JPH0946331A - 情報処理装置および方法 - Google Patents

情報処理装置および方法

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JPH0946331A
JPH0946331A JP7194679A JP19467995A JPH0946331A JP H0946331 A JPH0946331 A JP H0946331A JP 7194679 A JP7194679 A JP 7194679A JP 19467995 A JP19467995 A JP 19467995A JP H0946331 A JPH0946331 A JP H0946331A
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JP7194679A
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Inventor
Hiroyuki Yoshida
洋之 吉田
Makoto Shiroma
真 城間
Masami Yamashita
雅美 山下
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不正なデコーダが用いられるのを抑制する。 【解決手段】 セキュリティモジュール32は、デコー
ダ31に対して、デコーダ認証コマンドと、それに続い
てCard IDを出力する。デコーダ31は、入力さ
れたCard IDに対して、予め定められている所定
の演算を行い、その演算結果E(Card ID)をセ
キュリティモジュール32に返す。セキュリティモジュ
ール32は、この演算結果E(Card ID)が正し
いものであるか否か(デコーダ31が正規のものである
か否か)を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置およ
び方法に関し、特に不正な装置が用いられるのを抑制す
るようにした情報処理装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】有料放送においては、スクランブル放送
と呼ばれる放送方式が用いられることが多い。このスク
ランブル放送は、放送局側において、元の信号を所定の
方法で意図的に乱す(スクランブルする)ことにより、
放送局と契約していない者が放送を受信しても、正常な
画像、音声、およびデータなどを利用することができな
いようにするものである。
【0003】すなわち、放送局と契約した者のデコーダ
に対しては、このスクランブルを解除する鍵信号を与
え、この鍵信号によりデコーダがスクランブルされてい
るデータを元の形にデスクランブルすることで、正常な
画像、音声、およびデータなどを得ることができるよう
にしている。
【0004】有料放送を視聴する契約のうち、チャンネ
ル単位で契約する場合をフラット、視聴した番組に応じ
て課金される場合をペイパービューという。ペイパービ
ューのうち、視聴者が急に所定の番組を見たくなった場
合、所定の操作を行うだけでそれを見ることができる、
事前連絡が不要のものを特にインパルスペイパービュー
といい、事前連絡が必要なものを、コールアヘッドペイ
パービューという。
【0005】このように、スクランブル放送をデスクラ
ンブルするには、鍵信号が必要となる。従来のスクラン
ブル装置においては、この鍵信号をICカードに記憶さ
せるようにし、このICカードをスクランブル放送をデ
スクランブルする(デコードする)デコーダに装着さ
せ、ICカードからデコーダに鍵信号を供給して、スク
ランブル放送をデスクランブルするようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに、ICカードをデコーダに装着して、デスクランブ
ル処理を実行するようにすると、デコーダとして、正規
のデコーダではなく、ライセンスを受けていないものが
製造したようなデコーダに対して、正規のICカードを
装着して、視聴契約をしていないものがスクランブル放
送を不正に視聴する恐れがあった。
【0007】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、不正な装置を用いて、スクランブル放送が
不正に視聴されるのを抑制するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の情報処
理装置は、供給手段は、処理手段が予め定められている
ものであるか否かを判定する判定手段と、判定手段の判
定結果に対応して所定の制御を行う制御手段とを備え、
処理手段は、供給手段に対して判定手段の判定の基礎と
