JP3759711B2 - 磁気ディスクシステム - Google Patents

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    • G11B19/02Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing
    • G11B19/14Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing by sensing movement or position of head, e.g. means moving in correspondence with head movements

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータに接続され、データについて書込み又は読込みを行うことができる磁気ディスクシステムに関し、特に、データ書込みのタイミングを調整することにより、ディスクのフォーマット効率を上げることができる磁気ディスクシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
磁気ディスクシステムは、コンピュータにとってデータ処理上、必要不可欠なものであり、パソコンの普及により、ハードディスク・ドライブ(HDD)として、データの記録と読出し再生に使用されている。最近では、パソコン用だけでなく、AV機器や車載機器などのように、応用範囲が広がってきている。また、それらで扱われる情報も多種多様となり、しかもそのデータ量も膨大なものとなる場合があり、磁気ディスクシステムへの記録容量の拡大が図られている。
【0003】
そこで、HDDとして用いられている従来の磁気ディスク装置について、図1に、その概略システムをブロック構成で示した。磁気ディスク装置1は、大きく分けて2つの分からなり、プリント基板アセンブリ部分2と、ディスクエンクロージャ部分3とで構成され、通常、この2部分が一体の筐体内に装備されている。そして、磁気ディスクシステム1は、パソコンなどの上位システム4に接続される構成になっている。
【0004】
ディスクエンクロージャ部分2には磁気ディスク21、ヘッド22、スピンドルモータ23、ボイスコイルモータ24、そして、ヘッドIC25が含まれ、ディスク21は、スピンドルモータ23によって一定方向に高速回転される。また、ヘッド22は、図示されていないが、ボイスコイルモータ24に取り付けられたアームの先端に固定され、ボイスコイルモータ24が駆動されると、ディスク21上でトラック(又はシリンダ)と交叉するディスク半径方向に移動し、回転するディスク21上の所望トラック(又はシリンダ)を走査することができる。
【0005】
なお、ヘッド22の構成には、書込みと読込みとを同じヘッドで行う場合もあるが、ここでは、書込みと読込みとを別々のヘッドで行えるように、書込みヘッドHと読込みヘッドHとが、アームの先端においてトラックの円周方向に並置されて固定されているものとする。さらに、図示されていないが、ヘッド21を走査しないときに、ヘッド21をディスク21から離間させ保持しておくため、通常、アームの先端を係合するランプ機構が備えられている。
【0006】
ヘッド21によって読み取られた記録データは、ヘッドIC25に送られ、ヘッドIC25は、この記録データを再生信号として増幅し出力する。また、ヘッドIC25にヘッド21への記録信号が供給されると、ヘッドIC25は、ヘッド21に記録データを送り、ディスク21上の所定トラックの書込み位置に記録させる。
【0007】
一方、プリント基板アセンブリ部分3には、MPU31、ハードディスクコントローラ部32、リード・ライトチャネル部33、サーボコントローラ部34、ドライバ35と36、フラッシュROM37、そしてRAM38が含まれ、これらが基板に取り付けられている。
【0008】
MPU21は、ROM37に記憶されているプログラムに従って動作し、磁気ディスクシステム1のシステム全体を制御しており、主にヘッド21のポジショニング制御、インタフェース制御、各周辺LSIの初期化や設定、ディフェクト管理などを行っている。
【0009】
ハードディスクコントローラ32は、RAM38を内蔵しており、誤り訂正、PLLクロック発生などを含み、上位システム4との入出力を管理するインタフェースとなっている。また、サーボコントローラ34は、スピンドルモータ23とボイスコイルモータ24とを駆動する動作をし、MPU31からの指令に従って、スピンドルモータ23のためのドライバ35を、さらに、ボイスコイルモータ24のためのドライバ36をそれぞれ制御する。
【0010】
そいて、リード・ライトチャネル部33は、ハードディスクコントローラ32から供給されるディスク21への書込みデータを変調してヘッドIC25に出力し、或いは、ヘッド22によってディスク21からの読み込まれたヘッドIC25の出力信号からデータを検出してコード復調し、ハードディスクコントローラ32に出力する。
【0011】
磁気ディスクシステム1は、以上のような構成から成り立っており、データは、ヘッド22がトレースするディスク22上の同心円状のトラックに書き込まれ、記録され、或いは、そのトラックをトレースするヘッド22によって読み込まれ、再生される。そのデータの書込みに対しては、ヘッド22に備えられた書込みヘッドHが、そして、データ読込みに対しては、同じく読込みヘッドHがそれぞれ担当する。
【0012】
ディスク21には、放射状の信号パターンによるサーボデータが複数配置されており、このサーボデータを用いることによって、ディスク21の高精度なサーボ制御を行い、データの高密度化を実現している。このサーボデータは、サーボマーク、サーボアドレスであるトラックデータとセクタデータ、バーストデータなどの情報を含んでいる。トラックデータには、トラック番号が書き込まれ、セクタデータには、当該トラックの何番目のセクタであるのかを示すセクタ番号が書き込まれている。通常、トラック番号は、グレイコードで書き込まれる。ヘッド22でこのトラック番号とセクタ番号を検出し、どのセクタに対してデータを書き込むか、或いは、どのセクタのデータを読み込むのかを判断している。
【0013】
