JP2009048287A - 工数見積プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、工数見積装置、および工数見積方法 - Google Patents

工数見積プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、工数見積装置、および工数見積方法 Download PDF

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Abstract

【課題】各作業の見積もり工数に含まれる作業者の属性に依存する見積もり誤差を考慮して、一連の作業全体の工数の見積もり精度を向上させる。
【解決手段】一連の作業を構成する各作業の工数は、作業者の経験やスキルなどの属性に依存して大きくばらついてしまう。このため、各作業の作業者の属性に依存する見積もり誤差を考慮して、一連の作業の工数の見積もりをおこなう。具体的には、各作業の見積もり工数を、作業者の属性に依存する見積もり誤差と見積もり工数の見積もり手法に依存するモデル誤差とに分離して、各作業の見積もり誤差およびモデル誤差を統計的に累積することにより、一連の作業全体の工数を見積もる。
【選択図】図1

Description

この発明は、複数の作業からなる一連の作業全体の工数を見積もる工数見積プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、工数見積装置、および工数見積方法に関する。
従来、複数の作業からなる開発作業を作業単位にブレークダウンし、各作業の予測工数と作業の前後関係を表わす作業フローとから、開発作業全体の工数を見積もる手法が用いられている。また、PERT(Program Evaluation and Review Technique)手法に代表される、各作業の予測工数のばらつきを考慮して、開発作業全体の工数を統計的に見積もる手法が用いられている。
近年では、これらの手法による開発作業全体の工数見積もりを自動化したツールが提供されている。たとえば、ソフトウェア開発において、開発分野ごとに管理されている機能情報をもとにソフトウェア開発の機能量を求め、この機能量から開発作業全体の工数を見積もるツールが提供されている(たとえば、下記特許文献1参照。)。
また、過去に実行された類似プロジェクトの実際の作業工数を参照して、開発作業全体の工数を見積もるツールが提供されている(たとえば、下記特許文献2参照。)。これらによれば、同じ開発分野(類似プロジェクト)の実績値を用いて、ソフトウェア開発における作業量、費用などの見積もりをおこなうため、工数見積もりの精度を向上させることができる。
特開2002−222080号公報 特開平11−203351号公報
しかしながら、上述した特許文献1および2に記載の従来技術によれば、個々の作業者の経験やスキルに依存するばらつき、および各作業の工数を見積もる見積もり手法に依存するばらつきに関しては十分に考慮されていなかった。これにより、これらばらつきに起因する見積もり誤差が大きくなってしまい、結果的に開発作業全体の工数見積もりの精度が低下しているという問題があった。
特に、ソフトウェア開発においては、ハードウェア設計、建築設計の分野に比べて、各作業の工数が作業者の経験やスキルに大きく依存してばらつく傾向がある。このため、ばらつきに起因する見積もり誤差が増大しており、工数見積もりの精度の向上が重要な課題となっている。
ここで、従来技術の問題点を具体的に説明する。図21は、従来技術の問題点を示す説明図である。図21において、確率密度分布Xは、所定の見積もり手法を用いて見積もられた、ある作業の見積もり工数のばらつきを表わしている。確率密度分布Y1は、熟練者Aさんのある作業の実績値のばらつきを表わしている。確率密度分布Y2は、新人Bさんのある作業の実績値のばらつきを表わしている。なお、実績値とは、作業に要した実際の工数(実績工数)である。
確率密度分布Y1によれば、熟練者Aさんは、見積もり工数(確率密度分布Xの平均値)に対して、全体的に工数が少なく、ばらつきが小さい。一方、確率密度分布Y2によれば、新人Bさんは、見積もり工数に対して、全体的に工数が多く、ばらつきが大きい。
このように、ある作業に要する工数は、作業者の経験やスキルに大きく依存してばらついてしまう。このため、経験やスキルに依存するばらつきを十分に考慮しなかった場合には、各作業の見積もり工数の見積もり誤差が増大してしまい、一連の作業全体の工数の見積もり精度が低下してしまうという問題があった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、各作業の見積もり工数に含まれる作業者の属性に依存する見積もり誤差を考慮して、一連の作業全体の工数を統計的に見積もることにより、該一連の作業全体の工数の見積もり精度を向上させることができる工数見積プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、工数見積装置、および工数見積方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかる工数見積プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、工数見積装置、および工数見積方法は、複数の作業からなる一連の作業全体の工数を見積もる工数見積プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、工数見積装置、および工数見積方法において、前記各作業の見積もり工数の入力を受け付け、前記各作業の作業者の属性に基づいて、入力された各作業の見積もり工数に含まれる見積もり誤差を抽出するためのモデル関数を取得し、そのモデル関数を用いて、前記作業ごとに、前記属性に依存する前記見積もり誤差を表わす確率密度分布と前記見積もり工数の見積もり手法に依存するモデル誤差を表わす確率密度分布とを算出し、それら各作業の見積もり誤差を表わす確率密度分布とモデル誤差を表わす確率密度分布とを統計的手法を用いて累積することにより、前記一連の作業全体の工数を算出し、その算出結果を出力することを特徴とする。
この発明によれば、作業者の経験やスキルに依存する見積もり誤差を考慮して、一連の作業全体の工数を見積もることができる。
また、上記発明において、さらに、前記各作業の作業者の属性に基づいて、前記見積もり誤差に関する前記作業間の相互の相関関係を表わす相関係数を取得し、その相関係数に基づいて、前記見積もり誤差を表わす確率密度分布と前記モデル誤差を表わす確率密度分布とを統計的手法を用いて累積することにより、前記一連の作業全体の工数を算出することとしてもよい。
また、上記発明において、前記一連の作業の作業順序を参照することにより、前記各作業の直前または/および直後の作業との相互の相関関係を表わす相関係数を取得することとしてもよい。
また、上記発明において、前記一連の作業の作業順序を参照することにより、並列する作業間の相互の相関関係を表わす相関係数を取得することとしてもよい。
これらの発明によれば、各作業者の経験やスキルに依存する作業間の相互の相関関係を考慮して、一連の作業全体の工数を見積もることができる。
また、上記発明において、前記作業の見積もり工数と前記作業に要した実績工数とに基づいて、前記作業の作業者の属性と関連付けて保持されているモデル関数に含まれているパラメータの値を更新し、前記パラメータの値が更新された場合、前記属性と関連付けて保持されている更新後のモデル関数を取得することとしてもよい。
この発明によれば、作業者の属性と関連付けられているモデル関数を、当該作業者による作業に要した実績工数に応じて更新することができる。
また、上記発明において、前記一連の作業全体の工数を表わす確率密度分布とともに、前記一連の作業全体の工数に含まれる見積もり誤差を表わす確率密度分布を表示画面に表示することとしてもよい。
この発明によれば、一連の作業全体の見積もり工数とともに、各作業の作業者の経験やスキルに依存する見積もり誤差をグラフィカルに表示することができる。
また、上記発明において、前記属性は、前記各作業の作業者の個人情報であることとしてもよく、また、前記各作業の作業者の熟練度であることとしてもよい。
