JP3760236B2 - 階段用手摺ユニット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、着脱自在で、迅速容易に取付け固定でき施工性及び外観美感に優れた階段用手摺ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、階段としては、例えば箱階段、側桁階段、力桁階段、ささら桁階段などの各種階段がある。
そして、こらの各種階段には、非特許文献1(図11)に示すごとく、手摺り子本体91(笠木とも呼ばれている)と、これを支える手摺り本体92と、この手摺り本体92の下方部は踏み板4に支承されている。手摺り本体92の上方部は、取付け金具923を介して釘打ちにより手摺り子本体の下方部に取付け固定されている。また、手摺り本体92の下方部はボルトとナット925とワッシャー924などを介して踏み板4に設けた貫通穴40内に取付け固定されている。
【0003】
一方、洋風階段としては、図12に示すごとく、踏み板4に凹部穴41を配設して、この凹部穴41内に手摺り子本体92の下方凸部921を嵌合することにより、踏み板4上に手摺り子本体92を立設している。
また、手摺り子本体92の上方部は、手摺り本体91の取付け欠き部910に接着剤を介して取付け固定されている。
【0004】
そして、図13に示すごとく、断面円形状の手摺り本体91は、ブラケット96を介して見切板97に釘打ちにより取付け固定されている。
他方、特許文献2によれば、図14に示すごとく、上記断面円形状の手摺り本体の手摺継手金具8が開示されている。この手摺継手金具8は、凸部接合部81を凹部接合部82内に嵌入して一体化するものである。
また、特許文献3によれば、図15に示すごとく、「手摺ユニット7及びそれを用いた手摺り施工方法」が開示されている。
【0005】
【非特許文献1】
「図解・木造建築入門」発行所(株)井上書院
【特許文献2】
特開平8−53918号公報
【特許文献3】
特開平11−50628号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の階段用手摺又はその取付け金具には、下記に示すような課題がある。
まず、非特許文献1に開示された階段用手摺ユニット9は、図11に示すごとく、手摺り子本体92の取付け固定作業が複雑であり、外観見栄えが良くない。
次に、洋風階段(図12に開示された階段)は、凹部穴41及び下方凸部921の深さが小さい場合には、接着剤のみの取付け固定では、手摺り子本体92が容易に取り外れることがある。
【0007】
一方、特許文献2に開示された断面円形状の手摺継手金具8は、凹凸嵌合接合が完全に一体結合されるため、着脱自在ではなく、修理取り替え時に不便である。
また、特許文献3に開示され「手摺りユニット及びそれを用いた手摺の施工方法」は、取付け場所が階段側壁に限られたものであり、多数のユニット部材70、71、72を必要とし、取付け施工が簡単でない。
【0008】
そこで本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、その課題は、着脱自在で迅速容易に取付け固定でき迅速容易及び外観美感に優れた階段用手摺ユニット及びその取付構造を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明が採った手段は、下記の通りである。以下に説明する。
【0010】
請求項1に記載の発明が採った手段は、手摺り本体と、上方及び下方に凸部接合部を有する手摺り子本体と、該手摺り子本体を手摺り本体、踏み板に取付け固定する手摺り固定体とからなる階段用手摺ユニットであって、
前記手摺り子本体は、上方において手摺り本体に配設された凹部接合部と嵌合する凸部接合部を有し、かつ下方において踏み板に形設された凹部接合部と嵌合する凸部接合部を有し、前記手摺り固定体は、前記手摺りと踏み板の凹部接合部と、これに対応した手摺り子本体の上方及び下方の凸部接合部とからなり、