また、サーボデータに含まれているバーストデータは、グレイコードに続いて書き込まれるものであり、トラックに対するヘッド22の相対位置情報を持っている。一般に、バーストデータは、バーストAからバーストDの4つの信号パターンからなり、これらの信号パターンが、半径方向の隣りのトラックとに交互に跨って順次配置されるように書き込まれている。当該トラックをヘッド22で読み取った信号の振幅から、当該トラックの中心とヘッド22の位置との相対的な位置を計算できる。
【0014】
ここで、ヘッド22でディスク21上のトラックに書き込まれているサーボデータの再生信号波形の具体的一例を、図2に示した。図中、横軸は、時間を、そして、縦軸は、信号の振幅の大きさをそれぞれ表している。
【0015】
図2において、SMは、サーボマークのデータ部分を、GCは、グレイコードデータをそれぞれ示しており、このGCに続くA乃至Dは、バーストA、バーストB、バーストC、そしてバーストDの各データを示している。バーストDに続いて現われているバーストは、ダミーバーストである。図2に示した再生信号波形においては、ダミーバーストの後には、データが書き込まれていない状態を示している。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図2に示されるような再生信号波形となるようなサーボデータが、ディスク21において、放射状の位置で、各トラック上に複数のセクタを形成するように配置されている。従って、各セクタの先頭にサーボデータが配置されることになる。そこで、ユーザデータは、各セクタに分かれて書き込まれることになる。図2の波形例であれば、バーストDが書き込まれている位置から以降の部分に所定データ量が書き込まれる。
【0017】
パソコンに用いられるHDDの場合では、このユーザデータのフォーマットは、プリアンブル、シンクマーク、ユーザデータ、誤り訂正符号、そしてポストアンブルで構成されている。
【0018】
一方、前述したように、書込みヘッドHと読込みヘッドHの2つで構成されたヘッド22を使用する場合が多く、これらのヘッドHとHは、アームの先端で円周方向に間隔を置いて並置されている。書込みと読込みとを同一のヘッドで行うタイプの場合には、問題とならないが、各ヘッドの間には物理的距離が存在するため、データの書込みタイミングと、データの読込みタイミングとは、若干のズレが発生することになる。
【0019】
したがって、ユーザデータをセクタに書き込むときには、バーストDのデータを上書きすることを防止するために、少なくとも書込みヘッドHと読込みヘッドHとの距離以上に離れた位置から書き始めることが必要となる。しかしながら、書込みヘッドHと読込みヘッドHの取付け間隔について、厳密な寸法管理がなされてなく、ヘッド部品間でその距離にバラツキがある。しかも、書込みタイミングについても、読込みヘッドHを基準に採用していることもあって、書込みタイミングが変動するものであった。そのため、データの書込みタイミングを書込みヘッドHと読込みヘッドHとの距離だけバーストDより遅らせても、バーストDのデータを上書きする可能性があった。
【0020】
従来手法では、ヘッド部品における2つのヘッド間距離を部品個別に測定することは行われていない。そこで、セクタにユーザデータを書き込むとき、書込みヘッドHと読込みヘッドHとの距離のバラツキが影響して、ユーザデータの書込みがバーストDのデータを上書きして消去しないように、その書込みタイミングをバーストDから十分に離れたマージンを持つような位置に設定するようにしている。そのため、バーストDと、書き込まれたユーザデータとの間には、データの存在しない空白部分が残ることになる。このことは、ディスクのフォーマット効率を低下させる要因になり、高効率利用に影響を与えている。
【0021】
そこで、本発明は、ヘッド間距離を磁気ディスクシステム個別に測定し、該測定結果によりデータ書込みのタイミングを調整することにより、フォーマット効率を上げることができる磁気ディスクシステムを提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、本発明では、距離を置いて並置された書込みヘッドと読込みヘッドにより、回転する磁気ディスクにデータを書き込み、又は該ディスクからデータを読み込むことができる磁気ディスクシステムにおいて、前記データが前記書込みヘッドで書き込まれた時点における前記読込みヘッドの位置と、前記データが前記読込みヘッドで読み込まれた時点における該読込みヘッドの位置とを検出する検出手段と、前記検出手段で検出された前記各位置に基づいて磁気ディスクのトラック円周方向のヘッド間距離を算出するヘッド間距離測定手段とを備えた。
【0023】
そして、前記ヘッド間距離測定手段は、前記データが前記書込みヘッドによって書き込まれたときの前記読込みヘッドの前記位置と、前記データを読み込んだときの前記読込みヘッドの前記位置との差により、前記ヘッド間距離を算出するようにした。
【0024】
また、前記書込みヘッドは、前記磁気ディスクのセクタにおいてサーボ情報と離れた位置に距離測定用データを書き込み、前記ヘッド間距離測定手段は、前記距離測定用データが前記書込みヘッドによって書き込まれたときの前記読込みヘッドの前記位置と、前記データを読み込んだときの前記読込みヘッドの前記位置との差により、前記ヘッド間距離を算出することとした。
【0025】
さらに、ユーザによる前記磁気ディスクへのデータ書込みにおいて、前記書込みヘッドの書込みタイミングは、前記データ書込みの位置に前記ヘッド間距離が加算されて決定されることとした。
【0026】
【発明の実施の形態】
次に、本発明による磁気ディスクシステムに係る実施形態について、図3乃至図9を参照して説明する。
【0027】
従来の磁気ディスク装置では、当該磁気ディスク装置内に取り付けられているヘッド部品個々における2つのヘッド間距離が正確に把握されていなかったために、セクタにユーザデータを書き込むときには、ヘッド部品にある書込みヘッドHと読込みヘッドHとの距離のバラツキが影響し、ユーザデータの書込みがバーストDのデータを上書きして消去しないように、その書込みタイミングをバーストDから十分に離れたマージンを持つような位置に設定する必要があった。
【0028】
