JP3760018B2 - ユニット支持脚及びそれに用いる支持補助具 - Google Patents

ユニット支持脚及びそれに用いる支持補助具 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユニット支持脚及びそれに用いる支持補助具に関し、特に集合住宅、戸建住宅等の各種建物において既存の基礎床面との間に空間を形成して二重床を構築するのに好適に用いられるユニット支持脚及びそれに用いる支持補助具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、このような二重床を支持する装置としては、例えば特開平3−17348号や実開平4−116537号などに、棒状脚部と該棒状脚部の上端部に上下調節可能に装着された受け板とからなるユニット支持脚により定尺の長方形及び/又は正方形の床パネルを支持する装置が開示されている。
従来知られているユニット支持脚の一例は図12に示すとおりであり、ゴム、合成樹脂等の比較的硬質の弾性材料からなる接床基台102と、該基台102に回動自在に立設された支持ボルト104と、外周略中央部に側方に突設された環状の支持部109を有するレベル調整用ナット108と、中央部に上記レベル調整用ナット108の上部が嵌合される挿入孔111を有する正方形又は長方形の支持板110とから構成されている。
【0003】
支持ボルト104は、下端部に側方に突出する環状の鍔部105が一体に設けられ、かつ上部にはネジ部106が形成されている。また支持ボルト104の頂端面には回転用工具先端を嵌め込むための溝部107が形成されている。そして、支持ボルト104の下端鍔部105を上記接床基台102の上方に開口する空洞部103に嵌挿することにより、支持ボルト104は接床基台102に回動自在に立設された状態となる。
一方、支持板110の挿入孔111上部は面取りされて拡開されている。上記レベル調整用ナット108は該支持板110の挿入孔111に嵌合され、次いでその上部を拡開し、支持板挿入孔111の面取り部112に部分的に埋没させることによって、支持板110に強固に取り付けられる。それと共に、レベル調整用ナット108の上部には接着剤溜り113が形成される。なお、接着剤が流れ易いようにレベル調整用ナット108の内周ネジ部又は支持ボルト104の外周ネジ部には長手方向に1本又は数本の溝(図示せず)が形成されている。
【0004】
このようにして支持板110の挿入孔111に嵌合されたレベル調整用ナット108に支持ボルト104のネジ部106上端部をねじ込むことによって、図12に示すようにユニット支持脚101が組み立てられる。なお、支持板110の上面には両面粘着シート114が貼着されるか、又は接着層が形成されている。このような構造のユニット支持脚101は、支持ボルト104の頂端面に設けられた溝部107にドライバー等の回転用工具の先端を嵌め込んで支持ボルト104を回転させることにより、施工の際には床パネルからの荷重が支持板110を介してレベル調整用ナット108に付加されてその回転が抑制されているため、レベル調整用ナット108が上下動し、支持板110により支持されている床パネルの床面レベルを調整することができる。
【0005】
以上のようにして組み立てられたユニット支持脚101を用いて二重床を構築する場合の施工例は、例えば図13に示すように、まず部屋壁又は間仕切121の所定の高さに沿って際根太(又は根太ユニット)122を設け、その上にパーティクルボード、積層合板、木質繊維板等から作製された床パネル123の一辺を支持する。際根太に接しない床パネル123の他の縁部は、所定のピッチで基礎床(コンクリートスラブ)120上に配置したユニット支持脚101に片持たせの状態で載せて取り付ける。ユニット支持脚101と床パネル123の取付は、ユニット支持脚101の支持板110上面に貼着した両面粘着シート114等を介して行い、床パネル敷設時に床パネル123を両面粘着シート114に圧着して仮固定しておく。ユニット支持脚101の支持板110の挿入孔111は床パネル123の縁部から露出した状態とし、この挿入孔111を通してドライバー等により支持ボルト104を回し、床パネル123のレベル(又は支持板110の上面位)を調節する。
【0006】