この発明によれば、作業者の個人情報や熟練度に依存する見積もり誤差を考慮して、一連の作業全体の工数を見積もることができる。
また、上記発明において、複数の開発工程からなるソフトウェア開発の開発期間を見積もることとしてもよい。
この発明によれば、ソフトウェア開発者の経験やスキルに依存する見積もり誤差を考慮して、ソフトウェア開発の開発期間を見積もることができる。
本発明にかかる工数見積プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、工数見積装置、および工数見積方法によれば、作業者の属性に依存する各作業の見積もり誤差を考慮することにより、一連の作業全体の工数の見積もり精度を向上させることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる工数見積プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、工数見積装置、および工数見積方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(発明の概要)
まず、この発明の概要について説明する。図1は、この発明の概要を示す説明図である。ここでは、複数の作業A,BおよびCからなる一連の作業(作業A→作業B→作業C)を例に挙げてこの発明の概要を説明する。
図1において、確率密度分布Xは、所定の見積もり手法を用いて見積もられた作業Aの見積もり工数のばらつきを表わしている。確率密度分布xは、上記見積もり手法に依存する見積もり工数のモデル誤差のばらつきを表わしている。確率密度分布eは、作業Aの作業者の属性に依存する見積もり工数の見積もり誤差のばらつきを表わしている。
一般に、各作業A〜Cの工数は、作業者の経験やスキルなどの属性に依存して大きくばらついてしまう。このため、本発明では、各作業A〜Cの作業者の属性に依存する見積もり誤差を考慮して、一連の作業の工数の見積もりをおこなう。具体的には、確率密度分布Xを確率密度分布xと確率密度分布eとに分離して、これら確率密度分布xおよび確率密度分布eを作業Aの見積もり工数『X=x+e』として扱う。
また、作業Bおよび作業Cについても、作業Aと同様に、各作業B,Cの見積もり工数を、見積もり手法に依存するモデル誤差と、作業者の属性に依存する見積もり誤差とに分離して、作業B,Cの見積もり工数として扱う。このように、各作業A〜Cの各見積もり工数に含まれる作業者の属性に依存する見積もり誤差を考慮して、一連の作業全体の工数を見積もることにより見積もり精度の向上を図る。
(工数見積装置のハードウェア構成)
つぎに、この発明の実施の形態にかかる工数見積装置のハードウェア構成について説明する。図2は、この発明の実施の形態にかかる工数見積装置のハードウェア構成を示す説明図である。
図2において、工数見積装置200は、コンピュータ本体210と、入力装置220と、出力装置230と、から構成されており、不図示のルータやモデムを介してLAN,WANやインターネットなどのネットワーク240に接続可能である。
コンピュータ本体210は、CPU,メモリ,インターフェースを有する。CPUは、工数見積装置200の全体の制御を司る。メモリは、ROM,RAM,HD,光ディスク211,フラッシュメモリから構成される。メモリはCPUのワークエリアとして使用される。
また、メモリには各種プログラムが格納されており、CPUからの命令に応じてロードされる。HDおよび光ディスク211はディスクドライブによりデータのリード/ライトが制御される。また、光ディスク211およびフラッシュメモリはコンピュータ本体210に対し着脱自在である。インターフェースは、入力装置220からの入力、出力装置230への出力、ネットワーク240に対する送受信の制御をおこなう。
また、入力装置220としては、キーボード221、マウス222、スキャナ223などがある。キーボード221は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを備え、データの入力をおこなう。また、タッチパネル式であってもよい。マウス222は、カーソルの移動や範囲選択、あるいはウィンドウの移動やサイズの変更などをおこなう。スキャナ223は、画像を光学的に読み取る。読み取られた画像は画像データとして取り込まれ、コンピュータ本体210内のメモリに格納される。なお、スキャナ223にOCR機能を持たせてもよい。
また、出力装置230としては、ディスプレイ231、スピーカ232、プリンタ233などがある。ディスプレイ231は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。また、スピーカ232は、効果音や読み上げ音などの音声を出力する。また、プリンタ233は、画像データや文書データを印刷する。
(属性情報DBの記憶内容)
つぎに、属性情報DBについて説明する。図3は、属性情報DBの記憶内容を示す説明図である。図3において、属性情報DB300は、属性ごとに、属性情報300−1〜300−nを保持している。属性とは、各作業をおこなう作業者の特徴を表わすものである。ここでは、作業者名(作業者1〜n)を用いて各作業者の属性を表わしている。
属性情報300−1〜300−nは、作業者1〜nごとに、各作業の見積もり工数から見積もり誤差を抽出するためのモデル関数を有している。具体的には、各作業者1〜nに依存する見積もり誤差を表わす確率変数e1〜enと、各作業の見積もり工数を見積もる際に用いた見積もり手法に依存するモデル誤差を表わす確率変数x1〜xnと、を有している。
なお、確率変数e1〜enは、属性(作業者1〜n)ごとに予め用意されている。また、確率変数x1〜xnは、各作業の工数を見積もる見積もり手法ごとに予め用意されている。ここでは、ある見積もり手法に依存するモデル誤差を表わす確率変数x1〜xnが表記されている。なお、確率変数e1〜enおよび確率変数x1〜xnの具体例は後述する。
(相関テーブルのデータ構造)
つぎに、相関テーブルについて説明する。図4は、相関テーブルの具体例を示す説明図(その1)である。なお、本実施の形態では、相関テーブル400は、図3に示した属性情報DB300に保持されていることとする。
図4において、相関テーブル400は、各作業の作業者1〜3の属性間の相互の相関関係を表わす相関係数を保持している。ここでは、作業者名(作業者1〜3)が属性となっている。相関係数は、「0.0」から「1.0」の整数値によって表現され、「0.0」の場合が属性間の相関が最も弱く、「1.0」の場合が属性間の相関が最も強いことを表わしている。
具体的には、同一の作業者名となっている属性間の相関係数が「1.0」、それ以外の属性間の相関係数が「0.0」となっている。なお、属性間の相関係数の値は任意に設定可能である。具体的には、経験年数やスキルの違いによって相関係数を設定することができる。たとえば、作業者間の経験年数が近い場合に相関係数を高く設定し、経験年数が離れている場合に相関係数を低く設定する。
(工数見積装置の機能的構成)
つぎに、この発明の実施の形態にかかる工数見積装置200の機能的構成について説明する。図5は、この発明の実施の形態にかかる工数見積装置200の機能的構成を示すブロック図である。図5において、工数見積装置200は、属性情報DB300と、入力部501と、取得部502と、第1の算出部503と、第2の算出部504と、出力部505と、更新部506と、から構成されている。
これら各機能501〜506は、記憶領域に格納された当該機能に関するプログラムをCPUに実行させることにより、当該機能を実現することができる。また、各機能501〜506からの出力データは記憶領域に保持される。また、図5中矢印で示した接続先の機能的構成は、接続元の機能からの出力データを記憶領域から読み込んで、当該機能に関するプログラムをCPUに実行させる。
工数見積装置200は、複数の作業からなる一連の作業全体の工数を見積もる機能を有している。作業とは、何らかのプロジェクトを複数の工程に分割した場合に、各工程でおこなわれる実務を意味している。たとえば、ソフトウェア開発において、ソフトウェアの各機能を複数のモジュールに分割して実現する場合、各作業はモジュールごとのプログラムの開発作業を意味する。
