JP3762716B2 - ボックス用ホルダ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ティッシュ入りのボックスに代表される紙板製等の側面接着型ボックスを冷蔵庫等の強磁性体製の被着物品や他の非磁性の物品等多くの被着物品に取り付けるのに適したボックス用ホルダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ティッシュボックス等の取り付け用としてのボックス用ホルダは多くの構造が知られていると共に多数出願されている。特に磁石を用いて磁気吸着により取り付けるタイプのボックス用ホルダは、鉄等の強磁性体で形成された、例えば冷蔵庫等の強磁性体製の被着物品に磁力により取り付けることができるため、ティッシュボックス等を希望の場所に設置できて便利であり、従来技術である実開昭62−31032号公報には、底面に磁石を設けた箱状体でティッシュボックスの底部を覆うと共に、ティッシュボックス側面に上記の箱状体に形成された複数の係止突片を作用させて取り付ける構造が開示されている。また、特開平10−201659号公報に示されるように、裏面に磁石が取り付けられたコ字形の取り付け具にてティッシュボックス側面を保持爪などで押込む構造も公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これら従来の構成によると、前者は大型のホルダが必要なためコスト高になると共に取り付け作業がしにくい不都合があり、さらにティッシュボックスの側面を係止突片で係合させる構造のため、上記の取り付け作業がしにくいことも影響して、安定した取り付け強度が得にくいものであった。
また、後者においては小型化はするものの、ティッシュボックス側面を保持爪等を用いて押込んで取り付ける構造のため、確実な取り付け状態が判りにくくて不充分な取り付けとなったり、押込みすぎてティッシュボックスを潰すなどの不都合を生じやすいものであった。
そこで、本発明は小型で取り付け作業がしやすく、しかも安定した取り付け強度も得られるボックス用ホルダ提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するためにボックス用ホルダを装着する対象物を充分観察して検討した結果、ティッシュボックスには長手方向の端面に側面接着部が設けられ、注視すると同部には小さな隙間を有する有隙接合部が形成されており、この有隙接合部は薄い板であれば簡単に挿入することが可能で、しかも挿入状態で側面接着部における上下連結部が剥がれるような不都合を生じないことが確認できたことを基盤としており、この現象を利用することを鋭意検討したことにより想到したティッシュボックス等の側面接着型ボックスに適したボックス用ホルダに関するものである。
【0005】
具体的には、直方体に形成され、上面に収納紙取り出し口を有し、両側面には上面折り返し面及び下面折り返し面並びに左右からの側面折り返し面が設けられ、この側面折り返し面を内側に折り込んだ状態で、上面折り返し面と下面折り返し面とを内側に折り込んでその重なり部分を接着してなる上下連結部を備え、さらにこの上下連結部と側面折り返し面との間にも軽度に接着された有隙接合部が形成されている側面接着型ボックスに用いることのできるボックス用ホルダであって、板状の連結片と、その上方に差込用間隙を介在させた状態で略90度の開き角度で略垂直に立設する差込片及び取付片部とが一体的に形成されており、側面接着型ボックスの有隙接合部に差込片を差し込んで上記連結片上に側面接着型ボックスを載置させるとともに、差込用間隙を介して取付片部を側面接着型ボックスの底面に沿って露出せしめ、この取付片部に設けられた取り付け手段により側面接着型ボックスを床面に対して略垂直状態に形成された被着物品の表面へ取り付け可能としたボックス用ホルダによって実施することができる。
【0006】
この構成によれば、ボックス用ホルダは小型の簡単な構成とすることができると共に側面接着型ボックスへの装着の作業性が良く、しかも装着状態での取り付け強度も充分確保できるので、この装着状態を維持したまま確実に被着物品へ取り付けることができる。
【0007】
そして、直方体に形成され、上面に収納紙取り出し口を有し、両側面には上面折り返し面及び下面折り返し面並びに左右からの側面折り返し面が設けられ、この側面折り返し面を内側に折り込んだ状態で、上面折り返し面と下面折り返し面とを内側に折り込んでその重なり部分を接着してなる上下連結部を備え、さらにこの上下連結部と上記側面折り返し面との間にも軽度に接着された有隙接合部が形成されている側面接着型ボックスに用いることのできるボックス用ホルダであって、板状の連結片と、その上方に差込用間隙を介在させた状態で略90度の開き角度で略垂直に立設する差込片及び取付片部とからなり、側面接着型ボックスの有隙接合部に差込片を差し込んで連結片上に側面接着型ボックスを載置させるとともに、差込用間隙を介して取付片部を側面接着型ボックスの底面に沿って露出せしめ、この取付片部に設けられた取り付け手段により側面接着型ボックスを床面に対して略垂直状態に形成された被着物品の表面へ取り付け可能とするとともに、連結片及び差込片並びに取付片部は、展開形状に形成され、直接または被着物品に取り付けた時に一体的に組み立てられるボックス用ホルダとして実施することもできる。
この構成においては全構成部材を平板状の展開状態とすることができるので商品化時のパッケージが簡単となると共に収納スペースに無駄が生じない利点がある。
【0008】
なお、この構成においては、差込片及び取付片部は連結片に対して回動自在な展開形状に形成されており、この連結片上に差込片及び取付片部を係止して立設させるようにして実施することができる。
【0009】
さらに、ボックス用ホルダは被着物品に取り付けた状態においてのみ形体を維持させても機能するものであり、差込片及び取付片部は連結片に対して回動自在な展開形状に形成されており、上記差込片を側面接着型ボックスの有隙接合部に挿入した状態で上記取付片部を被着物品に取り付けた時に、上記連結片の側面に形成した突出部が該被着物品に当接あるいは近接して回動が防止されることにより、該連結片上に差込片及び取付片部を立設する構成とすることができる。この場合においては、ボックス用ホルダとして完全に組み立てる操作が不要となるため取り付け作業が簡単で、各部材間での接合用の嵌合精度が要求されないため生産性が向上する利点がある。
【0010】
なお、差込片及び取付片部は連結片に対して回動自在な展開形状に形成されており、上記差込片を側面接着型ボックスの有隙接合部に挿入した状態で上記取付片部を被着物品に取り付けた時に、該差込片の下方に形成した突出部が該被着物品に当接あるいは近接して回動が防止されることにより、上記連結片上に差込片及び取付片部が立設する構成としても同様な成果を得ることができる。
【0011】
また、側面接着型ボックスの両側面に形成される上下連結部とボックス本体間の各々の有隙接合部に対応させるボックス用ホルダの形状は、取付片部に対する差込片の位置が左右逆となるので、取付片部に対する連結片及び差込片を対称形状に形成した別のボックス用ホルダと一対の構成として対応するのが好ましい。
【0012】
なお、側面接着型ボックスの両側面に形成される上下連結部とボックス本体間の各々の有隙接合部には、差込片及び取付片部を連結片に対して上面及び下面の両方に回動可能な構成として、上下連結部材の上面側及び下面側を夫々使用するようにすれば同一形状品で側面接着型ボックスにおける二つの有隙接合部への対応が可能となるので、この場合は一対のボックス用ホルダを使用する場合と比較して各部材の成形金型を約半減させることができ、部材管理も簡単となるのでコストダウンや生産性向上につながる利点がある。