そこで、本実施形態による磁気ディスクシステムでは、ディスクにユーザデータを書き込むときの書込みタイミングを設定する前に、読込み及び書込みヘッド(R/W)のディスク円周方向距離測定用データを書き込んだ後に、当該測定用データを読み込むことにより、R/Wディスク円周方向距離を算定し、当該磁気ディスクシステム自体におけるヘッド間距離を測定できるようにした。そして、この測定結果で得られたR/Wディスク円周方向距離に基づいて、書込みタイミングを決定し、ユーザデータを書き込むようにした。
【0029】
本実施形態による磁気ディスクシステムには、図1に示した磁気ディスク装置のシステム構成と同様のものが用いられる。磁気ディスクシステム1に内蔵されているディスク21には、従来の磁気ディスクシステムにおけるディスクと同様のフォーマットがなされており、ヘッド22は、ボイスコイルモータ24で駆動されるアームの先端に取り付けられた書込みヘッドHと読込みヘッドHとを有し、それぞれが書込みと読込みとを専用に行えるようになっている。そして、書込みヘッドHと読込みヘッドHのディスク回転方向に対する前後関係は、どちらが前方にあっても、ヘッド間距離の測定方法に影響しないが、以降の説明では、読込みヘッドHが書込みヘッドHより前方に並置されているものとする。
【0030】
ここで、書込みヘッドHと読込みヘッドHとのR/Wディスク円周方向距離Lを測定する手法について、図3乃至図5を参照しながら説明する。各図中において、ディスク21上のシリンダに書き込まれたデータは模式的に表されており、横軸は、時間軸である。また、書込みヘッドH及び読込みヘッドHは、小さい四角枠で表し、書込みヘッドHの長さが読込みヘッドHのそれより長くなっている。そして、ヘッド22の書込み又は読込みタイミングは、読込みヘッドHの動作タイミングを基準にしている。
【0031】
先ず、ディスクにユーザデータを書き込む前に、R/Wディスク円周方向距離Lを測定するためのR/Wディスク円周方向距離測定用データを、書き込むものとする。この測定用データパターンの先頭には、測定用データの始まりを示すシンクマークSMが付与されている。なお、R/Wディスク円周方向距離測定用データとして、サーボ・ポスト・データ補正用のデータパターンを使用することもできる。
【0032】
先ず、データを書き込むことを予定しているシリンダを目標にして、該シリンダの近傍のシリンダを選定し、ヘッド22を当該シリンダにオントラックする。図3の(a)は、このときにオントラックしたトラックの一セクタにおけるユーザデータを書き込む前の初期状態を示しており、該セクタの先頭部分に書き込まれているサーボデータの最後に位置するバーストDを示している。このバーストDに続いて、データが書き込まれることになる。
【0033】
次いで、ヘッド22をオントラックした当該トラックの所定セクタに距離測定用データパターンを書き込む。この書込み状態を図3の(b)に示した。このときのヘッドHの書込み基準値Twは、測定用データパターンが書き込まれることによって、バーストDのデータを上書きして消去しないように、書込み基準値Twを十分大きな値に設定しておく。この書込み基準値Twは、バーストDの先頭位置を基準に設定される。
【0034】
ここで、書込みヘッドHと読込みヘッドHとの間に距離Lが存在するため、実際に測定用データパターンが当該セクタに書き込まれるタイミングは、この距離L分だけ書込み基準値Twから遅れたものとなるが、この時点では、測定用データパターンの書込み開始位置を正確に知ることはできない。
【0035】
測定用データパターンが当該セクタに書き込まれた後、書込みモードから読込みモードに変更し、ヘッド22の読込みヘッドHによって、当該セクタに書き込まれた測定用データを読み出し、読込み基準値Trを求める。読込み基準値Trは、実際に測定用データパターンが書き込まれた位置に相当しており、測定用データパターンの先頭位置を検出する。測定用データパターンの読込み状態を図3の(c)に示した。
【0036】
そこで、読込み基準値Trは、実際の測定用データパターンの書込み開始に相当しているので、この読込み基準値Trが求まれば、書込み基準値Twが既知であることから、次式により、R/Wディスク円周方向距離Lを算出することができる。
【0037】
L=Tw−Tr
なお、書込みヘッドHが読込みヘッドHより前方に並置されている場合には、上式において、TwとTrを入れ替えればよい。
【0038】
ここで、読込み基準値Trの求め方について、図4を参照して説明する。図4の(a)は、図3の(c)と同様の読込み状態を示し、読込み基準値Trが、測定用データパターンの先頭位置に対応していることを表している。読込み基準値Trを求めるために、測定用データパターンの先頭に付与されているシンクマークを検出する。
【0039】
このシンクマークの検出動作は、バーストDのデータパターンの最終端から開始するようにし、読込みヘッドHの位置より前方にウインドウ幅wを有するサーチウインドウWを増加して変化する読込みタイミングt毎に開く。サーチウインドウWのサーチ範囲は、読込みタイミングtからそれより前方のwである。バーストDのデータパターンの最終端から開始するのは、バーストDが書き込まれている範囲には、測定用データパターンが存在しないことが明らかであり、より効率的に測定用データパターンのシンクマークを検出するためである。
【0040】
このサーチウインドウWによるシンクマークの検出状態を、図4の(b)に示した。読込みタイミングt毎にサーチウインドウWを順次開くことになるため、時間軸上では、複数のサーチウインドウWが現われる。同図中において、幅w内にシンクマークが含まれないサーチウインドウWについては、破線で示し、シンクマークが含まれているサーチウインドウWを実線で示した。シンクマークが含まれるサーチウインドウWの数は、読込みタイミングtの間隔、サーチウインドウWの幅wによって変化する。
【0041】
そこで、シンクマークが含まれる複数のサーチウインドウWに基づいて、読込み基準値Trを特定するために、複数のサーチウインドウWに対応する読込みタイミングtのうちでtが最大値を示すサーチウインドウWの後端が、読込み基準値Trに一致していると判断する。当該サーチウインドウWの読込みタイミングtを読込み基準値Trとする。この様に、サーチウインドウWをによって、読込み基準値Trを求めることができる。
