JP3762833B2 - 編集画像印刷システムおよび方法 - Google Patents
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Description
【０００１】
【技術分野】
この発明は、互いにデータ通信が可能なクライアント・コンピュータと画像サーバとから構成される編集画像印刷システムおよび方法ならびに編集画像印刷システムを構成するクライアント・コンピュータおよびその動作制御方法ならびに画像サーバおよびその動作制御方法ならびにクライアント・コンピュータの動作を制御するためのプログラムを格納した記録媒体に関する。
【０００２】
【発明の背景】
クライアント・コンピュータにおいてテンプレート画像上に画像を合成して編集画像を生成し、編集画像を生成するための画像の配置位置などの編集情報とテンプレート画像上に合成される合成対象画像を表す合成対象画像データとをクライアント・コンピュータから画像サーバに送信し、画像サーバにおいて編集画像を印刷するシステムが実現化されつつある。印刷された編集画像はクライアント・コンピュータのユーザに郵送される。
【０００３】
複数駒の編集画像を画像サーバにおいてプリントする場合、編集情報および合成対象画像データを一駒の編集画像ごとにクライアント・コンピュータから画像サーバに送信しなければならないとすると、手間が面倒となる。また、一駒の編集画像ごとに編集情報および合成対象画像データを送信する場合、どのクライアント・コンピュータから送信されたものかを管理しておかなければならない。
【０００４】
【発明の開示】
この発明は、複数駒の編集画像を画像サーバにおいてプリントする場合にクライアント・コンピュータのユーザの手間を軽減することを目的とする。
【０００５】
またこの発明は、複数のクライアント・コンピュータから編集情報および合成対象画像データが送信された場合でもその管理を比較的正確にできるようにすることを目的とする。
【０００６】
第１の発明による編集画像印刷システムは、互いにデータ通信が可能なクライアント・コンピュータと画像サーバとから構成される編集画像印刷システムである。
【０００７】
上記クライアント・コンピュータには、テンプレート画像に合成すべき合成対象画像を決定する合成対象画像決定手段、上記合成対象画像決定手段によって決定した合成対象画像の配置位置を決定する位置決定手段、上記合成対象画像決定手段による合成対象画像決定処理および上記位置決定手段による位置決定処理を繰り返して複数駒の編集画像を得る編集手段、ならびに上記編集手段により得られる上記編集画像を構成する合成対象画像を表す合成対象画像データとその合成対象画像の上記配置位置を表す配置位置データとを関連づけて、複数駒の編集画像を構成する上記合成対象画像データと上記配置位置データとを上記画像サーバに送信する送信手段が備えられている。
【０００８】
上記画像サーバには、上記クライアント・コンピュータの上記送信手段から送信された上記合成対象画像データと上記配置位置データとを受信する受信手段、ならびに上記受信手段により受信した上記合成対象画像データおよび上記配置位置データから上記複数駒の編集画像を生成する編集画像生成手段が備えられている。
【０００９】
第１の発明は、上記システムに適した方法も提供している。すなわち、互いにデータ通信が可能なクライアント・コンピュータと画像サーバとから構成される編集画像印刷システムにおいて、上記クライアント・コンピュータにおいて、テンプレート画像に合成すべき合成対象画像およびその配置位置を決定し、合成対象画像決定処理および上記位置決定処理を繰り返して複数駒の編集画像を得、得られた上記編集画像を構成する合成対象画像を表す合成対象画像データとその合成対象画像の上記配置位置を表す配置位置データとを関連づけて、複数駒の編集画像を構成する上記合成対象画像データと上記配置位置データとを上記クライアント・コンピュータから上記画像サーバに送信し、上記クライアント・コンピュータから送信された上記合成対象画像データと上記配置位置データとを上記画像サーバにおいて受信し、受信した上記合成対象画像データおよび上記配置位置データから上記画像サーバにおいて上記複数駒の編集画像を生成する、編集画像印刷方法である。
【００１０】
第１の発明によると、上記クライアント・コンピュータにおいて複数駒の編集画像が生成される。上記編集画像を構成する合成対象画像を表す上記合成対象画像データとその合成対象画像の上記配置位置を表す配置位置データとが関連づけられて上記クライアント・コンピュータから上記画像サーバに送信される。これらの上記合成対象画像データと上記配置位置データとは複数駒の上記編集画像について上記クライアント・コンピュータから上記画像サーバに送信される。
【００１１】
複数駒の編集画像を構成するためのすべての上記合成対象画像データと上記配置位置データとが上記画像サーバにおいて受信されると、複数駒の編集画像が生成され、プリントされる。
【００１２】
クライアント・コンピュータから画像サーバに一度送信するだけで複数駒の編集画像がプリントできる。複数駒の編集画像をプリントするために複数回の送信を行う必要がないのでクライアント・コンピュータのユーザの手間が軽減される。
【００１３】
第２の発明は、互いにデータ通信が可能な複数のクライアント・コンピュータと画像サーバとから構成される編集画像印刷システムである。
【００１４】
上記クライアント・コンピュータには、テンプレート画像に合成すべき合成対象画像を決定する合成対象画像決定手段、上記合成対象画像決定手段によって決定した合成対象画像の配置位置を決定する位置決定手段、上記合成対象画像決定手段により決定した合成対象画像と上記位置決定手段により決定した配置位置とから編集画像を得る編集手段、および上記編集画像を構成する合成対象画像を表す合成対象画像データとその合成対象画像の上記配置位置を表す配置位置データとにクライアント・コンピュータに固有の識別データを関連づけて上記画像サーバに送信する送信手段が備えられている。
【００１５】
上記画像サーバには、上記クライアント・コンピュータの上記送信手段から送信される上記合成対象画像データ、上記配置位置データおよび上記識別データを受信する受信手段、上記受信手段によって受信された上記合成対象画像データと上記配置位置データとを、上記識別データによって識別されるクライアント・コンピュータごとに分けて記憶する記憶手段、ならびに上記記憶手段に記憶されている、上記クライアント・コンピュータごとに分けられた上記合成対象画像データと上記配置位置データとからクライアント・コンピュータごとに上記編集画像を生成する編集画像生成手段が備えられている。
【００１６】
第２の発明は、上記システムに適した方法も提供している。すなわち、互いにデータ通信が可能な複数のクライアント・コンピュータと画像サーバとから構成される編集画像印刷システムにおいて、上記クライアント・コンピュータにおいて、テンプレート画像に合成すべき合成対象画像および上記合成対象画像の配置位置を決定し、決定した合成対象画像と配置位置とから編集画像を得、上記合成対象画像データとその合成対象画像の上記配置位置を表す配置位置データとにクライアント・コンピュータに固有の識別データを関連づけて上記クライアント・コンピュータから上記画像サーバに送信し、上記画像サーバにおいて、上記クライアント・コンピュータから送信される上記合成対象画像データ、上記配置位置データおよび上記識別データを受信し、受信された上記合成対象画像データと上記配置位置データとを、上記識別データによって識別されるクライアント・コンピュータごとに分けて記憶し、上記クライアント・コンピュータごとに分けられた上記合成対象画像データと上記配置位置データとからクライアント・コンピュータごとに上記画像サーバにおいて上記編集画像を生成する方法である。
【００１７】
第２の発明によると、上記合成対象画像および上記配置位置がそれぞれ決定し、編集画像が得られると、編集画像を構成する合成対象画像を表す合成対象画像データとその合成対象画像の上記配置位置を表す配置位置データにクライアント・コンピュータに固有の識別データが関連づけられて、上記クライアント・コンピュータから上記画像サーバに送信される。
【００１８】
上記画像サーバにおいて、上記識別データに関連づけられた上記合成対象画像データおよび上記配置位置データが受信されると、上記識別データによって識別されるクライアント・コンピュータごとに上記合成対象画像データと上記配置位置データとが記憶される。クライアント・コンピュータごとに分けられた上記合成対象画像データと上記配置位置データとからクライアント・コンピュータごとに編集画像が生成され、プリントされる。
【００１９】
画像サーバにおいて、クライアント・コンピュータごとに上記合成対象画像データと上記配置位置データが管理されることとなる。
【００２０】
上記編集画像印刷システムを構成する上記クライアント・コンピュータおよび上記画像サーバをそれぞれ単独で構成することもできる。また、上記クライアント・コンピュータの動作を制御するプログラムを格納した記録媒体を構成してもよい。
【００２１】
【実施例の説明】
（１）編集画像印刷システムの概要
図１は、この実施例による編集画像印刷システムの概要を示すブロック図である。
【００２２】
編集画像印刷システムは、クライアント・コンピュータ１と画像サーバ３０とがインターネットを介して接続されることにより構成されている。クライアント・コンピュータ１と画像サーバ３０とはインターネットを介して互いにデータ通信が可能となる。
【００２３】
このようなシステムにおいて、クライアント・コンピュータ１のユーザは、クライアント・コンピュータ１を用いて画像編集を行い、画像編集に必要な編集情報、画像データ、注文のための注文情報などを、画像サーバ３０に送信する。画像サーバ３０において、クライアント・コンピュータ１から送信された編集情報などを用いて編集画像を生成し、生成した編集画像を印刷する。印刷された編集画像が画像サーバ３０のオペレータによって、クライアント・コンピュータ１のユーザに郵送される。もちろんクライアント・コンピュータ１のユーザの自宅に郵送せずにユーザの近所のラボラトリ（写真店）に郵送し，ユーザがそのラボラトリに取りに行くようにしてもよい。
【００２４】
図１においては、３台のクライアント・コンピュータ１と１台の画像サーバ３０とが図示されているが、１台，２台もしくは４台以上のクライアント・コンピュータ１または２台以上の画像サーバ３０を接続してもよいのはいうまでもない。
【００２５】
図２は、クライアント・コンピュータ１の電気的構成を示すブロック図である。
【００２６】
クライアント・コンピュータ１の全体の動作はＣＰＵ11によって統括される。
【００２７】
クライアント・コンピュータ１には画像サーバ30とデータ通信を行うためのモデム２，ＦＤ（フロッピィ・ディスク）にデータを記録する，およびＦＤに記録されているデータを読み取るためのＦＤドライブ３，ＣＤ−ＲＯＭ（コンパクト・ディスク・リード・オンリ・メモリ）に記録されているデータを読み取るためのＣＤ−ＲＯＭドライブ４，マウス５およびキーボード６が接続されている。これらのモデム２等から得られるデータはシステムＩ／Ｏコントローラ７を介してクライアント・コンピュータ１に取り込まれる。
【００２８】
ＣＤ−ＲＯＭに画像編集のプログラムが格納されている。ＣＤ−ＲＯＭに格納されているプログラムがＣＤ−ＲＯＭドライブ４によって読み取られ，そのプログラムがクライアント・コンピュータ１にインストールされる。
【００２９】
さらに，クライアント・コンピュータ１には，バス・コントローラ８，データを一時記憶するためのＲＡＭ９およびプログラムその他必要なデータを記憶するＲＯＭ10が含まれている。また，ハードディスク・ドライブ13が外部Ｉ／Ｏコントローラ12を介して接続されている。ハードディスク・ドライブ13によってハードディスク（図示略）へのデータの書き込みおよびハードディスクに記憶されているデータの読み込みが行われる。
