JP3763320B2 - スクランブル放送システム、およびスクランブル方法、並びにスクランブル装置、およびデスクランブル装置 - Google Patents

スクランブル放送システム、およびスクランブル方法、並びにスクランブル装置、およびデスクランブル装置 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、スクランブル放送システム、およびスクランブル方法、並びにスクランブル装置、およびデスクランブル装置に関し、例えば、有料放送システムに用いて好適なスクランブル放送システム、およびスクランブル方法、並びにスクランブル装置、およびデスクランブル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
有料放送においては、スクランブル放送と呼ばれる放送方式が用いられることが多い。このスクランブル放送は、放送局側において、元信号を所定の方法で意図的に乱すことにより、放送局と契約していない者が放送を受信しても、正常な画像、音声、およびデータなどを利用することができないようにするものである。すなわち、放送局と契約した者のデコーダに対しては、このスクランブルを解除する解読鍵を与え、この解読鍵によりデコーダがスクランブルされているデータを元の形にデスクランブルすることで、正常な画像、音声、およびデータなどを得ることができるようにしている。チャンネル単位で契約する場合をフラット、視聴した番組に応じて課金される場合をペイパービューという。
【0003】
ペイパービューで後払い方式の場合、視聴情報を正しく送信側に伝えることが、正しい課金のために必須である。
【0004】
視聴者側から、放送局側にアップリンクされた視聴情報に基づいて、視聴者毎の課金処理などを行う処理システムが1つである場合、1系統の改竄防止コードが用いられる。また、放送局側の処理システムが主たる有料システム制御を行うものと、従たる制御を行うものから構築されている場合でも、1系統の改竄防止コードが用いられる。
【0005】
この主たる制御を行うシステムは、例えば、送信側にあってスクランブル鍵を受信側に安全に配送し、視聴契約に応じて、スクランブル鍵を視聴者が利用することができるように制御する機能を有する。すなわち、受信端末を秘密裏に制御するシステムであり、高い秘密保持性が要求される。
【0006】
一方、従たるシステムは、例えば、送信側にあって多数の受信端末からアップリンクされる視聴情報を受け取り、その内容に応じて課金処理を行う機能を有する。すなわち、多数のアップリンク信号を扱うため、リアルタイム性や、データベースの構築の技術等が要求される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このように、送信側では、2つの性格を異にする要求があり、これらの要求を処理するシステムを1つのシステムで構築可能な場合はよいが、受信端末が極めて多く、上述したように、主たるシステムと従たるシステムの2重構造とならざるを得ない場合がある。その場合、改竄防止コードを用いたチェックは、その方式が外部に漏洩しないように、機密性の高い主たるシステムで行うのが普通である。
【0008】
このような場合、従たるシステムにおいて受信された受信側からの視聴情報を、主たるシステムに送信し、主たるシステムにおいて改竄防止コードのチェックが行われ、その結果が従たるシステムに返送され、その後、受信側との通信回線を切断することになる。このため、主たるシステムと従たるシステムの間で、リアルタイム性が要求されるトラフィックが増加し、不都合が生じる場合がある課題があった。
【0009】
そこで、従たるシステムにおいて、改竄防止コードを用いたチェックを行うようにすることが考えられる。しかしながら、従たるシステムにおいては、通常高い秘密保持性を持たせられない場合が多く、その結果、改竄防止コードの生成方法が外部に洩れ、例えば、受信端末のモデムと電話回線の間に所定の装置を挿入し、視聴情報を減額させる方向で改竄し、改竄防止コードを付け替えられる恐れがある課題があった。
【0010】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、送信側のシステムが複数のシステムで構成されている場合、視聴情報の改竄防止コードを各システム毎に作成し、視聴情報に付加することにより、視聴情報の改竄検出能力を高めることができるようにするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載のスクランブル放送システムは、受信端末において、少なくともスクランブル放送を視聴させるための処理を実行する処理システムと、視聴した受信端末に対する課金を行うための処理とを実行する処理システムとを含む複数の処理システムを含む送信側システムから所定の有料番組が、伝送媒体を介して受信端末に伝送され、受信端末の視聴者が有料番組を視聴した視聴履歴が、視聴情報として受信端末から送信側システムに伝送されるスクランブル放送システムにおいて、受信端末は、送信側システムに含まれる複数の処理システムのそれぞれに対応する、視聴情報の改竄防止情報を、視聴情報に基づいて演算されるCRC( CyclicRedundancyCheck )コードに基づいて所定の方式の演算を行うことにより作成され、複数の処理システムに対応してそれぞれ異なるビット長のデータとして作成する改竄防止情報作成手段と、改竄防止情報作成手段により作成された改竄防止情報を、視聴情報に付加する付加手段とを備え、送信側システム複数の処理システムのそれぞれは、視聴情報に付加された、複数の処理システムのそれぞれに対応する改竄防止情報に基づいて、受信端末からの視聴情報が改竄されたか否かを判定する判定手段を備えることを特徴とする。
【0013】
複数の処理システムのそれぞれに対応する異なるビット長のデータの演算方式が、受信端末から視聴情報が供給される都度変更されるようにすることができる。
【0015】