また、一連の作業とは、複数の作業からなる作業集合であり、各作業間は直列または並列に接続されている。ここで、一連の作業の具体例について説明する。図6は、一連の作業の具体例を示す説明図である。図6において、ダイアグラム610,620は、複数の作業A,BおよびCからなる一連の作業を表現する図表である。
ダイアグラム610では、各作業間は直列に接続されている。つまり、作業Aが終了したあと作業Bを開始し、このあと、作業Bが終了したあと作業Cを開始する。ダイアグラム620では、作業Aおよび作業Bが並列に接続されている。つまり、作業Aおよび作業Bを並列におこない、作業Aおよび作業Bがともに終了したあと作業Cを開始する。
まず、入力部501は、各作業の見積もり工数の入力を受け付ける機能を有する。この見積もり工数は、所定の見積もり手法を用いて見積もられた各作業の予測工数(たとえば、図21に示した確率密度分布Xの平均値)である。具体的には、たとえば、図2に示したキーボード221やマウス222などの入力装置220をユーザが操作することで、各作業の見積もり工数の入力を受け付ける。
取得部502は、各作業の作業者の属性に基づいて、入力部501によって入力された各作業の見積もり工数に含まれる見積もり誤差を抽出するためのモデル関数を取得する機能を有する。属性とは、各作業の作業者の特徴を表わすものである。具体的には、作業者を特定するための個人情報(作業者名、年齢、所属部署など)であってもよく、また、各作業の経験年数やスキルなどを示す熟練度であってもよい。
なお、各作業の作業者の属性を表わす情報(個人情報、熟練度など)は、たとえば、各作業の見積もり工数と関連付けて工数見積装置200に直接入力することとしてもよく、また、ROMやRAMなどの記憶領域に予め記憶されていてもよい。
モデル関数は、作業者の属性に依存する見積もり誤差を表わす確率変数、および見積もり工数の見積もり手法に依存するモデル誤差を表わす確率変数である。取得部502は、たとえば、記憶領域から各作業の作業者の属性を表わす情報を読み出し、その情報に基づいて、各作業の作業者の属性と関連付けて保持されている確率変数eおよび確率変数xを図3に示した属性情報DB300の中から取得する。
ここで、確率変数eおよび確率変数xの具体例について説明する。以下、作業者1〜3の属性に依存する見積もり誤差を表わす確率変数e1〜e3および見積もり工数の見積もり手法に依存するモデル誤差を表わす確率変数x1〜x3を下記式(1)〜(6)に示す。ただし、Tは各作業の見積もり工数であり、r1は(平均値,標準偏差)=(0,1)の正規分布である。
1=0.07×T×r1+0.03×T …(1)
1=1.0×T+1 …(2)
2=0.1×T×r1 …(3)
2=0.75×T+1 …(4)
3=0.07×T×r1 …(5)
3=1.2×T+1 …(6)
第1の算出部503は、取得部502によって取得されたモデル関数を用いて、作業ごとに、属性に依存する見積もり誤差を表わす確率密度分布と見積もり工数の見積もり手法に依存するモデル誤差を表わす確率密度分布とを算出する機能を有する。具体的には、作業iごとに、取得部502によって取得された確率変数eiおよび確率変数xiに各作業の見積もり工数を代入することにより、確率密度分布eiおよび確率密度分布xiを算出する。
たとえば、ある作業の作業者が作業者1であって、該作業の見積もり工数が「10」であるとする。この場合、上記式(1)および(2)に含まれるパラメータTに、見積もり工数「10」を代入することにより、作業者1に依存する見積もり誤差を表わす確率密度分布e1、および見積もり工数「10」の見積もり手法に依存する確率密度分布x1を算出する。
第2の算出部504は、第1の算出部503によって算出された各作業の見積もり誤差を表わす確率密度分布とモデル誤差を表わす確率密度分布とを統計的手法を用いて累積することにより、一連の作業全体の工数を算出する機能を有する。具体的には、第1の算出部503によって算出された作業ごとの確率密度分布eおよび確率密度分布xの平均値および標準偏差を既存の統計的手法を用いて累積することにより、一連の作業全体の工数を算出する。
より具体的には、各作業に関する確率密度分布eおよび確率密度分布xの平均値を統計的手法を用いて累積することにより、一連の作業全体の工数の平均値を算出する。また、各作業に関する確率密度分布eおよび確率密度分布xの標準偏差を統計的な手法を用いて累積することにより、一連の作業全体の見積もり工数の標準偏差を算出する。
その結果、算出された一連の作業全体の見積もり工数の平均値および標準偏差に基づいて、一連の作業全体の工数を見積もる。なお、見積もり誤差を表わす確率密度分布とモデル誤差を表わす確率密度分布とを統計的に累積する具体的な手法は、後述する実施例1〜3において説明する。
また、取得部502は、各作業の作業者の属性に基づいて、見積もり誤差に関する作業間の相互の相関関係を表わす相関係数を取得する機能を有する。具体的には、たとえば、図4に示した相関テーブル400を参照することにより、各作業の作業者の属性に基づいて、見積もり誤差に関する作業間の相互の相関関係を表わす相関係数を取得する。
このとき、予め設定された規則に従って、作業間の相互の相関関係を表わす相関係数を取得することとしてもよい。たとえば、一連の作業のうちある作業に注目した場合、該作業の前後の作業との間の相互の相関関係を考慮して、前後の作業との相関係数を取得することとしてもよい。また、並列に接続された作業との間の相互の相関関係を考慮して、並列する作業間の相関係数を取得することとしてもよい。
より具体的には、取得部502は、一連の作業の作業順序を参照することにより、各作業の直前または/および直後の作業との相互の相関関係を表わす相関係数を取得することとしてよい。また、一連の作業の作業順序を参照することにより、並列する作業間の相互の相関関係を表わす相関係数を取得することとしてよい。
なお、各作業の作業順序を特定する情報(たとえば、図6に示したダイアグラム610,620)は、工数見積装置200に直接入力することとしてもよく、また、ROMやRAMなどの記憶領域に予め記憶されていてもよい。具体的には、たとえば、取得部502は、ダイアグラム610,620を参照することにより、予め設定された規則に従って、作業間の相関係数を取得する。
第2の算出部504は、取得部502によって取得された相関係数に基づいて、一連の作業全体の工数を算出する機能を有する。具体的には、作業間の相関を考慮して、各作業の見積もり誤差を表わす確率密度分布とモデル誤差を表わす確率密度分布とを統計的手法を用いて累積する。
なお、作業間の相関関係を考慮して、見積もり誤差を表わす確率密度分布とモデル誤差を表わす確率密度分布とを統計的に累積する具体的な手法は、後述する実施例2および3において説明する。また、属性間の相関関係が相関テーブル400などに定義されていない場合には、予め設定された相関係数(たとえば、「0.5」)を用いて、一連の作業全体の工数を算出することとしてもよい。
出力部505は、第2の算出部504によって算出された算出結果を出力する機能を有する。出力部505による出力形式は、ディスプレイ231での画面表示、プリンタ233での印刷出力、メモリへのデータ出力(保存)、外部のコンピュータ装置への送信のいずれであってもよい。
具体的には、出力部505は、一連の作業全体の工数を表わす確率密度分布および一連の作業全体の工数に含まれる見積もり誤差を表わす確率密度分布をディスプレイ231に表示することとしてもよい。なお、出力部505による出力形式の具体例は後述する実施例4(図20)において説明する。
更新部506は、作業の見積もり工数と該作業に要した実績工数とに基づいて、該作業の作業者の属性と関連付けて保持されているモデル関数に含まれているパラメータの値を更新する機能を有する。具体的には、たとえば、過去に見積もられた作業の見積もり工数と、実際に該作業に要した実績工数とをもとに既存のフィッティング手法を用いてパラメータの値を更新する。
また、更新部506によってパラメータの値が更新された場合、取得部502は、属性と関連付けて保持されている更新後のモデル関数を取得することとしてもよい。ここで、更新部506による更新処理の具体例について説明する。ここでは、作業者1によって作業Aをおこなった場合の更新処理を例に挙げて説明する。
