JP3763717B2 - カバー開閉機構 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機あるいはプリンタ等の画像形成装置に用いられるカバー開閉機構に関し、更に詳しくは、カバー開扉操作時の必要以上の負荷に対するヒンジ結合部分の保護性を高めるようにしたカバー開閉機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機やプリンタ等の画像形成装置は、カバーとカバー開閉機構を備えている。例えば、複写機は、原稿読み込むために開く原稿カバーを備え、プリンタは、インクカートリッジや修理、保守などのために開くカバーを備えている。これら画像形成装置のカバーは、ヒンジ機構によって回動可能に本体装置に固定されている。複写機の原稿カバーは、ユーザが原稿の読取り毎に開閉動作が行われるため、ヒンジ部や保持部への負担が大きく、関連部材の損傷防止や操作性向上のために工夫がなされている。
【0003】
例えば、複写機の原稿カバー開閉機構においては、特開平11−237700号公報に開示されているように、原稿カバーの取付基部のヒンジ軸廻りに隆起部を傾斜させて形成し、この隆起部に圧縮バネにて付勢されたピンを押し当てることにより、原稿カバーを開閉途中で静止させるものがある。
【0004】
また、インクジェット方式等のプリンタにおいては、逆にインク交換や修理保守のときに開く程度で、頻繁に開閉されることはないので、単純な開閉機構の物が多い。以下に、従来のインクジェットプリンタについて説明する。
【0005】
従来のインクジェットプリンタについて、図16から図18に示す。図16はその断面図、図17は、その平面図である。この従来のインクジェットプリンタは、装置本体1と、その上部に回動自在に設けられたカバー本体10と、給紙トレイ8と、排紙トレイ9とから構成される。
【0006】
図16及び図17に示すように、装置本体1は、合成樹脂製キャビネットとその内部に収容された部品からなり、装置本体1内に上方が開口する収容空間2が形成される。この収容空間2内に、前後一対のスライドレール3を配置し、このスライドレール3上にキャリッジ4を左右水平方向に往復駆動自在に設ける。このキャリッジ4の下部には、プリントヘッド5が組付けられ、このプリントヘッド5には、収容空間2の開口部2aからキャリッジ4上に交換可能に装填されるインクカートリッジ6を介してインクが供給される。
【0007】
一方、プリントヘッド5には、給紙ローラ7を介して給紙カセット8からのプリント用紙Pが給紙される。キャリッジ4の往復動に伴うインクカートリッジ6からのインクの供給により、プリント用紙P上に所望の印字処理が行われ、印字処理後のプリント用紙Pを排紙カセット9上に排紙する。
【0008】
また、装置本体1には、合成樹脂製のボックス型構造を有するカバー本体10が2点支持にて互いに凹凸嵌合状態でヒンジ結合されて組付けられている。このカバー本体10にて、装置本体1の上面部に開口する収容空間2の開口部2aを開閉可能に覆っている。
【0009】
図17に示すカバー開閉機構の部分A,Bの拡大図を図18に示し、図17と図18によりこのカバー開閉機構を説明する。
装置本体1の背面側のヒンジ結合部分に所定の間隔D1で一対の舌片状のヒンジ保持部材11A,11Bを弾性変形可能に一体に形成する。これら各々のヒンジ保持部材11A,11Bの先端部には、ヒンジ突起12A,12Bが、ヒンジ軸O上に互いに対峙させて一体に形成されている。一方、カバー本体10側のヒンジ結合部分には、所定の間隔W1を存して一対のヒンジ部材13A,13Bがヒンジ保持部材11A,11Bにそれぞれ対応させて一体に突出形成されている。これら各々のヒンジ部材13A,13Bには、ヒンジ孔14A,14Bがヒンジ軸O上に互いに対峙させて形成されている。
【0010】
すなわち、装置本体1にカバー本体10を組付ける場合には、カバー本体10側のヒンジ部材13A,13Bを装置本体1側のヒンジ保持部材11A,11Bにて外側から挾持するように組付けるとともに、各々のヒンジ保持部材11A,11Bを外側に向け弾性変形させて、各々のヒンジ突起12A,12Bをヒンジ部材13A,13Bのヒンジ孔14A,14Bに弾性的に凹凸嵌合させることにより行われるようになっている。
【0011】