送信側システムの複数の処理システムのうちの少なくとも1つの処理システムは、所定のコードを出力するコード出力手段をさらに備え、改竄防止情報作成手段は、コード出力手段からのコードと複数の処理システムうちの他の処理システムに対する改竄防止情報に基づいて、所定の演算を施すことにより、複数の処理システムのうちの少なくとも1つの処理システム対する改竄防止情報を作成し、複数の処理システムのうちの少なくとも1つの処理システムの判定手段は、コード、複数の処理システムうちの他の処理システムに対応する改竄防止情報、および複数の処理システムのうちの少なくとも1つの処理システムに対応する改竄防止情報に基づいて、複数の処理システムのうちの少なくとも1つの処理システムに供給された視聴情報が改竄されたか否かを判定するようにすることができる。
【0016】
コード出力手段は、出力するコードを受信端末から視聴情報が供給される都度変更するようにすることができる。
請求項に記載のスクランブル方法は、受信端末において、少なくともスクランブル放送を視聴させるための処理を実行する処理システムと、視聴した受信端末に対する課金を行うための処理とを実行する処理システムとを含む複数の処理システムを含み、所定の有料番組を伝送媒体を介して受信端末に伝送し、受信端末から伝送されてくる視聴情報と、視聴情報に基づいて演算されるCRC( CyclicRedundancyCheck )コードに基づいて所定の方式の演算を行うことにより作成され、複数の処理システムに対応してそれぞれ異なるビット長のデータであって、視聴情報に付加された複数の処理システムのそれぞれに対応する改竄防止情報を受信するスクランブル方法において、処理システムのそれぞれは、視聴情報に付加された、処理システムに対応する改竄防止情報に基づいて、受信端末からの視聴情報が改竄されたか否かを判定することを特徴とする。
【0017】
請求項7に記載のスクランブル方法は、複数の処理システムからなり、所定の有料番組を伝送媒体を介して受信側に伝送し、受信側から伝送されてくる視聴情報と、所定の方法で作成され、視聴情報に付加された改竄防止情報を受信するスクランブル方法において、処理システムは、視聴情報に付加された、処理システムに対応する改竄防止情報に基づいて、受信側からの視聴情報が改竄されたか否かを判定することを特徴とする。
【0018】
請求項に記載のスクランブル装置は、受信端末において、少なくともスクランブル放送を視聴させるための処理を実行する処理システムと、視聴した受信端末に対する課金を行うための処理とを実行する処理システムとを含む複数の処理システムを含み、所定の有料番組を伝送媒体を介して受信端末に伝送し、受信端末から伝送されてくる視聴情報と、視聴情報に付加される改竄防止情報であって、視聴情報に基づいて演算されるCRC( CyclicRedundancyCheck )コードに基づいて所定の方式の演算を行うことにより作成され、複数の処理システムに対応してそれぞれ異なるビット長のデータを受信するスクランブル装置において、複数の処理システムのそれぞれは、視聴情報に付加された、複数の処理システムのそれぞれに対応する改竄防止情報に基づいて、受信端末からの視聴情報が改竄されたか否かを判定する判定手段を備えることを特徴とする。
【0020】
複数の処理システムのそれぞれに対応する異なるビット長のデータの演算方式が、受信端末から視聴情報が供給される都度変更されるようにすることができる。
【0021】
送信側システムの複数の処理システムのうちの少なくとも1つの処理システムは、所定のコードを出力するコード出力手段をさらに備え、送信側システムの複数の処理システムのうちの少なくとも1つの処理システムの判定手段は、コード、並びに、受信端末より伝送されてきた複数の処理システムのうちの他の処理システムに対応する改竄防止情報、および複数の処理システムのうちの少なくとも1つの処理システムに対応する改竄防止情報に基づいて、複数の処理システムのうちの少なくとも1つの処理システムに供給された視聴情報が改竄されたか否かを判定するようにすることができる。
【0022】
コード出力手段は、出力するコードを、受信端末から視聴情報が供給される都度変更するようにすることができる。
【0023】
請求項10に記載のデスクランブル装置は、少なくともスクランブル放送を視聴させるための処理を実行する処理システムと、視聴した受信端末に対する課金を行うための処理とを実行する処理システムとを含む複数の処理システムを含む送信側システムから伝送媒体を介して伝送されてくる所定の有料番組を受信し、有料番組に対する視聴情報を送信側システムに伝送するデスクランブル装置において、送信側システムに含まれる複数の処理システムのそれぞれに対応する、視聴情報の改竄防止情報を、視聴情報に基づいて演算されるCRC( CyclicRedundancyCheck )コードに基づいて所定の方式の演算を行うことにより作成され、複数の処理システムに対応してそれぞれ異なるビット長のデータとして作成する改竄防止情報作成手段と、改竄防止情報作成手段により作成された改竄防止情報を、視聴情報に付加する付加手段とを備えることを特徴とする。
【0026】
改竄防止情報作成手段は、複数の処理システムのうちの少なくとも1つの処理システムに対応する改竄防止情報を、送信側システムから伝送されてきた所定のコードと複数の処理システムのうちの他の処理システムに対応する改竄防止情報の間で所定の演算を施すことによって作成するようにすることができる。
【0027】
【作用】
請求項1に記載のスクランブル放送システムにおいては、受信端末は、改竄防止情報作成手段により、送信側システムに含まれる複数の処理システムのそれぞれに対応する、視聴情報の改竄防止情報を、視聴情報に基づいて演算されるCRC( CyclicRedundancyCheck )コードに基づいて所定の方式の演算を行うことにより作成され、複数の処理システムに対応してそれぞれ異なるビット長のデータとして作成し、付加手段によってそれを視聴情報に付加し、送信側システム複数の処理システムのそれぞれの判定手段は、視聴情報に付加された、複数の処理システムのそれぞれに対応する改竄防止情報に基づいて、受信端末からの視聴情報が改竄されたか否かを判定する。従って、送信側システムの処理システム毎に、視聴情報の改竄が行われたかどうかを検証することができる。
