JP3762413B2 - インクジェット記録ヘッド - Google Patents

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本発明は、吐出口からインク滴を吐出することにより被記録媒体に記録を行うインクジェット記録ヘッドに関する。
被記録媒体にインク滴吐出によって画像を記録するインクジェットプリンタにおいて、高画質印刷と高速印刷を両立するための手段として、インク吐出量の異なるノズルを有する記録ヘッドを用いることが有効である。
図11はこのようなノズルを有する記録ヘッドの斜視図を示している。この記録ヘッド1000は、被記録媒体に対し行方向の記録と列方向の搬送を繰り返すことで所望の画像を印刷するいわゆるシリアルタイプのプリンタに搭載されるため、被記録媒体(不図示)の搬送方向と交差する方向に移動自在である。そして、被記録媒体と対面するように、複数列のノズル群を配列した吐出面903が記録ヘッド1000に配置されている。各列のノズル群は記録ヘッド移動方向に平行に並んでいる。ノズル群は、例えば、3〜7pl(ピコリットル)のインク液滴を吐出する大ノズル101aと、1〜2pl(ピコリットル)のインク液滴を吐出する小ノズル101bとを被記録媒体搬送方向と略平行な方向に交互に配置して構成される。高解像度印刷を行う場合にはより小さいインク滴(以下、小インク滴と呼ぶ)を吐出する小ノズル101bを使用し、低解像度印刷でよい場合にはより大きいインク滴(以下、大インク滴と呼ぶ)を吐出する大ノズル101aを使用して印刷を行う。このような記録ヘッドの例としては、特許文献1、特許文献2を挙げることが出来る。
特表2003−508257号公報 特開平5−201003号公報
上記従来の記録ヘッドでは、小インク滴の体積は小さくすればするほどより高解像度な記録を実現することができる反面、吐出するインク滴一発あたりの記録面積が小さくなることによってある印刷濃度に対して必要なインク滴数は増加していく。そのため、より小さいインク滴を吐出しながらも一定の印刷速度を維持するには、大インク滴に比較してより高い周波数で吐出することが望まれる。
従来の記録ヘッドの中には大インク滴吐出時に対する小インク滴の吐出時の吐出周波数を高めたものもあるが、未だ小インク滴吐出を主体的に用いた高画質記録と大インク滴吐出を主体とした記録の印刷速度の間には大きな隔たりを残している。
本発明の目的は、上述した従来技術の課題に鑑み、インク吐出量の異なるノズルを有するインクジェット記録ヘッドにおいて、小インク滴の吐出を主体的に用いる高画質記録時の印刷速度を向上させるため、小インク滴吐出を大インク滴に比べ相対的により高い周波数で行うインクジェット記録ヘッドを提供する。
上記目的を達成するための本発明は、液体が供給される共通液室と、液体に与える圧力を発生する複数の圧力室と、前記共通液室から前記圧力室の各々に液体を分流する複数の個別流路と、液体を吐出するために前記圧力室の各々と連通したノズルの群と、を有し、該ノズルの群は前記共通液室のある一辺または複数の辺に沿って並び、少なくとも2種類の吐出量の異なるノズルから成るインクジェット記録ヘッドにおいて、前記ノズルの群の中で相対的に吐出量の少ないノズルの吐出周波数は該ノズル以外のノズルの吐出周波数よりも大きく、かつ、前記ノズルの群の中で相対的に吐出量の少ないノズルに連通する全ての前記個別流路の長さは、該ノズル以外のノズルに連通する前記個別流路の長さよりも短いことを特徴とする。
上記の構成では、ノズル群のうち相対的に吐出量の少ないノズルに繋がる個別流路が他よりも短いので、そこでの流体抵抗が相対的に低下する。このため、小液滴吐出ノズルに対する液体供給能力(リフィル特性)が向上し、小液滴吐出時の吐出周波数を高めることが可能となり、より早い速度でインクジェット記録ヘッドを移動させることが可能となる。つまり、インクジェット記録ヘッドにおいて高画質かつ高速な記録が達成される。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第一の実施形態)
