JP3763688B2 - 用紙移送路における用紙向き変換機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、単片用紙を移送しながら用紙の向きを水平に90度回転して、用紙の縦横位置を変換する用紙向き変換機構に関し、例えば、製本装置に適用して好適な用紙向き変換機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の用紙向き変換機構は、用紙経路に対して進退可能な突き当て部材を設け、この突き当て部材を用紙移送経路に進出させて、移送してきた単片用紙を突き当てることにより、用紙の向きを水平に90度回転している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この従来例によると、移送している各単片用紙が対応位置しない状態で、突き当て部材を用紙移送経路に対して進退させるので、大量の単片用紙を連続的に移送する場合に、移送している各単片用紙の通過間隔が十分にないと、突き当て部材を移送経路に対して進退させる動作時間を確保することができず、確実な変換動作を行うことができないという不都合がある。本発明は、この不都合を解消した用紙向き変換装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本願の請求項1に記載した用紙向き変換機構は、単片用紙の移送経路に設けられ、移送されてきた単片用紙先端の左右何れか一方側が突き当たるとその移動を規制して用紙の向きを水平に90度回転させる用紙向き変換部材と、この用紙向き変換部材に対して用紙を突き当て方向に移送するか、非突き当て方向に移送するかを振り分けるための振り分け部材とからなるものである。
【0005】
また、上記目的を達成するために本願の請求項2に記載した用紙向き変換機構は、上記請求項1の構成において、振り分け部材をロールで構成し、このロールが、回転駆動状態か非回転駆動状態かによって、用紙の突き当て方向への移送と非突き当て方向への移送とを制御するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を製本装置に適用した場合の好適な実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。ここにおいて、図1は製本装置の全体を示す概略的な側面図、図2は用紙向き変換の動作状態を示す動作説明図、図3は用紙向き変換の非動作状態を示す動作説明図、図4は振り分けロールの制御系統を示すブロック図である。
【0007】
はじめに、製本装置の全体構成を説明する。図1に示すように、製本装置1は、単片用紙100に所望の情報を印字する単片プリンタ2と、印字した単片用紙100の表裏面を反転する表裏反転部3と、単片用紙100を移送しながら水平方向に90度回転して用紙向き、すなわち用紙の縦横位置を変換する用紙向き変換機構を構成する用紙向き変換部4と、製本の区分けとなる用紙、例えば表紙である先頭ページとなるべき単片用紙100を除いた各単片用紙100の上面側の所定位置に糊を塗布する糊ノズル5と、単片用紙100の糊塗布面を下向きにして順次堆積することにより単片用紙100を対接した糊塗布部分で綴じ合わせて冊子とする丁合部6を備えている。
【0008】
次に、製本装置1を構成する各部について説明する。単片プリンタ2は、各単片用紙100の表面側に所望の情報を印字するもので、印字後に、表面である印字面を下にして排出するものである。単片プリンタ2に続いて設けられた表裏反転部3は、各単片用紙100をほぼ垂直状態で一時的に収容する反転ガイド31と、反転ガイド31内へ各単片用紙100を先端側から挿入するために所定方向に回転する一対の挿入ローラ32,33と、反転ガイド31内から各単片用紙100を後端側から送出して表裏反転するために所定方向に回転する一対の送出ローラ34,35からなる。
【0009】
用紙向き変換部4は、振り分け部材たる用紙移送経路に対してほぼ45度の角度で斜めに位置する一対の振り分けロール41,42と、用紙向き変換部材たる円柱状の突き当て部材43とからなり、前記一対の振り分けロール41,42が非回転駆動状態にあると、図2に示すように、横長状態で移送されてきた単片用紙100は、そのまま進んで突き当て部材34に先端右側が当接することにより、移動を規制されて矢印A方向に回転し、90度回転して縦長状態となって移送されていく。
【0010】
一方、前記一対の振り分けロール41,42が回転駆動状態にあると、図3に示すように、横長状態で移送されてきた単片用紙100は、移送経路が変換されて突き当て部材34に当接することなくそのまま進んで、横長状態のまま移送されていく。この振り分けロール41,42の回転制御は、制御部11(図4参照)によってなされる。
【0011】
この用紙向き変換部4で縦横位置が変換され、あるいはそのままの状態で移送された単片用紙100は、先頭ページとなる単片用紙100を除いて、糊ノズル5により表面側の一辺に沿って糊が塗布される。糊を塗布する単片用紙100か、糊を塗布しない単片用紙100かの判断は、単片プリンタ2からの信号に基づいて制御部11(図4参照)によってなされ、この制御部11の制御信号によって、前記糊ノズル5の糊塗布動作を制御する。
【0012】
糊ノズル5に続いて設けた丁合部6は、単片用紙100を丁合部6に引き入れる一対の搬入ローラ61,62と、単位用紙100の糊を付けた表面を下に向けるようガイドする湾曲状のガイド板63と、このガイド板63に対向するよう配置した移送ローラ64,65と、表面を下にして移送されてきた単片用紙100の先端を突き当てるストッパ66と、このストツパ66に沿って昇降可能で、単片用紙100を載置するとともに、その載置量に応じて下降する載置ベルト67とからなる。そして、載置時に対接した糊塗布部分で先頭ページから最終ページまでの1グループの単片用紙100同士を一辺側で綴じ合わせて冊子とする。