【0042】
読込み基準値Trを測定できると、上式に従って、R/Wディスク円周方向距離Lを算出することができる。次に、このR/Wディスク円周方向距離Lを用いて、セクタへのデータ書込みに係るタイミングの求め方について、図5を参照して説明する。図5の(a)は、図3の(a)における初期状態と同様であるが、データを書き込むことを予定しているトラックを選定し、ヘッド22を当該トラックにオントラックした状態を示している。
【0043】
そこで、バーストDに続いて所定データパターンを書き込む場合、従来の磁気ディスクシステムでは、所定データパターンを書き込むことによってバーストDのデータを消去しないように、その書込みタイミングに十分なマージンを持たせていたが、本実施形態の磁気ディスクシステムでは、磁気ディスクシステム毎のヘッド22におけるR/Wディスク円周方向距離Lを測定し、かつ正確に把握することができるため、例えば、バーストDの後からデータパターンを書き込む場合、その書込み開始位置について、ヘッド間距離を考慮して設定することができる。この距離Lを考慮して、書込みヘッドHの書込みタイミングを、データ書込み開始の目標位置に合わせることができる。
【0044】
図5の(b)に、所定のデータパターンについての書込み状態を示した。ここで、データパターンの書込みタイミングの求め方を説明する。距離Lについては、前述の式により、書込み基準値Twと読込み基準値Trとの差で求められる。ここで、データパターンの書込み開始の目標位置Tが決められているものとすると、書込みヘッドHの書込み開始位置Twsは、次式で求められる。
【0045】
Tws=T+L
なお、図5の(b)では、所定のデータパターンをバーストDの直後に書き込む場合を示したものであり、目標位置Tに対して、バーストDのデータ長に設定は可能であるが、該データ長に加えて、多少の余裕を持たせてある。
【0046】
以上の様にして、書込みヘッドHと読込みヘッドHとの間に存在するディスク円周方向距離について、所定のデータパターンを書き込む前に、距離測定用データパターンを予め書き込み、書き込まれた距離測定用データパターンの先頭の立ち上がりに関する読込みタイミングを検出することにより、当該磁気ディスク装置に組み込まれている書込みヘッドHと読込みヘッドHとの間にある距離Lを正確に把握できる。そして、書込みヘッドHと読込みヘッドHとの距離Lがヘッド取付け時に管理されてなくとも、書込みヘッドHの書込みタイミングと読込みヘッドHの読込みタイミングとの関係を、算出された距離Lに基づいて規定することができる。そのため、読込みヘッドHから見た書込みタイミングを決定でき、データパターンが書き込まれているべき領域に、所定のデータパターンを書き込むことができる。
【0047】
なお、以上に説明してきた動作処理について、図1に示した磁気ディスク装置のシステム構成におけるリード・ライトチャネル33内の機能を利用しており、ディスク円周方向距離測定用データの書込み及び読込みに関する動作、そして、R/Wディスク円周方向距離に関する測定を実現している。
【0048】
次に、図6乃至図9に示したフローチャートを参照して、R/Wディスク円周方向距離の測定についての具体例を説明する。図6のフローチャートは、R/Wディスク円周方向距離に関する測定処理における測定用データパターンの検出において、バーストDの最後部位置からインクリメントしたタイミングを読込みタイミングとする場合を示しており、また、図8のフローチャートは、バーストDから見て測定用データパターンの先頭位置を超えた所定位置からデクリメントしたタイミングを読込みタイミングとする場合を、そして、図9には、適宜設定した中間値からインクリメントとデクリメントを切り換えて得たタイミングを読込みタイミングとする場合を示している。
【0049】
図6のフローチャートにおいて、先ず、R/Wディスク円周方向距離測定用データの書込みモードが設定される。そして、所定のデータパターンを書き込む前に、最初に書き込まれるR/Wディスク円周方向距離測定用データ、例えば、サーボ・ポストデータ補正用のデータパターンを設定し、さらに、該測定用データを書き込む書込みタイミングを設定する(ステップS1)。この書込みタイミングは、読込みヘッドHの動作タイミングを基準としており、測定用データの書込みによってバーストDのデータが上書きされないように、バーストDの最後端から十分なマージンを持たせたものとする。
【0050】
次いで、ディスク21が所定回転数でドライブし、測定用データを書き込む予定のトラックにヘッド22をオントラックする。そこで、当該トラックの所定セクタ内に、或いは、全セクタ内に、設定した書込みタイミングで測定用データパターンの書込みを開始する(ステップS2)。図7の(a)に、測定用データパターンをセクタ内において書き込んだ状態について、再生信号の波形で示した。
【0051】
ディスク22への測定用データの書込みを終了したとき(ステップS3)、R/Wディスク円周方向距離測定用データの読込みモードに変更される(ステップS4)。
【0052】
そこで、R/Wディスク円周方向距離測定用データパターンの先頭位置を検出するために、読込みヘッドHの読込みタイミングt(x)を設定する(ステップS5)。ここでは、読込みタイミングt(x)は、バーストDデータパターンの最後端の位置を読み込むタイミングから、所定間隔で順次インクリメントされて更新される。
【0053】
測定用データパターンが書き込まれたときの読込みヘッドHの位置は、書込み基準値Twであるので、読込みタイミングがこの書込み基準値Twになるまで、順次インクリメントされる。この様にすると、読取ヘッドHが書込みヘッドHより先行する場合には、測定用データパターンの書込み開始位置は、読込みヘッドHの位置より必ず後側にあることになるので、読込みタイミングを順次インクリメントしていけば、測定用データパターンの書込み開始位置を検出できる。
【0054】
トラック一周において測定用データパターンを書き込んだセクタ毎に、ステップS5で設定された読込みタイミングt(x)で(ステップS6のN)、図4の(b)に示されるように、サーチウインドウWを開く。そして、サーチウインドウWの範囲内に、測定用データパターンの先頭位置にあるシンクマークが有るかどうかをトラック一周分読み込み、検出する(ステップS7)。