なる情報を出力する出力手段を備えることを特徴とす
る。
【0009】請求項4に記載の情報処理方法は、供給手
段は、処理手段が予め定められているものであるか否か
を判定し、判定結果に対応して所定の制御を行い、処理
手段は、供給手段に対して判定手段の判定の基礎となる
情報を出力することを特徴とする。
【0010】請求項1に記載の情報処理装置において
は、判定手段が、処理手段が予め定められているもので
あるか否かを判定し、制御手段が、判定手段の判定結果
に対応して異なる制御を行い、出力手段が、供給手段に
対して判定手段の判定の基礎となる情報を出力する。
【0011】請求項4に記載の情報処理方法におては、
供給手段が、処理手段が予め定められているものである
か否かを判定するとともに、判定結果に対応して所定の
制御を行い、処理手段が、供給手段に対して判定手段の
判定の基礎となる情報を出力する。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を応用した有料放
送システムの一実施例の構成を示すブロック図である。
送信側システム21のエンコーダ1(1A乃至1E)
は、5チャンネル分の映像信号や音声信号をディジタル
化し、圧縮するようになされている。多重化器2は、複
数(5チャンネル分)のエンコーダ1の出力や複数の関
連情報をパケット化し、時分割多重する。ここで関連情
報とは、番組に関する情報とデスクランブルのためのス
クランブル鍵を含む「共通情報(番組情報)」、加入者
(視聴者)毎の契約情報(例えばフラットやペイパービ
ューなどの契約形態など)および共通情報の暗号を解く
ための契約鍵を含む「個別情報」などからなるものとす
る。
【0013】スクランブラ3は、関連情報送出装置4か
らのスクランブル鍵により、多重化器2の出力信号の所
定のものに対して選択的にスクランブルを施すようにな
されている。
【0014】スクランブル制御システム6は、関連情報
送出装置4に契約鍵(ワーク鍵)を供給するとともに、
受信端末22に固有の個別鍵(スクランブル制御システ
ム6に記憶されている)により契約鍵を暗号化し、個別
情報の一部として多重化器2に供給するようになされて
いる。
【0015】関連情報送出装置4は、スクランブラ3に
スクランブル鍵を供給するとともに、スクランブル制御
システム6から供給された契約鍵により、スクランブル
鍵を暗号化し、共通情報(番組情報)の一部として多重
化器2に供給するようになされている。
【0016】番組制御システム5は、所定の制御信号を
発生し、番組に応じてエンコーダ1を制御する。すなわ
ち、デジタル化や圧縮の方法を制御する。また、いま、
エンコーダ1においてエンコードされている番組の番組
IDや対応するチャンネルのチャンネルID(serv
ice−id)等を発生し、関連情報送出装置4に供給
する。視聴情報収集処理システム7は、多数の受信端末
22から電話回線24を介してアップロードされる視聴
情報(例えば視聴した番組ID、対応するチャンネルI
D、および視聴した時間など)や、視聴者からの契約要
求を処理し、契約情報としてスクランブル制御システム
6に供給するようになされている。
【0017】一方、受信端末22のデコーダ31(処理
手段)は、内蔵するデスクランブラ41(図4)によ
り、セキュリティモジュール32(供給手段)から供給
されたスクランブル鍵により、スクランブルされた信号
を元の信号にデスクランブルするようになされている。
また、番組に付加された個別情報や番組情報を抽出し、
出力するようになされている。
【0018】セキュリティモジュール32は、デコーダ
31に対して着脱自在に装着される例えばICカード等
により構成され、内蔵するEEPROM53(図4)
に、受信端末22に固有の個別鍵を記憶しており、デコ
ーダ31よりスクランブルされていない個別情報が供給
されたとき、この個別鍵を用いて個別情報を復号し、契
約鍵と契約情報をそれぞれ取り出し、記憶する。また、
デコーダ31を介して供給された番組に付随する共通情
報を取り込み、契約鍵により共通情報を復号し、スクラ
ンブル鍵を取り出し、デコーダ31に供給するようにな
されている。
【0019】次にその動作について説明する。まず、送
信側システム21より受信端末22に個別情報が送信さ
れる場合の動作について説明する。この個別情報は、図
2に示すように、契約鍵に対応する契約鍵番号、契約
鍵、契約したチャンネルに対応するチャンネルID(s
ervice−id)、および契約タイプなどを含んで
いる。また、個別情報は、送信先の受信端末22のID
番号(Card ID)も含んでいる。
【0020】契約鍵は、例えば、8ビットの契約鍵番号
とともに送信され、複数の契約鍵を使い分けることがで
