JP2011048459A - プロジェクト立案支援システムおよびプロジェクト立案支援方法 - Google Patents

プロジェクト立案支援システムおよびプロジェクト立案支援方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011048459A
JP2011048459A JP2009194265A JP2009194265A JP2011048459A JP 2011048459 A JP2011048459 A JP 2011048459A JP 2009194265 A JP2009194265 A JP 2009194265A JP 2009194265 A JP2009194265 A JP 2009194265A JP 2011048459 A JP2011048459 A JP 2011048459A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
project
task
planner
charge
person
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009194265A
Other languages
English (en)
Inventor
Shin Nitanda
慎 二反田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Digital Solutions Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Solutions Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Solutions Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2009194265A priority Critical patent/JP2011048459A/ja
Publication of JP2011048459A publication Critical patent/JP2011048459A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】新規に立案されたプロジェクトを過去の実績データに基づいて客観的に評価し、リードタイムの見積精度を向上させる。
【解決手段】複数のタスクから構成されるプロジェクトを管理するプロジェクト管理装置10は、既存プロジェクトの実行結果に基づいて少なくとも担当者ID、タスク種類ID、計画立案者ID、担当回数、リードタイム遅延割合およびリードタイム遵守回数の関係を定める立案者実績データを予め記憶している。プロジェクト管理装置10が、立案者端末30で作成された立案プロジェクトを取得すると、立案プロジェクトに係る担当者ID、計画立案者IDおよびタスク種類IDの組合せに基づいて記憶装置より担当回数、リードタイム遅延割合およびリードタイム遵守回数をタスク毎に取得し、タスク毎にリードタイム遵守率、平均遅延割合および予想遅延時間を算出し、プロジェクト見積情報を作成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンピュータを用いて複数のタスクから構成されるプロジェクトの立案を支援するプロジェクト立案支援システムおよびプロジェクト立案支援方法に関する。
一般に、新規プロジェクトの立案においては、プロジェクト全体を複数のタスクに分割し、このタスクに対して開発要員、開始日時および完了期限等の設定が行われる。この際、完了プロジェクトの実績(開発要員のスキルレベルや所要時間など)を特性項目として数値化して指標として用い、新規プロジェクトの立案を効率的に行う方法が数多く知られており(例えば特許文献1、2参照)、見積用の項目や引数を詳細化することで精度の向上が図られている。
特開2003−280901号公報 特開2007−87415号公報
しかしながら、上記従来技術においては、以下のような問題があった。
(1)実績データの管理に人が介在する場合
・データ内容がシステム要員の主観に大きく左右されてしまう。
・実績データが不適切であると自動的に見積結果が不適切となってしまう。
・実績データの種類・量の増加に伴ってシステム管理が複雑になり、誤操作や修正頻度が増加する。
(2)純粋にプロジェクトの結果のみを実績データとして扱う場合
・実績の対象となる過去のプロジェクトの立案内容自体が不適切な場合には、開発要員の実績を低く評価してしまう可能性がある。
・プロジェクトの立案者と開発要員(担当者)のどちらにプロジェクトの遅延原因があるのかを判別することが困難である。
そこで、本発明は、上記従来技術の問題に鑑み、新規に立案されたプロジェクトを過去の実績データに基づいて客観的に評価し、リードタイムの見積精度を向上させたプロジェクト立案支援システムおよびプロジェクト立案支援方法を提供することを目的とする。