図7は、更新処理の概要を示す説明図である。まず、作業Aの見積もり工数および作業Aに要した作業者1の実績工数を表す入力情報710を入力する。具体的には、たとえば、図2に示したキーボード221やマウス222などの入力装置220をユーザが操作することで入力情報710を入力する。
このあと、この入力情報710に基づいて、作業者1に関する作業Aの過去の見積もり工数および実績工数を記録した履歴情報720の内容を履歴情報730に更新する。履歴情報720,730には、古い順(No.1→No.2→…)に、作業Aの過去の見積もり工数およびそのときの作業者1の実績工数が記録されている。これら履歴情報720,730は、図3に示した属性情報DB300に保持されている。
つぎに、更新後の履歴情報730に基づいて、作業者1と関連付けられたモデル関数(たとえば、上記式(1)および(2))に含まれるパラメータの値を更新する。具体的には、モデル関数を下記式(7)および(8)として、パラメータP1,P2,P3,P4の値を再計算する。
x=P1×T+P2 …(7)
e=P3×T×r1+P4 …(8)
パラメータP1,P2,P3,P4の値の再計算が終了すると、上記式(1)および(2)に含まれるパラメータの値を再計算された値に更新する。
ここで、パラメータP1,P2,P3,P4の値の再計算手法の一例を示す。以下、履歴情報730に記録されている見積もり工数および実績工数を古い順に(見積もり工数,実績工数)=(ti,t’i)と表記する(i=1,…,n)。まず、下記式(9)を用いて、見積もり工数と実績工数との差分を算出する。
Δi=(ti−t’i)/ti …(9)
このあと、Δiを近似するための正規分布を算出し、その正規分布の平均値μおよび標準偏差σを求める。ここで求めた平均値μおよび標準偏差σが上述したパラメータP3,P4の値となる(P3=σ、P4=μ)。つぎに、Δiが正規分布のどの位置にあるのかを算出し、下記式(10)を用いてt’iから見積もり工数の見積もり誤差分を除算する。
xi=ti−T×(P3×Δi+P4) …(10)
そして、(ti,xi)が下記式(11)によって表せるようなパラメータP1およびP2の値を最小二乗法を用いて算出する。
xi=P1×ti+P2 …(11)
最後に、再計算されたパラメータP1,P2,P3,P4の値を、上記式(7)および(8)に代入する。この結果、再計算されたパラメータP1,P2,P3,P4の値が上記式(7)および(8)に代入されたモデル関数を、作業者1と関連付けられた更新後のモデル関数とする。
このように、作業者の属性と関連付けられているモデル関数(たとえば、上記式(1)〜(6))を、作業の見積もり工数と当該作業者による作業に要した実績工数とに応じて変動させることができる。これにより、作業者の熟練度などの変化に応じてモデル関数を更新することができ、見積もり工数を算出する際に、そのときの作業者の属性に合った適切なモデル関数を用いることができる。
(工数見積装置の工数見積処理手順)
つぎに、この発明の実施の形態にかかる工数見積装置200の工数見積処理手順について説明する。図8は、この発明の実施の形態にかかる工数見積装置200の工数見積処理手順を示すフローチャートである。図8のフローチャートにおいて、まず、入力部501により、一連の作業を構成する各作業の見積もり工数の入力を受け付けたか否かを判断する(ステップS801)。
ここで、各作業の見積もり工数が入力されるのを待って(ステップS801:No)、入力された場合(ステップS801:Yes)、取得部502により、各作業の作業者の属性に基づいて、入力部501によって入力された各作業の見積もり工数に含まれる見積もり誤差を抽出するためのモデル関数を取得する(ステップS802)。
さらに、取得部502により、各作業の作業者の属性に基づいて、見積もり誤差に関する作業間の相互の相関関係を表わす相関係数を取得する(ステップS803)。このあと、第1の算出部503により、取得部502によって取得されたモデル関数を用いて、作業ごとに、属性に依存する見積もり誤差を表わす確率密度分布と見積もり工数の見積もり手法に依存するモデル誤差を表わす確率密度分布とを算出する(ステップS804)。
そして、第2の算出部504により、ステップS803において取得された相関係数に基づいて、ステップS804において算出された各作業の見積もり誤差を表わす確率密度分布とモデル誤差を表わす確率密度分布とを統計的に累積することにより、一連の作業全体の工数を算出する(ステップS805)。
出力部505により、第2の算出部504によって算出された算出結果を出力して(ステップS806)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。なお、ステップS802およびステップS803は、実行順序が逆であってもよく、また、並列に実行することとしてもよい。
このように、この発明の実施の形態によれば、作業者の経験やスキルに依存する見積もり誤差を考慮して、一連の作業全体の工数を見積もることができる。このとき、各作業者の経験やスキルに依存する作業間の相互の相関関係を考慮して、一連の作業全体の工数を見積もることができる。
また、作業者の属性と関連付けて属性情報DB300に保持されているモデル関数を、該作業者による作業に要した実績工数に応じて更新することができる。この結果、作業者の熟練度の変化に応じてモデル関数が更新され、作業者の熟練度に合った適切なモデル関数を用いた工数見積もりを実現することができる。
つぎに、上述した実施の形態の実施例1について説明する。実施例1では、図6に示したダイアグラム610によって表現される一連の作業を例に挙げて、該一連の作業全体の工数を見積もる。図9は、各作業の見積もり工数の一例を示す説明図(その1)である。図9において、入力情報900は、作業A〜Cごとに、各作業A〜Cの作業者1〜3および各作業A〜Cの見積もり工数を示す情報である。
具体的には、作業者1によって作業Aがおこなわれた場合の見積もり工数「10(日)」と、作業者2によって作業Bがおこなわれた場合の見積もり工数「20(日)」と、作業者3によって作業Cがおこなわれた場合の見積もり工数「20(日)」と、が示されている。これら見積もり工数は、所定の見積もり手法を用いて見積もられた工数である。
この入力情報900は、ユーザによって工数見積装置200に直接入力される。この結果、入力部501(図5参照)により、入力情報900の入力を受け付ける。このあと、取得部502により、各作業A〜Cの作業者の属性(作業者1〜3)に基づいて、属性情報DB300の中からモデル関数を取得する。具体的には、上記式(1)〜(6)を取得することとなる。
さらに、取得部502により、各作業A〜Cの作業者の属性(作業者1〜3)に基づいて、図4に示した相関テーブル400を参照することにより、見積もり誤差に関する作業間の相互の相関関係を表わす相関係数を取得する。ここでは、ダイアグラム610を参照することにより、各作業の直前または/および直後の作業との相互の相関関係を表わす相関係数を取得する。
図10は、相関係数の一例を示す説明図(その1)である。図10において、相関情報1000は、各作業A〜Cの作業者1〜3の属性に基づいて取得された、各作業A〜Cの直前または/および直後の作業との相互の相関関係を表わす相関係数を示す情報である。具体的には、同一作業間の相関係数が「1.0」となっており、それ以外の相関係数は「0.0」となっている。
つぎに、第1の算出部503により、入力情報900に基づいて、各作業A〜Cの見積もり工数を上記式(1)〜(6)に代入し、各作業者1〜3に依存する見積もり誤差を表わす確率密度分布e1〜e3と、各作業A〜Cの見積もり工数の見積もり手法に依存するモデル誤差を表わす確率密度分布x1〜x3とを算出する。
図11は、第1の算出部503の算出結果を示す説明図(その1)である。図11において、算出結果1100は、作業A〜Cごとに、各作業者1〜3に依存する見積もり誤差を表わす確率密度分布e1〜e3と、各作業A〜Cの見積もり工数の見積もり手法に依存するモデル誤差を表わす確率密度分布x1〜x3との平均値および標準偏差を有している。