きるようになっている。契約したチャンネルIDを、例
えば16ビットのService_idで表すものとす
る。契約タイプは、フラット、ペイパービュー、特別契
約を識別することができるもので、例えば4ビットとす
る。
【0021】この個別情報は、スクランブル制御システ
ム6において、この個別情報が送信されるべき送信先の
受信端末22に固有の個別鍵を用いて暗号化される。ス
クランブル制御システム6は、全ての受信端末22につ
いて、受信端末22に固有の個別鍵を受信端末22のI
D番号(Card ID)に対応させて記憶しており、
送信先の受信端末22のID番号からその個別鍵を検索
することができるようになっている。従って、送信先の
受信端末22のID番号に対応する個別鍵を検索し、そ
れに基づいて、個別情報が暗号化されることになる。暗
号化された個別情報は多重化器2に供給される。
【0022】多重化器2においては、エンコーダ1より
供給された所定の番組に対応するディジタル化され、圧
縮された映像信号や音声信号と、スクランブル制御シス
テム6より供給された個別情報がパケット化され、時分
割多重された後、スクランブラ3に供給される。スクラ
ンブラ3に供給されたディジタル信号は、関連情報送出
装置4より供給されたスクランブル鍵を用いて番組部分
(映像データと音声データ)だけがスクランブルされ、
個別情報の部分はスクランブルされずに伝送路23に送
出される。
【0023】なお、この個別情報の受信端末22への送
信は、個別情報の更新が必要とされる時に、必要に応じ
て随時行われる。この個別情報には、上述した契約情報
が含まれている。
【0024】次に、通常の番組とそれに付加された番組
情報(共通情報の構成要素)が送信側システム21から
受信端末22に送信される場合の動作について説明す
る。
【0025】番組情報は、例えば図3に示すように、契
約タイプ、契約鍵の番号を示す契約鍵番号、スクランブ
ル鍵、チャンネルIDに相当するService_i
d、番組を識別するための番組IDなどを含んでいる。
このうちスクランブル鍵は、スクランブル制御システム
6より供給された契約鍵(ワーク鍵)によって暗号化さ
れている。また、契約タイプには、特別番組であるか否
かを識別するためのフラグが含まれている。
【0026】関連情報送出装置4において生成された上
述したような構成の所定の番組情報は、多重化器2に供
給される。多重化器2においては、エンコーダ1から供
給された所定の番組に対応するディジタル化され、圧縮
された映像信号や音声信号と、関連情報送出装置4より
供給された番組情報がパケット化され、時分割多重さ
れ、スクランブラ3に供給される。
【0027】スクランブラ3には、番組を構成する圧縮
された映像信号や音声信号と番組情報がパケット化さ
れ、時分割多重されたディジタル信号が入力されるが、
このうちの番組部分(映像信号と音声信号)だけが関連
情報送出装置4より供給されたスクランブル鍵によって
スクランブルされ、番組情報の部分はスクランブルされ
ずに伝送路23に送出される。
【0028】このようにして、所定の番組とそれに付随
する番組情報が送信側システム21より受信端末22に
送信される。
【0029】次に、受信端末22側の動作について説明
する。
【0030】図4は、受信端末22において、視聴許可
の制御を行う場合の原理的な動作を説明するための図で
ある。デコーダ31は、例えば、デスクランブラ41と
CPU42を有し、セキュリティモジュール32は、実
質的に復号器51,52を内蔵するCPU50、および
EEPROM53を有している。
【0031】正式に契約した視聴者の受信端末22に
は、個別情報が送信される。送信側システム21より、
伝送路23を介して送信されたスクランブルされた所定
の番組と、スクランブルされていない個別情報が時分割
多重されたディジタル信号が、受信端末22の図示せぬ
チューナにより受信されると、スクランブルされた番組
に対応するディジタル信号は、デスクランブラ41に供
給される。
【0032】一方、スクランブルされていない個別情報
の非暗号部に付加された受信端末22のID番号(Ca
rd ID)と、セキュリティモジュール32のEEP
ROM53に予め記憶されている受信端末22のID番
号(Card ID)とが比較され、両者が一致した場
合、その個別情報が(すなわち自分自身宛の個別情報
が)取り込まれ、復号器51に供給される。
【0033】復号器51に供給された個別情報のうち、
暗号化されている部分は、EEPROM53に記憶され
ている受信端末22に固有の個別鍵によって解読され、
契約鍵、および契約情報が取り出され、EEPROM5
3に供給され、記憶される。この契約鍵は、番組情報の