本発明に係るプロジェクト立案支援システムは、複数のタスクから構成されるプロジェクトを管理するプロジェクト管理装置と、このプロジェクト管理装置にネットワークを介して接続され、前記複数のタスクに対してタスクID、担当者ID、前記タスクを分類するタスク種類ID、タスク開始予定日およびタスク完了期限をそれぞれ設定した立案プロジェクトを計画立案者IDに関連付けて前記プロジェクト管理装置へ送信する立案者端末と、を含み、前記プロジェクト管理装置は、既存プロジェクトの実行結果に基づいて予め作成された、少なくとも前記担当者ID、前記タスク種類ID、前記計画立案者ID、担当回数、リードタイム遅延割合およびリードタイム遵守回数の関係を定める立案者実績データを記憶する立案者実績データ記憶部と、前記立案者端末から送信された前記立案プロジェクトを取得する立案プロジェクト取得部と、前記取得された立案プロジェクトに係る前記担当者ID、前記計画立案者IDおよび前記タスク種類IDの組合せに基づいて前記立案者実績データ記憶部より前記担当回数、前記リードタイム遅延割合および前記リードタイム遵守回数を前記タスク毎に取得して前記タスク毎に前記リードタイム遵守率、平均遅延割合および予想遅延時間を算出し、前記立案プロジェクトに係るプロジェクト見積情報を作成するプロジェクト見積部と、を備えることを特徴とする。
本発明に係るプロジェクト立案支援方法は、複数のタスクから構成されるプロジェクトを管理するプロジェクト管理装置に、前記複数のタスクに対してタスクID、担当者ID、前記タスクを分類するタスク種類ID、タスク開始予定日およびタスク完了期限をそれぞれ設定し、計画立案者IDを関連付けて立案プロジェクトを作成する立案者端末がネットワークを介して接続されたコンピュータシステムにおけるプロジェクト立案支援方法であって、前記プロジェクト管理装置が、前記既存プロジェクトの実行結果に基づいて少なくとも前記担当者ID、前記タスク種類ID、前記計画立案者ID、担当回数、リードタイム遅延割合およびリードタイム遵守回数の関係を定める立案者実績データを予め作成し、これを記憶装置に記憶する立案者実績データ記憶ステップと、前記プロジェクト管理装置が、前記立案者端末から送信された前記立案プロジェクトを取得する立案プロジェクト取得ステップと、前記プロジェクト管理装置が、前記取得された立案プロジェクトに係る前記担当者ID、前記計画立案者IDおよび前記タスク種類IDの組合せに基づいて前記立案者実績データ記憶部より前記担当回数、前記リードタイム遅延割合および前記リードタイム遵守回数を前記タスク毎に取得して前記タスク毎に前記リードタイム遵守率、平均遅延割合および予想遅延時間を算出し、前記立案プロジェクトに係るプロジェクト見積情報を作成するプロジェクト見積ステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、新規に立案されたプロジェクトを過去の実績データに基づいて客観的に評価し、リードタイムの見積精度を向上させたプロジェクト立案支援システムおよびプロジェクト立案支援方法が提供される。
本発明の一実施形態に係るプロジェクト立案支援システムの全体構成例を示すブロック図。 図1に示す担当者データ記憶部の記憶内容の具体例を示す図。 図1に示すプロジェクト管理データ記憶部の記憶内容の具体例を示す図。 図1に示す立案者実績データ記憶部の記憶内容の具体例を示す図。 図1に示すプロジェクト管理装置に適用されるコンピュータの構成例を示す図。 本発明の一実施形態に係るプロジェクト立案支援システムにおけるプロジェクト作成処理の具体例を示すシーケンス図。 図1に示すプロジェクト見積部において生成される中間情報を説明する図。 図1に示すプロジェクト評価画面作成部において作成される画面の具体例を示す図。 図1に示すプロジェクト評価画面作成部において作成される画面の具体例を示す図。 本発明の一実施形態に係るプロジェクト立案支援システムにおけるデータ更新処理の具体例を示すシーケンス図。 本発明の一実施形態に係るプロジェクト立案支援システムにおける統計処理の具体例を示すシーケンス図。 図1に示す統計処理部における統計処理を説明する図。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るプロジェクト立案支援システム1の全体構成例を示す図である。同図に示されるように、プロジェクト立案支援システム1は、プロジェクト管理装置10にインターネットやLANなどのネットワーク20を介して立案者端末30および担当者端末40が接続されたコンピュータシステムである。
プロジェクト管理装置10は、立案プロジェクト(計画)並びに立案者および担当者のこれまでの実績データを収集し、計画と実績との乖離情報を含むプロジェクト評価情報をユーザに提供する。
立案者端末30は、プロジェクトを構成する複数のタスクに対してタスクID、担当者ID、タスクを分類するタスク種類ID、タスク開始予定日およびタスク完了期限をそれぞれ設定した立案プロジェクトを計画立案者IDに関連付けてプロジェクト管理装置10へ送信する。
担当者端末40は、タスクの進捗に基づいてタスクID毎にタスク開始日およびタスク完了日を入力し、担当者IDと関連付けてプロジェクト管理装置10へ送信する。