隣り合う床パネルも同様に、既に設置したユニット支持脚101上へ床パネル123のレベル調整ができる所定の間隙を開けて載せ、同様に他のユニット支持脚101を配置して取り付ける。このような作業を床パネルごと繰り返し、床パネルを所定面積施工し、床面レベルを調整した後、床パネル123からユニット支持脚101の支持板110に対して釘打ちし、床パネル123をユニット支持脚101に固定し、また接着剤溜り113から接着剤を注入し、レベル調整用ナット108と支持ボルト104との間を接着・固定する。その後、必要に応じて床パネル123の上にベニヤ板、木質繊維板等の捨張り材124を敷設するか、あるいは隣接する床パネル間の間隙を覆うように比較的剛性のある粘着テープを貼着した後、CFシート、絨毯、畳、木質フロアー材等の床仕上げ材(図示せず)を敷設し、作業を完了する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前記したような従来のユニット支持脚101の場合、支持ボルト104は、その下端鍔部105を接床基台102の空洞部103に単に嵌挿させて立設されているため、接床基台102に対する支持ボルト104の安定性が不充分であり、また垂直に維持し難いという問題がある。床高が低い、即ち支持ボルト104の長さが短い場合には、支持ボルト104が多少傾いていてもさほど問題はないが、床高の高い二重床を施工する場合など支持ボルト104の長さが長い場合には、支持ボルト104が傾いているとユニット支持脚101の自立性が保たれずに転倒してしまう場合がある。
そのためもあり、前記のようにして組み立てられたユニット支持脚101の基礎床120への固定は、従来、ユニット支持脚101の接床基台102の下面に接着剤を一個一個塗布して基礎床120の所定箇所に固着する方法が採用されているが、接着剤の塗布作業に手間が掛り、施工性が悪く、施工時間が長くなると共に、施工コストが増大するなどの問題がある。
【0008】
また、支持ボルト104が傾いた状態でユニット支持脚101が基礎床120上に立設された場合、支持板110も若干傾斜した状態となるため、隣接する床パネルの端縁部間に段差を生じ易くなり、また、敷設された床パネルを全体的に一様なレベルに調整し難いという問題がある。
さらに、床面レベルの調整は、基礎床120に固定された接床基台102上に立設されている支持ボルト104を前記したようにドライバー等により回転させて行われるが、支持ボルトに荷重が付加された状態で回転させるため、支持ボルト104の下端鍔部105下面と接床基台102の空洞部103底面との滑りが悪く、支持ボルトを回転させるのにかなりの力を要し、また作業性が悪くなるという問題がある。
【0009】
従って、本発明の目的は、支持ボルトを接床基台に安定して垂直に立設することができ、しかも床面レベル調整の際、支持ボルトを滑らかに回転し易くするユニット支持脚の支持補助具を提供することにある。
さらに本発明の目的は、基礎床上に垂直に立設・配置でき、かつ支持ボルトが床面レベル調整の際に滑らかに回転し易く、また、レベル調整後、一回の接着剤注入作業により、レベル調整用ナットと支持ボルトとの間の接着・固定と、接床基台の基礎床への接着・固定を同時に行うことができ、作業性、施工性良く二重床を構築できるユニット支持脚を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明によれば、略円盤状の本体と該本体の上面中央部に突設された棒状突出部とからなり、上記本体に上面から下面にかけて下方に延在する接着剤流通路を有することを特徴とするユニット支持脚用の支持補助具が提供される。好適な態様においては、さらに上記本体の下面に、上記下方に延在する接着剤流通路の下端から本体外周部にかけて側方に延在する接着剤流通路を有する。また、別の好適な態様においては、さらに上記棒状突出部に、その上端から下端にかけて、上記本体の下方に延在する接着剤流通路と連通するように下方に延在する接着剤流通路を有する。さらにまた、上記支持補助具の好適な一態様においては、その円盤状の本体の下面が円錐状に形成されている。