【0013】
さらに、ボックス用ホルダは一対あるいは二部材で構成することなく、連結片の両端に各々差込片を形成した一部材で実施することができる。この場合は、二部材構成のものより大型化するものの側面接着型ボックスへの取り付け作業性がさらに良くなる利点がある。
【0014】
これらのボックス用ホルダの被着物品への取り付け手段としては、取付片部を磁石そのもので成るかあるいは磁石が配設されたものとし、強磁性体製の被着物品に磁気吸着により取り付け可能なものとすることができる。この構成によれば、ボックス用ホルダを小型にすることができると共に強磁性体製の被着物品における任意の位置に任意の角度で取り付けることができるので便利である。
【0015】
なお、取り付け手段に磁石を有する場合おいて、差込片及び取付片部は各々磁気吸着性を有し、且つ、側面接着型ボックスの両側面に形成される上下連結部とボックス本体間の有隙接合部に挿入可能で、強磁性体製の被着物品に磁気吸着により取り付け可能な構成とすることもでき、この場合のボックス用ホルダは、差込片と取付片部を区別しないで使用することができるので使用性が大変よくなると共に同一部材で側面接着型ボックスの両側の有隙接合部に対応することもできるので、各部材の成形金型を約半減させることができ、部材管理が簡単でコストダウンや生産性向上につながる利点がある。
【0016】
また、ボックス用ホルダにおける被着物品への別の取り付け手段としては、取付片部には吸盤部材が配設され、平坦状な被着物品へ吸着により取り付け可能な構成とすることができる。この構成によれば汎用の吸盤部材を使用できるので生産性の優れたものになることの他に、被着物品が強磁性体でなくても使用できる利点がある。
【0017】
ボックス用ホルダにおける被着物品へのさらに別の取り付け手段としては、取付片部には上方に孔状あるいは鉤状に形成されるフック部が形成され、該フック部を直接あるいは紐状の中間部材を介して釘等の突出部を有する被着物品に取り付け可能な構成としても実施することができる。この取り付け手段は、被着物品に釘等の突出部さえあれば取付片部の形状だけで対応できるため、構造が簡単になりコンパクトで生産性の良いものとなる。
【0018】
本発明におけるボックス用ホルダの被着物品への取り付け手段は、上記各手段を併用して使用することができることは勿論、これ以外の手段を単独あるいは上記各手段を併用して実施しても良い。
【0019】
【発明実施の形態】
本発明におけるボックス用ホルダは、側面接着型ボックスの側面に設けられた側面接着部に形成される上下連結部とボックス本体間の有隙接合部を利用するものであり、最初に側面接着型ボックスとしての代表的なティッシュボックスの側面に形成される有隙接合部及びその利用の有効性について説明する。
【0020】
図3(a)の斜視図の上方及び図4(a)ティッシュボックスの拡大側面図に示すように、ティッシュボックスの側面接着部Ta,Tbは、ティッシュボックスTの長手方向の両側面に形成される。具体的には、ティッシュボックスTにおける本体部Hの底面H1から延長して設けられた下折り返し面Ja,Jbと、ティッシュ取り出し口H2を有する表面H3から延長して設けられた上折り返し面Ka,Kbとの先端部を重ねて接着にて結合した上下連結部La,Lbを形成し、さらに該上下連結部La,Lbの周辺を本体部Hの側面折り返し面Ma,Ma,Mb,Mbに接着にて取り付ける構成となっている。
【0021】
なお、これらの上下連結部La,Lbの周辺と本体部Hの側面折り返し面Ma,Ma,Mb,Mbとの接合部Ua,Ub(以下、下記の現象により有隙接合部と称する)の状態は、各種の市販品を観察した結果、図4(a)の拡大側面図に示すように、少なくとも側面折り返し面Maと上折り返し面Ka間に略ティッシュボックスの紙厚分の隙間S1が現れ、さらに下折り返し面Jaと側面折り返し面Ma間にも隙間S2が生じているものも見受けられる。
【0022】
そして、この有隙接合部Ua,Ubの接着状況を調べた結果、全体的に接合力はかなり弱いものであり、大半は1mm程度の薄い板であれば隙間S1,S2から簡単に挿入することができ、強いものでも人為的に入り口を広げてやれば挿入可能であることが判った。
また、上記の1mm程度の薄い板乃至3mm程度の薄板を有隙接合部Ua,Ub内に完全に貫通させた状態において、上記の上下連結部La,Lbが剥がれることはなく、強固に結合された状態を維持していることも求められた。
なお、この薄板はティッシュボックスにおける有隙接合部Ua,Ub内に全面が狭持されることになるため移動しにくく確実に装着された状態となっている。
【0023】
従って、ティッシュボックス等の側面接着型ボックスにおける有隙接合部に差込片を挿入した状態で側面接着型ボックスの下方の側面を連結片で支えるようにすれば側面接着型ボックスに簡単、且つ、確実に装着できるボックス用ホルダの基盤ができ、この形態に冷蔵庫や家具等の被着物品への取付片部を設けることができればボックス用ホルダと成り得ることが判る。
【0024】
該取付片部は、被着物品が冷蔵庫等の強磁性体製のものを対象とする場合は磁石製とすれば自由な位置に取り付けることができて好ましく、平坦なものであれば吸盤タイプとすることができ、釘等の突出物に対してはフック型で対応できる等々適宜の取り付け構造とすることができる。
以下、取付片部に磁石を用いたものを主体に、各種の実施例に基づき詳細に説明する。
【0025】
図1〜図4の各図面は本発明におけるボックス用ホルダの基本的な形態である第1の実施例の詳細な説明、及び側面接着型ボックスとしての代表的なティッシュボックスへの装着原理と手順、さらにボックス用ホルダを装着したティッシュボックスの強磁性体製の被着物品への取り付け状況を示す。
【0026】
この実施例におけるボックス用ホルダ1は、本発明の基本形態であり図1における(a)平面図、(b)正面図、(c)左側面図、(d)右側面図、(e)側面部分拡大図及び図2(a)の斜視図に表すように、差込片2、磁石片ベース6と磁石7からなる取付片部3、連結片4、差込用間隙5で構成されている。
【0027】
差込片2と磁石片ベース6と連結片4は、厚さ約1.5〜3mm程度の合成樹脂製で一体成形されており、連結片4の上面には差込片2と磁石片ベース6が図1(a)に示すように差込用間隙5を介して略90度の開き角度で配置され、略垂直に立設されている。
上記の差込用間隙5は、後述するティッシュボックスを形成する紙が挿入可能な寸法に設定されている。
また、差込片2の上端も後述するティッシュボックスの有隙接合部への差込がしやすいように、両側に逃げ部8,8が形成されて先細形状とすると共に、端面に向かって先端が0.5mm程度の薄肉となるように傾斜部9が形成されその両側には円弧状の面取りが施される。但し、これら差込片2の上端形状はあくまでもティッシュボックスの有隙接合部への差込がしやすくするための一例であって、適宜に形状変更して実施してよい。
なお、図1(f)に示すA−A断面図のように差込片2’の断面形状を外面が円弧状となるように形成すると高強度の厚肉でありながら差込がしやすいものとなる。
【0028】
上記磁石7は、ボックス用ホルダ1を強磁性体製の被着物品に磁気吸着により取り付ける目的のものであり、板状の磁石、例えばハードフェライト粉末と有機高分子粘結材からなるボンド磁石等が用いられ、上記磁石片ベース6に接着等で取り付けられている。なお、磁石の形状や材料はこれに限定されるものでなく、目的を達成できれば、例えば図1(b)内に想像線で示す磁力の強い小型のネオジ磁石等、適宜に変更して実施してよい。