ここで、作業Aを例に挙げると、作業者1に依存する見積もり誤差を表わす確率密度分布e1の(平均値,標準偏差)=(0.3,0.7)と、作業Aの見積もり工数の見積もり手法に依存するモデル誤差を表わす確率密度分布x1の(平均値,標準偏差)=(11.0,0.0)とを有している。
つぎに、第2の算出部504により、図10に示した相関情報1000に基づいて、図11に示した算出結果1100(確率密度分布e1〜e3,x1〜x3の平均値および標準偏差)を統計的な手法を用いて累積することにより、一連の作業全体の工数を算出する。ここで、確率密度分布e1〜e3,x1〜x3の平均値および標準偏差を累積する統計的手法の具体例について説明する。
以下、確率密度分布e1〜e3の平均値をそれぞれmean(e1)〜mean(e3)、標準偏差をそれぞれσ(e1)〜σ(e3)と表記する。また、確率密度分布x1〜x3の平均値をそれぞれmean(x1)〜mean(x3)、標準偏差をそれぞれσ(x1)〜σ(x3)と表記する。また、作業iと作業jとの相互の相関関係を表わす相関係数をρijと表記する。
これら確率密度分布e1〜e3の平均値および標準偏差と、確率密度分布x1〜x3の平均値および標準偏差と、作業間の相関係数とに基づいて、一連の作業全体のモデル誤差平均値:mean(x)、モデル誤差標準偏差:σ(x)、見積もり誤差平均値:mean(e)および見積もり誤差標準偏差:σ(e)を下記式(12)〜(15)のように算出することができる。
mean(x)=mean(x1)+mean(x2)+mean(x3
=52 …(12)
σ(x)=σ(x1)+σ(x2)+σ(x3
=0 …(13)
mean(e)=mean(e1)+mean(e2)+mean(e3
=0.3 …(14)
σ(e)=sqrt(σ(e12+σ(e22+σ(e32+2×ρAB×σ(e1
×σ(e2)+2×ρBC×σ(e2)×σ(e3))
≒2.54 …(15)
このあと、上記式(12)〜(15)を用いて算出された各値を、『X=x+e』の等式に従って、下記式(16)および(17)に代入することにより、一連の作業全体の平均値:mean(X)および標準偏差:σ(X)を求めることができる。
mean(X)=mean(x)+mean(e)=52.3 …(16)
σ(X)=sqrt(σ(x)2+σ(e)2)=2.54 …(17)
最後に、上記式(16)および(17)を用いて算出された平均値:mean(X)および標準偏差:σ(X)を用いて、一連の作業全体の工数を見積もる。このとき、任意の確率で一連の作業が終了する工数を見積もることができる。
具体的には、たとえば、一連の作業全体の平均値:mean(X)よりも標準偏差:σ(X)の3倍分大きな値『mean(X)+3×σ(X)≒60(日)』を算出することにより、99.8(%)の確率で一連の作業が終了する工数を見積もることができる。
以上説明した実施例1によれば、各作業者1〜3の経験やスキルに依存する見積もり誤差を考慮して、一連の作業全体の工数を見積もることができる。これにより、熟練度など属性の違いによって生じるばらつきを抑えることができ、一連の作業の工数を見積もる際の見積もり精度を向上させることができる。
つぎに、上述した実施の形態の実施例2について説明する。実施例2では、図6に示したダイアグラム610によって表現される一連の作業を例に挙げて、作業間の相互の相関関係に基づいて、該一連の作業全体の工数を見積もる。まず、入力情報について説明する。図12は、各作業の見積もり工数の一例を示す説明図(その2)である。
図12において、入力情報1200は、作業A〜Cごとに、該各作業A〜Cの作業者1,2および見積もり工数を示す情報である。具体的には、作業者1によって作業Aがおこなわれた場合の見積もり工数「10(日)」と、作業者2によって作業Bがおこなわれた場合の見積もり工数「20(日)」と、作業者1によって作業Cがおこなわれた場合の見積もり工数「20(日)」と、が示されている。
つぎに、実施例2における相関テーブルについて説明する。図13は、相関テーブルの一例を示す説明図(その2)である。図13において、相関テーブル1300は、作業者1および2の属性間の相互の相関関係を表わす相関係数を保持している。具体的には、同一の作業者間の相関係数が「1」、作業者1と作業者2との間の相関係数が「0.5」となっている。
一連の作業全体の工数を見積もる場合、まず、入力部501により、入力情報1200の入力を受け付ける。このあと、取得部502により、各作業A〜Cの作業者の属性(作業者1および2)に基づいて、属性情報DB300の中からモデル関数を取得する。具体的には、上記式(1)〜(4)を取得する。
さらに、取得部502により、各作業A〜Cの作業者の属性(作業者1および2)に基づいて、相関テーブル1300を参照することにより、見積もり誤差に関する作業間の相互の相関関係を表わす相関係数を取得する。ここでは、ダイアグラム610を参照することにより、各作業の直前または/および直後の作業との相互の相関関係を表わす相関係数を取得する。
図14は、相関係数の一例を示す説明図(その2)である。図14において、相関情報1400は、各作業A〜Cの作業者1および2の属性に基づいて取得された作業間の相関係数を示す情報である。具体的には、同一作業間の相関係数が「1」となっており、それ以外の相関係数は「0.5」となっている。
このあと、第1の算出部503により、入力情報1200に基づいて、各作業A〜Cの見積もり工数を上記式(1)〜(4)に代入することにより、各作業者1および2に依存する見積もり誤差を表わす確率密度分布e1,e2と、各作業A〜Cの見積もり工数の見積もり手法に依存するモデル誤差を表わす確率密度分布x1,x2とを算出する。
なお、実施例2では、作業Aおよび作業Cの作業者が同一の作業者1のため、作業者1に依存する見積もり誤差を表わす確率密度分布e1と、作業Aおよび作業Cの見積もり工数の見積もり手法に依存するモデル誤差を表わす確率密度分布x1に、作業Aおよび作業Cの見積もり工数をそれぞれ代入することとなる。
図15は、第1の算出部503の算出結果を示す説明図(その2)である。図15において、算出結果1500には、作業A〜Cごとに、各作業者1および2に依存する見積もり誤差を表わす確率密度分布e1,e2、および各作業A〜Cの見積もり工数の見積もり手法に依存するモデル誤差を表わす確率密度分布x1,x2の平均値と標準偏差とを有している。
ここで、作業Cを例に挙げると、作業者1に依存する見積もり誤差を表わす確率密度分布e1の(平均値,標準偏差)=(0.6,1.4)と、作業Aの見積もり工数の見積もり手法に依存するモデル誤差を表わす確率密度分布x1の(平均値,標準偏差)=(21.0,0.0)とを有している。
つぎに、第2の算出部504により、図14に示した相関情報1400に基づいて、図15に示した算出結果1500(確率密度分布e1,e2および確率密度分布x1,x2)を統計的な手法を用いて累積することにより、一連の作業全体の工数を算出する。
ここでは、一連の作業全体のモデル誤差平均値:mean(x)、モデル誤差標準偏差:σ(x)、見積もり誤差平均値:mean(e)および見積もり誤差標準偏差:σ(e)を下記式(18)〜(21)のように算出することができる。
mean(x)=mean(x1)+mean(x2)+mean(x3
=48 …(18)
σ(x)=σ(x1)+σ(x2)+σ(x3
=0 …(19)
mean(e)=mean(e1)+mean(e2)+mean(e3
=0.9 …(20)
σ(e)=sqrt(σ(e12+σ(e22+σ(e32+2×ρAB×σ(e1
×σ(e2)+2×ρBC×σ(e2)×σ(e3))
≒3.26 …(21)
このあと、上記式(18)〜(21)を用いて算出された各値を、『X=x+e』の等式に従って、下記式(22)および(23)に代入することにより、一連の作業全体の平均値:mean(X)および標準偏差:σ(X)を求めることができる。
mean(X)=mean(x)+mean(e)=48.9 …(22)
σ(X)=sqrt(σ(x)2+σ(e)2)=3.26 …(23)
最後に、上記式(22)および(23)を用いて算出されたmean(X)およびσ(X)を用いて、一連の作業全体の工数を見積もる。このとき、任意の確率で一連の作業が終了する工数を見積もることができる。