【0055】
どのセクタにも、サーチウインドウWでシンクマークを検出できない場合には、トラック一周分の検出読込み数は、カウント0となる。また、そのシンクマークを検出できた場合には、セクタ毎に1をカウントし、トラック一周分の総数を求める(ステップS8)。
【0056】
この場合には、例えば、トラック一周で測定用データパターンを書き込んだセクタが、100個あれば、検出読込み数は、100となる。この100が得られれば、検出に関する合格カウント数とし、これを記憶する。そして、この合格カウント数が得られた読込みタイミングt(x)を記憶しておく(ステップS9)。これで、ステップS5において設定された読込みタイミングt(x)について、トラック一周分に係る検出読込みを終了したので、再び、ステップS5に戻って、読込みタイミングt(x)をインクリメントして、読込みタイミングt(x+1)を読込みタイミングt(x)として更新し、この読込みタイミングt(x)における測定用データパターンに対する検出読込みを行う。
【0057】
書込み基準値Twまでの全読込みタイミングt(x)について、測定用データパターンに対する検出読込みが終了した場合には(ステップS6のY)、ステップS7において取得できた合格カウント数によって、図4の(b)で説明した検出原理に基づき、合格カウント数を示した読込みタイミングt(x)のうちで、最大値を示す読込みタイミングt(x)を読込み基準値Trとする(ステップS10)。
【0058】
この読込み基準値Trが求まることにより、書込み基準値Twは既知となっているので、前述の式、L=Tw−Trによって、R/Wディスク円周方向距離Lが算出でき、磁気ディスク装置単体毎に読込みヘッドHと書込みヘッドHとの距離が測定されたことになる。
【0059】
ここで測定された距離Lに基づき、前述の式、Tws=T+Lに従って、書込み目標位置Tに対する所定のデータパターンの書込み開始位置Twsを決定することができる。その具体例を、図7の(b)に再生信号波形で示した。同図では、バーストDデータパターンに続いて所定のデータパターンを書き込んだ状態が表されている。
【0060】
ここでは、所定のデータパターンとして、測定用データパターンを書き込んでおり、比較のため、最初に書き込まれた測定用データパターンをそのまま残してある。同図からも判るように、無駄な空白領域を無くし、バーストDデータパターンの直近の位置に所定のデータパターンを書き込むことが可能となっている。
【0061】
次に、図8のフローチャートを参照して、バーストDから見て測定用データパターンの先頭位置を超えた所定位置からデクリメントしたタイミングを読込みタイミングとする場合について説明する。ただ、図6に示したR/Wディスク円周方向距離の測定処理のフローと比べて、全体的な処理フローにおいて変わるところはないが、読込みタイミングt(x)の設定の仕方において異なっており、図6におけるステップS5が、図8のフローチャートにおいては、ステップS11に置き換わっている。そのため、ここでは、ステップS11について説明することとし、他のステップは、図6における対応するステップの動作と同様である。
【0062】
R/Wディスク円周方向距離に関する測定処理における測定用データパターンの検出において、図6では、バーストDの最後部位置からインクリメントしたタイミングを読込みタイミングとしたが、図8のフローでは、バーストDから見て測定用データパターンの先頭位置を超えた所定位置からデクリメントしたタイミングを読込みタイミングとした。
【0063】
バーストDの最後部位置からインクリメントして読込みタイミングt(x)を設定するとき、ヘッド間距離に比較して、測定用データパターンを最初に書き込んだ位置とバーストDの最後部位置との距離が大きい場合には、その書込み位置に到達するまでに時間を要することになる。そこで、バーストDの最後部位置からインクリメントするのではなく、書込み基準値Twから所定間隔でデクリメントした読込みタイミングt(x)を設定する。これ以降の処理は、図6の処理と同様である。
【0064】
次に、図9及び図10を参照して、適宜設定した中間値からインクリメントとデクリメントを切り換えて得たタイミングを読込みタイミングとする場合について説明する。ただ、図9には、R/Wディスク円周方向距離の測定処理のフローを示したが、測定用データパターンを最初に書き込む書込みモードから、書き込まれた測定用データパターンの読込みモードに変更するまでのステップについては、図6に示したフローチャートにおけるステップS1乃至S4と同様であるので、説明の都合上、図9のフローチャートではステップS1乃至S4の記載を省略している。
【0065】
ここで、図10に、適宜設定した中間値からインクリメントとデクリメントを切り換えて得たタイミングを読込みタイミングとする場合の概要を示した。中間値Tcとして、バーストDの最後端位置から書込み基準値Twまでの間における適宜の位置を設定する(a)。中間値Tcを読込みタイミングの基準として、所定間隔でインクリメントとデクリメントを交互に繰り返し、各読込みタイミングt(x)を生成し(b〜e)、全読込みタイミングで所定の読込み対象範囲をサーチする。
【0066】
図9の処理フローでは、先ず、R/Wディスク円周方向距離測定用データの読込みモードに変更された後に、読込みタイミングを生成する際に、インクリメントモードとデクリメントモードのいずれの方から始めるかを初期モード設定する(ステップS21)。ここでは、図10に示すように、読込みタイミングをインクリメント方向から始めるようにモード設定するものとする。
【0067】
そこで、読込みタイミング設定に必要な中間値Tcが選択される。例えば、バーストDデータパターンの最後部位置と書込み基準値Twとの中心位置としてもよい。この中間値Tcに対する読込みタイミングt(x)を設定する(ステップS22)。
【0068】
次いで、最初の状態ではインクリメントモードに設定されているので(ステップS23のY)、設定された読込みタイミングt(x)を1だけインクリメントされ、インクリメント側読込みタイミングtp(x+1)を生成し、これを読込みタイミングt(x)とする(ステップS24)。
【0069】