【0029】
以上の構成で図1(a)〜(e)の形状を斜視図で表すと図2(a)のようになる。なお、この形態は側面接着型ボックスが小型のものであれば一つのボックス用ホルダで対応することができるが、後述するティッシュボックスのように比較的大型のものについては二カ所の有隙接合部に夫々一つ用いるのが好ましい。但し、この二カ所の有隙接合部に対して同一面側から使用する場合は片方にしか対応ができないため、図2(a)における差込片2及び連結片4を、図2(b)に示すように取付片部3に対して対称位置となるように差込片2a及び連結片4aを形成した別のボックス用ホルダ1aとで一対として使用するのが好ましい。
【0030】
次に、本実施例によるボックス用ホルダをティッシュボックスに装着する原理及び手順、さらにボックス用ホルダを装着したティッシュボックスの強磁性体製の被着物品への取り付け状況について図3及び図4を用いて説明する。
【0031】
図3(a)の斜視図及び図4(a)の側面拡大図に示すように、ティッシュボックスTにおける長手方向の両側の側面に形成する両側面接着部Ta,Tbには、本体部Hの底面H1から延長して設けられた下折り返し面Ja,Jbと、ティッシュ取り出し口H2を有する表面H3から延長して設けられた上折り返し面Ka,Kbの先端部を重ね接着にて結合した上下連結部La,Lbが形成される。そして、該上下連結部La,Lbの周辺は本体部Hの側面折り返し面Ma,Ma,Mb,Mbに接着にて取り付けられ、隙間S1または隙間S1と隙間S2を有する有隙接合部Ua,Ubが形成されている。
【0032】
この状態で、図3(a)に示すように、ボックス用ホルダ1aを、その差込片2aの先端をティッシュボックスTの片方の有隙接合部Uaに対峙させ、さらに磁石片ベース6aに磁石7aを配設した取付片部3aをティッシュボックスTの底面H1に沿うように位置させて図中の矢印方向に差込むと、差込用間隙5aが介在することにより図4(b)及び図3(b)に表されるように、ボックス用ホルダ1aの差込片2aはティッシュボックスHの有隙接合部Uaを押し広げて嵌入すると共に取付片部3aはティッシュボックスTにおける本体部Hの底面H1に沿って移動し、最終的には連結片4aが図3(a)に示すティッシュボックスTの下方の側面H4に当接した状態で装着が完了する。(図3(b)参照)
【0033】
この装着状態においては、ティッシュボックスTにおける本体部Hの側面折り返し部Ma側が充分変形できるため、下側折り返し面Ja及び上側折り返し面Kaとの先端部に接着にて形成される上下連結部Laには軽減された負荷が加わることになり、剥がれることなく接着状態が保たれる。
従って、ボックス用ホルダ1aはその差込片2aの全面がティッシュボックスTの側面接着部Ta内に狭着状態で収納されることになるので強固に、且つ確実にティッシュボックスTに装着される。
【0034】
ティッシュボックスTにおける他方の側面接着部Tbに対しては、ボックス用ホルダ1aの取付片部3aに対する差込片2aと連結片4aを対称位置に形成した別のボックス用ホルダ1bを使用し、同様の手順で装着する。(図3(a)及び図3(b)参照)
そして、ティッシュボックスTの両側の側面接着部Ta,Tbにボックス用ホルダ1a、1bを装着した状態で図3(b)に示すように強磁性体製である被着物品P1における任意の位置に任意の角度(図中の円弧状矢印参照)に配置された状態で直線状の矢印方向に磁石により磁気吸着にて取り付けられる。
【0035】
図5は本実施例における取付片部の変形例を表したものであり、図5(a)は斜視図、図5(b)はB−B拡大断面図を示す。この実施例におけるボックス用ホルダ1Cの取付片3cの周囲には、額部3c’が設けられることにより凹部3c”が形成され、この凹部3c”内に磁石7cが収納できるようになっている。従って、磁石の取付位置が明確となり作業性が向上する利点がある。なお、この構造は、磁石の形状が本変形例に示されるような大きな板状でないもの、例えば前述の小型のネオジ磁石等についても、応用すると同様な効果が得られる。
【0036】
図6(a)〜(c)と図7(a)及び(b)は本発明における第2の実施例を示す。
この実施例は、第1の実施例が一部材で差込片、連結片、取付片部で構成されたものに換え、二部材以上の部材を結合して一体化することを特徴としている。
具体的には、ボックス用ホルダ11は、図6(b)のホルダ本体の斜視図に表されるように差込片12と連結片14が一体的に構成された合成樹脂製のホルダ本体11’と、図6(a)の取付片部の斜視図に表される磁石17を磁石片ベース16に接着等で取り付けた取付片部13の二部材で構成され、ホルダ本体11’の下面側方に設けたL状溝18に取付片部13のL状突起19を図7(a)の取付片部とボックス本体の嵌合部の拡大断面図に示すように差込んで図6(c)の組立て状態の断面図のように差込用間隙15を有する一体化されたボックス用ホルダ11に組み上げる。
【0037】
この時、上記のL状溝18とL状突起19との嵌合力は強い目でしかも着脱自在となるのが好ましい。また、強固に着脱不能に取り付ける場合は各種の接着手段を用いて実施される。
また、図示しないがL状溝18の両端に各々2mm程度の封じ部を設け、L状突起19の両端を該封じ部と干渉しないよう切り欠いた形状として強制嵌合にて取り付けることもできる。
なお、ホルダ本体を金属板製としても良く、この場合は図7(b)の取付片部とボックス本体の嵌合部の拡大断面図に表すように取付片部13のL状突起19に対してのカシメによって取り付けることも可能となる。
また、ホルダ本体11’も差込片12と連結片14とに分離し適宜の方法で結合しても良い。このように本発明は一部材でなくても、複数の適宜な材料の部材を強固に取り付けたもので実施することができる。
【0038】
次に、本発明を梱包や収納に適した展開形状に構成したボックス用ホルダについて説明する。展開形状とした場合は、ボックス用ホルダを被着物体に取り付けた際、連結片上に取付片部及び差込片が略垂直に立設してその状態を維持する要件が必要となるが、大別して、ボックス用ホルダ自体を組み上げたとき直接的にその状態を維持できるものと、ボックス用ホルダをティッシュボックスのような側面接着型ボックスに差込片を嵌入した状態で被着物品に取り付けた際、連結片又は差込片を被着物品に対して回動不能とすることで間接的に安定状態を形成しつつ維持するものとに分けられる。
【0039】
そこで、先ずボックス用ホルダ自体を組み上げたとき直接的にその状態を維持できるタイプの実施例から順に説明していく。
なお、以下に示す各実施例は説明に不可欠の内容のみ説明し、上述した第1の実施例及び第2の実施例と重複する内容は割愛するものとする。
【0040】
図8(a)及び(b)は第3の実施例を示す。
本実施例においては、図8(a)の展開状態の正面図及びそのC−C位置における取付片部の回動状態を説明する拡大断面図である図8(b)に示すように、ボックス用ホルダ21は差込片22と取付片部23を蝶板構造として連結片24に取り付けて構成される。なお蝶板構造とする際には図8(b)に表れるように連結ピン25を基本的には設けるが、一体化されたボス部を設けた部材と孔を設けた部材の組合せとして省略してもよい。
【0041】
