JP3761443B2 - スクラッチカードの配信サーバ及びスクラッチカードの配信方法 - Google Patents

スクラッチカードの配信サーバ及びスクラッチカードの配信方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネット等の通信網を利用し、コンピュータなどの端末においてスクラッチカードゲームを行うことができるように構成されたスクラッチカード配信サーバに関する。
【0002】
【従来の技術】
スクラッチカードと呼ばれるカードは、予め紙などに数字列や記号を印刷し、前記印刷された数字列や記号を被覆することにより視認不能とする遮蔽層が設けられることにより作成されている。このように作成されたカードの遮蔽層を、硬貨等で削り取ることにより、前記数字列や記号を露出させ、その露出された記号により当たり外れが決定されている。
【0003】
また、コンピュータなどの端末により操作することができる、当たり、外れ等を示す表示情報が予め遮蔽されたスクラッチカードの遮蔽層を、入力装置を操作することにより除去するスクラッチカードシステムも提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記従来の如きスクラッチカードシステムにおいては、端末に対して遮蔽層と表示情報の両方を一度に提供するため、端末側で改ざんが可能となるという問題がある。
【0005】
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、公正なスクラッチカードゲームを楽しむことができるスクラッチカード配信サーバを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためになされた本発明に係るスクラッチカードの配信サーバは、請求項1記載の如く、カードの大きさ及び外形に関するカード情報を記憶するカード情報記憶手段12と、前記カード上に配置する表示情報の位置情報、並びに表示情報を特定する識別情報を関連付けてカード毎に記憶する配列記憶手段11と、前記カード上に配置される表示情報を被覆する遮蔽部の大きさ及び位置情報を記憶する遮蔽部記憶手段13と、前記カード情報、遮蔽部の大きさ及び位置情報、及び表示情報の画像が利用者の端末20に送信されており、且つ前記利用者の端末20により遮蔽部内が選択された場合に、その遮蔽部の位置情報に関連付けられている表示情報の識別情報を配列記憶手段11から検索して出力する検索手段と、前記検索手段にて検索された表示情報の識別情報が、前記利用者の端末により選択された遮蔽部に画像として出力されるよう、前記識別情報を利用者の端末に送信する送信手段とが設けられていることを特徴としている。
このように、利用者の端末20が遮蔽部内を選択した場合に、その遮蔽部の位置情報を前記遮蔽部記憶手段13から検索し、検索手段により前記遮蔽部内の表示情報の識別情報を検出し、前記検索手段にて検索された識別情報を、利用者の端末20に送信手段から送信し、前記選択された遮蔽部に前記識別情報に該当する画像を出力する構成であることにより、端末20に対しては、予めどの遮蔽部にどの表示情報が位置するかに関する情報が明かされていない。従って、遮蔽部と表示情報の画像が配置される個所が明示されることにより発生しうる利用者側の不正を防止することができ、セキュリティ性を向上することができる。
また、利用者が遮蔽部を選択するときには、既に表示情報の画像が端末20に送信されていることにより、表示情報の画像のデータが大きい場合など、遮蔽部を選択したときに、表示情報の画像が表示される時間がかかり不自然に見えることを防止することができる。
ここで、表示情報とは、数字、文字、記号、図柄など、遮蔽層に覆われる、当たりや外れを構成するための各種符合を示す。
【0007】