【００３０】
また，クライアント・コンピュータ１には割り込みコントローラ14，タイマ15，メモリ・コントローラ16，表示装置19に画像を表示するために画像データを一時記憶するためのＶＲＡＭ17が含まれている。ＶＲＡＭ17に記憶されている画像データがディジタル・アナログ・コンバータ18に与えられることによりアナログ映像信号に変換される。アナログ映像信号が表示装置19に与えられることにより表示装置19の表示画面上に画像が表示される。
【００３１】
クライアント・コンピュータ１に接続されているクライアント・プリンタ21は，プリンタ制御回路20によって制御される。
【００３２】
画像サーバ30の構成もクライアント・コンピュータ１の構成とほぼ同じである。もっとも画像サーバ30に接続されるプリンタはクライアント・コンピュータ１に接続されるプリンタよりも高解像度のものであるのはいうまでもない。
【００３３】
（２）画像編集
クライアント・コンピュータ１のユーザによって行われる画像編集処理について説明する。
【００３４】
図３は、クライアント・コンピュータ１の表示装置１９に表示される画面遷移を示している。
【００３５】
この実施例ではポストカードの印刷（ポストカード・サービス）、ディジタル・カメラによって得られた画像データによって表される画像の印刷（ディジタル・カメラ・プリント・サービス）およびカレンダまたはフォトフレームの印刷（カレンダ、フォトフレーム・サービス）が画像サーバ３０において行われる。
【００３６】
クライアント・コンピュータ１の表示装置１９にはまず、サービス・メニュー画面が表示される。サービス・メニュー画面において、クライアント・コンピュータ１のユーザが利用するサービスがポストカード・サービス、ディジタル・カメラ・プリント・サービスのうちから選択される。選択されたサービスに応じて、サービス画面がクライアント・コンピュータ１の表示装置１９の表示画面に表示される。
【００３７】
各サービス画面において画像編集が行われるまたサービス画面と同時に注文画面（図示略）も表示される。注文画面を用いてユーザの氏名などの個人情報を含む注文情報が入力される。もっとも注文画面は画像編集後に表示するようにしてもよい。
【００３８】
(i) ポストカード・サービスにおける画像編集
図４は、ポストカード・サービスを受ける場合にクライアント・コンピュータ１の表示装置１９に表示される画面の一例を示すもので、図５は、ポストカード・サービスにおいてポストカードを注文する場合の処理手順を示すフローチャートである。
【００３９】
ポストカード・サービス画面には、メイン表示領域ＡＭならびに第１のサブ表示領域ＡＳ１および第２のサブ表示領域ＡＳ２が含まれている。
【００４０】
メイン表示領域ＡＭには、以下の各領域が含まれている。
【００４１】
ディレクトリ領域Ａ11；
ポストカードに合成するユーザ画像（ユーザが有している画像であり，クライアント・コンピュータ１のハードディスクに格納されている。合成対象画像）のディレクトリを選択するときにユーザによってクリックされる領域である。
【００４２】
注文リスト登録領域Ａ12；
注文することが決定したときにユーザによってクリックされる領域である。
【００４３】
はがき種類表示領域Ａ13；
ポストカードとして利用するはがきの種類（官製はがき、お年玉付き年賀はがき、私製はがきなど）を表示する領域である。領域Ａ１３をプルダウンすることによりはがきの種類一覧が表示される。
【００４４】
発注領域Ａ14；
発注するときにユーザによってクリックされる領域である。
【００４５】
削除領域Ａ15；
注文リストから注文を削除するときにユーザによってクリックされる領域である。
【００４６】
画像ファイル一覧領域Ａ16；
選択されたディレクトリの画像ファイルによって表されるユーザ画像を一覧表示する領域である。
【００４７】
プリント枚数表示領域Ａ17；
プリント枚数を表示する領域である。
【００４８】
編集画像表示領域Ａ18；
編集中の画像および編集された画像を表示する領域である。
【００４９】
注文リスト領域Ａ19；
注文名および注文した編集画像のサムネイル画像を一覧表示する領域である。
【００５０】
注文終了領域Ａ31；
注文が終了したときにユーザによってクリックされる領域である。
【００５１】
中止領域Ａ32；
発注を中止するときにユーザによってクリックされるされる領域である。
【００５２】
第１のサブ領域ＡＳ１はテンプレート画像を選択するための領域である。第１のサブ領域ＡＳ１にはテンプレートのカテゴリを選択するカテゴリ選択領域Ａ２０およびテンプレートを一覧表示するテンプレート一覧領域Ａ２１が含まれている。
【００５３】
第２のサブ領域ＡＳ２はクリップアートを選択するための領域である。第２のサブ領域ＡＳ２にはクリップアートを選択するクリップアート選択領域Ａ２２およびＡ２３が含まれている。
【００５４】
上述したようにサービスメニュー画面においてポストカード・サービスが選択されることによりクライアント・コンピュータ１の表示装置１９の表示画面上には、図４に示すポストカード・サービス画面が表示される（ステップ４１）。
【００５５】
ユーザによってカテゴリ選択領域Ａ２０がクリックされ、所望のカテゴリにおけるテンプレート画像の一覧がテンプレート一覧領域Ａ２１に表示される。表示されたテンプレート一覧の中から所望のテンプレート画像がユーザによってクリックされる。テンプレートが選択されることとなる（ステップ４２）。選択されたテンプレート画像は編集画像表示領域Ａ１８に表示される。
【００５６】
ユーザによってディレクトリ選択領域Ａ１１がクリックされ、所望のディレクトリが選択されると、選択されたディレクトリのユーザ画像が画像ファイル一覧領域Ａ１６に一覧表示される。ユーザは一覧表示されたユーザ画像の中から所望の画像をクリックしてユーザ画像を選択する（ステップ４４）。編集画像領域に表示されているテンプレート画像上においてユーザ画像を配置する位置を指定する。指定された位置に選択されたユーザ画像が合成される。ここでは、ユーザ画像Ｉ１およびＩ２が選択され、テンプレート画像の左上部にユーザＩ１が配置され、テンプレート画像の右下部にユーザ画像が配置されている。
【００５７】
つづいてユーザによってクリップアートのカテゴリ選択領域Ａ２２がクリックされ、所望のカテゴリにおけるクリップアートの一覧がクリップアート一覧領域Ａ２３に表示される。表示されたクリップアート一覧の中から所望のクリップアートがユーザによってクリックされる。クリップアートが選択されることとなる（ステップ４５）。選択されたクリップアートのテンプレート画像上における配置位置がユーザによって指定される（例えば、編集画像領域Ａ１８上において配置する位置をクリックすることにより指定される）。
【００５８】
ユーザ画像の位置、クリップアートの位置などが調整される。また、必要であれば編集画像上にテキストが挿入される（ポストカード編集、ステップ46）。図４に示す例では「あけましておめでとうございます。」というテキストが編集画像の左下部に挿入されている。テキストはキーボード６から入力され，マウス５によってその挿入位置が指定されることとなろう。
【００５９】
画像の編集が終了すると、ユーザによって注文リスト登録領域Ａ12がクリックされ、編集画像のサムネイル画像が作成される。編集画像のサムネイル画像が注文リスト領域Ａ19に注文名とともに表示される（ステップ47）。そのほかの注文がなければ注文終了領域Ａ14がクリックされ、注文終了となる（ステップ４８）。そのほかの注文があればステップ42から47の処理が繰り返される。
【００６０】
(ii)ディジタル・カメラ・プリント・サービス画像編集
図６は、ディジタル・カメラ・プリント・サービスにおいて画像を編集するときにクライアント・コンピュータ１の表示装置19の表示画面上に表示される画面の一例を示している。この図において、図４に示す機能と同じ機能をもつ領域には、同じ符号を付して説明を省略する。図７は、ディジタル・カメラ・プリント・サービスの処理手順を示すフローチャートである。この図においても図５に示す処理と同じ処理については同じ符号を付して説明を省略する。
【００６１】
図６を参照して、ディジタル・カメラ・プリント・サービス画面にはプリント・サイズを表示する領域Ａ２４が含まれている。領域Ａ２４をプルダウンすることにより様々なプリント・サイズが表示され、表示されたプリント・サイズの中からユーザは、所望のプリント・サイズを選択する。
【００６２】
また、ディジタル・カメラ・プリント・サービス画面には、ポストカード・サービス画面と比べて背景画像を選択するためのサブ領域ＡＳ１が含まれていない。
【００６３】
サービスメニュー画面においてディジタル・カメラ・プリント・サービスが選択されると、クライアント・コンピュータ１の表示装置19の表示画面には図６に示すディジタル・カメラ・プリント・サービス画面が表示される（ステップ４１Ａ）。
【００６４】
ディジタル・カメラ・プリント・サービス画面が表示されたあとで、ユーザ画像の選択、クリップアートの選択などによりプリント画像の編集が行われる（ステップ46Ａ）。プリントする画像の編集が終了すると、領域Ａ31がユーザによってクリックされ注文が終了する（ステップ48）。
【００６５】
(iii) カレンダ，フォトフレーム・サービス画像編集
図８は、カレンダ、フォトフレーム・サービス画面の一例を示している。この図において図４に示す領域の機能と同じ機能をもつ領域については同じ符号を付して説明を省略する。図９は、カレンダ、フォトフレーム・サービスの処理手順を示すフローチャートである。この図において図５に示す処理と同じ処理については同一符号を付して説明を省略する。
【００６６】
サービス・メニュー画面においてカレンダ、フォトフレーム・サービスが選択されることによりクライアント・コンピュータ１の表示装置１９の表示画面に図８に示すカレンダ、フォトフレーム・サービス画面が表示される（ステップ４１Ｂ）。
【００６７】
カレンダ、フォトフレーム・サービス画面においては、プリント・サイズ表示領域Ａ２５が含まれている。領域Ａ２５がプルダウンされることにより様々なプリント・サイズが表示される。ユーザは、表示されたプリント・サイズの中から所望のプリント・サイズを選択する。
【００６８】
テンプレート画像の選択、ユーザ画像の選択、クリップアートの選択などのプリント画像の編集が行われる（ステップ46Ａ）。領域Ａ31がクリックされることにより注文終了となる（ステップ48）。カレンダを注文する場合には、カレンダを構成する日にちを表わすデータを用いて日にちなどが挿入されるのはいうまでもない。
【００６９】
画像編集において得られた注文情報の一部（プリント枚数，プリントサイズ）は注文情報ファイルに格納される（図13参照）。
【００７０】
（３）印刷画像注文方法その１
まず、複数の編集画像の印刷を注文する場合に複数の編集画像を構成するために必要なファイル等を一遍に送信（一括送信）するときについて述べる。
【００７１】
図10は、一括送信のときの処理手順を示すフローチャートである。図11は、クライアント・コンピュータ１から画像サーバ30に送信される注文情報ファイルを示し、図12は、クライアント・コンピュータ１から画像サーバ30に送信される編集情報ファイルを示している。
【００７２】
上述のように各種サービスでの注文が行われる（ステップ51）。注文終了領域Ａ31がクリックされ注文が終了すると（ステップ52）、図11に示す注文情報ファイルがクライアント・コンピュータ１から画像サーバ30に送信される（ステップ53）。このとき注文情報ファイルには注文数，電子メール・アドレスおよび注文情報が格納されている。電子メール・アドレスを除いて個人情報は格納されていない。もっとも個人情報はすでに格納されていてもよい。
【００７３】