具体的には、たとえば、一連の作業全体の平均値:mean(X)よりも標準偏差:σ(X)の3倍分大きな値『mean(X)+3×σ(X)≒59(日)』を算出することにより、99.8(%)の確率で一連の作業が終了する工数を見積もることができる。ここでは、作業間に相関関係が存在しない場合に比べて見積もり工数が少なくなっている。
以上説明した実施例2によれば、各作業者1および2の経験やスキルに依存する直列する作業間の相互の相関関係を考慮して、一連の作業全体の工数を見積もることができる。これにより、直列する作業間の相関によって生じるばらつきを抑えることができ、一連の作業の工数を見積もる際の見積もり精度を向上させることができる。
つぎに、上述した実施の形態の実施例3について説明する。実施例3では、図6に示したダイアグラム620によって表現される一連の作業を例に挙げて、該一連の作業全体の工数を見積もる。まず、入力情報について説明する。図16は、各作業の見積もり工数の一例を示す説明図(その3)である。
図16において、入力情報1600は、作業A〜Cごとに、該各作業A〜Cの作業者1〜3および見積もり工数を示す情報である。具体的には、作業者1によって作業Aがおこなわれた場合の見積もり工数「5(日)」と、作業者2によって作業Bがおこなわれた場合の見積もり工数「4(日)」と、作業者3によって作業Cがおこなわれた場合の見積もり工数「5(日)」と、が示されている。
つぎに、実施例3における相関テーブルについて説明する。図17は、相関テーブルの一例を示す説明図(その3)である。図17において、相関テーブル1700は、作業者1〜3の属性間の相互の相関関係を表わす相関係数を保持している。具体的には、同一の作業者間の相関係数が「1」、作業者1と作業者2との間の相関係数が「0.5」、作業者1と作業者3との間の相関係数が「0.0」、作業者2と作業者3との間の相関係数が「0.0」となっている。
一連の作業全体の工数を見積もる場合、まず、入力部501により、入力情報1600の入力を受け付ける。このあと、取得部502により、各作業A〜Cの作業者の属性(作業者1〜3)に基づいて、属性情報DB300の中からモデル関数を取得する。具体的には、上記式(1)〜(6)を取得する。
さらに、取得部502により、各作業A〜Cの作業者の属性(作業者1〜3)に基づいて、相関テーブル1700を参照することにより、見積もり誤差に関する作業間の相互の相関関係を表わす相関係数を取得する。ここでは、ダイアグラム620を参照することにより、各作業の直前または/および直後の作業との相互の相関関係を表わす相関係数を取得する。
図18は、相関係数の一例を示す説明図(その3)である。図18において、相関情報1800は、各作業A〜Cの作業者1〜3の属性に基づいて取得された作業間の相関係数を示す情報である。具体的には、同一作業間の相関係数が「1.0」、作業1と作業2との間の相関係数が「0.5」、それ以外の相関係数は「0.0」となっている。
このあと、第1の算出部503により、上記式(1)〜(6)に、入力情報1600に基づく各作業A〜Cの見積もり工数を代入することにより、各作業者1〜3に依存する見積もり誤差を表わす確率密度分布e1〜e3と、各作業A〜Cの見積もり工数の見積もり手法に依存するモデル誤差を表わす確率密度分布x1〜x3とを算出する。
図19は、第1の算出部503の算出結果を示す説明図(その3)である。図19において、算出結果1900には、作業A〜Cごとに、各作業者1〜3に依存する見積もり誤差を表わす確率密度分布e1〜e3、および各作業A〜Cの見積もり工数の見積もり手法に依存するモデル誤差を表わす確率密度分布x1〜x3の平均値と標準偏差とが表記されている。
ここで、作業Cを例に挙げると、作業者3に依存する見積もり誤差を表わす確率密度分布e3の(平均値,標準偏差)=(0.0,0.35)と、作業Cの見積もり工数の見積もり手法に依存するモデル誤差を表わす確率密度分布x3の(平均値,標準偏差)=(7.0,0.0)とが表記されている。
このあと、第2の算出部504により、図18に示した相関情報1800に基づいて、図19に示した算出結果1900(確率密度分布e1〜e3および確率密度分布x1〜x3)を統計的な手法を用いて累積することにより、一連の作業全体の工数を算出する。
ここでは、一連の作業全体のモデル誤差平均値mean(x)、モデル誤差標準偏差σ(x)、見積もり誤差平均値mean(e)および見積もり誤差標準偏差σ(e)を下記式(24)〜(27)のように算出することができる。
mean(x)=max(mean(x1),mean(x2))+mean(x3
=13 …(24)
σ(x)=max(σ(x1),σ(x2))+σ(x3
=0 …(25)
mean(e)=max(mean(e1),mean(e2))+mean(e3
=0.3 …(26)
σ(e)=sqrt(max(σ(e1),σ(e2))2+σ(e32
=0.2825 …(27)
このあと、上記式(24)〜(27)を用いて算出された値を下記式(28)および(29)に代入することにより、一連の作業全体の平均値mean(X)および標準偏差σ(X)を求めることができる。
mean(X)=mean(x)+mean(e)=13.3 …(28)
σ(X)=sqrt(σ(x)2+σ(e)2)=0.2825 …(29)
最後に、図1を用いて説明した『Xi=xi+ei』の等式に従って一連の作業全体の工数を見積もる。このとき、任意の確率で一連の作業が終了する工数を見積もることができる。たとえば、99.8(%)の確率で一連の作業が終了する工数として、一連の作業全体の平均値mean(X)よりも標準偏差σ(X)の3倍分大きな値である『mean(X)+3×σ(X)≒14(日)』を見積もることができる。
なお、作業1と作業3との間の相互の相関関係、および作業2と作業3との間の相互の相関関係は存在しない場合について説明したが、これに限らない。たとえば、作業1と作業3と、作業2と作業3との間の相互の相関関係が存在する場合には、上記式(27)で示した見積もり誤差標準偏差σ(e)を下記式(30)のような近似式を用いて算出することができる。
σ(e)≒sqrt(max(σ(e1),σ(e2))2+σ(e32)+2×
max(ρ13×σ(e1)×σ(e3),ρ23×σ(e2)×σ(e3))
…(30)
以上説明した実施例3によれば、各作業者1〜3の経験やスキルに依存する並列する作業間の相互の相関関係を考慮して、一連の作業全体の工数を見積もることができる。これにより、並列する作業間の相関によって生じるばらつきを抑えることができ、一連の作業の工数を見積もる際の見積もり精度を向上させることができる。また、上記式(30)のような近似式を用いて、直列および並列の作業間の相関関係を考慮した一連の作業全体の工数見積もりをおこなうことにより、より精度の高い工数見積もりを実現することができる。
つぎに、上述した実施の形態の実施例4について説明する。実施例4では、出力部505による出力形式の具体例について説明する。図20は、ディスプレイに表示される出力形式の具体例を示す説明図である。図20において、ディスプレイ231には、複数の作業A〜Eからなる一連の作業全体の工数の見積もり結果2000が表示されている。
具体的には、ダイアグラム2010に表現されている各作業A〜Eに対応して、該各作業A〜Eの見積もり工数がグラフ化されている(図20中、「G1」〜「G5」)。また、各作業A〜Eの見積もり工数を統計的に累積した一連の作業全体の見積もり工数がグラフ化されている(図20中、「G6」)。
グラフG1〜G6は、各作業A〜Eの見積もり工数の見積もり手法に依存するモデル誤差を表現する領域P,Qと、各作業者の属性に依存する見積もり誤差を表現する領域Rとに分かれている。ここでは、99%の確率で各作業A〜Eおよび一連の作業が終了する見積もり工数とともに、50%の確率で各作業A〜Eおよび一連の作業が終了する見積もり工数が表現されている。
以上説明した実施例4によれば、一連の作業全体の見積もり工数とともに、各作業A〜Eの作業者の経験やスキルに依存する見積もり誤差をグラフィカルに表示することができる。このように、モデル誤差と見積もり誤差とに分離して各作業A〜Eの見積もり工数および一連の作業全体の見積もり工数を視覚的に表現することにより、見積もり結果に対するユーザの認識性を高めることができる。