また、本発明に係るスクラッチゲームの配信サーバの他の特徴は、カードの大きさ及び外形に関するカード情報を記憶するカード情報記憶手段12と、表示情報の画像とその位置情報とを関連付けてカード毎に記憶する配列記憶手段11と、遮蔽部の大きさ及び位置情報を記憶する遮蔽部記憶手段13と、前記カード情報と遮蔽部の大きさ及び位置情報が利用者の端末20に送信されており、且つ前記利用者の端末20により遮蔽部内が選択された場合に、その遮蔽部の位置情報に関連付けられている表示情報の画像を配列記憶手段11から検索して出力する検索手段と、前記検索手段にて検索された表示情報の画像を利用者の端末20に送信する送信手段とが設けられてなり、前記利用者の端末20においては、前記送信手段により送信された画像が端末により選択された遮蔽部に出力されるよう構成されている点にある。
このように構成することにより、端末20に対しては、予めどの遮蔽部にどの表示情報が位置するかに関する情報が明かされていない。従って、遮蔽部と表示情報の画像が配置される個所が明示されることにより発生しうる利用者側の不正を防止することができ、セキュリティ性を向上することができる。
【0008】
また、遮蔽部が選択されたときに表示情報の画像を端末20に送信するように構成されていることにより、全体の遮蔽部に対して、選択する遮蔽部が少数である場合など、請求項1記載の如き構成と比して、選択された遮蔽部に表示される表示情報の画像のみを端末20に送信するため、最終的に使用しない不必要な画像を多数端末20に送信することによる通信時間の無駄を省くことができる。
【0009】
さらに、本発明に係るスクラッチカードの配信サーバは、前記利用者の端末20が前記遮蔽部内を選択した場合における、遮蔽部の削除方法に関する情報を記憶する削除方法記憶手段17と、遮蔽部の削除に伴う音声情報を記憶する音声記憶手段18のうち少なくとも何れか一方が設けられており、前記表示情報の画像が前記利用者の端末20に送信される際、遮蔽部の前記削除方法に関する情報及び音声情報の少なくとも何れか一方が出力され、前記送信手段から送信されるよう構成することもできる。
このように、削除方法に関する情報と音声情報の少なくとも何れか一方が端末20に送信される構成であれば、利用者があたかも実際にスクラッチカードを削っているような感覚を覚えさせることができる。
【0010】
本発明に係るスクラッチカードの配信サーバからの配信方法としての特徴は、請求項記載の如く、配信サーバが、カードの大きさ及び外形に関するカード情報をカード情報記憶手段12に記憶し、前記カード上に配置する表示情報の位置情報、並びに表示情報を特定する識別情報を関連付けてカード毎に配列記憶手段11に記憶し、前記カード上に配置される表示情報を被覆する遮蔽部の大きさ及び位置情報を遮蔽部記憶手段13に記憶し、前記カード情報、遮蔽部の大きさ及び位置情報、及び表示情報の画像が利用者の端末20に送信されており、且つ前記利用者の端末20により遮蔽部内が選択された場合に、検索手段によりその遮蔽部の位置情報に関連付けられている表示情報の識別情報を前記配列記憶手段11から検索して出力し、前記検索手段にて検索された表示情報の識別情報が、前記利用者の端末により選択された遮蔽部に画像として出力されるよう、前記識別情報を利用者の端末に対して送信手段が送信する点にある。
【0011】
また、本発明に係るスクラッチカードの配信サーバからの配信方法は、カードの大きさ及び外形に関するカード情報をカード情報記憶手段12に記憶し、前記カード上に配置する表示情報の画像とその位置情報とを関連付けてカード毎に配列記憶手段11に記憶し、前記カード上に配置される表示情報を被覆する遮蔽部の大きさ及び位置情報を遮蔽部記憶手段13に記憶し、前記カード情報及び遮蔽部の大きさ及び位置情報が利用者の端末20に送信されており、且つ前記利用者の端末20により遮蔽部内が選択された場合に、検索手段によりその遮蔽部の位置情報に関連付けられている表示情報の画像を前記配列記憶手段11から検索して出力し、前記検索手段にて検索された表示情報の画像を利用者の端末に送信手段で送信し、前記利用者の端末20においては、前記送信手段により送信された画像を端末により選択された遮蔽部に出力することを特徴とするよう構成してもよい。
【0012】