また、プロジェクト管理装置10は、担当者データ記憶部101、プロジェクト管理データ記憶部102、立案者実績データ記憶部103、データ登録・更新部104、立案プロジェクト取得部105、プロジェクト見積部106、プロジェクト評価画面作成部107、統計条件取得部108、統計処理部109および統計結果表示画面作成部110を機能として含んでいる。以下、各部について説明する。
担当者データ記憶部101は、タスクの割当対象となる担当者を識別する担当者IDおよび担当者氏名を含む担当者データを記憶する。図2は、図1に示す担当者データ記憶部101の記憶内容の具体例を示す図である。
プロジェクト管理データ記憶部102は、既存プロジェクトに係るプロジェクトID、タスクID、タスク種類ID、担当者ID、タスク開始予定日、タスク開始日、タスク完了期限、タスク完了日の関係をプロジェクト管理データとして記憶する。図3は、図1に示すプロジェクト管理データ記憶部102の記憶内容の具体例を示す図である。ここでは、プロジェクト管理データは、プロジェクト情報、タスク情報およびタスク属性定義情報に分類して記憶されている。プロジェクト情報は、プロジェクトID、プロジェクト開始予定日、プロジェクト開始日、プロジェクト完了期限、プロジェクト完了日の関係を定める情報である。また、タスク情報は、タスクID、タスク種類ID、プロジェクトID、担当者ID、タスク開始予定日、タスク開始日、タスク完了期限、タスク完了日の関係を定める情報であり、プロジェクト情報とはプロジェクトIDをキーとしてリンクしている。また、タスク属性定義情報は、タスクを分類するタスク種類IDとタスク種類名の関係を定める情報である。
立案者実績データ記憶部103は、既存プロジェクトの実行結果に基づいて予め作成された、少なくとも担当者ID、タスク種類ID、計画立案者ID、担当回数、リードタイム遅延割合およびリードタイム遵守回数の関係を定める立案者実績データを記憶する。図4は、図1に示す立案者実績データ記憶部103の記憶内容の具体例を示す図である。ここでは、立案者実績データが立案者情報とLT遵守情報に分類されている。立案者情報は、計画立案者IDと計画立案者名の関係を定める情報である。一方、LT遵守情報は、担当者ID、タスク種類ID、計画立案者ID、担当回数、LT遅延割合およびLT遵守回数の関係を定める情報であり、担当者ID、タスク種類IDおよび計画立案者IDの組合せをキーとしている。
データ登録・更新部104は、立案者端末30および担当者端末40から受信したデータに基づいてプロジェクト管理データ記憶部102および立案者実績データ記憶部103への登録・更新を行う。データ登録・更新部104における具体的な立案者実績データの更新処理は以下の通りである。
<立案者実績データの更新>
1)完了したタスクと同じタスク種類であって立案者および担当者が共通のレコードの担当回数を+1する。
2)タスク情報を参照し、所要時間(以下、「LT」または「リードタイム」と表す。)が遵守されていると判定された場合、遵守回数を+1する。
3)タスク種類・立案者毎に各担当者のリードタイムの遵守率を更新する。ここでは、遵守率を以下の式(1)により算出する。
遵守率 = 遵守回数/担当回数 ・・・(1)
4)タスク種類・立案者毎に各担当者のリードタイムの平均遅延割合を更新する。ここでは、平均遅延割合を以下の式(2)〜(4)により算出する。
平均遅延割合 ={LT遅延割合(OLD)×担当回数(OLD)+ LT(今回の実績値) / LT(今回の計画値)} / {担当回数(OLD)+1} ・・・(2)
LT(実績値) = タスク完了日 − タスク開始日 ・・・(3)
LT(計画値) = タスク完了期限 − タスク開始予定日 ・・・(4)
立案プロジェクト取得部105は、立案者端末30から送信された立案プロジェクトを取得し、プロジェクト見積部106へ出力する。
プロジェクト見積部106は、立案プロジェクト取得部105において取得された立案プロジェクトに係る担当者ID、計画立案者IDおよびタスク種類IDの組合せに基づいて立案者実績データ記憶部103より担当回数、リードタイム遅延割合およびリードタイム遵守回数をタスク毎に取得してタスク毎にリードタイム遵守率、平均遅延割合および予想遅延日数(予想遅延時間)を算出し、立案プロジェクトに係るプロジェクト見積情報を作成する。ここでは、各タスクの予想遅延日数を以下の式(5)〜(7)により算出する。
予想遅延日数 ={タスクの平均遅延割合×タスクのLT(計画値)}− タスクのLT(計画値) ・・・(5)
プロジェクト全体の予想遅延日数 = {各タスクの予想完了日の中で最も遅い日時}− プロジェクト完了期限 ・・・(6)
各タスクの予想完了日 = {該当するタスク種類に基づくLT遅延割合} × LT(計画値)+ タスク開始予定日 ・・・(7)
プロジェクト評価画面作成部107は、プロジェクト見積部106において作成されたプロジェクト見積情報を含むプロジェクト評価画面を作成し、立案者端末30へ出力する。また、立案プロジェクトに含まれる各タスクの計画とプロジェクト見積情報をタスク毎に比較を行い、当初の計画と見積が乖離しているタスクを抽出する。例えば、予想遅延日数が所定の日数を上回っているタスクを立案プロジェクトにおける問題タスクとして抽出する。本実施形態では、抽出された問題タスク情報および当初の計画情報をプロジェクト見積情報と共にプロジェクト評価画面に出力するものとする。