図3は本発明の第一の実施形態であるインクジェットプリンタ用の記録ヘッドをノズル設置面に対向する方向から見た模式図である。この図に示す記録ヘッド901はいわゆるシリアルタイプのプリンタに使用され、体積の異なる2種類のインク滴を吐出するものであり、ノズルプレート部材200上に設けられた3列のノズル群101〜103のそれぞれに、異なる体積のインク滴を吐出する2種類のノズルが混在している。ノズル群101〜103はそれぞれで吐出するインク色が異なる構成であっても良いし、それぞれのノズル群101〜103が複数色のインクを吐出する構成であっても、また全てのノズル群が同色のインクを吐出する構成であっても良い。そして、ノズル群の数も3つに限定するものではない。
この記録ヘッド901は、インクジェットプリンタ(不図示)に備えられた主走査方向に移動するキャリッジ(保持手段)に着脱自在である図11のヘッドカートリッジ1000の吐出面903に設けられている。ヘッドカートリッジ1000はインクジェットプリンタ筐体(不図示)の内部に収容されるが、印刷を行う際の記録ヘッド901の移動方向は図11の矢印の方向、すなわち各列のノズル群101〜103の並び方向に対して垂直方向である。
図1は図3に示した記録ヘッド901上のノズル群101を、ノズルプレート部材200を剥がした状態で模式的に示したものである。説明の便宜上本来は視認できない部分の構成も破線によって図1に示した。
大ノズル101aは3〜7pl(ピコリットル)の体積のインク滴を吐出するためのノズル(以下、大インク滴吐出ノズルと呼ぶ)、そして小ノズル101bは1〜2pl(ピコリットル)の体積のインク滴を吐出するためのノズル(以下、小インク滴吐出ノズルと呼ぶ)であり、双方のノズルは共通液室700のある一辺に沿って交互に並んでいる。そして、大ノズル101aの開口面積は小ノズル101bのそれに比べて大きくなっている。
図2の(a)は図1中のA部の拡大図、(b)は(a)におけるB−B線に沿って切断した断面を模式的に示したものである。基材400上に接着層300を介してノズルプレート部材200が接合されている。基材400に細長い穴が共通液室700として開口する。接着層300には、基材表面層のヒータ500に面した空間である圧力室800と、共通液室700と圧力室800を連絡する個別流路600とが形成されている。ノズルプレート部材200には、圧力室800に連通してインクの吐出部となるノズル(大ノズル101a,小ノズル101b)が形成されている。また、大ノズル101aが連通する圧力室800の容積は小ノズル101bのそれに比べて大きくなっている。
記録ヘッド901の裏側に設けられたインク貯蔵タンク(不図示)から記録ヘッド901内の共通液室700に供給されたインクは、個別流路600を介して圧力室800に導通される。インクが満たされた状態で圧力室800内に設置されたヒータ500が電気エネルギーの印加によって加熱されると、ヒータ面上でインクが発泡し圧力室800内の圧力が高まる。このようにして発生した圧力によりインクは大ノズル101aまたは小ノズル101bからヘッド外部の被記録媒体(不図示)に向かって吐出される。
このような記録ヘッドで吐出周波数を高めるためには、ノズルに対するインク供給能力(リフィル特性とも呼ばれる。)を向上させることが非常に重要である。それは、ノズルの吐出周波数を高めれば高めるほど、圧力室800に対して補充を要するインク量が増加するからである。圧力室800に対するインク供給能力を決定するのは、インク供給通路のうち最も流体抵抗が高い個別流路600におけるインク流動性である。
そのため、本発明の記録ヘッドは、大インク滴吐出用のノズル(大ノズル101a)よりも小インク滴吐出ノズル(小ノズル101b)の個別流路の長さを短くすることによって(図2に示すようにLa>Lb)、小インク滴吐出ノズルの個別流路中の流体抵抗を相対的に低下し易い構成にした。
この際、小インク滴吐出ノズル(小ノズル101b)に対応する個別流路長さLbをより短くしたい場合には、良好なインク吐出特性とインク供給性を両立するために個別流路形状を整流効果が得られる形状、例えば図2に示すように共通液室700から圧力室800に向かって個別流路600の幅が滑らかな曲面で狭くなる形状にしても良い。
また、大インク滴吐出ノズル(大ノズル101a)でのインク供給能力の低下を避けるため、大インク滴吐出ノズル(大ノズル101a)に対応する個別流路の幅Wを小インク滴吐出ノズル(小ノズル101b)のそれに比較して相対的に広く構成しても良い。
(第二の実施形態)
次に本発明の第二の実施形態について説明する。
図4は本発明の第二の実施形態であるインクジェットプリンタ用の記録ヘッドをノズル設置面に対向する方向から見た模式図である。