【0013】
図4に示すように、単片プリンタ2、振り分けロール41,42、糊ノズル5、丁合部6の駆動部は制御部11と電気的に接続され、これら単片プリンタ2、振り分けロール41,42、糊ノズル5、丁合部6の各動作は、前記制御部11によって制御される。また、前記制御部11には、入力部12から各種データの入力がなされる。
【0014】
続いて、製本装置1の動作を説明する。各単片用紙100を横長状態で単片プリンタ2にかけ、各単片用紙100の表面に所望の情報を印字し、裏面が上になった状態で前記単片プリンタ2から排出する。印字された各単片用紙100は、順次表裏反転部3に移送されて表裏反転し、表面が上になった状態でさらに用紙向き変換部4に向けて移送される。
【0015】
ここで、振り分けロール41,42が非回転駆動状態にあると、各単片用紙100はそのままの進路を維持して進み、突き当て部材43に先端右側が当接することにより、移動を規制されて矢印A方向に回転し、90度回転して縦長状態となって移送されていく。そして、この用紙向き変換部4で縦横位置が変換された単片用紙100は、制御部11からの制御信号により、先頭ページとなる単片用紙100を除いて、糊ノズル5により表面側の一辺に沿った所定位置に糊が塗布される。
【0016】
所定位置に糊を塗布した単片用紙100,あるいは糊を塗布しない先頭ページとなる単片用紙100は、一対の搬入ローラ61,62で丁合部6に送入され、ガイド板63と移送ローラ64,65とによって、糊を付けた表面を下に向けるようガイドされて、表面を下にしてストッパ66に突き当てられ、載置ベルト67上に順次堆積されていく。この時、対接した糊塗布部分で先頭ページから最終ページまでの1グループの単片用紙100同士が一辺側で綴じ合わされて冊子となる。
【0017】
一方、一対の振り分けロール41,42が回転駆動状態にあると、図3に示すように、横長状態で移送されてきた単片用紙100は、移送経路が変換されて突き当て部材34に当接することなく進んで、横長状態のまま移送されていく。以後は、上述した縦横位置が変換された単片用紙100と同様にして、丁合部6に導かれ、表裏が再度反転した状態で堆積され、糊塗布部分で綴じ合わされて、1グループ毎に冊子となるものである。
【0018】
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、振り分けロール41,42の回転駆動により単片用紙100の移送経路を変えて、突き当て部材43に突き当てて縦横位置を変換する一方、振り分けロール41,42が非回転駆動状態にあるときは、単片用紙100の移送経路を変えずにそのまま移送して丁合部6に送るよう構成してもよい。また、振り分けロール41,42は一対に限らず、単数あるいは3個以上であってもよい。さらに、振り分け部材はロールに限らず、水平方向に揺動するアームで構成することもできる。
【0019】
またさらに、冊子にする用紙枚数を入力部12から入力し、用紙移送経路に沿ってカウンタを設けて移送枚数をカウントし、このカウント数が設定枚数に達する毎に、次の単片用紙100には糊を塗布しないように制御することもできる。また、単片用紙100に区分けマークを設けて、このマークを検出することにより糊の塗布動作を制御してもよい。さらに、本発明を製本装置1以外の装置における用紙移送経路にも適用できることはもちろんである。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したところで明らかなように、本発明の請求項1に記載した用紙向き変換機構によれば、単片用紙を用紙向き変換部材に突き当てる前段階で用紙向きの変換を行うか否かを振り分け部材で制御するので、大量の単片用紙を連続的に移送する場合等で、移送している単片用紙の通過間隔が短くても、常に、確実な変換動作を行うことができるという効果を奏することができる。
【0021】
また、本発明の請求項2に記載した用紙向き変換機構によれば、上記請求項1の発明の効果に加えて、振り分け部材としてロールを採用し、このロールの回転駆動、非回転駆動に応じて用紙向きの変換動作を制御するので、制御が容易となり、より確実な変換動作をなし得るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 製本装置の全体を示す概略的な側面図。
【図2】 用紙向き変換の動作状態を示す動作説明図。
【図3】 用紙向き変換の非動作状態を示す動作説明図。
【図4】 振り分けロールの制御系統を示すブロック図。
【符号の説明】
1 製本装置
2 単片プリンタ
3 表裏反転部
4 用紙向き変換部
5 糊塗布部
6 丁合部
11 制御部
12 入力部
41,42 振り分けロール
43 突き当て部材
Claims (2)
- 単片用紙の移送経路に設けられ、移送されてきた単片用紙先端の左右いずれか一方側が突き当たるとその移動を規制して用紙の向きを水平に90度回転させる用紙向き変換部材と、この用紙向き変換部材に対して用紙を突き当て方向に移送するか、非突き当て方向に移送するかを振り分けるための振り分け部材とからなる用紙移送経路における用紙向き変換機構。
- 振り分け部材をロールで構成し、このロールが、回転駆動状態か非回転駆動状態かによって、用紙の突き当て方向への移送と非突き当て方向への移送とを制御する請求項1記載の用紙移送経路における用紙向き変換機構。
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