そして、図8(a)の展開状態の正面図に示すように取付片部23の中央における連結片24との嵌合部においては、その両側に設けた切り欠き溝26,26を介して平面状の端面27が連結片24の側面に全面的に当接或いは近接する舌片28が設けられている。なお、差込片22にも同様な切り欠き溝26’,26’及び端面27’を有する舌片28’が形成されている。
なお、連結片24における上記舌片28,28’の端面27,27’の接触する側面上端は略直角に張り出していて、取付片部23及び差込片22は、通常は回動しないように維持されている。(図8(b)参照)
【0042】
この展開状態から、図8(b)に示すように取付片23を水平から垂直方向に回動させると舌片28は、垂直に至る直前までその端面27が連結片24を乗り越えることができないが、切り欠き溝26,26により容易に変形して回動が阻止されることはなく、端面27が連結片の側面を乗り越える寸法関係となった時点で元の形状に復帰していき、垂直まで回動した時点において平面状の端面27が連結片24に載置されることにより回動不能な状況となって垂直状態を維持することになる。
なお、垂直から水平に回動する場合も同様な作用で実施することができる。
【0043】
図9(a)及び図9(b)は第3の実施例の変形例を表す拡大正面図であり、取付片部及び差込片の端面の中央で行った作用を側方で実施するものである。
即ち、ボックス用ホルダ31の取付片部33及び差込片32の側方には下方に鉤状に伸びる延設部35,35’が設けられ、切り欠き溝36,36’を介して舌片38,38’が形成されている。そして、連結片34には上記の取付片部33及び差込片32における延設部35,35’が回動可能な切り欠き部39,39’が形成されると共に上記の取付片部33及び差込片32における舌片38,38’の端面37,37’が当接又は近接する突出部39a,39a’が設けられている。そして、取付片部33及び差込片32を回動させると各々の舌片38,38’が、第3の実施例同様に作用して垂直まで回動させたときその状態を維持することができる。
【0044】
なお、この変形例においては差込片32及び取付片33の延設部35,35’が側方の下端に設けられているので側方への変形も起こりやすく、図9(b)に示すように各切り欠き溝36,36’を省略した延設部35a,35a’としても同様な作用を奏することが可能となる。
【0045】
次に、展開形状のボックス用ホルダをティッシュボックスのような側面接着型ボックスに差込片を嵌入した状態で被着物品に取り付けた際、連結片又は差込片を被着物品に対して回動不能とすることで間接的に安定状態を形成しつつ維持するタイプのものについて説明する。
【0046】
図10(a)〜(c)は本発明の第4の実施例を表す。
この実施例は、連結片を使ってボックス用ホルダを間接的に安定状態に保つことを特徴とするものであって、ボックス用ホルダ41は、図10(a)に示す展開状態の正面図及びD−D位置における組み立て前の分解拡大断面図である図10(b)のように、連結片44に対し差込片42及び磁石47を有する取付片部43を夫々連結ピン45にて、蝶板構造で取り付けて構成される。
【0047】
そして、連結片44における取付片部43との連結部には図10(b)に示すように突出部48が形成されており、図10(c)のように取付片部43を連結片44状に立設させた状態において磁石47の側面47aと突出部48との段差Y1は零または可及的に零に近づくように設定されているため、該磁石47を強磁性体製の被着物品に磁気吸着にて取り付けた際、連結片44の図中の矢印に示す方向の回転は上記の段差Y1に相当する最小限に留められる。
この時、上記の突出部48の先端は、連結ピン45の中心から遠いほど効果があるため、必要に応じて下方に延設するのが好ましい。
【0048】
従って、この実施例におけるボックス用ホルダ41は、差込片42を図示しないティッシュボックスの有隙接合部に連結片を差込んだ状態で取付片部43の磁石47を強磁性体製の被着物品に磁気吸着させると、相関的に、差込片部42は長手方向に長くしかも大きな面積でティッシュボックスの有隙接合部に狭持されることにより連結片44上に安定して立設すると共に、取付片部43も連結片44上に立設することになるため、間接的ではあるが安定した取り付け状態を維持することができる。
【0049】
図11(a)〜(f)は、本発明の第5の実施例を示す。
この実施例は、差込片を使ってボックス用ホルダを間接的に安定状態に保つことを特徴とするものである。なお、連結片に対する差込片及び取付片部の連結構造にはヒンジ構造を採用しているが、上述の第4の実施例と同様に蝶板構造としても実施可能であることは言うまでもない。
【0050】
即ち、ボックス用ホルダ51は、図11(a)の展開状態の正面図に表されるように連結片54に対して差込片52及び取付片部53は、図11(b)に示す側面図、図11(c)に示す平面図、図11(d)に示すE−E拡大断面図のようにヒンジ部55,55’によって回動可能にしかも一体的に構成されている。但し、ヒンジ部は折り曲げの耐久性に優れた別部材で構成して各種の接着手段により取り付けても良い。
また、ヒンジ形状についても本実施例に限らず汎用技術を適宜に選択し実施してよい。
そして、差込片52の内側における下端には突出部58が連結片54を切り欠いた状態で延設されている。この突出部58の側面58aは取付片部53と連結片54間に形成されるヒンジ部55の折れ線方向と略並行に形成され長いほど下述するボックス用ホルダの形状維持に効果的である。
【0051】
この状態で、図11(e)の断面図に示すように差込片52をティッシュボックスT’(但し内蔵されているティッシュペーパーは省略して表す)の有隙接合部に差し込み取付片部53の磁石57を強磁性体製の被着物品P2に磁気吸着により取り付けると、図11(f)の拡大断面図に表されるように、上記の差込片52に設けられた突出部58の側面58aと磁石57の側面57aとで形成される段差Y2が零または可及的に零に近く形成されているため、強磁性体製の被着物品P2に対して該段差Y2に相当する僅かな隙間分しか差込片52及び連結片54は回動できないことになる。
【0052】
従って、この実施例におけるボックス用ホルダ51においても第4の実施例同様に、差込片52をティッシュボックスT’の有隙接合部に連結片に差込んだ状態で取付片部53の磁石57を強磁性体製の被着物品P2に磁気吸着させた時、相関的に、差込片部52は長手方向に長くしかも大きな面積でティッシュボックスT’の有隙接合部に狭持されることにより連結片54上に安定して立設すると共に、取付片部53も連結片54上に立設することになるため、間接的ではあるが安定した取り付け状態を維持することができる。
【0053】
なお、ヒンジ構造を用いて第4の実施例と同様に連結片によりボックス用ホルダの回動を防止する構成とすることもできる。
具体的には、第6の実施例である図12(a)の展開状態の正面図、図12(b)ヒンジ部拡大図(図12(a)におけるF矢視における拡大図)、図12(c)強磁性体製の被着物品への取り付け拡大断面図に表すように、ボックス用ホルダ61を第5の実施例と同様に、連結片64に対して差込片62と取付片63をヒンジ部65,65’で一体的に構成する。
そして、連結片64における取付片部63側の略中央にはヒンジ部65を切り欠いた位置に突出部68がその側面68aを長めに垂下させる状態で形成されている。
【0054】
このボックス用ホルダ61を、図12(c)に示すように強磁性体製の被着物品P3に対し取付片部63の磁石67にて磁気吸着にて取り付けると、該磁石67の側面67aと上記連結片64に設けた突出部68の側面68aに形成される零または可及的に零に近づけた段差Y3に相当する僅かな隙間分しか連結片64は回動できないことになる。