読込みタイミングt(x)が設定された後における測定用データパターンの先頭位置に係る検出読込みの処理は、図6のステップS7乃至S9と同様であり、トラック一周において測定用データパターンを書き込んだセクタ毎に、ステップS5で設定された読込みタイミングt(x)で(ステップS26のN)、サーチウインドウWを開き、サーチウインドウWの範囲内に、測定用データパターンのシンクマークが有るかどうかをトラック一周分読み込み検出する(ステップS27)。
【0070】
測定用データパターンを書き込んだセクタにおいて、シンクマークを検出できた場合には、セクタ毎に1をカウントし、トラック一周分の総数を求める(ステップS28)。
【0071】
トラック一周で測定用データパターンを書き込んだセクタに関して、検出読込み数を得て、検出に関する合格カウント数とし、これを記憶する。そして、この合格カウント数が得られた読込みタイミングt(x)を記憶しておく(ステップS29)。これで、ステップS24において設定された読込みタイミングt(x)について、トラック一周分に係る検出読込みを終了した。
【0072】
これまでの読込みタイミングt(x)は、インクリメント側の読込みタイミングtp(x)であったので(ステップS30のY)、今度は、デクリメント側の読込みタイミングtn(x)を読込みタイミングt(x)とするため、デクリメントモードに変更設定する(ステップS31)。
【0073】
そこで、ステップS22に戻って、生成された読込みタイミングt(x)に基づいて、デクリメントモードに従って(ステップS23のN)、1だけデクリメントしたデクリメント側読込みタイミングtn(x−1)を生成し、これを読込みタイミングt(x)に設定する(ステップS25)。以降のステップS26乃至S29におけるトラック一周に係る検出読込み数のカウント処理は、インクリメント側読込みタイミングの場合と同様である。
【0074】
この様に、ステップS31のデクリメントモード設定とステップS32のインクリメントモード設定とが交互に切り換えられることによって、図10に示したように、インクリメント側読込みタイミングtp(x)とデクリメント側読込みタイミングtn(x)とが交互に繰り返しながら、それぞれ所定間隔を1だけ更新した読込みタイミングt(x)を設定するようにした。
【0075】
そして、バーストDデータパターンの最後端位置から書込み基準値Twまでの範囲に対応する全読込みタイミングについて、検出読込みが終了したとき(ステップS26のY)、図6又は図8のステップS10の処理と同様に、ステップS29において取得できた合格カウント数によって、合格カウント数を示した読込みタイミングt(x)のうちで、最大値を示す読込みタイミングt(x)を読込み基準値Trとする(ステップS33)。
【0076】
この読込み基準値Trが求まることにより、前述の式、L=Tw−Trによって、R/Wディスク円周方向距離Lが算出でき、磁気ディスク装置単体毎に読込みヘッドHと書込みヘッドHとの距離が測定される。そして、測定された距離Lに基づき、前述の式、Tws=T+Lに従って、書込み目標位置Tに対する所定のデータパターンの書込み開始位置Twsを決定することができる。
【0077】
以上の様に、本実施形態の磁気ディスクシステムにすることにより、磁気ディスク装置単体で読込みヘッドと書込みヘッドとのディスク円周方向の距離又は時間的ズレを測定することができるので、データの書込みタイミングを正確に設定でき、ディスクのフォーマット効率を上げることができる。
【0078】
読込みヘッドと書込みヘッドとのディスク円周方向距離の測定にあたっては、測定用データパターンを適宜の位置に予め書き込んだ後、該測定用データパターンに対する読込みタイミングを前、又は後に順次ずらして、測定データパターンの書込み開始位置を検出するようにしたので、広範囲のタイミングで測定でき、測定誤差を避けることができた。
【0079】
ディスク円周方向距離の測定の基準位置を、サーボ情報内のサーボマークとしているので、測定用データパターンを書き込むとき、サーボタイミングに同期させることができ、サーボマークを基準にして正確に書き込める。
【0080】
そして、測定用データパターンをサーボ情報の最後端部から十分にマージンを持たせて書き込むようにし、リカバリクロックのズレが少ない時間的に近い領域を使用することにより、測定用データパターンを誤ってサーボ情報を上書きして書き込むことがない。また、ヘッド間距離測定を行うタイミングは、データを書き込む以前に行うようにすると、データ部に書き込まれている情報を消すことがない。
【0081】
測定用データパターンの書込みデータを、サーボ書込み周波数と同じ周波数とすることにより、サーボ機能の一部を測定機能に使用する場合には、読込みをし易くすることができ、或いは、測定用データパターンの書込みデータを、データ書込み周波数と同じ周波数とすることにより、より分解能を高くすることができる。
【0082】
また、アームがディスクの半径方向に移動してオントラックしたとき、ディスクの外周部と内周部とでは、該当トラックの円周方向のヘッド間距離が異なるところから、ヘッド間距離測定を全トラックについて行うことにより、半径方向での測定誤差を無くすことができ、距離測定の精度が良くなる。或いは、予め測定するディスク上の半径方向位置を複数箇所選定しておき、当該箇所の測定値に基づいて、測定されなかった箇所に対して補間処理を行うことにより、測定箇所を少なくでき、測定時間を短縮することができる。
【0083】
ディスク上の半径方向位置を複数箇所選択する際に、半径方向に等間隔とすることにより、補間処理の演算を簡単化することもできる。一方、ディスクの円周方向において、円周方向のヘッド間距離間隔が、大きく広がる領域については、半径方向に測定箇所を多くしていくと、測定箇所をさらに少なくでき、精度向上を図ることができる。
【0084】
ヘッド間距離の測定位置をデータのR/W復調パラメータを変更する箇所と同数とすることにより、データ部で使用する場合に好都合である。
【0085】
ヘッド間距離の測定位置の前後にある数シリンダについても、ヘッド間距離の測定を行い、数シリンダの測定結果に基づいて平均値を求めてその測定位置のヘッド間距離とすることにより、測定対象となったセクタに異常があっても、測定ミスを防止することができる。
【0086】
