JP3761841B2 - 炊飯器の蓋のブレーキ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、炊飯器(炊飯ジャーを含む)の蓋のブレーキ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
炊飯器本体に開閉自在に取付けられた蓋は、ヒンジばねにより開放方向に付勢されているため、使用者がフックの解除ボタンを操作した際に、蓋が勢いよく開放され、最大開放角度に到達したときにリバウンドする不都合がある。その不都合を防止するため、蓋の開放時に炊飯器本体の一部を相互に摺接させるブレーキ装置を設けることが従来から行われている(例えば、特開平11−56614号公報参照)。
【0003】
上記従来のブレーキ装置は、蓋のヒンジ軸の中央部にブレーキ用突片を設け、炊飯器本体の嵌合凹部に摺接しながら嵌入させることにより、蓋の開放時にブレーキをかけるようにしている。ブレーキ装置をヒンジ軸の中央部に設けるのは、蓋に作用するブレーキ力にアンバランスを来たさないようにするためである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
炊飯器の蓋に電子部品が多数搭載される場合は、これらの部品と炊飯器本体の制御部との間にフラットケーブルが配線される。
【0005】
しかし、前記のように、ブレーキ装置がヒンジ軸の中央部に設けられていると、フラットケーブルを配線する際に、そのブレーキ装置を避けて配線しなければならず、フラットケーブルに無理がかかる問題がある。また、省スペース設計の要請にも反する。
【0006】
そこで、この発明は、フラットケーブルの配線に不都合がなく、コンパクトな設計ができる蓋のブレーキ装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この発明は、炊飯器本体にヒンジ軸により開閉自在に蓋を取付け、上記蓋に設けたブレーキ部と、これに対向した固定摺接部を上記炊飯器本体において上記ブレーキ部の回転半径上に設け、蓋の最大開放角度到達前に上記ブレーキ部を上記固定摺接部に摺接させるようにした炊飯器の蓋のブレーキ装置において、上記ブレーキ部とそれに対向した上記固定摺接部を上記ヒンジ軸の両端部近傍に設け、上記ブレーキ部を弾性ある金属片により形成し、その金属片を逆U字状に屈曲して生じる2面の対向片を蓋の内外方向に向けて配置し、内向きに配置された内側片を蓋の最大開放角度到達前に上記固定摺接部に摺接させた構成を採用した。
【0008】
上記の構成によると、ブレーキ装置はヒンジ軸の左右両端部に分けて設けられるので、蓋に作用するブレーキ力はバランスし、また、フラットケーブルをヒンジ軸の中央部に配線することができる。
【0009】
上記のブレーキ装置の具体的な構成としては、上記のブレーキ部を弾性ある金属片により形成し、その金属片を逆U字状に屈曲して生じる2面の対向片を蓋の内外方向に向けて配置し、外向きに配置された外側片に係止部を設け、該係止部を蓋の補強金具に係止し、内向きに配置された内側片の下端を水平内向きに屈曲してスライド片を形成し、該スライド片を蓋の樹脂部材に嵌合し、上記補強金具の下部を内向きに屈曲してスライド受け片を設け、該スライド受け片に上記のスライド片を載せた構成を採用することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下,この発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1に示すように、実施形態の炊飯ジャーは、ジャー本体1の後端部にヒンジ軸2により蓋3を開閉自在に取付けている。ジャー本体1の内部には、鍋4が着脱自在に収納され、また、ジャー本体1の両側面にハンドル5が取付けられる。
【0011】
上記のヒンジ軸2を支持するジャー本体1側のヒンジ受け部6は、左右に一対の支持片7、7を設立し、その間に補強板8を一体に設けたものである。各支持片7の後端辺に凹部9が設けられ、ヒンジ軸2の両端部がその凹部9に嵌合支持される。ヒンジ軸2は、左右一対のヒンジばね11、11に挿通される。各ヒンジばね11の一端部をその弾性に抗して下向きに変形させ(図1の二点鎖線から実線の状態への変化参照)、これを補強板8の挿入部12に挿入している。また、その他端部は斜め前方に伸び、蓋3の一部に係合され、蓋3を開放方向に付勢する。
【0012】
上記の支持片7、7の上端部外側面は、後述のように、この発明のブレーキ装置の一部である固定摺接部20が形成される。
【0013】
なお、上記のヒンジ受け部6及びその下方のジャー本体1の部分は、図示省略のヒンジカバーにより閉塞される。
【0014】
蓋3は、蓋下部材13上に補強金具14を固定し、その上に蓋上部材15を取付けたものである。蓋下部材13の後端部は凹入しており、左右の補強金具14に設けたヒンジ穴16とともに、蓋ヒンジ部17を構成している。
【0015】