この図に示す記録ヘッド902はいわゆるシリアルタイプのプリンタに使用され、体積の異なる2種類のインク滴を吐出するものであり、ノズルプレート部材200上に設けられた6列のノズル群101〜106のそれぞれに、異なる体積のインク滴を吐出する2種類のノズルが混在している。ノズル群101〜106はそれぞれの一部は吐出するインク色が異なる構成であっても良いが、ノズル群101と102、ノズル群103と104、ノズル群105と106は対になり同色のインクを吐出する構成になっている。ノズル群の総数は6つに限定するものではない。
この記録ヘッド902は、インクジェットプリンタ(図10参照)に備えられた主走査方向に移動するキャリッジ(保持手段)に着脱自在である図11のヘッドカートリッジ1000の吐出面903に設けられている。ヘッドカートリッジ1000はインクジェットプリンタ筐体(不図示)の内部に収容されるが、印刷を行う際の記録ヘッド902の移動方向は図11の矢印の方向、すなわちノズル群101〜106の並び方向に対して垂直方向である。
図5は図4に示した記録ヘッド902上のノズル群101,102を、ノズルプレート部材200を剥がした状態で模式的に示したものである。説明の便宜上本来は視認できない部分の構成も破線によって図1に示した。
大ノズル(大インク滴吐出ノズル)101aは3〜7pl(ピコリットル)の体積のインク滴を吐出し、小ノズル(小インク滴吐出ノズル)101bが1〜2pl(ピコリットル)の体積のインク滴を吐出するものであり、大ノズル101aの開口面積は小ノズル101bのそれに比べて大きくなっている。
本実施形態の構成で第一の実施形態と大きく異なる点は、ノズル群101の共通液室700を挟んだ対向位置にノズル群102を有することである。
ノズル群101,102のそれぞれにおいて大ノズル101aと小ノズル101bは交互に並べられ、ノズル群101とノズル群102の対向し合うノズルについてインク吐出量は等しくなっている。すなわち、ノズル群101内の大ノズル101aの真向かいにはノズル群102内の大ノズル102aが対向し、ノズル群101内の小ノズル101bの真向かいにはノズル群102内の小ノズル102bが対向する。
この構成により、記録ヘッド移動方向と同じ方向にインク吐出量の等しいノズル同士が並ぶことになる。それにより、主に以下の利点を生じる。
1)共通液室700の片方の辺のみにノズル群を並べた場合と比較して、大ノズル101aおよび小ノズル101bそれぞれの最高吐出周波数の2倍の能力で記録を行うことができる。すなわち、印刷速度を高めることができる。
2)ある1つのノズルが吐出不良(例えば、吐出不能に陥るなど)を引き起こしてしまった場合に、その対向するノズルによって代替して記録を行うことができる。これにより、一定の印刷速度における印刷品位の劣化を抑制することができる。
共通液室700を挟んで対向する位置に並べられたノズル群101,102のそれぞれにおけるノズル構成上の特徴、およびその他の上記の記述外の部分の特徴は第一の実施形態の構成に準ずる。
(第三の実施形態)
次に本発明の第三の実施形態について説明する。
図6に、図4に示した構成(詳細は第二の実施形態で説明)のインクジェット記録ヘッド902のノズル群101,102におけるさらに異なるノズル配置構成を示す。
本実施形態は、共通液室700を挟んだ対向位置に設置されたノズル群101と102において、対向し合うノズル同士のインク吐出量が異なるという点で第二の実施形態と構成が異なる。すなわち、ノズル群101内の大ノズル(大インク滴吐出ノズル)101aの真向かいにはノズル群102内の小ノズル(小インク滴吐出ノズル)102bが対向し、ノズル群101内の小ノズル(小インク滴吐出ノズル)101bの真向かいにはノズル群102内の大ノズル(大インク滴吐出ノズル)102aが対向する。言い換えれば、記録ヘッド移動方向に関してノズル群101の大ノズル101a間にノズル群102の大ノズル102aが対応し、ノズル群101の小ノズル101b間にノズル群102の小ノズル102bが対応するよう配置されている。
このように、大インク滴、小インク滴それぞれの吐出ノズルの記録ヘッド移動方向に対する垂直方向のノズル設置を、ノズル群101と102でずらした事により、ノズル群101もしくは102単独の場合に比較して倍の解像度にできる。すなわち、より高い記録密度での印刷が可能となる。
上記の記述外の部分についての特徴は、第二の実施形態の構成に準ずる。
