JP3761437B2 - 化学物質収支管理における排出量算出システム、排出量算出方法、及びプログラム - Google Patents

化学物質収支管理における排出量算出システム、排出量算出方法、及びプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は化学物質収支管理における排出量算出システム、排出量算出方法、及びプログラムに関し、特に大気・水域などへの排出割合を設定したテーブルを実際の施設の能力や測定値に基づいて容易に修正できるようにした技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、PRTR法に基づく化学物質の排出・移動管理において、化学物質毎の大気、水域、土壌などの環境中への排出量を算出する方法として、化学物質毎の使用量に対する環境中への排出量の割合を割合テーブルに保持して、この割合テーブルを参照する方法が行われている。この方法では、化学物質毎の使用量にその化学物質の排出の割合を割合テーブルを参照して取得して乗算するだけで結果を求めていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、実際には、上記割合テーブルの設定値を決定すること自体が困難であり、割合が設定されていない場合は、排出量を自動的に算出できないという問題があるとともに、この割合の根拠が、例えば、処理施設の性能にあるのか実際の排出箇所での測定値によるのか等が不明確であるという問題があった。
【0004】
また、環境改善活動などにより、排出の割合は随時変わっていく傾向が強いにもかかわらず、変更する際の割合を利用者が、容易にかつより確かな根拠に基づいて修正できるようにする方法・手段がないという問題があった。
【0005】
本発明の目的は、利用者が施設の除去率や排出の測定値に基づいて、容易に排出量を算出するとともに、算出割合を確かな根拠に基づいて容易に修正することを可能とした化学物質収支管理における排出量算出システム、排出量算出方法、及びプログラムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の排出量算出システムは、化学物質の環境中への排出割合を排出先に分けた割合レコードとして化学物質毎に保持する割合テーブルと、化学物質の環境中への排出量を排出先に分けた収支レコードとして化学物質毎に保持する収支テーブルと、処理施設と化学物質と排出先との組毎に排出先に対する除去割合を含んだ除去率レコードとして保持する除去率テーブルと、与えられた化学物質名に基づいて前記割合テーブルを検索し該当する割合レコードがあった場合に、該当する割合レコードに基づいて排出量を算出しこの算出結果で前記収支テーブルを更新する割合処理部と、前記割合テーブルを検索し該当する割合レコードがなかった場合に、与えられた化学物質名に基づいて前記除去率テーブルを検索して得られた除去率レコードに基づいて排出量を算出しこの算出結果で収支テーブルを更新する除去率処理部と、前記除去率処理部により更新された収支テーブルの収支レコードに基づいて各排出先の排出割合を算出しこの算出結果で前記割合テーブルを更新する収支処理部とを有する。
【0008】
本発明の第2の排出量算出システムは、第1の排出量算出システムにおいて、前記収支レコード及び前記除去率レコードは予め決められた収支管理期間を識別する期間IDを含み、前記収支テーブル及び除去率テーブルは期間ID毎に分けて各レコードを保持することを特徴とする。
【0011】
本発明の第3の排出量算出システムは、化学物質の環境中への排出割合を排出先に分けた割合レコードとして化学物質毎に保持する割合テーブルと、化学物質の環境中への排出量を排出先に分けた収支レコードとして化学物質毎に保持する収支テーブルと、処理施設と化学物質と排出先との組毎に排出先に対する除去割合を含んだ除去率レコードとして保持する除去率テーブルと、観測点と化学物質と排出先の組毎に排出先に対する排出量の測定値を含んだ測定値レコードとして保持する測定値テーブルと、与えられた化学物質名に基づいて前記割合テーブルを検索し該当する割合レコードがあった場合に、該当する割合レコードに基づいて排出量を算出しこの算出結果で前記収支テーブルを更新する割合処理部と、前記割合テーブルを検索し該当する割合レコードがなかった場合に、与えられた化学物質名に基づいて前記除去率テーブルを検索して得られた除去率レコードに基づいて排出量を算出しこの算出結果で収支テーブルを更新する除去率処理部と、前記割合テーブルを検索し該当する割合レコードがなかった場合に、与えられた化学物質名に基づいて前記測定値テーブルを検索して得られた測定値レコードに基づいて排出量を算出しこの算出結果で収支テーブルを更新する測定値処理部と、前記除去率又は前記測定値処理部により更新された収支テーブルの収支レコードに基づいて各排出先の排出割合を算出しこの算出結果で前記割合テーブルを更新する収支処理部とを有する。
【0012】
本発明の第4の排出量算出システムは、第3の排出量算出システムにおいて、前記収支レコード、前記除去率レコード及び前記測定値レコードは予め決められた収支管理期間を識別する期間IDを含み、期間IDに分けてそれぞれ前記収支テーブル、前記除去率テーブル、又は前記測定値テーブルに保持することを特徴とする。
【0014】
本発明の第1の排出量算出方法は、情報処理装置である排出量算出装置を用いた排出量算出方法であって、情報処理装置は化学物質の収支管理における排出量算出方法において、化学物質の環境中への排出割合を排出先に分けた割合レコードとして化学物質毎に保持する割合テーブルを与えられた化学物質名に基づいて検索する手順と、前記割合テーブルに該当する割合レコードがあった場合は、該当する割合レコードに基づいて排出先毎の排出量を算出した結果で、化学物質の環境中への排出量を排出先に分けた収支レコードとして化学物質毎に保持する収支テーブルを更新する手順と、前記割合テーブルに該当する割合レコードがなかった場合は、処理施設と化学物質と排出先との組毎に排出先に対する除去割合を含んだ除去率レコードとして保持する除去率テーブルを検索して得られた全ての除去率レコードに対してそれぞれの排出量を排出先毎に算出した結果で、前記収支テーブルを更新する手順と、前記補助テーブルの検索により更新された収支レコードに基づいて各排出先への排出割合を算出し、この算出結果で前記割合テーブルの対応する割合レコードを更新する手順とを有する。
【0017】