図2に示すように、前記のヒンジ穴16から前方に一定距離離れた位置において、補強金具14に係止穴18が設けられ、その係止穴18の下部を内向きに屈曲して蓋下部材13上に伸び出したスライド受け片19が設けられる。スライド受け片19の先端部が蓋下部材13に設けた逆L形のガイド部21内に挿入される。
【0016】
上記の係止穴18とスライド受け片19の部分にブレーキ部22が設けられる。このブレーキ部22は、金属片を逆U字状に屈曲して生じる対向片をヒンジ軸2の軸方向に沿って、蓋3の内外方向に向けて配置される。外向きに配置された外側片23に切起こしにより係止部24が設けられる。その係止部24が前記の係止穴18に嵌合係止される。さらに、内向きに配置された内側片25の下端を水平内向きに屈曲してスライド片26を形成している。そのスライド片26は前記のスライド受け片19上に載り、その先端部が前記のガイド部21に挿入される。
【0017】
上記のブレーキ部22と前記の固定摺接部20の位置関係は、図4(a)に示すように、蓋3の開放(同図矢印参照)に伴うブレーキ部22の回転半径上に固定摺接部20が存在し、蓋3の開放の最大開放角に到達する手前から、ブレーキ部22の上端の逆U字状の屈曲部から摺接を開始し(同図の二点鎖線の(イ)参照)、内側片25に摺接しつつこれを外側片23側に押し込む。最大開放角に到達したときに、ブレーキ部22は内側片25の下端に達する(同じく二点鎖線の(ロ)参照)。摺接の進行に伴い、スライド片26がスライド受け片19上を後退する(図2(b)の二点鎖線参照)。
【0018】
実施形態のブレーキ装置は以上のようなものであり、固定摺接部20とこれに摺接する蓋3側のブレーキ部22とにより構成されるブレーキ装置が、ヒンジ軸2の左右両端部近傍に設けられるので、図3(a)(b)に二点鎖線で示すように、ヒンジ軸2の中央部分にフラットケーブル27を配置することができる。
【0019】
蓋3の開閉は、従来の場合と同様に、使用者がフックの係合解除ボタン(図示省略)を操作してその係合を解除すると、蓋3はヒンジばね11の付勢力により開放されるが、最大開放角に到達する前に、ブレーキ部22が固定摺接部20に当接して摺接を開始する。その摺接に伴う摩擦により、蓋3にブレーキ力が作用する。そのブレーキ力は開放角度が大きくなるに従い次第に大きくなり、最大開放角度で最大となる。その結果、蓋3は緩やかに停止する。
【0020】
また、上記のブレーキ力は、ヒンジ軸2の両端部近くの左右対称の位置において、同時に作用するため、蓋3に作用するブレーキ力にアンバランスは生じない。
【0021】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、フラットケーブルをヒンジ軸の中央部分のすき間を通して配置することができ、フラットケーブルに無理がかからず、またフラットケーブルの配置のために特別の空間を設ける必要がないので、省スペース化を図ることができる。また、蓋の最大開放時のリバウンドを防止することができる点で従来の場合と同様の効果を発揮し、かつ、ブレーキ力は蓋に対してバランス良く作用するので、蓋をスムーズに開閉することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の一部切欠分解斜視図
【図2】(a)同上のブレーキ装置部分の分解斜視図
(b)同上のブレーキ装置部分の断面図
【図3】(a)同上のヒンジ部分の平面図
(b)同上のヒンジ部分の背面図
【図4】(a)同上のブレーキ部分の作用説明図
(b)同上のブレーキ部分の平面図
【符号の説明】
1 ジャー本体
2 ヒンジ軸
3 蓋
4 鍋
5 ハンドル
6 ヒンジ受け部
7 支持片
8 補強板
9 凹部
11 ヒンジばね
12 挿入部
13 蓋下部材
14 補強金具
15 蓋上部材
16 ヒンジ穴
17 蓋ヒンジ部
18 係止穴
19 スライド受け片
20 固定摺接部
21 ガイド部
22 ブレーキ部
23 外側片
24 係止部
25 内側部
26 スライド片

Claims (1)

  1. 炊飯器本体にヒンジ軸により開閉自在に蓋を取付け、上記蓋に設けたブレーキ部と、これに対向した固定摺接部を上記炊飯器本体において上記ブレーキ部の回転半径上に設け、蓋の最大開放角度到達前に上記ブレーキ部を上記固定摺接部に摺接させるようにした炊飯器の蓋のブレーキ装置において、上記ブレーキ部とそれに対向した上記固定摺接部を上記ヒンジ軸の両端部近傍に設け、上記ブレーキ部を弾性ある金属片により形成し、その金属片を逆U字状に屈曲して生じる2面の対向片を蓋の内外方向に向けて配置し、上記のブレーキ部の外向きに配置された外側片に係止部を設け、該係止部を蓋の補強金具に係止し、内向きに配置された内側片を蓋の最大開放角度到達前に上記固定摺接部に摺接させ、該内側片の下端を水平内向きに屈曲してスライド片を形成し、該スライド片を蓋の樹脂部材に嵌合し、上記補強金具の下部を内向きに屈曲してスライド受け片を設け、該スライド受け片に上記のスライド片を載せたことを特徴とする炊飯器の蓋のブレーキ装置。
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