また、カバー本体10側の接触部位10aが接触する装置本体1の背面側の接触部位1aには、左右一対のストッパ16A,16Bが突出形成され、カバー開扉時に、これら各々のストッパ16A,16Bにカバー本体10の接触部位10aを当接係止させることにより、図16に2点破線にて示すカバー本体10の回動範囲θを規制し、カバー開扉状態を維持可能にしている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平11−237700号公報に開示されているカバー開閉機構では、原稿カバーを開閉途中で静止させることにより、従前のような開扉時における原稿カバーの取付基部に加わる衝撃等による負荷を防止しているものであるが、ユーザの不注意による原稿カバーの回動範囲外の開扉動作を完全に防止することが困難で、故障し易く、しかも、複雑な構造を有するために、容易に修復が行えない。
【0013】
また、上述のインクジェットプリンタにおけるカバー開閉機構では、簡易なヒンジ結合にて装置本体1に開閉可能に組付けてなる構造となっている。このため、ユーザの不注意等によりカバー本体10を所定の回動範囲θを越えるように無理矢理に開扉動作させると、ストッパ16A,16Bに当接係止するカバー本体10の接触部位10aが、合成樹脂素材自体の弾力性にて弾性変形して、カバー本体10が所定の回動範囲θ外の過剰な回動範囲θ1(図16参照)まで開扉したとする。このとき、装置本体1とカバー本体10との互いのヒンジ結合部分には、必要以上の負荷が掛かり、ストレスが蓄積するために、カバー保持部材11A,11Bやヒンジ部材13A,13Bの折損、ヒンジ孔14A,14Bの破損などの損傷が生じ易く、信頼性を低下させるばかりでなく、操作性を悪化させ、しかも、ライフサイクルを短縮させる。
【0014】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、カバー開扉動作におけるヒンジ結合部分(取付基部)への必要以上の負荷による損傷を確実に防止することができるようにしたカバー開閉機構を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ヒンジ部材と該ヒンジ部材に形成されたヒンジ孔とを備えてカバー本体に設けられた一対のヒンジ部と、ヒンジ突起を備えて装置本体に設けられた一対のヒンジ保持部とからなり、前記ヒンジ孔に前記ヒンジ突起を嵌合させて前記装置本体にカバー本体を回動自在にヒンジ結合するカバー開閉機構において、カバー開扉動作時に、前記ヒンジ保持部材が接触して回動範囲を規制する前記カバー本体のヒンジ部以外の接触部分に逃げ溝を対応させて設け、前記カバー本体を所定の回動範囲を超えて開いた時に、前記ヒンジ保持部材の少なくとも一方が、前記逃げ溝に摺接して、ヒンジ結合を開放する方向に押しやられることを特徴とする。
【0016】
また、本発明は、前記逃げ溝の摺接面は、前記ヒンジ保持部材を開放方向に押しやる方向に形成された斜面を有することを特徴とする。
【0017】
また、本発明は、前記逃げ溝の摺接側面に、C面またはR形状に面取り処理が施されていることを特徴とする。
【0018】
また、本発明は、ヒンジ結合部分における前記ヒンジ突起の前記ヒンジ孔への嵌合長さの合計は、前記各々のヒンジ保持部材のヒンジ開放方向の変位量と、前記カバー本体のヒンジ部材間のヒンジ開放方向の変位量とを加算した長さよりも短いことを特徴とする。
【0019】
また、本発明は、ヒンジ結合部分における前記ヒンジ突起の前記ヒンジ孔への嵌合長さが異なることを特徴とする。さらに、記カバー本体を所定の回動範囲を超えて開いた時に、前記逃げ溝の摺接面に摺接するヒンジ結合部分の嵌合長さを、前記逃げ溝の摺接面に摺接しないヒンジ結合部分の嵌合長さよりも長くすることが望ましい。
【0020】
以上構成を有する本発明に係るカバー開閉機構は、装置本体に開閉自在に組付けられるカバー本体に、カバー開扉時の所定の回動範囲外の開扉動作にて必要以上の負荷が掛かった際、装置本体側のヒンジ結合部分に形成されるヒンジ保持部材逃げ溝に摺接させてヒンジ結合状態を開放し離脱可能にしている。このことから、ヒンジ結合部分におけるストレスの蓄積による損傷を確実に防止することができる。これにより、信頼性及び操作性を高めることができるとともに、ライフサイクルを短縮させることがない。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図1から図15に示す図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明に係る図示の実施形態において、図16から図18に示す従来構造のインジェクトプリンタにおけるカバー開閉機構と構成が重複する部分には同一符号を用い、その説明は省略する。