ヘッド間距離を測定する際に、各セクタ内における測定用データパターンの書込みタイミングを、トラック一周全てのセクタにおいて同じとして、測定用データパターンを読み込むとき、一周全て読み込める領域端をヘッド間距離とすると、少しでも読めなかった場合には、不合格となり、ヘッド間距離を短くとられ、ディスクの回転変動を加味したものとなる。
【0087】
また、各セクタ内における測定用データパターンの書込みタイミングを、トラック一周全てのセクタにおいて同じとし、測定用データパターンを読み込むときには、一周のうち、ある一定割合以上で読み込める領域端をヘッド間距離とすると、多少読めなくとも、合格となり、ヘッド間距離を比較的長くとられる。このとき、ディスクの回転変動のバラツキを無視したものとなる。
【0088】
さらに、測定用データパターンの書込みを一周のうちの一部のセクタに同じタイミングで行い、書き込んだセクタについて読み込める領域端をヘッド間距離とすることにより、セクタ毎のバラツキなどには対応できないが、測定時間の短縮化が可能である。
【0089】
ヘッド間距離の測定タイミングは、ディスクのデータ領域にデータを書き込む度に毎回行うようにすることもできるが、電源ON時に行うようにしてもよい。これらの場合には、精度を向上できるが、時間を要するため、ヘッド間距離の測定を、磁気ディスク装置の製造工程内で行うようにして、出荷後には測定しないようにすることもできる。
【0090】
また、ヘッド間距離を磁気ディスクシステム内で測定した結果について、装置に内蔵するメモリに記憶しておくこともでき、或いは、本ディスクの所定領域に書き込んでおくこともできる。これらのヘッド間距離の測定結果をデータ書込みの際に読み出して、データ書込み位置の決定に利用することができる。さらに、装置の電源ON時に記憶された測定結果を読み出すようにすることもできる。
(付記1)
距離を置いて並置された書込みヘッドと読込みヘッドにより、回転する磁気ディスクにデータを書き込み、又は該ディスクからデータを読み込むことができる磁気ディスクシステムであって、
前記ディスクのトラック円周方向における前記距離を測定するヘッド間距離測定手段を有する磁気ディスクシステム。
(付記2)
前記ヘッド間距離測定手段は、前記データが前記書込みヘッドによって書き込まれたときの前記読込みヘッドの位置情報と、前記データを読み込んだときの前記読込みヘッドの位置情報とに基づいて前記距離を算出することを特徴とする付記1に記載の磁気ディスクシステム。
(付記3)
前記書込みヘッドは、セクタにおいてサーボ情報と離れた位置に距離測定用データを書き込み、
前記ヘッド間距離測定手段は、前記距離測定用データに係る前記位置情報に基づいて前記距離を算出することを特徴とする付記1又は2に記載の磁気ディスクシステム。
(付記4)
前記距離測定用データは、前記トラック中の全セクタに各々同じタイミングで書き込まれ、該セクタにおいて前記距離を測定することを特徴とする付記3に記載の磁気ディスクシステム。
(付記5)
前記距離測定用データは、前記トラック中の選択された複数のセクタに各々同じタイミングで書き込まれ、該セクタにおいて前記距離を測定することを特徴とする付記3に記載の磁気ディスクシステム。
(付記6)
前記距離測定用データは、前記ディスクの全トラック中のセクタに各々同じタイミングで書き込まれ、該セクタにおいて前記距離を測定することを特徴とする付記4又は5に記載の磁気ディスクシステム。
(付記7)
前記距離測定用データは、前記ディスクの選択された複数のトラック中のセクタに各々同じタイミングで書き込まれ、該セクタにおいて前記距離を測定することを特徴とする付記4又は5に記載の磁気ディスクシステム。
(付記8)
前記距離測定用データが書き込まれるセクタは、前記ディスクの半径方向において、前記距離が広がる領域に従って多くなることを特徴とする付記3に記載の磁気ディスクシステム。
(付記9)
前記距離測定用データは、前記サーボ情報を基準とした所定の位置に書き込まれることを特徴とする付記3乃至8のいずれかに記載の磁気ディスクシステム。
(付記10)
前記距離測定用データは、前記サーボ情報の書込み周波数で書き込まれることを特徴とする付記9に記載の磁気ディスクシステム。
(付記11)
前記距離測定用データは、前記ディスクのデータ領域に書き込まれるデータの書込み周波数で書き込まれることを特徴とする付記9に記載の磁気ディスクシステム。
(付記12)
前記ヘッド間距離測定手段は、書き込まれた前記距離測定用データを読み込んだときの前記読込みヘッドの位置情報を取得して前記距離を算出することを特徴とする付記3乃至11のいずれかに記載の磁気ディスクシステム。
(付記13)
前記読込みヘッドの前記位置情報は、前記サーボ情報を基準にして検出されることを特徴とする付記12に記載の磁気ディスクシステム。
(付記14)
前記読込みヘッドの前記位置情報は、前記読込みヘッドの読込みタイミングを、前記サーボ情報を基準にした所定位置から順次インクリメントされて検出されることを特徴とする付記13に記載の磁気ディスクシステム。
(付記15)
前記読込みヘッドの前記位置情報は、前記読込みヘッドの読込みタイミングを、前記サーボ情報を基準にした所定位置から順次デクリメントされて検出されることを特徴とする付記13に記載の磁気ディスクシステム。
(付記16)
前記読込みヘッドの前記位置情報は、前記読込みヘッドの読込みタイミングを、前記サーボ情報を基準にした所定位置を中心にしてインクリメントとデクリメントとを交互に繰り返しながら順次更新して検出されることを特徴とする付記13に記載の磁気ディスクシステム。
(付記17)
前記読込みヘッドの前記位置情報は、前記読込みヘッドの読込みタイミングで開かれるサーチウインドウに前記距離測定用データの端位置が含まれることによって検出されることを特徴とする付記13乃至16のいずれかに記載の磁気ディスクシステム。
(付記18)
前記読込みヘッドの前記位置情報は、前記端位置が含まれた複数の前記サーチウインドウに対応する複数の前記読込みタイミングのうちで、最大値のものとされることを特徴とする付記17に記載の磁気ディスクシステム。
(付記19)
前記読込みヘッドは、前記距離測定用データが書き込まれた複数の前記セクタに対して同じタイミングで読込み動作をすることを特徴とする付記13乃至18のいずれかに記載の磁気ディスクシステム。