本発明の第2の排出量算出方法は、情報処理装置である排出量算出装置を用いた排出量算出方法であって、情報処理装置は化学物質の環境中への排出割合を排出先に分けた割合レコードとして化学物質毎に保持する割合テーブルを与えられた化学物質名に基づいて検索する手順と、前記割合テーブルに該当する割合レコードがあった場合は、該当する割合レコードに基づいて排出先毎の排出量を算出した結果で、化学物質の環境中への排出量を排出先に分けた収支レコードとして化学物質毎に保持する収支テーブルを更新する手順と、前記割合テーブルに該当する割合レコードがなかった場合は、処理施設と化学物質と排出先との組毎に排出先に対する除去割合を含んだ除去率レコードとして保持する除去率テーブルを検索して得られた全ての除去率レコードに対してそれぞれの排出量を排出先毎に算出した結果で、前記収支テーブルを更新し、前記割合テーブルに該当する割合レコードがなかった場合は、さらに、観測点と化学物質と排出先の組毎に排出先に対する排出量の測定値を含んだ測定値レコードとして保持する測定値テーブルを検索して得られた全ての測定値レコードに対してそれぞれの排出量を排出先毎に算出した結果で、前記収支テーブルを更新する手順と、前記除去率テーブル又は前記測定値テーブルの検索により更新された収支レコードに基づいて各排出先への排出割合を算出し、この算出結果で前記割合テーブルの対応する割合レコードを更新する手順とを有する。
【0019】
本発明の第1のプログラムは、化学物質の環境中への排出割合を排出先に分けた割合レコードとして化学物質毎に保持する割合テーブルを与えられた化学物質名に基づいて検索する手順と、前記割合テーブルに該当する割合レコードがあった場合は、該当する割合レコードに基づいて排出先毎の排出量を算出した結果で、化学物質の環境中への排出量を排出先に分けた収支レコードとして化学物質毎に保持する収支テーブルを更新する手順と、前記割合テーブルに該当する登録データがなかった場合は、処理施設と化学物質と排出先との組毎に排出先に対する除去割合を含んだ除去率レコードとして保持する除去率テーブルを検索して得られた全ての除去率レコードに対してそれぞれの排出量を排出先毎に算出した結果で、前記収支テーブルを更新する手順と、前記補助テーブルの検索により更新された収支レコードに基づいて各排出先への排出割合を算出し、この算出結果で前記割合テーブルの対応する登録データを更新する手順とをコンピュータに実行させる。
【0020】
本発明の第2のプログラムは、化学物質の環境中への排出割合を排出先に分けた割合レコードとして化学物質毎に保持する割合テーブルを与えられた化学物質名に基づいて検索する手順と、前記割合テーブルに該当する割合レコードがあった場合は、該当する割合レコードに基づいて排出先毎の排出量を算出した結果で、化学物質の環境中への排出量を排出先に分けた収支レコードとして化学物質毎に保持する収支テーブルを更新する手順と、前記割合テーブルに該当する割合レコードがなかった場合は、処理施設と化学物質と排出先との組毎に排出先に対する除去割合を含んだ除去率レコードとして保持する除去率テーブルを検索して得られた全ての除去率レコードに対してそれぞれの排出量を排出先毎に算出した結果で、前記収支テーブルを更新する手順と、前記割合テーブルに該当する割合レコードがなかった場合は、さらに、観測点と化学物質と排出先の組毎に排出先に対する排出量の測定値を含んだ測定値レコードとして保持する測定値テーブルを検索して得られた全ての測定値レコードに対してそれぞれの排出量を排出先毎に算出した結果で、前記収支テーブルを更新する手順と、前記除去率テーブル又は前記測定値テーブルの検索により更新された収支レコードに基づいて各排出先への排出割合を算出し、この算出結果で前記割合テーブルの対応する割合レコードを更新する手順とをコンピュータに実行させる。
【0021】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の第1の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施の形態の排出量算出装置10の構成を示した図である。なお、図1の点線は動作上の情報の流れを示したものであり、物理的な接続を示したものではない。
【0022】
図1を参照すると、排出量算出装置10は、情報を記憶する記憶部12と、排出量の算出等を実行する処理部13とを含み、キーボード等の入力装置41と、ディスプレイ装置や印刷装置等の出力装置42と接続しこれらを制御する機能を有した情報処理装置であり、例えば、パーソナルコンピュータや汎用コンピュータ等で実現可能である。
【0023】
入力装置41は、キーボードやマウス等の人手で直接入力するものや、通信装置のように遠隔地の装置から入力情報を通信で取得する通信装置や、フロッピーディスクや光記憶媒体等の可搬型記憶媒体から入力情報を読み出す装置で実現される。
【0024】
排出量算出装置10は、図示しないが、CPU、主記憶、入出力制御部、ハードディスク等の補助記憶装置等を含んでおり、例えば、記憶部12は主記憶や補助記憶上に設けられた記憶域であり、処理部13はCPU上で実行される処理機能を含み、各処理機能は、主記憶や補助記憶上に保持されるプログラムで実現されることが一般的である。
【0025】
記憶部12は、割合テーブル21と、除去率テーブル22と、測定値テーブル23と、収支テーブル24とを含む。割合テーブル21は、化学物質毎の使用量に対する、大気・水域・土壌などの環境中への排出の割合を記憶しているテーブルである。
【0026】
除去率テーブル22は、事業所や工場内で備えている除去処理施設への化学物質の流入量と、流入量に対して、大気・水域・土壌などの環境中へ排出される化学物質の除去処理可能な量、すなわち除去処理施設毎の化学物質毎の除去率を格納するテーブルであり、稼働状況により適時入力装置41から入力され更新される。また、除去処理施設の変更・改善等を契機に除去率の修正等が行われる。
【0027】
測定値テーブル23は、事業所や工場内に設置された観測点での大気・水域・土壌などの環境中へ排出される化学物質毎のある期間についての測定値を格納するテーブルであり、保持する内容は、測定状況に応じて適時入力装置41から入力され更新される。
【0028】
収支テーブル24は、化学物質毎の使用量、大気・水域・土壌などの環境中への排出量、及び使用量と排出量との差分である不明量等が格納されるテーブルであり、排出量の算出結果で内容が更新される。
【0029】
処理部13は、割合処理部31と、除去率処理部32と、測定値処理部33と、収支処理部34と、差分算出部35とを含み、それぞれプログラムによって実現できる。
【0030】
割合処理部31は、入力された化学物質毎の使用量と、割合テーブル21に保持される化学物質毎の大気・水域・土壌などの環境中への排出量の割合に基づいて、化学物質毎の大気・水域・土壌などの環境中への排出量を算出し、算出結果に基づいて収支テーブル24を更新する。
【0031】
除去率処理部32は、入力された化学物質に対して、除去率テーブル22に保持されている流入量と、大気・水域・土壌などの環境中への排出される化学物質毎の除去率に基づいて、化学物質毎の大気・水域・土壌などの環境中への排出量を算出し、算出結果に基づいて収支テーブル24を更新する。
【0032】
測定値処理部33は、測定値テーブル23に保持されている測定値データから、化学物質毎の大気・水域・土壌など環境中への排出量を算出し、算出結果に基づいて収支テーブル24を更新する。