さらに、本発明に係るスクラッチカードの配信サーバからの配信方法は、前記利用者の端末20が前記遮蔽部の遮蔽部内を選択した場合における、遮蔽部の削除方法に関する情報及び削除に伴う音声情報がそれぞれ削除方法記憶手段17及び音声記憶手段18に記憶されており、前記カード情報と遮蔽部の大きさ及び位置情報とを送信手段から前記利用者の端末20に送信する際、前記削除方法に関する情報及び音声情報のうち、少なくとも何れか一方を、利用者の端末20に送信するように構成することもできる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について図面に基づいて説明する。図1は本発明に係るスクラッチカード配信システムの一実施形態を示す概念説明図である。
図1において、参照符号10は、スクラッチカードに関する情報などを記憶するデータベースサーバとしての役割と、インターネットを介してサイトを提供し得るウェブサーバの役割との両方を果たすサーバを示す。該サーバ10には、液晶ディスプレイ、CRTディスプレイなどで構成される表示部と、キーボード、マウス、テンキーなどの入力部とが接続されており、電話回線を経由してインターネット30に接続されている。
【0014】
参照符号20は、インターネット30にプロバイダー及び電話回線を介して接続可能であり、前記サーバ10が提供するサイトにアクセス可能な(換言すると、インターネットに接続可能な)、利用者の端末を示す。前記端末20としては、それぞれ液晶ディスプレイ、CRTディスプレイ等から構成される表示部と、キーボード、マウス、テンキー等の入力部を有する、パーソナルコンピュータ等が好適に用いられる。
【0015】
次に、前記サーバ10の構成について詳細に説明する。図1に示すように、サーバ10は、例えば、数字、文字、記号、図柄などの表示情報の画像、表示情報の画像が配置されるべき位置に関する位置情報、表示情報ごとに付与される、表示情報を特定するための識別情報などが関連付けられて記憶されている配列記憶手段11と、スクラッチカードの外形や表示されるべき大きさなどに関するカード情報を記憶するカード情報記憶手段12とが含まれている。
【0016】
更に、前記サーバ10には、前記表示情報を遮蔽する遮蔽部に関する情報を記憶する遮蔽部記憶手段13、メインプログラムが格納されたプログラム記憶手段14、端末20の入力部により選択された遮蔽部を削除する方法に関する情報を記憶する削除方法記憶手段17、前記遮蔽部を削除する際の音声情報を記憶する音声記憶手段18、及び、利用者に関する情報を記憶する利用者情報記憶手段19が設けられている。
尚、上記各記憶手段としては、ハードディスク等が好適に用いられ得る。
【0017】
上述の各記憶手段に加えて、サーバ10には、データの転送、各部の制御、種々の演算、プログラムの実行等を行い、CPUなどから構成されている制御手段15と、データを変換したり、入出力を制御する、モデムなどから構成される入出力制御手段16とが設けられている。尚、この入出力制御手段16は、端末からのデータをサーバ10に送信する送信手段としての役割を果たす。
【0018】
次に、前記各記憶手段について詳細に説明する。
前記配列記憶手段11内の配列データテーブル110には、図2に示すように、表示情報ごとに付与される、表示情報を特定するための識別情報、数字、文字、記号、図柄などの表示情報の画像が格納されているファイル名、表示情報の画像が配置されるべき位置に関する位置情報、前記ファイル名の画像データなどの、表示情報に関する情報が互いに関連付けられて記憶されている。この配列データテーブル110は、カード毎に作成されている。
尚、本実施形態においては、各カード毎に必ず当たりの表示情報が入っているよう、配列データテーブル110を構成している。
【0019】
前記位置情報は、例えば座標位置であってもよいし、配置される位置に割り当てた数字などの符号であってもよい。後者の例として、例えば、表示情報の画像が3×3のマトリックスに並べられる場合、そのマトリックスの左上から右へ順に、1,2,3の番号を割り当て、上から2段目の左から右へ順に4,5,6の番号を割り当て、最下段の左から右へ順に7,8,9の番号を割り当てる。
【0020】
前記カード情報記憶手段12内のカードデータテーブル120には、カード情報が記憶されている。カード情報としては、例えば、スクラッチカードの外形やスクラッチカードの表示されるべき大きさなどが挙げられる。
【0021】
次に、前記遮蔽部記憶手段13には前記表示情報を遮蔽する遮蔽部に関する情報が記憶されている。遮蔽部に関する情報としては、例えば遮蔽部の色、大きさ、配置する位置などが挙げられる。