さらに本発明によれば、上方に開口する空洞部を有し、かつ該空洞部から底面及び/又は側面にかけて延在する接着剤流通路を有する接床基台と;前記のような支持補助具と;上部外周面にネジ部が形成されていると共に、頂端部に回転工具用係合部が、下端部に側方に拡張された鍔部が形成された中央貫通孔を有する中空体からなる支持ボルトと;該支持ボルトの上部に螺合されるレベル調整用ナットを介して高さ調整自在に装着される支持板とからなり、上記接床基台の空洞部内に、上記支持補助具の棒状突出部が上記支持ボルトの中央貫通孔下端部に挿入された状態で支持補助具の本体と支持ボルトの鍔部が収容され、接床基台に支持ボルトが支持補助具を介して回動自在に立設できるように構成されていることを特徴とするユニット支持脚が提供される。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明に係る支持補助具を用いたユニット支持脚においては、支持ボルトとして、下端部に側方に拡張された鍔部が形成された中央貫通孔を有する中空体からなる支持ボルトを用い、接床基台の空洞部内に、上面中央部に突設された棒状突出部を有する支持補助具の略円盤状本体を収容・載置すると共に、その上に、支持ボルトの中央貫通孔下端部に上記支持補助具の棒状突出部が挿入され、かつ支持ボルト下端部の鍔部が支持補助具の本体上に載置して収容された状態に組み立てられる。従って、支持ボルトは支持補助具の棒状突出部を案内として接床基台に垂直に立設され易く、かつその状態を維持し易くなる。そのため、支持ボルトの長さを長く、従ってユニット支持脚の高さを高くしても、ユニット支持脚を基礎床上に殆ど垂直に、従って転倒することなく安定して立設・配置することができる。その結果、床パネルの敷設も容易となり、施工性が向上する。
【0012】
また、支持ボルトの下端鍔部と接床基台の空洞部底面に支持補助具を介在させたことにより、床面レベル調整の際に支持ボルトの回動操作を比較的に大きな力を要することなく容易に行うことができるようになる。
例えば、上記支持ボルトとして、中空パイプの下端部に座屈成形によって鍔部を形成した場合、鍔部底面の平滑性が低いため、ゴム等の弾性材料から作製される接床基台の空洞部底面との滑りが悪くなってしまう。これに対して、本発明のように金属、プラスチック等から予め本体下面が平滑に形成された支持補助具を用いることにより、該支持補助具下面と接床基台の空洞部底面との間の滑りが良くなり、回動自在となるため、支持ボルトの鍔部底面に平滑性を付与する加工を施さなくても済む。それと共に又はそれとは別に、支持補助具の本体上面を平滑に形成し、あるいはまた、含油金属や、滑剤の添加等によって潤滑性を持たせたプラスチックから支持補助具を作製することにより、支持ボルトの下端鍔部と支持補助具の本体上面との間の滑りが良くなり、支持補助具の本体上で棒状突出部を回転中心として支持ボルトを滑らかに回転させることができる。その結果、床面レベル調整の際に支持ボルトに荷重が付加された状態であっても、支持ボルトを容易に回すことができ、床面レベルの調整を作業性良く行うことができる。なお、支持ボルトの回動操作をさらに容易に行うために、接床基台の空洞部内面にグリース等の潤滑剤を塗布し、あるいは注入できることは言うまでもない。
【0013】
ところで、支持ボルトの長さを長くするためには、従来の中実の支持ボルトを中間部で切断し、その間を中空パイプで接続することも考えられる。しかしながら、中空パイプの両端に支持ボルトの上半部及び下半部を接合する場合、接合強度の点から、中空パイプの両端部内周に雌ネジを切り、一旦螺着した後に加締め、溶接等により固着する方法を採用する必要があるが、この方法の場合、支持ボルトの生産性が低下すると共に、中空パイプとボルト部分の接合箇所に応力集中が起こり、この部分で折損する恐れがある。特に、支持ボルトが垂直ではなく傾斜して立設されている場合、上記接合箇所で座屈を生じ易くなる。
これに対して、本発明で使用される支持ボルトは中空体の一体物である上、支持補助具を用いて垂直に立設されるため、上記のような問題がなく、長さが長くても充分に高い強度を保持できる。また、二重床の床面荷重に耐える所定の強度を保持するためのコストは、従来の中実材の支持ボルトに比べて低くなる。
【0014】
また、本発明のユニット支持脚は、前記したように支持補助具を介して接床基台に支持ボルトを立設し、前記従来のユニット支持脚と同様、支持ボルトの上部のネジ部にレベル調整用ナットを介して支持板を取り付けることによって組み立てられる。このように組み立てられた本発明のユニット支持脚は、支持ボルトに中央貫通孔が形成されており、また該支持ボルトの下に位置し、これを支持する支持補助具には、その本体に上面から下面にかけて下方に延在する接着剤流通路が形成され、好ましくはさらに上記本体の下面に、上記下方に延在する接着剤流通路の下端から本体外周部にかけて側方に延在する接着剤流通路が形成されており、あるいはまた、好ましくはさらに上記棒状突出部に、その上端から下端にかけて、上記本体の下方に延在する接着剤流通路と連通するように下方に延在する接着剤流通路が形成されており、さらに、接床基台には、上記支持補助具が収容されている空洞部から底面及び/又は側面にかけて延在する接着剤流通路が形成されている。