解読に使用される。また、契約情報は、受信した番組が
契約した番組であるか否かを判断するとき使用される。
【0034】受信端末22において、視聴者が番組を視
聴しているとき、受信端末22は、伝送路23を介して
送信されてきたスクランブルされた所定の番組と、それ
に付随した番組情報を受信している。スクランブルされ
た所定の番組に対応するディジタル信号は、デスクラン
ブラ41に供給され、それに付随した番組情報は、復号
器52に供給される。
【0035】所定の番組のチャンネルに対応する契約鍵
が、上述したようにして、すでに復号器51において復
号され、EEPROM53に記憶されている場合、復号
器52が動作し、EEPROM53より供給されたその
契約鍵によって番組情報のうちの暗号化されている部分
が復号化される。これにより、番組情報に含まれている
スクランブル鍵が取り出される。
【0036】次に、番組情報は、EEPROM53にす
でに記憶している契約情報との照合が行われる。照合の
結果、番組情報が付加された番組が、契約した番組であ
ると認識された場合、復号器52において得られたスク
ランブル鍵は、セキュリティモジュール32からデコー
ダ31に供給される。
【0037】デコーダ31側においては、スクランブル
鍵が、デスクランブラ41に供給される。デスクランブ
ラ41においては、スクランブルされている所定の番組
のディジタル信号が、復号器52より供給されたスクラ
ンブル鍵によってデスクランブルされ、正常に視聴可能
な元の信号に戻された後、出力される。
【0038】次に、図5を参照して、ICカードで構成
されるセキュリティモジュール32を、デコーダ31に
装着した場合に行われる動作について説明する。
【0039】デコーダ31は、セキュリティモジュール
32が装着されたとき、最初に、Reset信号を発生
し、セキュリティモジュール32に出力する。セキュリ
ティモジュール32は、このReset信号が入力され
ると、リセット動作を行い、リセット動作が完了する
と、Answer To Reset信号をデコーダ3
1に出力する。
【0040】デコーダ31は、このAnswer To
Reset信号の入力を受け、セキュリティモジュー
ル32のリセットが完了したことを検知すると、次に、
セキュリティモジュール32に対して、ID Requ
est信号を出力する。セキュリティモジュール32
は、このID Request信号の入力を受けたと
き、EEPROM53に記憶されているCard ID
とCa_System_IDをデコーダ31に出力す
る。
【0041】このCard IDは、セキュリティモジ
ュール32に個別に与えられたセキュリティモジュール
32に固有のIDである。セキュリティモジュール32
は、受信した個別情報のうち、自分自身の個別情報とし
て、EEPROM53に取り込むべき個別情報であるの
か否かを判定するのに、このCard IDを用いてい
る。
【0042】一方、Ca(Conditional a
ccess)_System_IDは、複数の限定受信
システムが共存する場合において、各受信システムを識
別するための識別子である。
【0043】次に、セキュリティモジュール32は、デ
コーダ31が正規のデコーダであるか否かを認証するた
めに、デコーダ認証コマンドと、それに続いてCard
IDをデコーダ31に出力する。デコーダ31は、こ
のデコーダ認証コマンドの供給を受けると、入力された
Card IDに対して、所定の演算を施し、その演算
結果E(Card ID)をセキュリティモジュール3
2に出力する。セキュリティモジュール32は、入力さ
れた演算結果からデコーダ31が正規のものであるか否
かを判定する。この処理については、図6乃至図10の
フローチャートを参照して後述する。
【0044】次に、デコーダ31は、受信した個別情報
(EMM:EntitlementManagemen
t Message)をセキュリティモジュール32に
出力する。セキュリティモジュール32は、この個別情
報(EMM)の入力を受けたとき、Card IDに対
応するものを抽出し、対応するResponseをデコ
ーダ31に返す。
【0045】また、デコーダ31は、番組情報(EC
M:Entitlement Control Mes
sage)を、セキュリティモジュール32に出力す
る。セキュリティモジュール32は、供給された番組情
報から、上述したように、スクランブル鍵Ksを復号
し、これをさらに暗号化して、デコーダ31に出力す
る。
【0046】セキュリティモジュール32は、スクラン
ブル鍵Ks以外にも、Copy RightとFing
er Printingを、デコーダ31に出力する。
このCopy Rightは、対応する番組をコピーす