【0022】
また、前記プログラム記憶手段14には、サーバ10が提供するサイトに端末20がアクセスしたときの一連の手順などのプログラムから構成されるメインプログラムが格納されている。
【0023】
前記削除方法記憶手段17には、端末20の入力部により選択された遮蔽部を削除する方法に関する情報が記憶されている。
削除する方法に関する情報には、例えば、ドラッグしたときに削り取られる遮蔽部の幅、削りカスの出現方法(どの方向にどの程度の量が飛び散るか)などが挙げられる。
【0024】
また、前記音声記憶手段18には、クリックなどにより選択された前記遮蔽部を削除する際の音声情報が記憶されている。
【0025】
前記利用者情報記憶手段19の利用者データテーブル190には、利用者情報が格納されている。利用者情報としては、氏名、住所、電話番号、クレジットカード番号、購入した商品名等の他、利用者ごとに付与された会員番号などの個人識別IDなどが挙げられる。
【0026】
次に、上述のように構成されたスクラッチカードの配信サーバを用いて、スクラッチゲームを行う方法について説明する。
なお、本実施形態においては、電子商取引を行った場合に、スクラッチカードが配布されるものを例として説明する。
まず、利用者は、電子商取引を行おうとする企業のホームページにアクセスし、氏名、住所、電話番号、購入を希望する商品、クレジットカード番号(又はキャッシュカード番号など)の利用者情報を入力する。
【0027】
入力が完了し、購入するためのボタンなどをクリックすると、前記入力された個人情報がサーバ10へ送信され、利用者情報記憶手段19の利用者データテーブル190に記憶される。
【0028】
前記利用者情報が利用者情報記憶手段19に記憶されると、配列記憶手段11に記憶されたスクラッチカードのデータのうち、カード情報及び遮蔽部に関する情報が、遮蔽部を削除する方法及び削除されるときの音声情報と共に利用者の端末20に送信される(図3の工程S10参照)。
【0029】
このとき、サーバ10においては、その利用者に配信するスクラッチカードが決定され、カードに表示されるべき表示情報が配列記憶手段11から抽出されている。配列記憶手段11のカードデータテーブル110には、それぞれカードを特定するための識別番号が付与されており、利用者情報記憶手段19には、決定されたカードの前記識別番号が記憶される。
【0030】
サーバ10の入出力制御手段16からインターネット30を介して送信されたカード情報、遮蔽部に関する情報などを利用者の端末20が受信すると、端末20はカード情報からスクラッチカードの外形を端末20の表示部に表示し、更に遮蔽部の情報により前記スクラッチカードの外形に遮蔽部を加えて、前記表示部に表示する(図3の工程S11参照、表示画面は図4参照)。
【0031】
次に、利用者は、利用者の端末20に接続されたマウスなどの入力部により、端末20の表示部に表示されたスクラッチカードの遮蔽部131a,131b,・・・,131iの何れかの内部に、カーソルを合わせる(図3の工程S12参照)。
【0032】
カーソルが遮蔽部に入ったことが端末20上で確認され、且つカーソルが所定量以上移動(例えばドラッグにより移動)したことが確認されると、その遮蔽部が選択されたと判断される(図3の工程S13参照)。例えば、ある遮蔽部内を、遮蔽部の縦又は横のうち距離が長い方の長さの一割以上に亘って入力部が移動した場合には、その遮蔽部が選択されたとサーバ10の制御手段15で判断される。
このようにして、選択されたと判断された遮蔽部の位置情報は、端末20からサーバ10に対して送信される(図3の工程S14参照)。なお、図5には、利用者が遮蔽部131aを選択している場合の表示画面を例として図示している。
【0033】
サーバ10で遮蔽部の位置情報が受信されると、サーバ10内では、その位置情報に該当する表示情報の識別情報が、配列記憶手段11の配列データテーブル110から検索される。ここで、配列データテーブル110から検索を行うプログラムは、プログラム記憶手段14に記憶されており、制御手段15により実行されるので、制御手段15は位置情報に該当する表示情報の識別情報を検索する検索手段としての役割を果たす。