従って、この実施例においても第4の実施例及び第5の実施例と同様な作用により、ボックス用ホルダ61は、ティッシュボックスを間接的ではあるが安定した取り付け状態に保つことができる。
【0055】
また、展開状態の連結部に対する差込片及び取付片部の連結手段は上述した蝶板構造やヒンジ構造以外にも適宜の手段で実施できる。
【0056】
第7の実施例は、連結手段として折り曲げ自在なテープ部材を用いることを特徴とするものであり、図13(a)に示す展開状態の正面図、図13(b)に示す側面図、図13(c)に示すG−G拡大断面図のように、ボックス用ホルダ71は第5の実施例と同様な作用をする突出部78を有する差込片72と磁石77を有する取付片部73が、連結片74に対してテープ部材75で接着にて連結されている。尚、連結片74を省略しテープ部材75で機能を代行させても良い。
【0057】
そして、このテープ部材75は差込片72及び取付片部73を回動させたとき追従できる素材であれば特に限定されるものでなく、軟質樹脂シートやゴムシートさらに布部材や紐、鎖等適宜の材料を取り付けて実施することができる。
なお、差込片72と連結片74との接合部及び取付片部73と連結片74との接合部は曲げやすいように、図13(c)に示すように各々の部材に傾斜面79,79を設けると共に先端部には円弧状の面取りを施し若干の隙間を設けて対向させるのが好ましい。但し、傾斜面79を設けず板厚分の円弧状端面同士を対向させる等その嵌合形状は限定されるものではない。
【0058】
この第7の実施例は連結片74に対する差込片72と取付片部73の接合部に格別な接合構造を採る必要がないため、特に取付片部73については簡素化した構造で実施することができる。
図14は第7の実施例を応用した実施例を示したものであり、図14(a)に示す第8の実施例における取付片部73aはそれ自体が磁石で構成されている。
従って、この構成であれば部材の数を減らすことができ原価低減や生産性の向上が図れる。
【0059】
また、図14(b)に示す第9の実施例は前述した第8の実施例を更に改良したものであり、この場合の磁力を有する取付片部73b及び図示しない差込片は上下の面が対称形状となっており、さらに連結片74bとは上下面ともにテープ部材75b,75bまたは75b1枚で連結されている。
この構成によれば、連結片74bに対して取付片部73b及び差込み片は上下に回動が可能となるので前述したティッシュボックスにおける両側に形成される有隙接合部のどちらにも対応することができる利点が有り、これまで述べた各実施例のように対称形状の一対のボックス用ホルダを使用するものと比較し、同じボックス用ホルダを二つ使用すればよいので、生産性の向上やコストダウンが図れ、更にティッシュボックスへの取り付け作業性が良くなる利点がある。
【0060】
展開状態のボックス用ホルダとしては図15(a)〜(e)に示す第10の実施例のようにカバー部材を使用して実施することができる。
この実施例におけるボックス用ホルダ81は図15(a)に示す展開状態の正面図、図15(b)に示す側面図、図15(c)に示すI−I拡大断面図、図15(d)に示すJ−J拡大断面図に表されるように、第5の実施例同様な突出部88を有する薄板状の差込片82と薄板状の磁石片部83を覆って収納すると共に連結片84’も同時に形成するカバー部材85で構成されている。
この実施例では、差込片82は厚さ1mm程度の金属板が好ましく、取付片部83も厚さ1〜2mm程度の樹脂製あるいは金属製の磁石板が好ましく使用される。また、カバー部材85は上記の差込片82及び差込片82を収容した状態で端面を熱溶着で封じることができる樹脂シートが好ましく使用される。
なお、上述のとおり連結片84’はカバー部材85にて形成されるが、剛性を求められる場合は、同部に別途作製した薄板状の連結片を使用し収納するようにしても良い。
【0061】
また、この実施例においても第9の実施例と同様に連結片84’に対して差込片82及び、取付片部83が上下方向に回動が可能なため、ティッシュボックスの両側の有隙接合部に対して同じボックス用ホルダを二つ使うことで対応することができる。
【0062】
そして図15(e)の強磁性体製の被着物品を取り付けた状態の拡大断面図に示すように、ボックス用ホルダ81の取付片部83を強磁性体製の被着物品P4に磁気吸着で取り付けたとき、差込片82の突出部88の側面88aが、強磁性体製の被着物品P4に対して第5の実施例同様に近接するため、差込片82の回動が防止され、連結片84’の回動も防止される。
【0063】
図16(a)及び(b)はカバー部材を使用した他の実施例である第11の実施例を表す。
この実施例におけるボックス用ホルダ91は、図16(a)に示す展開状態の正面図、図16(b)に示す組み立て状態の斜視図に示すように、カバー部材95にて差込片92及び取付片部93を覆うと共に連結片94’を形成する基本的な構成は前述の第10の実施例と同様であるが、差込片92及び取付片部93における形状及び材料さらに突出部の形状が異なっている。
【0064】
即ち、差込片92及び取付片部93は共にティッシュボックスにおける有隙接合部に挿入が可能で且つ強磁性体製の被着物品への磁気吸着が可能となっており、図16(b)に示す組み立て状態の斜視図に表されるように連結片94’から上の形状は先端が先細の略同一形状であって、材料も金属製等の薄板の磁石で構成されている。また、差込片92及び取付片部93の下方には図16(a)に示すように各々の突出部98a,98bが隙間を介して設けられており、図16(b)に示す組み立て状態としたときは夫々が強磁性体製の被着物品に磁気吸着が可能で、しかも突出部98a,98bの先端がこれまで述べてきた各実施例と同様に強磁性体製の被着物品に零または可及的に零に近づくように設定されている。言い換えれば、取付片部兼用差込片を二つ構成しているボックス用ホルダとなっている。
【0065】
この構成によれば、第9の実施例及び第10の実施例に表されたものと同様に取付片94’の上下に差込片92及び取付片部93の回動が可能であり、ティッシュボックスの両側の有隙接合部に対応できると共に、差込片と取付片部を区別することなく使用することができる利点もあるのでティッシュボックスへの装着の作業性がさらに良いものとなる。
【0066】
なお、本実施例においては展開形状及び組み立て状態で、差込片92及び取付片部93に設けられた各々の突出部98a,98bが干渉しない形状となっているが、図16(b)に示す組み立て状態としたときに、図16(c)に示すように両者の突出部98a’,98b’が重なる位置で凹凸嵌合させる等の係止構造を採ることができる。そして、係止構造を設けた場合は第3の実施例と同様に、ボックス用ホルダを組み上げた際に、直接的に連結片上に差込片及び取付片部を係止して立設する態様とすることができる。
【0067】
これまで述べた第1の実施例から第11の実施例におけるボックス用ホルダは、小型の両側接着型ボックスに対しては一つでも対応が可能であるが、ティッシュボックスのような大型の物に対しては両側で対応するために二つ必要となる。しかしながら、本発明における特徴はあくまでもティッシュボックスに形成される有隙接合部を利用するものであり、この観点から一つのボックス用ホルダとして実施することは当然に可能である。
【0068】
図17はティッシュボックスのような大型の両側接着型ボックスに一つで対応できるボックス用ホルダである第12の実施例を表す。