以上説明したように、工数見積プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、工数見積装置、および工数見積方法によれば、各作業の見積もり工数に含まれる作業者の属性に依存する見積もり誤差を考慮して、一連の作業全体の工数を統計的に見積もることにより、該一連の作業全体の工数の見積もり精度を向上させることができる。
なお、本実施の形態で説明した工数見積方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
(付記1)複数の作業からなる一連の作業全体の工数の見積もりをコンピュータに実行させる工数見積プログラムにおいて、
前記各作業の見積もり工数の入力を受け付けさせる入力工程と、
前記各作業の作業者の属性に基づいて、前記入力工程によって入力された各作業の見積もり工数に含まれる見積もり誤差を抽出するためのモデル関数を取得させる取得工程と、
前記取得工程によって取得されたモデル関数を用いて、前記作業ごとに、前記属性に依存する前記見積もり誤差を表わす確率密度分布と前記見積もり工数の見積もり手法に依存するモデル誤差を表わす確率密度分布とを算出させる第1の算出工程と、
前記第1の算出工程によって算出された各作業の見積もり誤差を表わす確率密度分布とモデル誤差を表わす確率密度分布とを統計的手法を用いて累積することにより、前記一連の作業全体の工数を算出させる第2の算出工程と、
前記第2の算出工程によって算出された算出結果を出力させる出力工程と、
を前記コンピュータに実行させることを特徴とする工数見積プログラム。
(付記2)前記取得工程は、
さらに、前記各作業の作業者の属性に基づいて、前記見積もり誤差に関する前記作業間の相互の相関関係を表わす相関係数を取得させ、
前記第2の算出工程は、
前記取得工程によって取得された相関係数に基づいて、前記見積もり誤差を表わす確率密度分布と前記モデル誤差を表わす確率密度分布とを統計的手法を用いて累積することにより、前記一連の作業全体の工数を算出させることを特徴とする付記1に記載の工数見積プログラム。
(付記3)前記取得工程は、
前記一連の作業の作業順序を参照することにより、前記各作業の直前または/および直後の作業との相互の相関関係を表わす相関係数を取得させることを特徴とする付記2に記載の工数見積プログラム。
(付記4)前記取得工程は、
前記一連の作業の作業順序を参照することにより、並列する作業間の相互の相関関係を表わす相関係数を取得させることを特徴とする付記2または3に記載の工数見積プログラム。
(付記5)前記作業の見積もり工数と前記作業に要した実績工数とに基づいて、前記作業の作業者の属性と関連付けて保持されているモデル関数に含まれているパラメータの値を更新させる更新工程を前記コンピュータに実行させ、
前記取得工程は、
前記更新工程によって前記パラメータの値が更新された場合、前記属性と関連付けて保持されている更新後のモデル関数を取得させることを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の工数見積プログラム。
(付記6)前記出力工程は、
前記一連の作業全体の工数を表わす確率密度分布とともに、前記一連の作業全体の工数に含まれる見積もり誤差を表わす確率密度分布を表示画面に表示させることを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の工数見積プログラム。
(付記7)前記属性は、
前記各作業の作業者の個人情報であることを特徴とする付記1〜6のいずれか一つに記載の工数見積プログラム。
(付記8)前記属性は、
前記各作業の作業者の熟練度であることを特徴とする付記1〜6のいずれか一つに記載の工数見積プログラム。
(付記9)付記1〜8のいずれか一つに記載の工数見積プログラムは、複数の開発工程からなるソフトウェア開発の開発期間の見積もりをコンピュータに実行させることを特徴とする工数見積プログラム。
(付記10)付記1〜9のいずれか一つに記載の工数見積プログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な記録媒体。
(付記11)複数の作業からなる一連の作業全体の工数を見積もる工数見積装置において、
前記各作業の見積もり工数の入力を受け付ける入力手段と、
前記各作業の作業者の属性に基づいて、前記入力手段によって入力された各作業の見積もり工数に含まれる見積もり誤差を抽出するためのモデル関数を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得されたモデル関数を用いて、前記作業ごとに、前記属性に依存する前記見積もり誤差を表わす確率密度分布と前記見積もり工数の見積もり手法に依存するモデル誤差を表わす確率密度分布とを算出する第1の算出手段と、
前記第1の算出手段によって算出された各作業の見積もり誤差を表わす確率密度分布とモデル誤差を表わす確率密度分布とを統計的手法を用いて累積することにより、前記一連の作業全体の工数を算出する第2の算出手段と、
前記第2の算出手段によって算出された算出結果を出力する出力手段と、
を備えることを特徴とする工数見積装置。
(付記12)前記取得手段は、
さらに、前記各作業の作業者の属性に基づいて、前記見積もり誤差に関する前記作業間の相互の相関関係を表わす相関係数を取得し、
前記第2の算出手段は、
前記取得手段によって取得された相関係数に基づいて、前記見積もり誤差を表わす確率密度分布と前記モデル誤差を表わす確率密度分布とを統計的手法を用いて累積することにより、前記一連の作業全体の工数を算出することを特徴とする付記11に記載の工数見積装置。
(付記13)前記取得手段は、
前記一連の作業の作業順序を参照することにより、前記各作業の直前または/および直後の作業との相互の相関関係を表わす相関係数を取得することを特徴とする付記12に記載の工数見積装置。
(付記14)前記取得手段は、
前記一連の作業の作業順序を参照することにより、並列する作業間の相互の相関関係を表わす相関係数を取得することを特徴とする付記12または13に記載の工数見積装置。
(付記15)前記作業の見積もり工数と前記作業に要した実績工数とに基づいて、前記作業の作業者の属性と関連付けて保持されているモデル関数に含まれているパラメータの値を更新する更新手段を備え、
前記取得手段は、
前記更新手段によって前記パラメータの値が更新された場合、前記属性と関連付けて保持されている更新後のモデル関数を取得することを特徴とする付記11〜14のいずれか一つに記載の工数見積装置。
(付記16)前記出力手段は、
前記一連の作業全体の工数を表わす確率密度分布とともに、前記一連の作業全体の工数に含まれる見積もり誤差を表わす確率密度分布を表示画面に表示することを特徴とする付記11〜15のいずれか一つに記載の工数見積装置。
(付記17)複数の作業からなる一連の作業全体の工数を見積もる工数見積方法において、
前記各作業の見積もり工数の入力を受け付ける入力工程と、
前記各作業の作業者の属性に基づいて、前記入力工程によって入力された各作業の見積もり工数に含まれる見積もり誤差を抽出するためのモデル関数を取得する取得工程と、
前記取得工程によって取得されたモデル関数を用いて、前記作業ごとに、前記属性に依存する前記見積もり誤差を表わす確率密度分布と前記見積もり工数の見積もり手法に依存するモデル誤差を表わす確率密度分布とを算出する第1の算出工程と、
前記第1の算出工程によって算出された各作業の見積もり誤差を表わす確率密度分布とモデル誤差を表わす確率密度分布とを統計的手法を用いて累積することにより、前記一連の作業全体の工数を算出する第2の算出工程と、
前記第2の算出工程によって算出された算出結果を出力する出力工程と、
を含んだことを特徴とする工数見積方法。
(付記18)前記取得工程は、
さらに、前記各作業の作業者の属性に基づいて、前記見積もり誤差に関する前記作業間の相互の相関関係を表わす相関係数を取得し、
前記第2の算出工程は、
前記取得工程によって取得された相関係数に基づいて、前記見積もり誤差を表わす確率密度分布と前記モデル誤差を表わす確率密度分布とを統計的手法を用いて累積することにより、前記一連の作業全体の工数を算出することを特徴とする付記17に記載の工数見積方法。
(付記19)前記取得工程は、