【0034】
上述のように制御手段15により検索された表示情報の識別情報が、サーバ10から端末20に対して送信される(図3の工程S20参照)
【0035】
端末20の表示部には、送信された識別情報の表示情報が、選択された遮蔽部(図5においては遮蔽部131a)に表示される。このとき、表示情報は、遮蔽部に被覆されているように表示され、入力部によりドラッグすると、ドラッグされた部分の遮蔽部が削り取られて表示情報が露出するように表示される(図3の工程S21参照)。
【0036】
また、遮蔽部が削り取られる際の、遮蔽部の図柄の削除方法については、図3の工程S10で、サーバ10から端末20に対してカード情報と共に送信されており、当該送信された削除方法で遮蔽部が削り取られる。
【0037】
更に、削り取られる際の音声情報についても同様に、図3の工程S10でサーバ10から端末20に対して送信されているので、削り取られる際には、「キュッキュ」などという音声が、端末20に接続されているスピーカーから出力される。
【0038】
選択していた遮蔽部内のドラッグを停止すると、その遮蔽部の削除が完了したことを示す情報が、サーバ10に送信される。
【0039】
端末20において、続けて他の遮蔽部を削り取る場合には、図3の工程S12へ戻り、選択された遮蔽部に対して工程S12以降の工程が繰り返される(図3の工程S22)。
【0040】
一方、削り取るべき遮蔽部が全て削られると、サーバ10から端末20の表示部に対して終了を示す情報が送信される。
このとき、削り取った部分が当たりであるか外れであるかが判定されその結果が終了を示す情報と共に端末に送信される(図3工程S30)。図4〜図6に示す例の場合(特定の記号又は数字を、予め定められた個数開くと、その記号や数字に応じた等級が当たるカードの場合)には、どの位置の遮蔽部が削られたかがサーバ10に記憶されていることにより、当たったか否か、当たりの等級は何かを決定することができる。
【0041】
利用者がスクラッチカードを削り、当たりが出た場合には、当たりの等級に応じた商品などが利用者に郵送されるよう、利用者情報記憶手段19に記憶された情報が使用される。
【0042】
このように、本実施形態においては、表示情報の位置は、スクラッチカードの外形と同時にサーバから端末へ配信するのではなく、遮蔽部を削り取る際に配信するので、遮蔽部のどの位置にどの表示情報が存在するかは利用者には不明である。従って、利用者が表示情報を改ざんすることを防止することができ、公正なスクラッチカードゲームを行うことができる。よって従来に比してセキュリティ性を向上することができる。
【0043】
上記実施形態においては、電子商取引における商品の購入者に対してスクラッチカードを配信する場合について説明したが、商品の購入者のみならず、ホームページに記載されているアンケートに答えた人に対して配信されてもよいし、ゲームとして有料又は無料で任意の人に配信してもよい。
【0044】
上記実施形態においては、サーバ10に、遮蔽部を削除する際の削除方法を記憶する削除方法記憶手段17と、遮蔽部を削除する際の音声情報を記憶する音声記憶手段18が設けられていたが、削除方法記憶手段17と音声記憶手段18は本発明に必ずしも必要ではない。しかし、少なくとも何れかの手段が設けられていれば、利用者に実際にスクラッチカードを削っているような感覚を覚えさせることができる。
【0045】
また、上記実施形態においては、配列記憶手段に表示情報の画像、その位置情報、及び表示情報を特定する識別情報を関連付けて記憶し、表示情報の画像をカード情報と共に送信したが、配列記憶手段には必ずしも表示情報の識別情報を関連付けて記憶しなくともよい。
配列記憶手段に表示情報の画像及びその位置情報のみが記憶されている場合には、始めにサーバから端末へカード情報を送信する際(図3の工程S10)、カード情報と遮蔽部に関する情報を送信しておく。このとき、上記実施形態とは異なり、表示情報の画像は端末に送信しない。そして、利用者の端末(入力部)により遮蔽部が選択されたときに、その遮蔽部の位置情報を端末からサーバへ送信し、送信された位置情報に該当する表示情報の画像を送信する。
【0046】