【0033】
収支処理部34は、更新後の収支テーブル24の化学物質毎に大気・水域・土壌など環境中への排出量を化学物質毎の使用量で除算することにより、排出量の割合を算出し、これに基づいて割合テーブル21を更新する。
【0034】
差分算出部35は、化学物質毎の使用量と各排出先の排出量の合計との差分を算出して排出先が不明な数量(不明量という)を求め、収支テーブル24を更新する。また、出力装置42に、更新された後の収支テーブル24の内容を出力する。
【0035】
次に、本発明の第1の実施の形態の動作について図面を参照して説明する。動作は、割合テーブル21に基づいて算出する手順(1)項と、除去率テーブル22に基づいて算出する手順(2)項と、測定値テーブル23に基づいて算出する手順(3)項とに分けて説明する。
【0036】
各手順間の関係は、化学物質名、収支管理期間、使用量等が入力されると、まず(1)項の手順が実行される。割合テーブル21に該当データがあれば(2項)、(3)項の手順は実行することなく排出量が算出され、収支テーブル24が更新される。
【0037】
割合テーブル21に該当データがない場合は、(2)項と(3)項の手順が実行されることになり、(2)項と(3)項の算出値で収支テーブル24を更新し、さらに、更新結果の収支テーブル24の値に基づいて割合テーブル21を更新する。これによって、割合テーブル21の排出割合を最新の測定値や除去率によって修正し、以降の計算を修正した割合テーブル21を参照して実行できるようにする。
(1)割合による排出量算出
図2は収支テーブル24の構成を示した図である。図2において、期間開始フィールド641と期間終了フィールド642は、収支管理を行う期間の開始月と終了月がそれぞれ格納される。収支管理の期間はここでは年度単位としているが、半年単位や月単位でもよい。
【0038】
化学物質名フィールド643は、収支管理の対象化学物質名が格納される。化学物質名フィールドの化学物質名は、期間開始フィールド641と期間終了フィールド642で決められる収支管理期間に対して1つまでしか登録しない、すなわち複数の登録はしないものとする。
【0039】
使用量フィールド644には、収支管理期間内の化学物質の使用量が格納される。大気フィールド645には、収支管理期間内の化学物質の大気への排出量が格納される。同様に水域フィールド646には水域への排出量、土壌フィールド647には土壌への排出量、廃棄物フィールド648には廃棄物として廃棄される移動量、製品付着フィールド649には製品に付着・含有される付着量、埋立フィールド650には埋立量がそれぞれ格納される。不明量フィールド651には、使用量と、各排出先への排出量の和の差分が不明量として格納される。フィールド644〜651までの単位はkg(キログラム)である。
【0040】
次に、図3に、割合テーブル21の構成を示す。割合テーブル21のフィールド612〜617は、収支テーブル24のフィールド645〜650とそれぞれ対応するので、説明は省略する。
【0041】
図4は本発明の第1実施の形態の排出量算出の動作手順を示したフローチャートである。まず、入力装置41から収支管理期間の開始月、収支管理期間の終了月、化学物質名、使用量が入力されると、それらの入力情報が割合処理部31に渡される。
【0042】
割合処理部31は、受け取った化学物質名をキーとして同じ化学物質名を割合テーブル21の化学物質名フィールド611から検索し(S71)、該当する化学物質名が存在するか否か判定する(S72)。存在しない場合は次項(2)の手順がS76より実行される。
【0043】
該当データが存在した場合、割合処理部31は、割合テーブル21から各排出先への排出量の割合であるフィールド612、613、614、615、616、617の値を取得し、下記の式1のように取得した各フィールドの値と、受け取った化学物質の使用量を乗算して排出量を算出し、結果を収支テーブル24の対応するそれぞれのフィールド(フィールド645〜650)へ加算して格納する(S73)。
【0044】
(式1):割合による排出量の算出式
・大気への排出量 = 使用量 × 大気フィールド612の値
・水域への排出量 = 使用量 × 水域フィールド613の値
・土壌への排出量 = 使用量 × 土壌フィールド614の値
・廃棄物への排出量 = 使用量 × 廃棄物フィールド615の値
・製品付着への排出量 = 使用量 × 製品付着フィールド616の値
・埋立への排出量 = 使用量 × 埋立フィールド617の値
次に、割合処理部31は、差分算出部35を起動し入力された収支管理期間や化学物質名の情報を通知する。差分算出部35は、収支テーブル24から受け取った収支管理期間と化学物質名に対応するレコードの使用量フィールド644の値、各排出先への排出量のフィールド645〜650の値を取得し、下記の式2のように、使用量から各排出量の合計値を減算して不明量を算出し、収支テーブル24の不明量フィールド651を更新する(S75)。
【0045】
(式2):不明量フィールド651の算出式(下記番号は各フィールドの番号を表す)
・不明量=644の値−(645の値+646の値+647の値+648の値+649の値+650の値)
また、差分算出部35は、S75を実行後に、更新された収支テーブル24を出力装置42に表示する。これにより、利用者は、収支テーブル24の内容を確認することができ、また必要に応じて内容を修正する機会を得られる。
【0046】
以上の動作を図3の割合テーブル21を例に化学物質aについて具体的に説明する。まず入力装置41から、期間開始=“2000/04”、期間終了=“2001/03”、化学物質名=“化学物質a”、使用量=“100”という情報がそれぞれ入力されると、これらの入力情報が割合処理部31に渡される。
【0047】
この時点では、期間開始フィールド641=“2000/04”、期間終了フィールド642=“2001/03”、化学物質名フィールド643=“化学物質a”のレコードは使用量=“0”、その他フィールド=“0”の状態で収支テーブル24の1行目に登録されているものとする。
【0048】
割合処理部31は、化学物質名=“化学物質a”のレコードを割合テーブル21から検索する(S71)。図3の割合テーブル21からは、1行目に化学物質名=“化学物質a”のレコードが存在し(S72)、割合処理部31は、大気フィールド612の値“0.03”、水域フィールド613の値“0”、土壌フィールド614の値“0”、廃棄物フィールド615の値“0.9”、製品付着フィールド616の値“0”、埋立フィールド617の値“0”を取得する(S73)。
【0049】
割合処理部31は、式1に従って、各排出量を算出し、渡された収支管理期間開始月が“2000/04”、収支管理期間終了月が“2001/03”、化学物質名が“化学物質a”であるレコードの、収支テーブル24の1行目のレコードの対応するフィールドの値に累積加算するように更新するとともに使用量についても更新する(S74)。