統計条件取得部108は、立案者端末30または担当者端末40から入力された統計条件並びに立案者および担当者の業務状況を把握する管理者が使用する管理端末(図示省略する)などから外部入力された統計条件を取得する。
統計処理部109は、統計条件取得部108において取得された統計条件に基づいて立案者実績データ記憶部103に記憶された立案者実績データを統計し、立案者ID毎、担当者ID毎またはタスク種類ID毎にリードタイム遵守率および平均遅延時間を求める。
統計結果表示画面作成部110は、統計処理部109における統計結果より統計結果表示画面を作成し、出力する。
図5は、図1に示すプロジェクト管理装置10に適用されるコンピュータの構成例を示す図である。同図に示されるように、プロジェクト管理装置10に適用されるコンピュータは、CPU(Central Processing Unit)211、ROM(Read Only Memory)212、RAM(Random Access Memory)213、入出力インターフェース214、システムバス215、入力装置216、表示装置217、補助記憶装置218および通信装置219から構成される。
CPU211は、ROM212やRAM213に格納されたプログラムやデータなどを用いて各種の演算処理を実行する処理装置である。ROM212は、コンピュータを機能させるための基本プログラムや環境ファイルなどを記憶する読み取り専用の記憶装置である。RAM213は、CPU211が実行するプログラムおよび各プログラムの実行に必要なデータを記憶する記憶装置であり、高速な読み出しと書き込みが可能である。入出力インターフェース214は、各種のハードウェアとシステムバス215との接続を仲介する装置およびプログラムである。システムバス215は、CPU211、ROM212、RAM213および入出力インターフェース214で共有される情報伝達路である。
また、入出力インターフェース214には、入力装置216、表示装置217、補助記憶装置218、および通信装置219などのハードウェアが接続されている。入力装置216は、ユーザからの入力を処理する装置であり、例えばキーボードやマウスなどである。表示装置217は、ユーザに対して演算結果や作成画面などを表示する装置であり、例えばCRT、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどである。補助記憶装置218は、プログラムやデータを蓄積する大容量の記憶装置であり、例えばハードディスク装置などである。
以下、本発明の一実施形態に係るプロジェクト立案支援システム1の動作を図面に基づいて説明する。図6は、本発明の一実施形態に係るプロジェクト立案支援システム1におけるプロジェクト作成処理の具体例を示すシーケンス図である。
S601において、立案者端末30は、プロジェクトID、プロジェクト開始予定日、プロジェクト完了期限を含むプロジェクト情報を作成する。
S602において、立案者端末30は、作成されたプロジェクト情報をプロジェクト管理装置10へ送信する。
S603において、プロジェクト管理装置10は、立案者端末30より受信したプロジェクト情報をプロジェクト管理データ記憶部102へ登録する。
S604において、立案者端末30は、新規プロジェクトを構成する各タスクに対するタスク種類ID、担当者ID、タスク開始予定日およびタスク完了期限の設定によってプロジェクトの立案が完了したか否かを判定する。ここで、プロジェクトの立案が完了したと判定された場合は、S605へ進む。これに対し、プロジェクトの立案が完了していないと判定された場合は、入力が行われるまで待機状態となる。
S605において、立案者端末30は、立案者IDを関連付けた立案プロジェクトをプロジェクト管理装置10へ送信する。
S606において、プロジェクト管理装置10は、立案プロジェクトに含まれる立案者ID、担当者IDおよびタスク種類IDに基づいて立案者実績データ記憶部103から立案者実績データを取得し、この立案者実績データに基づいて立案者ID、担当者IDおよびタスク種類IDの組合せに対するLT遵守率および平均遅延割合を含む中間情報を算出し、この中間情報に基づいて立案プロジェクト全体に係る平均LT遵守率および予想遅延日数を含むプロジェクト見積情報を作成する。図7は、図1に示すプロジェクト見積部106において生成される中間情報を説明する図である。同図において、担当者cに着目すると、立案者Aが割当てたタスクは効率的に処理できているが、立案者Bが割当てたタスクはLTが不足傾向にあり、立案者Bのタスク割当計画に問題があることが分かる。
S607において、プロジェクト管理装置10(プロジェクト評価画面作成部107)は、プロジェクト見積情報を含むプロジェクト評価画面を作成し、立案者端末30へ送信する。