前記手摺り本体に形成した凹部接合部及び前記踏み板上に形成した凹部接合部は蟻掛け凹部であり、前記手摺り子本体の凸部接合部は、前記上下の凹部接合部に対応した蟻掛け凸部とされ、
前記手摺り本体の蟻掛け凹部は、前記踏み板と平行な方向であって、該階段用手摺ユニットの上昇方向側に開口した奥付き溝形状であり、前記踏み板の蟻掛け凹部は、前記手摺り本体の蟻掛け凹部と平行な方向であって、逆側に開口した奥付き溝形状であり、
前記手摺り子本体の蟻掛け凸部を前記手摺り本体の蟻掛け凹部と前記踏み板の蟻掛け凹部とに嵌合させた後に、
前記踏み板の蟻掛け凹部の残余部に木栓を嵌合させ、前記踏み板の該蟻掛け凹部を含む部分をステップで覆ったことを特徴とする。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に基づきながら、請求項1及び実施例1〜3と対応させながら、具体的かつ詳細に本発明の実施態様を共に説明する。
【0019】
まず、本発明の階段用手摺ユニット1、2、3は、手摺り本体11、27、31と、上方及び下方に凹凸接合部を有する手摺り子本体12、21、33と、該手摺り子本体12、21、23を踏み板4及び手摺り本体11、27、31に取付け固定する手摺り固定体13、14等とからなる(図1、図2、図5参照)。
図1は、実施例1に係る階段用手摺ユニット1であって、その中央部における断面図を示すものである。
手摺り本体11は、図10に示すごとく、各種形状の断面を有する。そして、手摺り本体11は例えば集成材、特に木材繊維が多方向に配設された寸法安定木材、ホルマール木材、強化木材などにより構成する。また、手摺り本体11は、各種プラスチックにより構成することが出来る。この場合は、所定形状のものを押出又は射出成形する。
そして、手摺り本体11の内部に形成された凹部接合部10は、上記集成材等により所定形状の手摺り本体11を製造するに当り、その接合面(鎖線部分)110、270より刻設することが好ましい。凹部接合部10は後述する手摺り子本体12の上部において形成された頭部円柱部134、コイルバネ内蔵突出玉係合体141及び突出円柱部143からなる凸部接合部14を嵌入できる大きさとスペースを有する。そのため、凹部接合部10は、頭部円柱部134、コイルバネ内蔵突出玉係合体141及び突出円柱部143と相似形か、これよりも若干大き目の対応形状であることが好ましい。
【0020】
次に、前記コイルバネ内蔵突出玉係合体141は、例えば金属製の円筒状体の内部にコイルバネ144を有し、その両端部において、金属製の球状物146(パチンコ又はベアリング玉の如き球状物)が略全体の3分の1位突出した出入可能な係合具である。そして、手摺り子本体12は細長い円筒状物よりなる。そして、この円筒状物は、金属又はプラスチックスよりなる。金属製のものは、例えば鋳造成形する。プラスチックス製のものは、押出成形又は射出成形する。
【0021】
ここで注目すべきことは、前記手摺り子本体12は、上方部において、前記コイルバネ内蔵突出玉係合体141及び突出円柱部143、頭部円柱部134を有すると共に、下方部において、外側と内側とに同ピッチの螺条溝又は螺条突起部が形成された螺状円柱部121を有することである。これにより、手摺り子本体12の全体を回転させながら、手摺り固定体13に形成された螺条溝131を有する螺状環形凹部132内に嵌合して、手摺り子本体12が手摺り固定体13上に立設されることになる。なお、螺状環形凹部132の下方には、釘穴が設けられている。
【0022】
前記手摺り固定体13は、金属製又はプラスチックスにより構成することが出来る。金属製の手摺り固定体13は、例えば鋳造又は金属加工により形成する。プラスチックス製の手摺り固定体13は、押出成形又は射出成形する。
