JP3763684B2 - 浴室暖房装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、浴室内を浴槽への湯張り時及び追焚き時の温水循環を利用して効率良く暖房する浴室暖房装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来よりこの種のものに於いては、例えば実開平2−92783号公報に開示されている如く、給湯機と浴槽とを連通する循環回路途中に床暖房用の暖房装置を備え、更にこの循環回路に給湯水を供給する湯張り回路を接続し、浴槽への湯張り時及び保温追焚き時の両方で床暖房が行えるようにしたものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところでこの従来のものでは、湯張り時及び追焚き時共に暖房装置通過後に温水が浴槽に供給され、両者共に同一経路で行われる為、特に追焚き時に暖房装置からの放熱量が多くなり、過剰な暖房となったり追焚きに時間がかかり過ぎると言う問題点を有するものであった。
【0004】
即ち、給湯水を直接浴槽に供給する湯張り時は、使用者が予め設定した希望入浴温度の通常40℃前後に制御された給湯水が供給されるので、暖房装置流通後に浴槽に供給されても放熱量はそれほど多くなく、逆に良好な暖房が行え、又浴槽へは少し温度低下した温水が供給されるが、ほとんどのこの種給湯機では湯張り後に保温運転に入り、設定温度まで追焚きするのが普通であり問題はない。
【0005】
しかし、追焚き時に於いては、浴槽から風呂用熱交換器に向かう浴槽水温度を検知して加熱量を制御しないと正確な浴槽水温度の検知が出来ないので、風呂用熱交換器で加熱され浴槽に戻される浴槽水温度は設定温度の40℃よりはるかに高温で、普通60℃前後の高温水となって供給されるから、浴槽に供給される前に暖房装置を通過すると上記のような問題点を有するものである。
【0006】
【問題点を解決するための手段】
この発明はこの点に着目し上記欠点を解決する為に、特にその構成を、風呂用熱交換器と同一フィンで一体に形成された給湯用熱交換器が備えられ、浴槽への湯張り及び追焚き機能を有する給湯機と、浴槽とを循環ポンプを備えた循環回路で連通し、浴槽内の温水を循環ポンプで吸引し風呂用熱交換器で加熱した後、再び浴槽に押し戻す循環回路と、前記循環回路に電動三方弁を介して接続し、給湯用熱交換器で加熱された給湯水を風呂用熱交換器側を閉塞した状態で循環回路に供給する湯張り回路とを備え、前記循環回路の循環ポンプ吸引側で、電動三方弁との間に風呂用熱交換器が位置しない復管に、浴室の洗い場を床暖房する暖房装置を備えた浴室暖房装置に於いて、前記電動三方弁は浴槽への湯張り時には、給湯用熱交換器で加熱された温水を暖房装置を通過させた後、浴槽へ供給し、浴槽の追焚き時には、浴槽水を浴槽から暖房装置を通過させた後、風呂用熱交換器へ供給されるように動作するものである。
【0007】
【作用】
給湯機8からの湯張り時には、浴槽2に供給される前の適温水が暖房装置15を流通し、浴室1を良好に暖房することが出来るものであり、一方追焚き時には、浴槽2から給湯機8へ戻る該浴槽2内で温度低下された浴槽水が暖房装置15を流通するような位置に備えたので、追焚き時でも無駄な放熱がなく効率良く暖房出来ると共に、追焚きも従来と同様に短時間に終了させることが出来るものである。
【0008】
【実施例】
次にこの発明に係る浴室暖房装置を図面に示された一実施例で説明する。
1はユニットバスルームから成る浴室で、浴槽2を設置する浴槽パン3と、該浴槽2と隣接する洗い場4を構成する床パン5と、この浴槽パン3及び床パン5上に立設する壁パン6と、天井7とから構成されている。
【0009】
8は壁掛け或いは据え置き式の給湯機で、前記浴室1の浴槽2とは、該浴槽2の一口循環口9に往、復管10、11を介して内方の風呂用熱交換器12を連通し、浴槽2内の温水を循環ポンプ13の駆動で復管11を介して吸引し、風呂用熱交換器12で加熱して往管10を介して浴槽2に戻す循環回路14を構成している。
【0010】
15は洗い場4の床パン5下に配置された床暖房用の暖房装置で、床パン5下全体に渡って蛇行密接配管された伝熱管16を、復管11途中に手動の三方弁から成る切換弁17を介し連通して構成され、床暖房時は温水が伝熱管16を流通可能とし、床暖房停止時には温水が伝熱管16を流通せずバイパス管18を流通するように切換弁17を切換るものである。