S608において、立案者端末30は、受信したプロジェクト評価画面を表示装置上に表示する。図8および図9は、図1に示すプロジェクト評価画面作成部107において作成される画面の具体例とフィードバックの関係を説明する図である。図8は、立案者が立案者Aの場合であり、図9は、立案者が立案者Bの場合を示している。図8および図9におけるプロジェクトの立案条件は立案者IDが異なるのみで、その他の条件(タスク数、担当者ID、タスク開始予定日、タスク完了期限)は共通している。しかし、両図を比較すると、立案者に応じて各担当者のLT遵守率、平均遅延割合および予想遅延日数が異なり、プロジェクト全体での平均LT遵守率および予想遅延日数に違いが生じることが示されている。図9においては、平均LT遵守率が60%と低く、予想遅延日数も8.84日で大幅な遅れが予想されることから、立案者Bは立案プロジェクトにおいてタスク割当を変更するように促されている。
S609において、立案者端末30は、プロジェクト評価画面における立案プロジェクトの確定入力の有無を判定する。ここで、立案プロジェクトの確定有りと判定された場合には、S610へ進む。これに対し、立案プロジェクトの確定無しと判定された場合には、S605へ戻る。
S610において、立案者端末30は、確定した立案プロジェクトに係るタスク情報をプロジェクト管理装置10へ送信する。
S611において、プロジェクト管理装置10(データ登録・更新部104)は、受信した立案プロジェクトに係るタスク情報をプロジェクト管理データ記憶部102へ登録する。
図10は、本発明の一実施形態に係るプロジェクト立案支援システム1におけるデータ更新処理の具体例を示すシーケンス図である。
S1001において、担当者端末40は、担当者IDが割当てられたタスク(以下、「担当タスク」という。)が開始された否かを判定する。ここで、担当タスクが開始したと判定された場合には、S1102へ進む。これに対し、担当タスクが開始していないと判定された場合には、入力が行われるまで待機状態となる。
S1002において、担当者端末40は、プロジェクト管理装置10へタスク開始日を含むタスク情報を送信する。
S1003において、プロジェクト管理装置10は、受信したタスク開始日をプロジェクト管理データ記憶部102へ登録する。
S1004において、担当者端末40は、担当タスクを実行する。
S1005において、担当者端末40は、担当タスクが完了したか否かを判定する。ここで、担当タスクが完了したと判定された場合には、S1006へ進む。これに対し、担当タスクが完了していないと判定された場合には、S1004へ戻る。
S1006において、担当者端末40は、タスク完了日を含むタスク情報をプロジェクト管理装置10へ送信する。
S1007において、プロジェクト管理装置10は、受信したタスク完了日をプロジェクト管理データ記憶部102へ登録する。
S1008において、プロジェクト管理装置10は、完了したタスク情報を解析すると共にLT遵守情報を作成する。
S1009において、プロジェクト管理装置10は、作成したLT遵守情報に基づいて立案者実績データ記憶部103の登録・更新処理を行う。
S1010において、プロジェクト管理装置10は、立案プロジェクトを構成する全タスクに係るタスク情報を参照し、全タスクが完了したか否かを判定する。ここで、全タスクが完了したと判定された場合には、S1011へ進む。これに対し、全タスクが終了していないと判定された場合には、処理を終了する。
S1011において、プロジェクト管理装置10は、最終タスクのタスク完了日をプロジェクト完了日としてプロジェクト管理データ記憶部102へ登録し、処理を終了する。
図11は、本発明の一実施形態に係るプロジェクト立案支援システム1における統計処理の具体例を示すシーケンス図である。
S1101において、立案者端末30または担当者端末40は、統計条件の入力有無を判定する。ここで、統計条件の入力有りと判定された場合には、S1102へ進む。これに対し、統計条件の入力無しと判定された場合には、待機状態となる。
S1102において、立案者端末30または担当者端末40は、統計条件をプロジェクト管理装置10へ送信する。
S1103において、プロジェクト管理装置10は、受信した統計条件に基づいて立案者実績データ記憶部103から立案者実績データを取得すると共に統計処理を行う。
S1104において、プロジェクト管理装置10は、統計結果に基づいて統計結果画面を作成し、立案者端末30または担当者端末40へ送信する。
S1104において、立案者端末30または担当者端末40は、受信した統計結果画面を表示装置上へ表示する。図12は、図1に示す統計処理部109における統計処理を説明する図である。ここでは、立案者毎、担当者毎およびタスク種類毎に統計処理が行われ、LT遵守率および平均遅延日数が算出される場合が示されている。本実施形態では、これらの統計方法はユーザが任意に指定できるものとする。立案者毎に統計をとる場合には、各立案者の計画の精度を比較することができる。また、担当者毎に統計をとる場合には、担当者を中心として各立案者との相性を判別する場合に有効である。そして、タスク種類毎に統計をとる場合には、担当者に依存せずに、タスク種類と立案者との関係を知ることができる。
このように、上記実施形態に係るプロジェクト立案支援システム1によれば、「立案者と担当者の関係」に注目し、立案者毎に担当者の実績をデータベースに蓄積することで、新規プロジェクト立案時にこの実績を参照し、立案者毎に精度の高い立案が可能となる。すなわち、従来技術と異なり、全く同じ条件(プロジェクト要件、担当者実績、スキル)のプロジェクトの立案であっても立案者に応じた最適解を提示することが可能となる。