【0028】
請求項に記載のスクランブル方法においては、受信端末から処理システムのそれぞれに送信されてきた視聴情報に付加された、この処理システムに対応する改竄防止情報に基づいて、受信端末からの視聴情報が改竄されたか否かが判定される。従って、処理システム毎に、視聴情報の改竄が行われたかどうかを検証することができる。
【0029】
請求項に記載のスクランブル装置においては、複数の処理システムのそれぞれの判定手段により、視聴情報に付加された、複数の処理システムのそれぞれに対応する改竄防止情報に基づいて、受信端末からの視聴情報が改竄されたか否かが判定される。従って、処理システム毎に、視聴情報の改竄が行われたかどうかを検証することができる。
【0030】
請求項10に記載のデスクランブル装置においては、改竄防止情報作成手段により、送信側システムを構成する複数の処理システムのそれぞれに対応する、視聴情報の改竄防止情報が、視聴情報に基づいて演算されるCRC( CyclicRedundancyCheck )コードに基づいて所定の方式の演算を行うことにより作成され、複数の処理システムに対応してそれぞれ異なるビット長のデータとして作成され、付加手段により、改竄防止情報作成手段により作成された改竄防止情報が視聴情報に付加される。従って、処理システム毎に、視聴情報の改竄防止情報を付加することができる。
【0031】
【実施例】
図1は、本発明を応用した有料放送システムの一実施例の構成を示すブロック図である。送信側システムのエンコーダ1は、映像信号や音声信号をディジタル化し、圧縮するようになされている。多重化器2は、複数のエンコーダ出力や複数の関連情報を時分割多重する。ここで関連情報とは、番組に関する情報とデスクランブルのためのスクランブル鍵を含む「番組情報」、加入者(視聴者)毎の契約情報(例えばフラットやペイパービューなどの契約形態など)および共通情報の暗号を解くための契約鍵を含む「個別情報」などからなるものとする。
【0032】
スクランブラ3は、後述する関連情報送出装置4からのスクランブル鍵により、多重化器2からの出力信号の所定のものに対して選択的にスクランブルを施すようになされている。
【0033】
スクランブル制御システム6(指定手段)は、後述するように、受信端末からの視聴情報が改竄されたか否かを判定する改竄判定部6a(判定手段)、および秘密コードを出力する秘密コード出力部6b(コード出力手段)などから構成され、関連情報送出装置4に契約鍵を供給するとともに、受信端末に固有の個別鍵により契約鍵を暗号化し、個別情報の一部として多重化器2に供給するようになされている。
【0034】
関連情報送出装置4は、スクランブラ3にスクランブル鍵を供給するとともに、スクランブル制御システム6から供給された契約鍵により、スクランブル鍵を暗号化し、共通情報(番組情報)の一部として多重化器2に供給するようになされている。
【0035】
番組制御システム5は、所定の制御信号を発生し、番組に応じてエンコーダ1を制御する。すなわち、デジタル化や圧縮の方法を制御する。また、いま、エンコーダ1においてエンコードされている番組の番組番号等を発生し、関連情報送出装置4に供給する。視聴情報収集処理システム7は、改竄判定部7a(判定手段)などから構成され、多数の受信端末からアップリンクされる視聴情報(例えば視聴した番組と対応するチャンネル番号、および視聴した時間など)や視聴者からの契約要求を処理し、契約情報としてスクランブル制御システム6に供給したり、課金処理を行うようになされている。
【0036】
一方、受信端末のデコーダ8は、内蔵するデスクランブラ8aにより、後述するセキュリティモジュール9(改竄防止情報作成手段、付加手段)から供給されたスクランブル鍵により、スクランブルされた信号を元の信号にデスクランブルするようになされている。
【0037】
セキュリティモジュール9は、端末固有の個別鍵を記憶し、デコーダ8を介して供給されたスクランブルされていない個別情報を取り込み、個別鍵により個別情報を復号し、契約鍵や契約情報などを取り出し、記憶する。また、デコーダ8を介して供給された番組に付随する共通情報を取り込み、契約鍵により共通情報を復号し、スクランブル鍵を取り出し、デコーダ8に供給するようになされている。
【0038】
次にその動作について説明する。まず、送信側システムより受信端末に個別情報が送信される場合の動作について説明する。個別情報には、送信先の受信端末のID番号に対応する情報が含まれている。また、後述するように、セキュリティモジュール9において、視聴情報に付加する改竄防止コードを作成するための所定の秘密コードを含ませることもできる。ここで、秘密コードは秘密コード出力部6bより出力されたものである。
【0039】
この個別情報は、スクランブル制御システム6において、この個別情報が送信されるべき送信先の受信端末に固有の固別鍵を用いて暗号化される。スクランブル制御システム6は、全ての受信端末について、受信端末に固有の個別鍵を受信端末のID番号に対応させて記憶しており、送信先の受信端末のID番号からその個別鍵を検索することができるようになっている。従って、送信先の受信端末のID番号に対応する個別鍵を検索し、それに基づいて、個別情報が暗号化されることになる。暗号化された個別情報は多重化器2に供給される。
【0040】
多重化器2においては、エンコーダ1より供給された所定の番組に対応するディジタル化され、圧縮された映像信号や音声信号と、スクランブル制御システム6より供給された個別情報が時分割多重された後、スクランブラ3に供給される。スクランブラ3に供給されたディジタル信号は、関連情報送出装置4より供給されたスクランブル鍵を用いて番組部分だけがスクランブルされ、個別情報の部分はスクランブルされずに伝送路10に送出される。
【0041】
なお、この個別情報の受信端末への送信は、個別情報の更新が必要とされる時に、必要に応じて随時行われる。この個別情報には、上述した契約情報が含まれている。