この実施例におけるボックス用ホルダ101は図17(a)に示す収納状態の斜視図、図17(b)に示す使用前状態の斜視図、図17(c)に示すQ−Q拡大断面図、図17(d)に示すR−R拡大断面図、図17(e)に示すV−V拡大断面図に表されるように、磁石片ベース106及び磁石107からなる横長形状の取付片部103、該取付片部103と一体に形成された連結片104、該連結片104の両側に設けられる差込片102a,102bで構成されている。
なお、上記の取付片部103と連結片104は別部材で構成しても良い。
【0069】
上記差込片102a,102bは合成樹脂製で、これまで述べた各実施例における差込片と同様にティッシュボックスの有隙接合部に挿入しやすいように先細の薄肉形状に形成され、下部の両側には円形のボス部105,105が突設されている。また、上記連結片104は合成樹脂製で、下述する差込片102a,102bを立設したときの幅Wがティッシュボックスに形成される二つの有隙接合部間の幅と一致する幅寸法に形成されその両側には差込片102a,102bの下部が収納する切り欠き部109,109が形成されると共にボス受け孔105’,105’が設けられ差込片102a,102bのボス部105,105が回動自在に装着できるようになっている。そして、磁石107は、図中に示す板状のボンド磁石や図示しない小型のネオジ磁石等を複数配置して構成する。
【0070】
なお、図中xは連結片と取付片部の幅寸法、yは取付片部の高さ寸法、zは差込片102a,102bのティッシュボックスへの差込代となっているが、これらの各寸法は両面接着型ボックスの形態や重量、さらにボックス用ホルダに使用する材料や磁石の磁気吸着力を勘案して決定されるものであり、本実施例と同様な形態を採らずに適宜の形態で実施してよい。
【0071】
以上のような構成のボックス用ホルダ101は、通常は図17(a)及び図17(c)並びに図17(d)に表されるように差込片102a,102bが連結片104上面に伏せられた状態で収納されているが、差込片102a,102bを上方向に回動させると、図17(e)に示すように差込片102a,102bに形成した各ストッパー面108が連結片104に設けた切り欠き部109,109の壁面に当接することにより図17(b)に示すように略垂直に立設する。
【0072】
そして、ボックス用ホルダ101は、差込片102a,102bを立設させた状態でその先端を図18(a)に示すようにティッシュボックスTの有隙接合部Ua,Ubに合わせて差込むことにより図18(b)に表されるようにティッシュボックスTに装着される。さらに、この状態で磁石107を図示しない強磁性体製の被着物品に磁気吸着により吸着させてティッシュボックスTの取り付けが完了する。
【0073】
なお本実施例においては、差込片102a,102bが取り付け構造の関係で磁石107側から離れて設けられるためティッシュボックスTはその方向に動きやすくなるが、図17(b)における想像線で示すように差込片102a,102bに延設部102a’,102b’ を設ければ移動を防ぐことができる。
【0074】
また、各サイズの両側接着型ボックスに対応できるように連結片の中間部を伸縮自在になる構成としても良く、例えば図19に示す変形例のように連結片を104a,104bの二つに分割してガイド104c,104cにより矢印の方向のスライド構造で実施することができる。
【0075】
以上説明してきたとおり、本発明は側面接着型ボックスに対してその有隙接合部を利用してボックス用ホルダ装着することを特徴とするものであり、上述した各実施例は代表例であって、各種に変形して実施しても良い。
【0076】
また、上述した各実施例におけるボックス用ホルダの取付片部は、被着物品を強磁性体製に限定し磁石を使用する場合の取り付け手段を実行するものとして説明したが、被着物品は強磁性体製に限らずに実施することは勿論可能であり、以下、代表的な他の被着物品への取付片部の対応について説明する。
なお、以下の説明において取付片部以外はこれまで述べた各実施例と同様であるので説明を割愛する。
【0077】
被着物品が平坦なものについは、本発明の第13の実施例である図20(a)〜(e)に示すように吸盤部材を使用した取付片部とすることで、対応することができる。
【0078】
即ち、図20(a)に示す取付片ベースの平面図、図20(b)に示す取付片ベースの中央断面図、図20(c)に示す吸盤部材の中央断面図、図20(d)に示す吸盤部材取り付け状態の正面図、図20(e)に示す吸盤部材取り付け状態の断面図に表されるように、取付片部121は取付片ベース122と吸盤部材125で構成されている。
上記取付片ベース122には図20(a)で示すように大孔126aと小孔126bからなる略瓢箪型の吸盤取付孔126が形成されており、軟質合成樹脂製でなる吸盤部材125における吸着用凹部127上方に、上記上記取付片ベース122の小孔126bに嵌入可能な円柱状の軸部128と大孔126aに嵌入可能で小孔126bに嵌入不可の係止部129が順に突設されている。
【0079】
そして、上記取付片ベース122の大孔126aに対して吸盤部材125を、その係止部129を貫通させた状態で小孔126b方向に移動させると、該取付片ベース122の小孔126bに吸盤部材125の軸部128が嵌入することとなり、図20(d)及び図20(e)に示すように吸盤部材125が取付片ベース122に着脱自在に装着される。なお、吸盤部材125の装着方法はこの実施例に限定されるものではなく適宜の手段で取り付けても良い。
【0080】
この実施例における吸着部材は図示しない平坦な被着物品に対して周知の吸着作用で取り付けることができるので、この取付片部121を有するボックス用ホルダの取り付けが可能となる。
【0081】
また、被着物品に釘等の突出部がある場合や突出部を設けることのできるものに対しては、図21(a)〜(d)に示すように各種のフック部を有する取付片部で対応することができる。
【0082】
例えば図21(a)の第14の実施例ように、取付片部131における取付片ベース132の上部に切り欠き部133を有する鉤状のフック部134を設けても良いし、図21(b)に示す第15の実施例ように取付片部131’における取付片ベース132’の上部に孔部133’を有するフック部134’を設けても良い。
【0083】
なお、図21(c)に表す第16の実施例ように、二つのボックス用ホルダ140,140’を用いる場合は各々の取付片部141,141’における取付片ベース142,142’に設けられたフック部144,144’に紐状の中間部材145を取り付けて、その中間部材を突出部146に掛けるようにして応用することができ、図21(d)に示す第17の実施例のように前述の第12の実施例における二つの差込片153,153’を有するボックス用ホルダ150に対しては取付片部151における取付片ベース152の両側に孔等からなる二つのフック部154,154’を形成して対応すれば良い。
【0084】
以上述べてきた被着物品への各取り付け手段は、図22(a)〜(d)に示す各実施例のように複合して用いることができる。
【0085】
例えば図22(a)に示す平面図及び図22(a’)に示す中央断面図にて表される第18の実施例のように取付片部161の取付片ベース162に磁石163及び吸盤部材165を取り付け、さらに上部にフック部164を形成すれば、強磁性体製の被着物品、及び平坦な被着物品、さらに突出部を有する被着物品に夫々対応できる三つの取り付け手段を有することができる。
【0086】