そして、手摺り固定体13は、踏み板4又は側板上(図示略)に手摺り固定体13と略同形又は若干大き目の相似形の環状体凹部132を形成し、ねじ釘6及び必要に応じて接着材5により取付け固定する。
なお、手摺り固定体13と踏み板4との間に形成された係合境線は、前記手摺り子本体12の下方部に形成された切り欠き状鍔部128により全体が被覆される。これにより、踏み板4上に立設された手摺り子本体12は、見栄えが良く、外観美感性に優れたものとなる。
【0023】
次に、図2〜図4に示すごとく、階段用手摺ユニット2は、手摺り本体21と、手摺り子本体21と、踏み板4上に形成されたコイルバネ内蔵環状体29とよりなる。
図2に示すごとく、手摺り子本体21は、上方部において、円柱部22及び頭部221を有する。これは、実施例2に対応するものである。
また、手摺り子本体21は、図2に示すごとく、下方部において、楕円状翼部24及び螺状円柱部28を有する。また、楕円状翼部24は、螺状円柱部28よりも上方に設けられ、手摺り子本体21の下方部において嵌合されている。
【0024】
次に、図3の上段図は、階段用手摺ユニット2に係る手摺り本体27の中央部断面図の一部であって、鎖線部分の接合部270は手摺り本体27の接合部分である。
そして、円錐状凹部20は手摺り本体27の接合面側より刻設される。なお、板ばね凹部集合体200は、凹部接合部20を中心に放射線状に配設されている(図3の下段図)。この図3の下段図は、手摺り本体21(図3の上段図)を下側より見た底面図である。
また、板ばね集合体270は、各々上段花びら変形体271、272を8枚と下段花びら変形体273、274を8枚とを凹部接合部20を中心に花びら(花弁)又は放射線状に配設してある。
【0025】
また、図4は、コイルバネ内蔵環状体29の踏み板4上に配設された状態を示す平面図である。
そこで、図2の下段図であるコイルバネ内蔵環状体29の断面図及び図4のコイルバネ内蔵環状体29の平面図に対応させながら、コイルバネ内蔵環状体29の形状構造及び機能について説明する。
まず、図2の下段図(断面図)において、手摺り固定体29としてのコイルバネ内蔵環状体29は、中央部に手摺り子本体21の下方部に配設された螺状円柱部28が嵌合する螺状円筒凹部299を有し、その外周縁近傍に環状体凹部290を有する。そして、該環状体凹部290にはねじ釘6が嵌入できるねじ穴を有する。
また、手摺り固定体29としてのコイルバネ内蔵環状体29は、前記螺状円筒凹部299の下方と、これと連なる手摺り固定体29の内部には、前記手摺り子本体21の下方に配設された楕円状翼部24が挿入できる楕円状翼部挿入凹部292を有する。この楕円状翼部挿入凹部292は、図2及び図4に示すごとく、上方部が細長の楕円状翼部挿入穴294と、これと連通する円筒穴297と、楕円状翼部本体挿入穴299と連通する。
【0026】
ここで注目すべきことは、楕円状翼部挿入凹部292は、一部が図4(平面図)に示すごとく、扁平な楕円の両端一部であり、他の一部は円形が連通していることである。そのため、コイルバネ内蔵環状体29は、その一部が楕円状翼部係止部295であり、他の部分はこれと連通する円形ドーム状形状により構成されていることである。
したがって、楕円状翼部挿入凹部292は、図2に示すごとく、その上方部において、円筒上部242と、その下方部において、これと連なる楕円状翼部係止穴294と、該楕円状翼部係止穴294の上方部において、楕円状翼部24の係止突起部241に対応した楕円状翼部係止部295とからなる断面形状を有する。
【0027】
さらに注目すべきことは、楕円状翼部挿入穴294の底面部にはコイルバネ291の付勢力により上下に移動する楕円状翼部付勢板298を有することである。