前記一連の作業の作業順序を参照することにより、前記各作業の直前または/および直後の作業との相互の相関関係を表わす相関係数を取得することを特徴とする付記18に記載の工数見積方法。
(付記20)前記取得工程は、
前記一連の作業の作業順序を参照することにより、並列する作業間の相互の相関関係を表わす相関係数を取得することを特徴とする付記18または19に記載の工数見積方法。
(付記21)前記作業の見積もり工数と前記作業に要した実績工数とに基づいて、前記作業の作業者の属性と関連付けて保持されているモデル関数に含まれているパラメータの値を更新する更新工程を含み、
前記取得工程は、
前記更新工程によって前記パラメータの値が更新された場合、前記属性と関連付けて保持されている更新後のモデル関数を取得することを特徴とする付記17〜20のいずれか一つに記載の工数見積方法。
(付記22)前記出力工程は、
前記一連の作業全体の工数を表わす確率密度分布とともに、前記一連の作業全体の工数に含まれる見積もり誤差を表わす確率密度分布を表示画面に表示することを特徴とする付記17〜21のいずれか一つに記載の工数見積方法。
以上のように、本発明にかかる工数見積プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、工数見積装置、および工数見積方法は、複数の開発工程からなるソフトウェア開発の開発期間を見積もる場合に有用である。
この発明の概要を示す説明図である。 この発明の実施の形態にかかる工数見積装置のハードウェア構成を示す説明図である。 属性情報DBの記憶内容を示す説明図である。 相関テーブルの具体例を示す説明図(その1)である。 この発明の実施の形態にかかる工数見積装置の機能的構成を示すブロック図である。 一連の作業の具体例を示す説明図である。 更新処理の概要を示す説明図である。 この発明の実施の形態にかかる工数見積装置の工数見積処理手順を示すフローチャートである。 各作業の見積もり工数の一例を示す説明図(その1)である。 相関係数の一例を示す説明図(その1)である。 第1の算出部の算出結果を示す説明図(その1)である。 各作業の見積もり工数の一例を示す説明図(その2)である。 相関テーブルの一例を示す説明図(その2)である。 相関係数の一例を示す説明図(その2)である。 第1の算出部の算出結果を示す説明図(その2)である。 各作業の見積もり工数の一例を示す説明図(その3)である。 相関テーブルの一例を示す説明図(その3)である。 相関係数の一例を示す説明図(その3)である。 第1の算出部の算出結果を示す説明図(その3)である。 ディスプレイに表示される出力形式の具体例を示す説明図である。 従来技術の問題点を示す説明図である。
符号の説明
200 工数見積装置
300 属性情報DB
400,1300,1700 相関テーブル
501 入力部
502 取得部
503 第1の算出部
504 第2の算出部
505 出力部
506 更新部
610,620 ダイアグラム
710,900,1200,1600 入力情報
720,730 履歴情報
1000,1400,1800 相関情報
1100,1500,1900 算出結果
2000 見積もり結果

Claims (8)

  1. 複数の作業からなる一連の作業全体の工数の見積もりをコンピュータに実行させる工数見積プログラムにおいて、
    前記各作業の見積もり工数の入力を受け付けさせる入力工程と、
    前記各作業の作業者の属性に基づいて、前記入力工程によって入力された各作業の見積もり工数に含まれる見積もり誤差を抽出するためのモデル関数を取得させる取得工程と、
    前記取得工程によって取得されたモデル関数を用いて、前記作業ごとに、前記属性に依存する前記見積もり誤差を表わす確率密度分布と前記見積もり工数の見積もり手法に依存するモデル誤差を表わす確率密度分布とを算出させる第1の算出工程と、
    前記第1の算出工程によって算出された各作業の見積もり誤差を表わす確率密度分布とモデル誤差を表わす確率密度分布とを統計的手法を用いて累積することにより、前記一連の作業全体の工数を算出させる第2の算出工程と、
    前記第2の算出工程によって算出された算出結果を出力させる出力工程と、
    を前記コンピュータに実行させることを特徴とする工数見積プログラム。
  2. 前記取得工程は、
    さらに、前記各作業の作業者の属性に基づいて、前記見積もり誤差に関する前記作業間の相互の相関関係を表わす相関係数を取得させ、
    前記第2の算出工程は、
    前記取得工程によって取得された相関係数に基づいて、前記見積もり誤差を表わす確率密度分布と前記モデル誤差を表わす確率密度分布とを統計的手法を用いて累積することにより、前記一連の作業全体の工数を算出させることを特徴とする請求項1に記載の工数見積プログラム。
  3. 前記取得工程は、
    前記一連の作業の作業順序を参照することにより、前記各作業の直前または/および直後の作業との相互の相関関係を表わす相関係数を取得させることを特徴とする請求項2に記載の工数見積プログラム。
  4. 前記取得工程は、
    前記一連の作業の作業順序を参照することにより、並列する作業間の相互の相関関係を表わす相関係数を取得させることを特徴とする請求項2または3に記載の工数見積プログラム。
  5. 前記作業の見積もり工数と前記作業に要した実績工数とに基づいて、前記作業の作業者の属性と関連付けて保持されているモデル関数に含まれているパラメータの値を更新させる更新工程を前記コンピュータに実行させ、
    前記取得工程は、
    前記更新工程によって前記パラメータの値が更新された場合、前記属性と関連付けて保持されている更新後のモデル関数を取得させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の工数見積プログラム。
  6. 請求項1〜5のいずれか一つに記載の工数見積プログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な記録媒体。
  7. 複数の作業からなる一連の作業全体の工数を見積もる工数見積装置において、
    前記各作業の見積もり工数の入力を受け付ける入力手段と、
    前記各作業の作業者の属性に基づいて、前記入力手段によって入力された各作業の見積もり工数に含まれる見積もり誤差を抽出するためのモデル関数を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得されたモデル関数を用いて、前記作業ごとに、前記属性に依存する前記見積もり誤差を表わす確率密度分布と前記見積もり工数の見積もり手法に依存するモデル誤差を表わす確率密度分布とを算出する第1の算出手段と、
    前記第1の算出手段によって算出された各作業の見積もり誤差を表わす確率密度分布とモデル誤差を表わす確率密度分布とを統計的手法を用いて累積することにより、前記一連の作業全体の工数を算出する第2の算出手段と、
    前記第2の算出手段によって算出された算出結果を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする工数見積装置。
  8. 複数の作業からなる一連の作業全体の工数を見積もる工数見積方法において、
    前記各作業の見積もり工数の入力を受け付ける入力工程と、
    前記各作業の作業者の属性に基づいて、前記入力工程によって入力された各作業の見積もり工数に含まれる見積もり誤差を抽出するためのモデル関数を取得する取得工程と、
    前記取得工程によって取得されたモデル関数を用いて、前記作業ごとに、前記属性に依存する前記見積もり誤差を表わす確率密度分布と前記見積もり工数の見積もり手法に依存するモデル誤差を表わす確率密度分布とを算出する第1の算出工程と、
    前記第1の算出工程によって算出された各作業の見積もり誤差を表わす確率密度分布とモデル誤差を表わす確率密度分布とを統計的手法を用いて累積することにより、前記一連の作業全体の工数を算出する第2の算出工程と、
    前記第2の算出工程によって算出された算出結果を出力する出力工程と、
    を含んだことを特徴とする工数見積方法。
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