【0022】
本発明に係るインジェクトプリンタにおけるカバー開閉機構は、図16から図18に示す従来のヒンジ結合構造と以下の点で異なる。すなわち、両者の相違点は、所定の角度以上にカバーを開いたときに(ヒンジ結合部分に所定以上の負荷がかかった場合)、ヒンジ部材がヒンジ保持部材から離脱するヒンジ結合部分にある。以下に詳しく説明する。
【0023】
図1は、本発明に係るカバー開閉機構を備えたインジェクトプリンタのカバー閉扉状態における斜視図、図2はカバー開扉状態における斜視図、図3はカバー閉扉状態における側面図、図4は同じく平面図、図5は同じく概略的断面図、図6(A)(B)は同じくヒンジ結合部分の拡大図である。すなわち、本発明に係るカバー開閉機構は、上記図に示すように、例えばカバー本体10の各々の逃げ溝15A,15Bに傾斜面からなる摺接部17A,17Bが左右対称的に切欠き形成されている。そして、これらの摺接部17A,17Bの一方(図示の実施形態では、左側の逃げ溝15A)には、装置本体1側の各々のヒンジ保持部材11A,11Bの一方(図示の実施形態では、左側のヒンジ保持部材11A)のみが摺接可能になっている。
【0024】
この場合、図6に示すように、各々のヒンジ保持部材11A,11Bのヒンジ突起12A,12Bは、ヒンジ部材13A,13Bのヒンジ孔14A,14Bに嵌合している。そして、一方のヒンジ突起12Aのヒンジ孔14Aへの嵌合長さd1が、他方のヒンジ突起12Bのヒンジ孔14Bへの嵌合長さd2よりも長くなるように(d1>d2)、設定されている。
【0025】
すなわち、上記したカバー開閉機構によれば、カバー本体10の通常の開扉動作においては、図7から図9に示すように、装置本体1の背面側接触部位1aに突出する各々のストッパ16A,16Bに、カバー本体10の接触部位10aを当接係止させることにより、その回動範囲θが規制されている。そして、各々の逃げ溝15A,15Bに形成した摺接部17A,17Bには、各々のヒンジ保持部材11A,11Bが摺接することなく所定の回動範囲θ内でのカバー開扉状態を維持可能にしている。これにより、カバー本体10は、従前と同様に、装置本体1に安定して組み付けられる。
【0026】
この状態で、図10から図12に示すように、ユーザの不注意等によりカバー本体10を所定の回動範囲θから過剰な回動範囲θ1まで無理矢理に開扉動作させようとすると、逃げ溝15Aに切欠き形成した傾斜面からなる摺接部17Aに、ヒンジ保持部材11Aが摺接し、このヒンジ保持部材11Aを外側のヒンジ開放方向Y1に向け押し広げる。これにより、各々のヒンジ保持部材11A,11B間の間隔D2が広げられる。同時に、その反力で、カバー本体10のヒンジ結合部分もまた合成樹脂素材の弾力性にて内側に湾曲し縮小するようにヒンジ開放方向Y2に弾性的に変化する。そのため、各々のヒンジ部材13A,13B間の間隔W2も狭まり(W1>W2)、ヒンジ結合部分の嵌合長さが変化する。
【0027】
このとき、ヒンジ部材13A,13Bのヒンジ孔14A,14Bに対するヒンジ保持部材11A,11Bのヒンジ突起12A,12Bの各々の嵌合長さd1,d2の合計d(d=d1+d2)は、カバー本体10の過剰な回動範囲θ1における各々のヒンジ保持部材11A,11B間の変化量D(D=D2−D1)と、各々のヒンジ部材13A,13B間の変化量W(W=W1−W2)とを加算した長さL(L=D+W)よりも短く設定されている(d≦L)。これにより、一方のヒンジ保持部材11Aのヒンジ突起12Aがヒンジ部材13Aのヒンジ孔14Aから開放されるようになっている。
【0028】
そして、カバー本体10を更に開扉動作させると、図13から図15に示すように、一方のヒンジ保持部材11Aのヒンジ突起12Aがヒンジ部材13Aのヒンジ孔14Aから完全に開放されて、カバー本体10の片側のヒンジ結合部分が装置本体1から離脱する。このように、カバー本体10の片側のヒンジ結合部分が装置本体1から完全に離脱すると、一方のヒンジ保持部材11Aが図9(A)に示す元の位置まで弾性復帰するとともに、カバー本体10の他方側のヒンジ結合部分も装置本体1から容易に離脱する。