画像サーバ30において注文情報ファイルが受信されると、受信された注文情報ファイルにもとづいて注文料金が算出される（ステップ６１）。算出された注文料金を表すデータが画像サーバ３０からクライアント・コンピュータ１に送信される（ステップ61）。
【００７４】
クライアント・コンピュータ１において注文料金を表すデータが受信されると、クライアント・コンピュータ１の表示装置19に注文料金が表示される（ステップ54）。つづいてユーザの名前，電話番号，ＦＡＸ番号，郵便番号および住所の個人情報がユーザによって入力され注文情報ファイルに追記される（ステップ55）。
【００７５】
ユーザによって発注領域Ａ14がクリックされると（ステップ５６）、図11に示すステップ注文情報ファイル、図12に示す編集情報ファイルおよび画像編集に用いられるユーザ画像が一括でクライアント・コンピュータ１から画像サーバ３０に送信される（ステップ57）。編集情報ファイルは上述した注文処理における編集が行われるごとに作成されるのはいうまでもない。
【００７６】
画像サーバ３０において、クライアント・コンピュータ１から送信された注文情報ファイル、編集情報ファイルおよびユーザ画像が受信される。受信された注文情報ファイル、編集情報ファイルおよびユーザ画像を用いて注文数にしたがって画像が編集される（ステップ６２）。編集画像は画像サーバ３０の高解像度プリンタによってプリントされる（ステップ６３）。プリントされた編集画像は画像サーバ３０のオペレータによってクライアント・コンピュータ１のユーザの自宅に郵送されよう。
【００７７】
複数の編集画像の注文が一回の送信で可能となる。
【００７８】
（４）印刷画像注文方法その２
次に、複数の編集画像の印刷を注文する場合に複数の編集画像を構成するために必要なファイル等を，画像を編集した都度順次画像サーバ３０に送信（順次送信）するときの処理について述べる。
【００７９】
クライアント・コンピュータ１と画像サーバ３０とが接続されている状態を維持して順次送信を行う場合と、クライアント・コンピュータ１と画像サーバ３０とを必要に応じて接続状態を切って順次送信を行う場合がある。
【００８０】
これら２つの順次送信のうちまず、クライアント・コンピュータ１と画像サーバ３０とが接続されている状態を維持して順次送信を行う場合について説明する。
【００８１】
図１３は、画像サーバ３０におけるファイル等の構成を示している。図１４は、画像サーバ３０において生成される注文番号ファイルの構成を示し、図１５は画像サーバ３０において生成される注文管理ファイルの構成を示し、図１６は注文情報ファイルの構成を示し、図１７は編集情報ファイルの構成を示している。
【００８２】
順次送信においてはクライアント・コンピュータ１から注文を受け付けると、画像サーバ３０によって、クライアント・コンピュータ１に固有な注文番号が発行される。発行された注文番号は注文番号ファイルによって管理される。注文番号ファイルには注文番号を表すデータのほかに、処理中か、処理終了か、処理停止かを表す注文状態を表すデータ、注文受付年月日を表すデータ、注文開始受付時間を表すデータ、注文終了受付時間を表すデータ、注文処理終了時間を表すデータおよびクライアント・コンピュータ１のユーザのメール・アドレスを表すデータが注文ごとの情報として格納される。
【００８３】
新規なクライアント・コンピュータ１のユーザからの注文を受け付けると注文管理フォルダが新規に作成される。注文管理フォルダは、クライアント・コンピュータ１ごとに作成されることとなる。
【００８４】
クライアント・コンピュータ１のユーザから新規の注文を受け付けると、そのユーザについての個人情報ファイル、注文管理ファイルおよび注文データ番号フォルダが生成される。これらの個人情報ファイル、注文管理ファイルおよび注文データ番号フォルダは注文管理フォルダ内に格納される。
【００８５】
個人情報ファイルは、クライアント・コンピュータ１のユーザについての個人情報（ユーザの名前，電話番号，ＦＡＸ番号，郵便番号，住所および電子メールアドレス）が格納されているファイルである。
【００８６】
注文管理ファイルには注文データの個数および注文データ受付年月日が格納される。注文管理ファイルには、注文データ番号および注文データ受付時間を表すデータが、注文データ（注文情報ファイル，編集情報ファイルおよびユーザ画像ファイル）ごとに格納されている。
【００８７】
注文データ番号フォルダには、注文情報ファイル、編集情報ファイル、ユーザ画像ファイルおよび編集画像のサムネイル画像データが記憶されているサムネイル画像ファイルが格納されている。
【００８８】
注文情報ファイル，編集情報ファイルおよびユーザ画像ファイル（データ）は、クライアント・コンピュータ１から送信されたファイルである。
【００８９】
図１８は、順次送信のときのクライアント・コンピュータ１の処理手順を示すフローチャートである。図１９から図２２は順次送信のときの画像サーバ３０の手順を示すフローチャートである。
【００９０】
順次送信においては、まずクライアント・コンピュータ１から画像サーバ３０にクライアント・コンピュータ１のユーザの個人情報が送信される（ステップ３１）。送信に先立ち，クライアント・コンピュータ１のユーザによって個人情報が入力されるのはいうまでもない。
【００９１】
画像サーバ３０においてクライアント・コンピュータ１からの個人情報を受信すると、画像サーバ３０は注文開始要求の受付と判断する（ステップ８１）。受信した個人情報に基づいて注文番号が発行される（ステップ８２）。すでにそのクライアント・コンピュータ１についての注文番号があれば注文番号は発行されない。注文番号にファイルに注文番号（識別データ），注文状態、注文受付年月日、注文開始受付時間およびユーザ・メール・アドレスを表すデータが注文番号ファイルに記録される（ステップ８３）。
【００９２】
注文番号に対応する注文管理フォルダが生成され、個人情報ファイルが管理される（ステップ８４）。つづいて注文管理ファイルが生成され、注文受付年月日が書き込まれる（ステップ８５）。発行された注文番号が画像サーバ３０からクライアント・コンピュータ１に送信される（ステップ８６）。
【００９３】
クライアント・コンピュータ１において注文番号が受信されると、上述のように注文処理が実行される（ステップ７２）。１つの注文処理が終わるごとに注文番号、編集情報ファイル、および編集画像を構成するためのユーザ画像を表すユーザ画像データがクライアント・コンピュータ１から画像サーバ３０に送信される（ステップ７３）。すべての注文が終了するまで，注文ごとに注文番号、編集情報ファイルおよびユーザ画像データがクライアント・コンピュータ１から画像サーバ３０に送信される（ステップ７２から７４）。
【００９４】
切断される前に（ステップ８７でNO）、クライアント・コンピュータ１から注文情報ファイル、編集情報ファイルおよびユーザ画像ファイルの注文データが受信されると（ステップ９０）、受信した注文データの中の注文情報ファイルに記述されている注文番号によって特定される注文管理フォルダが参照される（ステップ９１）。注文管理ファイルに記録されている注文データ番号を参照して、注文データごとに固有な新たな注文データ番号が発行される（ステップ９２）。
【００９５】
注文管理ファイルに記録されている注文データ個数がインクレメントされ、新たに発行された注文データ番号および注文データ受付時間が書き込まれる（ステップ９３）。
【００９６】
発行された注文データ番号ごとに注文データ番号フォルダが生成される（ステップ９４）。受信した注文情報ファイル、編集情報ファイルおよびユーザ画像ファイルが生成され，対応する注文データ番号フォルダに格納される（ステップ９５）。さらに、受信した注文情報ファイル、編集情報ファイルおよびユーザ画像ファイルにもとづいて編集画像のサムネイル画像が生成される。生成されたサムネイル画像を表すファイルが対応する注文データ番号フォルダに格納される（ステップ９６）。
【００９７】
注文終了領域Ａ３１がクリックされてすべての注文が終了すると（ステップ７４でＹＥＳ）、クライアント・コンピュータ１から画像サーバ３０に注文番号および注文終了の旨を表すデータが送信される（ステップ７５）。
【００９８】
画像サーバ３０において、クライアント・コンピュータ１から送信される注文終了の旨を表すデータを受信すると（ステップ９７）、受信した注文番号に該当する個人情報ファイル，注文管理ファイルおよび注文データ番号フォルダが参照される（ステップ９９）。注文番号ファイルの該当する注文番号ファイルに注文終了受付時間を表すデータが書き込まれる（ステップ１００）。注文管理フォルダ内のすべての注文データ番号フォルダに格納した注文情報を参照して、すべての注文についての料金が算出される（ステップ１０１）。
【００９９】
算出された料金、編集画像のサムネイル画像、注文サイズ、注文枚数を表すデータが画像サーバ３０からクライアント・コンピュータ１に送信される（ステップ１０２）。
【０１００】
クライアント・コンピュータ１において、画像サーバ３０から送信された料金を表すデータにもとづいて、クライアント・コンピュータ１の表示装置１９の表示画面上に料金が表示される（ステップ７６）。クライアント・コンピュータ１のユーザが表示された料金を確認して発注領域Ａ１４または中止領域Ａ３２がクリックされる。注文の発注または中止を表すデータがクライアント・コンピュータ１から画像サーバ３０に送信される（ステップ７７）。
【０１０１】
クライアント・コンピュータ１から画像サーバ３０に発注を表すデータが送信されると（ステップ１０３でＹＥＳ）、カウンタｉが１にセットされる（ステップ１０４）。
【０１０２】
画像サーバ３０において、注文データ番号フォルダに格納されている編集情報ファイルに記録されている編集情報にしたがって画像が編集される（ステップ１０５）。画像編集においてはクライアント・コンピュータ１から送信されたユーザ画像ファイルが利用されるのはいうまでもない。また、注文データ番号フォルダに格納されている注文情報ファイルに記録されている注文情報にしたがって編集された画像が、画像サーバ３０に接続されてるプリンタによってプリントされる（ステップ１０６）。
【０１０３】
注文データ個数になるまでステップ１０５，１０６の処理が繰り返される（ステップ１０７，１０８）。
【０１０４】
注文データ個数になると、注文番号ファイルに記録されている処理中注文の個数がデクレメントされる（ステップ１０９）。つづいて、注文番号ファイルの記録されている注文番号情報に注文処理終了時間が書き込まれる（ステップ１１０）。処理終了が画像サーバ３０からクライアント・コンピュータ１に送信される（ステップ１１１）。
【０１０５】
クライアント・コンピュータ１から画像サーバ３０から中止を表すデータが送信されると（ステップ１０３でＮＯ）、注文番号ファイルに記録されている処理中注文の個数がデクレメントされる（ステップ１１２）。また、注文番号ファイルに記録されている注文情報が停止状態とされる（ステップ１１３）。処理停止を表すデータが画像サーバ３０からクライアント・コンピュータ１に送信される（ステップ１１４）。
【０１０６】
上述した処理は、画像サーバ３０とクライアント・コンピュータ１とが接続されている状態で複数の注文を受け付けるものであったが、画像サーバ３０とクライアント・コンピュータ１とが切断され、その後クライアント・コンピュータ１のユーザから注文を受け付けて、複数の注文を認めるようにすることもできる。
【０１０７】
図２３，図２４および図２５は、画像サーバ３０とクライアント・コンピュータ１とが一度切断されても複数の注文を認める場合の処理手順を示している。
これらの図において図１８から図２２に示す処理と同一の処理については同一符号を付して説明を省略する。
【０１０８】
クライアント・コンピュータ１から画像サーバ３０に注文開始要求があると、その注文開始要求が新規な要求か、一度注文を行ったあとに、再開する要求かが判断される（ステップ１２０）。
【０１０９】