尚、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
1…プロジェクト立案支援システム
10…プロジェクト管理装置
20…ネットワーク
30…立案者端末
40…担当者端末
101…担当者データ記憶部
102…プロジェクト管理データ記憶部
103…立案者実績データ記憶部
104…データ登録・更新部
105…立案プロジェクト取得部
106…プロジェクト見積部
107…プロジェクト評価画面作成部
108…統計条件取得部
109…統計処理部
110…統計結果表示画面作成部
211…CPU
212…ROM
213…RAM
214…入出力インターフェース
215…システムバス
216…入力装置
217…表示装置
218…補助記憶装置
219…通信装置

Claims (5)

  1. 複数のタスクから構成されるプロジェクトを管理するプロジェクト管理装置と、
    このプロジェクト管理装置にネットワークを介して接続され、前記複数のタスクに対してタスクID、担当者ID、前記タスクを分類するタスク種類ID、タスク開始予定日およびタスク完了期限をそれぞれ設定した立案プロジェクトを計画立案者IDに関連付けて前記プロジェクト管理装置へ送信する立案者端末と、
    を含み、
    前記プロジェクト管理装置は、
    既存プロジェクトの実行結果に基づいて予め作成された、少なくとも前記担当者ID、前記タスク種類ID、前記計画立案者ID、担当回数、リードタイム遅延割合およびリードタイム遵守回数の関係を定める立案者実績データを記憶する立案者実績データ記憶部と、
    前記立案者端末から送信された前記立案プロジェクトを取得する立案プロジェクト取得部と、
    前記取得された立案プロジェクトに係る前記担当者ID、前記計画立案者IDおよび前記タスク種類IDの組合せに基づいて前記立案者実績データ記憶部より前記担当回数、前記リードタイム遅延割合および前記リードタイム遵守回数を前記タスク毎に取得して前記タスク毎に前記リードタイム遵守率、平均遅延割合および予想遅延時間を算出し、前記立案プロジェクトに係るプロジェクト見積情報を作成するプロジェクト見積部と、
    を備えることを特徴とするプロジェクト立案支援システム。
  2. 前記プロジェクト管理装置に前記ネットワークを介して接続され、前記タスクの進捗に基づいて前記タスクID毎にタスク開始日およびタスク完了日を入力し、前記担当者IDと関連付けて担当者実績データとして前記プロジェクト管理装置へ送信する担当者端末を含み、かつ、
    前記プロジェクト管理装置は、
    前記既存プロジェクトに係るプロジェクトID、前記タスクID、前記タスク種類ID、前記担当者ID、前記タスク開始予定日、前記タスク開始日、前記タスク完了期限、前記タスク完了日の関係をプロジェクト管理データとして記憶するプロジェクト管理データ記憶部と、
    前記プロジェクト管理データ記憶部に記憶された前記プロジェクト管理データおよび前記担当者端末から受信した前記担当者実績データに基づいて前記立案者実績データ記憶部および前記プロジェクト管理データ記憶部への登録・更新をそれぞれ行うデータ登録・更新部と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1記載のプロジェクト立案支援システム。
  3. 外部入力された統計条件に基づいて前記立案者実績データ記憶部に記憶された前記立案者実績データを統計し、前記立案者ID毎、前記担当者ID毎または前記タスク種類ID毎に前記リードタイム遵守率および平均遅延時間を求める統計処理部を更に備えることを特徴とする請求項1または請求項2記載のプロジェクト立案支援システム。
  4. 複数のタスクから構成されるプロジェクトを管理するプロジェクト管理装置に、前記複数のタスクに対してタスクID、担当者ID、前記タスクを分類するタスク種類ID、タスク開始予定日およびタスク完了期限をそれぞれ設定し、計画立案者IDを関連付けて立案プロジェクトを作成する立案者端末がネットワークを介して接続されたコンピュータシステムにおけるプロジェクト立案支援方法であって、
    前記プロジェクト管理装置が、前記既存プロジェクトの実行結果に基づいて少なくとも前記担当者ID、前記タスク種類ID、前記計画立案者ID、担当回数、リードタイム遅延割合およびリードタイム遵守回数の関係を定める立案者実績データを予め作成し、これを記憶装置に記憶する立案者実績データ記憶ステップと、
    前記プロジェクト管理装置が、前記立案者端末から送信された前記立案プロジェクトを取得する立案プロジェクト取得ステップと、
    前記プロジェクト管理装置が、前記取得された立案プロジェクトに係る前記担当者ID、前記計画立案者IDおよび前記タスク種類IDの組合せに基づいて前記立案者実績データ記憶部より前記担当回数、前記リードタイム遅延割合および前記リードタイム遵守回数を前記タスク毎に取得して前記タスク毎に前記リードタイム遵守率、平均遅延割合および予想遅延時間を算出し、前記立案プロジェクトに係るプロジェクト見積情報を作成するプロジェクト見積ステップと、
    を有することを特徴とするプロジェクト立案支援方法。