ることが許可されているか否かを表すフラグである。ま
た、Finger Printingは、その番組に対
応されているCard IDを強制的にモニタに表示さ
せるか否かを表すフラグである。
【0047】以下、デコーダ31より個別情報(EM
M)が供給されると、セキュリティモジュール32は、
それに対応するメッセージを返し、また、デコーダ31
より番組情報(ECM)が供給されると、セキュリティ
モジュール32は、対応するメッセージを返す動作が適
宜行われる。
【0048】次に、図6のフローチャートを参照して、
セキュリティモジュール32が行うデコーダ認証処理に
ついて説明する。最初にステップS1において、セキュ
リティモジュール32のCPU50は、デコーダ31の
CPU42に対して、デコーダ認証コマンドを出力す
る。続いてCPU50は、ステップS2において、Ca
rd IDをCPU42に出力する。CPU42は、デ
コーダ認証コマンドに続いてこのCard IDの入力
を受けると、図7を参照して後述するように、所定の演
算を行って、その演算結果E(Card ID)をCP
U50に出力する。CPU50は、この演算結果をステ
ップS3で受信する。
【0049】ステップS4(判定手段)においては、ス
テップS3で受信した演算結果E(Card ID)が
正しいものであるか否かを判定する。すなわち、CPU
50は、CPU42がCard IDに対して行う演算
を予め知っており、従って、正しい演算結果E(Car
d ID)も既知のデータとして知っている。演算結果
E(Card ID)が正しい場合においては、ステッ
プS5(制御手段)に進み、CPU50は、以後の処理
を継続して実行する。例えば、図5に示したように、デ
コーダ31より個別情報が入力された場合においては、
それに対応するResponseを返す処理などを実行
する。
【0050】これに対して、ステップS4において、C
PU42より供給された演算結果E(Card ID)
が正しいものではないと判定された場合、ステップS6
(制御手段)に進み、CPU50はエラー処理を実行す
る。すなわち、このときCPU50は、以後、デコーダ
31から個別情報が供給されたとしても、Respon
seを返さない。従って、デコーダ31は、以後、デコ
ード処理(デスクランブル処理)を実行することができ
ないことになる。
【0051】図7は、デコーダ31のCPU42が、セ
キュリティモジュール32のCPU50からデコーダ認
証コマンドの入力を受けたとき実行する処理を表してい
る。最初に、ステップS11において、デコーダ31の
CPU42は、セキュリティモジュール32のCPU5
0が出力したCard IDを受信する。そして、ステ
ップS12において、このCard IDに対して予め
定められた所定の演算を行い、その演算結果E(Car
d ID)を得る。
【0052】次に、ステップS13(出力手段)に進
み、ステップS12で求めた演算結果E(Card I
D)をセキュリティモジュール32のCPU50に出力
する。CPU50は、この演算結果E(Card I
D)が正しいものであるか否かの判定を、図6のステッ
プS4において行うことになる。
【0053】図8乃至図10は、図7のステップS12
おいて、デコーダ31のCPU42が行う演算の処理例
を表している。
【0054】図8の例においては、デコーダ31のCP
U42は、セキュリティモジュール32のCPU50よ
りCard IDが入力されると、そのCard ID
のビットを反転する演算を行う。例えば、Card I
Dが、11001101である時、演算結果E(Car
d ID)は、00110010となる。
【0055】図9の実施例においては、デコーダ31の
CPU42は、Card IDのMSBとLSBを入れ
換える処理を実行する。例えば、Card IDが、1
1001100であるとき、演算結果E(Card I
D)は、01001101となる。
【0056】また、図10の実施例においては、図8と
図9に示した演算の両方を行うようになされている。す
なわち、ステップS41において、Card IDのビ
ットの反転処理が実行され、ステップS42において
は、そのMSBとLSBを入れ換える処理が実行され
る。
【0057】例えば、Card IDが、110011
00である時、ビット反転処理により、0011001
1が得られ、さらに、MSBとLSBを入れ換える処理
により、10110010が得られる。
【0058】もちろん、このような演算は一例であり、
そのほか各種の演算が実行可能である。
【0059】上記実施例においては、伝送路23を放送
波であるものとして説明したが、これに限定されるもの
ではなく、光ファイバケーブルやその他の伝送媒体とす