新規な注文要求であれば図２１に示す各処理と同様に注文番号の発行、注文番号ファイルへの注文番号等の書き込み、注文管理フォルダの生成、注文管理ファイルの生成が行われる（ステップ８１から８５）。
【０１１０】
つづいて、タイマがリセットされる（ステップ１２６）。また、発行された注文番号が画像サーバ３０からクライアント・コンピュータ１に送信される（ステップ８６）。
【０１１１】
注文データを受信する前にタイマが一定時間を計時してタイム・アウトとなると（ステップ１２８でＮＯ）、クライアント・コンピュータ１からの注文は終了したと考えられる。このため注文番号ファイルの該当する注文番号状態が処理停止とされる（ステップ１３０）。その後該当する注文番号の注文管理フォルダが削除される（ステップ１３１）。
【０１１２】
タイム・アウトとなる前にクライアント・コンピュータ１から注文データが受信されると（ステップ１２８でＮＯ、ステップ１２９でＹＥＳ）、図２０に示すステップ９１からの処理に移行し、編集画像がプリントされる。
【０１１３】
クライアント・コンピュータ１から画像サーバ３０に注文再開要求が送信されると（ステップ１４１、ステップ１２０）（注文再開要求においてはクライアント・コンピュータ１のユーザの個人情報も画像サーバ３０に送信される）、注文情報ファイルから個人情報（メール・アドレス）に該当する注文番号が検索される（ステップ１６２）。
【０１１４】
該当する注文番号が見つかると（ステップ１６３でＹＥＳ）、該当の注文番号の状態が処理中かどうかが判断される。処理中であれば（ステップ１６４でＮＯ）、該当する注文番号の注文番号フォルダで管理している編集画像のサムネイル画像データ，プリント枚数，プリントサイズおよび注文番号が画像サーバ３０からクライアント・コンピュータ１に送信される（ステップ１６５）。
【０１１５】
該当する注文番号が無い（ステップ１６３でＮＯ）、または該当の注文番号の状態が処理中でなければ（ステップ１６４でＮＯ）、該当注文データが無い旨を表すデータが画像サーバ３０からクライアント・コンピュータ１に送信される（ステップ１６６）。
【０１１６】
該当注文データが無い旨を表すデータが画像サーバ３０において受信されると（ステップ１４２）、クライアント・コンピュータ１のユーザは新規の注文を開始することとなろう。
【０１１７】
画像サーバ３０からクライアント・コンピュータ１に注文データおよび注文番号を表すデータが送信されると、クライアント・コンピュータ１の表示装置１９に注文データによって表される画像および注文番号が表示される。これによりクライアント・コンピュータ１のユーザは、今までの注文を確認する（ステップ１４３）。
【０１１８】
今までの注文が確認されると、クライアント・コンピュータ１のユーザによって注文処理が行われる（ステップ１４４）。注文処理ごとに注文情報ファイル、編集情報ファイルおよびユーザ画像ファイルがクライアント・コンピュータ１から画像サーバ３０に送信される（ステップ１４５）。注文処理ごとに注文情報ファイル、編集情報ファイルおよびユーザ画像ファイルが画像サーバ３０に送信されると、画像サーバ３０において編集画像のプリント処理が実行される（図２０ステップ９１から９６）。
【０１１９】
クライアント・コンピュータ１において、すべての注文が終了するまでステップ１４４および１４５の処理が繰り返される（ステップ１４６）。すべての注文処理が終了すると、注文終了の旨のデータがクライアント・コンピュータ１から画像サーバ３０に送信される（ステップ１４７）。これにより画像サーバ３０において図２１のステップ９９からステップ１１１の処理が実行される。
【０１２０】
クライアント・コンピュータ１から画像サーバ３０に注文データを順次送信した場合でも，画像サーバ３０によってクライアント・コンピュータ１ごとに注文データを管理できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】印刷画像編集システムの概要を示している。
【図２】クライアント・コンピュータ１の電気的構成を示すブロック図である。
【図３】クライアント・コンピュータ１の表示装置の表示画面の遷移を示している。
【図４】ポストカード・サービス画面を示している。
【図５】ポストカード注文の手順を示している。
【図６】ディジタル・カメラ・プリント・サービス画面を示している。
【図７】ディジタル・カメラプリント注文の処理を示している。
【図８】カレンダ、フォトフレーム・サービス画面を示している。
【図９】カレンダ、フォトフレーム注文の処理を示している。
【図１０】一括送信の処理手順を示している。
【図１１】注文情報ファイルを示している。
【図１２】編集情報ファイルを示している。
【図１３】画像サーバに格納されるフォルダ等の構成を示している。
【図１４】注文番号ファイルを示している。
【図１５】注文管理ファイルを示している。
【図１６】注文情報ファイルを示している。
【図１７】編集情報ファイルを示している。
【図１８】順次送信の処理手順を示している。
【図１９】順次送信の処理手順を示している。
【図２０】順次送信の処理手順を示している。
【図２１】順次送信の処理手順を示している。
【図２２】順次送信の処理手順を示している。
【図２３】順次送信の処理手順を示している。
【図２４】順次送信の処理手順を示している。
【図２５】順次送信の処理手順を示している。
【符号の説明】
１ クライアント・コンピュータ
２ モデム
４ ＣＤ−ＲＯＭドライブ
５ マウス
６ キーボード
１１ ＣＰＵ
１３ ＨＤドライブ
１９ 表示装置
３０ 画像サーバ
【技術分野】
この発明は、互いにデータ通信が可能なクライアント・コンピュータと画像サーバとから構成される編集画像印刷システムおよび方法ならびに編集画像印刷システムを構成するクライアント・コンピュータおよびその動作制御方法ならびに画像サーバおよびその動作制御方法ならびにクライアント・コンピュータの動作を制御するためのプログラムを格納した記録媒体に関する。
【０００２】
【発明の背景】
クライアント・コンピュータにおいてテンプレート画像上に画像を合成して編集画像を生成し、編集画像を生成するための画像の配置位置などの編集情報とテンプレート画像上に合成される合成対象画像を表す合成対象画像データとをクライアント・コンピュータから画像サーバに送信し、画像サーバにおいて編集画像を印刷するシステムが実現化されつつある。印刷された編集画像はクライアント・コンピュータのユーザに郵送される。
【０００３】
複数駒の編集画像を画像サーバにおいてプリントする場合、編集情報および合成対象画像データを一駒の編集画像ごとにクライアント・コンピュータから画像サーバに送信しなければならないとすると、手間が面倒となる。また、一駒の編集画像ごとに編集情報および合成対象画像データを送信する場合、どのクライアント・コンピュータから送信されたものかを管理しておかなければならない。
【０００４】
【発明の開示】
この発明は、複数駒の編集画像を画像サーバにおいてプリントする場合にクライアント・コンピュータのユーザの手間を軽減することを目的とする。
【０００５】
またこの発明は、複数のクライアント・コンピュータから編集情報および合成対象画像データが送信された場合でもその管理を比較的正確にできるようにすることを目的とする。
【０００６】
第１の発明による編集画像印刷システムは、互いにデータ通信が可能なクライアント・コンピュータと画像サーバとから構成される編集画像印刷システムである。
【０００７】
上記クライアント・コンピュータには、テンプレート画像に合成すべき合成対象画像を決定する合成対象画像決定手段、上記合成対象画像決定手段によって決定した合成対象画像の配置位置を決定する位置決定手段、上記合成対象画像決定手段による合成対象画像決定処理および上記位置決定手段による位置決定処理を繰り返して複数駒の編集画像を得る編集手段、ならびに上記編集手段により得られる上記編集画像を構成する合成対象画像を表す合成対象画像データとその合成対象画像の上記配置位置を表す配置位置データとを関連づけて、複数駒の編集画像を構成する上記合成対象画像データと上記配置位置データとを上記画像サーバに送信する送信手段が備えられている。
【０００８】
上記画像サーバには、上記クライアント・コンピュータの上記送信手段から送信された上記合成対象画像データと上記配置位置データとを受信する受信手段、ならびに上記受信手段により受信した上記合成対象画像データおよび上記配置位置データから上記複数駒の編集画像を生成する編集画像生成手段が備えられている。
【０００９】
第１の発明は、上記システムに適した方法も提供している。すなわち、互いにデータ通信が可能なクライアント・コンピュータと画像サーバとから構成される編集画像印刷システムにおいて、上記クライアント・コンピュータにおいて、テンプレート画像に合成すべき合成対象画像およびその配置位置を決定し、合成対象画像決定処理および上記位置決定処理を繰り返して複数駒の編集画像を得、得られた上記編集画像を構成する合成対象画像を表す合成対象画像データとその合成対象画像の上記配置位置を表す配置位置データとを関連づけて、複数駒の編集画像を構成する上記合成対象画像データと上記配置位置データとを上記クライアント・コンピュータから上記画像サーバに送信し、上記クライアント・コンピュータから送信された上記合成対象画像データと上記配置位置データとを上記画像サーバにおいて受信し、受信した上記合成対象画像データおよび上記配置位置データから上記画像サーバにおいて上記複数駒の編集画像を生成する、編集画像印刷方法である。
【００１０】
第１の発明によると、上記クライアント・コンピュータにおいて複数駒の編集画像が生成される。上記編集画像を構成する合成対象画像を表す上記合成対象画像データとその合成対象画像の上記配置位置を表す配置位置データとが関連づけられて上記クライアント・コンピュータから上記画像サーバに送信される。これらの上記合成対象画像データと上記配置位置データとは複数駒の上記編集画像について上記クライアント・コンピュータから上記画像サーバに送信される。
【００１１】
複数駒の編集画像を構成するためのすべての上記合成対象画像データと上記配置位置データとが上記画像サーバにおいて受信されると、複数駒の編集画像が生成され、プリントされる。
【００１２】
クライアント・コンピュータから画像サーバに一度送信するだけで複数駒の編集画像がプリントできる。複数駒の編集画像をプリントするために複数回の送信を行う必要がないのでクライアント・コンピュータのユーザの手間が軽減される。
【００１３】
第２の発明は、互いにデータ通信が可能な複数のクライアント・コンピュータと画像サーバとから構成される編集画像印刷システムである。
【００１４】
上記クライアント・コンピュータには、テンプレート画像に合成すべき合成対象画像を決定する合成対象画像決定手段、上記合成対象画像決定手段によって決定した合成対象画像の配置位置を決定する位置決定手段、上記合成対象画像決定手段により決定した合成対象画像と上記位置決定手段により決定した配置位置とから編集画像を得る編集手段、および上記編集画像を構成する合成対象画像を表す合成対象画像データとその合成対象画像の上記配置位置を表す配置位置データとにクライアント・コンピュータに固有の識別データを関連づけて上記画像サーバに送信する送信手段が備えられている。
【００１５】
上記画像サーバには、上記クライアント・コンピュータの上記送信手段から送信される上記合成対象画像データ、上記配置位置データおよび上記識別データを受信する受信手段、上記受信手段によって受信された上記合成対象画像データと上記配置位置データとを、上記識別データによって識別されるクライアント・コンピュータごとに分けて記憶する記憶手段、ならびに上記記憶手段に記憶されている、上記クライアント・コンピュータごとに分けられた上記合成対象画像データと上記配置位置データとからクライアント・コンピュータごとに上記編集画像を生成する編集画像生成手段が備えられている。
【００１６】