また、図22(b)の第19の実施例に示すように、取付片部171の取付片ベース172に磁石173を取り付けると共に、フック部兼用の略瓢箪型の吸盤取付孔176を設け、ここに吸盤部材175を着脱自在に取り付ける構成とすれば第18の実施例と同様に三つの取り付け手段を有することができる。
【0087】
さらに、図22(d)に示すように、取付片部181の取付片ベース182にはフック部兼用の略瓢箪型の吸盤取付孔186のみを形成し、同部に対し、図22(c)に示すように吸着用凹部187の中央に設けた凹部188内にクッション部材189を介して接着にて取り付けられた磁石183を移動自在に備えた吸盤部材185を着脱自在に取り付けて、強磁性体製の被着物品及び平坦な被着物品に取り付け可能とした第20の実施例においても、第18の実施例及び第19の実施例と同様に三つの取り付け手段を有することができる。
【0088】
以上のように、本発明においては各種の被着物品に取り付けが可能であり、また用途に応じて複数の取り付け手段を搭載することができる。なお、上述した各実施例以外の取り付け手段にて実施しても良いことは言うまでも無い。
【0089】
また、本発明はティッシュボックスに限らず全ての側面接着型ボックスに使用することができるものであり、対象となる物品の形状や重量等に合わせて各種変形させて実施することができる。
【0090】
【発明の効果】
本発明は、連結片上に差込用間隙を介して略90度の開き角度で略垂直に立設する薄板状の差込片及び取付片部を有するものであり、ティッシュボックスに代表されるような側面接着型ボックスにおける強固に接着された上下連結部と本体部間に形成される有隙接合部に対して、差込片を強制的に挿入することによりボックス用ホルダを装着させることを特徴としている。
従って本発明におけるボックス用ホルダは、側面接着型ボックスへの装着に際して、その外側を覆って取り付ける必要が無いので小型化すると共に、側面接着型ボックスへの装着作業が簡単で、しかも側面接着型ボックス自体の強い狭持力で確実に装着することができる。
また、側面接着型ボックスに対して取付片部が露出して装着されるため、各種の被着物品に適した取り付け手段を適宜に選択して実施することができる。
なお、ボックス用ホルダは一体的に構成することができる。
また、展開状の形態として、直接的に組み上げる対応としたり、被着物品を利用して間接的に組み上げる対応とすることもできる。
さらに、大型の側面接着型ボックスに対しては二つのボックス用ホルダで対応できるし、二つの差込片を有する一部材のボックス用ホルダで対応しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施例を表し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図、(d)は右側面図、(e)は側面部分拡大図、(f)は厚肉の差込片とした場合のA−A断面図を示す。
【図2】本発明による第1の実施例における斜視図を示し、(a)は図1(a)〜(e)を表したものであり、(b)は取付片部に対して差込片及び連結片を対称位置に設けたものを示す。
【図3】本発明による第1の実施例におけるボックス用ホルダをティッシュボックスに装着する手順及びティッシュボックスの構成を示す説明用の斜視図であり、(a)は装着前、(b)は装着後を示す。
【図4】本発明による第1の実施例におけるティッシュボックスに対するボックス用ホルダの装着手順を示す説明図であり、(a)は装着前のティッシュボックスの拡大側面図、(b)は装着後の拡大断面図を表す。
【図5】本発明による第1の実施例における変形例を示し、(a)は斜視図、(b)はB−B拡大断面図表す。
【図6】本発明による第2の実施例を示し、(a)は取付片部の斜視図、(b)はホルダ本体の斜視図、(c)は組み立て状態の断面図を表す。
【図7】本発明による第2の実施例における取付片部とボックス本体の嵌合部の拡大断面図を示し、(a)はホルダ本体が合成樹脂の場合を表し、(b)はホルダ本体が金属板の場合を表す。
【図8】本発明による第3の実施例を示し、(a)は展開状態の正面図、(b)はC−C位置における取付片部の回動状態を説明する拡大断面図を表す。
【図9】本発明による第3の実施例における変形例を示し、(a)は拡大正面図、(b)は別の変形例における拡大正面図を表す。
【図10】本発明による第4の実施例を示し、(a)は展開状態の正面図、(b)はD−D位置における組み立て前の分解拡大断面図、(c)はD−D位置における組み立て状態の拡大断面図を表す。
【図11】本発明による第5の実施例を示し、(a)は展開状態の正面図、(b)は側面図、(c)は平面図、(d)はE−E拡大断面図、(e)はティッシュボックスに装着したボックス用ホルダを強磁性体製の被着物品に取り付けた状態の断面図、(f)は(e)の部分拡大図を表す。
【図12】本発明による第6の実施例を示し、(a)は展開状態の正面図、(b)はF矢視でのヒンジ部拡大図、(c)は強磁性体製の被着物品に取り付けた状態の拡大断面図を表す。
【図13】本発明による第7の実施例を示し、(a)は展開状態の正面図、(b)は側面図、(c)はG−G位置における拡大断面図を表す。
【図14】本発明による第7の実施例を応用した実施例を示し、(a)は第8の実施例を表す拡大断面図、(b)は第9の実施例を表す拡大断面図である。
【図15】本発明による第10の実施例を示し、(a)は展開状態の正面図、(b)は側面図、(c)はI−I拡大断面図、(d)はJ−J拡大断面図、(e)は強磁性体製の被着物品に取り付けた状態の拡大断面図を表す。
【図16】本発明による第11の実施例を示し、(a)は展開状態の正面図、(b)は組み立て状態の斜視図、(c)は突出部の変形例を表す。
【図17】本発明による第12の実施例を示し、(a)は差込片を収納した状態の斜視図、(b)は差込片を立設した状態の斜視図、(c)はQ−Q拡大断面図、(d)はR−R拡大断面図、(e)はV−V拡大断面を表す。
【図18】本発明による第12の実施例におけるボックス用ホルダのティッシュボックスへの装着手順を示す斜視図であり(a)は装着前、(b)は装着後を示す。
【図19】本発明による第12の実施例における変形例を表す斜視図を示す。
【図20】本発明による第13の実施例を示し、(a)は吸着部材取り付け前の取付片部の正面図、(b)は吸着部材取り付け前の取付片部の中央断面図、(c)は吸着部材の中央断面図、(d)は吸着部材の取り付け状態を示す正面図、(e)は吸着部材の取り付け状態を示す断面図を表す。
【図21】本発明による取付片部にフック部を設ける場合の各種実施例を示し、(a)は第14の実施例を示す正面図、(b)は第15の実施例を示す正面図、(c)は第16の実施例を示す正面図、(d)は第17の実施例を示す正面図を表す。
【図22】本発明による取付片部に各種の取り付け手段を複合して形成する場合の実施例を示し、(a)及び(a’)は第18の実施例を示す正面図、(b)は第19の実施例を示す説明図、(c)は第20の実施例における磁石を装着した吸盤部材の断面図、(d)は第20の実施例における吸着部材取り付け前の取付片部の正面図を表す。
【符号の説明】
T、T’ ティッシュボックス
Ta、Tb 側面接着部
H 本体部
H1 底面
H2 ティッシュ取り出し口
H3 表面
H4 下方の側面
Ja、Jb 下折り返し面
ka、Kb 上折り返し面
La、Lb 上下連結部
Ma、Mb 側面折り返し面
S1、S2 隙間
Ua、Ub 有隙接合部
P1、P2、P3、P4 強磁性体製の被着物品
Y1、Y2、Y3 段差
W 差込片間の幅寸法
x 連結片と取付片部の幅寸法
y 取付片部の高さ寸法