【0042】
次に、通常の番組とそれに付加された番組情報(共通情報の構成要素)が送信側システムから受信端末に送信される場合の動作について説明する。
【0043】
関連情報送出装置4において生成された番組情報は、スクランブル制御システム6より供給された契約鍵によって暗号化された後、多重化器2に供給される。この番組情報には、番組制御システム5より供給された番組を識別するための番組番号やチャンネル番号(放送局を識別する局識別コード)などの情報が含まれている。多重化器2においては、エンコーダ1から供給された所定の番組に対応するディジタル化され、圧縮された映像信号や音声信号と、関連情報送出装置4より供給された番組情報が時分割多重され、スクランブラ3に供給される。
【0044】
スクランブラ3においては、そこに供給された番組を構成する圧縮された映像信号や音声信号と番組情報が時分割多重されたディジタル信号が、関連情報送出装置4より供給されたスクランブル鍵によって番組部分だけがスクランブルされ、番組情報の部分はスクランブルされずに伝送路10に送出される。
【0045】
このようにして、所定の番組とそれに付随する番組情報が送信側システムより受信端末に送信される。
【0046】
次に、受信端末側の動作について説明する。
【0047】
まず、正式に契約した視聴者の受信端末には、個別情報が送信される。送信側システムより、伝送路10を介して送信された、スクランブルされた所定の番組とスクランブルされていない個別情報が時分割多重されたディジタル信号が、受信端末により受信されると、スクランブルされた番組に対応するディジタル信号は、デスクランブラ8aに供給される。
【0048】
一方、スクランブルされていない個別情報は、まず、その非暗号部に付加された受信端末のID番号と、セキュリティモジュール9に予め記憶されている受信端末のID番号とが比較され、両者が一致した場合、セキュリティモジュール9の内蔵する第1復号器9aに供給される。
【0049】
第1復号器9aに供給された個別情報は、セキュリティモジュール9に記憶されている受信端末に固有の個別鍵によって解読され、契約鍵や契約情報などが取り出され、セキュリティモジュール9において記憶される。この契約鍵は、後述する番組情報の解読に使用される。また、契約情報は、後述するように、受信した番組が契約した番組であるか否かを判断するとき使用される。
【0050】
受信端末において、視聴者が番組を視聴しているとき、受信端末は、伝送路10を介して送信されてきたスクランブルされた所定の番組と、それに付随した番組情報を受信している。スクランブルされた所定の番組に対応するディジタル信号は、デスクランブラ8aに供給され、それに付随した番組情報は、第2復号器9bに供給される。
【0051】
所定の番組のチャンネルに対応する契約鍵が、上述したようにして、すでに第1復号器9aにおいて復号された個別情報から取り出され、セキュリティモジュール9に記憶されている場合、第2復号器9bが動作し、セキュリティモジュール9に記憶されたその契約鍵によって番組情報が復号される。番組情報が復号された後、番組情報に含まれたスクランブル鍵が取り出される。
【0052】
次に、復号された番組情報は、セキュリティモジュール9によりすでに記憶されている契約情報と照合される。その結果、番組情報が付加された番組が、契約した番組であると認識された場合、第2復号器9bにおいて得られたスクランブル鍵は、デスクランブラ8aに供給される。デスクランブラ8aにおいては、スクランブルされた所定の番組のディジタル信号が、第2復号器9bより供給されたスクランブル鍵によってデスクランブルされ、正常に視聴可能な元の信号に戻された後、出力される。
【0053】
所定のチャンネルをフラットで契約すると、契約したチャンネルに対応する契約鍵と、そのチャンネルに対応するサービスID、契約タイプ等からなる契約情報を含む個別情報が送信側システムから受信端末に送信され、受信端末を構成するセキュリティモジュール9に記憶される。契約するチャンネル数が多数あれば、上述した手順が繰り返し実行されることになる。
【0054】
フラット視聴の場合、受信した番組に付随する番組情報内のサービスIDがセキュリティモジュール9に記憶されており、かつ番組情報内の契約鍵番号で示される契約鍵がセキュリティモジュール9に記憶されており、かつサービスIDに対応する契約タイプがフラットである場合、第2復号器9bによって、番組情報が復号され、得られたスクランブル鍵がデスクランブラ8aに供給され、デスクランブラ8aが動作する。これにより、所定の番組が正常にデスクランブルされた映像および音声が得られ、その番組の視聴が可能となる。
【0055】
ペイパービュー契約の場合、例えば、受信端末に接続された例えばテレビジョン受像機へのデコーダ出力を指示するための図示せぬスイッチが操作され、テレビジョン受像機に所定の番組が表示されたとき、その番組のチャンネル番号、番組番号、および視聴時間などからなる視聴履歴がセキュリティモジュール9内に記憶されるようにしておく。この視聴履歴は、所定の期間だけ経過後、デコーダ8内の図示せぬ電話モデムを通じて、視聴情報として電話回線11を介して送信側システムの視聴情報収集処理システム7にアップリンクされる。
【0056】
視聴情報収集処理システム7は、多数の受信端末から電話回線11を介して供給された視聴情報を記憶する。送信側システムは、受信端末からの視聴情報に基づいて、各受信端末の視聴情報を認識することが可能となり、各受信端末毎に課金処理を行うことができる。
【0057】
ここで、受信端末のデコーダ8内の電話モデムから、電話回線11を介して送信側システムに送信される視聴情報に、例えば、視聴情報の改竄を防止するための改竄防止コードを付加するようにすることができる。
【0058】