そして、この楕円状翼部付勢板298の中央部には、図2及び図4に示すごとく、螺状円筒凹部299を有する。この螺状円筒凹部299は、図2に示すごとく、手摺り子本体21の最下方先端部の螺状円柱部28を嵌合しながら、手摺り子本体21を回転させて楕円状翼部24が所定の位置まで回動させる役目を果すものである。これにより、楕円状翼部25は楕円状翼部係止穴294の円状翼部係止部295の位置まで移動し、手摺り子本体21を手摺り固定体29内において立設させることが出来る。
【0028】
したがって、楕円状翼部係止穴294の下方には、コイルバネ291を内蔵した円筒状凹部2910が形成されている。そして、コイルバネ291は、手摺り子本体21を下方に押し込む際には弾縮し、その後は上方に付勢力が働くよう弾伸する。これにより、手摺り子本体21は楕円状翼部係止穴294内において楕円状翼部24が係止して手摺り固定体29において立設することになる。なお、図2及び図4において、コイルバネ内蔵環状体29は、踏み板4の凹部穴内に、ねじ釘6又は必要に応じて接着剤5によって取付け固定される。
【0029】
また、前記断面傘状覆蓋体25は、図2に示すごとく、鎖線部分まで下方移動してコイルバネ内蔵環状体29及び凹部穴の全体を被覆することになる。これにより、手摺り子本体21は見栄えが良く、外観美感に優れた状態で踏み板4上に立設されることになる。
そのため、本発明によれば、外観美感に優れた階段用手摺ユニット2を提供することが出来る。
【0030】
次に、図5〜図9に示すごとく、階段用手摺ユニット3は手摺り本体31と、手摺り子本体33と、踏み板4に形成された凹部接合部としての蟻掛け凹部41とよりなる。
手摺り本体31は、図7に示すごとく、段付蟻掛け凹部300を有する。
この段付蟻掛け凹部300は、図7に示すごとく、扁平状穴301と逆円錐体穴303及び長方体穴302との結合穴よりなる。そして、手摺り本体31が木製である場合には、接合面側又は底面凹部切欠部(図示略)より刻設する。また、手摺り本体31がプラスチック製の場合には、押出成形又は射出成形する。
【0031】
また、図8に示すごとく、踏み板4には一端部側より蟻掛け凹部41を形成する。そして、図8に示すごとく、手摺り子33を嵌合し立設した後には、木栓32を嵌入する。
手摺り子本体33は、図6に示すごとく、上方部において段付蟻ほぞ凸部330、331からなる凸部接合部34を有し、下方部において蟻ほぞ凸部332を有する。
階段用手摺ユニット3の取付構造としては、図5に示すごとく、手摺り本体31に形成した凹部接合部としての段付蟻掛け凹部300に、前記段付蟻掛け凸部330、331を挿入する。この段付蟻掛け凸部330、331を嵌入した部分以外の凹部接合部300には木栓35を装入する。
【0032】
一方、手摺り子本体33の下方においては、図9に示すごとく、踏み板4に形成した蟻掛け凹部41内に、前記蟻ほぞ凸部332を嵌入する。
また、踏み板4の全端部にはゴム製又は合成樹脂製のステップ42を装着する。これにより、図8及び図9に示すごとく、蟻掛け凹部41は上記ステップ42により全体が被覆される。これにより、踏み板4上において、見栄えの良い手摺り子本体33が立設される。そのため、本発明の階段用手摺ユニット3は、着脱自在及び外観美感に優れる階段用手摺ユニット3を提供することが出来る。なお、前述のごとく、蟻掛け凹部41のうち、手摺り子本体33が立設された部分の残部には木栓32を装入する。また、図5において、踏み板4には踏込み板43を形成し、また踏み板4は受け台45を介して力桁44により支承する。
【0033】
また、図10は、前記手摺り本体11、27、31の各種形状を示す断面図である。(イ)は略かまぼこ形、(ロ)は略円形、(ハ)は略扁形、(ニ)はかまぼこ変形、(ホ)は略楕円形、(ヘ)は逆台形のそれぞれの形状の断面を示したものである。
【0034】
以下、本発明の最ましい実施例について図面を参照しながら、具体的に説明する。なお、下記の実施例は、本発明の一実施態様であるから、本発明の技術的範囲はこれに制約されるものではない。
【0035】
(実施例1)