z 差込片の差込代
1、1a、1b、1c、11、21、31、41、51、61、71、81、91、101 ボックス用ホルダ
2、2’、2a、12、22、32、42、52、62、72、82、92、102a、102b 差込片
3、3a、3c、13、23、33、43、53、63、73、73a、73b、83、93、103 取付片部
3c’ 額部
3c” 凹部
4、4a、14、24、34、44、54、64、74、74b、84’、94’、104、104a、104b 連結片
5、5a、15 差込用間隙
6、6a、16、106 磁石片ベース
7、7a、7c、17、47、57、67、77、107 磁石
8 逃げ部
9 傾斜部
11’ ホルダ本体
18 L状溝
19 L状突起
25、45 連結ピン
26、26’、36、36’ 切り欠き溝
27、27’、37、37’ 端面
28、28’、38、38’ 舌片
35、35’、35a、35b’ 延設部
39、39’ 切り欠き部
39a,39a’ 突出部
47a、57a、67a (磁石の)側面
48、58、68、78、88、98a、98b、98a’、98b’突出部
55、55’、65、65’ ヒンジ部
58a、68a、88a (突出部の)側面
75、75b テープ部材
79 傾斜面
85、95 カバー部材
102a’、102b’ 延設部
104c ガイド
105 ボス
105’ ボス受け孔
108 ストッパー面
109 切り欠き部
121、131、131’、141、141’、151、161、171、181 取付片部
122、132、132’、142、142’、152、162、172、182 取付片ベース
125、165、175、185 吸盤部材
126、176、186 吸盤取付孔
126a 大孔
126b 小孔
127、187 吸着用凹部
128 軸部
129 係止部
133 切り欠き部
133’ 孔部
134、134’、144、144’、154、154’、164 フック部
140、140’、150 ボックス用ホルダ
145 中間部材
146 突出部
153、153’ 差込片
163、173、183 磁石
187 クッション部材
189 凹部

Claims (12)

  1. 直方体に形成され、上面に収納紙取り出し口を有し、両側面には上面折り返し面及び下面折り返し面並びに左右からの側面折り返し面が設けられ、該側面折り返し面を内側に折り込んだ状態で、上記上面折り返し面と上記下面折り返し面とを内側に折り込んでその重なり部分を接着してなる上下連結部を備え、さらに該上下連結部と上記側面折り返し面との間にも軽度に接着された有隙接合部が形成されている側面接着型ボックスに用いることのできるボックス用ホルダであって、
    板状の連結片と、その上方に差込用間隙を介在させた状態で略90度の開き角度で略垂直に立設する差込片及び取付片部とが一体的に形成されており、
    上記側面接着型ボックスの有隙接合部に上記差込片を差し込んで上記連結片上に側面接着型ボックスを載置させるとともに、上記差込用間隙を介して上記取付片部を側面接着型ボックスの底面に沿って露出せしめ、該取付片部に設けられた取り付け手段により側面接着型ボックスを床面に対して略垂直状態に形成された被着物品の表面へ取り付け可能としたことを特徴とするボックス用ホルダ
  2. 直方体に形成され、上面に収納紙取り出し口を有し、両側面には上面折り返し面及び下面折り返し面並びに左右からの側面折り返し面が設けられ、該側面折り返し面を内側に折り込んだ状態で、上記上面折り返し面と上記下面折り返し面とを内側に折り込んでその重なり部分を接着してなる上下連結部を備え、さらに該上下連結部と上記側面折り返し面との間にも軽度に接着された有隙接合部が形成されている側面接着型ボックスに用いることのできるボックス用ホルダであって、
    板状の連結片と、その上方に差込用間隙を介在させた状態で略90度の開き角度で略垂直に立設する差込片及び取付片部とからなり、
    上記側面接着型ボックスの有隙接合部に上記差込片を差し込んで上記連結片上に側面接着型ボックスを載置させるとともに、上記差込用間隙を介して上記取付片部を側面接着型ボックスの底面に沿って露出せしめ、該取付片部に設けられた取り付け手段により側面接着型ボックスを床面に対して略垂直状態に形成された被着物品の表面へ取り付け可能とするとともに、
    上記連結片及び上記差込片並びに上記取付片部は、展開形状に形成され、直接または被着物品に取り付けた時に一体的に組み立てられることを特徴とするボックス用ホルダ
  3. 差込片及び取付片部は連結片に対して回動自在な展開形状に形成されており、該連結片上に上記差込片及び上記取付片部を係止して立設させたことを特徴とする請求項2に記載のボックス用ホルダ
  4. 差込片及び取付片部は連結片に対して回動自在な展開形状に形成されており、上記差込片を側面接着型ボックスの有隙接合部に挿入した状態で上記取付片部を被着物品に取り付けた時に、上記連結片の側面に形成した突出部が該被着物品に当接あるいは近接して回動が防止されることにより、該連結片上に差込片及び取付片部が立設することを特徴とする請求項2に記載のボックス用ホルダ
  5. 差込片及び取付片部は連結片に対して回動自在な展開形状に形成されており、上記差込片を側面接着型ボックスの有隙接合部に挿入した状態で上記取付片部を被着物品に取り付けた時に、該差込片の下方に形成した突出部が該被着物品に当接あるいは近接して回動が防止されることにより、上記連結片上に差込片及び取付片部が立設することを特徴とする請求項2に記載のボックス用ホルダ
  6. 側面接着型ボックスの両側面に形成される上下連結部とボックス本体間の各々の有隙接合部に対応させるべく、取付片部に対する連結片及び差込片を対称形状に形成した別のボックス用ホルダとで一対の構成としたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のボックス用ホルダ
  7. 差込片及び取付片部は連結片に対して上面及び下面の両方に回動可能であることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載のボックス用ホルダ
  8. 連結片の両端に各々差込片を形成したことを特徴とする請求項1〜5または請求項7のいずれかに記載のボックス用ホルダ
  9. 取付片部は磁石そのもので成るかあるいは磁石が配設されており、強磁性体製の被着物品に磁気吸着による取り付け手段を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のボックス用ホルダ
  10. 差込片及び取付片部は各々磁気吸着性を有し、且つ、側面接着型ボックスの両側面に形成される上下連結部とボックス本体間の有隙接合部に挿入可能で、強磁性体製の被着物品に磁気吸着により取り付け可能としたことを特徴とする請求項7に記載のボックス用ホルダ
  11. 取付片部には吸盤部材が配設され、平坦状な被着物品へ吸着する取り付け手段を有することを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のボックス用ホルダ
  12. 取付片部には上方に孔状あるいは鉤状に形成されるフック部が形成され、該フック部を直接あるいは紐状の中間部材を介して釘等の突出部を有する被着物品に引っ掛けて行う取り付け手段を有することを特徴とする請求項1〜9または請求項11のいずれかに記載のボックス用ホルダ
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