。
【0047】
(比較例4)
配合6をゴム配合物として使用し、比較例3と全く同様の方法でゴムロールを製造した。
このゴムロールのゴム層の総厚みは3.5mm、ゴム層の硫黄濃度は1.5%であった。本例のゴムロールも積層されておらず、単層構造を有する。
比較例1〜4のゴムロールの構成を表4にまとめて示す。いずれのゴムロールもゴム材料としてEPDMをベースとしている。
【0048】
(比較例5,6)
配合2を内側層用に、配合5を外側層用に使用して、実施例1と全く同様の方法でゴムロールを製造したが、外側ゴム層の厚みを10μm、あるいは1.2mmとした。これらのゴムロールを比較例5,6として表5に示す。いずれのゴムロールもゴム材料としてEPDMをベースとしている。
【0049】
(比較例7,8)
配合2を内側層用に、配合6を外側層用に使用して、実施例1と全く同様の方法でゴムロールを製造したが、外側ゴム層の厚みを10μm、あるいは1.2mmとした。これらのゴムロールを比較例7,8として表5に示す。いずれのゴムロールもゴム材料としてEPDMをベースとしている。
【0050】
【表4】
Figure 0003763917
【0051】
【表5】
Figure 0003763917
【0052】
(実施例11)
配合2を内側層用に、配合6を外側層用に使用して、実施例1と全く同様の方法でゴムロールを製造した。
さらに、ウレタン塗布液(レザミンME−3119を溶剤中に溶解)に浸漬し、浸漬後室温で乾燥させ、発泡ゴム外側層の外周面上に約100μmの厚みを有する表面被覆膜を形成して、本発明のゴムロールを得た。
【0053】
(実施例12〜15)
配合2を内側層用に、表1の他の配合例を外側層用に使用して、実施例1と同様に様々のゴムロールを製造した。
得られたゴムロールの外側層の外周に、実施例11に従って、ウレタン被覆膜を形成した。これらのゴムロール(実施例12〜15)の構成を実施例11のゴムロールとともにまとめて表6に示す。
なお、表6に記載したすべてのゴムロールのゴム層の総厚みは3.5mmであった。また、ゴム材料としてはEPDMをベースとしている。
【0054】
【表6】
Figure 0003763917
【0055】
(実施例16)
配合11を内側層用に、配合13を外側層用に、2色押出成形機を用いて、一体的に押出成形を行い、一方成形機の口金の略中央部から軸体(直径6mm、長さ250mmのステンレス丸棒)を送出し、内側層、外側層の2層と軸体から成る成形体を得、これを軸体の長さにあわせて所定の長さに切断した。
得られた成形体を円筒金型内に装填し、金型をオーブン中で、180℃で30分間加熱し、発泡加硫を行った。
加硫終了後、金型から成型物を取り出し、室温になるまで放置し、本発明のゴムロールを得た。
本例の押出条件で、成形すると外側層(発泡)の厚み17μm、ゴム層の総厚み3.5mm、外側層の硫黄濃度1.8%、内側層の硫黄濃度0.9%であった。
なお、本例のゴムロールには、表面被覆層を設けていない。
【0056】
(実施例17〜20)
配合11を内側層用に、配合13を外側層用に使用して、実施例16と全く同様の方法でゴムロールを製造したが、外側層の厚みを1.05mmとした。このゴムロールを実施例17とする。次に、配合11を内側層用に、表2の他の配合例を外側層用に使用して、実施例16と同様にゴムロールを製造した(実施例18〜20)。
これらの本発明のゴムロールの構成を実施例16のゴムロールとまとめて表7に示す。
なお、表7に記載したすべてのゴムロールのゴムロール層の総厚みは3.5mmであった。さらにこれらのゴムロールには、表面被覆層を設けていない。
また、ゴムロール材料は、すべてECOをベースとしている。
【0057】
【表7】
Figure 0003763917
【0058】
(比較例9)
配合11をゴム配合物として使用し、これをダイを用いて押出し、円筒のロール素材を作製した。このロール素材に軸体(直径6mm、長さ250mmのステンレス丸棒)を通し、得られた成形体を円筒金型内に装填し、金型をオーブン中で、180℃で30分間加熱し、発泡加硫を行った。
加硫終了後、金型から成型物を取り出し、室温になるまで放置し、ゴムロールを得た。
このゴムロールのゴム層の総厚みは、3.5mm、ゴム層の硫黄濃度は0.9%であった。本例のゴムロールも積層されておらず、単層構造を有する。
【0059】
(比較例10)
配合13をゴム配合物として使用し、比較例9と全く同様の方法でゴムロールを製造した。このゴムロールのゴム層の総厚みは、3.5mm、ゴム層の硫黄濃度は1.8%であった。本例のゴムロールは積層されておらず、単層構造を有する。
比較例9,10のゴムロールの構成を表8にまとめて示す。いずれのゴムロールもゴム材料としてECOをベースとしている。
【0060】
(比較例11,12)
配合11を内側層用に、配合13を外側層用に使用して、実施例16と全く同様の方法でゴムロールを製造したが、外側層の厚みを10μm、あるいは1.2mmとした。これらのゴムロールを比較例11,12として表9に示す。いずれのゴムロールもゴム材料としてECOをベースとしている。
【0061】
【表8】
Figure 0003763917
【0062】
【表9】
Figure 0003763917