本例の階段用手摺ユニット1は、図1に示すごとく、手摺り本体11と、手摺り子本体12と、手摺り固定体13としての螺合環状体130よりなる。
手摺り本体11は、集成材により構成し、略かまぼこ形の断面を有する。そして、手摺り本体11の接合面110側より刻設した所定形状の凹部接合部10を有する。この所定形状とは、手摺り子本体12の上方部に形成した頭部円柱部134、コイルバネ内蔵突出玉係合体141及び突出円柱部143との結合体が嵌入することが出来る凹部接合部10のことである。なお、本例における手摺り本体11には、その両端部に手握部111が形成してある。これにより、手摺本体11を握り易くなる。
【0036】
手摺り子本体12は、プラスチック製の円筒状物よりなる。そして、手摺り子本体12の上方部には、上記コイルバネ内蔵突出玉係合体141を有する突出円柱部143等が嵌合してある。
また、手摺り子本体12の下方部においては、凸部接合部としての螺合突出部121を有する。また、その周縁部には、取付け欠き鍔部128を有する。
【0037】
一方、踏み板4は、手摺り固定体としての螺合環状体130を嵌入する挿入用凹部132を有する。この螺合環状体130は、ねじ釘6及び接着剤5により踏み板4上に取付け固定する。
前記螺合環状体130は、中央部において螺状突出円柱部131と該螺状突出円柱部130の外周縁に形成された螺状環形凹部132を有する。この螺合環状体130も手摺り子本体12と同様に、ポリスチレン成形品、塩化ビニル成形品、ポリエチレン成形品などの各種プラスチックス成形品により構成する。
【0038】
階段用手摺ユニット1の取付構造としては、図1に示すごとく、まず手摺り子本体12を回転させながら、下方部に形成した螺合突出部121を螺合環状体130の螺状環形凹部132内に嵌合する。これにより、この螺合環状体130及び挿入用凹部40及び接着剤5などの全体は、手摺り子本体12の下方部に形成された取付け欠き鍔部128により被覆される。これにより本例によれば、踏み板4上に見栄えが良く手摺り子本体12を立設することが出来る。
また、本例によれば螺合突出部121を螺合環状体130より嵌合を解消して取り外すことにより、着脱自在な階段用手摺ユニット1を得ることが出来る。
【0039】
一方、その後において、手摺り子本体12の凸部接合部14と、手摺り本体11の凹部接合部10とを接合するに当っては、踏み板4上に立設した手摺り子本体12の上方に形成された頭部円柱部134、コイルバネ内蔵突出玉係合体141を有する突出円柱部143に手摺り本体11の凹部接合部10を覆いかぶせるように矢印方向に押し下げて、凸部接合部14と凹部接合部10とを嵌合させる。
これにより、本例によれば、着脱自在で迅速容易に取付け固定で施工性及び外観美感に優れた階段用手摺ユニット1を得ることが出来る。
【0040】
(実施例2)
本例の階段用手摺ユニット2は、図2〜図4に示すごとく、手摺り本体27と、手摺り子本体21と、手摺り固定体29とよりなる。
図2において、手摺り子本体21は、上方部において、リング状突出係合体220、頭部円柱部220及び突出円柱部22を有する。
また、手摺り子本体21は下方部において、楕円状翼部24及び螺状円柱部28を有する。また、この楕円状翼部24及び螺状円柱部28よりもやや上方部において、断面傘状覆蓋体25が螺条部251に嵌合された状態で装着されている。
【0041】
一方、手摺り本体27は、図3に示すごとく、円錐状の凹部接合部20を有する。
この円錐状凹部20は、手摺り本体21の接合面270を中心に形成してある。手摺り本体27の接合面側より円錐状の凹部接合部20を刻設する。