【0011】
前記給湯機8内には、風呂用熱交換器12と同一フィンで一体に形成された給湯用熱交換器19が備えられ、給水管20から流入する水を1つのバーナ21による加熱で温水とし、給湯管22を介して各給湯箇所に給湯するものである。
【0012】
23は給湯機8内で給湯管22から分岐し循環回路14に電動三方弁24を介して連通した湯張り回路で、リモコン(図示せず)のふろ自動運転スイッチ(図示せず)をONすることで、電動三方弁24が風呂用熱交換器12側を閉塞し、給湯用熱交換器19で希望の設定温度に加熱された温水を、循環回路14の復管11を介して浴槽2に設定量湯張りするものである。
【0013】
25はマイコンやリレー等の電子制御部品を有する給湯機8の制御手段で、循環ポンプ13及びバーナ21及び三方弁24、更に循環回路14に備えられ湯温を検知する風呂サーミスタ26及び、給湯管22に備えられ給湯温度を検知する給湯サーミスタ27及び、湯張り回路23を開閉する電磁弁28、湯張り量をカウントする流量センサ29等と接続し、各センサからの信号を受けてバーナ21の燃焼や給湯、追焚き、湯張りをそれぞれ制御するものである。
【0014】
更に前記制御手段25のマイコンには予め、湯張り後の保温運転がプログラムされ、湯張り終了後所定時間ここでは4時間の保温運転が行われるものであり、一定時間毎のカウントここでは20分間隔で一旦循環ポンプ13を駆動させ浴槽2の湯温を検知し、使用者が設定した沸き上げ希望温度である設定温度未満かを判断し、設定温度未満の時には、設定温度に達するまで自動的に追焚き運転を行うようにしたものである。
【0015】
30は水道及び給湯管22に接続した浴槽側カラン、31は同じく洗い場側カラン、32はシャワー栓、33は鏡付のパネルユニット、34は照明灯である。
【0016】
次にこの一実施例の作動を図4、5に示されたフローチャートを基に説明すれば、今ステップ35でリモコンのふろ自動運転スイッチをONしたかを判断し、YESでステップ36に進み電動三方弁24を駆動し湯張り回路23を循環回路14に連通させると共に、循環回路14の風呂用熱交換器12側を閉塞し、次のステップ37に進み浴槽2内の残水の有無を水位センサ(図示せず)或いは流水センサ(図示せず)で判断し、ONで残水有りの時にはステップ38でエラー表示し、YESで残水無しの時にはステップ39に進んで、設定温度の温水を浴槽2が設定水位となる設定量湯張りするものである。
【0017】
この時図1に示す如く、温水は給湯用熱交換器19で加熱され、湯張り回路23から循環回路14の復管11を通り浴槽2に順次湯張りされるものであり、この途中で温水は暖房装置15を通り洗い場4の床パン5を加熱して、該洗い場4を入浴に先駆けて床暖房することが出来るものである。
【0018】
そしてステップ40で湯張り回路23の流量センサ29が所定量をカウントすることで、YESでステップ41に進んで湯張りが停止され、浴槽2は入浴可能状態となり、又暖房装置15には使用者が設定した入浴希望温度である40℃前後の適温水が流通するので、浴槽2に流入する前に供給されても放熱量はそんなに多くなく、湯張り温度を下げることなく良好な床暖房が行えるものであり、一方湯張り終了後は給湯機8はステップ42で保温運転へと移るものである。
【0019】
次にステップ43で追焚きスイッチ(図示せず)をONしたかを判断し、YESでステップ44に進み電動三方弁24を駆動させて湯張り回路23側を閉すると共に、風呂用熱交換器12側を開成し、即ち循環回路14を元の状態に戻すものであり、次にステップ45に進み流水センサで浴槽2内の水の有無を判断して空焚きを防止し、YESでステップ46に進んでバーナ21を燃焼させると共に、循環ポンプ13を駆動させて、設定温度まで追焚きするものであり、そしてステップ47で常に風呂サーミスタ26で湯温を検知し、湯温が設定温度以上に達することで、ステップ48で追焚きを終了するものである。
【0020】
そしてこの追焚きによって図2に示すように、浴槽2内の温水は循環ポンプ13の駆動で復管11側から吸引され、暖房装置15を流通した後風呂用熱交換器12を通過することで加熱され、往管10を介して約60℃前後の高温水を浴槽2に戻し、浴槽2内の低温水と混合して温度低下した温水を再び暖房装置15→風呂用熱交換器→浴槽2と順次循環させることで、徐々に浴槽2内の温水温度を上昇させ、設定温度まで沸き上げるものである。