すなわち、セキュリティモジュール9において、例えば、視聴情報に基づいて、CRC(Ciclic Redundancy Check)コードが演算され、改竄防止コードとして視聴情報に付加される。送信側システムのスクランブル制御システム6における検証のために、例えば20ビットのCRCコードを演算し、視聴情報に付加するものとし、さらに、送信側システムの視聴情報収集処理システム7における検証のために、例えば16ビットのCRCコードを付加するものとする。そして、これらのCRCコードのビット数、およびその生成多項式を秘密にしておく。
【0059】
図2は、上述したようにして改竄防止コードが付加された視聴情報の構成例を示している。図2(a)は原理図を表し、図2(b)は実際例を表している。図2(a)に示すように、原理的には、視聴情報は、20ビットのCRCコードが付加され、さらに16ビットのCRCコードが付加された構造となっていればよいが、実際例としては、さらに秘密保持性を高めるために、図2(b)に示すように、20ビットのCRCコードの両端または一方の端に、所定数ビットのダミービットが挿入された構造とされている。このダミービットに設定される値は、アップリンク毎に異なる乱数とされる。
【0060】
例えば、視聴情報収集処理システム7には、16ビットのCRCコードの生成多項式、16ビットCRCコードが視聴情報に付加された位置、ダミービットを含む20ビットのCRCコードが付加された位置、およびダミービットを含む20ビットのCRCコードの総ビット数についてだけ知らせておくようにする。これにより、視聴情報収集処理システム7においては、視聴情報の改竄を行うことが困難となる。
【0061】
また、スクランブル制御システム6には、視聴情報のすべての構造に関する情報、すなわち、16ビットのCRCコードの生成多項式、16ビットCRCコードが視聴情報に付加された位置、ダミービットを含む20ビットのCRCコードが付加された位置、およびダミービットを含む20ビットのCRCコードの総ビット数、並びに20ビットのCRCコードの生成多項式、およ20ビットのCRCコードとダミービットの間の位置関係(例えば、20ビットCRCコードの左側にあるダミービットの数と20ビットのCRCコードの右側にあるダミービットの数)についての情報を予め知らせておく。
【0062】
視聴情報収集処理システム7においては、受信端末よりアップリンクされた視聴情報の中の16ビットCRCコードを利用して、視聴情報の改竄が行われたか否かが判定される。その結果、視聴情報が改竄されていると判定された場合、この視聴情報はキャンセルされ、例えば、視聴情報の再送を要求する情報が含まれた個別情報が伝送路10を介して受信端末に送信されるようにすることができる。一方、視聴情報が改竄されていないと判定された場合、視聴情報に基づいた正常な課金処理が実行される。
【0063】
次に、16ビットのCRCコードを除く視聴情報とダミービットが付加された20ビットのCRCコードが、スクランブル制御システム6に供給される。スクランブル制御システム6においては、視聴情報収集処理システム7には知らされていない、20ビットのCRCコードとダミービットの間の位置関係より、20ビットのCRCコードが取り出され、それに基づいて、視聴情報に対して改竄が行われたか否かが判定される。この判定は、視聴情報収集処理システム7には知らされていない20ビットのCRCコードの生成多項式を用いて行われる。従って、視聴情報に対して、視聴情報収集処理システム7のシステム構築者または運用者によっては知り得ない検証を行うことが可能である。これにより、視聴情報の秘匿性を向上させることができる。
【0064】
上記実施例において、所定の秘密コードを個別情報に含ませて、送信側システムから、伝送路10を介して受信端末に送信することもできる。例えば、スクランブル制御システム6において、秘密コード出力部6bより出力された所定の秘密コードを個別情報に含ませるようにする。この個別情報は個別鍵によって暗号化された後、多重化器2に供給される。多重化器2に供給された個別情報は、エンコーダ1から供給されたディジタル化され、圧縮された所定の番組に対応する映像信号または音声信号と多重化され、スクランブラ3に供給される。
【0065】
スクランブラ3においては、多重化器2から供給されたディジタル信号の中の番組の部分に対してスクランブル処理が施され、個別情報の部分にはスクランブル処理が施されずに伝送路10に送出される。
【0066】
受信側においては、送信側システムから伝送路10を介して送信されてきた個別情報がセキュリティモジュール9に供給される。セキュリティモジュール9に供給された個別情報は、予め記憶されている端末固有の個別鍵によって第1復号器9aにより復号され、秘密コードが取り出される。この秘密コードと、視聴情報に付加されるスクランブル制御システム6用に作成された20ビットのCRCコードとから所定の演算が行われ、スクランブル制御システム6用の改竄防止コードが新たに作成される。作成されたスクランブル制御システム6用の改竄防止コードは、視聴情報に付加される。
【0067】
視聴情報には、さらに視聴情報収集処理システム7用に作成された16ビットのCRCコードが付加される。このようにして改竄防止コードが付加された視聴情報は、図3に示したような構成になる。すなわち、視聴情報の次に20ビットCRCコードと秘密のコードより演算された所定の改竄防止コードが付加され、次に、16ビットの改竄防止情報が付加される。この視聴情報は、電話回線11を介して送信側システムに送信される。
【0068】
電話回線11を介して受信端末より送信側システムに送信されてきた視聴情報は、視聴情報収集処理システム7に入力される。視聴情報収集処理システム7においては、視聴情報に付加された16ビットのCRCコードと視聴情報に基づいて、視聴情報に対して改竄が行われたか否かが判定される。
【0069】
その結果、視聴情報に対して改竄が行われていないと判定された場合、視聴情報収集処理システム7において課金処理が実行されるとともに、視聴情報に付加された視聴情報収集処理システム7用の改竄防止コードを除く、視聴情報とそれに付加された先に演算されたスクランブル制御システム6用の改竄防止コードがスクランブル制御システム6に供給される。