手摺り本体27は、桧により構成する。そして、手摺り本体27内には、図3に示すごとく、板ばね集合体200が装着してある。この板ばね集合体200は、図3の下段図(平面図)に示すごとく、凹部接合部20を中心とする花びら状に上段花びら変形体271、272と下段花びら変形体273、274をそれぞれ配設して形成される。図3の上段図(断面図)に示すごとく、円錐状凹部200内において、中心部において、手摺り子本体21の上方部に形成された頭部23、リング状突出係合体24及び突出円柱部22が係止できるよう上下左右対称に配設されている。
【0042】
一方、手摺り固定体29としてのコイルバネ内蔵環状体29は、図2及び図4に示すごとく、中央部において、楕円状翼部挿入凹部292と、該楕円状翼部挿入凹部292の外周縁部に形成された環状体凹部290とを有する。
また、上記楕円状翼部挿入凹部292は、図2及び図4に示すごとく、コイルバネ内蔵環状体29の内部に形成された楕円状翼部挿入穴294に連通している。そして、該楕円状翼部挿入穴294の底部においては、その下方部に配設したコイルバネ291により上方へ付勢される楕円状翼部付勢板298を有する。
この楕円状翼部付勢板298は、図2及び図4に示すごとく、その中央部において、手摺り子本体21の最下方部に形成された螺状円柱部28が嵌合する螺合円筒穴299を有する。
【0043】
そして、上記楕円状翼部本体挿入穴294は、図4に示すごとく、一部が扁平な楕円の両端一部であり、他の一部は円形の連通部である。また、楕円状翼部本体挿入穴294の中心部には、前記螺合円筒穴299が位置する。
また、前述のごとく、上記楕円状翼部挿入凹部292の外周縁近傍には、環状体凹部290を有する。この環状体凹部290は、コイルバネ内蔵環状体29を踏み板4に取付け固定するためのねじ穴を有する。そして、このねじ穴を介してねじ釘6を、図2及び図4に示すごとく、螺合環状体290を踏み板4上に取付け固定する。なお、踏み板には、図2に示すごとく、凹部穴40を設け、この凹部穴40内にコイルバネ内蔵環状体29をねじ釘6及び必要に応じて接着剤5により取付け固定する。
【0044】
したがって、階段用手摺ユニット2の取付構造としては、図2〜図4に示すごとく、手摺り子本体21の上方部においては、該手摺り子本体21の上方部に形成したリング状突出係合体24を有する頭部円柱体23及び突出円柱体22を板ばね係止嵌合体200内に挿入する。
一方、手摺り子本体21は、図2に示すごとく、螺状円柱部28を螺合円筒穴299内に嵌合しながらコイルバネ291の付勢力に抗して下方へ押し込む。その後、手摺り子本体21を45度から90度近く回動させる。これにより、図4に示すごとく、楕円状翼部24は所定の位置に於いて係止する。これにより、手摺り子本体21はコイルバネ内蔵環状体29に立設すると共に、断面傘状覆蓋体25が踏み板4の凹部穴41及び接着剤5などを被覆し、見栄えが良くなり、外観美感性に優れることになる。
したがって、本例によれば、着脱自在で迅速容易に取付け固定で施工性及び外観美感に優れた階段用手摺ユニット2を得ることが出来る。その他は、実施例1と同様に構成した。
【0045】
(実施例3)
本例の階段用手摺ユニット3は、図5〜図9に示すごとく、手摺り本体31と、手摺り子本体33と、踏み板4に設けた蟻掛け状凹部41とよりなる。手摺り本体31は、実施例1と同様に集成材により構成し、図5及び図7に示すごとく、凹部接合部としての段付蟻掛け凹部300を形成する。
一方、踏み板4には、図8に示すごとく、一端部より蟻掛け凹部41を形成する。
【0046】
上記手摺り子本体33は、図5及び図6に示すごとく、上方部において段付き蟻掛け凸部34を有し、下方部において蟻掛け凸部332を有する。
そのため、階段用手摺ユニット3の取付構造は、図5に示すごとく、上方部において、手摺り本体33の凹部接合部としての段付蟻掛け凹部300と、上記段付き蟻掛け凸部34とが嵌合する。また、手摺り子本体33の下方部においては、図5及び図9に示すごとく、踏み板4に形成した蟻掛け凹部41内に、蟻掛け凸部332を嵌合する。その後、蟻掛け凹部41の残部には木栓32を装着する。
