JP3761442B2 - ローラハースキルン搬送ローラ用軸受けブラケット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ローラハースキルン搬送ローラ用軸受けブラケットの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の被焼成物を支持して一方向に順次搬送する過程で、それら複数の被焼成物に熱処理を施す形式のトンネル式の焼成装置の一つとして、互いに平行に配置されてそれぞれ軸心回りに回転駆動される複数本のローラによって複数の被焼成物を支持して順次搬送する所謂ローラハースキルン(以下、RHKという)が知られている。このようなRHKにおいては、メッシュベルトで搬送する場合のような炉体内部における摺動がなくそれに伴う塵埃が発生し得ないため、被焼成物の汚染が生じ難いという利点がある。特に、ローラがセラミックスから構成される場合には、炉体内において被焼成物が金属と接触させられないことから、一層汚染が抑制される。そのため、以下のような高いクリーン度の下で焼成することが望まれる被焼成物の焼成炉として好適に用いられている。
【0003】
例えば、ソーダライムガラスに代表されるガラス製基板やアルミナに代表されるセラミックス基板の上に、金属あるいは無機材料をガラスボンド成分の溶融や、材料自体の軟化、溶融、あるいは焼結により、所定の機能を生じる膜が固着されたりするような、膜形成素材を含む基板が知られている。蛍光表示管の陽極基板、プラズマディスプレイパネル用基板、プラズマアドレス液晶表示装置のプラズマスイッチング基板、フィールドエミッション表示装置用基板等の表示デバイス用基板、厚膜配線基板、あるいはサーマルプリンターヘッドやイメージセンサ等の電子デバイス用基板がそれである。このような電子デバイス用基板には、一般に、基板自体のアニールのためやガラス素材を結合剤として応用した機能材料の膜形成のために、500〜650(℃)程度の熱処理が施され、セラミック基板においてはガラス素材を結合剤として応用した機能材料の膜形成、あるいは金属材料自体の界面の溶融を応用した機能材料の膜形成のために例えば500〜900(℃)程度の熱処理が施される。
【0004】
ところで、上述のようなRHKでは一般に前記複数本のローラの両端に長手状の軸受けブラケットが備えられて、前記複数本のローラを互いに平行に且つそれぞれの軸心回りに回転可能に支持している。かかる軸受けブラケットは従来、鉄系材料により複数個の部品が加工された後に溶接や締着などによって組み立てられて作製されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、複数個の板材・管材等の加工および組み立ての作業は煩雑であることに加え、鉄系材料は他の金属材料と比較して重量が重い為に上記軸受けブラケットの作製には多大な時間を要していた。また、鉄系材料は酸化し易い為に製品化する上で錆止め塗装および上塗りが必要となり、作業面および経済面でのコストが大きかった。
【0006】
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、簡便に且つ経済的に作製できるローラハースキルン搬送ローラ用軸受けブラケットを提供することにある。
【0007】
【課題を解決する為の手段】
上記目的を達成する為に、本発明の要旨とするところは、互いに平行に配置されてそれぞれ軸心回りに回転駆動される複数本のローラによって複数の搬送板を支持して一方向に順次搬送する過程で熱処理を施す形式のトンネル式焼成装置に用いられ、前記複数本のローラを互いに平行に且つそれぞれの軸心回りに回転可能に支持する軸受けブラケットであって、引き抜き加工により形成されたアルミニウム材を用いて作製されたことを特徴とするものである。
【0008】
【発明の効果】
このようにすれば、引き抜き加工により形成されたアルミニウム材を用いて作製されるものである為に組み立てが簡単となり、加工を要する部品点数および作業工数が削減される。また、アルミニウム材は鉄系材料等の他の金属材料と比較して軽量であり加工も容易なので作製に要する時間が短縮される。さらに、アルミニウム材は酸化し難いので製品化する上で錆止め塗装および上塗りが不要である。すなわち本発明によれば、簡便に且つ経済的に作製できるローラハースキルン搬送ローラ用軸受けブラケットを提供することができる。
【0009】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の説明に用いる図面に関して、寸法比等は必ずしも正確には描かれていない。
【0010】