【0029】
ところで、カバー開扉状態において、カバー本体10に若干の負荷がカバー開扉方向Xに掛かった場合には、装置本体1側のストッパ16に当接係止するカバー本体10の接触部位10aが、合成樹脂素材の弾力性にて湾曲するように弾性変形し、これにより、ヒンジ結合部分への負荷を吸収可能にしている。
【0030】
このように、上記した本発明に係るカバー開閉機構によれば、装置本体1の収容部2に所定の回動範囲θ内で開閉自在に組付けられたカバー本体10のヒンジ結合部分に、カバー開扉時の過剰な回動範囲θ1の開扉動作にて必要以上の負荷が掛かった際、ヒンジ開放手段にて装置本体1とのヒンジ結合状態を開放し離脱可能にしてなるために、従前のようなヒンジ結合部分におけるストレスの蓄積が解消され、カバー保持部材11A,11Bやヒンジ部材13A,13Bの折損、ヒンジ孔14A,14Bの破損などの損傷が確実に防止され、操作性及び信頼性を高めるとともに、ライフサイクルを短縮させることがない。
【0031】
また、ヒンジ開放手段が、装置本体1側のヒンジ結合部分に形成されるヒンジ保持部材11A,11Bを、カバー本体10のヒンジ結合部分に形成される傾斜面からなる摺接部17A,17Bに摺接させる構成を有するために、従来構造と同様に、工具を必要としない簡易なヒンジ結合にて、カバー本体10の装置本体1への組付けが部品点数を増やすことなく行え、装置全体の小型化、軽量化及び低コスト化が図れる。
【0032】
なお、本発明の実施形態においては、インクジェットプリンタにおけるカバー開閉機構を例にして説明したが、これに限定されるものではない。
【0033】
また、上記した実施形態においては、左側のヒンジ保持部材11Aのみを、装置本体1から離脱させるようにして、右利きのユーザによるカバー開扉操作が有利になるように組付けたが、これに限定されるものではない。すなわち、他の実施形態としては、右側のヒンジ保持部材11Bのみを、これに対応する右側の逃げ溝15Bの摺接部17Bに摺接させることにより、左利きのユーザによるカバー開扉操作が有利になるように組付けても良い。
【0034】
また、他の実施形態としては、各々のヒンジ保持部材11A,11Bの左右双方を、これに対応する左右側の逃げ溝15A,15Bの摺接部17A,17Bにそれぞれ摺接させて、カバー開扉時の必要以上の負荷に対して、カバー本体10の左右両側のヒンジ結合部分を装置本体1から離脱させるようにしても良い。この場合、各々のヒンジ保持部材11A,11Bのヒンジ突起12A,12Bの各々のヒンジ部材13A,13Bのヒンジ孔14A,14Bに対する各々の嵌合長さd1,d2を等しくしても良い(d1=d2)。
【0035】
さらに、他の実施形態としては、各々のヒンジ保持部材11A,11Bが摺接するカバー本体10の各々の逃げ溝15A,15Bに切欠き形成した傾斜面からなる摺接部17A,17Bに、例えばC面またはR形状等の面取り処理を施すことにより、装置本体1とカバー本体10とのヒンジ結合部分を保護するとともに、装置本体1からのカバー本体10の離脱を円滑にすることも可能である。その他、本発明は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更実施可能である。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るカバー開閉機構は、装置本体に開閉自在に組付けられるカバー本体に、カバー開扉時の所定の回動範囲外の開扉動作にて必要以上の負荷が掛かった際、装置本体とのヒンジ結合状態を開放し離脱可能にすることから、従前のように、ヒンジ結合部分におけるストレスの蓄積による損傷を確実に防止することができる。これにより、信頼性及び操作性を高めることができるとともに、ライフサイクルを短縮させることがない。
【0037】
また、工具を必要としない簡易なヒンジ結合にて、カバー本体の装置本体への組付けが部品点数を増やすことなく行うことができ、これにより、装置全体の小型化、軽量化及び低コスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカバー開閉機構を備えたインジェクトプリンタのカバー閉扉状態における斜視図である。