これにより、踏み板4上に手摺り子本体33が立設した階段用手摺ユニット3を得ることが出来る。また、図5及び図9に示すごとく、踏み板4の前端部においては、ゴム製又はプラスチックス製のステップ42を装着する。これにより、踏み板4の蟻掛け凹部41及び木栓32は被覆される。
従って、本例によれば、着脱自在で迅速容易に取付け固定で施工性及び外観美感に優れた階段用手摺ユニット3をえることが出来る。その他は、実施例1と同様に構成した。
【0047】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したごとく、請求項1に記載した手段を採用しているため、下記に示すような諸々の効果を発揮することが出来る。
まず、請求項1に記載された発明によれば、着脱自在で迅速容易に取付け固定で施工性及び外観美感に優れた階段用手摺ユニット3を得ることが出来る。
【0048】
【0049】
【0050】
【0051】
【0052】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係る階段用手摺ユニットの中央断面図である。
【図2】実施例2に係る階段用手摺ユニットの中央部の一部断面図である。
【図3】上段図が実施例2における手摺り本体の一部断面図、下段図がこれに対応する底面図である。
【図4】実施例2における手摺り固定体の平面図である。
【図5】実施例3に係る階段用手摺ユニットの一部断面図である。
【図6】実施例3に係る手摺り子本体の中央断面図である。
【図7】実施例3における手摺り本体のA−A線の一部断面図である。
【図8】実施例3における踏み板の一部斜視図である。
【図9】実施例3における踏板に手摺子を立設し、その近傍にステップを貼着した状態の斜視図である。
【図10】本発明において使用する手摺り本体の断面図である。
【図11】従来の階段用手摺ユニットの一部斜視図である。
【図12】従来の階段用手摺ユニットの一部斜視図である。
【図13】上段図は従来の階段用手摺ユニットの一部斜視図である。また、下段図は、従来の階段用手摺ユニットの一部断面図である。
【図14】特許文献2に開示された階段用手摺ユニットの斜視図である。
【図15】特許文献3に開示された階段用手摺ユニットの斜視図である。
【符号の説明】
1、2、3 階段用手摺ユニット
11、27、31 手摺り本体
12、21、33 手摺り子本体
13、29 手摺り固定体
10、20、30 凹部接合部
14、22、34 凸部接合部

Claims (1)

  1. 手摺り本体と、上方及び下方に凸部接合部を有する手摺り子本体と、該手摺り子本体を手摺り本体、踏み板に取付け固定する手摺り固定体とからなる階段用手摺ユニットであって、
    前記手摺り子本体は、上方において手摺り本体に配設された凹部接合部と嵌合する凸部接合部を有し、かつ下方において踏み板に形設された凹部接合部と嵌合する凸部接合部を有し、前記手摺り固定体は、前記手摺りと踏み板の凹部接合部と、これに対応した手摺り子本体の上方及び下方の凸部接合部とからなり、
    前記手摺り本体に形成した凹部接合部及び前記踏み板上に形成した凹部接合部は蟻掛け凹部であり、前記手摺り子本体の凸部接合部は、前記上下の凹部接合部に対応した蟻掛け凸部とされ、
    前記手摺り本体の蟻掛け凹部は、前記踏み板と平行な方向であって、該階段用手摺ユニットの上昇方向側に開口した奥付き溝形状であり、前記踏み板の蟻掛け凹部は、前記手摺り本体の蟻掛け凹部と平行な方向であって、逆側に開口した奥付き溝形状であり、
    前記手摺り子本体の蟻掛け凸部を前記手摺り本体の蟻掛け凹部と前記踏み板の蟻掛け凹部とに嵌合させた後に、
    前記踏み板の蟻掛け凹部の残余部に木栓を嵌合させ、前記踏み板の該蟻掛け凹部を含む部分をステップで覆ったことを特徴とする階段用手摺ユニット。
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