  5. 前記プロジェクト管理装置には前記タスクの進捗に基づいて前記タスクID毎にタスク開始日およびタスク完了日を入力し、前記担当者IDと関連付けて担当者実績データとして送信する担当者端末が前記ネットワークを介して更に接続されており、かつ、
    前記プロジェクト管理装置が、前記既存プロジェクトに係るプロジェクトID、前記タスクID、前記タスク種類ID、前記担当者ID、前記タスク開始予定日、前記タスク開始日、前記タスク完了期限、前記タスク完了日の関係をプロジェクト管理データとして記憶装置に記憶するプロジェクト管理データ記憶ステップと、
    前記プロジェクト管理装置が、前記プロジェクト管理データ記憶ステップにおいて記憶された前記プロジェクト管理データおよび前記担当者端末から受信した前記担当者実績データに基づいて前記立案者実績データおよび前記プロジェクト管理データの登録・更新をそれぞれ行うデータ登録・更新ステップと、
    を更に有することを特徴とする請求項4記載のプロジェクト立案支援方法。
JP2009194265A 2009-08-25 2009-08-25 プロジェクト立案支援システムおよびプロジェクト立案支援方法 Pending JP2011048459A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009194265A JP2011048459A (ja) 2009-08-25 2009-08-25 プロジェクト立案支援システムおよびプロジェクト立案支援方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009194265A JP2011048459A (ja) 2009-08-25 2009-08-25 プロジェクト立案支援システムおよびプロジェクト立案支援方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011048459A true JP2011048459A (ja) 2011-03-10

Family

ID=43834737

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009194265A Pending JP2011048459A (ja) 2009-08-25 2009-08-25 プロジェクト立案支援システムおよびプロジェクト立案支援方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011048459A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014049085A (ja) * 2012-09-04 2014-03-17 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd 工程計画立案支援装置、工程計画立案支援方法およびプログラム
RU2758183C1 (ru) * 2020-04-30 2021-10-26 Михаил Игоревич Колмаков Способ и устройство для обучения планированию и выполнению задач
CN114676455A (zh) * 2022-03-16 2022-06-28 娄底潇湘职业学院 基于项目管理的信息安全监控系统

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005284386A (ja) * 2004-03-26 2005-10-13 Ricoh Co Ltd プロジェクト立案支援方法及びプロジェクト立案支援プログラム
JP2007026378A (ja) * 2005-07-21 2007-02-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd プロジェクト進捗管理方法
JP2008134797A (ja) * 2006-11-28 2008-06-12 Asahi Kasei Homes Kk リフォーム工事工程表作成支援システム
JP2008225635A (ja) * 2007-03-09 2008-09-25 Nec Corp 見積値集約支援装置、見積値集約支援方法及びそのプログラム
JP2009048287A (ja) * 2007-08-15 2009-03-05 Fujitsu Ltd 工数見積プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、工数見積装置、および工数見積方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005284386A (ja) * 2004-03-26 2005-10-13 Ricoh Co Ltd プロジェクト立案支援方法及びプロジェクト立案支援プログラム
JP2007026378A (ja) * 2005-07-21 2007-02-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd プロジェクト進捗管理方法