【0050】
この場合、更新対象の各フィールドは初期値を“0”としているので、算出値=更新値となり、次のようになる。使用量フィールド=“100”、大気フィールド=“3”、水域フィールド=“0”、土壌フィールド=“0”、廃棄物フィールド=“90”、製品付着フィールド=“0”、埋立フィールド=“0”。
【0051】
収支テーブル24の各排出量が上記の値で更新されると、差分算出部35は式2によって不明量を算出し、収支テーブル24の不明量フィールドを更新する(S75)。不明量フィールドは“100−(3+0+0+90+0+0)=7”となる。
【0052】
以上のようにして、化学物質aや使用量が入力されると、割合テーブル21を参照して排出量の算出と収支テーブル24の更新が行われ、結果として収支テーブル24の1行目のレコードは図2の1行目のように更新される。なお、割合による排出量の算出によって収支テーブル24が更新された場合は、割合テーブル21の値を修正する必要がないので収支処理部34は動作しない。
【0053】
(2)除去率による排出量算出
次に、除去率による排出量算出の動作について説明する。除去率による排出量算出の手順は、(1)項の動作において割合テーブル21に該当するデータがなかった場合すなわち図4のS72で検索できなかった場合に実行される。
【0054】
まず、除去率テーブル22のフィールド構成を示した図5を参照して除去率テーブル22を説明する。処理施設名フィールド621には、事業所・工場内で有害化学物質の除去処理を行うための施設・設備名が入力される。化学物質名フィールド622には、収支テーブル24に格納される対象の化学物質のうち、その除去処理施設で除去処理される化学物質名が入力される。
【0055】
排出先フィールド623には、除去処理施設から大気・水域などの環境中へ排出される化学物質の排出先として大気や水域等が入力される。除去率フィールド624には、除去処理施設により除去率が入力される。除去率とは、化学物質の除去処理施設への流入量に対し、除去できる量の割合である。すなわち、“流入量×(1−除去率)”が排出量となる。流入量フィールド625には、化学物質の除去処理施設への流入量が入力される。フィールド625の値の単位はkgである。
【0056】
なお、除去率テーブル22へ各値を入力する際、収支テーブル24の排出量を更新するレコードと対応させるために、収支テーブル24に既に登録されている期間開始フィールド641と期間終了フィールド642の組み合わせから1つの収支管理期間を、化学物質名と同時に選択するようにする。
【0057】
除去率テーブル22は、収支管理期間の情報を含まないので、収支管理期間毎に設けられ、指定された収支管理期間の除去率テーブル22が参照される。ただし、通常は現在の収支管理期間(2000/04〜2001/03)に対応するものが参照されるので、旧収支管理期間の除去率テーブル22が参照されることは少ない。
【0058】
図5の除去率テーブル22は収支管理期間が2000/04〜2001/03であり、化学物質aは排ガス洗浄塔Aと排ガス洗浄塔Bと処理施設Cによって処理され、大気への排出量に関しては、使用量=100のうち排ガス洗浄塔Aで流入量=40が処理され、排ガス洗浄塔Bで流入量=60が処理されていることを示し、それぞれの施設の処理能力に応じた除去率が設定される(この場合はどちらも0.96)。
【0059】
次に、図4のフローチャートを参照して、除去率処理部32による除去率による排出量算出の手順の動作を説明する。除去率テーブル22へのデータの登録は、入力装置41から処理施設名フィールド621、化学物質名フィールド622、排出先フィールド623、除去率フィールド624、流入量フィールド625の各値を入力することにより事前に実行されているものとする。
【0060】
S72において割合処理部31が該当する化学物質のデータを割合テーブル21から検索できなかった場合、除去率処理部32は、割合処理部31から入力情報を受け取り、受け取った収支管理期間に対応する化学物質名をキーとして除去率テーブル22を検索する(S76)。
【0061】
除去率処理部32は、該当データが存在するか判定し(S77)、該当データが存在した場合、化学物質名に対する除去率と流入量から排出量を算出し排出先とともに保持する(S78)。排出量は下記の式3で算出される。該当データが存在しなかった場合はS82へ進み、(3)項の手順が実行される。
【0062】
(式3):除去率による排出量の算出式
・排出量=流入量フィールド625の値×(1−除去率フィールド624の値)別の処理施設での、同じ化学物質の排出量も合わせて算出する必要があるため、除去率処理部32は、再度同じ化学物質名について除去率テーブル22を検索する(S79)。除去率処理部32は、次の該当データが存在するか否かを判定し(S80)、次の該当データが存在した場合、S78の処理を再度実行する。2回目以降は、排出先毎に算出結果を前の算出結果に加算して累積値を保持する。
【0063】
除去率処理部32は、S78〜S80の手順を除去率テーブル22に該当するデータが存在する間繰り返し実行し、全ての該当データの処理が終わるとS80で新たな該当データが存在しなくなりS81へ進む。除去率処理部32は、収支テーブル24に対して、該当する化学物質名・収支管理期間の各排出量フィールド、使用量フィールド等を更新する(S81)。
【0064】
上記の収支テーブル24更新後、差分算出部35に収支管理期間と化学物質名等の入力情報が渡され、差分算出部35は、収支テーブル24の収支管理期間と化学物質名の組み合わせで決定されるレコードの、各排出量の和と使用量との差分を式2の算出式によって算出し、収支テーブル24の不明量フィールド651の値を更新する(S82)。
【0065】
また、差分算出部35は、S82を実行後に、更新された収支テーブル24を出力装置42に表示する。これにより、利用者は、収支テーブル24の内容を確認することができ、また必要に応じて内容を修正する機会が得られる。
【0066】
収支テーブル24を更新後、収支処理部34は、収支管理期間と化学物質名等の入力情報を差分算出部35から受け取り、割合テーブル21の更新を実行する(S83)。
【0067】
図6は収支処理部34の処理手順(S83に相当)を示したフローチャートである。収支処理部34は、受け取った収支管理期間と化学物質名で決定される収支テーブル24のレコードから、使用量および大気・水域・土壌などの排出量を検索して取得し(S92)、大気・水域・土壌など各排出先への排出の割合を下記の式4に従って算出する(S93)。
【0068】
(式4):割合テーブル21更新の算出式
大気612の値=大気645の値÷使用量644の値、
水域613の値=水域646の値÷使用量644の値、
土壌614の値=土壌647の値÷使用量644の値、
廃棄物615の値=廃棄物648の値÷使用量644の値、