【0063】
帯電音発生試験
前記実施例および比較例から得られたそれぞれのゴムロールについて、たとえば、特開平5−273844に開示された方法で帯電音の発生試験を行った。すなわち、帯電試験は、ゴムロールを積載した接触帯電装置を無響室にセットし、発生帯電音を測定した。測定はISO 7779−6に準拠し、交流電圧2.0kV、周波数500Hz、および直流電圧(−700V)の重量振動電圧をゴムロールに印加して行った。
【0064】
帯電音の発生が聴感として許容範囲以上でうるさいと感じる、多少あるが、許容範囲以内である、ほとんどない、以上の3通りに分類し、各試験ゴムロールについて評価し、結果を「○」、「△」、「×」で表し、表1〜表9に「帯電音a」として記載した。
【0065】
ゴムロールを100℃で300時間放置後、帯電試験を繰り返し、上記と同様にして評価した。これらの結果を表1〜表9に「帯電音b」として試験した。
【0066】
表1〜表9の結果から明らかなように実施例のゴムロールは、発生帯電音が軽減されており、特に高温、放置後でもその効果はあまり低下しなかった。一方、比較例のゴムロールは、帯電音の発生が顕著で高温放置後、その発生は増加する傾向にあった。
【0067】
【発明の効果】
以上のように本発明のゴムロールは、低硬度であり、軸体の外周に同心状に導電性ゴム層を設けて成るゴムロールであり導電性ゴム層が少なくとも2層の、ベース材料が同じゴム材料でありかつ同時に加熱されて形成されるゴム層から成り、かつ各ゴム層の加硫を行う硫黄の濃度が最内側層から最外側層へ各層毎に段階的に変化、最外側層に向かうほど高く設定されているので最外側層の加硫密度が高くなり、内側層からの軟化剤等の滲み出し、飛散による弾性率の上昇を防ぎ、帯電音の発生を抑止する。この抑止効果は、ゴムロールの高温、長時間の放置後でも変化せず、ロールの耐久性も増大する。
【0068】
また、本発明によれば、ゴムロールの圧縮永久歪は小さく、高温、長時間放置後も圧縮永久歪も小さい。さらに、本発明によれば、最外側層の加硫密度が高いので、ゴムロールの表面特性が優れ、粘着、摩耗しにくい。さらに、内側層から表面に不純物が滲み出したりせず、画像形成時に画像むらが発生したりしない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に従うゴムロールの縦断面図である。
【図2】本発明に従って、ゴムロールを製造する際の一工程を示す図であり、共押出成形による積層体の成形の説明のための断面図である。
【図3】本発明に従って、ゴムロールを製造する際の別の工程を示す図であり、円筒金型内で積層体を発泡、加硫成型する際の説明のための断面図である。
【符号の説明】
1,22 軸体
2 発泡ゴム層
3 非発泡ゴム層
4 ゴムロール

Claims (8)

  1. 軸体の外周に、同心状に導電性ゴム層を設けて成る低硬度ゴムロールにおいて、該導電性ゴム層が少なくとも2層の、ベース材料が同じゴム材料でありかつ同時に加熱されて形成されるゴム層から成り、各ゴム層の加硫を行う硫黄の濃度が最内側層から最外側層へ各層毎に段階的に変化され、最外側層に向かうほど高く設定されることを特徴とする低硬度ゴムロール。
  2. 前記導電性ゴム層は、2層のゴム層から成り、最外側層が非発泡ゴム層であり、そして最内側層が発泡ゴム層であることを特徴とする請求項1記載の低硬度ゴムロール。
  3. 前記最外側層の加硫を行う硫黄の濃度と前記最内側層の加硫を行う硫黄の濃度の比は、1.1〜10であることを特徴とする請求項2記載の低硬度ゴムロール。
  4. 前記最外側層の厚みは、導電性ゴム層の総厚みの0.5〜30%であることを特徴とする請求項2または3記載の低硬度ゴムロール。
  5. 前記導電性ゴム層のさらに外周に半導電性熱可塑性樹脂層がコーティングされていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の低硬度ゴムロール。
  6. 軸体の外周面上に内側ゴム層を設け、さらに該内側ゴム層の外周面上に外側ゴム層を設け、同心状に導電性ゴム層を形成して成る低硬度ゴムロールの製造方法において、ベース材料が同じゴム材料である内側ゴム層形成用配合物および外側ゴム層形成用配合物であり、該外側ゴム層形成用配合物の中の加硫を行う硫黄の濃度が内側ゴム層形成用配合物の中の加硫を行う硫黄の濃度より高いものを別々の押出機により、軸体の外周面上に同時一体的に押出し、積層体を成形し、該積層体を、その外径よりも大きくかつ所望のゴムロール外径に略等しい内径を有する断面が円形状の金型内に配置した後、加熱することにより積層体の発泡と加硫とを同時に行うことを特徴とする低硬度ゴムロールの製造方法。
  7. 前記外側ゴム層形成用配合物中の加硫を行う硫黄の濃度と前記内側ゴム層形成用配合物中の加硫を行う硫黄の濃度との比は、1.1〜10であることを特徴とする請求項6記載の低硬度ゴムロールの製造方法。
  8. 前記内側ゴム層は、発泡ゴム層であり、前記外側ゴム層は、非発泡ゴム層であることを特徴とする請求項6または7記載の低硬度ゴムロールの製造方法。
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