第２の発明は、上記システムに適した方法も提供している。すなわち、互いにデータ通信が可能な複数のクライアント・コンピュータと画像サーバとから構成される編集画像印刷システムにおいて、上記クライアント・コンピュータにおいて、テンプレート画像に合成すべき合成対象画像および上記合成対象画像の配置位置を決定し、決定した合成対象画像と配置位置とから編集画像を得、上記合成対象画像データとその合成対象画像の上記配置位置を表す配置位置データとにクライアント・コンピュータに固有の識別データを関連づけて上記クライアント・コンピュータから上記画像サーバに送信し、上記画像サーバにおいて、上記クライアント・コンピュータから送信される上記合成対象画像データ、上記配置位置データおよび上記識別データを受信し、受信された上記合成対象画像データと上記配置位置データとを、上記識別データによって識別されるクライアント・コンピュータごとに分けて記憶し、上記クライアント・コンピュータごとに分けられた上記合成対象画像データと上記配置位置データとからクライアント・コンピュータごとに上記画像サーバにおいて上記編集画像を生成する方法である。
【００１７】
第２の発明によると、上記合成対象画像および上記配置位置がそれぞれ決定し、編集画像が得られると、編集画像を構成する合成対象画像を表す合成対象画像データとその合成対象画像の上記配置位置を表す配置位置データにクライアント・コンピュータに固有の識別データが関連づけられて、上記クライアント・コンピュータから上記画像サーバに送信される。
【００１８】
上記画像サーバにおいて、上記識別データに関連づけられた上記合成対象画像データおよび上記配置位置データが受信されると、上記識別データによって識別されるクライアント・コンピュータごとに上記合成対象画像データと上記配置位置データとが記憶される。クライアント・コンピュータごとに分けられた上記合成対象画像データと上記配置位置データとからクライアント・コンピュータごとに編集画像が生成され、プリントされる。
【００１９】
画像サーバにおいて、クライアント・コンピュータごとに上記合成対象画像データと上記配置位置データが管理されることとなる。
【００２０】
上記編集画像印刷システムを構成する上記クライアント・コンピュータおよび上記画像サーバをそれぞれ単独で構成することもできる。また、上記クライアント・コンピュータの動作を制御するプログラムを格納した記録媒体を構成してもよい。
【００２１】
【実施例の説明】
（１）編集画像印刷システムの概要
図１は、この実施例による編集画像印刷システムの概要を示すブロック図である。
【００２２】
編集画像印刷システムは、クライアント・コンピュータ１と画像サーバ３０とがインターネットを介して接続されることにより構成されている。クライアント・コンピュータ１と画像サーバ３０とはインターネットを介して互いにデータ通信が可能となる。
【００２３】
このようなシステムにおいて、クライアント・コンピュータ１のユーザは、クライアント・コンピュータ１を用いて画像編集を行い、画像編集に必要な編集情報、画像データ、注文のための注文情報などを、画像サーバ３０に送信する。画像サーバ３０において、クライアント・コンピュータ１から送信された編集情報などを用いて編集画像を生成し、生成した編集画像を印刷する。印刷された編集画像が画像サーバ３０のオペレータによって、クライアント・コンピュータ１のユーザに郵送される。もちろんクライアント・コンピュータ１のユーザの自宅に郵送せずにユーザの近所のラボラトリ（写真店）に郵送し，ユーザがそのラボラトリに取りに行くようにしてもよい。
【００２４】
図１においては、３台のクライアント・コンピュータ１と１台の画像サーバ３０とが図示されているが、１台，２台もしくは４台以上のクライアント・コンピュータ１または２台以上の画像サーバ３０を接続してもよいのはいうまでもない。
【００２５】
図２は、クライアント・コンピュータ１の電気的構成を示すブロック図である。
【００２６】
クライアント・コンピュータ１の全体の動作はＣＰＵ11によって統括される。
【００２７】
クライアント・コンピュータ１には画像サーバ30とデータ通信を行うためのモデム２，ＦＤ（フロッピィ・ディスク）にデータを記録する，およびＦＤに記録されているデータを読み取るためのＦＤドライブ３，ＣＤ−ＲＯＭ（コンパクト・ディスク・リード・オンリ・メモリ）に記録されているデータを読み取るためのＣＤ−ＲＯＭドライブ４，マウス５およびキーボード６が接続されている。これらのモデム２等から得られるデータはシステムＩ／Ｏコントローラ７を介してクライアント・コンピュータ１に取り込まれる。
【００２８】
ＣＤ−ＲＯＭに画像編集のプログラムが格納されている。ＣＤ−ＲＯＭに格納されているプログラムがＣＤ−ＲＯＭドライブ４によって読み取られ，そのプログラムがクライアント・コンピュータ１にインストールされる。
【００２９】
さらに，クライアント・コンピュータ１には，バス・コントローラ８，データを一時記憶するためのＲＡＭ９およびプログラムその他必要なデータを記憶するＲＯＭ10が含まれている。また，ハードディスク・ドライブ13が外部Ｉ／Ｏコントローラ12を介して接続されている。ハードディスク・ドライブ13によってハードディスク（図示略）へのデータの書き込みおよびハードディスクに記憶されているデータの読み込みが行われる。
【００３０】
また，クライアント・コンピュータ１には割り込みコントローラ14，タイマ15，メモリ・コントローラ16，表示装置19に画像を表示するために画像データを一時記憶するためのＶＲＡＭ17が含まれている。ＶＲＡＭ17に記憶されている画像データがディジタル・アナログ・コンバータ18に与えられることによりアナログ映像信号に変換される。アナログ映像信号が表示装置19に与えられることにより表示装置19の表示画面上に画像が表示される。
【００３１】
クライアント・コンピュータ１に接続されているクライアント・プリンタ21は，プリンタ制御回路20によって制御される。
【００３２】
画像サーバ30の構成もクライアント・コンピュータ１の構成とほぼ同じである。もっとも画像サーバ30に接続されるプリンタはクライアント・コンピュータ１に接続されるプリンタよりも高解像度のものであるのはいうまでもない。
【００３３】
（２）画像編集
クライアント・コンピュータ１のユーザによって行われる画像編集処理について説明する。
【００３４】
図３は、クライアント・コンピュータ１の表示装置１９に表示される画面遷移を示している。
【００３５】
この実施例ではポストカードの印刷（ポストカード・サービス）、ディジタル・カメラによって得られた画像データによって表される画像の印刷（ディジタル・カメラ・プリント・サービス）およびカレンダまたはフォトフレームの印刷（カレンダ、フォトフレーム・サービス）が画像サーバ３０において行われる。
【００３６】
クライアント・コンピュータ１の表示装置１９にはまず、サービス・メニュー画面が表示される。サービス・メニュー画面において、クライアント・コンピュータ１のユーザが利用するサービスがポストカード・サービス、ディジタル・カメラ・プリント・サービスのうちから選択される。選択されたサービスに応じて、サービス画面がクライアント・コンピュータ１の表示装置１９の表示画面に表示される。
【００３７】
各サービス画面において画像編集が行われるまたサービス画面と同時に注文画面（図示略）も表示される。注文画面を用いてユーザの氏名などの個人情報を含む注文情報が入力される。もっとも注文画面は画像編集後に表示するようにしてもよい。
【００３８】
(i) ポストカード・サービスにおける画像編集
図４は、ポストカード・サービスを受ける場合にクライアント・コンピュータ１の表示装置１９に表示される画面の一例を示すもので、図５は、ポストカード・サービスにおいてポストカードを注文する場合の処理手順を示すフローチャートである。
【００３９】
ポストカード・サービス画面には、メイン表示領域ＡＭならびに第１のサブ表示領域ＡＳ１および第２のサブ表示領域ＡＳ２が含まれている。
【００４０】
メイン表示領域ＡＭには、以下の各領域が含まれている。
【００４１】
ディレクトリ領域Ａ11；
ポストカードに合成するユーザ画像（ユーザが有している画像であり，クライアント・コンピュータ１のハードディスクに格納されている。合成対象画像）のディレクトリを選択するときにユーザによってクリックされる領域である。
【００４２】
注文リスト登録領域Ａ12；
注文することが決定したときにユーザによってクリックされる領域である。
【００４３】
はがき種類表示領域Ａ13；
ポストカードとして利用するはがきの種類（官製はがき、お年玉付き年賀はがき、私製はがきなど）を表示する領域である。領域Ａ１３をプルダウンすることによりはがきの種類一覧が表示される。
【００４４】
発注領域Ａ14；
発注するときにユーザによってクリックされる領域である。
【００４５】
削除領域Ａ15；
注文リストから注文を削除するときにユーザによってクリックされる領域である。
【００４６】
画像ファイル一覧領域Ａ16；
選択されたディレクトリの画像ファイルによって表されるユーザ画像を一覧表示する領域である。
【００４７】
プリント枚数表示領域Ａ17；
プリント枚数を表示する領域である。
【００４８】
編集画像表示領域Ａ18；
編集中の画像および編集された画像を表示する領域である。
【００４９】
注文リスト領域Ａ19；
注文名および注文した編集画像のサムネイル画像を一覧表示する領域である。
【００５０】
注文終了領域Ａ31；
注文が終了したときにユーザによってクリックされる領域である。
【００５１】
中止領域Ａ32；
発注を中止するときにユーザによってクリックされるされる領域である。
【００５２】
第１のサブ領域ＡＳ１はテンプレート画像を選択するための領域である。第１のサブ領域ＡＳ１にはテンプレートのカテゴリを選択するカテゴリ選択領域Ａ２０およびテンプレートを一覧表示するテンプレート一覧領域Ａ２１が含まれている。
【００５３】
第２のサブ領域ＡＳ２はクリップアートを選択するための領域である。第２のサブ領域ＡＳ２にはクリップアートを選択するクリップアート選択領域Ａ２２およびＡ２３が含まれている。
【００５４】
上述したようにサービスメニュー画面においてポストカード・サービスが選択されることによりクライアント・コンピュータ１の表示装置１９の表示画面上には、図４に示すポストカード・サービス画面が表示される（ステップ４１）。
【００５５】
ユーザによってカテゴリ選択領域Ａ２０がクリックされ、所望のカテゴリにおけるテンプレート画像の一覧がテンプレート一覧領域Ａ２１に表示される。表示されたテンプレート一覧の中から所望のテンプレート画像がユーザによってクリックされる。テンプレートが選択されることとなる（ステップ４２）。選択されたテンプレート画像は編集画像表示領域Ａ１８に表示される。
【００５６】
ユーザによってディレクトリ選択領域Ａ１１がクリックされ、所望のディレクトリが選択されると、選択されたディレクトリのユーザ画像が画像ファイル一覧領域Ａ１６に一覧表示される。ユーザは一覧表示されたユーザ画像の中から所望の画像をクリックしてユーザ画像を選択する（ステップ４４）。編集画像領域に表示されているテンプレート画像上においてユーザ画像を配置する位置を指定する。指定された位置に選択されたユーザ画像が合成される。ここでは、ユーザ画像Ｉ１およびＩ２が選択され、テンプレート画像の左上部にユーザＩ１が配置され、テンプレート画像の右下部にユーザ画像が配置されている。
【００５７】
つづいてユーザによってクリップアートのカテゴリ選択領域Ａ２２がクリックされ、所望のカテゴリにおけるクリップアートの一覧がクリップアート一覧領域Ａ２３に表示される。表示されたクリップアート一覧の中から所望のクリップアートがユーザによってクリックされる。クリップアートが選択されることとなる（ステップ４５）。選択されたクリップアートのテンプレート画像上における配置位置がユーザによって指定される（例えば、編集画像領域Ａ１８上において配置する位置をクリックすることにより指定される）。