製品付着616の値=製品付着649の値÷使用量644の値、
埋立617の値=埋立650の値÷使用量644の値。
【0069】
収支処理部34は、受け取った化学物質名で、割合テーブル21の更新するレコードを検索し、式4で算出した排出率に対応する排出先のフィールドの値を更新する(S94)。
【0070】
上記の動作について、図5に示した除去率テーブル22の値を例に、具体的な数値により算出・更新の手順を説明する。入力装置41によって、1行目〜3行目に化学物質aに関する各データが予め登録されているものとする。排ガス洗浄塔A、排ガス洗浄塔Bともに化学物質aに対する除去性能は、排出先フィールド623が“大気”で、除去率フィールド624は“0.96”である。また処理施設Cは、排出先フィールド623が“廃棄物”、除去率フィールド624が“0.10”であり、排ガス洗浄塔A、排ガス洗浄塔Bに流入する量の90%が廃棄物として廃棄されるされることを示す。
【0071】
まず、除去率処理部32によって図5の除去率テーブル22が検索され、該当する1行目のレコードが読み出される。1行目のレコードは、除去率=“0.96”、排出先=“大気”、流入量=“40”である。式3に従って1行目のレコードから排出量が算出され、大気への排出量=60*(1−0.96)=“2.4”が保持される(S78)。
【0072】
次に該当する2行目のレコードが検索され(S79、S80)、式3に従って2行目のレコードから排出量が算出され、大気への排出量=40*(1−0.96)=“1.6”が得られ、1行目のレコードの算出結果2.4に累積加算して大気への排出量=2.4+1.6=“4.0”と使用量=60+40=“100”を保持する(S78)。
【0073】
次に、図5の3行目のレコードが検索され(S79、S80)、式3に従って排出量が算出され、廃棄物への排出量=100*(1−0.9)=“90”が得られ大気への排出量のデータと合わせて保持される(S78)。
【0074】
図5では該当するレコードはこれだけなので、次に検索では該当データが見つからず(S80)、S81へ進む。S81では、上記の算出結果で収支テーブル24を更新する。この際、(1)項と同様に化学物質a・収支管理期間が2000/04〜2001/03のレコードの初期値が“0”とすれば、収支テーブル24の1行目のレコードの使用量フィールド644の初期値“0”を0+100=“100”で、大気フィールド645の初期値“0”を0+4=“4”で、廃棄物フィールド648の初期値“0”を0+90=“90”でそれぞれ更新する(S81)。
【0075】
さらに、差分算出部35が化学物質名や収支管理期間等の入力情報を受け取って、式2に従って不明量を算出し、不明量=100−(4+0+0+90+0+0)=“6”を得て、収支テーブル24の1行目のレコードの不明量フィールド651を“6”に更新する(S82)。結果として収支テーブル24の1行目のレコードは図7に示す値となる。
【0076】
次に、S83へ進むと収支処理部34は、化学物質名や収支管理期間等の入力情報を受け取って、図7の収支テーブル24の1行目のレコードに対して式4を実行して排出率を算出し(S92、S93)、大気フィールド612=4÷100=“0.04”、廃棄物フィールド615=90÷100=“0.9”、その他のフィールド=“0”を得て、割合テーブル21の1行目のレコードを更新する(S94)。結果として割合テーブル21の1行目の値は図8のようになる。
【0077】
このようにして、割合テーブル21にデータが登録されていない場合でも、除去率テーブル22を参照することにより排出量を算出するとともに、割合テーブル21の内容を更新し、以降に同じ化学物質が入力された場合は、割合テーブル21を参照して排出量を算出できるようになる。
【0078】
以上の説明では、廃棄物としての排出量を除去率テーブル22に登録して自動的に算出する方法を説明したが、廃棄物としての排出量が特定の施設と対応しないような場合は、除去率テーブル22に登録せずS82の後に人手で入力することもできる。
【0079】
例えば、差分算出部35がS82の実行後に更新された収支テーブル24を出力装置42に表示した際、利用者が人手で収支テーブル24の廃棄物フィールドに、利用者が別のシステムや方法で得た値(例えば“90”)を入力して不明量とともに修正し、その修正結果に対してS83を実行して割合テーブル21を更新する手順で実現できる。ただし、S82の後で一旦手順を止めて、人手介入を待って次へ進めるという手順が必要となる。
【0080】
人手で修正した収支テーブル24に対してその結果を割合テーブル21に反映する方法は、差分算出部35により更新後の収支テーブル24を表示する時以外の別の手順で収支テーブル24を出力装置42に表示し、利用者により入力装置41を操作して収支テーブル24を修正した後収支処理部34を起動して割合テーブル21を修正後の収支テーブル24の内容で更新するという手順でも実現できる。この手順は、利用者が随時収支テーブル24や割合テーブル21の内容を確認したり修正したりする場合に利用できる。
【0081】
(3)測定値による排出量算出
次に、測定値による排出量算出の動作について説明する。測定値による排出量算出の手順は、(1)項の動作において割合テーブル21に該当するデータがなかった場合に実行され、ここでは(2)項手順の後に実行されるが、(2)項の前に実行してもかまわない。
【0082】
まず、測定値テーブル23の構成を示した図9を参照して説明する。排出管理点フィールド631には、事業所・工場内から排出される有害化学物質の測定を行っている管理点が入力される。化学物質名フィールド632は、収支テーブル24に格納される対象の化学物質名のうち、その排出管理点で測定される化学物質名が入力される。排出先フィールド633には、排出管理点から大気・水域などの環境中へ排出される化学物質の排出先が入力される。
【0083】
測定値フィールド634には、測定値が入力される。測定値は、通常、収支管理期間内に複数回の測定を行うので、その代表値(たとえば平均値)が入力される。測定値データを時系列で管理し、排出量算出時に収支管理期間を選択させ、その収支管理期間内の測定値から自動的に平均値が算出されて設定されるような機能を持たせてもよい。
【0084】
単位フィールド635には、測定値の単位が入力される。係数フィールド636に入力する値は、単位フィールド635によって算出方法が異なる。例えば、排出先が“大気”で、単位が“mg/m3(立方メートル)”の場合、係数は以下の式によって算出され、出力がkg単位になる。
・係数=排ガス流速(Nm3(ノルマル立方メートル)/時間)×稼働時間(時間/日)×稼働日数(日)×10^−6(kg/mg)
ここで、かっこ内は単位。“10^−6”は“10のマイナス6乗”を表す。
【0085】
また、例えば、排出先が“水域”で、単位が“mg/l”の場合、係数は以下の式によって算出される。