このように表示情報の画像を、遮蔽部が選択されたときに送信する方法は、例えばスクラッチカードにおいて、図4に示す9個の遮蔽部のうち、1個のみを削り取り、その1個で当たり外れが決定するスクラッチカードの場合に好適である。すなわち、遮蔽部の数に比して、削り取る個所が少ない場合には、表示情報の画像を全て送信すると、送信するデータ量が多い割に必要な画像が少なく、送信時間が無駄である。従って、必要となる表示画像のみをサーバから端末へ送信する方法は、遮蔽部の数に比して、削り取る個所が少ない場合には送信時間を短縮することができるため好ましい。
【0047】
前記実施形態においては、各スクラッチカードに当たりを示す表示情報が含まれている場合について説明したが、予め当たりと外れが決定しているカードであってもよい。そのような場合には、配列記憶手段の配列データテーブルに、当たりを示す表示情報が含まれているカードと外れを示す表示情報が含まれているカードが存在するように記憶し、予め決定されている割合で、当たりと外れのカードが端末に配信されるようにサーバ10の制御手段15で制御されている。
【0048】
スクラッチカードは、上述の他、表示情報が数字であり、当該数字がポイントを示すものでもよい。このようなスクラッチカードの場合、スクラッチカードを何度か行ってポイントを蓄積し、所定のポイント数を超えると商品がもらえるような構成とすることもできる。
このような場合には、利用者情報記憶手段に、個人識別IDに獲得したポイントを関連付けて記憶し、次に商品を購入したときに、前回獲得したポイントを加算するプログラムを記憶しておくことにより、利用者ごとにポイントを積算することができる。
【0049】
上記実施形態においては、スクラッチカードごとの表示情報の配列が予め配列記憶手段に記憶されている場合を例として説明したが、利用者の端末からサイトにアクセスがなされたときに表示情報の配列を決定するように構成してもよい。
【0050】
このような場合には、発行するスクラッチカード(配信するスクラッチカードの数)に対する当たり外れ(或いは当たりの等級)の割合が予め決定されている。そして、当たりや外れを示す表示情報を、その割合に沿って配列するためのプログラムを配列記憶手段に記憶しておき、前記プログラムに基づいて表示情報の配列を決定するように配列記憶手段を構成しておけばよい。
【0051】
また、スクラッチカードの遮蔽部の数は、上記実施形態に限定されることなく、2個以上の任意の数であってもよく、また遮蔽部の形状も上述の略正方形状のみならず、丸、三角、多角形など任意である。要は、表示情報を外部から視認不能に遮蔽することができれば、その形状や色は問わない。
【0052】
また、図6に示す実施形態においては、カーソルを矢印で示したが、カーソルをコインや指などの画像で表示させることにより、利用者にとって、更にリアルにスクラッチカードゲームを行っているように思わせることが可能となる。
【0053】
更に、上記実施形態においては、利用者の端末としてパーソナルコンピュータを用いたが、端末はこれに限定されることなく、表示部と入力部を有し、インターネットに接続可能なものであれば適宜変更可能である。例えば、携帯電話(PHSを含む)、PDA、或いはゲームセンターなどに設置される業務用のゲーム装置などが端末として用いられ得る。
【0054】
上述の実施形態においては、クレジットカード番号などの個人識別IDを入力部から入力し、入力した個人識別IDをサーバに送信し照合することにより利用者の認証を行ったが、端末への入力方法は適宜変更可能である。
例えば、業務用のゲーム装置を端末として用いる場合には、ゲーム装置に磁気読取部を設けておき、個人識別IDが記録された磁気カードを前記磁気読取部で読み取らせて個人識別IDをゲーム装置内に入力する方法を採用することができる。また、個人識別IDを記録する媒体としては、前記磁気カードに換えて、非接触式のICチップが設けられたカード、非接触式のICチップと磁気による記録部の両方が設けられているカード、非接触式のICチップと光ディスクが設けられているカード、或いはバーコードを記録したカード等を用いることも可能である。その際には、ゲーム装置にそれらのカードに記録された内容(個人識別ID等)を読取可能な機器を接続することによって個人識別IDを読み取ることができる。無論、これらの読取可能な機器は、携帯電話、PDA等の他の端末に接続される構成としてもよい。