なお、上述した各実施形態ではノズル群が大インク滴吐出ノズルと小インク滴吐出ノズルの2種類から成っているが、本発明はこれに限らず、ノズル群は少なくとも2種類の吐出量の異なるノズルから構成されていればよい。そして、ノズル群の中で相対的に液体吐出量の少ないノズルに連通する個別流路の長さを、他のノズルに連通する個別流路よりも短くしてあればよい。
(その他の実施形態)
次に、上述の各実施形態に適用可能な本発明の記録ヘッドによる印字の状態、および本発明の記録ヘッドを有する記録装置について図面を用いて説明する。
図7(a)は、吐出量約5plの大ノズルによる印字(大ドット)を模式的に示し、図7(b)は吐出量約1.2plの小ノズルによる印字(小ドット)を模式的に示している。破線部は記録領域を解像度に応じて仕切った格子である。小ドットは高解像度での記録が可能な反面、大ドットと記録濃度を同等にするために4倍のドット数を必要とする。そのため、小ノズルの吐出周波数を大ノズルの吐出周波数の2倍で駆動すると、ヘッド走査方向に対して小ドットと大ドットの記録密度を同じにすることが出来る。この結果、図7(a)に示す大ドットを用いた高速記録と、図7(b)に示す小ドットを用いた高画質記録での印刷速度の差を少なくすることが出来る。
次に、本発明を用いた記録ヘッドの駆動回路構成例を図8に示す。ヒータ基板401上には、大インク滴吐出用のヒータ(大ヒータ)500aと小インク滴吐出用のヒータ(小ヒータ)500b、そして、各ヒータを選択的にON/OFFするための駆動素子410、駆動素子にON/OFF信号を入力する駆動信号生成回路420、プリンタ本体から電気信号が入力される端子などが備えられる。駆動素子410がONされるとヒータ500a、500bには電源電圧(VH)が印加され、インクを急激に加熱し、膜沸騰させインク吐出圧力を発生させる。また、一般的には駆動素子410は同時駆動ヒータ数を制限するためにいくつかの駆動ブロックに分割される。駆動信号生成回路420は例えば、画像データをシリアルで受け取りパラレル出力するシフトレジスタ(不図示)、シフトレジスタに送られたデータをラッチ(記憶保持)するラッチ回路(不図示)、二値データで受け取ったブロック制御信号をデコードするデコード回路(不図示)などのロジック回路を有し、プリンタ本体の記録制御部からの信号を受けて、駆動素子410のON/OFF信号を生成する。
本発明の記録装置本体の記録制御部(不図示)からの入力信号例を図9に示す。DATA#Lはヒータ500a(大ヒータ)に入力される記録データ(大データ)、DATA#Sは500b(小ヒータ)へ入力される記録データ(小データ)、BLKは駆動ブロック番号を指示するブロック制御信号を示す。それらのシリアルデータはクロック信号CLKに同期して、駆動信号生成回路内のシフトレジスタへ転送される。その後、記録データはラッチ信号LATによってラッチ回路に記憶され、ブロック制御信号はデコードされる。記録データとブロック制御信号の論理積によって選択された所定のヒータが、ヒート信号(HEAT#LまたはHEAT#S)の入力に従って駆動される。ここで、HEAT#Lは大ヒータ用のヒート信号、HEAT#Sは小ヒータ用のヒート信号を示すが、図7に説明したように小ドットの吐出周波数を大ドットに対し2倍にするため、HEAT#S の入力周期はHEAT#Lの半分にしている。さらに、ヒート信号の周期に合わせて記録データの入力周期も調整し、大データが1回入力される間に小データが2回入力されるようにしている。
なお、ここでは記録データ(DATA#LまたはDATA#S)とブロック制御信号BLKとを別の信号線でヒータ基板に入力したが、それらを同一の信号線上に構成し、ヒータ基板の駆動信号生成回路内のシフトレジスタに一括入力する方法によって、端子数を削減することも可能である。
最後に、本発明の記録ヘッドを搭載可能な液体吐出記録装置の一例について、図10を用いて説明する。図10に示す記録装置において、ヘッドカートリッジ(記録ヘッド)1000を着脱自在に搭載可能なキャリッジ95と、ヘッドの複数のオリフィスからのインク乾燥を防止するためのヘッドキャップとヘッドの動作不良時に複数のオリフィスからインクを吸引するための吸引ポンプとが組み込まれたヘッド回復ユニット96とが備えられている。符号97は被記録媒体としての記録用紙が搬送される給紙面を示している。