JP2008134797A (ja) * 2006-11-28 2008-06-12 Asahi Kasei Homes Kk リフォーム工事工程表作成支援システム
JP2008225635A (ja) * 2007-03-09 2008-09-25 Nec Corp 見積値集約支援装置、見積値集約支援方法及びそのプログラム
JP2009048287A (ja) * 2007-08-15 2009-03-05 Fujitsu Ltd 工数見積プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、工数見積装置、および工数見積方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014049085A (ja) * 2012-09-04 2014-03-17 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd 工程計画立案支援装置、工程計画立案支援方法およびプログラム
RU2758183C1 (ru) * 2020-04-30 2021-10-26 Михаил Игоревич Колмаков Способ и устройство для обучения планированию и выполнению задач
CN114676455A (zh) * 2022-03-16 2022-06-28 娄底潇湘职业学院 基于项目管理的信息安全监控系统
CN114676455B (zh) * 2022-03-16 2023-05-02 娄底潇湘职业学院 基于项目管理的信息安全监控系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20080059967A1 (en) Workflow management system, workflow management method, workflow management program, and recording medium
US20080010545A1 (en) Computer system and method for monitoring execution of application program
JP5614843B2 (ja) ソフトウェア設計・運用統合管理システム
JP5179207B2 (ja) ソフトウェア開発支援の装置、そのプログラム、及び方法
JP2001195483A (ja) プロジェクトリスク管理支援装置及びその方法並びにプログラムを記憶した記憶媒体
US20150324482A1 (en) Network graph generation method and decision-making assistance system
JP2019153051A (ja) 情報収集表示システム、情報収集方法および情報表示方法
JP5856906B2 (ja) 業務課題分析支援システム
JP2011048459A (ja) プロジェクト立案支援システムおよびプロジェクト立案支援方法
US20100274601A1 (en) Supply chain perameter optimization and anomaly identification in product offerings
EP1480135A2 (en) System and method of determining impact of data model changes
JP2009276904A (ja) プロジェクト管理装置、プロジェクト管理方法、プロジェクト管理プログラム、及び記録媒体
JP2010244151A (ja) 生産性管理方法および生産性管理装置
JP5255796B2 (ja) 運用管理サポートシステム、プログラム
Roubtsova et al. KPIs and their properties defined with the EXTREME method
JPH06348720A (ja) 生産開発管理表示装置
JP2008299496A (ja) 業務シミュレータおよびそのプログラム
JP7385436B2 (ja) 管理システム
WO2020171211A1 (ja) 情報処理装置および方法
JP5651873B2 (ja) 操作支援方法及び計算機
JP2009140417A (ja) データ集計方法およびデータ集計装置
JP6626327B2 (ja) ガントチャート生成プログラム、ガントチャート生成装置、および、ガントチャート生成方法
JP2009134535A (ja) ソフトウェア開発支援装置、ソフトウェア開発支援方法及びソフトウェア開発支援プログラム
CN111191999A (zh) 产品研发管理方法、装置、计算机设备及存储介质
JP2006195677A (ja) プロジェクト情報管理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110620

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110628

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111108