ることも可能である。
【0060】
【発明の効果】以上の如く、請求項1に記載の情報処理
装置、および請求項4に記載の情報処理方法によれば、
供給手段に対して判定手段の判定の基礎となる情報を出
力し、供給手段において、処理手段が予め定められてい
るものであるか否かを判定し、その判定結果に対応して
所定の処理を行うようにしたので、不正な処理手段が用
いられることを抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を応用した有料放送システムの構成例を
示すブロック図である。
【図2】個別情報の一部を示す図である。
【図3】番組情報の一部を示す図である。
【図4】図1の受信端末22の動作の原理を説明するた
めの図である。
【図5】図1のデコーダ31とセキュリティモジュール
32の間の信号の授受を説明する図である。
【図6】図1のセキュリティモジュール32のデコーダ
認証処理を説明するフローチャートである。
【図7】図1のデコーダ31のデコーダ認証コマンド受
信時の処理例を示すフローチャートである。
【図8】図7のステップS12における演算の処理例を
示すフローチャートである。
【図9】図7のステップS12における演算の処理例を
示すフローチャートである。
【図10】図7のステップS12における演算の処理例
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1,1A乃至1E エンコーダ 2 多重化器 3 スクランブラ 4 関連情報送出装置 5 番組制御システム 6 スクランブル制御システム 7 視聴情報収集処理システム 21 送信側システム 22 受信端末 23 伝送路 24 電話回線 31 デコーダ 32 セキュリティモジュール 41 デスクランブラ 42 CPU 50 CPU 51,52 復号器 53 EEPROM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/167 H04L 9/00 673B 673E H04N 7/167 Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された情報を処理する処理手段と、 前記処理手段に対して前記処理の鍵を供給する供給手段
    とを備える情報処理装置において、 前記供給手段は、 前記処理手段が予め定められているものであるか否かを
    判定する判定手段と、 前記判定手段の判定結果に対応して所定の制御を行う制
    御手段とを備え、 前記処理手段は、前記供給手段に対して前記判定手段の
    判定の基礎となる情報を出力する出力手段を備えること
    を特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記処理手段は、スクランブルされてい
    る情報をデスクランブルし、 前記供給手段は、前記処理手段に対して着脱され、デス
    クランブルする鍵を前記処理手段に供給することを特徴
    とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記判定手段は、前記処理手段に、所定
    のデータに対して所定の演算を行わせるコマンドを供給
    し、前記コマンドに対応して前記処理手段が出力する演
    算結果から前記判定を行い、 前記処理手段は、前記供給手段から前記コマンドの入力
    を受けたとき、前記データに対して所定の演算を行って
    前記供給手段に出力することを特徴とする請求項1に記
    載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 入力された情報を処理する処理手段と、 前記処理手段に対して前記処理の鍵を供給する供給手段
    とを備える情報処理装置の情報処理方法において、 前記供給手段は、 前記処理手段が予め定められているものであるか否かを
    判定するとともに、 前記判定結果に対応して所定の制御を行い、 前記処理手段は、前記供給手段に対して前記判定手段の
    判定の基礎となる情報を出力することを特徴とする情報
    処理方法。
JP7194679A 1995-07-31 1995-07-31 情報処理装置および方法 Pending JPH0946331A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7194679A JPH0946331A (ja) 1995-07-31 1995-07-31 情報処理装置および方法

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