【図2】インクジェットプリンタのカバー開扉状態における斜視図である。
【図3】インクジェットプリンタのカバー閉扉状態における側面図である。
【図4】インクジェットプリンタのカバー閉扉状態における平面図である。
【図5】インクジェットプリンタのカバー閉扉状態における縦断側面図である。
【図6】(A)は図2のA1部における拡大説明図、(B)は図2のB1部における拡大説明図である。
【図7】インクジェットプリンタの通常の回動範囲内におけるカバー開扉状態の縦断側面図である。
【図8】インクジェットプリンタの通常のカバー開扉状態における平面図である。
【図9】(A)は図6のA2部における拡大説明図、(B)は図6のB2部における拡大説明図である。
【図10】インクジェットプリンタ同じく回動範囲外におけるカバー開扉状態の縦断側面図である。
【図11】インクジェットプリンタの回動範囲外におけるカバー開扉状態の平面図である。
【図12】(A)は図9のA3部における拡大説明図、(B)は図9のB3部における拡大説明図である。
【図13】 インクジェットプリンタのカバー本体の回動範囲外におけるカバー離脱状態を示す縦断側面図である。
【図14】インクジェットプリンタのカバー本体の回動範囲外でのカバー離脱状態を示す平面図である。
【図15】(A)は図12のA4部における拡大説明図、(B)は図12のB4部における拡大説明図である。
【図16】従来のインクジェットプリンタのカバー本体の回動範囲外における開扉状態を示す縦断側面図である。
【図17】従来のインクジェットプリンタのカバー本体の回動範囲外での開扉状態を示す平面図である。
【図18】(A)は図17のA部における拡大説明図、(B)は図17のB部における拡大説明図である。
【符号の説明】
1 装置本体
1a 接触部位(背面)
2 収容空間
2a 開口部
10 カバー本体
10a 接触部位(後端部)
11A ヒンジ保持部材
11B ヒンジ保持部材
12A ヒンジ突起
12B ヒンジ突起
13A ヒンジ部材
13B ヒンジ部材
14A ヒンジ孔
14B ヒンジ孔
15A 逃げ溝
15B 逃げ溝
16A ストッパ
16B ストッパ
17A 摺接部
17B 摺接部
d1 一方のヒンジ突起の嵌合長さ
d2 他方のヒンジ突起の嵌合長さ
D ヒンジ保持部材間の変化量
O ヒンジ軸
W ヒンジ部材間の変化量
X カバー開扉方向
Y1 ヒンジ開放方向
Y2 ヒンジ開放方向
θ 回動範囲

Claims (6)

  1. ヒンジ部材と該ヒンジ部材に形成されたヒンジ孔とを備えてカバー本体に設けられた一対のヒンジ部と、ヒンジ突起を備えて装置本体に設けられた一対のヒンジ保持部とからなり、前記ヒンジ孔に前記ヒンジ突起を嵌合させて前記装置本体にカバー本体を回動自在にヒンジ結合するカバー開閉機構において、
    前記カバー本体を所定の回動範囲を超えて開こうとした時に、前記ヒンジ保持部材が接触する前記カバー本体のヒンジ部以外の接触部分に逃げ溝を対応させて設け、前記ヒンジ保持部材の少なくとも一方が、前記逃げ溝に摺接して、ヒンジ結合を開放する方向に押しやられることを特徴とするカバー開閉機構。
  2. 前記逃げ溝の摺接面は、前記ヒンジ保持部材を開放方向に押しやる方向に形成された斜面を有することを特徴とする請求項1記載のカバー開閉機構。
  3. 前記逃げ溝の摺接側面に、C面またはR形状に面取り処理が施されていることを特徴とする請求項1記載のカバー開閉機構。
  4. ヒンジ結合部分における前記ヒンジ突起の前記ヒンジ孔への嵌合長さの合計は、前記各々のヒンジ保持部材のヒンジ開放方向の変位量と、前記カバー本体のヒンジ部材間のヒンジ開放方向の変位量とを加算した長さよりも短いことを特徴とする請求項1、2又は3記載のカバー開閉機構。
  5. ヒンジ結合部分における前記ヒンジ突起の前記ヒンジ孔への嵌合長さが異なることを特徴とする請求項4記載のカバー開閉機構。
  6. 記カバー本体を所定の回動範囲を超えて開いた時に、前記逃げ溝の摺接面に摺接するヒンジ結合部分の嵌合長さを、前記逃げ溝の摺接面に摺接しないヒンジ結合部分の嵌合長さよりも長くすることを特徴とする請求項5記載のカバー開閉機構。
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