図1は、本発明の一実施例である軸受けブラケットが好適に用いられるRHK10の構成をその長手方向すなわち被焼成物の進行方向に垂直な平面で切断して示す概略図である。図1に示すRHK10は、例えば鉄系の金属から構成されたフレーム12と、そのフレーム12上に固設されたトンネル状の炉体14と、同様にフレーム12上に固設された複数のローラ駆動装置16と、上記炉体14を水平方向に貫通して互いに平行に且つそれぞれの軸心回りに回転可能に設けられ、一端においてローラ駆動装置16と連結された複数本のローラ18と、上記炉体14を水平方向に貫通して互いに略平行に設けられた複数本のヒータ20とを備えて構成されている。
【0011】
図2は、上記ローラ駆動装置16の構成を詳細に示す断面図である。図2に示すローラ駆動装置16は、上記フレーム12と一体に設けられた支柱22と、その支柱22に固設された軸受けブラケット24と、ベアリング26を介してその軸受けブラケット24に回転可能に支持された駆動シャフト28とを備えている。この駆動シャフト28の入力側端部28aにはスプロケット30が固定され、それに噛み合わされたチェーン32を介してギアモータ52に連結されている。上記軸受けブラケット24の上部にはチェーンレール取り付けブラケット34がボルト36によって締着され、そのチェーンレール取り付けブラケット34に固設されたチェーンレール38により、上記チェーン32がスプロケット30と好適に噛み合う位置に渡されている。一方、上記駆動シャフト28の出力側端部28bは円筒形状のローラ16の端部内側に嵌め入れられている。また、上記駆動シャフト28の中央部に設けられた円環状凸部28cと上記ローラ16の端部との間には圧縮コイルバネ40が設けられている。さらに、軸受けブラケット24の下方にはアイドラーブラケット42がボルト44によって締着されており、そのアイドラーブラケット42にはベアリング46を介してアイドラースプロケット48が軸心まわりに回転可能にボルト50により締着されている。尚、図2において、アイドラースプロケット48は、ローラ18、駆動シャフト28およびスプロケット30と同一の平面に描かれているが、この図2は後述する図3に示すにII−II面の視断面図であり、実際のアイドラースプロケット48の軸心は、ローラ18、駆動シャフト28およびスプロケット30に共通の軸心とはずれている。
【0012】
図3は、上述の搬送装置が作動する様子を説明する概略図である。この図に示すように、上記スプロケット30に噛み合わされたチェーン32はアイドラースプロケット48を介して駆動源であるギアモータ52に軸心方向が炉体14の長手方向に垂直となるよう取り付けられたモータスプロケット54に巻き掛けられている。以上のように構成されたRHK10では、駆動源であるギアモータ52の回転がモータスプロケット54およびチェーン32を介して上記複数のスプロケット30に伝達されて駆動シャフト28が回転させられると、その回転トルクが駆動シャフト28から圧縮コイルバネ40を介してローラ16に伝達され、上記複数のローラ16が駆動シャフト28と同方向に回転させられる。図示しない被焼成物は、炉体14内においてこのローラ16に直接にあるいは耐火物製板材等を介して間接的に支持されている。その為、ローラ16が回転させられるとその回転に伴って一方向すなわち炉体14の長手方向に搬送されることとなる。
【0013】
前記炉体14は、例えば断熱性耐火物等の炉材から構成され、その外部をステンレス鋼等で包まれた構造を形成するものである。炉体14内には、被焼成物を最高処理温度まで加熱すると共にその過程で被焼成物に含まれているバインダ(樹脂)を燃焼除去する為の予熱部と、被焼成物をその最高処理温度にて所定時間保持する為の加熱部と、被焼成物を徐々に冷却する為の徐冷部と、被焼成物を常温付近まで冷却する為の冷却部とが一般に設けられており、例えば蛍光表示管の陽極基板、プラズマディスプレイパネル用基板、プラズマアドレス液晶表示装置のプラズマスイッチング基板、フィールドエミッション表示装置用基板等の表示デバイス用基板、厚膜配線基板、あるいはサーマルプリンターヘッドやイメージセンサ等の電子デバイス用基板等の焼成に好適に利用されるものである。また、前記ローラ16は例えばアルミナ(Al23)等のセラミックスから形成されたものであり、かかる材料を用いたローラ16では、炉体14内において被焼成物が金属と接触させられないことから、一層汚染が抑制される。
【0014】