・係数=総排水量(m3(立方メートル))×10^−3(kg・l/mg・m3(立方メートル))
これらの算出の結果を係数として入力する。選択した排出先と単位によって、これらの式の各パラメータ(稼働時間や稼働日数等)を入力させるようにして、算出された結果を係数として自動的に設定するような機能を持たせてもよい。
【0086】
なお、測定値テーブル23は、収支管理期間に関する情報を含まないので、収支管理期間毎に存在し、指定された収支管理期間に対応する測定値テーブル23が参照される。ただし通常は現在の収支管理期間の測定値テーブル23が参照される。
【0087】
次に、図4のフローチャートを用いて、測定値処理部33による測定値による排出量算出の手順の動作を説明する。入力装置41から事前に、対応する測定値テーブル23のレコードの排出管理点フィールド631、化学物質名フィールド632、排出先フィールド633、測定値フィールド634、単位フィールド635、係数フィールド636に各値が登録されているものとする。
【0088】
図4のS77において除去率テーブル22の検索が失敗した場合、又はS83の実行後にS84のステップから測定値による排出量算出の手順が実行される。測定値処理部33は、化学物質名、収支管理期間、使用量等の入力情報を受け取り、入力情報を基に測定値テーブル23を検索する(S84)。
【0089】
測定値処理部33は、検索した結果該当データがあるか否か判定し(S85)、該当データが存在すれば測定値テーブル23を基に下記の式5に従って排出量を算出し、算出結果を累積加算して保持する(S86)。該当データが存在しなければ処理が終了し、本システムでは排出量の算出は行われないので、別の方法により利用者は排出量を算出することになる。
【0090】
(式5):測定値による排出量算出式
・排出量=測定値フィールド634の値×係数フィールド636の値
ここで、同じ化学物質名のデータが別の排出管理点として測定値テーブル23に登録されている場合もあるので、測定値処理部33は、再度同じ化学物質名で測定値テーブル23を検索する(S87)。測定値処理部33は、該当データの有無を判定し(S88)、存在した場合は再度排出量を算出し同じ排出先のデータについては累積して保持する(S86)。
【0091】
以上の手順(S86〜S88)を同じ化学物質名の測定値テーブル23の登録データ全てについて実行すると、測定値処理部33は、S88で該当データが見つからなくなりS81へ進み、保持している算出結果に基づいて収支テーブル24を更新する(S89)。
【0092】
さらに差分算出部35が、入力情報を受け取って、式2に従って不明量を算出して収支テーブル24の不明量フィールドを更新する(S90)。差分算出部35は、S89の実行後に、更新された収支テーブル24を出力装置42に表示する。これにより、利用者は、収支テーブル24の内容を確認することができ、また必要に応じて内容を修正する機会を得られる。
【0093】
次に収支処理部34が、入力情報を受け取って、更新した収支テーブル24を基に式4に従って、大気・水域・土壌など各排出先への排出の割合を算出し、算出結果で割合テーブル21を更新する(S91)。
【0094】
上記の動作について、図9に示した測定値テーブル23の値を例に、具体的な数値により算出・更新の手順を説明する。(2)項からの続きとして、S91からS84へ進んだ場合について説明する。測定値テーブル23の1行目〜2行目のレコードのデータは入力装置41から事前に登録されているものとする。
【0095】
まず、測定値処理部63は化学物質名、収支管理期間、使用量等の入力情報を受け取り、化学物質名aについて測定値テーブル23を検索する(S84)。検索の結果、1行目の排水溝Eに水域の該当データが存在するのでこれを読み出して式5に従って排出量を算出する。排出量は、排出先=水域について算出され、排出量=0.50X4=“2.0”を保持する(S85、S86)。
【0096】
これまでの実行手順中で、(2)項手順ですでに大気への排出量は算出されているため、排ガス洗浄塔A、排ガス洗浄塔Bの排出先での大気への測定値は、2重に計算されることのないように、測定値テーブル23に登録しないようにするか、または、測定値テーブル23の化学物質aに関する大気へ排出データは検索時の対象データから除外するようにする。
【0097】
次の検索でも測定値テーブル23の2行目に該当データがあるため再度S86へ進み(S87,S88)、2行目の排水溝Fのデータを読み出して再度排出量を計算し、排出量=0.25X12=“3.0”を得て、排水溝Eの算出結果に累積加算して水域への排出量=2.0+3.0=“5”を保持する(S86)。
【0098】
次の検索では、該当データがないためS89へ進み、収支テーブル24を上記算出結果で更新し、収支テーブル24の1行目のレコードの水域フィールドを“0”から“5”に更新する(S89)。
【0099】
差分算出部35は、入力情報を受け取って、収支テーブル24の1行目のレコードを読み出して、式2に従って不明量=100−(4+5+0+90+0+0)=“1”を算出し、収支テーブル24の1行目のレコードの不明量フィールドを“6”から“1”に更新する(S90)。この更新により、収支テーブル24の値は図7から図10のようになる。
【0100】
この後、S91に進み、収支処理部34が入力情報を受け取って、図10に示した収支テーブル24の1行目のレコードを取得し(S92)、式4に従って各排出先への排出量の割合を算出する(S93)。
【0101】
各算出値は、大気=4÷100=“0.04”、水域=5÷100=“0.05”、土壌=0÷100=“0”、廃棄物=90÷100=“0.9”、製品付着=0÷100=“0”、埋立=0÷100=“0”となり、この算出結果によって割合テーブル21を更新する(S94)。この更新により割合テーブル21の1行目のレコードは図8から図11のようになる。
【0102】
以上のようにして、測定値テーブル23に入力された排出管理点毎の化学物質の測定値と係数を用いた排出量の算出が行われ収支テーブル24が更新されるとともに、割合テーブル21の内容が修正され、以降の入力に対する処理では割合テーブル21により排出量が算出できるようになる。
【0103】
以上の説明から解るように、(2)項の手順と(3)項の手順の順序を入れ換えて実行してもよく、また、(2)項か(3)項の手順の一方のみを実行するようにして実行してもよいことは明らかであり、そのような形態で本システムを運用してもよい。
【0104】
また、本発明では、収支テーブル24を更新した後、割合テーブル21の値を自動的に修正できるという機能があるが、(2)項、(3)項の手順によっても排出量が得られず、利用者が別の方法で取得したデータで収支テーブル24を更新する場合がある。
【0105】
この場合は、出力装置42に表示した収支テーブル24の値を入力装置41を操作して別途得られたデータで修正した後に、収支処理部34を起動することにより割合テーブル21を更新できるので、以降の処理で割合テーブル21を利用できることになる。