(付記20)
前記ディスクの半径方向において前記距離を測定する複数の個所が選択され、測定されない他の個所に係る前記距離ついて、前記個所に対応して測定された前記距離に基づいて補間処理することにより求められることを特徴とする付記1乃至3のいずれかに記載の磁気ディスクシステム。
(付記21)
前記ディスクの半径方向において、前記距離を測定する複数の個所が等間隔で選択されることを特徴とする付記20に記載の磁気ディスクシステム。
(付記22)
前記ヘッド間距離測定手段によって測定された距離情報が記憶されることを特徴とする付記1乃至21のいずれかに記載の磁気ディスクシステム。
(付記23)
前記距離情報がシステム内蔵のメモリに記憶されることを特徴とする付記22に記載の磁気ディスクシステム。
(付記24)
前記距離情報が前記ディスクの領域に書き込まれることを特徴とする付記22に記載の磁気ディスクシステム。
(付記25)
前記距離情報は、システム電源がオンされたときに測定され記憶されることを特徴とする付記22乃至24のいずれかに記載の磁気ディスクシステム。
(付記26)
前記距離情報は、システム電源がオンされたときに読み出されることを特徴とする付記22乃至25のいずれかに記載の磁気ディスクシステム。
(付記27)
前記ディスクへのデータ書込みにおいて、前記書込みヘッドの書込みタイミングは、前記データ書込みの位置に前記距離情報が加算されて決定されることを特徴とする付記22乃至26のいずれかに記載の磁気ディスクシステム。
【0091】
【発明の効果】
以上の様に、本発明の磁気ディスクシステムによれば、書込みヘッドと読込みヘッドとの間に存在するディスク円周方向距離について、所定のデータパターンを書き込む前に、距離測定用データパターンを予め書き込み、書き込まれた距離測定用データパターンの先頭の立ち上がりに関する読込みタイミングを検出するようにしたので、当該磁気ディスク装置に組み込まれている書込みヘッドと読込みヘッドとの間にある距離を正確に把握できる。
【0092】
そして、書込みヘッドと読込みヘッドとの距離がヘッド取付け時に管理されてなくとも、書込みヘッドの書込みタイミングと読込みヘッドの読込みタイミングとの関係を、算出された距離に基づいて規定することができる。そのため、読込みヘッドから見た書込みタイミングを決定でき、データパターンが書き込まれているべき領域に、所定のデータパターンを書き込むことができ、ディスクのフォーマット効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】磁気ディスクシステムの概略ブロック構成を示す図である。
【図2】磁気ディスクに書き込まれているサーボ情報の再生信号波形を示す図である。
【図3】R/Wディスク円周方向距離測定用データに対する書込み状態と読込み状態を説明する図である。
【図4】R/Wディスク円周方向距離測定用データに対する読込み基準値を検出する動作を説明する図である。
【図5】読込み基準値から求めたR/Wヘッド間距離を考慮した書込みタイミングでR/Wディスク円周方向距離測定用データを書き込んだ概要を説明する図である。
【図6】R/Wヘッド間距離の測定動作を説明するフローチャートである。
【図7】R/Wヘッド間距離を考慮した書込みタイミングでR/Wディスク円周方向距離測定用データを書き込んだ場合を説明する波形図である。
【図8】R/Wヘッド間距離を測定する他の動作を説明するフローチャートである。
【図9】R/Wヘッド間距離を測定する別の動作を説明するフローチャートである。
【図10】図9の測定動作におけるタイミング設定の仕方について説明する図である。
【符号の説明】
1…磁気ディスクシステム
2…ディスクエンクロージャ部分
21…ディスク
22…ヘッド
23…スピンドルモー
24…ボイスコイルモータ
25…ヘッドIC
3…プリント基板アセンブリ部分
31…MPU
32…ハードディスクコントローラ部
33…リード・ライトチャネル部
34…サーボコントローラ部
35、36…ドライバ
37…フラッシュROM
38…RAM
4…上位システム

Claims (5)

  1. 距離を置いて並置された書込みヘッドと読込みヘッドにより、回転する磁気ディスクにデータを書き込み、又は該ディスクからデータを読み込むことができる磁気ディスクドライブシステムであって、
    前記データが前記書込みヘッドで書き込まれた時点における前記読込みヘッドの位置と、前記データが前記読込みヘッドで読み込まれた時点における該読込みヘッドの位置とを検出する検出手段と、
    前記検出手段で検出された前記各位置に基づいて磁気ディスクのトラック円周方向のヘッド間距離を算出するヘッド間距離測定手段と、を有する磁気ディスクドライブシステム。
  2. 前記ヘッド間距離測定手段は、前記データが前記書込みヘッドによって書き込まれたときの前記読込みヘッドの前記位置と、前記データを読み込んだときの前記読込みヘッドの前記位置との差により、前記ヘッド間距離を算出することを特徴とする請求項1に記載の磁気ディスクドライブシステム。
  3. 前記書込みヘッドは、前記磁気ディスクのセクタにおいてサーボ情報と離れた位置に距離測定用データを書き込み、
    前記ヘッド間距離測定手段は、前記距離測定用データが前記書込みヘッドによって書き込まれたときの前記読込みヘッドの前記位置と、前記データを読み込んだときの前記読込みヘッドの前記位置との差により、前記ヘッド間距離を算出することを特徴とする請求項1又は2に記載の磁気ディスクドライブシステム。
  4. 前記ヘッド間距離測定手段は、書き込まれた前記距離測定用データを読み込んだときの前記読込みヘッドの位置情報を取得して前記ヘッド間距離を算出することを特徴とする請求項3に記載の磁気ディスクドライブシステム。
  5. ユーザによる前記磁気ディスクへのデータ書込みにおいて、前記書込みヘッドの書込みタイミングは、前記データ書込みの位置に前記ヘッド間距離が加算されて決定されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の磁気ディスクドライブシステム。
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