【0070】
スクランブル制御システム6においては、そこに供給されたスクランブル制御システム6用の改竄防止コードに対して、先に行われた演算とは逆の演算が行われる。この演算の結果、元の20ビットのCRCコードが得られる。スクランブル制御システム6は、得られた元の20ビットのCRCコードと視聴情報に基づいて、視聴情報に改竄が行われたか否かを判定する。
【0071】
このように、改竄防止コードである20ビットのCRCコードに対して、さらに所定の演算を施すことにより、秘密保持性をさらに高めることができる。
【0072】
また、上記実施例において、個別情報にスクランブル制御システム6用の改竄防止コードである20ビットのCRCコードのダミービットに対する位置に関する情報を秘密コードとして含ませるようにすることもできる。
【0073】
上述した場合と同様にして、この個別情報は、対応する受信端末に送信される。受信端末に送信された個別情報は、デコーダ8を介してセキュリティモジュール9に供給される。セキュリティモジュール9に供給された個別情報は、第1復号器9aによって復号され、秘密コードが取り出される。
【0074】
セキュリティモジュール9は、この秘密コードに従って、スクランブル制御システム6用の、視聴情報の改竄防止コードとダミービットが所定の位置関係になるようにして視聴情報に付加する。すなわち、改竄防止コードの左右に0以上の所定のビット数のダミービットが配置されるようにする。ここで改竄防止コードの左右に配置されるダミービットの総ビット数は、所定の一定値とする。
【0075】
このように、改竄防止コードである20ビットのCRCコードとダミービットとの位置関係を、送信側システムから受信端末に供給される秘密コードによって適宜変更することができるようにすることにより、秘密保持性をさらに高めることができる。
【0076】
また、上記実施例において、送信側システムのスクランブル制御システム6から所定の秘密コードが受信端末に送信されるようにし、次式1に示したように、秘密コードと、受信端末において作成された視聴情報収集処理システム7用の視聴情報の改竄防止コードを用いて所定の演算を施すことにより、スクランブル制御システム6用の改竄防止コードを作成するようにすることも可能である。
【0077】
Figure 0003763320
【0078】
上記式1において、記号「*」は所定の演算を表す。
【0079】
図4は、このようにして作成された視聴情報とそれに付加された改竄防止コードの例を示している。ここでは、視聴情報収集処理システム7用の改竄防止コードを、例えば16ビットのCRCコードとしているが、勿論、これに限定されるものではない。また、視聴情報収集処理システム7用の改竄防止コードと秘密コードから上記式1によって演算された演算結果のビット数を16としたが、他の所定のビット数とすることも可能である。
【0080】
このようにして作成されたスクランブル制御システム6用の改竄防止コード、および視聴情報収集処理システム7用の改竄防止コードは、視聴情報に付加されて電話回線11を介して送信側システムに供給される。
【0081】
送信側システムに供給された視聴情報は、まず、視聴情報収集処理システム7において、それに付加された視聴情報収集処理システム7用の改竄防止コードに基づいて、改竄が行われたか否かが判定される。改竄が行われたと判定された場合、例えば、この視聴情報を廃棄し、視聴情報の再送を指示する所定の情報を個別情報に含ませて、受信端末に送信するようにすることができる。一方、改竄が行われていないと判定された場合、視聴情報に付加された視聴情報収集処理システム7用の改竄防止コードと、スクランブル制御システム6用の改竄防止コードがスクランブル制御システム6に供給され、視聴情報は、スクランブル制御システム6には供給されない。
【0082】
スクランブル制御システム6は、視聴情報収集処理システム7より供給された視聴情報収集処理システム7用の改竄防止コードと、先に個別情報に含ませて受信側に送信した秘密コードとから、先に受信端末において行われたのと同様にして、スクランブル制御システム6用の改竄防止コードを作成する。次に、スクランブル制御システム6において、いま作成した改竄防止コードと、視聴情報収集処理システム7より供給された、受信端末からの視聴情報に付加されていたスクランブル制御システム6用の改竄防止コードとが比較され、それらが一致した場合、改竄は行われていないと判定され、一致しなかった場合、改竄が行われたと判定される。
【0083】
このように、視聴情報収集処理システム7、およびスクランブル制御システム6において、視聴情報の改竄の有無を検証でき、かつ、視聴情報収集処理システム7から、スクランブル制御システム6に供給するデータを、スクランブル制御システム6用の改竄防止コードと、視聴情報収集処理システム7用の改竄防止コードのみとすることができる。すなわち、視聴情報を送る必要がない。
【0084】
従って、視聴情報収集処理システム7からスクランブル制御システム6に送る情報のビット数をその分だけ減少させることができる。これにより、視聴情報収集処理システム7の負荷を軽減することができ、また、視聴情報収集処理システム7とスクランブル制御システム6の間のリアルタイム性の要求されるトラフィックを減少させることが可能となる。
【0085】
また、スクランブル制御システム6は、個別情報に含めて受信端末に送信する秘密コードを、視聴情報が受信端末からアップリンクされる毎に変更するようにすることも可能である。従って、スクランブル制御システム6から一時的に秘密コードが外部に洩れたとしても、次にアップリンクされる視聴情報に対応する改竄防止コードはそれとは異なる秘密コードに基づいて作成される。これにより、視聴情報の改竄検出能力をさらに高めることが可能となる。
【0086】
なお、上記実施例においては、個別情報を放送電波によって受信端末に供給するようにしたが、電話線を介して送信したり、ICカード、その他の記録媒体によって、受信端末に供給するようにすることも可能である。
【0087】