【0106】
また、時間の経過に従って、処理技術の進歩、改良によって、割合テーブル21の値は変化するが、この変化を反映するために、定期的に割合テーブル21からレコードを削除して最新の除去率や測定値を取り込んで割合テーブル21の値を修正するという目的でも本発明は利用でき有効である。
【0107】
第1の実施の形態では、収支管理期間を期間開始フィールドと期間終了フィールドとして登録するようにしたが、期間開始と期間終了の組を定義して期間識別名を付与して、期間識別名で管理するようにする方法もあり、これを本発明の第2の実施の形態として説明する。
【0108】
本発明の第2の実施の形態では、図13に示すような収支管理期間テーブル55を図1の構成に追加する構成となり、図12に示すような構成となる。排出量算出装置60は、記憶部15と処理部16を含み、図1と同じ入力装置41と出力装置42を接続する。
【0109】
記憶部15は、図1と同じ割合テーブル21と、図15に示す除去率テーブル52と、図16に示す測定値テーブル53と、図14に示す収支テーブル54と、収支管理期間テーブル55を含む。除去率テーブル52と測定値テーブル53は、それぞれ除去率テーブル22、測定値テーブル23に収支管理期間IDフィールドを追加した形式となり、収支テーブル54は期間開始フィールドと期間終了フィールドが収支管理期間IDフィールドで置き換わる形式となる。
【0110】
収支管理期間テーブル55は、期間開始と期間終了で決められた収支管理期間に対して収支管理期間IDを対応させて保持し、他のテーブルに収支管理期間IDを登録して関連づけて、収支管理期間を一括して管理するようにしたテーブルである。
【0111】
第1の実施の形態では、収支管理期間毎に除去率テーブル22、測定値テーブル23を分ける必要があったが、第2の実施の形態の除去率テーブル52、測定値テーブル53では複数の収支管理期間に対して1つのテーブルにまとめることができ管理が容易となる。
【0112】
処理部16は、割合処理部61、除去率処理部62、測定値処理部63、収支処理部64、差分算出部65を含み、各処理部の機能・処理内容は収支管理期間に関する部分を除いて同じであるので、詳細な説明は省略する。
【0113】
ただし、入力においては収支管理期間として期間開始、期間終了というデータに代わって収支管理期間テーブル55で定義される収支機関管理IDを選択して入力すればよく、除去率テーブル52、測定値テーブル53を参照する場合は、入力された化学物質名に加えて収支機関管理IDで検索するようになる点が異なるが、その他の処理手順は第1の実施の形態の動作と同じである。
【0114】
このように第2の実施の形態では、排出量を算出するための基となる除去率テーブル52の内容や、測定値テーブル53の内容を、収支管理期間毎に入力して保持するため、過去の収支管理期間のデータを容易に参照できるので、過去の算出根拠を、明確にすることができ、また排出量設定の際の参考としやすくなっている。
【0115】
また、収支管理期間を収支管理期間テーブル55に一括して持たせ、収支管理期間IDで管理することにより、同じ収支管理期間開始月、同じ収支管理期間終了月で登録を統一することができ、別の事業所や工場のデータを一元管理したり、仮の収支を作成しシミュレートを行ったりすることが容易にできるようになる。
【0116】
【発明の効果】
第1の効果は、割合テーブルに登録されていない化学物質についても、排出量の算出できるとともに算出根拠が明確になることである。その理由は、除去率や測定値などの既知の情報を用いて排出量を算出できるためである。
【0117】
第2の効果は、除去処理施設の追加や、原材料の代替などの、有害化学物質の排出量に対する改善を行った場合の、排出量の割合の再設定が容易であることである。その理由は、除去率や、測定値からの排出量算出結果を割合テーブルに反映することにより、排出割合の再設定を自動的に行うようにしたためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のブロック図である。
【図2】収支テーブル24の構成を示した図である。
【図3】割合テーブル21の構成を示した図である。
【図4】本発明の全体の動作手順を示したフローチャートである。
【図5】除去率テーブル22の構成を示した図である。
【図6】本発明の割合テーブル21の更新手順を示したフローチャートである。
【図7】(2)項手順実行後の収支テーブル24を示した図である。
【図8】(2)項手順実行後の割合テーブル21を示した図である。
【図9】測定値テーブル23の構成を示した図である。
【図10】(3)項手順実行後の収支テーブル24を示した図である。
【図11】(3)項手順実行後の割合テーブル21を示した図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態のブロック図である。
【図13】収支管理期間テーブル55の構成を示した図である。
【図14】収支テーブル54の構成を示した図である。
【図15】除去率テーブル52の構成を示した図である。
【図16】測定値テーブル53の構成を示した図である。
【符号の説明】
10 排出量算出装置
12 記憶部
13 処理部
15 記憶部
16 処理部
21 割合テーブル
22 除去率テーブル
23 測定値テーブル
24 収支テーブル
31 割合処理部
32 除去率処理部
33 測定値処理部
34 収支処理部
35 差分算出部
41 入力装置
42 出力装置
52 除去率テーブル
53 測定値テーブル
54 収支テーブル
55 収支管理期間テーブル
60 排出量算出装置
61 割合処理部
62 除去率処理部
63 測定値処理部
64 収支処理部
65 差分算出部

Claims (8)

  1. 化学物質の収支管理における排出量算出システムにおいて、化学物質の環境中への排出割合を排出先に分けた割合レコードとして化学物質毎に保持する割合テーブルと、化学物質の環境中への排出量を排出先に分けた収支レコードとして化学物質毎に保持する収支テーブルと、処理施設と化学物質と排出先との組毎に排出先に対する除去割合を含んだ除去率レコードとして保持する除去率テーブルと、与えられた化学物質名に基づいて前記割合テーブルを検索し該当する割合レコードがあった場合に、該当する割合レコードに基づいて排出量を算出しこの算出結果で前記収支テーブルを更新する割合処理部と、前記割合テーブルを検索し該当する割合レコードがなかった場合に、与えられた化学物質名に基づいて前記除去率テーブルを検索して得られた除去率レコードに基づいて排出量を算出しこの算出結果で収支テーブルを更新する除去率処理部と、前記除去率処理部により更新された収支テーブルの収支レコードに基づいて各排出先の排出割合を算出しこの算出結果で前記割合テーブルを更新する収支処理部とを有する排出量算出システム。