従って、レベル調整用ナット上部に形成された接着剤溜りから接着剤を注入すると、接着剤はレベル調整用ナットと支持ボルトとの間に流入してその間を接着・固定するだけでなく、上記支持ボルトの中央貫通孔の中を流下して支持補助具に達し、その接着剤流通路を経て接床基台の空洞部にも達し、さらに接床基台の接着剤流通路を経て接床基台の底面に達し、接床基台と基礎床との間も接着・固定する。従って、一回の接着剤注入作業によって、レベル調整用ナットと支持ボルトとの間の接着・固定と、支持ボルト下端部の鍔部と支持補助具と接床基台との間の接着・固定と、接床基台と基礎床との間の接着・固定を同時に行うことができ、接着剤注入の作業性が格段に向上する。なお、上記支持補助具及び接床基台に形成される接着剤流通路としては、接着剤が所望の経過に沿って流れる流路であれば任意の形態でよく、例えば貫通孔や溝等として形成できる。
【0015】
【実施例】
以下、添付図面に示す実施例を説明しつつ、本発明についてさらに具体的に説明する。
図1は本発明のユニット支持脚の一実施例を示しており、図2はその接床基台部を拡大して示している。
接床基台20は、ゴム、合成樹脂等の比較的硬質、低反撥弾性の弾性材料から作製されて、コンクリートスラブの基礎床120の床面にジャストフィットし、かつ防振の機能を果たすようにされている。そして、その上部から中央部にかけて空洞部21が形成されており、該空洞部21は、上部が支持ボルト11の外径と略等しいか若干大きい径の開口部22と、該開口部22よりも大きく、支持ボルト11の鍔部12の外径と略等しいか若干大きい径の内腔部23とからなり、内腔部23内に収容された支持補助具1の本体2及び支持ボルト11の下端鍔部12が抜け出ないように構成されている。また、内腔部23の高さは、支持補助具1の本体2の厚さと支持ボルト11の鍔部12の厚さの合計と略等しく、支持ボルト11が殆ど垂直に立設できるように構成されている。さらに、接床基台20の底部には、上記空洞部21から底面に通ずる複数の垂直な貫通孔24が接着剤流通路として形成されている。接着剤流通路としては、上記垂直の貫通孔24に代えて、あるいはそれに加えて、図2に2点鎖線で示すように接床基台20の側面に通じる水平貫通孔(もしくは外側に向って下降する傾斜貫通孔)を設けてもよい。
【0016】
図3は、前記図1及び図2に示すユニット支持脚10において用いられている本発明に係る支持補助具1を示している。支持補助具1は、金属、プラスチック等の硬質の材料から作製されており、前記接床基台20の空洞部21の開口部22の径より大きく、内腔部23の径より小さい径を有する円盤状の本体2と、該本体2の上面中央部に突設され、支持ボルト11の内径より小さい径を有する円柱状の棒状突出部3から構成されている。そして本体2には、該本体上面に対して垂直な複数(図示の例では4個)の貫通孔4が接着剤流通路として棒状突出部3の周囲に略等間隔で形成されている。なお、上記棒状突出部3の長さは、支持ボルトを垂直に安定して立設できるように、その上端が少なくとも接床基台20の上面よりも上方に位置するように設定することが好ましい。
【0017】
一方、支持ボルト11は中央貫通孔13を有する中空パイプから作製され、その下端部において、側方に突出する環状の鍔部12が座屈成形されている。なお、上部には従来使用されている支持ボルトと同様にネジ部14が形成され、さらに頂端部には回転用工具(ドライバー等)を嵌め込むための係合部(マイナス溝)15が形成されている。
支持ボルト11は、その中央貫通孔13下端部に支持補助具1の棒状突出部3が挿入された状態で、その下端部の鍔部12が支持補助具1の本体2と共に接床基台20の空洞部21に嵌め込まれて収容され、接床基台20に支持補助具1を介して立設されている。支持補助具1は空洞部21内で回動自在である上、支持ボルト11は支持補助具1に対して回動自在であるため、支持ボルト11の頂端面の係合部15にドライバー等の回転用工具先端を係合させて容易に回動させることができる。また、接床基台20の空洞部21の開口部22の径は、支持ボルト11の鍔部12の径より小さいため、支持ボルト11の接床基台21からの抜けが防止される。
【0018】