また、これらの入力方法は、クレジットカードや銀行のキャッシュカードによる精算システムに転用することができる。すなわち、これらのカードを読取可能な機器を、ゲーム装置等の端末に接続し、読み取られたカードの内容を、信販会社や銀行の認証サーバに送信することが可能である。
【0055】
また、前記実施形態においては、端末はインターネットを介してサーバに接続したが、インターネットのみならず、専用回線など適宜の通信回線網に変更可能である。
【0056】
【発明の効果】
本発明に係るスクラッチカードの配信サーバ及び配信方法によれば、遮蔽部と表示情報の画像が配置される個所が明示されることにより発生しうる利用者側の不正を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るスクラッチカードの配信サーバの一実施形態を示す概略説明図。
【図2】 サーバ内の記憶手段の詳細を示す説明図。
【図3】 サーバ及び端末の動作フロー。
【図4】 スクラッチカードが配信された、端末の表示部の画面の一例。
【図5】 遮蔽部を削り取っている画面の一例。
【図6】 スクラッチカードゲームの終了画面の一例。
【符号の説明】
10 サーバ 11 配列記憶手段
12 カード情報記憶手段 13 遮蔽部記憶手段
20 端末

Claims (2)

  1. 表示情報の画像と、前記表示情報を遮蔽する遮蔽部に関する情報とを通信回線網を介して利用者の端末に送信し、前記遮蔽部のうち少なくとも一部を除去することにより表示情報の画像を露出させ、当該露出された表示情報の組み合わせにより当たり外れを決定するよう構成されたスクラッチカードの配信サーバにおいて、
    カードの大きさ及び外形に関するカード情報を記憶するカード情報記憶手段と、
    前記カード上に配置する表示情報の位置情報、並びに表示情報を特定する識別情報を関連付けてカード毎に記憶する配列記憶手段と、
    前記カード上に配置される表示情報を被覆する遮蔽部の大きさ及び位置情報を記憶する遮蔽部記憶手段と、
    前記カード情報、遮蔽部の大きさ及び位置情報、及び表示情報の画像が利用者の端末に送信されており、前記利用者の端末により遮蔽部内が選択された場合に、その遮蔽部の位置情報に関連付けられている表示情報の識別情報を前記配列記憶手段から検索して出力する検索手段と、
    前記検索手段にて検索された表示情報の識別情報が、前記利用者の端末により選択された遮蔽部に画像として出力されるよう、前記識別情報を利用者の端末に送信する送信手段とが設けられていることを特徴とするスクラッチカードの配信サーバ。
  2. 表示情報の画像と、前記表示情報を遮蔽する遮蔽部に関する情報とを通信回線網を介して利用者の端末に送信し、前記遮蔽部のうち少なくとも一部を除去することにより表示情報の画像を露出させ、当該露出された表示情報の組み合わせにより当たり外れを決定するスクラッチカードの配信サーバからの配信方法において、
    前記配信サーバは、
    カードの大きさ及び外形に関するカード情報をカード情報記憶手段に記憶し、
    前記カード上に配置する表示情報の位置情報、並びに表示情報を特定する識別情報を関連付けてカード毎に配列記憶手段に記憶し、
    前記カード上に配置される表示情報を被覆する遮蔽部の大きさ及び位置情報を遮蔽部記憶手段に記憶し、
    前記カード情報、遮蔽部の大きさ及び位置情報、及び表示情報の画像が利用者の端末に送信されており、前記利用者の端末により遮蔽部内が選択された場合に、検索手段によりその遮蔽部の位置情報に関連付けられている表示情報の識別情報を前記配列記憶手段から検索して出力し、
    前記検索手段にて検索された表示情報の識別情報が、前記利用者の端末により選択された遮蔽部に画像として出力されるよう、前記識別情報を利用者の端末に対して送信手段が送信する
    ことを特徴とするスクラッチカードの配信サーバからの配信方法。
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