  2. 前記収支レコード及び前記除去率レコードは予め決められた収支管理期間を識別する期間IDを含み、前記収支テーブル及び除去率テーブルは期間ID毎に分けて各レコードを保持することを特徴とする請求項1の排出量算出システム。
  3. 化学物質の収支管理における排出量算出システムにおいて、化学物質の環境中への排出割合を排出先に分けた割合レコードとして化学物質毎に保持する割合テーブルと、化学物質の環境中への排出量を排出先に分けた収支レコードとして化学物質毎に保持する収支テーブルと、処理施設と化学物質と排出先との組毎に排出先に対する除去割合を含んだ除去率レコードとして保持する除去率テーブルと、観測点と化学物質と排出先の組毎に排出先に対する排出量の測定値を含んだ測定値レコードとして保持する測定値テーブルと、与えられた化学物質名に基づいて前記割合テーブルを検索し該当する割合レコードがあった場合に、該当する割合レコードに基づいて排出量を算出しこの算出結果で前記収支テーブルを更新する割合処理部と、前記割合テーブルを検索し該当する割合レコードがなかった場合に、与えられた化学物質名に基づいて前記除去率テーブルを検索して得られた除去率レコードに基づいて排出量を算出しこの算出結果で収支テーブルを更新する除去率処理部と、前記割合テーブルを検索し該当する割合レコードがなかった場合に、与えられた化学物質名に基づいて前記測定値テーブルを検索して得られた測定値レコードに基づいて排出量を算出しこの算出結果で収支テーブルを更新する測定値処理部と、前記除去率又は前記測定値処理部により更新された収支テーブルの収支レコードに基づいて各排出先の排出割合を算出しこの算出結果で前記割合テーブルを更新する収支処理部とを有する排出量算出システム。
  4. 前記収支レコード、前記除去率レコード及び前記測定値レコードは予め決められた収支管理期間を識別する期間IDを含み、期間IDに分けてそれぞれ前記収支テーブル、前記除去率テーブル、又は前記測定値テーブルに保持することを特徴とする請求項3の排出量算出システム。
  5. 情報処理装置である排出量算出装置を用いた化学物質の収支管理における排出量算出方法において、排出量算出装置は、化学物質の環境中への排出割合を排出先に分けた割合レコードとして化学物質毎に保持する割合テーブルを与えられた化学物質名に基づいて検索し、前記割合テーブルに該当する割合レコードがあった場合は、該当する割合レコードに基づいて排出先毎の排出量を算出した結果で、化学物質の環境中への排出量を排出先に分けた収支レコードとして化学物質毎に保持する収支テーブルを更新し、前記割合テーブルに該当する割合レコードがなかった場合は、処理施設と化学物質と排出先との組毎に排出先に対する除去割合を含んだ除去率レコードとして保持する除去率テーブルを検索して得られた全ての除去率レコードに対してそれぞれの排出量を排出先毎に算出した結果で、前記収支テーブルを更新し、前記除去率テーブルの検索により更新された収支レコードに基づいて各排出先への排出割合を算出し、この算出結果で前記割合テーブルの対応する割合レコードを更新することを特徴とする排出量算出方法。
  6. 情報処理装置である排出量算出装置を用いた化学物質の収支管理における排出量算出方法において、排出量算出装置は、化学物質の環境中への排出割合を排出先に分けた割合レコードとして化学物質毎に保持する割合テーブルを与えられた化学物質名に基づいて検索し、前記割合テーブルに該当する割合レコードがあった場合は、該当する割合レコードに基づいて排出先毎の排出量を算出した結果で、化学物質の環境中への排出量を排出先に分けた収支レコードとして化学物質毎に保持する収支テーブルを更新し、前記割合テーブルに該当する割合レコードがなかった場合は、処理施設と化学物質と排出先との組毎に排出先に対する除去割合を含んだ除去率レコードとして保持する除去率テーブルを検索して得られた全ての除去率レコードに対してそれぞれの排出量を排出先毎に算出した結果で、前記収支テーブルを更新し、前記割合テーブルに該当する割合レコードがなかった場合は、さらに、観測点と化学物質と排出先の組毎に排出先に対する排出量の測定値を含んだ測定値レコードとして保持する測定値テーブルを検索して得られた全ての測定値レコードに対してそれぞれの排出量を排出先毎に算出した結果で、前記収支テーブルを更新し、前記除去率テーブル又は前記測定値テーブルの検索により更新された収支レコードに基づいて各排出先への排出割合を算出し、この算出結果で前記割合テーブルの対応する割合レコードを更新することを特徴とする排出量算出方法。
  7. 化学物質の環境中への排出割合を排出先に分けた割合レコードとして化学物質毎に保持する割合テーブルを与えられた化学物質名に基づいて検索する手順と、前記割合テーブルに該当する割合レコードがあった場合は、該当する割合レコードに基づいて排出先毎の排出量を算出した結果で、化学物質の環境中への排出量を排出先に分けた収支レコードとして化学物質毎に保持する収支テーブルを更新する手順と、前記割合テーブルに該当する登録データがなかった場合は、処理施設と化学物質と排出先との組毎に排出先に対する除去割合を含んだ除去率レコードとして保持する除去率テーブルを検索して得られた全ての除去率レコードに対してそれぞれの排出量を排出先毎に算出した結果で、前記収支テーブルを更新する手順と、前記除去率テーブルの検索により更新された収支レコードに基づいて各排出先への排出割合を算出し、この算出結果で前記割合テーブルの対応する登録データを更新する手順とをコンピュータに実行させるプログラム。
  8. 化学物質の環境中への排出割合を排出先に分けた割合レコードとして化学物質毎に保持する割合テーブルを与えられた化学物質名に基づいて検索する手順と、前記割合テーブルに該当する割合レコードがあった場合は、該当する割合レコードに基づいて排出先毎の排出量を算出した結果で、化学物質の環境中への排出量を排出先に分けた収支レコードとして化学物質毎に保持する収支テーブルを更新する手順と、前記割合テーブルに該当する割合レコードがなかった場合は、処理施設と化学物質と排出先との組毎に排出先に対する除去割合を含んだ除去率レコードとして保持する除去率テーブルを検索して得られた全ての除去率レコードに対してそれぞれの排出量を排出先毎に算出した結果で、前記収支テーブルを更新する手順と、前記割合テーブルに該当する割合レコードがなかった場合は、さらに、観測点と化学物質と排出先の組毎に排出先に対する排出量の測定値を含んだ測定値レコードとして保持する測定値テーブルを検索して得られた全ての測定値レコードに対してそれぞれの排出量を排出先毎に算出した結果で、前記収支テーブルを更新する手順と、前記除去率テーブル又は前記測定値テーブルの検索により更新された収支レコードに基づいて各排出先への排出割合を算出し、この算出結果で前記割合テーブルの対応する割合レコードを更新する手順とをコンピュータに実行させるプログラム。
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