また、上記実施例においては、伝送路10を放送波であるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、光ファイバケーブルやその他の伝送媒体とすることも可能である。
【0088】
また、上記実施例においては、視聴情報を電話回線11を介して送信側システムに伝送するようにしたが、その他の伝送媒体を介して伝送するようにすることも可能である。
【0089】
また、上記実施例においては、改竄防止コードのビット数を16ビット、および20ビットとしたが、これに限定されるものではなく、その他の任意のビット数とすることができる。
【0090】
さらに、上記実施例においては、CRCコードを利用して、改竄防止コードを作成するようにしたが、他の方法で作成するようにすることも可能である。
【0091】
【発明の効果】
請求項1に記載のスクランブル放送システムによれば、受信端末は、改竄防止情報作成手段により、送信側システムに含まれる複数の処理システムのそれぞれに対応する、視聴情報の改竄防止情報が、視聴情報に基づいて演算されるCRC( CyclicRedundancyCheck )コードに基づいて所定の方式の演算を行うことにより作成され、複数の処理システムに対応してそれぞれ異なるビット長のデータとして作成され、付加手段によってこの改竄防止情報が視聴情報に付加され、送信側システム複数の処理システムのそれぞれの判定手段により、視聴情報に付加された、複数の処理システムのそれぞれに対応する改竄防止情報に基づいて、受信端末からの視聴情報が改竄されたか否かが判定されるようにしたので、送信側システムの処理システム毎に、視聴情報の改竄が行われたかどうかを検証することができる。これにより、所定の処理システムに対応する改竄防止情報の作成方法が洩れ、視聴情報の改竄が行われたとしても、他の処理システムにおいてそれを検出することができ、視聴情報の秘密保持性を高めることが可能となる。また、高い機密保持性が要求される処理システムを限定することができるため、その他の処理システムのシステム設計、運用、および保守の自由度を増大させることが可能となる。
【0092】
請求項に記載のスクランブル方法、および請求項に記載のスクランブル装置によれば、複数の処理システムのそれぞれの判定手段により、視聴情報に付加された、複数の処理システムのそれぞれに対応する改竄防止情報に基づいて、受信端末からの視聴情報が改竄されたか否かが判定されるようにしたので、処理システム毎に、視聴情報の改竄が行われたかどうかを検証することができる。これにより、所定の処理システムに対応する改竄防止情報の作成方法が洩れ、視聴情報の改竄が行われたとしても、他の処理システムにおいてそれを検出することができ、視聴情報の秘密保持性を高めることが可能となる。
【0093】
請求項10に記載のデスクランブル装置によれば、改竄防止情報作成手段により、送信側システムに含まれる複数の処理システムのそれぞれに対応する、視聴情報の改竄防止情報が、視聴情報に基づいて演算されるCRC( CyclicRedundancyCheck )コードに基づいて所定の方式の演算を行うことにより作成され、複数の処理システムに対応してそれぞれ異なるビット長のデータとして作成され、付加手段により、改竄防止情報作成手段により作成された改竄防止情報が視聴情報に付加されるようにしたので、処理システム毎に、視聴情報の改竄防止情報を付加することができる。これにより、所定の処理システムに対応する改竄防止情報の作成方法が洩れ、視聴情報の改竄が行われたとしても、他の処理システムに対応する改竄防止情報によってそれを検出させることができ、視聴情報の秘密保持性を高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を応用した有料放送システムの構成例を示すブロック図である。
【図2】視聴情報の構成例を示す図である。
【図3】視聴情報の他の構成例を示す図である。
【図4】視聴情報のさらに他の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 エンコーダ
2 多重化器
3 スクランブラ
4 関連情報送出装置
5 番組制御システム
6 スクランブル制御システム(指定手段)
6a 改竄判定部(判定手段)
6b 秘密コード出力部(コード出力手段)
7 視聴情報収集処理システム
7a 改竄判定部(判定手段)
8 デコーダ
8a デスクランブラ
9 セキュリティモジュール(改竄防止情報作成手段)
9a 第1復号器
9b 第2 復号器
10 伝送路
11 電話回線

Claims (11)

  1. 受信端末において、少なくともスクランブル放送を視聴させるための処理を実行する処理システムと、視聴した受信端末に対する課金を行うための処理とを実行する処理システムとを含む複数の処理システムを含む送信側システムから所定の有料番組が、伝送媒体を介して受信端末に伝送され、前記受信端末の視聴者が前記有料番組を視聴した視聴履歴が、視聴情報として受信端末から送信側システムに伝送されるスクランブル放送システムにおいて、
    前記受信端末は、
    前記送信側システムに含まれる前記複数の処理システムのそれぞれに対応する、前記視聴情報の改竄防止情報を、前記視聴情報に基づいて演算されるCRC( CyclicRedundancyCheck )コードに基づいて所定の方式の演算を行うことにより作成され、前記複数の処理システムに対応してそれぞれ異なるビット長のデータとして作成する改竄防止情報作成手段と、
    前記改竄防止情報作成手段により作成された前記改竄防止情報を、前記視聴情報に付加する付加手段と
    を備え、
    前記送信側システム前記複数の処理システムのそれぞれは、
    前記視聴情報に付加された、前記複数の処理システムのそれぞれに対応する前記改竄防止情報に基づいて、前記受信端末からの前記視聴情報が改竄されたか否かを判定する判定手段
    を備えることを特徴とするスクランブル放送システム。