図4は、本発明の一実施例である軸受けブラケット24の形状を説明する図であり、(a)は長手方向に垂直な方向から見た図、(b)は(a)に示すIV−IV面の視断面図である。この図に示すように本実施例の軸受けブラケット24は、長手方向に貫通する中空の角柱状をしており、その一対の短辺側側部に長手方向に垂直な断面の形状が十字状となる縦通溝24aが設けられ、また、縦通溝24aが形成された側部とは異なる一対の長辺側側面に複数の軸受け穴24bが略等間隔となるように切削加工等を用いて貫通するように形成されている。上記軸受けブラケット24には、一方の縦通溝24aに頭部が嵌め入れられたボルト44を締め着けることにより前記アイドラーブラケット42が固設され、もう一方の縦通溝24aに頭部が嵌め入れられたボルト36が締め着けられて前記チェーンレール取り付けブラケット34が固定されている。また、上記複数の軸受け穴24b内に嵌め着けられたベアリング26と、そのベアリング26により回転可能に支持された駆動シャフト28とを介して前記複数本のローラ16が互いに平行に且つそれぞれ軸心回りに回転可能に支持されている。
【0015】
本実施例の軸受けブラケット24は、例えば以下に示すようにして作製される。すなわち、アルミニウムを主原料とする金属材料を溶融させ、その溶湯を収容する容器に設けられた所定の金型を通してアルミニウムを引き抜いて冷却硬化させることにより、例えば上述のように長手方向に貫通する中空の角柱状であり、その一対の側部に長手方向に垂直な断面の形状が十字状となる縦通溝24aが設けられたアルミニウム材が得られる。次いで、こうして得られたアルミニウム材の縦通溝24aが形成された短辺側側部とは異なる一対の長辺側側面に略等間隔となるような複数の軸受け穴24bを切削加工により形成することにより、本実施例の軸受けブラケット24が得られる。
【0016】
このように、本実施例の軸受けブラケット24は、引き抜き加工により形成されたアルミニウム材を用いて作製されるものである為に組み立てが簡単であり、加工を要する部品点数および作業工数が削減される。また、アルミニウム材は鉄系材料等の他の金属材料と比較して軽量であり加工も容易なので作製に要する時間が短縮される。さらに、アルミニウム材は酸化し難いので製品化する上で錆止め塗装および上塗りが不要である。すなわち本実施例によれば、簡便に且つ経済的に作製できるローラハースキルン搬送ローラ用軸受けブラケット24を提供することができる。
【0017】
また、従来の軸受けブラケットは鉄系材料等の表面に錆止め塗装および上塗りが施されて作製されたものであった為、長時間使用することにより表面の錆止め塗装および上塗りが剥離して鉄系材料等の酸化が進行し、RHKにおいて焼成環境を汚染する可能性が指摘されていたが、本実施例の軸受けブラケット24は、比較的酸化し難い金属材料であるアルミニウム材を用いて作製されるものである為、かかる不具合が発生するおそれがない。
【0018】
以上、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0019】
例えば、前述の実施例の軸受けブラケット24は、長手方向に貫通する中空の角柱状であったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば長手方向に垂直な断面がU字型である柱状の軸受けブラケットでもよく、ローラ16を好適に支持し得るものであれば、その形状は問わない。
【0020】
その他一々例示はしないが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が加えられて実施され得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である軸受けブラケットが好適に用いられるRHKの構成をその長手方向すなわち被焼成物の進行方向に垂直な平面で切断して示す概略図である。
【図2】RHKに備えられたローラ駆動装置の構成を詳細に示す断面図である。
【図3】RHKの搬送装置が作動する様子を説明する概略図である。
【図4】本発明の一実施例である軸受けブラケットの形状を説明する図であり、(a)は長手方向に垂直な方向から見た図、(b)は(a)に示すIV−IV面の視断面図である。
【符号の説明】
10:ローラハースキルン(トンネル式焼成装置)
18:ローラ
24:軸受けブラケット

Claims (1)

  1. 互いに平行に配置されてそれぞれ軸心回りに回転駆動される複数本のローラによって複数の搬送板を支持して一方向に順次搬送する過程で熱処理を施す形式のトンネル式焼成装置に用いられ、前記複数本のローラを互いに平行に且つそれぞれの軸心回りに回転可能に支持する軸受けブラケットであって、
    引き抜き加工により形成されたアルミニウム材を用いて作製されたことを特徴とする軸受けブラケット。
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