【0021】
又この時暖房装置15には、風呂用熱交換器12で加熱された直後の高温水が流通することなく、一旦浴槽2に供給され低温水と混合して温度低下したあとの温水が流通するので、過度の放熱が防止され床暖房温度が異常に上昇したり、追焚き時間が長くなるようなエネルギーの無駄がなく、効率の良い床暖房及び追焚きが行えるものである。
【0022】
又夏場等で洗い場4の床暖房が不用の時には、図3に示すように切換弁17をバイパス管18側連通に切換え、床暖ユニット15側への温水の流通を停止すれば、従来通りの温水循環、湯張り経路となって、床暖房は行われず使用者が自由に選択出来るものである。
【0023】
尚前記の湯張り時に、電動三方弁24を駆動させて風呂用熱交換器12側を閉塞するのは、1缶2水路式の給湯機8に於いて、給湯用熱交換器19で温度制御した湯張り水を同一フィンの風呂用熱交換器12に再び流すと更に加熱され温度制御が出来なくなる為、これを防止する為に湯張り時には風呂用熱交換器12側を閉塞するものである。
【0024】
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、1缶2水路式の給湯機で、湯張り時に電動三方弁を駆動させ風呂用熱交換器側を閉塞することにより、給湯用熱交換器で温度制御した湯張り水が同一フィンの風呂用熱交換器に流れ、加熱されて温度制御が出来なくなる事を防止するものであり、更に適温水が流通する湯張り時には、浴槽に供給される前に暖房装置を流通させて、良好な暖房が得られるようにすると共に、追焚き時には浴槽で温度低下された後の温水を暖房装置に流通させるようにしたことで、過度な放熱を防止して暖房及び追焚きが良好に行えるものであり、暖房装置の接続位置を変更することなく湯張り時と追焚き時共に、最適な温水流通で効率の良い暖房が行えるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を付した浴室暖房装置の湯張り時を示す概略構成図。
【図2】同追焚き時を示す概略構成図。
【図3】同暖房装置不使用時を示す要部構成図。
【図4】同湯張り時のフローチャート。
【図5】同追焚き時のフローチャート。
【符号の説明】
1 浴室
2 浴槽
8 給湯機
14 循環回路
15 暖房装置
Claims (1)
- 風呂用熱交換器と同一フィンで一体に形成された給湯用熱交換器が備えられ、浴槽への湯張り及び追焚き機能を有する給湯機と、浴槽とを循環ポンプを備えた循環回路で連通し、浴槽内の温水を循環ポンプで吸引し風呂用熱交換器で加熱した後、再び浴槽に押し戻す循環回路と、前記循環回路に電動三方弁を介して接続し、給湯用熱交換器で加熱された給湯水を風呂用熱交換器側を閉塞した状態で循環回路に供給する湯張り回路とを備え、前記循環回路の循環ポンプ吸引側で、電動三方弁との間に風呂用熱交換器が位置しない復管に、浴室の洗い場を床暖房する暖房装置を備えた浴室暖房装置に於いて、前記電動三方弁は浴槽への湯張り時には、給湯用熱交換器で加熱された温水を暖房装置を通過させた後、浴槽へ供給し、浴槽の追焚き時には、浴槽水を浴槽から暖房装置を通過させた後、風呂用熱交換器へ供給されるように動作する事を特徴とする浴室暖房装置。
Priority Applications (1)
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JP33213698A Expired - Fee Related JP3763684B2 (ja) | 1998-11-24 | 1998-11-24 | 浴室暖房装置 |
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JP (1) | JP3763684B2 (ja) |
-
1998
- 1998-11-24 JP JP33213698A patent/JP3763684B2/ja not_active Expired - Fee Related
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