JP3760985B2 - 排気マフラ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、原動機に装着されるマフラに関し、特にマフラ胴体と仕切板との溶接部に発生する応力を緩和するようにした排気マフラに関する。
【0002】
【従来の技術】
原動機(以下「エンジン」という)のエキゾーストパイプ内を高い圧力で流れてきた高温の排気ガスは、排気マフラを通ることで消音される。図4は、排気マフラの一例を示し、排気マフラ30は、角筒形状のマフラ胴体(アウタドラム)31の両端が端板(エンドプレート)32、33により密閉され、内部が仕切板(セパレータ)34、35により複数の膨張室36〜38に画成されて構成されており、入口パイプ40から入力された高温・高圧の排気ガスをこれらの膨張室36〜38に導いて圧力を下げ、同時に吸音材39により音を小さくして出口パイプ41から大気に排出するようにしている。
【0003】
端板32、33は、夫々外周部が全周に亘り一側(外側)に折曲されてフランジ32a、33aとされ、これらのフランジ32a、33aがマフラ胴体31の開口端に嵌合されて全周に亘り溶着されマフラ胴体31を密閉している。仕切板34、35は、マフラ胴体31内に嵌挿される構造であるために端板32、33のような溶接構造を取ることができず、一般に栓溶接が採用されている。即ち、仕切板34、35は、周縁部外周が全周に亘り一側に折曲されてフランジ34a、35aが形成され、マフラ胴体31には、フランジ34a、35aの上下、左右の直線部分の溶着すべき箇所34b、35bと対応する位置に小孔(図示せず)を穿設し、これらの小孔を肉盛りするようにしてフランジ34a、35aをマフラ胴体31の内壁に溶着する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した仕切板34、35とマフラ胴体31との結合を栓溶接により溶着する構造の排気マフラにおいては、高温の排気ガスに晒される熱負荷時に、大気に接触しているマフラ胴体31よりも内部にある仕切板34、35の方が大幅に温度が高いためにこれら仕切板34、35の曲げ変形が大きく、マフラ胴体31との栓溶接部に熱応力が発生し、マフラ胴体31が変形するという問題がある。
【0005】
このため、本発明では、マフラ胴体と仕切板との栓溶接部分における熱応力を緩和してマフラ胴体の変形を防止するようにした排気マフラを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明では、仕切板の外周部に形成されたフランジと、断面L形状の補強プレートの一側面を前記仕切板の反フランジ側周縁部にて互いに溶着し、仕切板のフランジをマフラ胴体内壁に溶着し、補強プレートの他側面をマフラ胴体の内壁に当接させると共にこの他側面の溶着箇所に対応した位置に形成されたマフラ胴体の孔に栓溶接により溶着する。これにより、高温の排気ガスに晒されて仕切板の栓溶接部に発生する熱応力を、溶接範囲(長さ)は変わらずにフランジと補強プレートとが対になって並列に受け持つこととなり、マフラ胴体に加わる熱応力が緩和され、マフラ胴体の変形が防止される。
【0007】
請求項2の発明では、仕切板に補強プレートを断続溶接することで、溶接時の熱変形を防止すると共に熱負荷時の仕切板の熱膨張による変形、及びこれに起因するマフラ胴体の変形を防止する。また、仕切板に断面L形の補強プレートを追加することで、重量の増加が抑えられ、且つ仕切板の剛性が向上する。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明に係る排気マフラの第1実施形態の一部切欠斜視図、図2は、図1に示す仕切板と補助プレートとの関係を示す斜視図である。図1に示すように排気マフラ1は、端面視上下に長い長方形をなしコーナ部が丸みをなす角筒形状のマフラ胴体2、マフラ胴体2の両端に装着される端板(エンドプレート)3、4、マフラ胴体2内を複数の膨張室5、6、7に画成する仕切板(セパレータ)8、9、排気ガスの入口パイプ10、出口パイプ11、膨張室を連通する中間パイプ12、13、支持棒14、回り止め棒15等により構成されている。そして、仕切板8、9には、補強プレート16、17が設けられている。
【0009】
入口パイプ10、出口パイプ11は、各一端が端板3から突出して開口し、各他端が夫々仕切板8、9を貫通して溶着固定され膨張室7に開口している。中間パイプ12、13は仕切板8、9を貫通して溶着固定され、一端が膨張室5に、他端が膨張室7に開口している。これらの入口パイプ10、出口パイプ11及び中間パイプ12、13の壁面には、各膨張室5〜7に開口する不図示の小孔が多数穿設されている。支持棒14は、端板3、仕切板8、9及び端板4を貫通して溶着固定されており、回り止め棒15は端板3に溶着固定されている。
【0010】