また、従来のユニット支持脚と同様、支持ボルト11の上部には、上面に両面粘着シート(又は粘着剤層)32が貼着された支持板31に強固に取り付けられたレベル調整用ナット30が螺合して取り付けられており、またレベル調整用ナット30の上部には接着剤溜り33が形成されている。
なお、レベル調整用ナット30の内周雌ネジ部の上部と支持ボルト11の外周ネジ部14の上端部との間には若干の隙間が形成され、それらの間に接着剤がスムーズに浸透し易いように構成されている。さらにそれらの螺合部へ接着剤が浸透し易いように、レベル調整用ナット30の内周ネジ部又は支持ボルト11の外周ネジ部14の上部に、軸線方向に1本又は複数本の溝を形成することもできる。
【0019】
以上のように組み立てられたユニット支持脚10は、支持ボルト11が支持補助具1を介して接床基台20に垂直に立設されているため回動し易く、前記従来技術で説明したような床パネル敷設後の床面レベルの調整が容易となる。また、支持ボルト11の中央貫通孔13と支持補助具1の貫通孔4(接着剤流通路)が連通しているため、床面レベル調整後、レベル調整用ナット30上部に形成された接着剤溜り33から接着剤を注入すると、接着剤はレベル調整用ナット30と支持ボルト11との間に流入してその間を接着・固定するだけでなく、前記支持ボルト11の中央貫通孔13の中を流下して支持補助具1の棒状突出部3と中央貫通孔13との間を流下し、支持補助具1の本体2上面に達する。接着剤はさらに支持補助具1の本体2の貫通孔4(接着剤流通路)も流下して該本体2下面と接床基台20の空洞部21底面との間に浸入し、接床基台20の空洞部21底面から貫通孔24(接着剤流通路)を経て基礎床120の床面まで達して接床基台20と基礎床120が接着・固定する。また、レベル調整用ナット30上部に形成された接着剤溜り33に注入された接着剤が上記のように流れることで、支持ボルト11と支持補助具1、並びに支持補助具1と接床基台20も接着・固定する。従って、一回の接着剤注入作業によって、レベル調整用ナット30と支持ボルト11、支持ボルト11と支持補助具1、支持補助具1と接床基台20、接床基台20と基礎床120との間の接着・固定を同時に行うことができ、接着剤注入の作業性が格段に向上する。
【0020】
図4は、本発明の別の態様の支持補助具1aを介して支持ボルト11を接床基台20aに取付けた別の実施例を示している。
この実施例の場合、支持ボルト11は前記実施例と同じ形態のものを使用しているが、支持補助具1aはその本体2a下面が円錐状に突出しており、また接床基台20aの空洞部21aの底面は、上記支持補助具1aの本体2a下面の円錐状に対応する形状に成形されている。この場合、支持補助具1aは接床基台20aの空洞部21a内で円錐の頂点を中心にして棒状突出部3aの中心がずれることなく回動し易くなるため、レベル調整が容易となる。なお、支持補助具1aの本体2a及び接床基台20aには、前記実施例と同様、接着剤流通路としてそれぞれ貫通孔4a及び24aが設けられている。
【0021】
図5及び図6は、本発明のさらに別の態様の支持補助具1bの実施例を示している。
この支持補助具1bの場合、円盤状の本体2bと該本体2bの上面中央部に突設された棒状突出部3bから構成され、本体2bには、該本体上面に対して垂直な複数(図示の例では4個)の貫通孔4bが接着剤流通路として棒状突出部3bの周囲に等間隔で形成されている点では前記図3に示す支持補助具1と同様であるが、本実施例の支持補助具1bの本体2bの下面には、上記貫通孔4b(接着剤流通路)から外表面にかけて放射状(十文字状)に延在する接着剤流通路としての溝5が形成されている。このように本体2bの下面に溝5を設けることにより、貫通孔4b(接着剤流通路)を流下した接着剤が溝5内を通って本体2b底面及びその周囲に行き渡り易くなる。従って、本実施例の支持補助具1bを用いて前記図1に示されるユニット支持脚10を組み立てた場合、接着剤は前記支持補助具1bの溝5から接床基台20の貫通孔24(接着剤流通路)を経て基礎床120に達し易くなり、支持補助具1bと接床基台20、並びに接床基台20と基礎床120との間の接着・固定を確実に行うことができる。
【0022】
図7は、本発明のさらに別の態様の支持補助具1cの実施例を示している。
この支持補助具1cの場合、棒状突出部3cの側面に接着剤流通路としての溝6が長手方向に形成され、本体2cには上記溝6の延長上に接着剤流通路としての貫通孔4cが形成されている。