【００５８】
ユーザ画像の位置、クリップアートの位置などが調整される。また、必要であれば編集画像上にテキストが挿入される（ポストカード編集、ステップ46）。図４に示す例では「あけましておめでとうございます。」というテキストが編集画像の左下部に挿入されている。テキストはキーボード６から入力され，マウス５によってその挿入位置が指定されることとなろう。
【００５９】
画像の編集が終了すると、ユーザによって注文リスト登録領域Ａ12がクリックされ、編集画像のサムネイル画像が作成される。編集画像のサムネイル画像が注文リスト領域Ａ19に注文名とともに表示される（ステップ47）。そのほかの注文がなければ注文終了領域Ａ14がクリックされ、注文終了となる（ステップ４８）。そのほかの注文があればステップ42から47の処理が繰り返される。
【００６０】
(ii)ディジタル・カメラ・プリント・サービス画像編集
図６は、ディジタル・カメラ・プリント・サービスにおいて画像を編集するときにクライアント・コンピュータ１の表示装置19の表示画面上に表示される画面の一例を示している。この図において、図４に示す機能と同じ機能をもつ領域には、同じ符号を付して説明を省略する。図７は、ディジタル・カメラ・プリント・サービスの処理手順を示すフローチャートである。この図においても図５に示す処理と同じ処理については同じ符号を付して説明を省略する。
【００６１】
図６を参照して、ディジタル・カメラ・プリント・サービス画面にはプリント・サイズを表示する領域Ａ２４が含まれている。領域Ａ２４をプルダウンすることにより様々なプリント・サイズが表示され、表示されたプリント・サイズの中からユーザは、所望のプリント・サイズを選択する。
【００６２】
また、ディジタル・カメラ・プリント・サービス画面には、ポストカード・サービス画面と比べて背景画像を選択するためのサブ領域ＡＳ１が含まれていない。
【００６３】
サービスメニュー画面においてディジタル・カメラ・プリント・サービスが選択されると、クライアント・コンピュータ１の表示装置19の表示画面には図６に示すディジタル・カメラ・プリント・サービス画面が表示される（ステップ４１Ａ）。
【００６４】
ディジタル・カメラ・プリント・サービス画面が表示されたあとで、ユーザ画像の選択、クリップアートの選択などによりプリント画像の編集が行われる（ステップ46Ａ）。プリントする画像の編集が終了すると、領域Ａ31がユーザによってクリックされ注文が終了する（ステップ48）。
【００６５】
(iii) カレンダ，フォトフレーム・サービス画像編集
図８は、カレンダ、フォトフレーム・サービス画面の一例を示している。この図において図４に示す領域の機能と同じ機能をもつ領域については同じ符号を付して説明を省略する。図９は、カレンダ、フォトフレーム・サービスの処理手順を示すフローチャートである。この図において図５に示す処理と同じ処理については同一符号を付して説明を省略する。
【００６６】
サービス・メニュー画面においてカレンダ、フォトフレーム・サービスが選択されることによりクライアント・コンピュータ１の表示装置１９の表示画面に図８に示すカレンダ、フォトフレーム・サービス画面が表示される（ステップ４１Ｂ）。
【００６７】
カレンダ、フォトフレーム・サービス画面においては、プリント・サイズ表示領域Ａ２５が含まれている。領域Ａ２５がプルダウンされることにより様々なプリント・サイズが表示される。ユーザは、表示されたプリント・サイズの中から所望のプリント・サイズを選択する。
【００６８】
テンプレート画像の選択、ユーザ画像の選択、クリップアートの選択などのプリント画像の編集が行われる（ステップ46Ａ）。領域Ａ31がクリックされることにより注文終了となる（ステップ48）。カレンダを注文する場合には、カレンダを構成する日にちを表わすデータを用いて日にちなどが挿入されるのはいうまでもない。
【００６９】
画像編集において得られた注文情報の一部（プリント枚数，プリントサイズ）は注文情報ファイルに格納される（図13参照）。
【００７０】
（３）印刷画像注文方法その１
まず、複数の編集画像の印刷を注文する場合に複数の編集画像を構成するために必要なファイル等を一遍に送信（一括送信）するときについて述べる。
【００７１】
図10は、一括送信のときの処理手順を示すフローチャートである。図11は、クライアント・コンピュータ１から画像サーバ30に送信される注文情報ファイルを示し、図12は、クライアント・コンピュータ１から画像サーバ30に送信される編集情報ファイルを示している。
【００７２】
上述のように各種サービスでの注文が行われる（ステップ51）。注文終了領域Ａ31がクリックされ注文が終了すると（ステップ52）、図11に示す注文情報ファイルがクライアント・コンピュータ１から画像サーバ30に送信される（ステップ53）。このとき注文情報ファイルには注文数，電子メール・アドレスおよび注文情報が格納されている。電子メール・アドレスを除いて個人情報は格納されていない。もっとも個人情報はすでに格納されていてもよい。
【００７３】
画像サーバ30において注文情報ファイルが受信されると、受信された注文情報ファイルにもとづいて注文料金が算出される（ステップ６１）。算出された注文料金を表すデータが画像サーバ３０からクライアント・コンピュータ１に送信される（ステップ61）。
【００７４】
クライアント・コンピュータ１において注文料金を表すデータが受信されると、クライアント・コンピュータ１の表示装置19に注文料金が表示される（ステップ54）。つづいてユーザの名前，電話番号，ＦＡＸ番号，郵便番号および住所の個人情報がユーザによって入力され注文情報ファイルに追記される（ステップ55）。
【００７５】
ユーザによって発注領域Ａ14がクリックされると（ステップ５６）、図11に示すステップ注文情報ファイル、図12に示す編集情報ファイルおよび画像編集に用いられるユーザ画像が一括でクライアント・コンピュータ１から画像サーバ３０に送信される（ステップ57）。編集情報ファイルは上述した注文処理における編集が行われるごとに作成されるのはいうまでもない。
【００７６】
画像サーバ３０において、クライアント・コンピュータ１から送信された注文情報ファイル、編集情報ファイルおよびユーザ画像が受信される。受信された注文情報ファイル、編集情報ファイルおよびユーザ画像を用いて注文数にしたがって画像が編集される（ステップ６２）。編集画像は画像サーバ３０の高解像度プリンタによってプリントされる（ステップ６３）。プリントされた編集画像は画像サーバ３０のオペレータによってクライアント・コンピュータ１のユーザの自宅に郵送されよう。
【００７７】
複数の編集画像の注文が一回の送信で可能となる。
【００７８】
（４）印刷画像注文方法その２
次に、複数の編集画像の印刷を注文する場合に複数の編集画像を構成するために必要なファイル等を，画像を編集した都度順次画像サーバ３０に送信（順次送信）するときの処理について述べる。
【００７９】
クライアント・コンピュータ１と画像サーバ３０とが接続されている状態を維持して順次送信を行う場合と、クライアント・コンピュータ１と画像サーバ３０とを必要に応じて接続状態を切って順次送信を行う場合がある。
【００８０】
これら２つの順次送信のうちまず、クライアント・コンピュータ１と画像サーバ３０とが接続されている状態を維持して順次送信を行う場合について説明する。
【００８１】
図１３は、画像サーバ３０におけるファイル等の構成を示している。図１４は、画像サーバ３０において生成される注文番号ファイルの構成を示し、図１５は画像サーバ３０において生成される注文管理ファイルの構成を示し、図１６は注文情報ファイルの構成を示し、図１７は編集情報ファイルの構成を示している。
【００８２】
順次送信においてはクライアント・コンピュータ１から注文を受け付けると、画像サーバ３０によって、クライアント・コンピュータ１に固有な注文番号が発行される。発行された注文番号は注文番号ファイルによって管理される。注文番号ファイルには注文番号を表すデータのほかに、処理中か、処理終了か、処理停止かを表す注文状態を表すデータ、注文受付年月日を表すデータ、注文開始受付時間を表すデータ、注文終了受付時間を表すデータ、注文処理終了時間を表すデータおよびクライアント・コンピュータ１のユーザのメール・アドレスを表すデータが注文ごとの情報として格納される。
【００８３】
新規なクライアント・コンピュータ１のユーザからの注文を受け付けると注文管理フォルダが新規に作成される。注文管理フォルダは、クライアント・コンピュータ１ごとに作成されることとなる。
【００８４】
クライアント・コンピュータ１のユーザから新規の注文を受け付けると、そのユーザについての個人情報ファイル、注文管理ファイルおよび注文データ番号フォルダが生成される。これらの個人情報ファイル、注文管理ファイルおよび注文データ番号フォルダは注文管理フォルダ内に格納される。
【００８５】
個人情報ファイルは、クライアント・コンピュータ１のユーザについての個人情報（ユーザの名前，電話番号，ＦＡＸ番号，郵便番号，住所および電子メールアドレス）が格納されているファイルである。
【００８６】
注文管理ファイルには注文データの個数および注文データ受付年月日が格納される。注文管理ファイルには、注文データ番号および注文データ受付時間を表すデータが、注文データ（注文情報ファイル，編集情報ファイルおよびユーザ画像ファイル）ごとに格納されている。
【００８７】
注文データ番号フォルダには、注文情報ファイル、編集情報ファイル、ユーザ画像ファイルおよび編集画像のサムネイル画像データが記憶されているサムネイル画像ファイルが格納されている。
【００８８】
注文情報ファイル，編集情報ファイルおよびユーザ画像ファイル（データ）は、クライアント・コンピュータ１から送信されたファイルである。
【００８９】
図１８は、順次送信のときのクライアント・コンピュータ１の処理手順を示すフローチャートである。図１９から図２２は順次送信のときの画像サーバ３０の手順を示すフローチャートである。
【００９０】
順次送信においては、まずクライアント・コンピュータ１から画像サーバ３０にクライアント・コンピュータ１のユーザの個人情報が送信される（ステップ３１）。送信に先立ち，クライアント・コンピュータ１のユーザによって個人情報が入力されるのはいうまでもない。
【００９１】
画像サーバ３０においてクライアント・コンピュータ１からの個人情報を受信すると、画像サーバ３０は注文開始要求の受付と判断する（ステップ８１）。受信した個人情報に基づいて注文番号が発行される（ステップ８２）。すでにそのクライアント・コンピュータ１についての注文番号があれば注文番号は発行されない。注文番号にファイルに注文番号（識別データ），注文状態、注文受付年月日、注文開始受付時間およびユーザ・メール・アドレスを表すデータが注文番号ファイルに記録される（ステップ８３）。
【００９２】
注文番号に対応する注文管理フォルダが生成され、個人情報ファイルが管理される（ステップ８４）。つづいて注文管理ファイルが生成され、注文受付年月日が書き込まれる（ステップ８５）。発行された注文番号が画像サーバ３０からクライアント・コンピュータ１に送信される（ステップ８６）。
【００９３】
クライアント・コンピュータ１において注文番号が受信されると、上述のように注文処理が実行される（ステップ７２）。１つの注文処理が終わるごとに注文番号、編集情報ファイル、および編集画像を構成するためのユーザ画像を表すユーザ画像データがクライアント・コンピュータ１から画像サーバ３０に送信される（ステップ７３）。すべての注文が終了するまで，注文ごとに注文番号、編集情報ファイルおよびユーザ画像データがクライアント・コンピュータ１から画像サーバ３０に送信される（ステップ７２から７４）。
【００９４】