端板3、4は、周縁部外周が全周に亘り外側に折曲されてフランジ3a、4aが形成されており、マフラ胴体2の開口端との溶接部とされている。仕切板8は、周縁部外周が全周に亘り一側に折曲されてフランジ8aが形成されており、マフラ胴体2の内壁との溶接部とされている。図2に示すように仕切板8は、フランジ8aと反対側の面8bの上下及び左右の各側縁部の直線部に夫々補強プレート16が設けられている。この補強プレート16は、断面L形状をなし、その長さがフランジ8aの上下、左右の各溶接部としての直線部の長さと同じ長さとされている。補強プレート16は、一側面16aが端面8bに当接され、他側面16bがフランジ8aの外面と面一をなし、周縁部が当該端面8bに隅肉の断続溶接18により溶着されている。これにより、仕切板8は、マフラ胴体2との溶接部として、一側にフランジ8aが、他側に補強プレート16が設けられた形状とされている。仕切板9も仕切板8と同様にして補強プレート17が溶着されている。
【0011】
仕切板8、9は、マフラ胴体2に嵌挿収納され、仕切板8のフランジ8a及び補強プレート16、仕切板9のフランジ9a及び補強プレート17が夫々マフラ胴体2の内壁に当接する。また、端板3、4のフランジ3a、4aがマフラ胴体2の開口端に内嵌される。
そして、仕切板8、9の各フランジ8a、補強プレート16、フランジ9a、補強プレート17が夫々マフラ胴体2の内壁に栓溶接される。この栓溶接において、フランジ8aと補強プレート16、フランジ9aと補強プレート17の各溶接位置を図1に溶接位置8c、16c、9c、17cで示すように並べて配置しても良く、或いは溶接位置8cと16cとを、9cと17cとをずらして千鳥状に配置しても良い。また、端板3、4は、フランジ3a、4aが全周に亘りマフラ胴体2の開口端に溶着される。
【0012】
このように仕切板8、9の上下、左右の栓溶接部に補強プレート16、17を設けてマフラ胴体2に溶接することで、高温の排気ガスに晒されて仕切板8、9の栓溶接部に発生する熱応力を、フランジ8aと補強プレート16、フランジ9aと補強プレート17とが夫々ペアで並列に受け持つことができ、マフラ胴体2に加わる熱応力が緩和される。そして、仕切板8、9に補強プレート16、17の一側周縁部を断続溶接18により溶着して溶接時の熱変形を防止すると共に一体とすることで、熱負荷時の仕切板8と補強プレート16、仕切板9と補強プレート17との熱膨張を同じ近い状態にすることができ、これら仕切板8、9の熱膨張による変形、及びこれに起因するマフラ胴体2の変形を防止することができる。また、仕切板8、9に断面L形の補強プレート16、17を追加することで、重量の増加が抑えられ、且つ仕切板8、9の剛性が大幅に向上する。
【0013】
(第2の実施の形態)
図3は、本発明に係る排気マフラの第2実施形態を示す一部切欠正面図である。この第2実施形態における排気マフラ20は、仕切板8、9の溶接部分の長い左右両側縁部のフランジ8a、9aに対応した部位にのみ補強プレート16、17を設けた構造としたものである。他の構成は、第1実施形態と同様である。
【0014】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1の発明では、マフラ胴体と仕切板との栓溶接部における熱応力の緩和が図られ、マフラ胴体の変形が有効に防止される。また、溶接作業が大幅に簡素化され、マフラの生産性が向上する。さらに、仕切板に補強プレートを追加するだけであり、重量の増加が抑えられ、且つ仕切板の剛性の向上が図られる。
【0015】
請求項2の発明では、仕切板に補強プレートの一側周縁部を断続溶接して溶接時の熱変形を防止すると共に一体形状とすることで、熱負荷時の仕切板の熱膨張によるマフラ胴体の変形を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る排気マフラの第1の実施形態を示す一部切欠斜視図である。
【図2】図1に示す仕切板と補強プレートの組立斜視図である。
【図3】本発明に係る排気マフラの第2の実施形態を示す一部切欠正面図である。
【図4】従来の排気マフラの一部切欠正面図である。
【符号の説明】
1、20 排気マフラ
2 マフラ胴体
3、4 端板
8、9 仕切板
16、17 補助プレート

Claims (2)

  1. 原動機に装着する排気マフラであって、
    内部を複数の室に画成すると共に外周部を一側に折曲して形成されたフランジマフラ胴体内壁に溶着される仕切板と、
    略L形をなし、一側が前記仕切板の前記フランジと反対側に溶着され、他側が前記マフラ胴体内壁と当接すると共に該他側の溶着箇所に対応した位置に形成された該マフラ胴体の孔に栓溶接される補助プレートと
    により構成されることを特徴とする排気マフラ。
  2. 前記補助プレートの前記仕切板と溶接される溶接構造が、断続溶接とした隅肉溶接である請求項1に記載の排気マフラ。
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