ところで、前記図1に示されるユニット支持脚10では、支持ボルト11の中央貫通孔13とその下端部に挿入されている支持補助具1の棒状突出部3との間隙が小さ過ぎると、あるいは接着剤の粘性が高いと、接着剤が流下し難くなる場合があるが、図7に示される支持補助具1cを用いた場合には、接着剤は棒状突出部3cの溝6を伝い、さらに本体2cの貫通孔4c(接着剤流通路)を通って本体2cの下面に容易に達することができる。
【0023】
図8は、さらに別の態様の本発明の支持補助具1dの実施例を示している。
本実施例の支持補助具1dは、棒状突出部3dと円盤状の本体2dに一続きの中央貫通孔4dが接着剤流通路として形成され、また本体2dの下面に、上記貫通孔4d(接着剤流通路)から外表面にかけて延在する複数(図示の例では4個)の溝7が放射状(十文字状)に形成されている。このような支持補助具1dを用いて前記図1に示されるようなユニット支持脚10を組み立てた場合、支持ボルト11の中央貫通孔13を流下する接着剤は、支持補助具1dの貫通孔4d(接着剤流通路)を経て本体2dの下面の溝7内を通って本体2dの底面及びその周囲に行き渡り易くなる。従って、前記図5及び図6に示されている支持補助具1bと同様に、支持補助具1dと接床基台20、並びに接床基台20と基礎床120との間の接着・固定をより確実に行うことができる。
【0024】
図9及び図10は、本発明のユニット支持脚の接床基台の別の実施例を示している。
この実施例の場合、接床基台20bには、支持補助具1の本体2及び支持ボルト11の下端鍔部12が収容される空洞部21bの底面中央部に支持補助具1の本体2の径より小さい内径の貫通孔25が形成され、さらに接床基台20bの下面に上記貫通孔25から外表面にかけて延在する複数(図示の例では4個)の溝27が放射状(十文字状)に形成されている。また、接床基台20bの上部には内側に折曲した複数(図示の例では4個)の押え部26が突設されており、接床基台20bの空洞部21bに支持補助具1を介して配座された支持ボルト11の鍔部12を上記押え部26が受けることにより支持ボルト11の接床基台20bからの抜けが防止される。
【0025】
図11は、本発明のユニット支持脚の支持ボルトの別の実施例を示しており、図11の(A)はその上部の平面図、(B)は部分側面図である。この支持ボルト11aも中央貫通孔を有する中空パイプから作製されているが、その頂端部には、回転用工具として六角レンチ先端を嵌め込むための六角形の係合部15aが成形されている。
【0026】
以上、本発明のユニット支持脚及びそれに用いる支持補助具の好適な実施例を示したが、本発明は前記したような実施例に限定されるものではなく、種々の設計変更が可能であり、また種々の床構造に適用できる。例えば、前記したようなユニット支持脚により床下地パネル端縁部を支持する構造に好適に適用できるが、支持板を用いず、床下地パネルの端縁部に取り付けたレベル調整用ナットを介して高さ調整自在に支持脚の支持ボルト上端部を取り付けた床パネルユニットにも適用できる。また、ユニット支持脚についても、前記した構造のものだけでなく、支持ボルトが中空体からなり、その下端部の基礎床面との接地部に弾性台座を有するものであれば種々のユニット支持脚に適用することができる。さらに、支持補助具の棒状突出部の断面形状についても、支持ボルトの回動を防げず、また支持ボルトの中央貫通孔内を流下する接着剤を下方へ導けるような隙間、溝、貫通孔等を有するものである限り、任意の断面形状とすることができる。
【0027】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る支持補助具及びそれを用いたユニット支持脚によれば、接床基台の空洞部内に、支持補助具の棒状突出部が支持ボルトの中央貫通孔下端部に挿入された状態で支持補助具の本体と支持ボルトの下端鍔部が収容され、接床基台に支持ボルトが支持補助具を介して回動自在に立設できるように構成されているため、支持ボルトは支持補助具の棒状突出部を案内として接床基台に垂直に立設され易く、かつその状態を維持し易くなる。そのため、支持ボルトの長さを長く、従ってユニット支持脚の高さを高くしても、ユニット支持脚を基礎床上に殆ど垂直に、従って転倒することなく安定して立設・配置することができ、従って、床パネルの敷設も容易となり、施工性が向上する。また、支持ボルトの下端鍔部と接床基台の空洞部底面に支持補助具を介在させたことにより、床面レベル調整の際に支持ボルトに荷重が付加された状態であっても、支持ボルトを容易に回すことができ、床面レベルの調整を作業性良く行うことができる。