キャリッジ95は、回復ユニット96上での位置をホームポジションとしており、印刷は記録装置に設けられた記録制御部(不図示)からの入力信号に基づき、図中の左方向へ走査しはじめることで開始される。
本発明の第一の実施形態による記録ヘッド上のノズル群を、ノズルプレート部材を剥がした状態で模式的に示したものである。 (a)は図1中のA部の拡大図、(b)は(a)におけるB−B線に沿って切断した断面を模式的に示した図である。 本発明の第一の実施形態であるインクジェットプリンタ用の記録ヘッドをノズル設置面に対向する方向から見た模式図である。 本発明の第二の実施形態であるインクジェットプリンタ用の記録ヘッドをノズル設置面に対向する方向から見た模式図である。 図4に示した記録ヘッド上のノズル群を、ノズルプレート部材を剥がした状態で模式的に示したものである。 図4に示した構成のインクジェット記録ヘッドの隣り合うノズル群におけるさらに異なるノズル配置構成を示す。 本発明の記録ヘッドによる印字の状態を説明するための模式図である。 本発明の記録ヘッドに対する駆動回路の構成例を示す模式図である。 本発明の記録ヘッドに対する記録装置本体の記録制御部からの入力信号例を示す説明図である。 本発明のインクジェット記録ヘッドを搭載可能な記録装置の一例を示す模式図である。 (a)は一般的なインクジェット記録ヘッドを備えたヘッドカートリッジを概略的に示す斜視図、(b)は記録ヘッドの一部の拡大図である。
符号の説明
101〜106 ノズル群
101a 大ノズル(吐出されるインク滴のうち相対的な体積の大きい方の吐出ノズル)
101b 小ノズル(吐出されるインク滴のうち相対的な体積の小さい方の吐出ノズル)
200 ノズルプレート部材
300 接着層
400 基材
401 ヒータ基板
410 駆動素子
420 駆動信号生成回路
500 ヒータ
500a 大ヒータ
500b 小ヒータ
600 個別流路
700 共通液室
800 圧力室
901、902 インクジェット記録ヘッド
903 吐出面
1000 ヘッドカートリッジ
La、Lb 個別流路長さ
W 個別流路幅

Claims (4)

  1. 液体が供給される共通液室と、液体に与える圧力を発生する複数の圧力室と、前記共通液室から前記圧力室の各々に液体を分流する複数の個別流路と、液体を吐出するために前記圧力室の各々と連通したノズルの群と、を有し、該ノズルの群は前記共通液室のある一辺または複数の辺に沿って並び、少なくとも2種類の吐出量の異なるノズルから成るインクジェット記録ヘッドにおいて、
    前記ノズルの群の中で相対的に吐出量の少ないノズルの吐出周波数は該ノズル以外のノズルの吐出周波数よりも大きく、かつ、
    前記ノズルの群の中で相対的に吐出量の少ないノズルに連通する全ての前記個別流路の長さは、該ノズル以外のノズルに連通する前記個別流路の長さよりも短いことを特徴とするインクジェット記録ヘッド。
  2. 少なくとも2種類の吐出量の異なるノズルの群が前記共通液室を挟んで対向する位置のそれぞれに並び、さらに前記共通液室を挟んで対向関係にあるノズル同士の吐出量が等しい請求項1に記載のインクジェット記録ヘッド。
  3. 少なくとも2種類の吐出量の異なるノズルの群が前記共通液室を挟んで対向する位置のそれぞれに並び、さらに前記共通液室を挟んで対向関係にあるノズル同士の吐出量が異なる請求項1に記載のインクジェット記録ヘッド。
  4. 液体を吐出するインクジェット記録ヘッドと、
    該インクジェット記録ヘッドを搭載するキャリッジと、
    前記インクジェット記録ヘッドに対する記録信号を送信する記録制御部とを備え、
    前記インクジェット記録ヘッドは、液体が供給される共通液室と、液体に与える圧力を発生する複数の圧力室と、前記共通液室から前記圧力室の各々に液体を分流する複数の個別流路と、液体を吐出するために前記圧力室の各々と連通したノズルの群と、を有し、
    該ノズルの群は前記共通液室のある一辺または複数の辺に沿って並び、少なくとも2種類の吐出量の異なるノズルから成るとともに、
    前記ノズルの群の中で相対的に吐出量の少ないノズルの吐出周波数は該ノズル以外のノズルの吐出周波数よりも大きく、かつ、
    前記ノズルの群の中で相対的に吐出量の少ないノズルに連通する全ての前記個別流路の長さは、該ノズル以外のノズルに連通する前記個別流路の長さよりも短い、インクジェット記録装置。
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