切断される前に（ステップ８７でNO）、クライアント・コンピュータ１から注文情報ファイル、編集情報ファイルおよびユーザ画像ファイルの注文データが受信されると（ステップ９０）、受信した注文データの中の注文情報ファイルに記述されている注文番号によって特定される注文管理フォルダが参照される（ステップ９１）。注文管理ファイルに記録されている注文データ番号を参照して、注文データごとに固有な新たな注文データ番号が発行される（ステップ９２）。
【００９５】
注文管理ファイルに記録されている注文データ個数がインクレメントされ、新たに発行された注文データ番号および注文データ受付時間が書き込まれる（ステップ９３）。
【００９６】
発行された注文データ番号ごとに注文データ番号フォルダが生成される（ステップ９４）。受信した注文情報ファイル、編集情報ファイルおよびユーザ画像ファイルが生成され，対応する注文データ番号フォルダに格納される（ステップ９５）。さらに、受信した注文情報ファイル、編集情報ファイルおよびユーザ画像ファイルにもとづいて編集画像のサムネイル画像が生成される。生成されたサムネイル画像を表すファイルが対応する注文データ番号フォルダに格納される（ステップ９６）。
【００９７】
注文終了領域Ａ３１がクリックされてすべての注文が終了すると（ステップ７４でＹＥＳ）、クライアント・コンピュータ１から画像サーバ３０に注文番号および注文終了の旨を表すデータが送信される（ステップ７５）。
【００９８】
画像サーバ３０において、クライアント・コンピュータ１から送信される注文終了の旨を表すデータを受信すると（ステップ９７）、受信した注文番号に該当する個人情報ファイル，注文管理ファイルおよび注文データ番号フォルダが参照される（ステップ９９）。注文番号ファイルの該当する注文番号ファイルに注文終了受付時間を表すデータが書き込まれる（ステップ１００）。注文管理フォルダ内のすべての注文データ番号フォルダに格納した注文情報を参照して、すべての注文についての料金が算出される（ステップ１０１）。
【００９９】
算出された料金、編集画像のサムネイル画像、注文サイズ、注文枚数を表すデータが画像サーバ３０からクライアント・コンピュータ１に送信される（ステップ１０２）。
【０１００】
クライアント・コンピュータ１において、画像サーバ３０から送信された料金を表すデータにもとづいて、クライアント・コンピュータ１の表示装置１９の表示画面上に料金が表示される（ステップ７６）。クライアント・コンピュータ１のユーザが表示された料金を確認して発注領域Ａ１４または中止領域Ａ３２がクリックされる。注文の発注または中止を表すデータがクライアント・コンピュータ１から画像サーバ３０に送信される（ステップ７７）。
【０１０１】
クライアント・コンピュータ１から画像サーバ３０に発注を表すデータが送信されると（ステップ１０３でＹＥＳ）、カウンタｉが１にセットされる（ステップ１０４）。
【０１０２】
画像サーバ３０において、注文データ番号フォルダに格納されている編集情報ファイルに記録されている編集情報にしたがって画像が編集される（ステップ１０５）。画像編集においてはクライアント・コンピュータ１から送信されたユーザ画像ファイルが利用されるのはいうまでもない。また、注文データ番号フォルダに格納されている注文情報ファイルに記録されている注文情報にしたがって編集された画像が、画像サーバ３０に接続されてるプリンタによってプリントされる（ステップ１０６）。
【０１０３】
注文データ個数になるまでステップ１０５，１０６の処理が繰り返される（ステップ１０７，１０８）。
【０１０４】
注文データ個数になると、注文番号ファイルに記録されている処理中注文の個数がデクレメントされる（ステップ１０９）。つづいて、注文番号ファイルの記録されている注文番号情報に注文処理終了時間が書き込まれる（ステップ１１０）。処理終了が画像サーバ３０からクライアント・コンピュータ１に送信される（ステップ１１１）。
【０１０５】
クライアント・コンピュータ１から画像サーバ３０から中止を表すデータが送信されると（ステップ１０３でＮＯ）、注文番号ファイルに記録されている処理中注文の個数がデクレメントされる（ステップ１１２）。また、注文番号ファイルに記録されている注文情報が停止状態とされる（ステップ１１３）。処理停止を表すデータが画像サーバ３０からクライアント・コンピュータ１に送信される（ステップ１１４）。
【０１０６】
上述した処理は、画像サーバ３０とクライアント・コンピュータ１とが接続されている状態で複数の注文を受け付けるものであったが、画像サーバ３０とクライアント・コンピュータ１とが切断され、その後クライアント・コンピュータ１のユーザから注文を受け付けて、複数の注文を認めるようにすることもできる。
【０１０７】
図２３，図２４および図２５は、画像サーバ３０とクライアント・コンピュータ１とが一度切断されても複数の注文を認める場合の処理手順を示している。
これらの図において図１８から図２２に示す処理と同一の処理については同一符号を付して説明を省略する。
【０１０８】
クライアント・コンピュータ１から画像サーバ３０に注文開始要求があると、その注文開始要求が新規な要求か、一度注文を行ったあとに、再開する要求かが判断される（ステップ１２０）。
【０１０９】
新規な注文要求であれば図２１に示す各処理と同様に注文番号の発行、注文番号ファイルへの注文番号等の書き込み、注文管理フォルダの生成、注文管理ファイルの生成が行われる（ステップ８１から８５）。
【０１１０】
つづいて、タイマがリセットされる（ステップ１２６）。また、発行された注文番号が画像サーバ３０からクライアント・コンピュータ１に送信される（ステップ８６）。
【０１１１】
注文データを受信する前にタイマが一定時間を計時してタイム・アウトとなると（ステップ１２８でＮＯ）、クライアント・コンピュータ１からの注文は終了したと考えられる。このため注文番号ファイルの該当する注文番号状態が処理停止とされる（ステップ１３０）。その後該当する注文番号の注文管理フォルダが削除される（ステップ１３１）。
【０１１２】
タイム・アウトとなる前にクライアント・コンピュータ１から注文データが受信されると（ステップ１２８でＮＯ、ステップ１２９でＹＥＳ）、図２０に示すステップ９１からの処理に移行し、編集画像がプリントされる。
【０１１３】
クライアント・コンピュータ１から画像サーバ３０に注文再開要求が送信されると（ステップ１４１、ステップ１２０）（注文再開要求においてはクライアント・コンピュータ１のユーザの個人情報も画像サーバ３０に送信される）、注文情報ファイルから個人情報（メール・アドレス）に該当する注文番号が検索される（ステップ１６２）。
【０１１４】
該当する注文番号が見つかると（ステップ１６３でＹＥＳ）、該当の注文番号の状態が処理中かどうかが判断される。処理中であれば（ステップ１６４でＮＯ）、該当する注文番号の注文番号フォルダで管理している編集画像のサムネイル画像データ，プリント枚数，プリントサイズおよび注文番号が画像サーバ３０からクライアント・コンピュータ１に送信される（ステップ１６５）。
【０１１５】
該当する注文番号が無い（ステップ１６３でＮＯ）、または該当の注文番号の状態が処理中でなければ（ステップ１６４でＮＯ）、該当注文データが無い旨を表すデータが画像サーバ３０からクライアント・コンピュータ１に送信される（ステップ１６６）。
【０１１６】
該当注文データが無い旨を表すデータが画像サーバ３０において受信されると（ステップ１４２）、クライアント・コンピュータ１のユーザは新規の注文を開始することとなろう。
【０１１７】
画像サーバ３０からクライアント・コンピュータ１に注文データおよび注文番号を表すデータが送信されると、クライアント・コンピュータ１の表示装置１９に注文データによって表される画像および注文番号が表示される。これによりクライアント・コンピュータ１のユーザは、今までの注文を確認する（ステップ１４３）。
【０１１８】
今までの注文が確認されると、クライアント・コンピュータ１のユーザによって注文処理が行われる（ステップ１４４）。注文処理ごとに注文情報ファイル、編集情報ファイルおよびユーザ画像ファイルがクライアント・コンピュータ１から画像サーバ３０に送信される（ステップ１４５）。注文処理ごとに注文情報ファイル、編集情報ファイルおよびユーザ画像ファイルが画像サーバ３０に送信されると、画像サーバ３０において編集画像のプリント処理が実行される（図２０ステップ９１から９６）。
【０１１９】
クライアント・コンピュータ１において、すべての注文が終了するまでステップ１４４および１４５の処理が繰り返される（ステップ１４６）。すべての注文処理が終了すると、注文終了の旨のデータがクライアント・コンピュータ１から画像サーバ３０に送信される（ステップ１４７）。これにより画像サーバ３０において図２１のステップ９９からステップ１１１の処理が実行される。
【０１２０】
クライアント・コンピュータ１から画像サーバ３０に注文データを順次送信した場合でも，画像サーバ３０によってクライアント・コンピュータ１ごとに注文データを管理できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】印刷画像編集システムの概要を示している。
【図２】クライアント・コンピュータ１の電気的構成を示すブロック図である。
【図３】クライアント・コンピュータ１の表示装置の表示画面の遷移を示している。
【図４】ポストカード・サービス画面を示している。
【図５】ポストカード注文の手順を示している。
【図６】ディジタル・カメラ・プリント・サービス画面を示している。
【図７】ディジタル・カメラプリント注文の処理を示している。
【図８】カレンダ、フォトフレーム・サービス画面を示している。
【図９】カレンダ、フォトフレーム注文の処理を示している。
【図１０】一括送信の処理手順を示している。
【図１１】注文情報ファイルを示している。
【図１２】編集情報ファイルを示している。
【図１３】画像サーバに格納されるフォルダ等の構成を示している。
【図１４】注文番号ファイルを示している。
【図１５】注文管理ファイルを示している。
【図１６】注文情報ファイルを示している。
【図１７】編集情報ファイルを示している。
【図１８】順次送信の処理手順を示している。
【図１９】順次送信の処理手順を示している。
【図２０】順次送信の処理手順を示している。
【図２１】順次送信の処理手順を示している。
【図２２】順次送信の処理手順を示している。
【図２３】順次送信の処理手順を示している。
【図２４】順次送信の処理手順を示している。
【図２５】順次送信の処理手順を示している。
【符号の説明】
１ クライアント・コンピュータ
２ モデム
４ ＣＤ−ＲＯＭドライブ
５ マウス
６ キーボード
１１ ＣＰＵ
１３ ＨＤドライブ
１９ 表示装置
３０ 画像サーバ
Claims (13)
- 互いにデータ通信が可能なクライアント・コンピュータと画像サーバとから構成される編集画像印刷システムにおいて，
上記クライアント・コンピュータが，
テンプレート画像に合成すべき合成対象画像を決定する合成対象画像決定手段，
上記合成対象画像決定手段によって決定した合成対象画像の配置位置を決定する位置決定手段，
上記合成対象画像決定手段による合成対象画像決定処理および上記位置決定手段による位置決定処理を繰り返して複数駒の編集画像を得る編集手段，ならびに
上記編集手段により得られる上記複数駒の編集画像を構成する合成対象画像を表す合成対象画像データと，上記合成対象画像の上記配置位置を表す配置位置データが複数駒の編集画像分，記憶されている編集情報ファイルと，を関連づけて，複数駒の編集画像を構成する上記合成対象画像データと上記編集画像ファイルとを上記画像サーバに送信する送信手段，
を備え，
上記画像サーバが，
上記クライアント・コンピュータの上記送信手段から送信された上記合成対象画像データと上記編集画像ファイルとを受信する受信手段，ならびに
上記受信手段により受信した上記合成対象画像データおよび上記編集画像ファイルから上記複数駒の編集画像を生成する編集画像生成手段，