  2. 前記複数の処理システムのそれぞれに対応する異なるビット長のデータの演算方式が、前記受信端末から前記視聴情報が供給される都度変更される
    ことを特徴とする請求項に記載のスクランブル放送システム。
  3. 前記送信側システムの前記複数の処理システムのうちの少なくとも1つの処理システムは、所定のコードを出力するコード出力手段をさらに備え、
    前記改竄防止情報作成手段は、前記コード出力手段からの前記コードと前記複数の処理システムうちの他の処理システムに対する前記改竄防止情報に基づいて、所定の演算を施すことにより、前記複数の処理システムのうちの少なくとも1つの処理システム対する改竄防止情報を作成し、
    前記複数の処理システムのうちの少なくとも1つの処理システムの前記判定手段は、前記コード、前記複数の処理システムうちの他の処理システムに対応する前記改竄防止情報、および前記複数の処理システムのうちの少なくとも1つの処理システムに対応する改竄防止情報に基づいて、前記複数の処理システムのうちの少なくとも1つの処理システムに供給された前記視聴情報が改竄されたか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のスクランブル放送システム。
  4. 前記コード出力手段は、出力する前記コードを前記受信端末から前記視聴情報が供給される都度変更する
    ことを特徴とする請求項3に記載のスクランブル放送システム。
  5. 受信端末において、少なくともスクランブル放送を視聴させるための処理を実行する処理システムと、視聴した受信端末に対する課金を行うための処理とを実行する処理システムとを含む複数の処理システムを含み、所定の有料番組を伝送媒体を介して受信端末に伝送し、前記受信端末から伝送されてくる視聴情報と、前記視聴情報に基づいて演算されるCRC( CyclicRedundancyCheck )コードに基づいて所定の方式の演算を行うことにより作成され、前記複数の処理システムに対応してそれぞれ異なるビット長のデータであって、前記視聴情報に付加された前記複数の処理システムのそれぞれに対応する改竄防止情報を受信するスクランブル方法において、
    前記処理システムのそれぞれは、前記視聴情報に付加された、前記処理システムに対応する前記改竄防止情報に基づいて、前記受信端末からの前記視聴情報が改竄されたか否かを判定する
    ことを特徴とするスクランブル方法。
  6. 受信端末において、少なくともスクランブル放送を視聴させるための処理を実行する処理システムと、視聴した受信端末に対する課金を行うための処理とを実行する処理システムとを含む複数の処理システムを含み、所定の有料番組を伝送媒体を介して受信端末に伝送し、前記受信端末から伝送されてくる視聴情報と、前記視聴情報に付加される改竄防止情報であって、前記視聴情報に基づいて演算されるCRC( CyclicRedundancyCheck )コードに基づいて所定の方式の演算を行うことにより作成され、前記複数の処理システムに対応してそれぞれ異なるビット長のデータを受信するスクランブル装置において、
    前記複数の処理システムのそれぞれは、前記視聴情報に付加された、前記複数の処理システムのそれぞれに対応する前記改竄防止情報に基づいて、前記受信端末からの前記視聴情報が改竄されたか否かを判定する判定手段を備える
    ことを特徴とするスクランブル装置。
  7. 前記複数の処理システムのそれぞれに対応する異なるビット長のデータの演算方式が、前記受信端末から前記視聴情報が供給される都度変更される
    ことを特徴とする請求項に記載のスクランブル装置。
  8. 送信側システムの前記複数の処理システムのうちの少なくとも1つの処理システムは、所定のコードを出力するコード出力手段をさらに備え、
    送信側システムの前記複数の処理システムのうちの少なくとも1つの処理システムの前記判定手段は、前記コード、並びに、前記受信端末より伝送されてきた前記複数の処理システムのうちの他の処理システムに対応する前記改竄防止情報、および前記複数の処理システムのうちの少なくとも1つの処理システムに対応する改竄防止情報に基づいて、前記複数の処理システムのうちの少なくとも1つの処理システムに供給された前記視聴情報が改竄されたか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項に記載のスクランブル装置。
  9. 前記コード出力手段は、出力する前記コードを、前記受信端末から前記視聴情報が供給される都度変更する
    ことを特徴とする請求項に記載のスクランブル装置。
  10. 少なくともスクランブル放送を視聴させるための処理を実行する処理システムと、視聴した受信端末に対する課金を行うための処理とを実行する処理システムとを含む複数の処理システムを含む送信側システムから伝送媒体を介して伝送されてくる所定の有料番組を受信し、前記有料番組に対する視聴情報を送信側システムに伝送するデスクランブル装置において、
    前記送信側システムに含まれる前記複数の処理システムのそれぞれに対応する、前記視聴情報の改竄防止情報を、前記視聴情報に基づいて演算されるCRC( CyclicRedundancyCheck )コードに基づいて所定の方式の演算を行うことにより作成され、前記複数の処理システムに対応してそれぞれ異なるビット長のデータとして作成する改竄防止情報作成手段と、
    前記改竄防止情報作成手段により作成された前記改竄防止情報を、前記視聴情報に付加する付加手段と
    を備えることを特徴とするデスクランブル装置。
  11. 前記改竄防止情報作成手段は、前記複数の処理システムのうちの少なくとも1つの処理システムに対応する前記改竄防止情報を、前記送信側システムから伝送されてきた所定のコードと前記複数の処理システムのうちの他の処理システムに対応する前記改竄防止情報の間で所定の演算を施すことによって作成する
    ことを特徴とする請求項10に記載のデスクランブル装置。
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