また、床面レベル調整後、レベル調整用ナットの接着剤溜りに接着剤を流し込むことにより、接着剤は支持ボルトの中央貫通孔から支持補助具の接着剤流通路、さらに接床基台の接着剤流通路を経て基礎床に到達し、接床基台と基礎床を接着・固定できる。従って、従来のユニット支持脚のように接床基台の下面に接着剤を一個一個塗布する必要がないため施工性に優れ、施工期間の短縮、ひいては施工コストの低減につなげることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るユニット支持脚の一実施例の部分破断側面図である。
【図2】図1に示すユニット支持脚の接床基台と支持補助具と支持ボルトの組立状態を示す部分断面図である。
【図3】図1に示すユニット支持脚に用いた本発明に係る支持補助具の一実施例の斜視図である。
【図4】本発明に係る別の実施例のユニット支持脚の接床基台と支持補助具と支持ボルトの組立状態を示す部分断面図である。
【図5】本発明に係る支持補助具の別の実施例の部分破断側面図である。
【図6】図5に示す支持補助具の斜視図である。
【図7】本発明に係る支持補助具のさらに別の実施例の斜視図である。
【図8】本発明に係る支持補助具のさらに別の実施例の斜視図である。
【図9】本発明に係るさらに別の実施例のユニット支持脚の接床基台と支持補助具と支持ボルトの組立状態を示す部分破断側面図である。
【図10】図9に示す接床基台の斜視図である。
【図11】本発明に係るユニット支持脚の支持ボルトの別の実施例を示す平面図(A)及び部分側面図(B)である。
【図12】従来のユニット支持脚の一例の部分断面側面図である。
【図13】従来のユニット支持脚を用いて二重床の床パネルまで施工した状態を示す破断斜視図である。
【符号の説明】
1,1a,1b,1c,1d 支持補助具
2,2a,2b,2c,2d 本体
3,3a,3b,3c,3d 棒状突出部
4,4a,4b,4c,4d 貫通孔(接着剤流通路)
5,6,7 溝(接着剤流通路)
10 ユニット支持脚
11,11a 支持ボルト
12 鍔部
13 中央貫通孔
15,15a 回転工具用係合部
20,20a,20b 接床基台
21,21a,21b 空洞部
24,24a,25 貫通孔(接着剤流通路)
27 溝(接着剤流通路)
30 レベル調整用ナット
31 支持板
32 両面粘着シート
33 接着剤溜り
101 ユニット支持脚
102 接床基台
108 レベル調整用ナット
110 支持板
113 接着剤溜り
120 基礎床
123 床パネル

Claims (5)

  1. 略円盤状の本体と該本体の上面中央部に突設された棒状突出部とからなり、上記本体に上面から下面にかけて下方に延在する接着剤流通路を有することを特徴とするユニット支持脚用の支持補助具。
  2. さらに前記本体の下面に、前記下方に延在する接着剤流通路の下端から本体外周部にかけて側方に延在する接着剤流通路を有することを特徴とする請求項1に記載の支持補助具。
  3. さらに前記棒状突出部に、その上端から下端にかけて、前記本体の下方に延在する接着剤流通路と連通するように下方に延在する接着剤流通路を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の支持補助具。
  4. 前記円盤状の本体の下面が円錐状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の支持補助具。
  5. 上方に開口する空洞部を有し、かつ該空洞部から底面及び/又は側面にかけて延在する接着剤流通路を有する接床基台と;前記請求項1乃至4のいずれか一項に記載の支持補助具と;上部外周面にネジ部が形成されていると共に、頂端部に回転工具用係合部が、下端部に側方に拡張された鍔部が形成された中央貫通孔を有する中空体からなる支持ボルトと;該支持ボルトの上部に螺合されるレベル調整用ナットを介して高さ調整自在に装着される支持板とからなり、上記接床基台の空洞部内に、上記支持補助具の棒状突出部が上記支持ボルトの中央貫通孔下端部に挿入された状態で支持補助具の本体と支持ボルトの鍔部が収容され、接床基台に支持ボルトが支持補助具を介して回動自在に立設できるように構成されていることを特徴とするユニット支持脚。」
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