を備えた編集画像印刷システム。 - 画像サーバとデータ通信が可能なクライアント・コンピュータにおいて，
テンプレート画像に合成すべき合成対象画像を決定する合成対象画像決定手段，
上記合成対象画像決定手段によって決定した合成対象画像の上記テンプレート画像における配置位置を決定する位置決定手段，
上記合成対象画像決定手段による合成対象画像決定処理および上記位置決定手段による位置決定処理を繰り返して複数駒の編集画像を得る編集手段，ならびに
上記編集手段により得られる上記複数駒の編集画像を構成する合成対象画像を表す合成対象画像データと，上記合成対象画像の上記配置位置を表す配置位置データが複数駒の編集画像分，記憶されている編集情報ファイルと，を関連づけて，複数駒の編集画像を構成する上記合成対象画像データと上記配置位置データとを上記画像サーバに送信する送信手段，
を備えているクライアント・コンピュータ。 - 上記編集手段によって得られた複数駒の編集画像を表示する表示装置をさらに備えた請求項２に記載のクライアント・コンピュータ。
- 互いにデータ通信が可能な複数のクライアント・コンピュータと画像サーバとから構成される編集画像印刷システムにおいて，
上記クライアント・コンピュータが，
テンプレート画像に合成すべき合成対象画像を決定する合成対象画像決定手段，
上記合成対象画像決定手段によって決定した合成対象画像の配置位置を決定する位置決定手段，
上記合成対象画像決定手段により決定した合成対象画像と上記位置決定手段により決定した配置位置とから編集画像を得る編集手段，
新規または注文再開の注文開始要求を上記画像サーバに送信する注文開始要求送信手段，および
上記注文開始要求送信手段による注文開始要求後に，上記編集画像を構成する合成対象画像を表す合成対象画像データとその合成対象画像の上記配置位置を表す配置位置データとにクライアント・コンピュータに固有の識別データを関連づけて上記画像サーバに送信するデータ送信手段，
を備え，
上記画像サーバが，
上記クライアント・コンピュータの上記注文開始要求送信手段から送信された送信開始要求，上記データ送信手段から送信される上記合成対象画像データ，上記配置位置データおよび上記識別データを受信する受信手段，
上記受信手段によって受信した送信開始要求が新規の注文開始要求か注文再開要求かを判断する判断手段，
上記判断手段によって新規の注文開始要求と判断されたことに応じて，上記識別データによって識別される注文管理フォルダが新規に作成され，新規に作成された注文管理フォルダに上記受信手段によって受信された上記合成対象画像データと上記配置データとを記憶し，上記判断手段によって注文再開要求と判断されたことに応じて，すでに作成されている注文管理フォルダの中から上記識別データによって識別される注文管理フォルダに上記受信手段によって受信された上記合成対象画像データと上記配置位置データとを記憶する記憶手段，ならびに
上記記憶手段に記憶されている上記合成対象画像データと上記配置位置データとからクライアント・コンピュータごとに上記編集画像を生成する編集画像生成手段，
を備えた編集画像印刷システム。 - 画像サーバとデータ通信が可能なクライアント・コンピュータにおいて，
テンプレート画像に合成すべき合成対象画像を決定する合成対象画像決定手段，
上記合成対象画像決定手段によって決定した合成対象画像の上記テンプレート画像における配置位置を決定する位置決定手段，
上記合成対象画像決定手段により決定した合成対象画像と上記位置決定手段により決定した配置位置とから編集画像を得る編集手段，
新規または注文再開の注文開始要求を上記画像サーバに送信する注文開始要求送信手段，および
上記注文開始要求送信手段による注文開始要求後に，上記編集画像を構成する合成対象画像を表す合成対象画像データとその合成対象画像の上記配置位置を表す配置位置データとにクライアント・コンピュータに固有の識別データを関連づけて上記画像サーバに送信する送信手段，
を備えているクライアント・コンピュータ。 - クライアント・コンピュータとデータ通信が可能な画像サーバにおいて，
上記クライアント・コンピュータから送信された新規または注文再開の送信開始要求と，互いに関連づけられている，編集画像を構成する合成対象画像を表す合成対象画像データと，その合成対象画像の上記配置位置を表す配置位置データと，クライアント・コンピュータに固有の識別データとを受信する受信手段，
上記受信手段によって受信した送信開始要求が新規の注文開始要求か注文再開要求かを判断する判断手段，
上記判断手段によって新規の注文開始要求と判断されたことに応じて，上記識別データによって識別される注文管理フォルダが新規に作成され，新規に作成された注文管理フォルダに上記受信手段によって受信された上記合成対象画像データと上記配置データとを記憶し，上記判断手段によって注文再開要求と判断されたことに応じて，すでに作成されている注文管理フォルダの中から上記識別データによって識別される注文管理フォルダに上記受信手段によって受信された上記合成対象画像データと上記配置位置データとを記憶する記憶手段，および
上記記憶手段に記憶されている上記合成対象画像データと上記配置位置データとからクライアント・コンピュータごとに上記編集画像を生成する編集画像生成手段，
を備えた画像サーバ。 - 互いにデータ通信が可能なクライアント・コンピュータと画像サーバとから構成される編集画像印刷システムにおいて，
上記クライアント・コンピュータにおいて，
テンプレート画像に合成すべき合成対象画像およびその配置位置を決定し，
合成対象画像決定処理および上記位置決定処理を繰り返して複数駒の編集画像を得，
得られた上記複数駒の編集画像を構成する合成対象画像を表す合成対象画像データと，
上記合成対象画像の上記配置位置を表す配置位置データが複数駒の編集画像分，記憶されている編集情報ファイルと，を関連づけて，複数駒の編集画像を構成する上記合成対象画像データと上記編集情報ファイルとを上記クライアント・コンピュータから上記画像サーバに送信し，
上記クライアント・コンピュータから送信された上記合成対象画像データと上記配置位置データとを上記画像サーバにおいて受信し，
受信した上記合成対象画像データおよび上記配置位置データから上記画像サーバにおいて上記複数駒の編集画像を生成する，
編集画像印刷方法。 - 画像サーバとデータ通信が可能なクライアント・コンピュータにおいて，
テンプレート画像に合成すべき合成対象画像を決定し，
決定した合成対象画像の配置位置を決定し，
上記合成対象画像決定処理および上記位置決定処理を繰り返して複数駒の編集画像を得，
得られた上記複数駒の編集画像を構成する合成対象画像を表す合成対象画像データと，
上記合成対象画像の上記配置位置を表す配置位置データが複数駒の編集画像分，記憶されている編集情報ファイルと，を関連づけて，上記合成対象画像データおよび上記編集情報ファイルを上記画像サーバに送信する，
クライアント・コンピュータの動作制御方法。 - 互いにデータ通信が可能な複数のクライアント・コンピュータと画像サーバとから構成される編集画像印刷システムにおいて，
上記クライアント・コンピュータにおいて，テンプレート画像に合成すべき合成対象画像および上記合成対象画像の配置位置を決定し，
決定した合成対象画像と配置位置とから編集画像を得，
新規または注文再開の注文開始要求を上記画像サーバに送信し，
上記注文開始要求の送信後に，上記合成対象画像データとその合成対象画像の上記配置位置を表す配置位置データとにクライアント・コンピュータに固有の識別データを関連づけて上記クライアント・コンピュータから上記画像サーバに送信し，
上記画像サーバにおいて，上記クライアント・コンピュータから送信される上記送信開始要求，上記合成対象画像データ，上記配置位置データおよび上記識別データを受信し，
受信した送信開始要求が新規の注文開始要求か注文再開要求かを判断し，
新規の注文開始要求と判断されたことに応じて，上記識別データによって識別される注文管理フォルダが新規に作成され，新規に作成された注文管理フォルダに受信された上記合成対象画像データと上記配置データとを記憶し，注文再開要求と判断されたことに応じて，すでに作成されている注文管理フォルダの中から上記識別データによって識別される注文管理フォルダに受信された上記合成対象画像データと上記配置位置データとを記憶し，
上記記憶されている上記合成対象画像データと上記配置位置データとからクライアント・コンピュータごとに上記画像サーバにおいて上記編集画像を生成する，
編集画像印刷方法。 - 画像サーバとデータ通信が可能なクライアント・コンピュータにおいて，
テンプレート画像に合成すべき合成対象画像を決定し，
決定した合成対象画像の上記テンプレート画像における配置位置を決定し，
決定した合成対象画像と決定した配置位置とから編集画像を得，
新規または注文再開の注文開始要求を上記画像サーバに送信し，
上記注文開始要求の送信後に，上記編集画像を構成する合成対象画像を表す合成対象画像データとその合成対象画像の上記配置位置を表す配置位置データとにクライアント・コンピュータに固有の識別データを関連づけて上記画像サーバに送信する，
クライアント・コンピュータの動作制御方法。 - クライアント・コンピュータとデータ通信が可能な画像サーバにおいて，
上記クライアント・コンピュータから送信された新規または注文再開の送信開始要求と，互いに関連づけられている，編集画像を構成する合成対象画像を表す合成対象画像データと，その合成対象画像の上記配置位置を表す配置位置データと，クライアント・コンピュータに固有の識別データとを受信し，
受信した送信開始要求が新規の注文開始要求か注文再開要求かを判断し，
新規の注文開始要求と判断されたことに応じて，上記識別データによって識別される注文管理フォルダが新規に作成され，新規に作成された注文管理フォルダに受信された上記合成対象画像データと上記配置データとを記憶し，注文再開要求と判断されたことに応じて，すでに作成されている注文管理フォルダの中から上記識別データによって識別される注文管理フォルダに受信した上記合成対象画像データと上記配置位置データとを記憶し，
上記クライアント・コンピュータごとに分けられた上記合成対象画像データと上記配置位置データとからクライアント・コンピュータごとに上記編集画像を生成する，
画像サーバの動作制御方法。 - 画像サーバとデータ通信が可能なクライアント・コンピュータの動作を制御するためのプログラムであって，
テンプレート画像に合成すべき合成対象画像を決定させ，
決定した合成対象画像の配置位置を決定させ，
上記合成対象画像決定処理および上記位置決定処理を繰り返して複数駒の編集画像を得，
得られた上記複数駒の編集画像を構成する合成対象画像を表す合成対象画像データとその合成対象画像の上記配置位置を表す配置位置データが複数駒の編集画像分，記憶されている編集情報ファイルとを関連づけて，上記合成対象画像データおよび上記編集情報ファイルを上記画像サーバに送信させるようにクライアント・コンピュータの動作を制御するプログラムを格納した記録媒体。 - 画像サーバとデータ通信が可能なクライアント・コンピュータの動作を制御するためのプログラムであって，
テンプレート画像に合成すべき合成対象画像を決定させ，
決定した合成対象画像の上記テンプレート画像における配置位置を決定させ，
決定した合成対象画像と配置位置とから編集画像を得，
新規または注文再開の注文開始要求を上記画像サーバに送信させ，
上記注文開始要求の送信後に，上記編集画像を構成する合成対象画像を表す合成対象画像データとその合成対象画像の上記配置位置を表す配置位置データとにクライアント・コンピュータに固有の識別データを関連づけて上記画像サーバに送信させるようにクライアント・コンピュータの動作を制御するプログラムを格納した記録媒体。
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